JP5684845B2 - 位置決め部材、携帯用情報機器セット、及びドッキング装置 - Google Patents

位置決め部材、携帯用情報機器セット、及びドッキング装置 Download PDF

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Description

本発明は、下部筐体に対して上部筐体を開閉可能に連結した携帯用情報機器が着脱されるドッキング装置、該位置決め部材を備えた携帯用情報機器セット、及び該位置決め部材を備えたドッキング装置に関する。
可搬性を考慮して軽量コンパクトに構成された携帯用情報機器にあっては、その機能も制限されている場合が多い。例えば、ノートブック型パーソナルコンピュータ(ラップトップパソコン)においてもその機能を制限することで軽量化を図るようにしているのが一般的である。こうしたラップトップパソコンに対しては、機能を拡張する専用の装置としてドッキング装置が提供されている。ドッキング装置は、ラップトップパソコンに付与する拡張機能を有すると共に、ラップトップパソコンに接続するためのコネクタを有したものである。
通常、ドッキング装置の上面(搭載面)には、ラップトップパソコンの下面に形成された係合穴に係合する係合レバーが突設されている。係合レバーは、ドッキング装置の装置筐体においてラップトップパソコンが搭載される位置に対応して設けられたもので、装置筐体にラップトップパソコンが搭載され、且つコネクタが接続された場合に係合穴に係合し、ラップトップパソコンの不用意な離脱を阻止することができる(例えば、特許文献1参照)。ラップトップパソコン側の係合穴やコネクタをドッキング装置側の係合レバーやコネクタと正確に接続するため、特許文献1に開示されたドッキング装置では、その後端側にラップトップパソコンの後端面に当接する位置決め部材を設け、この位置決め部材によってラップトップパソコンをドッキング装置の装置筐体に対して位置決めできる構成となっている。
特開2010−257202号公報
ところで、図8(A)及び図8(B)に示すように、多くのラップトップパソコン100では、基体となる下部筐体102に対して蓋体となる上部筐体104をヒンジ106によって開閉可能に連結しており、このヒンジ106は、下部筐体102の上面後端部で上部筐体104を回動可能に支持する構造となっている。このような一般的なヒンジ構造からなるヒンジ106を採用したラップトップパソコン100の場合、その後端面を位置決め部材の位置決め面に突き当てて位置決めしておけば、ドッキング装置に装着した状態で上部筐体104を開閉動作させる際に位置決め部材が邪魔になることはく、ラップトップパソコン100を円滑に使用することができる。
これに対して、上部筐体104の開き角度を180°により近づけた大きな角度まで回動させること等を目的として、図9(A)及び図9(B)に示すように、上部筐体104の開き動作時にその後端部を後方へと突出させながら下降させることで該上部筐体104の回動角度を稼ぐヒンジ構造(ドロップダウンヒンジ108)を採用したラップトップパソコン110も提案されている。ところが、このようなヒンジ構造からなるドロップダウンヒンジ108を採用したラップトップパソコン110の場合、上部筐体104の開き動作時にその後端部が後方へと突出する。このため、ラップトップパソコン110の後端面を単純に位置決め部材の位置決め面に突き当てて位置決めしただけでは、上部筐体104の開閉動作させる際に後方へと突出する上部筐体104の後端部に位置決め部材が干渉し、上部筐体104を所望の角度位置まで円滑に開くことが難しいことがある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、上部筐体の開き動作時にその後端部が後方へと突出するヒンジ構造を有する携帯用情報機器であっても、ドッキング装置に対して正確に位置決めすることができ、且つ上部筐体の円滑な開閉動作を確保することができる位置決め部材、該位置決め部材を備えた携帯用情報機器セット、及び該位置決め部材を備えたドッキング装置材を提供することを目的とする。
本発明に係る位置決め部材は、下部筐体の後端部に上部筐体を開閉可能に連結した携帯用情報機器が着脱されるドッキング装置に設けられ、前記携帯用情報機器の装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする位置決め部材であって、前記携帯用情報機器は、前記上部筐体が前記下部筐体に対して閉じられた状態から開かれた場合に、該上部筐体の後端部が後方へと突出するヒンジ構造を有する携帯用情報機器を含み、当該位置決め部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を前記ドッキング装置に対して位置決めする一方、前記携帯用情報機器が前記ドッキング装置に装着された状態では前記ヒンジ構造による前記上部筐体の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材を有することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯用情報機器セットは、下部筐体の後端部に上部筐体を開閉可能に連結した携帯用情報機器と、前記携帯用情報機器が着脱されるドッキング装置に対して装着可能であり、前記携帯用情報機器の前記ドッキング装置への装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする位置決め部材とを備えた携帯用情報機器セットであって、前記携帯用情報機器は、前記上部筐体が前記下部筐体に対して閉じられた状態から開かれた場合に、該上部筐体の後端部が後方へと突出するヒンジ構造を有し、前記位置決め部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を前記ドッキング装置に対して位置決めする一方、前記携帯用情報機器が前記ドッキング装置に装着された状態では前記ヒンジ構造による前記上部筐体の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係るドッキング装置は、下部筐体の後端部に上部筐体を開閉可能に連結した携帯用情報機器が着脱されるドッキング装置であって、前記携帯用情報機器には、前記上部筐体が前記下部筐体に対して閉じられた状態から開かれた場合に、該上部筐体の後端部が後方へと突出するヒンジ構造を有する携帯用情報機器を含み、当該ドッキング装置は、前記携帯用情報機器の装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする位置決め部材を備え、前記位置決め部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を当該ドッキング装置に対して位置決めする一方、前記携帯用情報機器が当該ドッキング装置に装着された状態では前記ヒンジ構造による前記上部筐体の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材を有することを特徴とする。
このような構成によれば、位置決め部材が、携帯用情報機器のドッキング装置への装着時には、その後端面と当接して位置決めする一方、装着後には、前記ヒンジ構造による上部筐体の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材を有する。このため、上部筐体の開き動作時にその後端部が後方へと突出するヒンジ構造を採用した携帯用情報機器であっても、当該位置決め部材を用いることで、ドッキング装置に対して正確に位置決めさせることができ、且つ上部筐体の円滑な開閉動作を確保することができる。
当該位置決め部材は、前記ドッキング装置の装置筐体に固定されるベース部材を有し、前記可動部材は、前記ベース部材に対して上下方向に回動可能に軸支されているとよい。そうすると、上部筐体の開き動作時には該上部筐体の後端部によって下方側へと回動するため、可動部材が上部筐体の開き動作を邪魔することを確実に防止できる。
この場合、前記ベース部材に対する回動方向で前記可動部材を上方側へと付勢する弾性体を有すると、可動部材は、携帯用情報機器の位置決め時には弾性体によって上方位置に配置されることで該携帯用情報機器の後端面と当接する一方、上部筐体が開かれる際には該上部筐体の後端部によって前記弾性体の付勢力に抗して下方側へと押し下げられることで該上部筐体の開き動作を許容することが可能となる。
前記可動部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を前記ドッキング装置に対して位置決めする位置決め面と、前記位置決め面の側部に設けられ、前記ベース部材から側方に外れた位置から下方へと突出した誤挿入防止部とを備える構成としてもよい。そうすると、誤挿入防止部により、当該位置決め部材を装着したドッキング装置に対して携帯用情報機器を装着する際、携帯用情報機器の後端部が位置決め面の下方に潜り込むように誤挿入されることを防止することができる。
当該位置決め部材は、前記装置筐体に対する固定位置を変更可能であると、各種仕様の携帯用情報機器に応じた所定の位置決め位置へとスライドさせ、そこで固定して位置決めすることができ、汎用性が向上する。
当該位置決め部材は、前記ドッキング装置に対して着脱可能であると、汎用のドッキング装置に対して、各種の携帯用情報機器に応じた最適な位置決め部材を適宜着脱して利用することができ、ドッキング装置の汎用性を高めることができる。
当該位置決め部材は、平面視で視認可能であり、前記携帯用情報機器の後端部の載置位置を明示する位置決めマークを有すると、例えば、携帯用情報機器の上部筐体を開いた状態で可動部材が視認し難い状態であっても、正確に位置決めした状態で該携帯用情報機器をドッキング装置に装着可能となる。
当該ドッキング装置では、前記上部筐体が前記下部筐体に対して開かれた場合に該上部筐体の後端部が後方に突出しない第2ヒンジ構造を有する携帯用情報機器の装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする第2位置決め部材を備え、前記位置決め部材は、前記第2位置決め部材に対して着脱可能であってもよい。そうすると、ドッキング装置に、実質的に2種類の位置決め部材が搭載されることになり、その汎用性が一層向上する。
