JP6025890B2 - ドッキング装置及び情報機器システム - Google Patents

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本発明は、携帯用情報機器を着脱可能なドッキング装置及び該ドッキング装置を備える情報機器システムに関する。
可搬性を考慮して軽量コンパクトに構成された携帯用情報機器では、その機能も制限されている場合が多い。例えば、ノートブック型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)においても機能を制限することで軽量化や薄型化を図る場合がある。こうしたノート型PCに対しては、機能を拡張する専用の装置としてドッキング装置が提供されている。ドッキング装置は、ノート型PCにコネクタ接続され、その機能を拡張するものである。
例えば特許文献1で開示されたドッキング装置の機器載置部には、ノート型PCの底面に形成された接続端子及び係合穴に係合するコネクタ及び係合レバーが突設されている。これにより、機器載置部にノート型PCが載置され、コネクタが接続された場合にノート型PCの係合穴に係合レバーが係合し、ノート型PCの意図しない離脱が阻止される。また、鍵を用いてロック操作を行うことにより、ノート型PCがドッキング装置にロックされ、両者の盗難防止性能が発揮される。
特開2010−257202号公報
ところで、近年、ディスプレイを360度反転可能に構成することにより、通常のノート型PCとして或いはタブレット型PCとして利用可能なコンバーチブル型PCが提案されている。このようなコンバーチブル型PCや一層の薄型化を図ったノート型PC等の携帯用情報機器では、その底面に接続端子や係合穴を設けることが難しい。そこで、この種の携帯用情報機器では、その側面に接続端子を設け、この側面の接続端子に対し、外付けの拡張機器をケーブル接続することが行われている。
ところが、拡張機器をケーブル接続する構成では、拡張機器及び携帯用情報機器の盗難防止機能は搭載されていない。また、ユーザは携帯用情報機器の接続端子の位置を視認で確かめてからケーブル先端のコネクタを接続する必要があって手間がかかり、機器載置部に携帯用情報機器を載置することで位置決めできる従来のドッキング装置と比べると利便性が低い。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、側面に接続端子が設けられた携帯用情報機器に対しても容易にコネクタ接続を行うことができ、しかも盗難防止性能を向上することができるドッキング装置及び該ドッキング装置を備える情報機器システムを提供することを目的とする。
本発明に係るドッキング装置は、携帯用情報機器を載置する機器載置部を備えたドッキング装置であって、前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に設けられた接続端子に対して進退することで接続可能なコネクタと、前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に設けられた係合穴に対して進退することで係合可能なロックピンとを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、機器載置部に携帯用情報機器を載置した後、コネクタ及びロックピンを進動させるだけで携帯用情報機器をドッキング装置に装着して使用することができる。このため、側面に接続端子が設けられた携帯用情報機器に対しても容易にコネクタ接続を行うことができる。
前記機器載置部の側部から起立し、前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に対面する壁部を有した操作機構部を備え、前記操作機構部には、前記壁部から前記コネクタ及び前記ロックピンを進退させる進退機構を設けた構成であってもよい。そうすると、壁部に携帯用情報機器の側面を位置決めした状態で進退機構によってコネクタを進動させるだけでコネクタ接続を行うことができ、当該ドッキング装置への携帯用情報機器の装着作業を一層容易に且つ正確に行うことができる。
前記操作機構部には、前記進退機構によって前記壁部から進動して前記係合穴に挿入されたロックピンを前記係合穴に対して係合させるロック機構が設けられた構成であってもよい。そうすると、装着した携帯用情報機器の意図しない脱落や盗難を防止することができる。
