JP6023682B2 - 内視鏡及び内視鏡の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は内視鏡及び内視鏡の製造方法に係り、特に高い気密性が要求される内視鏡及び内視鏡の製造方法に関する。
外科手術あるいは内視鏡検査に使用した内視鏡は、患者間の感染を防止するため、滅菌処理する必要がある。近年では、内視鏡をオートクレーブ等の高圧蒸気滅菌器に入れ、高圧蒸気により滅菌する滅菌手法が主流になりつつある。
従来、光学ユニット及び撮像デバイスユニットが収容されている内視鏡の先端部の構造を、オートクレーブ対応の気密構造にする技術が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載の内視鏡は、特許文献1の図2に示すようにパイプ形状の素子枠の内部にレンズユニット及び固体撮像素子が設けられており、素子枠の先端部には、レンズユニットの先端レンズが気密性をもって固定され、素子枠の基端部には、コネクタが気密性をもって固定され、これにより素子枠を気密構造にしている。また、固体撮像素子は、素子リードピンを介してハイブリッドICに電気的に接続され、ハイブリッドICは、接続端子を介してコネクタに固定されている。即ち、固体撮像素子は、ハイブリッドICを介してコネクタに固定されている。
また、特許文献1の図13に示されている他の実施形態の内視鏡は、レンズユニットを配設した第1素子枠と、固体撮像素子を配設した第2素子枠との2体で構成されており、第1素子枠と第2素子枠とは、金属接合などによって気密的に接合される。
尚、第1素子枠と第2素子枠とは軸方向に相対的に移動可能になっており、接合前に、第1素子枠と第2素子枠との相対位置を変化させてピント調整を行うことができるようになっている。
特許第3934429号公報
特許文献1に記載の内視鏡は、固体撮像素子が素子リードピン及びハイブリッドICを介してコネクタに接続されており、固体撮像素子(又はハイブリッドIC)とコネクタとの間にはケーブルを配線しない構造になっている。従って、ハイブリッドICとコネクタとを接続するケーブルの結線作業が不要になるが、特許文献1に記載の発明は、ハイブリッドICとコネクタとをケーブルで接続するタイプの内視鏡には適用できない。
また、特許文献1に記載の発明は、固体撮像素子が素子リードピン及びハイブリッドICを介してコネクタに接続されるため、固体撮像素子とコネクタとは平行になるように素子枠に固定されることになる。即ち、特許文献1に記載の内視鏡に適用される固体撮像素子は、素子枠(内視鏡)の長手方向と直交する方向に配設される縦置きタイプに限られ、特許文献1に記載の発明は、内視鏡の細径化に有利な横置きタイプの撮像デバイスを適用することができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、気密性が要求される内視鏡の細径化を図ることができ、かつケーブルとコネクタとの結線作業が容易な内視鏡及び内視鏡の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様に係る内視鏡は、先端に光学窓が気密性をもって接合され、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、第2の筒体の基端部に気密性をもって接合される気密コネクタであって、撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を備え、第1の筒体と第2の筒体とは、気密性をもって接合され、気密コネクタは、コネクタ本体に気密性をもって貫通した複数のピンを有し、ケーブルと気密コネクタとは、ピンと嵌合するパイプ状の導電性部材を介して電気的に接続され、第1の筒体と第2の筒体とが相対的に移動可能な最大の移動量は、気密コネクタのピンと導電性部材との硬性部の長さの2倍以上であることが好ましい。
本発明の一の態様によれば、気密容器を構成する第1の筒体と第2の筒体とは、相対的に移動することで伸縮することができ、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが短くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させると、第2の筒体の基端部からケーブルを延出させることができる。これにより、ケーブルと気密コネクタとの結線作業が可能になる。そして、ケーブルと気密コネクタとの結線作業の終了後、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが長くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させることにより、ケーブルの余長を第2の筒体内に収容することができ、かつ第2の筒体の基端部に気密コネクタを係合させることができる。尚、第1の筒体の先端に気密性をもって接合される光学窓は、透明な平行平板に限らず、レンズとして機能するものでもよい。