本発明によれば、上部筐体の開き動作時にその後端部が後方へと突出するヒンジ構造を採用した携帯用情報機器であっても、ドッキング装置に対して正確に位置決めさせることができ、且つ上部筐体の円滑な開閉動作を確保することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るドッキング装置からラップトップパソコン及び位置決め部材を分離させた状態での分解斜視図である。 図2は、位置決め部材の構成を示す斜視図であり、図2(A)は、位置決め部材を前側から見た斜視図であり、図2(B)は、位置決め部材を後側から見た斜視図である。 図3は、位置決め部材をドッキング装置に設けられたベース位置決め部材に装着した状態での要部拡大斜視図である。 図4は、上部筐体を閉じた状態のラップトップパソコンをドッキング装置へと装着する動作を示す要部拡大側面図であり、図4(A)は、ラップトップパソコンの後端面を位置決め部材の位置決め面に当接させた状態を示す図であり、図4(B)は、図4(A)に示す状態からラップトップパソコンを押下げてドッキング装置に接続した状態を示す図であり、図4(C)は、図4(B)に示す状態からラップトップパソコンの上部筐体を開いた状態を示す図である。 図5は、ラップトップパソコンをドッキング装置に装着した状態での位置決め部材及びその周辺部を示す斜視図である。 図6は、ドッキング装置に装着したラップトップパソコンの上部筐体を開いた状態での位置決め部材及びその周辺部を示す斜視図である。 図7は、上部筐体を開いた状態のラップトップパソコンをドッキング装置へと装着する動作を示す要部拡大側面図であり、図7(A)は、ラップトップパソコンの後端面を位置決め部材によって位置決めした状態を示す図であり、図7(B)は、図7(A)に示す状態からラップトップパソコンを押下げてドッキング装置に接続した状態を示す図である。 図8は、一般的なヒンジ構造を用いたラップトップパソコンの後端側の一例を示す側面図であり、図8(A)は、上部筐体を閉じた状態を示す図であり、図8(B)は、上部筐体を開いた状態を示す図である。 図9は、ドロップダウンヒンジ構造を用いたラップトップパソコンの後端側の一例を示す側面図であり、図9(A)は、上部筐体を閉じた状態を示す図であり、図9(B)は、上部筐体を開いた状態を示す図である。
以下、本発明に係る位置決め部材について、この部材を設けたドッキング装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るドッキング装置10からラップトップパソコン12及び位置決め部材14を分離させた状態での分解斜視図である。本実施形態に係るドッキング装置10は、携帯用情報機器としてのノートブック型パーソナルコンピュータであるラップトップパソコン12を接続対象とし、ラップトップパソコン12を複数の周辺機器やネットワークに接続させる等、その機能を拡張するものであり、ディスプレイのインチサイズ等の仕様が異なる各種のラップトップパソコン12を位置決め部材14によって正確に位置決めして接続可能としたものである。ドッキング装置10の接続対象は、ラップトップパソコン12以外であっても勿論よく、例えば、携帯電話、スマートフォン、又は電子手帳等、下部巨体に対して上部筐体を開閉可能に構成した携帯用情報機器であれば好適に使用可能である。
本実施形態に係るドッキング装置10への接続対象の一例としてのラップトップパソコン12は、図1に示すように、基体となる下部筐体16に対してヒンジ17を介して開閉可能に連結された蓋体である上部筐体18を備えたもので、下部筐体16の上面にキーボード20を有し、上部筐体18に表示装置22を有する。本実施形態の場合、ヒンジ17は、上部筐体18の開き角度を180°により近づけた大きな角度(例えば、全閉位置を0°として0°〜150°程度)まで回動可能なドロップダウンヒンジであり、上部筐体18の開き動作時にその後端部が後方へと突出しながら下降することで上部筐体18の回動角度を稼ぐヒンジ構造となっている(図6及び図9も参照)。
ドッキング装置10は、ラップトップパソコン12の下部筐体16を載置させた状態で用いられるものであり、合成樹脂材によって成形した装置筐体24にPC搭載部26及びロック操作部28を有して構成されている。
PC搭載部26は、ラップトップパソコン12を載置することのできる大きさの上面(搭載面)を有した箱体である。PC搭載部26は、前側から後側に向かって漸次高さ寸法が大きくなるように傾斜しており、その中央部には、載置されたラップトップパソコン12によって押下される可動台30が設けられている。
可動台30は、平面視で矩形状の蓋状部材であり、前縁部を軸心としてPC搭載部26の上面に揺動可能に支承されている。可動台30は、図示しないコイルばねにより、PC搭載部26の上面で常時上方へと突出する方向に付勢されている。可動台30には、コネクタ挿通孔30aと、一対のレバー挿通孔30b,30bと、一対のピン挿通孔30c,30cが形成されている。コネクタ挿通孔30aからは拡張用コネクタ32の頂部が露出し、各レバー挿通孔30bからはそれぞれ係合レバー34の頂部が露出し、ピン挿通孔30cからはガイドポスト36の頂部が露出している。
拡張用コネクタ32は、可動台30がラップトップパソコン12によって押下されて下方に揺動された場合に、その嵌合部が可動台30上に完全に露出し、ラップトップパソコン12の下部筐体16の下面に設けられた図示しないPC側コネクタに接続される。拡張用コネクタ32は、ドッキング装置10に設けた各種拡張機能の接続端子を構成するものであり、PC搭載部26の内部に収容された図示しない基板等に接続されている。拡張用コネクタ32に前記PC側コネクタを接続することにより、ドッキング装置10とラップトップパソコン12が電気的に接続され、ドッキング装置10に設けた各種拡張機能をラップトップパソコン12から使用することが可能となる。
各係合レバー34は、可動台30がラップトップパソコン12によって押下されて下方に揺動された場合に、その上端に設けられた水平方向の係合爪部(図4(A)参照)が可動台30上に完全に露出し、ラップトップパソコン12の下部筐体16の下面に設けられた図示しない係合穴と係合するフック部材である。係合レバー34が前記係合穴に係合することにより、ラップトップパソコン12のドッキング装置10からの分離が防止される。