前記ロック機構は、鍵によるロック動作によって前記ロックピンを前記係合穴に対して係合させると同時にロック可能であるとよい。そうすると、鍵によるロック動作によってロックピンを係合穴に対して係合させると同時にロック可能であるため、簡単な操作で装着した携帯用情報機器の意図しない脱落や盗難を防止することができる。
前記ロックピンは、前記コネクタの一側部又は両側部に設けられており、前記進退機構は、前記コネクタ及び前記ロックピンを前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に設けられた接続端子及び係合穴に対して進動させる場合に、前記ロックピンが前記係合穴に挿入されるまでの間は前記コネクタ及び前記ロックピンを同時に又は前記ロックピンのみを進動させ、前記ロックピンが前記係合穴に挿入された後は前記ロックピンの進動を停止させると共に前記コネクタのみを進動させて前記コネクタを前記接続端子に接続させる動作切換構造を有する構成であってもよい。そうすると、必ず先にロックピンが携帯用情報機器の係合穴に挿入されて位置決めがなされた状態で、コネクタを進動させて接続端子に接続させることができる。このため、コネクタのより確実な接続が可能となり、位置決め不良によるコネクタや接続端子の破損も防止できる。
前記動作切換構造は、前記コネクタ及び前記ロックピンを進退させる進退ベースと、該進退ベースの進退位置に応じて該進退ベースと前記ロックピンとの連結状態を解除する連結解除部とを有する構成であってもよい。
前記コネクタは、前記進退機構による進退方向と交差する方向に移動可能な状態で前記操作機構部に支持されていると、携帯用情報機器の仕様によって接続端子を設けた側面に傾斜がある場合等であってもコネクタを柔軟に且つ確実に接続端子に接続することができる。
また、本発明に係る情報機器システムは、上記構成のドッキング装置と、前記携帯用情報機器とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、機器載置部に携帯用情報機器を載置した後、コネクタ及びロックピンを進動させるだけで携帯用情報機器をドッキング装置に装着して使用することができる。このため、側面に接続端子が設けられた携帯用情報機器に対しても容易にコネクタ接続を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るドッキング装置と携帯用情報機器とを分離させた状態での分解斜視図である。 図2は、ドッキング装置に携帯用情報機器を装着した状態での斜視図である。 図3は、携帯用情報機器の側面図である。 図4は、操作機構部の内部構造を示す分解斜視図である。 図5は、操作機構部に設けられるロック機構のアンロック状態での構成を示す斜視図であり、図5(A)は、斜め前方上部から見た斜視図であり、図5(B)は、斜め後方下部から見た斜視図である。 図6は、操作機構部に設けられるロック機構のロック状態での構成を示す斜視図であり、図6(A)は、斜め前方上部から見た斜視図であり、図6(B)は、斜め後方下部から見た斜視図である。 図7は、ドッキング装置に携帯用情報機器を装着する際の進退機構によるコネクタ及びロックピンの進退動作の初期状態を示す図であり、図7(A)は、操作機構部を左側から見た斜視図であり、図7(B)は、操作機構部を右側から見た斜視図である。 図8は、図7に示す状態から操作レバーを操作した状態を示す図であり、図8(A)は、操作機構部を左側から見た斜視図であり、図8(B)は、操作機構部を右側から見た斜視図である。 図9は、図8に示す状態から操作レバーをさらに操作した状態を示す図であり、図9(A)は、操作機構部を左側から見た斜視図であり、図9(B)は、操作機構部を右側から見た斜視図である。 図10は、操作レバーと摺動部材の動作を示す図であり、図10(A)は、初期状態を示す図であり、図10(B)は、図10(A)に示す状態から操作レバーを操作した状態を示す図であり、図10(C)は、図10(B)に示す状態から操作レバーをさらに操作した状態を示す図である。 図11は、摺動部材とロックピンの関係を示す図であり、図11(A)は、初期状態を示す図であり、図11(B)は、図11(A)に示す状態から操作レバーを操作した状態を示す図であり、図11(C)は、図11(B)に示す状態から操作レバーをさらに操作した状態を示す図である。 図12は、ロックピンと係合穴のロック動作を示す拡大図であり、図12(A)は、ロックピンを係合穴に挿入した状態を示す図であり、図12(B)は、図12(A)に示す状態からロックピンをロック動作させて係合穴に係合させた状態を示す図である。