また、ケーブルの一端を、パイプ状の導電性部材の一端に差し込んで固定し、導電性部材の他端を気密コネクタのピンに差し込むことにより、ケーブルと気密コネクタとを容易に接続することができる。更に、第1の筒体と第2の筒体とが相対的に移動可能な最大の移動量を、気密コネクタのピンと導電性部材との硬性部の長さの2倍以上とすることで、パイプ状の導電性部材を気密コネクタのピンに差し込む際の導電性部材の自由度を確保することができる。
本発明の他の態様に係る内視鏡は、先端に光学窓が気密性をもって接合され、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、第2の筒体の基端部に気密性をもって接合される気密コネクタであって、撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を備え、第1の筒体と第2の筒体とは、気密性をもって接合され、光学ユニットは屈曲光学系を含み、撮像デバイスユニットは第1の筒体の長手方向と平行に配置される。撮像デバイスユニットとして、第1の筒体の長手方向と平行に配置される横置きタイプのものを使用することにより、縦置きタイプに比べて内視鏡の細径化を図ることができる。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡は、先端に光学窓が気密性をもって接合され、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、第2の筒体の基端部に気密性をもって接合される気密コネクタであって、撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を備え、第1の筒体と第2の筒体とは、気密性をもって接合され、第1の筒体は、先端に光学窓が気密性をもって固定され、かつ光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第3の筒体と、第3の筒体と気密性をもって接合される第4の筒体とからなる。即ち、第1の筒体を、第3の筒体と第4の筒体の2つの筒体に分離することで、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第3の筒体の長さを短くすることができる。これにより、第3の筒体内に光学ユニット及び撮像デバイスユニットを配設する作業がしやすくなる。一方、第3の筒体に第4の筒体を接合することにより、第2の筒体との間で相対的に移動できる移動量を確保できるようにしている。
本発明の他の態様に係る内視鏡において、ケーブルは、撮像デバイスユニットから気密コネクタまでの距離に対応する長さであることが好ましい。これにより、第1、第2の筒体内において、ケーブルを収容するための内径を最小限にすることができ、内視鏡の細径化を図ることができる。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡において、第1の筒体及び第2の筒体の一方は、一定の隙間をもって嵌合する嵌合部を有し、嵌合部は、ケーブルの余長を調整可能な長さを有することが好ましい。これにより、ケーブルと気密コネクタとの結線作業の終了後、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが長くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させ、ケーブルの余長を第2の筒体内に収容する場合に、ケーブルの余長にバラツキがあっても、嵌合部の長さの範囲内で第1の筒体又は第2の筒体の端部が他方の筒体の内周面又は外周面と接するため、第1、第2の筒体の間を気密性をもって接合する際に、一定の隙間を有する嵌合部にて接合することができる。尚、嵌合部の長さが長すぎると、摺動時の抵抗が大きくなり、第1の筒体と第2の筒体との伸縮動作が円滑にできなくなるため、嵌合部は、第1の筒体と第2の筒体との伸縮動作を円滑に行うことができる長さを越えて長くすることはできない。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡において、気密コネクタは、コネクタ本体に気密性をもって貫通した複数のピンを有し、ケーブルと気密コネクタとは、ピンと嵌合するパイプ状の導電性部材を介して電気的に接続されることが好ましい。即ち、ケーブルの一端を、パイプ状の導電性部材の一端に差し込んで固定し、導電性部材の他端を気密コネクタのピンに差し込むことにより、ケーブルと気密コネクタとを容易に接続することができる。