JP6023014B2 - タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法 - Google Patents

タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6023014B2
JP6023014B2 JP2013136090A JP2013136090A JP6023014B2 JP 6023014 B2 JP6023014 B2 JP 6023014B2 JP 2013136090 A JP2013136090 A JP 2013136090A JP 2013136090 A JP2013136090 A JP 2013136090A JP 6023014 B2 JP6023014 B2 JP 6023014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
tile
recess
mandrel
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013136090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015010380A (ja
Inventor
竜徳 中村
竜徳 中村
Original Assignee
有限会社南共プロセス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社南共プロセス filed Critical 有限会社南共プロセス
Priority to JP2013136090A priority Critical patent/JP6023014B2/ja
Publication of JP2015010380A publication Critical patent/JP2015010380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6023014B2 publication Critical patent/JP6023014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、タイルに部材を取り付けたタイル構造体、及びタイル構造体の製造方法に関する。
従来、タイル施工方法として、乾式工法やPC板先付け工法等が知られている。これらの工法で用いられるタイル構造体において、タイルの裏側面に取付金具挿入用の直線状の溝を形成し、この溝に取付金具(取付部材)の一部を挿入して接着剤で固着したものがある(特許文献1,2参照)。そして、取付金具が下地材に係止されることで、タイルが下地材に固定されている。
実用新案登録第3152539号公報 実用新案登録第3182066号公報
ところで、特許文献1,2に記載のものでは、タイルの裏側面に直線状の溝を形成しているため、この溝に沿ってタイルが割れやすく、タイルの強度が低下しやすい。タイルの強度を確保すべく取付金具挿入用の溝を浅く形成した場合には、タイルから取付金具が離脱するおそれがある。
このため、特許文献1,2に記載のものでは、垂直に配置される下地材にタイルを固定する場合において、取付金具挿入用の溝を斜め上方に向けて形成するとともに、溝に接着剤を充填して取付金具の一部を固着している。その結果、タイルの加工や施工の手間が増加することとなる。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、その主たる目的は、タイルの強度が低下することを抑制するとともに、タイルの加工や施工の手間を減少させることにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
第1の手段は、タイル構造体であって、裏側面に凹部の形成されたタイルと、前記凹部に挿入可能なスリーブを有し、前記凹部に挿入された前記スリーブが変形されることで前記凹部に固定されたブラインドリベットと、前記ブラインドリベットに取り付けられた取付部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、タイルの裏側面に凹部が形成されており、ブラインドリベットは凹部に挿入可能なスリーブを有している。ここで、ブラインドリベットの通常の使用方法は、2つのワークに形成された貫通孔にスリーブを挿入して、裏側のスリーブを変形させることにより、2つのワークを締結するというものである。これに対して、上記構成では、凹部に挿入されたスリーブが変形されることで、凹部にブラインドリベットが固定されており、そのブラインドリベットに取付部材が取り付けられている。
このため、タイルには、ブラインドリベットのスリーブを挿入可能な凹部を形成するだけでよく、タイルの強度が低下することを抑制することができる。さらに、タイルの凹部にブラインドリベットを固定して、そのブラインドリベットを介してタイルに取付部材を取り付けることができる。したがって、タイルの加工や施工の手間を減少させることができる。なお、取付部材を下地材に係止することで、タイルを下地材に固定することができる。
第2の手段では、前記取付部材は、前記ブラインドリベットにより前記タイルに固定されている。