ガイドポスト36は、可動台30がラップトップパソコン12によって押下されて下方に揺動された場合に、その嵌合部が可動台30上に完全に露出し、ラップトップパソコン12の下部筐体16の下面に設けられた図示しない位置決め穴に嵌合する円柱状のピン部材である。ガイドポスト36が前記位置決め穴に嵌合することにより、拡張用コネクタ32や係合レバー34のラップトップパソコン12側の前記PC側コネクタや前記係合穴への位置決めがなされる。
ロック操作部28には、エジェクトボタン38と、キー挿入孔39と、電源ボタン41とが設けられている(図6も参照)。エジェクトボタン38は、ロック操作部28に対して上下方向に移動可能に配設された押ボタンであり、通常状態においては図示しない復帰ばねによって上方に付勢された状態にある。該復帰ばねの付勢力に抗してエジェクトボタン38を押下操作することにより、係合レバー34の前記係合穴への係合状態が解除され、ラップトップパソコン12をドッキング装置10から分離することが可能となる。また、キー挿入孔39に図示しないワイヤ式ロックキー(ロック器具)を挿入して所定のロック操作を行うことにより、エジェクトボタン38の押下操作が規制され、同時に、係合レバー34の移動も規制される。つまり、ロックキーでロック操作を行い、該ロックキーに設けられているワイヤを机等の固定物に巻回させれば、ドッキング装置10の盗難を防止することが可能となり、同時に、係合レバー34と前記係合穴との係合状態を解除できなくなるためラップトップパソコン12の盗難も防止される。電源ボタン41は、当該ドッキング装置10の起動ボタンである。
ロック操作部28のPC搭載部26側の側壁部28aには、位置決め部材14が着脱されるベース位置決め部材(第2位置決め部材)40が設けられている。ベース位置決め部材40は、側壁部28aの形状に対応して上部がロック操作部28側に向けて斜め上方へと屈曲した板状のスライドガイド部40aと、スライドガイド部40aの側面からPC搭載部26側へと延在し、先端に傾斜面が設けられた直方体状の位置決め部40bとを備える。スライドガイド部40aは側壁部28aを覆うと共に、該側壁部28aと摺接可能な状態で配置されている。
ベース位置決め部材40は、合成樹脂材によって成形され、位置決め部材14を当該ドッキング装置10に取り付けるためのベースとなる部材であり、詳細は後述するが、位置決め部40bの前面となるベース位置決め面40c側に位置決め部材14が着脱される。また、ベース位置決め部材40は、図8に示すような一般的なヒンジ構造のヒンジ106を設けた仕様のラップトップパソコン100を装着する際には、位置決め部材14を装着しない単独状態で利用され、この単独状態では、ベース位置決め面40cがラップトップパソコン100の後端面と当接することにより、該ラップトップパソコン100の後端面を当該ドッキング装置10に対して位置決めすることができる。
ベース位置決め部材40は、位置決め部40bの下面に形成された一対の凹部が、PC搭載部26の上面に形成された一対のレール42,42に対して前後方向に摺動可能に係合しており、レール42及びロック操作部28の側壁部28aのガイド作用により、PC搭載面26の上面上で前後方向にスライド可能である。この際、ベース位置決め部材40では、位置決め部40bの後面に突設された移動ボタン43(図6参照)を押込操作することにより、スライドガイド部40aの内面に設けられた図示しない係合爪部を、ロック操作部28の側壁部28aに複数設けられたうちの所定のスリット28bに対して係合及び離脱(非係合)させることができる。該非係合状態でベース位置決め部材40が前後方向にスライド可能となり、該係合状態でベース位置決め部材40が所望のスライド位置で側壁部28aに対して固定される。これにより、位置決め部40bの前後方向位置を、例えば、表示装置22のインチサイズ等の仕様の違いに基づく各種のラップトップパソコン12に応じた所定の位置決め位置へとスライドさせ、そこで固定しておくことができる。
ベース位置決め部材40の位置決め部40bには、さらに、前後方向に貫通した一対の孔部40d,40eが設けられている。このうち、ロック操作部28側の孔部40dは、位置決め部材14の装着孔として機能するものである。
図2は、位置決め部材14の構成を示す斜視図であり、図2(A)は、位置決め部材14を前側から見た斜視図であり、図2(B)は、位置決め部材14を後側から見た斜視図である。また、図3は、位置決め部材14をドッキング装置10に設けられたベース位置決め部材40に装着した状態での要部拡大斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る位置決め部材14は、PC搭載部26の上面上に載置され、ロック操作部28の側壁部28aと一方のレール42との間に配置される板状のプレート部44を有したベース部材46と、ベース部材46に対して上下方向に回動可能に軸支された可動部材48とを備える。
図2に示すように、ベース部材46は、合成樹脂材によって成形されており、前後方向に延びたプレート部44と、プレート部44の前側の側縁部から起立したガイド部50と、プレート部44の後端部上面から後方へと突出した中空角柱形状の装着部52とを備える。プレート部44の前端部上面には、当該位置決め部材14上にラップトップパソコン12を安定して位置決め及び載置するためのクッション部材54が設けられている。