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡の製造方法は、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を準備する工程と、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが短くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させ、第2の筒体の基端部からケーブルを延出させる工程と、第2の筒体の基端部から延出したケーブルと気密コネクタとを電気的に接続する工程と、ケーブルと気密コネクタとの接続後に、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが長くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させ、第2の筒体の基端部に気密コネクタを係合させる工程と、第1の筒体の先端に光学窓を気密性をもって接合する工程と、第1の筒体と第2の筒体とを気密性をもって接合する工程と、第2の筒体の基端部と気密コネクタとを気密性をもって接合する工程と、を含んでいる。
第1の筒体の先端に光学窓を気密性をもって接合する工程、第1の筒体と第2の筒体とを気密性をもって接合する工程、及び第2の筒体の基端部と気密コネクタとを気密性をもって接合する工程における接合作業は、任意の順番及びタイミングで行うことができるが、第1の筒体と第2の筒体とを気密性をもって接合する工程、及び第2の筒体の基端部と気密コネクタとを気密性をもって接合する工程は、少なくともケーブルと気密コネクタとの接続後に行う必要がある。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡の製造方法において、ケーブルと気密コネクタとの接続後に、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが長くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させ、第2の筒体の基端部に前記気密コネクタを接合し、ケーブルは、第2の筒体の基端部に気密コネクタを接合したときの撮像デバイスユニットから気密コネクタまでの距離に対応する長さであることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡の製造方法において、気密コネクタは、コネクタ本体に気密性をもって貫通した複数のピンを有し、ケーブルと気密コネクタとを電気的に接続する工程は、ピンと嵌合するパイプ状の導電性部材を介して電気的に接続することが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡の製造方法において、第1の筒体と第2の筒体とが相対的に移動可能な最大の移動量は、気密コネクタのピンと導電性部材の硬性部の長さの2倍以上であることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る内視鏡の製造方法において、第1の筒体は、第3の筒体と第4の筒体とからなり、第3の筒体に光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する工程と、第3の筒体に第4の筒体を嵌合させる工程と、第3の筒体と第4の筒体とを気密性をもって接合する工程と、を含むことが好ましい。
本発明によれば、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、後続の第2の筒体とを相対的に移動(伸縮)できるように構成したため、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが短くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させると、第2の筒体の基端部からケーブルを延出させることができ、これにより、ケーブルと気密コネクタとの結線作業を容易に行うことができる。また、ケーブルと気密コネクタとの結線作業の終了後、第1の筒体の先端から第2の筒体の基端部までの長さが長くなるように第1の筒体と第2の筒体とを相対的に移動させることにより、ケーブルの余長を第2の筒体内に収容することができ、ケーブルを収容するためのスペースを最小限にすることができ、内視鏡の細径化を図ることができる。
本発明に係る内視鏡の第1実施形態を示す全体構成図 図1に示した内視鏡の先端硬性部の外観図であり、縮んだ状態を示す図 図1に示した内視鏡の先端硬性部の外観図であり、伸びた状態を示す図 図2に示した内視鏡の先端硬性部を拡大した要部断面図 図3に示した内視鏡の先端硬性部を拡大した要部断面図 気密コネクタの正面図 図6に示した気密コネクタの7−7線に沿う断面図 ケーブルと気密コネクタとが接続された状態を示す斜視図 ケーブルと気密コネクタとを接続する手順を示す図 本発明に係る内視鏡の第2実施形態を示す図であり、内視鏡の挿入部の先端硬性部が縮んだ状態を示す外観図 本発明に係る内視鏡の第2実施形態を示す図であり、内視鏡の挿入部の先端硬性部が伸びた状態を示す外観図 図10に示した内視鏡の先端硬性部を拡大した要部断面図 図11に示した内視鏡の先端硬性部を拡大した要部断面図
