JP6022799B2 - 多光軸光電センサの取付方法及び取付具 - Google Patents

多光軸光電センサの取付方法及び取付具 Download PDF

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Description

本発明は、プレス機械などの危険源への不用意な接近を防止するために危険区域への侵入を検知するライトカーテンを形成するための多光軸光電センサに関し、より詳しくは、この多光軸光電センサを支柱や壁面に固定するための取付方法及び取付具に関する。
多光軸光電センサは、プレス機械などの危険源とみなされる機械の安全性を確保するために多用されている。多光軸光電センサは、一般的には一対の投光器、受光器で構成され、この投光器と受光器でライトカーテンが形成される。ライトカーテンは複数の光軸を有し、この光軸の遮光を検出することで危険源を強制的に作動停止させる。
多光軸光電センサは危険源の周囲に設置した支柱や壁面に定置した状態で使用される。特許文献1は、多光軸光電センサを支柱などに定置するのに好都合な様々な取付具を提案している。特許文献1に開示の一つの取付具を説明すると、この取付具は、多光軸光電センサの高さ調整と、多光軸光電センサの向き調整とが可能である。具体的に説明すると、この取付具は、多光軸光電センサのケースの両側部に形成され且つ長手方向に延びる一対の溝に侵入する一対の爪を有し、この爪でケースをクランプすることで多光軸光電センサの高さ位置を固定することができる。
特許文献1に開示の取付具は、また、取付具本体に対して爪の相対的な位置を調整可能にするガイド機構を備えており、このガイド機構を使うことで多光軸光電センサの向きを調整することができ、またガイド機能をロックすることで、多光軸光電センサの向きを固定することができる。
特許文献1に開示の上記一つの取付具は、多光軸光電センサの高さ位置を固定するための第1操作と、ガイド機能をロックして多光軸光電センサの向きを固定するための第2操作とが全く異なる操作部材(異なるネジ)によって行う構成となっている。すなわち、特許文献1の取付具にあっては、多光軸光電センサの高さ位置を固定するのに第1のネジを操作し、多光軸光電センサの向きを固定するのに第2のネジを操作することで、多光軸光電センサの光軸調整が完了するようになっている。
特許文献1は、また、一つの操作で多光軸光電センサの高さ位置及び向きを同時に固定する機構を備えた他の取付具も開示している。
特開2003−242868号公報
多光軸光電センサの光軸調整は、一般的には、投光器と受光器との高さ位置を整合させる工程と、投光器と受光器の向きを一致させる工程とを含んでいる。この光軸調整を行うのに、先ず高さ位置を整合させ、次いで投光器と受光器の向きを一致させるのが、作業としてやり易い。
特許文献1に開示の上記他の取付具のように、一つの操作で多光軸光電センサの高さ位置及び向きを同時に固定する方式を採用したときには、高さ調整と向き調整との2つの調整に注意を払いながら多光軸光電センサを固定する操作を行う必要があることから、光軸調整にスキルと馴れが必要である。
特許文献1に開示の上記一の取付具は、投光器と受光器との高さ位置を整合させる工程と、投光器と受光器の向きを整合させる工程とを独立して行うことができるため、上記他の取付具のようなスキルや馴れを必要としないが、複数のネジを操作する煩わしさが残る。なお、特許文献1に開示の上記一の取付具では3本のネジを締め付ける操作が要求される。
本発明は、1つの操作部材を操作するだけで、多光軸光電センサの高さ位置を固定する第1工程と、それに続く多光軸光電センサの向きを固定する第2工程を順番に完了させることのできる多光軸光電センサの取付方法及び取付具を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明の第1の観点によれば、
支柱又は壁面に取付具を使って多光軸光電センサを取り付ける際に多光軸光電センサの高さ位置と向きを調整した後に取付具の操作部材を締め付けることにより多光軸光電センサの高さ位置を固定し、また、多光軸光電センサの向きを固定する取付方法であって、
