JP2001182205A - Alc板固定方法 - Google Patents

Alc板固定方法

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JP2001182205A
JP2001182205A JP37485199A JP37485199A JP2001182205A JP 2001182205 A JP2001182205 A JP 2001182205A JP 37485199 A JP37485199 A JP 37485199A JP 37485199 A JP37485199 A JP 37485199A JP 2001182205 A JP2001182205 A JP 2001182205A
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JP
Japan
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alc plate
diameter
lath
enlarged
alc
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Withdrawn
Application number
JP37485199A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nakagawa
勇二 中川
Motoji Kinoshita
元二 木下
Tetsuji Sakurada
哲至 櫻田
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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  • Finishing Walls (AREA)
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築用のALC板と取付材とを強固に固定し
うるALC板固定方法を提供する。 【解決手段】 建築用のALC板の内部に網目を有する
補強用のラス状体を、該ALC板の平面と平行に埋設す
るとともに、前記平面に前記ラス状体をこえる深さの孔
部を形成し、かつ拡径部を有する拡径リベットを前記平
面に接する取付材を通りかつ頭部を該取付材に接して前
記孔部に挿入するとともに、この拡径部が前記ラス状体
をこえた位置で拡径した拡大部を前記ラス状体に係止さ
せてALC板を取付材に固定するALC板固定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用のALC板
と取付材とを強固に固定しうるALC板固定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、壁パネル、床パネルなどの建築用
パネル体を用いた乾式工法による家屋が普及している。
家屋の外壁などを形成する外装パネルにあっては、セメ
ント原料と石灰との混和体に、けい酸質原料、アルミニ
ウム粉末などの気泡剤を添加したALC板が耐火性、断
熱性、耐振性、防音性などを理由として用いられる。
【0003】このALC板は、建築用パネルとして用い
るためには予め、取付材と一体化されたパネルとして用
いることが多いが、例えば特開平10−273958号
公報は、取付材を通りALC板の内部で拡径する拡大部
を有する拡径リベットを用いてALC板と取付材とを固
定することを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ALC
板は、発泡体であって耐圧強度が小であるため、内部で
拡径部が拡径するときALC板の内部破壊、クラックが
発生しやすく、又ALC板自体発泡性で強固な部材であ
るとはいえないいため、充分な支持力、固定力を発揮し
えない場合が生じるおそれがある。
【0005】本発明は、ALC板の内部に網目を有する
補強用ラス状体を埋設することを基本として、ALC板
を補強するとともにこのラス状体に拡大部を係止させる
ことにより、前記課題を解決しうるALC板を取付材に
固定するALC板固定方法の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築用のAL
C板の内部に網目を有する補強用のラス状体を、該AL
C板の平面と平行に埋設するとともに、前記平面に前記
ラス状体をこえる深さの孔部を形成し、かつ拡径部を有
する拡径リベットを前記平面に接する取付材を通り頭部
を該取付材に接して前記孔部に挿入するとともに、この
拡径部が前記ラス状体をこえた位置で拡径した拡大部を
前記ラス状体に係止させてALC板を取付材に固定す
る。
【0007】このように、網目を有する補強用のラス状
体をALC板内部に埋設することによって、ALC板自
体を補強しクラックの発生などを防止でき,かつラス状
体の網目で拡径リベットの拡径した拡大部を係止するこ
とにより、ALC板と取付材との固定力を向上できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1は、ALC板2をその縦方向両