以下、添付図面に従って本発明に係る内視鏡及び内視鏡の製造方法の好ましい実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る内視鏡の第1実施形態を示す全体構成図である。
図1に示す内視鏡10は、外科手術に適用される電子内視鏡であり、患者の体腔内に挿入される挿入部12と、施術者が把持する操作部14とを有している。挿入部12は、後述する光学ユニット及び撮像デバイスユニット等が収容される先端硬性部16−1を備えている。この先端硬性部16−1は、挿入部12の外装ケースの内部に配設される。
操作部14には、ユニバーサルケーブル18が接続される。ユニバーサルケーブル18の先端にLG(ライトガイド)コネクタ20が設けられる。LGコネクタ20は不図示の光源装置に着脱自在に連結される。これにより、光源装置から内視鏡10内のライトガイド(図示せず)を介して挿入部12の先端に照明光を送り、体腔内を照明することができる。また、LGコネクタ20には、ビデオコネクタ22が接続され、ビデオコネクタ22が画像処理等を行う不図示のプロセッサに着脱自在に連結される。
図2及び図3は、それぞれ内視鏡10の先端硬性部16−1の外観図であり、先端硬性部16−1が縮んだ状態及び伸びた状態に関して示している。
また、図4及び図5は、それぞれ図2及び図3に示した先端硬性部16−1を拡大した要部断面図である。
これらの図面に示すように、先端硬性部16−1は、主として光学ユニット140及び撮像デバイスユニット150を収容する第1の筒体110と、第1の筒体110に接合される第2の筒体120と、気密コネクタ130とから構成されている。
第1の筒体110と第2の筒体120とは、気密容器を構成する主要部材であり、第1の筒体110及び第2の筒体120は、SUS(ステンレス鋼)製の金属管である。尚、SUSに代えてコバール、チタン等により構成することができる。
第2の筒体120は、その先端側に摺動部122(外周面の径が摺動部122以外の外周面の径よりも小さい部分)が形成されており、この摺動部122の外周面が第1の筒体110の内周面に摺動可能に嵌合する。これにより、第1の筒体110と第2の筒体120とは、相対的に移動することにより伸縮できるようになっている。即ち、第1の筒体110と第2の筒体120とは、望遠鏡のようなテレスコピックの構造になっている。
第1の筒体110内には、光学ユニット140及び撮像デバイスユニット150が収容され、その内部に固定される。光学ユニット140は、対物レンズ142と、プリズム(屈曲光学系)143とを有している。撮像デバイスユニット150は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子152と、撮像素子152及び駆動回路部品、集積回路部品等が実装される回路基板154とを有している。
対物レンズ142により撮像される像は、プリズム143を介して撮像素子152の受光面に結像され、ここで電気信号に変換される。このようにプリズム143を含む光学ユニット140を採用することで、撮像デバイスユニット150を、第1の筒体110の長手方向(対物レンズ142の光軸方向)と平行に配置することができる横置きタイプにしている。尚、横置きタイプは、縦置きタイプに比べて内視鏡10の細径化に有利である。
また、第1の筒体110の先端には、光学窓144が気密性をもって接合される。光学窓144は、透明なサファイア、石英等により構成された平行平板であり、接合性を確保するために表面に金属膜が蒸着され(メタライズ)され、ハンダ付けにより第1の筒体110の先端に気密性をもって接合される。本例では、光学窓144は、透明な平行平板であるが、光学ユニット140に含まれるレンズの一部を使用してもよい。
一方、撮像デバイスユニット150(回路基板154)に結線されているケーブル(本例では、17本のケーブル)160の他端は、第2の筒体120の基端部に取り付けられる気密コネクタ130に接続される。
ここで、ケーブル160と気密コネクタ130との結線作業は、第1の筒体110と第2の筒体120とを最も縮めた状態で行うことが好ましい。即ち、第1の筒体110と第2の筒体120とを相対的に移動させ、第1の筒体110の先端から第2の筒体120の基端までの長さ(全長)を最も短くすることで、第2の筒体120の基端から外部に延出するケーブル160の余長を長くすることができる。これにより、結線作業時におけるケーブル160の自由度が確保され、結線作業が可能になる。
図6は気密コネクタ130の正面図であり、図7は図6に示した気密コネクタ130の7−7線に沿う断面図である。