上記構成によれば、凹部にブラインドリベットが固定されており、そのブラインドリベットによって取付部材がタイルに固定されている。このため、タイルの凹部にブラインドリベットを固定するだけで、タイルに取付部材を固定することができ、タイルの加工や施工の手間を更に減少させることができる。
第3の手段では、前記ブラインドリベットはフランジを有しており、前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に、前記取付部材の一部が挟み込まれている。
一般にブラインドリベットは、表側のワークを押さえるフランジを有している。上記構成によれば、ブラインドリベットのフランジを利用して、タイルの裏側面とフランジとの間に、取付部材の一部が挟み込まれている。したがって、既存のブラインドリベットをそのまま利用して、タイルに取付部材を簡単且つ強固に固定することができる。
第4の手段では、前記取付部材は線材によって構成されており、前記線材は前記スリーブの外周に巻き付けられている。
上記構成によれば、取付部材は線材によって構成されており、線材はスリーブの外周に巻き付けられている。このため、ブラインドリベットに対して線材が動きにくくなり、ブラインドリベットによる線材の固定を安定させることができる。
第5の手段では、前記凹部の深さは、前記タイルの厚さの半分以上である。
タイルの裏側面に形成する凹部は、ブラインドリベットのスリーブを挿入可能であればよく、比較的小さく形成することができる。このため、凹部を形成したことによるタイルの強度低下を抑制することができ、タイルの厚さに対する凹部の深さの割合を大きくすることができる。そこで、上記構成では、スリーブを挿入可能な凹部の深さは、タイルの厚さの半分以上とされている。このため、タイルの強度低下を抑制しつつ、薄型のタイルを用いることが可能となる。
第6の手段では、前記凹部の断面形状は円形であり、前記スリーブは円筒状に形成されている。
上記構成によれば、タイルの凹部の断面形状は円形であり、ブラインドリベットのスリーブは円筒状に形成されている。このため、凹部に挿入されたスリーブを変形させた際に、凹部の内周面がスリーブの外周面により均等に押圧されるようになる。その結果、凹部の内周をスリーブが押圧する力を大きく設定することができ、タイルにブラインドリベットをより強固に固定することができる。
第7の手段は、タイル構造体の製造方法であって、タイルの裏側面に凹部を形成する工程と、前記凹部に挿入可能なスリーブと前記スリーブを変形させる際に引くマンドレルとを有するブラインドリベットを用い、前記凹部に前記スリーブを挿入する工程と、前記マンドレルを引いて前記凹部に挿入した前記スリーブを変形させることで、前記凹部に前記ブラインドリベットを固定する工程と、前記ブラインドリベットに取付部材を取り付ける工程と、を備えることを特徴とする。
上記工程によれば、タイルの裏側面に凹部が形成され、この凹部にブラインドリベットのスリーブが挿入される。そして、ブラインドリベットの通常の固定時と同様に、マンドレルが引かれて凹部に挿入されたスリーブが変形される。これにより、凹部にブラインドリベットが固定される。また、ブラインドリベットに取付部材が取り付けられる。したがって、第1の発明と同様の作用効果を奏することができる。なお、凹部にブラインドリベットを固定する工程と、ブラインドリベットに取付部材を取り付ける工程とは、どちらを先に実施してもよい。
第8の手段は、タイル構造体の製造方法であって、タイルの裏側面に凹部を形成する工程と、前記凹部に挿入可能なスリーブと前記スリーブを変形させる際に引くマンドレルとを有するブラインドリベットを用い、前記凹部に前記スリーブを挿入する工程と、前記マンドレルを引いて前記凹部に挿入した前記スリーブを変形させることで、前記凹部に前記ブラインドリベットを固定するとともに、前記ブラインドリベットにより前記タイルに取付部材を固定する固定工程と、を備えることを特徴とする。
上記工程によれば、凹部にブラインドリベットが固定されるとともに、ブラインドリベットによりタイルに取付部材が固定される。したがって、第2の発明と同様の作用効果を奏することができる。
第9の手段では、前記ブラインドリベットはフランジを有しており、前記固定工程では、前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に前記取付部材の一部を配置した状態で、前記マンドレルを引いて前記凹部に挿入した前記スリーブを変形させることで、前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に前記取付部材の一部を挟み込む。
上記工程によれば、タイルの裏側面とブラインドリベットのフランジとの間に取付部材の一部が配置された状態で、マンドレルが引かれて凹部に挿入されたスリーブが変形される。そして、タイルの裏側面とフランジとの間に、取付部材の一部が挟み込まれる。したがって、第3の発明と同様の作用効果を奏することができる。
第10の手段では、前記取付部材は線材によって構成されており、前記固定工程では、前記線材を前記スリーブの外周に巻き付け、且つ前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に前記線材の一部を配置した状態で、前記マンドレルを引いて前記凹部に挿入した前記スリーブを変形させることで前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に、前記取付部材の一部を挟み込む。