一つの操作部材を操作することにより多光軸光電センサの高さ位置を固定する第1工程と、
該第1工程に続いて、前記一つの操作部材を更に操作することにより前記多光軸光電センサの向きを固定する第2工程とを有し、
前記第1工程で前記一つの操作部材を操作するときには前記取付具に含まれる多光軸光電センサの高さ位置を固定するための構成要素が弾性変形を伴わず、前記第2工程で前記一つの操作部材を更に操作するときに前記構成要素が弾性変形を伴うことを特徴とする多光軸光電センサの取付方法を提供することにより達成される。
上記の技術的課題は、本発明の他の観点によれば、
支柱又は壁面に対して多光軸光電センサの高さ調整を行った後に且つ向き調整を行った後に多光軸光電センサの高さ位置及び向きを固定するための取付具において、
前記多光軸光電センサの高さ位置を固定するための一つの操作部材を有し、
該一つの操作部材を操作することにより前記多光軸光電センサの高さ位置を固定した後に、該一つの操作部材を更に操作することにより前記多光軸光電センサの向きを固定することができ、
該多光軸光電センサの向きを固定するために前記一つの操作部材を操作したときに、前記多光軸光電センサの高さ位置を固定するための構成要素が弾性変形する部分を更に有することを特徴とする多光軸光電センサ用取付具を提供することにより達成される。
本発明の他の目的、作用効果は、以下の本発明の好ましい実施例の詳細な説明から明らかになろう。
第1実施例の取付具を多光軸光電センサに組み付ける状態を示す図である。 第1実施例の取付具の分解斜視図である。 第1実施例の取付具に含まれるベース部材の斜視図である。 組み立てた状態の第1実施例の取付具の斜視図である。 第1実施例の取付具を使って多光軸光電センサの高さ調整及び高さ位置の固定を説明するための図であり、(I)は高さ調整が可能な状態を示し、(II)はネジを締めることにより多光軸光電センサの溝の中に位置している複数の爪が溝の一対の側縁部と係合し始めている状態を示し、(III)は、ネジを更に締めることにより多光軸光電センサの溝の中に位置している複数の爪が溝の一対の側縁部と係合して多光軸光電センサの高さ位置が固定された状態を示す。 第1実施例の取付具のネジを増し締めして多光軸光電センサの向きを固定するときの動作を説明するための図である。 第1実施例の取付具に含まれるカム面を説明するために要部を分解して示す図であり、ホルダ部材に形成されたカム面を図示するために図2に示すZ方向から見た図である。 第2実施例の取付具の複数の爪を多光軸光電センサの溝に挿入する工程を示す斜視図である。 第2実施例の取付具の分解斜視図である。 第2実施例の取付具を使って多光軸光電センサの高さ調整及び高さ位置の固定を説明するための図であり、(I)は高さ調整が可能な状態を示し、(II)はネジを締めることにより多光軸光電センサの溝の中に位置している複数の爪が溝の一対の側縁部と係合した状態を示し、(III)は多光軸光電センサの高さ位置を固定した状態でも多光軸光電センサの向きを調整できることを説明するための図である。 第2実施例の取付具のネジを増し締めして多光軸光電センサの向きを固定するときの作用を説明するための図であり、(IV)は多光軸光電センサの高さ位置を固定した状態であっても多光軸光電センサの向きを調整できる状態を示し、(V)ネジを更に締め込むことにより多光軸光電センサの向きが固定される作用を説明するための図である。 第3実施例の取付具のC字状のリング部分を円柱に組み付けた後に一対の爪を多光軸光電センサのレールに組み付ける工程を示す斜視図である。 (I)はネジが緩んだ状態で第3実施例の取付具の一対の爪を多光軸光電センサのレールに係合させた状態を示し、(II)はネジを締めて一対の爪でレールをクランプすることにより多光軸光電センサの高さ位置を固定した状態を示す。 (III)はネジを増し締めしてC字状のリング部分を支柱に固定する工程を示し、(IV)はネジの増し締めによって一対の連結部が弾性変形することを説明するための図である。 第4実施例の取付具の分解斜視図である。 第4実施例の取付具に含まれるベース部材に帯状部材を組み付けた状態を示す斜視図である。 第4実施例の取付具に対する多光軸光電センサの組み付けを説明するための図である。 