側に取付材10、10を取付ける場合を示し、図1〜3
において、建築用のALC板2は、網目を有する補強用
のラス状体5を、該ALC板2の平面3と平行に内部に
埋設するとともに、拡径部23を有する拡径リベット2
1の前記拡径部22を、前記ラス状体5をこえた位置で
拡径した拡大部24によってラス状体5に係止し、これ
によりALC板2と取付材10とを強固に固定してい
る。
【0009】前記取付材10は、本例では、長片10a
と短片10bとを継ぎ片10cにより連結した溝形状鋼
であり、長片10aをALC板2の平面3に当接させか
つ溝部を向き合わせて配している。
【0010】ALC板2は、本例では、外壁として用い
られ、かつ前記平面3をなす屋外に向く外面3Bと屋内
に向く内面3Aとが互いに平行な矩形板であって、セメ
ント原料、気泡剤等により発泡させた周知構成を有し、
又本例では、巾30〜150cm、長さ50〜300c
m、厚さ3〜10cm程度のものを用いている。なおA
LC板2は、外面3Bには各種凹凸形状を適宜形成でき
る。
【0011】又ALC板2には、前記のごとく、その内
部に前記ラス状体5が、前記平面3、本形態では内面3
Aと平行に埋設されかつその全面に亘って配置されてい
る。なお周縁に5〜10mm程度を残して配するのもよ
く、又ラス状体5は、前記拡径リベット21の拡径した
拡大部24を係止しかつ固定力を発揮しうる程度の深
さ、例えば、内面3Aから10〜40mm程度であっ
て、通常ALC板2の厚さTの1/3〜2/3倍程度と
する。
【0012】また前記ラス状体5は、周知のスリット付
鋼板を伸ばした展開板からなり、菱形網目を具え、かつ
本例では、図4に示すように網目の長対角線の長さLa
と短対角線の長さLbとの比La/Lbを1.5〜3.
0程度、本例では、1.9程度であって、かつ網目の内
接円径D0を8〜25mm、好ましくは10〜15m
m、本例では、12.3mm程度としている。なおラス
状体5とは、壁下地用等のいわゆるラスの他、補強用と
して使用可能な金属線、例えば、鋼線、不銹線などから
なる金網体なども採用できる。又網目も菱形のみに限定
されない。
【0013】前記拡径リベット21は、図2、3に示す
ように、略円筒形をなすスリーブ22と該スリーブ22
の中空部分を通るマンドレル25とからなり、マンドレ
ル25の引き抜きによってスリーブ22の一端を膨出、
拡径して拡大部24を形成する周知構成を具える。本例
では、前記スリーブ22は、一方端には切りこみ23a
を有する拡径部23を、他端には略円錐台状の頭部26
を具えている。又マンドレル25は、スリーブ22の拡
径部23をこえる一端に、スリーブ22内への押込みに
より前記切りこみ23aを裂いて拡径し拡大部24を形
成する下テーパの押込み部29を有し、その他端は前記
スリーブ22をこえ、かつ本例では、ネジ部27を形成
している。なおネジ部27を把持する図示しない工具に
よるマンドレル25の牽引により拡径部23を広げて拡
大部24を形成したのち、該マンドレル25が切断する
ための細径部28が設けられる。
【0014】なお、拡大部24は、ALC板2が軟質で
あるときには、図2に一点鎖線で示すように横広がりの
花弁状にも拡径するが、ALC板2の抵抗があるときに
は図1に示すようにチューリップ状の広がりとなる。前
記拡径により拡大部24は、その輪郭外周円の径D2が
スリーブ22の径D1の、通常1.2〜3.5倍程度拡
径する。
【0015】この拡径リベット21の挿入のために、前
記ALC板2には、前記内面3Aから前記ラス状体5を
こえる深さの孔部6を形成する。ここで孔部6の深さ
は、前記内面3Aと接する前記取付材10の長片10a
の孔31を通って、かつ該長辺10aに拡径リベット2
1の前記頭部24が当接した状態において、孔部6内に
挿入される拡径リベット21の拡径部23が、前記ラス
状体5をこえて位置する深さに設定される。
【0016】又、拡径リベット21が、例えば、図4の
ように、菱形の網目の中心を貫通する場合において、前
記拡径によって前記拡大部24が前記ラス状体5に係止
しうる寸法のものを原則として採用する。即ち、内接円
径D0が、例えば12.3mmの前記図4の菱形の網目
の場合には、好ましくは、拡大部24の直径D2が1
3.0mm以上、即ちスリーブ22の直径D1が内接円
径D0よりも小であって、拡大部24の直径D2が内接
円径D0の1.1〜1.3倍程度となるものを好ましく
利用できる。なお、図3の内接円径D0が、例えば1
2.3mmの場合においては、通常4〜6mm径程度の
スリーブ径D1の拡径リベット21が採用できる。他
方、孔部6が網目の中心を通らない場合であっても、拡
大部24の少なくとも一部はラス状体5に係止されうる
こととなる。
【0017】図5は、ラス状体5の菱形網目の内接円径
D0が、拡径リベット21のスリーブの直径D1より遙
かに大であって、その拡径した拡大部24の直径D2よ
りも大きい場合を示している。かかる場合でも、拡大部
24の一部が前記ラス状体5に係止されることにより引
抜き抵抗を増し固定強度を向上できる。なお係止とは、