以下、本発明に係るドッキング装置について、この装置に着脱される携帯用情報機器との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るドッキング装置10と携帯用情報機器12とを分離させた状態での分解斜視図であり、図2は、ドッキング装置10に携帯用情報機器12を装着した状態での斜視図である。また、図3は、携帯用情報機器12の側面図である。
本実施形態に係るドッキング装置10は、例えばノート型PCである携帯用情報機器12を着脱可能である。ドッキング装置10は、装着された携帯用情報機器12を複数の周辺機器やネットワークに接続させる等、その機能を拡張するものであり、ドッキング装置10と携帯用情報機器12によって本実施形態に係る情報機器システムが構築される。ドッキング装置10は、ノート型PC以外の携帯用情報機器の拡張用として使用することもでき、例えば携帯電話、スマートフォン又は電子手帳等の機能拡張用として用いてもよい。
以下、図2に示すようにドッキング装置10に携帯用情報機器12を搭載した状態を基準とし、図2における手前側を前側(前方)、奥側を後側(後方)、ドッキング装置10の厚み方向を上下方向、幅方向を左右方向と呼んで説明する。
図3に示すように、ドッキング装置10への接続対象の一例としての携帯用情報機器12は、本体筐体16に対してディスプレイ筐体18をヒンジ20によって開閉可能に連結した構成のノート型PCである。携帯用情報機器12は、本体筐体16の上面にキーボード22が設けられ、ディスプレイ筐体18の下面に液晶ディスプレイ等の表示装置24が設けられている。
本体筐体16の左側面(側面16a)には、接続端子26と、接続端子26の両側部に配置された一対の係合穴28,28とが設けられている。
接続端子26には、ドッキング装置10のコネクタ30(図1参照)を接続可能であると共に、ケーブルの先端にコネクタを設けたケーブル接続型のドッキング装置(図示せず)のコネクタも接続可能である。つまり携帯用情報機器12は、図1及び図2に示すようなドッキング装置10以外にも、ケーブル接続型のドッキング装置による機能拡張にも対応している。
一対の係合穴28,28には、ドッキング装置10の一対のロックピン32,32(図1参照)を係合可能である。コネクタ30を接続端子26に接続することにより、ドッキング装置10に設けた各種拡張機能を携帯用情報機器12で使用することが可能となる。ロックピン32が係合穴28に係合されることにより、ドッキング装置10と携帯用情報機器12を機械的に連結し、その分離が防止される。係合穴28及びロックピン32は、それぞれ一対設けた2組の構成でなくてもよく、例えばそれぞれ1つ設けた1組の構成であってもよい。
図1及び図2に示すように、ドッキング装置10は、携帯用情報機器12の本体筐体16を載置させた状態で用いられるものであり、合成樹脂材によって成形した装置筐体34に機器載置部36及び操作機構部38を設けて構成されている。
機器載置部36は、携帯用情報機器12の後側略半分の部分を載置することのできる大きさの上面を有した薄い箱体である。機器載置部36は、前側から後側に向かうに従って漸次高さ寸法が大きくなるように傾斜し、携帯用情報機器12の下面が着地する載置台36aと、載置台36aの後側で一段低く形成され、携帯用情報機器12の後方下面から図示しないバッテリ等が突出している場合に、該バッテリ等を避けるための逃げ面36bとを備える。載置台36a及び逃げ面36bの上面には、携帯用情報機器12の下面に設けられた図示しない位置決め穴に挿入されるガイドポスト37や携帯用情報機器12の下面を受け止めるクッション部材39が設けられている。
操作機構部38は、機器載置部36よりも大きな高さ寸法を有した直方体状の箱体であり、機器載置部36の側方且つ後側となる位置に設けてある。操作機構部38は、機器載置部36の側部から起立し、機器載置部36に載置された携帯用情報機器12の側面16aに対面する側壁部(壁部)38aを有する。コネクタ30及びロックピン32は、側壁部38aから携帯用情報機器12の側面16aに向かって進退可能に設けられている。操作機構部38の上壁部38bの上面には、コネクタ30及びロックピン32を側壁部38aから進退移動させるための操作レバー40が設けられている。また、側壁部38aの後端部には、位置決め部材42が設けられている。位置決め部材42は、機器載置部36に携帯用情報機器12を載置する際にその後端面を位置決めするためのものである(図2参照)。