第4実施例の取付具に多光軸光電センサを組み立てた状態を示す平面図である。 図18のX19−X19に沿って切断した断面図である。 第4実施例の取付具に組み付けた多光軸光電センサの高さ調整及び多光軸光電センサの高さ位置の固定を説明するための図であって、(I)はネジSを緩めて多光軸光電センサが高さ調整可能な状態を示し、(II)はネジSを締め付けて多光軸光電センサの高さ位置を固定した状態を示す。 多光軸光電センサの高さ位置の固定が完了した後に多光軸光電センサの向きの調整及び多光軸光電センサの向きの固定を説明するための図であって、(III)は向き調整可能な状態を示し、(IV)はネジSを増し締めして多光軸光電センサの向きを固定した状態を示す。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい複数の実施例を説明する。
第1実施例(図1〜図7)
先ず、第1実施例が適用可能な多光軸光電センサについて説明する。図1を参照して、第1実施例の取付具100は、長手方向に延びる幅広の溝2を備えた多光軸光電センサ4に適用される。溝2は、多光軸光電センサ4を包囲する後付の保護ケース(図示せず)に形成されていてもよい。溝2は互いに対抗する一対の縁部2a、2aを有し、この一対の縁部2a、2aを使って取付具100が固定される。
なお、図1に図示の例では、溝2は、多光軸光電センサ4の検出面6とは反対側の背面8に形成され、この溝2は多光軸光電センサ4の長手方向一端から他端まで連続して延びている。図1には、多光軸光電センサ4が、そのケースだけ描かれている。多光軸光電センサ4の溝2は、多光軸光電センサ4の左右のいずれか一方の側面10に形成されていてもよい。また、多光軸光電センサ4を包囲して多光軸光電センサ4と一体化する保護ケースに上記の溝2を設け、この保護ケースを支柱や壁に固定するのに取付具100を用いてもよい。
図2は取付具100の分解図である。取付具100は、アルミニウム合金あるいは亜鉛合金の鋳造品である第1〜第3の3つの部材102、104、106と、操作部材である1本のネジSと、で構成されている。第1の部材102はベース部材であり、このベース部材102は縦壁102aと横壁102bとを備えており、側面視したときにL字状の形状を有している。そして、縦壁102aと横壁102bには、その4つの角隅部に貫通孔108が形成され、この合計4つの貫通孔108に挿通されるネジ(図示せず)を使ってベース部材102が支柱や壁に固定される。
引き続き図2を参照して、ベース部材102は、縦壁102aと横壁102bとに跨ってアーチ状に延びる第1、第2の2つの円弧壁110、112を有している。図3は、ベース部材102を図2とは反対側から見た斜視図である。この図3を参照して、円弧壁110、112には、夫々、アーチ状に延びるガイド溝114、116が形成されている。この第1、第2のガイド溝114、116は同じ方向(図2で説明すれば図面に向かって右方向)に開放している。より詳しく説明すると、第1、第2のガイド溝114,116は、これに隣接してアーチ状に延びるガイド面118、120に向けて開放されている。これら第1、第2のガイド溝114、116及びガイド面118、120は、次に説明するホルダ部材104の揺動を案内するガイド機構を構成している。
第2の部材104は、上記ベース部材102の第1、第2のアーチ状のガイド溝114、116(図3)及びこれに隣接する第1、第2のアーチ状のガイド面118、120に案内されて揺動可能なホルダ部材である。ホルダ部材104は、アーチ状の底面104aを有し、また、第1、第2のアーチ状のフランジ122、124を有している(図2)。ホルダ部材104は、この第1、第2のアーチ状フランジ122、124が上述したベース部材102の第1、第2のアーチ状のガイド溝114、116に案内され、また、アーチ状の底面104aがベース部材102の第1、第2のガイド面118、120に擦接することによりホルダ部材104はベース部材102に対して円弧動が可能である。このホルダ部材104の円弧動によって、後に説明するように多光軸光電センサ4の向きを調整することができる。