図6及び図7に示すように、気密コネクタ130は、貫通孔130aが形成されたコバール製のコネクタ本体(ベース)130bと、貫通孔130aに配置されたコバール製のピン132と、ベース130bとピン132とを絶縁性をもって固定する硼珪酸ガラス等からなる封止ガラス134と、から構成されている。この構成により気密コネクタ130は、ベース130bとピン132との間の気密を保つことができる。
また、気密コネクタ130のベース130bは、第2の筒体120の基端部に挿入されて嵌合する形状を有し、第2の筒体120の基端部の端面に当接するフランジ部130cを有している。
ベース130bは、コバールの他に硼珪酸ガラス等で構成することができる。また、ピン132は、コバールの他に銅、黄銅等で構成することができる。また、封止ガラス134として、硼珪酸ガラスの他にセラミック系封止材等で構成することができる。尚、気密コネクタ130の原材料や構造は、この実施形態に限らず、種々のものが適用できる。
[ケーブルと気密コネクタとの結線方法]
次に、ケーブル160と気密コネクタ130との結線方法について説明する。
図8は、ケーブル160と気密コネクタ130とが接続された状態を示す斜視図である。
同図に示すように、ケーブル160と気密コネクタ130とは、パイプ状の導電性部材170を介して電気的に接続される。
図9はパイプ状の導電性部材170を使用してケーブル160と気密コネクタ130とを接続する手順を示す図である。
図9(A)に示すように最初にパイプ状の導電性部材170を準備する。
次に、導電性部材170の一端の内部に導電性接着剤172を充填し、その後、ケーブル160の芯線を挿入する(図9(B))。室温で約24時間、導電性接着剤172を硬化させることにより、芯線を導電性部材170の内部に接続固定する。
続いて、ケーブル160を接続固定した導電性部材170の他端の内部に導電性接着剤172を充填し、導電性部材170を移動させて導電性部材170の他端にピン132を挿入する(図9(B),(C),(D))。
最後に、室温で約24時間、導電性接着剤172を硬化させることにより、ピン132を導電性部材170の内部に接続固定する(図9(D))。導電性接着剤172としてアレムコボンド525(耐熱温度170℃)、アレムコボンド556(耐熱温度170℃)(アレムコ社製)、及びDuralco120(耐熱温度260℃)(コトロニクス社製)等を使用することができる。
耐熱性の高い(耐熱温度130℃以上)の導電性接着剤172を利用することで高温環境でも接着力を維持することができる。内視鏡10を高圧高温蒸気滅菌(オートクレーブ)に適用することが可能となる。
図2及び図4は、上記のようにしてケーブル160と気密コネクタ130との結線作業が終了した状態に関して示している。この状態におけるケーブル160は、その一部が第2の筒体120の基端部から所定量(第1の筒体110と第2の筒体120とが相対的に移動可能な最大の移動量相当)だけ延出している。
この状態から、第1の筒体110の先端から第2の筒体120の基端部までの長さが長くなるように第1の筒体110と第2の筒体120とを相対的に移動させ、図3及び図5に示すように第2の筒体120の基端部に気密コネクタ130を嵌合させる。
続いて、図5に示すように表面に金属膜が蒸着された光学窓144と第1の筒体110の先端との嵌合部Aを、ハンダ付けにより封止する。
次に、第1の筒体110と第2の筒体120とを気密性をもって接合する。本例では、第1の筒体110と第2の筒体120とが嵌合している嵌合部B(第1の筒体110の基端部の全周)を、レーザ溶接することにより封止する。
最後に、第2の筒体120の基端部と気密コネクタ130とを気密性をもって接合する。本例では、第2の筒体120の基端部と気密コネクタ130とが嵌合している嵌合部C(第2の筒体120の基端部の全周)を、レーザ溶接することにより封止する。
これにより、光学ユニット140及び撮像デバイスユニット150を内蔵する先端硬性部16−1(第1の筒体110及び第2の筒体120)の内部の気密性を保持することができ、この先端硬性部16−1を備えた内視鏡10は、オートクレーブ滅菌に対応することができる。尚、レーザ溶接に限らず、他の金属溶接により封止するようにしてもよい。
尚、3つの嵌合部A,B,Cにおける封止作業の順番は、上記の順番に限らない。また、光学窓144と第1の筒体110の先端との嵌合部Aの封止作業は、ケーブル160と気密コネクタ130との結線作業前に行ってもよい。
本発明の第1実施形態によれば、図2及び図4に示すように第1の筒体110の先端から第2の筒体120の基端部までの長さが短くなるように第1の筒体110と第2の筒体120とを相対的に移動させ、第2の筒体120の基端部からケーブル160を延出させるようにしたため、ケーブル160と気密コネクタ130との結線作業が可能になる。