上記工程によれば、線材をスリーブの外周に巻き付け、且つタイルの裏側面とブラインドリベットのフランジとの間に線材の一部が配置された状態で、マンドレルが引かれて凹部に挿入されたスリーブが変形される。そして、タイルの裏側面とフランジとの間に、スリーブの外周に巻き付けられた線材の一部が挟み込まれる。したがって、第4の発明と同様の作用効果を奏することができる。
BR(Blind Rivet)を示す部分断面斜視図。 BRの通常の使用方法を示す図。 タイル構造体の裏側面を示す図。 タイル構造体のBR周辺を示す断面図。 タイル構造体を下地材に固定した状態を示す正面図。 タイルの凹部周辺を示す断面図。 タイルの凹部及びコーキング剤を示す断面図。 タイルの凹部にスリーブを挿入した状態を示す断面図。 ステンレス線の巻き付け方の変更例を示す断面図。 ステンレス線の巻き付け方の他の変更例を示す断面図。 取付部材の変更例を示す図。 取付部材の他の変更例を示す図。 取付部材の他の変更例を示す図。 タイル及びBRの変更例を示す断面図。 BRの他の変更例を示す断面図。 BRの他の変更例を示す断面図。 BRの他の変更例を示す断面図。
まず、ブラインドリベット(以下、「BR」と称す)の構成、及びBRの通常の使用方法について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、BR10を示す部分断面斜視図である。同図に示すように、BR10は、マンドレル11、スリーブ12、及びフランジ13を備えている。
マンドレル11は、アルミニウムやスチール、ステンレス等により、円柱状に形成されている。マンドレル11の端部には、半球状の頭部11aが形成されている。頭部11aの径は、マンドレル11の円柱部11cの径よりも大きくなっている。マンドレル11において頭部11aの隣には、円環状の凹部11bが形成されている。凹部11bの径は、マンドレル11の円柱部11cの径よりも小さくなっている。
スリーブ12及びフランジ13は、アルミニウムやスチール、ステンレス等により、一体に形成されている。スリーブ12は、円筒状に形成されている。スリーブ12の径は、4.0mmとなっている。マンドレル11の頭部11a及びスリーブ12を合計した軸方向の長さは、略8mmとなっている。フランジ13は、スリーブ12の軸方向の端部において、中央に貫通孔を有する円板状に形成されている。フランジ13の外径は、スリーブ12の外径よりも大きくなっている。スリーブ12とフランジ13とは、同軸状に形成されている。スリーブ12を軸方向に貫通する貫通孔と、フランジ13の貫通孔とは一致している。
マンドレル11の円柱部11cの外周に、スリーブ12及びフランジ13が嵌合している。円柱部11cの外径は、スリーブ12及びフランジ13の内径よりも若干小さくなっている。マンドレル11の頭部11aの外径は、スリーブ12及びフランジ13の内径よりも大きくなっており、スリーブ12の外径と略等しくなっている。
図2は、BR10の通常の使用方法を示す図である。ハンドツールTは、BR10を取り付けるノーズピースTa、BR10を変形させる際に操作するトリガTb、及びマンドレル11を把持する把持部Tcを備えている。ワークWA,WBには、BR10のスリーブ12を挿入可能な貫通孔が形成されている。
まず、同図(a)に示すように、ハンドツールTのノーズピースTaに、BR10のマンドレル11を挿入して、ノーズピースTaにBR10を取り付ける。
続いて、同図(b)に示すように、ワークWA,WBを互いの貫通孔が一致するように重ね合わせ、表側となるワークWA側から、それらの貫通孔にRB10の頭部11a及びスリーブ12を挿入する。
続いて、同図(c)に示すように、ワークWA,WBの貫通孔にRB10の頭部11a及びスリーブ12を更に挿入し、RB10のフランジ13がワークWAに当たる状態にする。そして、ハンドツールTのトリガTbを操作する。これにより、ハンドツールTの把持部Tcにより把持されたマンドレル11が、軸方向に引っ張られる。このとき、RB10のフランジ13がノーズピースTaにより押さえられており、フランジ13を基準としてマンドレル11が軸方向に引っ張られる。
その結果、同図(d)に示すように、マンドレル11の頭部11aにより、スリーブ12が変形される。詳しくは、頭部11aにより、スリーブ12の径が拡大されるとともに、スリーブ12が軸方向に圧縮される。このとき、頭部11aは、スリーブ12の中に入り込む。そして、マンドレル11の凹部11bの切断強度を超えた時点で、凹部11bにおいてマンドレル11が切断される。変形されたスリーブ12の外径は、ワークWA,WBの貫通孔の内径よりも大きくなっている。また、変形されたスリーブ12により、ワークWBが押圧されている。その結果、RB10により、ワークWAとワークWBとが締結される。
次に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、乾式工法やPC板先付け工法等で用いられるタイル構造体として具体化している。
図3は、タイル構造体50の裏側面を示す図である。図4は、タイル構造体50のBR10周辺を示す断面図である。タイル構造体50は、タイル20、BR10、コーキング剤31、及びステンレス線30を備えている。