図3を参照して、ベース部材102の第1、第2のアーチ状のガイド溝114、116を規定する第1、第2の天井壁125、126(図2)は側面125a、126aを有する。
図2に戻って、ホルダ部材104は中央空所127を有し、また、この中央空所127を挟んで位置する第1、第2の2つのアーム128、130を有する。この第1アーム128と第2アーム130との間の離間距離は、後に説明する爪部材106の幅寸法と概略同じである。第1、第2のアーム128、130の先端部には、夫々、第1、第2の爪134、136が形成されている。そして、アーム128、130の先端は横ブロック132で互いに連結され、この第1、第2のアーム128、130の間に爪部材106が配置される。
ホルダ部材104は、また、第1、第2の爪134、136と対抗して位置するブリッジ138を有する。すなわち、第1、第2のアーム128、130の基端はブリッジ138によって連結されている。そして、このブリッジ138には、上下に貫通した長孔140が形成され、長孔140の中にネジSが挿入される。ここに、長孔140の長軸は爪部材106の延びる方向つまり第1、第2のアーム128、130の長手方向と一致している。
図2を引き続き参照して、第3の部材106は第2の可動部材としての爪部材である。この爪部材106は、側面視したときにU字状の形状を有し、その先端に第3の爪144が形成され、他方、基端側の端面にネジ穴146が形成され、このネジ穴146には、前述したホルダ部材104の長孔140に挿入されたネジSが螺合される。爪部材106は、第3の爪144と基端との間に、第3の爪144に隣接して挟持面148と薄肉部106aとを有し、挟持面148は、後に説明する多光軸光電センサ4を固定する際に多光軸光電センサ4の側面を支持して前記ホルダ部材104の第1、第2の爪134、136と協働して多光軸光電センサ4の溝2の縁部2aをクランプする(図5(III))。爪部材106の挟持部148に隣接した薄肉部106aは、後に説明するネジSの増し締めに伴って爪部材106に無理な力が作用したときに弾性変形して、この無理な力を吸収する。
図4は組み立てた状態の取付具100を示す。この図4を参照して、ベース部材102の第1、第2の円弧壁110、112の間に、ホルダ部材104の第1のアーム128及び爪部材106が横並びに並んだ状態で配置されている。すなわち、第1、第2の円弧壁110、112は第1のアーム128及び爪部材106をサンドイッチしている。更に、ベース部材102の第2の円弧壁112の外側にホルダ部材104の第2のアーム130が位置している。この第2の円弧壁112を中心に取付具100を見ると、第2の円弧壁112の一方の側(図4に向かって左側)に爪部材106が位置し、他方の側(図4に向かって右側)に第2アーム130が位置している。このベース部材102の第2の円弧壁112が、爪部材106と、ホルダ部材104の第2アーム130によってサンドイッチされた状態にあることに注目すべきである。
第1実施例の取付具100の作用を概略的に説明すると、ネジSを緩めた状態では、爪部材106は長孔140によって比較的自由に移動することができるため、この爪部材106の第3の爪144と、ホルダ部材104の第1、第2の爪134、136との間隔を狭めた状態にして、この第1〜第3の爪134、136、144を多光軸光電センサ4の溝2の中に挿入する(図5の(I))。なお、ホルダ部材104の第1、第2の爪134、136と、爪部材106の第3の爪144とは反対側に延びて、多光軸光電センサ4の溝2の一対の側縁部2a、2aと夫々係合可能であるが、ネジSが緩い状態では取付具100に対して多光軸光電センサ4は長手方向に移動可能である。
多光軸光電センサ4の溝2の中に第1〜第3の爪134、136、144を挿入した後、多光軸光電センサ4を上下させてその高さ位置を決める。そして、ネジSを締めると、第1のカム面160(図2、図7をも参照)の作用によって、第3の爪144(爪部材106)が前方Fwd(図4)に移動して、この第3の爪144が第1、第2の爪134、136から遠ざかる方向に移動する(図5の(II))。第3の爪144と第1、第2の爪134、136との間の間隔が大きくなって多光軸光電センサ4の溝2の一対の側縁部2a、2aと夫々きつく係合した状態となると、爪部材109とホルダ部材140と多光軸光電センサ4とが一体化した状態となる(図5の(III))。これにより多光軸光電センサ4はその高さ位置が固定される。