図4は、操作機構部38の内部構造を示す分解斜視図である。
図4に示すように、操作機構部38は、機器載置部36と共通のベースカバー44上に配設されており、コネクタ30及びロックピン32を進退させるための進退機構46を備える。
進退機構46は、ベースカバー44の上面で左右方向に進退可能に設けられた進退ベース48を有する。進退ベース48は、合成樹脂等で成形された部品であり、コネクタ30及びロックピン32を支持している。進退ベース48は、その上端及び下端から突出したガイドピン50が操作機構部38の上壁部38bの下面及びベースカバー44に取り付けられたガイドレール52に係合して左右方向に摺動可能にガイドされることで左右方向に進退する。
進退ベース48は、前後方向に沿ったベースプレート54と、ベースプレート54の裏面(図4中で左側面)に設けられた前後一対の摺動部材56,56とを有する。ベースプレート54の表面(図4中で右側面)には、コネクタ30及びロックピン32が突出するように設けられている。コネクタ30は、基板30aを介してベースプレート54に取り付けられている。各摺動部材56は、ベースプレート54の裏面側で上方に向かって突出するように上下動可能に弾性付勢され、操作機構部38の上壁部38bの下面に設けられた摺動面57に摺接可能である(図7(A)及び図10参照)。また、各摺動部材56は、各ロックピン32の軸状部に形成された切欠部32eに係合可能な係合片56aをそれぞれ有する(図11参照)。
各ロックピン32は、先端に設けられたT字状のロック棒32aと、ロック棒32aの基端側で外周面から外径方向に突出した受圧アーム32bと、受圧アーム32bの基端側に並ぶように設けられ、受圧アーム32bと異なる位相で外径方向に突出した当接アーム32cとを備える。各ロックピン32は、当接アーム32cより基端側の軸状部分にコイルばね58が外挿されると共に、その基端側がベースプレート54に形成された孔部を挿通している。コイルばね58が当接アーム32cとベースプレート54の表面との間に介在することで、ロックピン32はベースプレート54の表面に対し、右方向(進動方向)に弾性付勢されている。なお、ロックピン32の基端面にはストッパ32dが取り付けられており(図7(A)参照)、ロックピン32はベースプレート54から抜け止めされている。
このような進退ベース48は、ベースプレート54の中央上端部から上方に突出した凸状片48aが、操作機構部38の上壁部38bに設けられた孔部を通して操作レバー40の下面側の嵌合穴40aに嵌合される。また、凸状片48aの中央には左右方向の貫通孔48bが形成されている。この貫通孔48bには、軸ブラケット59の左右方向に延びた軸部材59aが挿通される。軸ブラケット59は、操作機構部38の上壁部38bの下面に固定され、貫通孔48bを挿通した軸部材59aの先端が操作機構部38の側壁部38aの反対側の側壁部38cに設けられた嵌合穴38dに嵌合支持される。その結果、進退ベース48は、操作レバー40と一体的に左右方向に移動可能であると同時に、軸部材59aを回動中心として前後方向に振り子状に揺動可能である。
図5及び図6は、操作機構部38に設けられるロック機構60の構成を示す斜視図であり、図5はアンロック状態を示し、図6はロック状態を示す。
ロック機構60は、操作機構部38の筐体内に収容され、進退機構46によって側壁部38aから進動して携帯用情報機器12の係合穴28に挿入されたロックピン32を回転させ、係合穴28に対して係合させるものである。
図5(A)〜図6(B)に示すように、ロック機構60は、鍵62を挿入してロック動作及びアンロック動作が可能なキーシリンダ64と、キーシリンダ64に挿入した鍵62のロック動作及びアンロック動作に連動して前後方向に移動するロックプレート66とを備える。
キーシリンダ64は、操作機構部38の側壁部38cに形成された孔部38e(図4参照)に配設され、鍵穴64aが操作機構部38の外部に露出するように設けられる。鍵62は、例えば図示しないケーブルが連結されたケーブル式ロックキーである。
ロックプレート66は、その後端側に設けられ、キーシリンダ64から突出した駆動ピン64bが挿入される受け凹部66aと、その略中央に設けられ、操作レバー40によって進動位置に配置された一方のロックピン32の受圧アーム32bが挿入される駆動凹部66bと、その前端側に設けられて後方に向かって突出し、進動位置に配置された他方のロックピン32の受圧アーム32bと対向配置される駆動凸部66cとを有する。