また、図3及び図5に示すように結線作業の終了後、第1の筒体110の先端から第2の筒体120の基端部までの長さが長くなるように第1の筒体110と第2の筒体120とを相対的に移動させ、ケーブル160の余長を第2の筒体120内に収容するようにしたため、複数本(本例では17本)のケーブル160を、撮像デバイスユニット150(回路基板154)から気密コネクタ130までの区間にわたり略直線状(撓んでいる場合を含む)に配線することができ、第1の筒体110及び第2の筒体120の内径(ケーブル160を収容するための内径)を最小限にすることができ、内視鏡10の細径化を図ることができる。即ち、ケーブル160の長さは、撮像デバイスユニット150から気密コネクタ130までの距離に対応する長さにすることで、撮像デバイスユニット150から気密コネクタ130までの区間にわたり略直線状に配線することができる。
[第2実施形態]
図10及び図11は、それぞれ本発明に係る内視鏡の第2実施形態を示す図であり、内視鏡10の挿入部12の先端硬性部16−2が縮んだ状態及び伸びた状態を示す外観図である。
図12及び図13は、それぞれ図10及び図11に示した先端硬性部16−2を拡大した要部断面図である。尚、図10から図13において、図2から図5に示した先端硬性部16−1と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10から図13に示すように、先端硬性部16−2は、主として第1の筒体210と、第1の筒体210に接合される第2の筒体220と、気密コネクタ130とから構成されている。
また、第1の筒体210は、第3の筒体212と、第3の筒体212に接続される第4の筒体214とから構成されている。
第3の筒体212には、図12及び図13に示すように光学ユニット140及び撮像デバイスユニット150が収容されている。第1の筒体210を、第3の筒体212と第4の筒体214とに分割し、第3の筒体212の長さを短くすることにより、第3の筒体212の基端部側から、光学ユニット140及び撮像デバイスユニット150を挿入し、第3の筒体212内に固着する作業が容易にできるようにしている。
また、第4の筒体214の長さを十分に長くすることにより、第4の筒体214と第2の筒体220とが相対的に摺動しながら移動できる移動量を確保できるようにしている。
第3の筒体212内に光学ユニット140及び撮像デバイスユニット150を挿入及び固定した後、第3の筒体212の基端部に第4の筒体214の先端部を嵌合することにより、第1の筒体210が構成される。この第1の筒体210は、図2から図5に示した第1の筒体110に対応するものであるが、第1の筒体110と比較して長いものとなっている。
第2の筒体220には、図11及び図13に示すように摺動部222が形成されている。摺動部222は、第4の筒体214の内周面に一定の隙間を持って摺動自在に嵌合する嵌合部222Aと、嵌合部222Aよりも僅かに外径が小さい細径部222Bとを有している。摺動部222を有する第2の筒体220は、図11に示す最大の移動量Lの範囲内で第4の筒体214内を移動(摺動)できるようになっている。
また、嵌合部222Aの長さLは、以下に示すように適切な長さにする必要がある。
即ち、嵌合部222Aの長さLAが長すぎると、摺動抵抗が大きくなり、移動が困難になる。一方、嵌合部222Aの長さLAが短すぎると、図13に示すように第2の筒体220と気密コネクタ130とが嵌合するように第2の筒体220を移動させた際に、第1の筒体210(第4の筒体214)の基端部と、第2の筒体220の細径部222Bとが重複するようになり、基端部の内周面と細径部222Bの外周面との間に隙間が発生する。この隙間は、第1の筒体210の基端部と第2の筒体220の先端部とをレーザ溶接する際の障害になる。
また、図10に示すように第2の筒体220の基端部から延出しているケーブル160の余長のバラツキ等により、図10及び図11に示すように第2の筒体220の移動量Lが変動するが、この場合でも第1の筒体210の基端部の端面の位置において、第2の筒体220の嵌合部222Aが嵌合するように嵌合部222Aの長さLを確保する。即ち、嵌合部222Aの長さLは、摺動抵抗により移動が困難になる長さよりも短く、かつケーブル160の余長を調整可能な長さであることが望ましい。
また、本例の先端硬性部16−2は、図10に示すように第1の筒体210(第4の筒体214)内に、第2の筒体220の摺動部222(図11)が収納されるように第2の筒体220を移動させることにより、ケーブル160と気密コネクタ130との結線作業に十分な長さのケーブル160を露出させることができる。
この露出させたケーブル160の一端の芯線と、気密コネクタ130のピン132とは、図9で説明したようにパイプ状の導電性部材170を介して電気的に接続される(図12)。