図5の(II)と(III)とを対比すると分かるように、好ましくは、ネジSを締め込んだ状態では第1カム面160から解放されるのがよい。第1のカム面160から基底面162に移行する段階でネジSの締め込みトルクは約0.2N・mとなるように設定されている。なお、第1のカム面160から基底面162に移行する段階でクリックが発生し、多光軸光電センサ4の高さ固定が完了したことを知らせるようにしてもよい。また、第1カム面160から基底面162に移行することに伴う爪部材104の揺動によって、多光軸光電センサ4の側縁部2a、2aは第1〜第3の爪134、136、144とホルダ部材104と爪部材106の挟持面106aとで挟持された状態となり、多光軸光電センサ4の高さ固定が一層確実なものになる。
上記の多光軸光電センサ4の高さ固定が完了しても、ホルダ部材104はベース部材102に対して円弧動作が可能であり、これにより多光軸光電センサの向きを調整することができる。
多光軸光電センサ4の向きを決めたらネジSを更に締める(ネジSの増し締め)。図6を参照して、これによりホルダ部材104と爪部材106の基底面162同士が接近する。このネジSの増し締めに伴って、爪部材106には無理な力が作用することになるが、この無理な力は、爪部材106の薄肉部106aの弾性変形によって吸収される。なお、ネジSの締め込みトルクは約1.0N・mで円弧動作が固定され、約約2.0N・mで安定的な固定状態となる。
ネジSの更なる締め込み(ネジSの増し締め)によって第2のカム面164が作用して、爪部材106は、ベース部材102の第2の円弧壁112に接近する方向に付勢される(図2、図6の右方SLd)。これと同時に、同じ第2のカム面164(図2、図6をも参照)の作用によってホルダ部材104は反対方向(図2、図6の左方)に付勢され、ベース部材102の第2の円弧壁112に接近する方向に付勢される。これによりホルダ部材104の第2のアーム130はベース部材102の第2の円弧壁112を左方に向けて押圧する状態になる。この結果、ベース部材102の第2の円弧壁112は、図6において左側に位置する爪部材106と、右側に位置するホルダ部材104の第2のアーム30とで挟持された状態となる。これによりホルダ部材104がベース部材102と一体化して、ホルダ部材104は円弧動作できなくなる。つまり、多光軸光電センサ4の向きが固定される。すなわち、ベース部材102の第2の円弧壁112を挟んで左右に位置する爪部材106及びホルダ部材104の第2のアーム130は、ベース部材102の第2の円弧壁112と協働して、多光軸光電センサ4の向きを固定する手段を構成している。
ネジSを締める一連の過程での2段階の時系列の工程、つまり爪部材106を前送りして多光軸光電センサ4の高さ位置を固定する工程と、それに続く爪部材106及びホルダ部材104を横方向に付勢して多光軸光電センサ4の向きを固定する工程は、単一のネジSの締め込みと、これに続く増し締めとによって、夫々、機能する第1カム面160(図5の(II)、(III))、第2カム面164(図6)の作用による。図7は、ホルダ部材104に形成された第1カム面160、第2カム面164を示す図である。
第1実施例では、多光軸光電センサ4の揺動を案内するガイド手段を備えたベース部材102の第2の円弧壁112は2つの機能を有している。すなわち、第2の円弧壁112は、多光軸光電センサ4の揺動を案内するガイド機能(第1の機能)と、爪部材106及びホルダ部材104と協働して多光軸光電センサ4の向きを固定する機能(第2の機能)を有している。変形例として、このガイド機能(第1の機能)と、多光軸光電センサ4の向きを固定する機能(第2の機能)とを別部材で構成してもよいのは勿論である。
第2実施例(図8〜図11)