このようなロック機構60では、図5(A)及び図5(B)に示すアンロック状態から鍵穴64aに鍵62を挿し込み、所定のロック方向(例えば、図5(B)中で時計回り方向)に回動させるとロック動作が行われる。そうすると、鍵62のロック動作に応じて駆動ピン64bが後方に移動して受け凹部66aを後方へと押圧し、ロックプレート66を後方へとスライドさせ、駆動凹部66b及び駆動凸部66cがそれぞれロックピン32の受圧アーム32bを後方へと押圧し、ロックピン32を軸周りにロック方向(図6(A)中で反時計回り方向)へと回転させる。その結果、ロックピン32の先端のロック棒32aが例えば90度回転し、図6(A)及び図6(B)に示すロック状態となる。すなわち、ロック棒32aは携帯用情報機器12の係合穴28内で90度回転して十字形状となるため、回転したロック棒32aが側面16aの内壁面に引っ掛かることで係合穴28に係合して抜け止めがなされ(図12(B)参照)、ドッキング装置10と携帯用情報機器12とが分離不能に連結される。
次に、ドッキング装置10と携帯用情報機器12の装着動作について説明する。
図7〜図9は、ドッキング装置10に携帯用情報機器12を装着する際の進退機構46によるコネクタ30及びロックピン32の進退動作を説明する動作図であり、図7は、コネクタ30及びロックピン32が退避位置にある初期状態を示す斜視図であり、図8は、図7に示す状態からコネクタ30及びロックピン32を進動させた状態を示す斜視図であり、図9は、図8に示す状態からコネクタ30のみをさらに進動させた状態を示す斜視図である。なお、図7〜図9では、コネクタ30及びロックピン32の動作を明示し、図面の見易さを確保するために携帯用情報機器12等の図示を省略している。また、図10は、操作レバー40と摺動部材56の動作を示す動作図であり、図11は、摺動部材56とロックピン32の関係を示す動作図である。
ドッキング装置10に携帯用情報機器12を装着する前の状態(初期状態)では、操作レバー40は上壁部38b上で最も左側に後退した初期位置にある(図7(A)及び図7(B)参照)。この状態では、進退ベース48も最も左側に後退した初期位置にあり、コネクタ30及びロックピン32は側壁部38aに形成された孔部70,72にそれぞれ埋没した位置にある(図7(B)参照)。
また、摺動部材56は上壁部38bの摺動面57の最も左側且つ上方の平坦面57aに位置しており(図10(A)参照)、その係合片56aがロックピン32の軸状部に形成された切欠部32eに係合している(図11(A)参照)。従って、ロックピン32は摺動部材56と共に左右方向に一体的に進退可能となっている。
この初期状態から機器載置部36に携帯用情報機器12を装着する際には、先ず、図1及び図2に示すように携帯用情報機器12の後端角部を位置決め部材42に当てて機器載置部36上に位置決め載置する。そうすると、携帯用情報機器12の接続端子26及び係合穴28が設けられた側面16aが操作機構部38の側壁部38aに対面配置される。
そこで、操作レバー40を右側へと押圧操作すると、操作レバー40の移動に伴って進退ベース48が右側へと進動し、コネクタ30及びロックピン32が側壁部38aの孔部70,72から突出する(図8(A)、図8(B)及び図10(B)参照)。この際、摺動部材56が上壁部38bの摺動面57に形成された進動方向で下方に傾斜した傾斜面57bを摺接することで、摺動部材56は進退ベース48によって右側に進動しつつ下方へと移動する。
そして、摺動部材56が傾斜面57bを通過し、摺動面57の最も右側且つ下方の平坦面57cに進入すると(図8(A)、図8(B)及び図10(B)参照)、下降した摺動部材56の係合片56aがロックピン32の切欠部32eから完全に離脱した状態となる(図11(B)参照)。これにより、進退ベース48とロックピン32との間の連結状態が解除される。つまり、コネクタ30及びロックピン32を進退させる進退ベース48と、進退ベース48の進退位置に応じて該進退ベース48とロックピン32との連結状態を解除する連結解除部(係合片56a及び切欠部32e)が、コネクタ30とロックピン32の動作状態を切り換える動作切換構造を構成する。
またこの状態では、ロックピン32の先端のロック棒32aが携帯用情報機器12の係合穴28に完全に挿入され(図5(A)及び図12(A)参照)、受圧アーム32bがロック機構60の駆動凹部66b及び駆動凸部66cに対応した位置となる。一方、コネクタ30の携帯用情報機器12の接続端子26への接続は完了していない。