ここで、第1の筒体210(第4の筒体214)と第2の筒体220とが相対的に移動可能な最大の移動量Lは、気密コネクタ130(フランジ部130cの当接面)から気密コネクタ130に接続された導電性部材170のケーブルの接続側の端部までの長さ(硬性部の長さ)の2倍以上であることが好ましい。これにより、ケーブル160と気密コネクタ130との結線作業を容易に行うことができる。
ケーブル160と気密コネクタ130との結線作業が終了すると、第1の筒体210と第2の筒体220とを相対的に移動させ、図11及び図13に示すように第2の筒体220の基端部に気密コネクタ130を嵌合させる。
続いて、図13に示すように表面に金属膜が蒸着された光学窓144と第3の筒体212の先端との嵌合部Aを、ハンダ付けにより封止する。
次に、第3の筒体212と第4の筒体214とを気密性をもって接合する。本例では、第3の筒体212の基端部と第4の筒体214の先端部とが嵌合している嵌合部D(第3の筒体212の基端部の全周)を、レーザ溶接することにより封止する。
次に、第4の筒体214と第2の筒体220とを気密性をもって接合する。本例では、第4の筒体214の基端部と第2の筒体220の先端部とが嵌合している嵌合部B(第4の筒体214の基端部の全周)を、レーザ溶接することにより封止する。
最後に、第2の筒体220の基端部と気密コネクタ130とを気密性をもって接合する。本例では、第2の筒体220の基端部と気密コネクタ130とが嵌合している嵌合部C(第2の筒体220の基端部の全周)を、レーザ溶接することにより封止する。
これにより、光学ユニット140及び撮像デバイスユニット150を内蔵する先端硬性部16−2(第1の筒体210(第3の筒体212+第4の筒体214)及び第2の筒体220)の内部の気密性を保持することができ、この先端硬性部16−2を備えた内視鏡は、オートクレーブ滅菌に対応することができる。
尚、3つの嵌合部A,B,C,Dにおける封止作業の順番は、上記の順番に限らない。また、光学窓144と第3の筒体212の先端との嵌合部Aの封止作業、及び第3の筒体212の基端部と第4の筒体214の先端部との嵌合部Dは、ケーブル160と気密コネクタ130との結線作業前に行ってもよい。
[その他]
本実施形態の第1、第2の筒体等は円筒形状を有しているが、これに限らず、断面がD形状のように円筒の一部が平面状に形成されたものや、多角形の角筒などでもよい。また、第1、第2の筒体間の摺動部は、第2の筒体側に設けられているが、第1の筒体側に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、横置きタイプの撮像デバイスユニットを有する内視鏡について説明したが、本発明は縦置きタイプの撮像デバイスを有する内視鏡にも適用できる。
更に、本実施形態では、外科手術に適用される内視鏡について説明したが、本発明は、内視鏡の種類には限定されず、経鼻内視鏡、大腸内視鏡、工業用内視鏡等の各種の内視鏡に適用することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
10…内視鏡、12…挿入部、16−1、16−2…先端硬性部、110、210…第1の筒体、120、220…第2の筒体、122、222…摺動部、222A…嵌合部、222B…細径部、130…気密コネクタ、132…ピン、140…光学ユニット、142…対物レンズ、143…プリズム、144…光学窓、150…撮像デバイスユニット、152…撮像素子、154…回路基板、160…ケーブル、170…導電性部材、212…第3の筒体、214…第4の筒体

Claims (11)

  1. 先端に光学窓が気密性をもって接合され、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、
    前記第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、
    前記第2の筒体の基端部に気密性をもって接合される気密コネクタであって、前記撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を備え、
    前記第1の筒体と前記第2の筒体とは、気密性をもって接合され、
    前記気密コネクタは、コネクタ本体に気密性をもって貫通した複数のピンを有し、
    前記ケーブルと前記気密コネクタとは、前記ピンと嵌合するパイプ状の導電性部材を介して電気的に接続され、
    前記第1の筒体と第2の筒体とが相対的に移動可能な最大の移動量は、前記気密コネクタのピンと前記導電性部材との硬性部の長さの2倍以上である内視鏡。
  2. 先端に光学窓が気密性をもって接合され、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、
    前記第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、