ガイド部50は、ベース位置決め部材40のスライドガイド部40aと略同様な形状であり、プレート部44と直交して鉛直方向に起立した壁部50aと、壁部50aの上端から外方(ロック操作部28側)へと屈曲して斜め上方に延びたカバー部50bとを備え、ロック操作部28の側壁部28aを覆うように設置することができる(図3参照)。カバー部50bの上面には、平面視で視認可能であり、ラップトップパソコン12の後端部の載置位置を明示する位置決めマーク50cが形成されている。装着部52は、ベース位置決め部材40側の装着孔である孔部40dに嵌挿可能である。装着部52は、孔部40dの所定位置まで挿入された際、その内部空間から後側へと突出した係合片52aの係合爪部52bが孔部40dの後端縁部に係合し、その抜け止めが図られる(図2(B)及び図4参照)。装着部52を孔部40dから抜去するには、係合片52aを把持して撓ませ、係合爪部52bと孔部40dとの係合状態を解除した後、ガイド部50や可動部材48を把持して当該位置決め部材14を前側へと引き抜けばよい。
可動部材48は、ゴム材料等からなる弾性体で成形されており、装着部52の上面の中ほどから前側に向かって延在する可動プレート部48aと、可動プレート部48aのガイド部50側とは反対側(PC搭載部26側)の側面に鉛直方向に沿って形成された側壁である誤挿入防止部48bとを備える。
可動部材48は、可動プレート48aの後端側で幅方向(左右方向)に沿って設けられた回転軸48cにより、ベース部材46の装着部52に対して上下方向に回動可能(揺動可能)な状態で軸支されている。さらに、可動部材48は、回動軸48cと併設されたねじりコイルばね(弾性体)56(図2(B)参照)によって常時上方に向けて付勢されており、図2(A)及び図2(B)中に実線で示す通常状態(初期位置)では、ねじりコイルばね56の付勢力により、可動プレート部48aが略水平方向に沿った姿勢となる。一方、可動プレート部48aが下方への外力を受けた場合、可動部材48は回転軸48cを軸心とし、ねじりコイルばね56の付勢力に抗して前側が下方に押下げられる方向に回動可能である(図2(A)及び図3中に2点鎖線で示す可動部材48参照)。
可動プレート部48aは、板状部材の前端面が、ある程度の高さ寸法を持った幕板状の位置決め面48dとして形成されている。位置決め面48dは、ラップトップパソコン12の後端面12a(図4及び図5参照)と当接し、該ラップトップパソコン12を当該位置決め部材14が装着されたドッキング装置10に対して位置決めするためのストッパ面となる。
誤挿入防止部48bは、当該位置決め部材14を装着したドッキング装置10に対してラップトップパソコン12を装着する際、ラップトップパソコン12の後端部が位置決め面48dとプレート部44との間の高さ方向の隙間に誤挿入されることを防止するためのガード部である。すなわち、誤挿入防止部48bは、位置決め面48dよりも高さ寸法が大きく、ラップトップパソコン12に対して前記隙間を実質的に塞ぐように下方に向けて突出している。
従って、可動部材48が下方に向けて回動された際、位置決め面48dの高さ寸法がある程度小さく抑えられているため、該位置決め面48dの下端縁部がプレート部44の上面に着地又は近接するまでの間に、当該可動部材48は十分な回動角度を得ることができる(図2(A)及び図3中に2点鎖線で示す可動部材48参照)。一方、誤挿入防止部48bは、位置決め面48dよりも高さ寸法が大きいが、図2(A)及び図3に示すように、その配設位置及び回動軌跡が、プレート部44から側方に外れ、該プレート部44より低位置にあるPC搭載部26の上面上となる位置にある。このため、可動部材48の回動時、誤挿入防止部48bは、位置決め面48dの下端縁部がプレート部44の上面に着地又は近接するまでの間はPC搭載部26の上面に着地することはなく、つまり、可動部材48の回動動作を妨げることがない。
次に、位置決め部材14を装着したドッキング装置10に対するラップトップパソコン12の装着動作と、ドッキング装置10に装着したラップトップパソコン12の上部筐体18の開閉動作について説明する。
図4は、上部筐体18を閉じた状態のラップトップパソコン12をドッキング装置10へと装着する動作を示す要部拡大側面図であり、図4(A)は、ラップトップパソコン12の後端面12aを位置決め部材14の位置決め面48dに当接させた状態を示す図であり、図4(B)は、図4(A)に示す状態からラップトップパソコン12を押下げてドッキング装置10に接続した状態を示す図であり、図4(C)は、図4(B)に示す状態からラップトップパソコン12の上部筐体18を開いた状態を示す図である。
ラップトップパソコン12をドッキング装置10に装着する際には、予め位置決め部材14をドッキング装置10に装着しておく。位置決め部材14のドッキング装置10への装着は、上記した通りであり、プレート部44をロック操作部28側のレール42に沿ってPC搭載部26の上面上へと滑らせつつ、装着部52をベース位置決め部材40の孔部40dに嵌挿し、係合片52aの係合爪部52bを孔部40dの後端縁部に係合させればよい(図1及び図3参照)。