そこで、さらに操作レバー40を右側へと押圧操作すると、操作レバー40の移動に伴って進退ベース48が右側へと進動してコネクタ30がさらに進動し、コネクタ30の携帯用情報機器12の接続端子26への接続が完了する(図9(A)、図9(B)、図10(C)及び図11(C)参照)。この際、進退ベース48は軸部材59aを回動中心として前後方向に振り子状に揺動可能となっている。このため、先ず、ロックピン32が係合穴28に挿入されることでコネクタ30と携帯用情報機器12の接続端子26との間がある程度位置決めされた状態となる。しかも、その後コネクタ30のみが進動する際には、コネクタ30が軸部材59aを回動中心として揺動しながら接続端子26に接続されるため、携帯用情報機器12の仕様によって接続端子26を設けた側面16aに傾斜がある場合等であってもコネクタ30を柔軟に且つ確実に接続端子26に接続することができる。一方、ロックピン32は受圧アーム32bが操作機構部38の側壁部38aの内面に当たってそれ以上の進動が阻止された状態でコイルばね58のみが圧縮され、その場に留まっている(図10(C)参照)。
続いて、鍵62を鍵穴64aに挿し込んでロック方向に回動させることで、図6(A)、図6(B)及び図12(B)に示すようにロック棒32aが90度回転して係合穴28に係合するロック動作が行われる。これにより、ドッキング装置10への携帯用情報機器12の装着動作が完了する。
一方、ドッキング装置10に装着された携帯用情報機器12を取り外す際には、上記装着動作と逆手順を実行すればよく、先ず、鍵62を鍵穴64aに挿し込んでロック方向と逆のアンロック方向に回動させる。次に、操作レバー40を左側へと押圧操作することで、コネクタ30及びロックピン32が退動するため、携帯用情報機器12を機器載置部36から持ち上げるだけで取り外し動作が完了する。
以上のように、本実施形態に係るドッキング装置10では、機器載置部36に載置された携帯用情報機器12の側面16aに設けられた接続端子26に対して進退することで接続可能なコネクタ30と、機器載置部36に載置された携帯用情報機器12の側面16aに設けられた係合穴28に対して進退することで係合可能なロックピン32とを備える。
従って、機器載置部36に携帯用情報機器12を載置した後、コネクタ30及びロックピン32を進動させるだけで携帯用情報機器12をドッキング装置10に装着して使用することができる。このため、側面16aに接続端子26が設けられた携帯用情報機器12に対しても容易にコネクタ接続を行うことができる。つまり、携帯用情報機器12の接続端子26及び係合穴28の位置関係と、ドッキング装置10のコネクタ30及びロックピン32の位置関係とを規定しておけば、ドッキング装置10を各種の携帯用情報機器12に対して利用でき、汎用性が向上する。
当該ドッキング装置10は、機器載置部36の側部から起立し、機器載置部36に載置された携帯用情報機器12の側面16aに対面する側壁部38aを有した操作機構部38を備え、操作機構部38には、側壁部38aからコネクタ30及びロックピン32を進退させる進退機構46が設けられている。これにより、側壁部38aに携帯用情報機器12の側面16aを位置決めした状態で進退機構46によってコネクタ30を進動させるだけでコネクタ接続を行うことができ、ドッキング装置10への携帯用情報機器12の装着作業を一層容易に且つ正確に行うことができる。
操作機構部38に設けられたロック機構60は、鍵62によるロック動作によってロックピン32を係合穴28に対して係合させると同時にロック可能であるため、装着した携帯用情報機器12の意図しない脱落や盗難を防止することができる。
当該ドッキング装置10において、ロックピン32は、コネクタ30の両側部(又は一側部)に設けられており、進退機構46は、コネクタ30及びロックピン32を機器載置部36に載置された携帯用情報機器12の側面16aに設けられた接続端子26及び係合穴28に対して進動させる場合に、ロックピン32が係合穴28に挿入されるまでの間はコネクタ30及びロックピン32を同時に進動させ、ロックピン32が係合穴28に挿入された後はロックピン32の進動を停止させると共にコネクタ30のみを進動させて接続端子26に接続させる動作切換構造を有する。これにより、必ず先にロックピン32が携帯用情報機器12の係合穴28に挿入されて位置決めがなされた状態で、コネクタ30を進動させて接続端子26に接続させることができる。このため、コネクタ30のより確実な接続が可能となり、位置決め不良によるコネクタ30や接続端子26の破損も防止できる。なお、ロックピン32が係合穴28に挿入されるまでの間はロックピン32のみを進動させ、コネクタ30はその場に留まらせておく構造としてもよい。