タイル20は、陶磁質や石材等により、矩形板状に形成されている。タイル20の厚さ(板厚)は、8.5〜10.0mmの標準的な厚さである。本実施形態では、厚さ9.0mmのタイル20を採用している。
タイル20裏側面22には、凹部23が形成されている。凹部23の断面形状は円形となっている。すなわち、凹部23は円柱形状の穴となっている。凹部23の径は5.0mmであり、変形前の上記スリーブ12(頭部11a)の径(4.0mm)よりも大きくなっている。このため、凹部23にスリーブ12(頭部11a)を挿入可能となっている。凹部23の深さは、6.0mmであり、タイル20の厚さの3分の2(半分以上)となっている。
凹部23には、BR10の頭部11a及びスリーブ12が挿入されている。そして、凹部23に挿入されたスリーブ12が変形されることで、凹部23にBR10が固定されている。詳しくは、頭部11aにより、スリーブ12の径が拡大されるとともに、スリーブ12が軸方向に圧縮されている。そして、径が拡大されたスリーブ12の外周面が、凹部23の内周面に圧接されている。
なお、スリーブ12の外周面が凹部23の内周面に圧接されない場合や、BR10の通常の使用方法においては、スリーブ12の外径は略5.2mmまで拡大する。すなわち、凹部23の内径は、BR10単独でスリーブ12を変形させた場合のスリーブ12の外径よりも小さくなっている。
スリーブ12の外周には、ステンレス線30が略2回巻き付けられている。ステンレス線30は、スリーブ12においてフランジ13側の端部付近に巻き付けられている。すなわち、BR10にステンレス線30が取り付けられており、BR10を介してタイル20にステンレス線30が取り付けられている。ステンレス線30(線材、取付部材)の径は、例えば0.5〜0.8mmである。ステンレス線30の一部30aは、タイル20の裏側面22とBR10のフランジ13との間に挟み込まれている。このため、タイル20の凹部23にBR10を固定することで、BR10によりステンレス線30がタイル20に固定されている。
なお、凹部23には、コーキング剤31が充填されている。コーキング剤31により、凹部23とスリーブ12との隙間から、水や空気が漏れることが抑制されている。また、コーキング剤31は、凹部23とスリーブ12との間の緩衝材として機能している。
図5は、タイル構造体50を下地材40に固定した状態を示す正面図である。下地材40は、木質系下地材や、コンクリート製躯体、ベースボード、パネル工法におけるセメント板等により構成されている。
同図に示すように、下地材40には、ねじ41がねじ込まれている。そして、ねじ41にステンレス線30が結び付けられる(係止される)ことで、下地材40にタイル構造体50が固定されている。
次に、タイル構造体50を製造する方法について説明する。
まず、図6に示すように、タイル20の裏側面22の所定位置に、ドリルにより径5.0mmで深さ6.0mmの円柱形状の穴、すなわち凹部23を形成する。ここで、タイル20の裏側面22に形成する凹部23は、BR10のスリーブ12(頭部11a)を挿入可能であればよく、比較的小さく形成することができる。このため、凹部23を形成したことによるタイル20の強度低下を抑制することができ、タイル20の厚さに対する凹部23の深さの割合を大きくすることができる。そこで、本実施形態では、スリーブ12を挿入可能な凹部23の深さは、タイル20の厚さの3分の2(半分以上)としている。このため、タイル20の強度低下を抑制しつつ、薄型のタイル20を用いることが可能となる。
続いて、図7に示すように、凹部23内に3分の1から半分程度の深さまでコーキング剤31を充填する。なお、凹部23内に充填するコーキング剤31の量は、凹部23にBR10の頭部11a及びスリーブ12を挿入した時に、凹部23内がコーキング剤31で過不足なく満たされる程度にするとよい。
続いて、図8に示すように、凹部23にBR10の頭部11a及びスリーブ12を挿入する。ここで、頭部11a及びスリーブ12を合計した軸方向の長さは略8mmとなっており、凹部23の深さ6.0mmよりも長いため、凹部23の底部に頭部11aが当たった状態となる。この状態では、タイル20の裏側面22とフランジ13との間に隙間が形成されているため、その隙間からスリーブ12の外周にステンレス線30を略2回巻き付ける。詳しくは、BR10の上側から下側に回したステンレス線30を上側に戻し、もう一度上側から下側に回してから上側に戻す。これにより、ステンレス線30の両端がBR10の上側に配置され、タイル20の裏側面22とBR10のフランジ13との間に、ステンレス線30の一部30aが配置される。
そして、BR10の通常の使用方法と同様の手順で、BR10のスリーブ12を変形させる。すなわち、上述したハンドツールTのノーズピースTaに、BR10のマンドレル11を挿入して、ノーズピースTaにBR10を取り付ける。そして、ノーズピースTaをBR10のフランジ13に押し当てながら、ハンドツールTのトリガTbを操作する。これにより、ハンドツールTの把持部Tcにより把持されたマンドレル11が、軸方向に引っ張られる。