この際、図1に示すように、ベース位置決め部材40が最も後側のスライド位置に固定されている状態では、スライドガイド部40aによって後側略半分が覆われたロック操作部28の側壁部28aの前側略半分を、図3に示すように、ガイド部50によって完全に覆うことができ、位置決め部材14を安定して装着することができ、同時に、該位置決め部材14を装着した状態でのドッキング装置10の外観も向上する。なお、図示はしないが、ベース位置決め部材40が図1に示す位置よりも前側のスライド位置に固定されている状態では、ガイド部50は側壁部28aの一部に対応して配置され、又は側壁部28aから離間した位置に配置されることになるが、位置決め部材14は、プレート部44がPC搭載部26の上面に着地し、装着部52が孔部40dに嵌挿されているため、その安定性に問題を生じることはない。
次に、位置決め部材14を装着したドッキング装置10にラップトップパソコン12を装着する際には、先ず、平面視でラップトップパソコン12の後端角部を位置決め部材14を構成する可動部材48とガイド部50との間に配置し(図5も参照)、図4(A)に示すように、後端面12aを可動部材48の位置決め面48dに突き当てる。この際、ラップトップパソコン12の側面は、ガイド部50によってガイドされる。これにより、ラップトップパソコン12のドッキング装置10に対する前後方向位置が位置決めされる。
続いて、図4(B)に示すように、後端面12aを位置決め面48dに当接させた状態のまま、ラップトップパソコン12を下方へと押下げる。そうすると、ラップトップパソコン12のドッキング装置10への位置決めが正確に行われているため、可動台30が下方に押下げられつつ、ドッキング装置10側の拡張用コネクタ32、係合レバー34、及びガイドポスト36と、ラップトップパソコン12側の図示しないPC側コネクタ、係合穴、及び位置決め穴とが、それぞれ接続、係合、及び嵌合される。これにより、ラップトップパソコン12のドッキング装置10への装着動作が完了し、ラップトップパソコン12の不用意な離脱を防止した状態でラップトップパソコン12の機能をドッキング装置10によって拡張することが可能となる。
ドッキング装置10に装着したラップトップパソコン12の上部筐体18を開く場合には、図4(C)に示すように、図4(B)に示す装着状態から、そのままヒンジ17を介して上部筐体18を下部筐体16から開き方向に回動させればよい。そうすると、可動部材48は、ヒンジ17によって後方に突出しながら下方へと移動する上部筐体18の後端部により、回転軸48cを軸心としてねじりコイルばね56の付勢力に抗して下方側へと回動しながら押下げられるため、上部筐体18を所望の角度位置まで開くことができる(図4(B)及び図6参照)。つまり、可動部材48は、上部筐体18の開き動作に応じて、下方へと回動して退避可能に構成されているため、該上部筐体18の開き動作時に可動部材48が妨げとなることがなく、開き動作を円滑に行うことができる。
なお、図4(C)に示す状態から上部筐体18を閉じる際には、ヒンジ17による上部筐体18の閉じ方向への回動動作に伴い、可動部材48もねじりコイルばね56の付勢力によって上方へと回動し、最終的には図4(B)に示すように可動プレート部48aが略水平方向となる元の姿勢に復帰することになる。
このような位置決め部材14を装着したドッキング装置10に対しては、ラップトップパソコン12の上部筐体18を予め開いた状態であっても円滑に装着することができる。
図7は、上部筐体18を開いた状態のラップトップパソコン12をドッキング装置10へと装着する動作を示す要部拡大側面図であり、図7(A)は、ラップトップパソコン12の後端面を位置決め部材14によって位置決めした状態を示す図であり、図7(B)は、図7(A)に示す状態からラップトップパソコン12を押下げてドッキング装置10に接続した状態を示す図である。
上部筐体18を開いた状態のラップトップパソコン12をドッキング装置10に装着する際には、先ず、図6に示すように、この状態でのラップトップパソコン12の位置決めのための後端面となる下部筐体16の後端面(又は下部筐体16と上部筐体18の境界線)を、平面視での目視によって位置決めマーク50cに合わせる。そうすると、図7(A)に示すように、ラップトップパソコン12は、下部筐体16の後端面が位置決め部材14の位置決め面48dの上方延長線上又は該延長線に近接した位置に配置され、これにより、ラップトップパソコン12のドッキング装置10に対する前後方向位置の位置決めが完了する。
そこで、図7(B)に示すように、ラップトップパソコン12を上部筐体18が開かれた状態のまま下方へと押下げる。そうすると、ラップトップパソコン12のドッキング装置10への位置決めが正確に行われているため、ヒンジ17によって下部筐体16の後端面より後方に突出している上部筐体18の後端部により、可動部材48が回動しながら押下げられつつ、ラップトップパソコン12のドッキング装置10への装着動作が完了する。
このように、可動部材48は、上部筐体18が予め開いた状態にあっても、この上部筐体18によって下方へと回動して退避するため、ラップトップパソコン12のドッキング装置10への装着動作を妨げることがない。勿論、図7(B)に示す状態から、上部筐体18を閉じる際には、ヒンジ17による上部筐体18の閉じ方向への回動動作に伴い、可動部材48もねじりコイルばね56の付勢力によって上方へと回動し、最終的には図4(B)に示すように可動プレート部48aが略水平姿勢となる。