拡大部24の一部がラス状体5から外にはみ出す場合の
他、厚さ方向に近接している場合でも、ALC板2を介
してラス状体5に保持されることにより、保持強さをあ
る程度高めうる。
【0018】また、拡大部24が前記ラス状体5から離
れている場合にも、他の固定場所の拡径リベット21が
ラス状体5に係止されているときには、全体として保持
強度を向上できる。さらに図6に示すように、ラス状体
5の菱形の網目を小とすることもでき、このとき前記孔
部6の穿孔に際して、ラス状体5を切除した孔部6を設
けて、該ラス状体5をこえた位置で拡径して拡大部24
が係止される。
【0019】なお、本発明の方法において、ALC板
2,取付材10、拡径リベット21など種々なものが選
択できる。
【0020】
【発明の効果】上述したように、本発明では、ALC板
の内部にラス状体を埋設することによりALC板自体が
補強され、拡径リベットの拡径による内部クラックを防
止し、面圧強さを大としうるとともにち、拡径リベット
の拡大部が前記ラス状体に係止されてALC板と取付材
とを強固に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を例示した斜視図であ
る。
【図2】形態の要部を拡大して例示する断面図である。
【図3】拡径リベットの固定状態を示した断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態のラス状体を拡大して例示
した断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態のラス状体を拡大して例
示した断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態のラス状体を拡大して例
示した断面図である。
【符号の説明】
1 ALC板 2 平面 5 ラス状体 6 孔部 10 取付材 21 拡径リベット 23 拡径部 24 拡大部 26 頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/08 101 E04B 1/60 510 (72)発明者 櫻田 哲至 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 Fターム(参考) 2E002 NA01 NB06 PA04 PA07 QA01 QC07 RA00 RB00 XA03 XA16 2E110 AA48 AA50 AB04 BA16 CA09 CC03 CC06 DA09 DC14 GA24W GA31Y GA31Z GA33W GA33Z GB01Z GB02Y GB02Z GB23W 2E125 AA02 AA52 AA53 AB05 AC15 AE02 AE06 AE18 AG08 AG13 BA18 BA27 BB08 BB19 BB25 BB28 BB30 BC09 BE07 BE08 BF01 CA75 CA96 EA12 EA14 EB12 2E162 BA02 BB03 CA13 CB14 CB16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築用のALC板の内部に網目を有する補
    強用のラス状体を、該ALC板の平面と平行に埋設する
    とともに、前記平面に前記ラス状体をこえる深さの孔部
    を形成し、かつ拡径部を有する拡径リベットを前記平面
    に接する取付材を通りかつ頭部を該取付材に接して前記
    孔部に挿入するとともに、この拡径部が前記ラス状体を
    こえた位置で拡径した拡大部を前記ラス状体に係止させ
    てALC板を取付材に固定するALC板固定方法。
JP37485199A 1999-12-28 1999-12-28 Alc板固定方法 Withdrawn JP2001182205A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015010380A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 有限会社南共プロセス タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法
JP2017082564A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 Toto株式会社 無機質板の固定方法およびそのための治具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015010380A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 有限会社南共プロセス タイル構造体、及びタイル構造体の製造方法
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Legal Events

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Effective date: 20070306