その結果、マンドレル11の頭部11aにより、スリーブ12が変形される。詳しくは、頭部11aにより、スリーブ12の径が拡大されるとともに、スリーブ12が軸方向に圧縮される。スリーブ12の径が拡大されることで、スリーブ12の外周面が凹部23の内周面に圧接される。ここで、タイル20の凹部23の断面形状は円形であり、BR10のスリーブ12は円筒状に形成されている。このため、凹部23に挿入されたスリーブ12を変形させた際に、凹部23の内周面がスリーブ12の外周面により均等に押圧されるようになる。その結果、凹部23の内周をスリーブ12が押圧する力を大きく設定することができ、タイル20にBR10をより強固に固定することができる。
また、スリーブ12が軸方向に圧縮されることで、BR10におけるフランジ13を除く部分の長さが短くなり、フランジ13がタイル20の裏側面22に近付けられる。なお、頭部11aがスリーブ12の中に入り込むことによっても、BR10におけるフランジ13を除く部分の長さが短くなる。このため、タイル20の裏側面22とフランジ13との間に、ステンレス線30の一部30aが挟み込まれる。すなわち、BR10により、ステンレス線30がタイル20に固定される。換言すれば、BR10を介してタイル20にステンレス線30が取り付けられる。
その後、マンドレル11の凹部11bの切断強度を超えた時点で、凹部11bにおいてマンドレル11が切断されて、図4に示したタイル構造体50が完成する。
こうして製造されたタイル構造体50の施工では、図5に示したように、下地材40にねじ込まれたねじ41にステンレス線30が結び付けられることで、下地材40にタイル構造体50が固定される。
また、タイル構造体50を、常温、−20℃、及び150℃にそれぞれ維持した複数のサンプルついて、タイル20からBR10を引き抜く方向へステンレス線30を引っ張る試験を実施した。その結果、BR10が抜けたサンプルは0であり、全てのサンプルにおいてステンレス線30が切断された。したがって、タイル構造体50の使用温度として想定される温度範囲では、タイル構造体50の温度にかかわらず、タイル20に対するBR10の固定強度は十分に確保されている。なお、タイル構造体50の通常の使用形態では、タイル20の裏側面22に沿ってBR10に力が作用する。この場合、BR10の抜けは確実に阻止されるとともに、BR10のせん断方向に対する強度は極めて高い。
タイル20そのものと、タイル20を含むタイル構造体50とについて、引っ張り破壊強度及び曲げ破壊強度を測定した。その結果、95×45×7mm、230×55×14mm、600×300×9mmのいずれの寸法のタイル20を用いた場合も、タイル20とタイル構造体50とで、引っ張り破壊強度及び曲げ破壊強度に有意な差は生じなかった。したがって、タイル20に凹部23やBR10を設けたとしても、タイル20の強度は低下していない。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・凹部23に挿入されたスリーブ12が変形されることで、凹部23にBR10が固定されており、そのBR10にステンレス線30が取り付けられている。このため、タイル20には、BR10のスリーブ12を挿入可能な凹部23を形成するだけでよく、タイル20の強度が低下することを抑制することができる。さらに、タイル20の凹部23にBR10を固定して、そのBR10を介してタイル20にステンレス線30を取り付けることができる。したがって、タイル20の加工や施工の手間を減少させることができる。
・凹部23にBR10が固定されており、そのBR10によってステンレス線30がタイル20に固定されている。このため、タイル20の凹部23にBR10を固定するだけで、タイル20にステンレス線30を固定することができ、タイル20の加工や施工の手間を更に減少させることができる。
・一般にBR10は、表側のワークを押さえるフランジ13を有している。本実施形態では、BR10のフランジ13を利用して、タイル20の裏側面22とフランジ13との間に、ステンレス線30の一部を挟み込んでいる。したがって、既存のBR10をそのまま利用して、タイル20にステンレス線30を簡単且つ強固に固定することができる。
・下地材40にタイル構造体50を取り付けるステンレス線30が、スリーブ12の外周に巻き付けられている。このため、BR10に対してステンレス線30が動きにくくなり、BR10によるステンレス線30の固定を安定させることができる。
・タイル20の裏側面22とBR10のフランジ13との間にステンレス線30の一部が配置された状態で、マンドレル11が引かれて凹部23に挿入されたスリーブ12が変形される。このため、タイル20の裏側面22とフランジ13との間に、ステンレス線30の一部を容易に挟み込むことができる。
上記実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。なお、上記実施形態と同一の部材については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・図9に示すように、スリーブ12の外周に、ステンレス線30を略1回巻き付けるようにしてもよい。詳しくは、BR10の上側から下側に回したステンレス線30を上側に戻して巻き付けを終了する。この場合も、ステンレス線30の両端がBR10の上側に配置され、タイル20の裏側面22とBR10のフランジ13との間に、ステンレス線30の一部30aが配置される。