以上のように、本実施形態に係る位置決め部材14によれば、ドッキング装置10に装着する携帯用情報機器として、上部筐体18が下部筐体16に対して閉じられた状態から開かれた場合に、該上部筐体18の後端部が後方へと突出するヒンジ構造のヒンジ17を有するラップトップパソコン12を用いた場合であっても、当該位置決め部材14は、ラップトップパソコン12の後端面12aと当接することで該ラップトップパソコン12をドッキング装置10に対して位置決めする一方、ラップトップパソコン12がドッキング装置10に装着された状態ではヒンジ17による上部筐体18の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材48を有する。
このように、位置決め部材14は、ラップトップパソコン12のドッキング装置10への装着時には、その後端面12aと当接して位置決めする一方、装着後には、ヒンジ17による上部筐体18の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材48を有する。このため、上部筐体18の開き動作時にその後端部が後方へと突出するヒンジ構造のヒンジ17を用いたラップトップパソコン12であっても、当該位置決め部材14を用いることで、ドッキング装置10に対して正確に位置決めさせることができ、且つ上部筐体18の円滑な開閉動作を確保することができる。なお、位置決め部材14は、図8に示すような一般的なヒンジ構造のヒンジ106を設けた仕様のラップトップパソコン100を装着する場合に用いても勿論よい。
この場合、位置決め部材14は、ドッキング装置10の装置筐体24に固定されるベース部材46を有し、可動部材48は、ベース部材46に対して上下方向に回動可能に軸支されている。これにより、可動部材48は、上部筐体18の開き動作時には該上部筐体18の後端部によって下方側へと回動するため、上部筐体18の開き動作を邪魔することがない。また、位置決め部材14は、ベース部材46に対する回動方向で可動部材48を上方側へと付勢する弾性体であるねじりコイルばね56を有する。これにより、可動部材48は、ラップトップパソコン12の位置決め時にはねじりコイルばね56によって上方位置に配置されることで該ラップトップパソコン12の後端面12aと当接する一方、上部筐体18が開かれる際には該上部筐体18の後端部によって下方側へと押し下げられることで該上部筐体18の開き動作を許容することが可能となる。
位置決め部材14は、ベース位置決め部材40に装着されるため、該ベース位置決め部材40のスライド機能によって装置筐体24に対する固定位置を変更可能である。このため、表示装置22のインチサイズ等の仕様の違いに基づく各種のラップトップパソコン12に応じた所定の位置決め位置へとスライドさせ、そこで固定し、位置決めすることができる。さらに、位置決め部材14はドッキング装置10に対して着脱可能であるため、汎用のドッキング装置10に対して、各種のラップトップパソコン12に応じた最適な位置決め部材14を適宜着脱して利用することができ、ドッキング装置10の汎用性を高めることができる。
そこで、位置決め部材14は、ラップトップパソコン12とセット(携帯用情報機器セット)として、該ラップトップパソコン12に同梱しておくと、汎用のドッキング装置10をドロップダウンヒンジ構造のヒンジ17を有するラップトップパソコン12に対して利用可能となり、その汎用性が向上する。つまり、位置決め部材14は、汎用のドッキング装置10の仕様を考慮し、同梱されるラップトップパソコン12を対象となるドッキング装置10に対して正確に位置決め可能な寸法形状としてラップトップパソコン12に付属しておくと好適である。
この際、本実施形態に係るドッキング装置10では、上部筐体18が下部筐体16に対して開かれた場合に該上部筐体18の後端部が後方に突出しないヒンジ構造を有するラップトップパソコン100(図8参照)の装着時に、該ラップトップパソコン100の後端位置を位置決めするベース位置決め部材40を備え、位置決め部材14は、該ベース位置決め部材40に対して着脱可能となっている。これにより、ドッキング装置10には、実質的に2種類の位置決め部材が搭載されることになり、その汎用性が一層向上する。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、位置決め部材14を構成する可動部材48は、ベース部材46に対して回動可能に軸支される構成以外であってもよく、要は、ラップトップパソコン12のドッキング装置10への装着時に後端面12aと当接して位置決めすることができ、さらに、装着後にヒンジ17による上部筐体18の開き動作を妨げない位置に退避可能な構成であればよい。例えば、可動部材48は、上下方向にエレベータ状にスライド可能な構成としてもよく、この場合の弾性体としては、ねじりコイルばね56に代えてコイルばねを用いて該可動部材48を上方に付勢するとよい。
また、位置決め部材14は、ベース位置決め部材40に着脱可能な構成以外にも、例えば、ベース位置決め部材40の代わりに位置決め部材14を直接的に装置筐体24のロック操作部28にスライド可能に設置する構成としてもよい。
10 ドッキング装置
12 ラップトップパソコン
14 位置決め部材
16 下部筐体
18 上部筐体
24 装置筐体
26 PC搭載部
28 ロック操作部
28a 側壁部
40 ベース位置決め部材
44 プレート部
46 ベース部材
48 可動部材
48a 可動プレート部
48b 誤挿入防止部
48c 回転軸
48d 位置決め面
50 ガイド部
52 装着部
56 ねじりコイルばね

Claims (12)

