JP6137824B2 - 撮像ユニット、内視鏡装置および撮像ユニットの製造方法 - Google Patents
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Description
まず、実施の形態1における内視鏡装置について説明する。図1は、本実施の形態1における内視鏡装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1における内視鏡装置1は、細長な挿入部2と、この挿入部2の基端側であって内視鏡装置操作者が把持する操作部3と、この操作部3の側部より延伸する可撓性のユニバーサルコード4とを備える。ユニバーサルコード4は、ライトガイドケーブルや電気系ケーブルなどを内蔵する。
実施の形態1の変形例1にかかる撮像ユニットは、レンズホルダ22と、撮像ホルダ32Aおよび/またはプリズム30との接着を防止する段差部を有する。図4は、本実施の形態1の変形例1にかかる撮像ユニットを説明する断面図であり、図5は、図4の撮像ユニットの一部拡大断面図である。
実施の形態1の変形例2にかかる撮像ユニットは、レンズホルダ22Bと、撮像ホルダ32および/またはプリズム30との接着を防止する段差部24を有する。図6は、本実施の形態1の変形例2にかかる撮像ユニットを説明する断面図であり、図7は、図6の撮像ユニットの一部拡大断面図である。
実施の形態2では、仮当て付け部40Cが、撮像ホルダ32C内部に形成されている点で実施の形態1と異なる。図8は、実施の形態2にかかる撮像ユニットを説明する断面図であり、図9は、図8に示す撮像ユニットの製造工程を説明する図である。
実施の形態2の変形例1にかかる撮像ユニットは、プリズム30と、撮像ホルダ32Dとを接着する接着剤の収容部35を備える。図10は、本実施の形態2の変形例1にかかる撮像ユニットを説明する断面図である。実施の形態2の変形例1にかかる撮像ユニットは、撮像ホルダ32D内部のプリズム30の挿入側に、段差状の接着剤の収容部35が形成されている。実施の形態2の変形例1にかかる撮像ユニットにおいて、実施の形態2の効果に加え、撮像ホルダ32Dの内周面に形成された収容部35に接着剤33が収容されることにより、接着剤33による撮像ホルダ32Dとプリズム30との接着面積を確保できるため、接着強度を向上することができる。また、接着剤の収容部35は、実施の形態1の撮像ユニット100の撮像ホルダに形成しても同様の効果を得ることができる。
実施の形態2の変形例2にかかる撮像ユニットは、レンズホルダ22Cと、撮像ホルダ32Cおよび/またはプリズム30との接着を防止する溝部25を有する。図11は、本実施の形態2の変形例2にかかる撮像ユニットを説明する断面図である。実施の形態2の変形例2にかかる撮像ユニットにおいて、レンズホルダ22Cは、プリズム30を接着する接着剤33のレンズホルダ22C側へのはみ出しによる、レンズホルダ22Cと撮像ホルダ32Cおよび/またはプリズム30との接着を防止する溝部25を有する。溝部25は、レンズホルダ22Cの光線射出側端部であって、撮像ホルダ32Cの仮当て付け部40Cおよびプリズム30に接触する位置に形成される。レンズホルダ22Cに溝部25を設けることにより、レンズホルダ22Cと撮像ホルダ32Cおよびプリズム30との間に隙間ができるため、接着剤33がプリズム30の上面や下面に回りこんだ場合でも、レンズホルダ22Cと撮像ホルダ32Cおよび/またはプリズム30とが接着されることを防止することができる。したがって、実施の形態2の変形例2では、実施の形態2の効果に加え、製造の際の作業性を向上することができる。また、接着剤の収容部35を備える実施の形態2の変形例2にかかる撮像ユニットに、溝部25を形成してもよい。
実施の形態2の変形例3にかかる撮像ユニットは、プリズムを使用することなく、撮像素子を対物レンズ20群の光軸に対して垂直となるよう撮像ホルダ内周に組みつけている点で、実施の形態2と異なる。図12は、本実施の形態2の変形例3にかかる撮像ユニットを説明する断面図である。実施の形態3にかかる撮像ユニットは、撮像ホルダ32Cの仮当て付け部40Cに仮当て付けされた対物レンズ20群を収納したレンズホルダ22に、カバーガラス36を貼り付けた撮像素子31を当て付けることにより、撮像ホルダ32C内で撮像素子31の位置決めを行なう。位置決め後は、実施の形態2と同様に、撮像ホルダ32Cを摺動させてピント調整を行なえばよい。実施の形態2の変形例3では、実施の形態2と同様の効果をそうするとともに、プリズムを使用しないため、さらに撮像ユニットの光軸方向の流さ短縮できるという効果を奏する。実施の形態2の変形例3では、実施の形態2と同様に、撮像ホルダ内部に仮当て付け部を有しているが、実施の形態1と同様にレンズホルダの外周部に仮当て付け部を形成しても、同様の効果を得ることができる。また、実施の形態2の変形例1の接着剤収容部を撮像ホルダ内部に形成してもよく、レンズホルダと撮像ホルダおよび/またはカバーガラスとの接着防止のために、レンズホルダに実施の形態2の変形例2のような溝部を形成してもよい。