また、スリーブ12の外周に、ステンレス線30を略3回以上巻き付けるようにしてもよい。その場合に、図10に示すように、スリーブ12においてフランジ13から離れた部分にステンレス線30を巻き付けてもよい。こうした構成によれば、ステンレス線30の一部30bが凹部23内に配置されることとなる。そして、スリーブ12を変形させた際に、ステンレス線30の一部30bが凹部23の内周面とスリーブ12の外周面とに挟み込まれることで、ステンレス線30をタイル20に固定することができる。
・図11に示すように、ステンレス線30に代えて取付金具130を採用することもできる。取付金具130(取付部材)は、ステンレス等により、環状の一定形状に形成されている。そして、取付金具130の一部が、タイル20の裏側面22とBR10のフランジ13との間に挟み込まれている。こうした構成によれば、取付金具130の強度を向上させることができるとともに、タイル20や下地材40への取付金具130の固定を容易に行うことができる。また、図12に示すように、両端部が「U」字状に形成された取付金具230(取付部材)を採用することもできる。なお、これらの取付部材の材質は、金属に限らず、必要な強度を備えていれば樹脂等を採用することもできる。
・図13に示すように、ステンレス線30に代えて取付板330を採用することもできる。取付板330(取付部材)は、ステンレスや樹脂等により、板状に形成されている。取付板330には、BR10のスリーブ12を挿入可能な貫通孔330aと、上述したねじ41を挿入可能な貫通孔330bが形成されている。そして、取付板330の貫通孔330a周辺(一部)が、タイル20の裏側面22とBR10のフランジ13との間に挟み込まれている。こうした構成によれば、取付板330の強度を向上させることができるとともに、タイル20や下地材40への取付板330の固定を容易に行うことができる。
・上記実施形態では、丸頭型のBR10を採用した。これに対して、図14に示すように、タイル20の凹部23の開口部に環状の面取り部24を形成するとともに、皿頭型のBR110を採用することもできる。すなわち、BR110のフランジ113において、スリーブ12側の面がスリーブ12の軸方向に対して傾斜しており、スリーブ12と反対側の面がスリーブ12の軸方向に対して垂直になっている。そして、凹部23の面取り部24は、フランジ113の形状に対応した形状になっている。こうした構成によれば、面取り部24によって設けられたスペースにフランジ13の一部が収容されるため、タイル20の裏側面22からフランジ13が突出する量を減少させることができる。
・図15に示すように、シールドタイプのBR210を採用してもよい。すなわち、BR210のスリーブ212は袋状に形成されており、スリーブ212の底部が塞がっている。そして、マンドレル11の頭部11aは、スリーブ212内に収容されている。こうした構成によれば、凹部23をBR210により封止することができ、凹部23に対する気密性を向上させることができる。
・図16に示すように、キャップタイプのBR310を採用してもよい。すなわち、BR310では、スリーブ312側に樹脂製のキャップ314が被せられている。こうした構成によっても、凹部23をBR310により封止することができ、凹部23に対する気密性を向上させることができる。
・図17に示すように、スリーブ412の変形終了後に、タイル20の裏側面22とフランジ413との間に隙間が形成されるBR410を採用することもできる。すなわち、スリーブ412の変形終了後においても、スリーブ412は凹部23の底部に当たっている。この場合は、裏側面22とフランジ413との間にステンレス線30が挟み込まれていない。すなわち、BR410のスリーブ412にステンレス線30が巻き付けられることで、BR410にステンレス線30が取り付けられている。なお、スリーブ412にステンレス線30を巻き付ける時期は、BR410を凹部23に固定する前後どちらでもよい。また、こうしたBR410に対して、図11の取付金具130や、図12の取付金具230、図13の取付板330を適用してもよい。
・タイル20の厚さが厚い場合等、凹部23の深さをタイル20の厚さの半分以上とする必要がない場合は、凹部23の深さをタイル20の厚さの半分よりも浅くしてもよい。
・コーキング剤31を省略してもよい。その場合であっても、タイル20にステンレス線30や取付金具130,230を強固に固定することができる。なお、凹部23にコーキング剤31を充填する手間を省くことができる。
・凹部23の断面形状は円形に限らず、楕円や多角形等、その他の断面形状を採用することもできる。要するに、凹部23にBR10,110,210,310のスリーブ12,212,312を挿入可能であり、スリーブ12,212,312を変形させることで、凹部23にBR10,110,210,310が固定されればよい。
・タイル20の形状は、矩形板状に限らず、円板状、楕円板状、菱形板状等、任意の形状を採用することができる。
・取付部材を下地材40に係止することでタイル20を下地材40に固定することと併せて、下地材40とタイル20とを接着剤等により接着してもよい。
11…マンドレル、12…スリーブ、13…フランジ、20…タイル、22…裏側面、23…凹部、30…ステンレス線(取付部材)、30a…一部、50…タイル構造体、113…フランジ、130…取付金具(取付部材)、212…スリーブ、230…取付金具(取付部材)、312…スリーブ、330…取付板(取付部材)、412…スリーブ、413…フランジ。