  1. 下部筐体の後端部に上部筐体を開閉可能に連結した携帯用情報機器が着脱されるドッキング装置に設けられ、前記携帯用情報機器の装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする位置決め部材であって、
    前記携帯用情報機器は、前記上部筐体が前記下部筐体に対して閉じられた状態から開かれた場合に、該上部筐体の後端部が後方へと突出するヒンジ構造を有する携帯用情報機器を含み、
    当該位置決め部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を前記ドッキング装置に対して位置決めする一方、前記携帯用情報機器が前記ドッキング装置に装着された状態では前記ヒンジ構造による前記上部筐体の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材を有することを特徴とする位置決め部材。
  2. 請求項1記載の位置決め部材において、
    前記ドッキング装置の装置筐体に固定されるベース部材を有し、前記可動部材は、前記ベース部材に対して上下方向に回動可能に軸支されていることを特徴とする位置決め部材。
  3. 請求項2記載の位置決め部材において、
    前記ベース部材に対する回動方向で前記可動部材を上方側へと付勢する弾性体を有することを特徴とする位置決め部材。
  4. 請求項2又は3記載の位置決め部材において、
    前記可動部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を前記ドッキング装置に対して位置決めする位置決め面と、
    前記位置決め面の側部に設けられ、前記ベース部材から側方に外れた位置から下方へと突出した誤挿入防止部とを備えることを特徴とする位置決め部材。
  5. 請求項2〜3のいずれか1項に記載の位置決め部材において、
    前記装置筐体に対する固定位置を変更可能であることを特徴とする位置決め部材。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の位置決め部材において、
    前記ドッキング装置に対して着脱可能であることを特徴とする位置決め部材。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の位置決め部材において、
    平面視で視認可能であり、前記携帯用情報機器の後端部の載置位置を明示する位置決めマークを有することを特徴とする位置決め部材。
  8. 下部筐体の後端部に上部筐体を開閉可能に連結した携帯用情報機器と、
    前記携帯用情報機器が着脱されるドッキング装置に対して装着可能であり、前記携帯用情報機器の前記ドッキング装置への装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする位置決め部材と、
    を備えた携帯用情報機器セットであって、
    前記携帯用情報機器は、前記上部筐体が前記下部筐体に対して閉じられた状態から開かれた場合に、該上部筐体の後端部が後方へと突出するヒンジ構造を有し、
    前記位置決め部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を前記ドッキング装置に対して位置決めする一方、前記携帯用情報機器が前記ドッキング装置に装着された状態では前記ヒンジ構造による前記上部筐体の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材を有することを特徴とする携帯用情報機器セット。
  9. 請求項8記載の携帯用情報機器セットにおいて、
    前記位置決め部材は、前記ドッキング装置の装置筐体に固定されるベース部材を有し、前記可動部材は、前記ベース部材に対して上下方向に回動可能に軸支されていることを特徴とする携帯用情報機器セット。
  10. 下部筐体の後端部に上部筐体を開閉可能に連結した携帯用情報機器が着脱されるドッキング装置であって、
    前記携帯用情報機器には、前記上部筐体が前記下部筐体に対して閉じられた状態から開かれた場合に、該上部筐体の後端部が後方へと突出するヒンジ構造を有する携帯用情報機器を含み、
    当該ドッキング装置は、前記携帯用情報機器の装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする位置決め部材を備え、
    前記位置決め部材は、前記携帯用情報機器の後端面と当接することで該携帯用情報機器を当該ドッキング装置に対して位置決めする一方、前記携帯用情報機器が当該ドッキング装置に装着された状態では前記ヒンジ構造による前記上部筐体の開き動作を妨げない位置に退避可能な可動部材を有することを特徴とするドッキング装置。
  11. 請求項10記載のドッキング装置において、
    前記位置決め部材は、当該ドッキング装置の装置筐体に固定されるベース部材を有し、前記可動部材は、前記ベース部材に対して上下方向に回動可能に軸支されていることを特徴とするドッキング装置。
  12. 請求項10又は11記載のドッキング装置において、
    前記上部筐体が前記下部筐体に対して開かれた場合に該上部筐体の後端部が後方に突出しない第2ヒンジ構造を有する携帯用情報機器の装着時に、該携帯用情報機器の後端位置を位置決めする第2位置決め部材を備え、
    前記位置決め部材は、前記第2位置決め部材に対して着脱可能であることを特徴とするドッキング装置。
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