実施の形態2の変形例4では、撮像ホルダは、プリズム30を接着する接着剤33を注入する注入孔を備える点で、実施の形態2と異なる。図13は、本実施の形態2の変形例4にかかる撮像ユニットを説明する図であり、図13(a)は、撮像ホルダ32Dの斜視図であり、図13(b)は撮像ホルダ32D内で仮当て付け部で当て付けされたレンズホルダ22にプリズム30を当て付けたときの側面図である。実施の形態2の変形例4にかかる撮像ユニットは、実施の形態2と同様に、撮像ホルダ32Dの仮当て付け部に対物レンズ20群を収納したレンズホルダ22を仮当て付けした後、プリズム30を撮像ホルダ32D内に収容し、レンズホルダ22に当て付けることにより位置決めする。位置決め後、注入孔37から接着剤33を注入して撮像ホルダ32Dとプリズム30とを接着固定する。その後は実施の形態2と同様である。実施の形態2の変形例4では、撮像ホルダ32Dとプリズム30との接着が容易に行なえるとともに、レンズホルダ側への接着剤のはみ出しを防止することができる。なお、実施の形態2の変形例4では、実施の形態2と同様に、撮像ホルダ内部に仮当て付け部を有しているが、実施の形態1と同様にレンズホルダの外周部に仮当て付け部を形成した場合でも、同様の効果を得ることができる。
2 挿入部
3 操作部
4 ユニバーサルコード
5 先端部
6 湾曲部
7 可撓管部
8 コネクタ部
9 ライトガイドコネクタ
10 電気接点部
11 送気口金
12 湾曲ノブ
13 処置具挿入部
14 スイッチ
20 対物レンズ
21 観察窓
22、22B、22C レンズホルダ
23、33 接着剤
24 段差部
25 溝部
30 プリズム
31 撮像素子
32、32A、32C、32D 撮像ホルダ
34 段差部
35 接着剤収容部
36 カバーガラス
37 注入孔
40、40C 仮当て付け部
100、200 撮像ユニット
Claims (10)
- 被写体からの光を集光して結像する光学系をなす対物レンズ群と、
両端が開口した中空部分を有し、該中空部分に前記対物レンズ群を収納するレンズホルダと、
前記対物レンズ群から出射された光を屈折または透過する光学部材と、
前記光学部材から出射された光の像を撮像する撮像素子と、
両端が開口した中空部分を有し、該中空部分に前記光学部材を収納するとともに、前記撮像素子を保持する撮像ホルダと、
前記光学部材を前記撮像ホルダ内の所定位置に位置決めする仮当て付け部と、
を備え、
前記撮像ホルダ内に前記レンズホルダの一部を収容し、前記仮当て付け部を介して、前記レンズホルダと前記撮像ホルダとの位置を仮調整した後、前記光学部材を前記撮像ホルダ内の前記レンズホルダに当て付けることにより、前記光学部材を前記撮像ホルダ内の所定位置に位置決め可能に構成したことを特徴とする撮像ユニット。 - 前記仮当て付け部は、前記レンズホルダの外周部に形成された突起であることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
- 前記仮当て付け部は、前記撮像ホルダの内周部に形成された段差であることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
- 前記撮像ホルダは、前記レンズホルダ側に接着防止用の段差部を備えることを特徴とする請求項2に記載の撮像ユニット。
- 前記レンズホルダは、光射出側端部の前記撮像ホルダの内周面に接触する面に接着防止用の段差部を備えることを特徴とする請求項2に記載の撮像ユニット。
- 前記レンズホルダは、前記仮当て付け部に接触する面に接着防止用の溝部を備えることを特徴とする請求項3に記載の撮像ユニット。
- 前記撮像ホルダは、前記光学部材を接着する接着剤の収容部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の撮像ユニット。
- 前記撮像ホルダは、前記光学部材を接着する接着剤を外周部から注入する接着剤注入孔を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の撮像ユニット。
- 生体内に挿入され、生体内部を撮像する撮像ユニットを備えた内視鏡装置において、
前記撮像ユニットは、請求項1〜8のいずれか一つに記載の撮像ユニットであることを特徴とする内視鏡装置。 - 被写体からの光を集光して結像する光学系をなす対物レンズ群と、両端が開口した中空部分を有し、該中空部分に前記対物レンズ群を収納するレンズホルダと、前記対物レンズ群から出射された光を屈折または透過する光学部材と、前記光学部材から出射された光の像を撮像する撮像素子と、両端が開口した中空部分を有し、該中空部分に前記光学部材を収納するとともに、前記撮像素子を保持する撮像ホルダと、前記光学部材を前記撮像ホルダ内の所定位置に位置決めする仮当て付け部と、を備える撮像ユニットの製造方法であって、
前記レンズホルダの一部を前記撮像ホルダ内に収容して、前記レンズホルダまたは前記撮像ホルダを仮当て付け部に当て付けることにより、前記レンズホルダと前記撮像ホルダとの位置を仮調整する仮当て付けステップと、
前記光学部材を前記撮像ホルダ内に収容し、前記光学部材を前記撮像ホルダ内で位置調整された前記レンズホルダに当て付けて位置決め固定する位置決めステップと、
前記撮像ホルダを摺動させてピント調整する調整ステップと、
前記調整ステップでピント調整後の前記撮像ホルダを、前記レンズホルダに固定する固定ステップと、
を含むことを特徴とする撮像ユニットの製造方法。
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