Claims (7)

  1. 下地材に固定されるタイル構造体であって、
    裏側面に凹部の形成されたタイルと、
    円柱状に形成されて端部に頭部が形成されたマンドレルと、前記マンドレルの円柱部の外周に嵌合して前記凹部に挿入可能なスリーブを有し、前記マンドレルの前記頭部により前記凹部に挿入された前記スリーブの径が拡大されるとともに、前記スリーブが軸方向に圧縮されることで、径が拡大された前記スリーブの外周面が前記凹部の内周面に圧接されて圧接力により前記凹部の内周面に固定されたブラインドリベットと、
    前記ブラインドリベットに取り付けられており、前記下地材に係止される取付部材と、
    を備え
    前記取付部材は線材によって構成されており、
    前記線材は前記スリーブの外周に巻き付けられていることを特徴とするタイル構造体。
  2. 前記取付部材は、前記ブラインドリベットにより前記タイルに固定されている請求項1に記載のタイル構造体。
  3. 前記ブラインドリベットはフランジを有しており、
    前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に、前記取付部材の一部が挟み込まれている請求項2に記載のタイル構造体。
  4. 前記凹部の深さは、前記タイルの厚さの半分以上である請求項1〜のいずれか1項に記載のタイル構造体。
  5. 前記凹部の断面形状は円形であり、
    前記スリーブは円筒状に形成されており、
    前記凹部の内周面が前記スリーブの外周面により均等に押圧されている請求項1〜のいずれか1項に記載のタイル構造体。
  6. 下地材に固定されるタイル構造体の製造方法であって、
    タイルの裏側面に凹部を形成する工程と、
    前記凹部に挿入可能なスリーブと前記スリーブを変形させる際に引くマンドレルとを有するブラインドリベットを用い、前記凹部に前記スリーブを挿入する工程と、
    前記マンドレルを引いて前記マンドレルの頭部により前記凹部に挿入した前記スリーブの径を拡大させるとともに前記スリーブを軸方向に圧縮させることで、径を拡大させた前記スリーブの外周面を前記凹部の内周面に圧接させて圧接力により前記凹部の内周面に前記ブラインドリベットを固定するとともに、前記ブラインドリベットにより前記タイルに、前記下地材に係止される取付部材を固定する固定工程と、
    を備え
    前記取付部材は線材によって構成されており、
    前記固定工程では、前記マンドレルを引く前に、前記線材を前記スリーブの外周に巻き付けることを特徴とするタイル構造体の製造方法。
  7. 前記ブラインドリベットはフランジを有しており、
    前記固定工程では、前記線材を前記スリーブの外周に巻き付け、且つ前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に前記線材の一部を配置した状態で、前記マンドレルを引いて前記マンドレルの前記頭部により前記凹部に挿入した前記スリーブの径を拡大させるとともに前記スリーブを軸方向に圧縮させることで、前記タイルの前記裏側面と前記フランジとの間に前記取付部材の一部を挟み込む請求項に記載のタイル構造体の製造方法。
JP2013136090A 2013-06-28 2013-06-28 タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法 Active JP6023014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136090A JP6023014B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136090A JP6023014B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015010380A JP2015010380A (ja) 2015-01-19
JP6023014B2 true JP6023014B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=52303783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136090A Active JP6023014B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6023014B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017082564A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 Toto株式会社 無機質板の固定方法およびそのための治具
JP6409854B2 (ja) * 2016-03-30 2018-10-24 Toto株式会社 無機質板の固定方法およびそのための治具