この際、コネクタ30は、軸部材59aによる回動作用により、進退機構46による進退方向と交差する方向に移動可能な状態で操作機構部38の進退ベース48に支持されている。このため、携帯用情報機器12の仕様によって接続端子26を設けた側面16aに傾斜がある場合等であってもコネクタ30を柔軟に且つ確実に接続端子26に接続することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば上記実施形態では、操作レバー40によって進退機構46を動作させる構成を例示したが、押しボタン等によって進退機構46を動作させる構成等としてもよい。
10 ドッキング装置
12 携帯用情報機器
16 本体筐体
16a 側面
18 ディスプレイ筐体
26 接続端子
28 係合穴
30 コネクタ
30a 基板
32 ロックピン
32a ロック棒
32b 受圧アーム
32c 当接アーム
32d ストッパ
32e 切欠部
34 装置筐体
36 機器載置部
38 操作機構部
38a,38c 側壁部
38b 上壁部
40 操作レバー
42 位置決め部材
44 ベースカバー
46 進退機構
48 進退ベース
54 ベースプレート
56 摺動部材
56a 係合片
57 摺動面
58 コイルばね
59 軸ブラケット
59a 軸部材
60 ロック機構
62 鍵
64 キーシリンダ
66 ロックプレート
66b 駆動凹部
66c 駆動凸部

Claims (6)

  1. 携帯用情報機器を載置する機器載置部を備えたドッキング装置であって、
    前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に設けられた接続端子に対して進退することで接続可能なコネクタと、
    前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に設けられた係合穴に対して進退することで係合可能なロックピンと、
    を備え
    前記機器載置部の側部から起立し、前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に対面する壁部を有した操作機構部を備え、
    前記操作機構部には、前記壁部から前記コネクタ及び前記ロックピンを進退させる進退機構が設けられ、
    前記ロックピンは、前記コネクタの一側部又は両側部に設けられており、
    前記進退機構は、前記コネクタ及び前記ロックピンを前記機器載置部に載置された携帯用情報機器の側面に設けられた接続端子及び係合穴に対して進動させる場合に、前記ロックピンが前記係合穴に挿入されるまでの間は前記コネクタ及び前記ロックピンを同時に又は前記ロックピンのみを進動させ、前記ロックピンが前記係合穴に挿入された後は前記ロックピンの進動を停止させると共に前記コネクタのみを進動させて前記コネクタを前記接続端子に接続させる動作切換構造を有することを特徴とするドッキング装置。
  2. 請求項記載のドッキング装置において、
    前記操作機構部には、前記進退機構によって前記壁部から進動して前記係合穴に挿入されたロックピンを前記係合穴に対して係合させるロック機構が設けられていることを特徴とするドッキング装置。
  3. 請求項記載のドッキング装置において、
    前記ロック機構は、鍵によるロック動作によって前記ロックピンを前記係合穴に対して係合させると同時にロック可能であることを特徴とするドッキング装置。
  4. 請求項記載のドッキング装置において、
    前記動作切換構造は、前記コネクタ及び前記ロックピンを進退させる進退ベースと、該進退ベースの進退位置に応じて該進退ベースと前記ロックピンとの連結状態を解除する連結解除部とを有することを特徴とするドッキング装置。
  5. 請求項又は記載のドッキング装置において、
    前記コネクタは、前記進退機構による進退方向と交差する方向に移動可能な状態で前記操作機構部に支持されていることを特徴とするドッキング装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のドッキング装置と、前記携帯用情報機器とを備えることを特徴とする情報機器システム。
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