    前記第2の筒体の基端部に気密性をもって接合される気密コネクタであって、前記撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を備え、
    前記第1の筒体と前記第2の筒体とは、気密性をもって接合され、
    前記光学ユニットは屈曲光学系を含み、前記撮像デバイスユニットは前記第1の筒体の長手方向と平行に配置される内視鏡。
  3. 先端に光学窓が気密性をもって接合され、光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、
    前記第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、
    前記第2の筒体の基端部に気密性をもって接合される気密コネクタであって、前記撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を備え、
    前記第1の筒体と前記第2の筒体とは、気密性をもって接合され、
    前記第1の筒体は、先端に光学窓が気密性をもって固定され、かつ光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第3の筒体と、前記第3の筒体と気密性をもって接合される第4の筒体とからなる内視鏡。
  4. 前記ケーブルは、前記撮像デバイスユニットから気密コネクタまでの距離に対応する長さである請求項1から3のいずれか1項に記載の内視鏡。
  5. 前記第1の筒体及び前記第2の筒体の一方は、一定の隙間をもって嵌合する嵌合部を有し、前記嵌合部は、前記ケーブルの余長を調整可能な長さを有する請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  6. 前記気密コネクタは、コネクタ本体に気密性をもって貫通した複数のピンを有し、
    前記ケーブルと前記気密コネクタとは、前記ピンと嵌合するパイプ状の導電性部材を介して電気的に接続される請求項2又は3に記載の内視鏡。
  7. 光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する第1の筒体と、前記第1の筒体の内周面又は外周面に摺動して移動可能な第2の筒体と、前記撮像デバイスユニットから延出するケーブルが接続される気密コネクタと、を準備する工程と、
    前記第1の筒体の先端から前記第2の筒体の基端部までの長さが短くなるように前記第1の筒体と前記第2の筒体とを相対的に移動させ、前記第2の筒体の基端部から前記ケーブルを延出させる工程と、
    前記第2の筒体の基端部から延出したケーブルと前記気密コネクタとを電気的に接続する工程と、
    前記ケーブルと気密コネクタとの接続後に、前記第1の筒体の先端から前記第2の筒体の基端部までの長さが長くなるように前記第1の筒体と前記第2の筒体とを相対的に移動させ、前記第2の筒体の基端部に前記気密コネクタを係合させる工程と、
    前記第1の筒体の先端に光学窓を気密性をもって接合する工程と、
    前記第1の筒体と前記第2の筒体とを気密性をもって接合する工程と、
    前記第2の筒体の基端部と前記気密コネクタとを気密性をもって接合する工程と、
    を含む内視鏡の製造方法。
  8. 前記ケーブルと気密コネクタとの接続後に、前記第1の筒体の先端から前記第2の筒体の基端部までの長さが長くなるように前記第1の筒体と前記第2の筒体とを相対的に移動させ、前記第2の筒体の基端部に前記気密コネクタを接合し、
    前記ケーブルは、前記第2の筒体の基端部に前記気密コネクタを接合したときの前記撮像デバイスユニットから気密コネクタまでの距離に対応する長さである請求項7に記載の内視鏡の製造方法。
  9. 前記気密コネクタは、コネクタ本体に気密性をもって貫通した複数のピンを有し、
    前記ケーブルと前記気密コネクタとを電気的に接続する工程は、前記ピンと嵌合するパイプ状の導電性部材を介して電気的に接続する請求項7又は8に記載の内視鏡の製造方法。
  10. 前記第1の筒体と第2の筒体とが相対的に移動可能な最大の移動量は、前記気密コネクタから該気密コネクタに接続された前記導電性部材の前記ケーブルの接続側の端部までの長さの2倍以上である請求項9に記載の内視鏡の製造方法。
  11. 前記第1の筒体は、第3の筒体と第4の筒体とからなり、
    前記第3の筒体に前記光学ユニット及び撮像デバイスユニットを収容する工程と、
    前記第3の筒体に前記第4の筒体を嵌合させる工程と、
    前記第3の筒体と第4の筒体とを気密性をもって接合する工程と、
    を含む請求項7から10のいずれか1項に記載の内視鏡の製造方法。
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