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04350248A (ja) * 1991-05-28 1992-12-04 Matsushita Electric Works Ltd 壁施工方法
JPH05171778A (ja) * 1991-12-24 1993-07-09 Inax Corp 板状建材の乾式施工方法
JP3026740B2 (ja) * 1994-06-20 2000-03-27 株式会社イナックス 掛止金具付板状建材
JPH108426A (ja) * 1996-06-21 1998-01-13 Yabu:Kk 歩行誘導マーカ及びその施工方法
JP3484086B2 (ja) * 1998-12-09 2004-01-06 富士通アクセス株式会社 締結具
JP3529312B2 (ja) * 1999-12-24 2004-05-24 ニチハ株式会社 建築板の留め付け構造
JP2001182205A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 National House Industrial Co Ltd Alc板固定方法
JP3416093B2 (ja) * 2000-02-22 2003-06-16 ニチハ株式会社 建築板の建物への留め付け方法、及び、そのための建築板と留め付け部材
JP3403370B2 (ja) * 2000-03-24 2003-05-06 ニチハ株式会社 建築板用留め付け部材、該留め付け部材を固定した建築板、及びその留め付け構造
JP2006132180A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 複合板と型材の締結構造および型材
JP4520896B2 (ja) * 2005-04-15 2010-08-11 積水化学工業株式会社 複層パネル及び複層パネルの取付構造
KR100821175B1 (ko) * 2006-04-05 2008-04-11 홍성산업 주식회사 건축용 리벳을 이용한 심축머리가 노출되지 않게 브라켓과 패널을 고정하는 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015010380A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101587163B1 (ko) 공동주택용 단열재 고정장치
US9551157B2 (en) Unit fixing insulation to a wall
EP2647851A1 (en) Fastener and method of installing same
JP6023014B2 (ja) タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法
US10072782B2 (en) Hoop as well as manufacturing method and use method of hoop
CN103567955A (zh) 双把手式可快拆拉杆的拉帽及拉栓工具
DK3011118T3 (en) Sealing plug for closing holes in walls and the like
CN105889255B (zh) 一种带橡胶密封衬套的抽芯铆钉
RU2667445C2 (ru) Способ крепления
AU2012101767A4 (en) Fastener for Corrugated Board
KR20130031978A (ko) 블라인드 리벳
CN202867465U (zh) 一种伞状弹勾锚栓
KR20150077924A (ko) 서클립 장착기구
CN202531577U (zh) 膨胀锚
CN205823875U (zh) 一种新型螺钉
US8365387B2 (en) Method of forming a rivet and securing a piece of material
JP4860402B2 (ja) アンカー
JP4971031B2 (ja) 荷重受支持ブラケット
CN104061220A (zh) 一种利用锤击方式安装的膨胀螺丝
JP6409854B2 (ja) 無機質板の固定方法およびそのための治具
WO2015097680A1 (en) Hand flaring tool
JP6294714B2 (ja) リベットおよび異種部材の締結構造
JP4695619B2 (ja) 中間部材の補強構造
KR102002062B1 (ko) 비닐하우스용 파이프 고정장치
JP2017082578A (ja) 無機質板の固定方法およびそのための治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151113

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20151113

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160826

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6023014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250