図8〜図11は第2実施例の取付具200を示す。この第2実施例の取付具200は前述した第1実施例(図1〜図7)と、操作部材としての1本のネジSの締め込みと、これに続く増し締めとによって、第1段階で多光軸光電センサ4の高さ位置を固定し、次の第2段階で多光軸光電センサ4の向きを固定する点で共通している。また、第2段階では取付具200の弾性変形を伴う点も共通している。
図8及び図9を参照して、第2実施例の取付具200は、ベース部材202と、第1、第2の平面視コ字状の一対のアーム部材204、206と、操作部材である1本のネジSとで構成されている。ベース部材202は、平板状の基部208と、この基部208と一体構成のリング部210とで構成され、基部208に形成された複数の貫通孔210を使って支柱や壁にネジ止めされる。リング部210は平面視略矩形の形状を有し、その左右に離間して互いに対抗する側部分の内面210a、210bは外方に向けて凸形状の湾曲した面で構成されている。
一対のアーム部材のうち第1のアーム部材204は、一端にプレート状の拡大部212と、他端に爪214とを有し、プレート状の拡大部212の外側面212aは外方に向けて突出した湾曲面で構成されている。この湾曲した外側面212aは、ベース部材202の互いに対抗する一対の湾曲した内面202a、202aと相補的な湾曲形状を有している。
他の第2のアーム部材206は、その一端に2つのプレート状の拡大部216、218を有し、この2つの拡大部216、218は、上記第1アーム部材204の拡大部212の厚さ寸法とほぼ等しい離間距離で互いに平行に配置されている。この拡大部216、218の外側面216a、218aは外方に向けて突出した湾曲面で構成されている。この湾曲した外側面216a、218aは、ベース部材202の互いに対抗する一対の湾曲した内面220a又は202aと相補的な湾曲形状を有している。
第2アーム部材206の他端には2つの爪220、222が設けられ、この2つの爪220、222は、上記第1アーム部材204の爪214の厚さ寸法とほぼ等しい離間距離で互いに平行に配置されている。
第1、第2のアーム部材204、206は、その本体204a、206aが長尺の板状の形状を有し、第1アーム部材204の本体204aと第2アーム部材206の本体206aとは、その板面同士が対面した状態で配置され、この状態では、第1アーム部材204の拡大部212が、第2アーム部材206の2つのプレート状の拡大部216、218の間に挟み込まれた状態で配置される。同様に、第1アーム部材204の爪214は、第2アーム部材206の2つの爪220、222の間に挟み込まれた状態で配置される。
第1、第2のアーム部材204、206の長尺板状の本体204a、206aの長手方向中間部分に一つのネジSを有し、このネジSを締め付けることにより、第1アーム部材の204の本体204aと第2アーム部材の206の本体206aとの離間距離が小さくなる。そして、これに伴って、第1アーム部材204の拡大部212の外側面212aと、第2アーム206の拡大部216、218の外側面216a、218aと間の離間距離が拡大し、また、第1アーム部材204の爪214の先端と、第2アーム206の爪220、222の先端との間の離間距離が拡大する。
図10を参照して多光軸光電センサ4の高さ位置を固定する工程を説明する。ネジSが緩んだ状態では、多光軸光電センサ4の溝2の中に挿入した3つの爪214、220、222はフリーの状態である。したがって、多光軸光電センサ4の高さ調整を自在に行うことができる(図10の(I))。
多光軸光電センサ4の高さ位置が決まったらネジSを締める。これにより、第1アーム204の爪214と第2アーム206の2つの爪220、222とが互いに離れる方向に進んで、多光軸光電センサ4の溝2の内面と係合する(図10の(II))。これにより、多光軸光電センサ4の高さ位置を固定することができる。なお、この状態では、第1アーム204の本体204aと第2アーム206の本体206aは互いに離間した状態にある。また、第1アーム204の拡大部212と第2アーム206の拡大部216、218はベース部材202の内周面202aから離れた状態にある。したがって、図10の(III)に図示のように、多光軸光電センサ4の向きを調整することができる。
図11は、多光軸光電センサ4の高さ位置の固定に続く次の工程として、多光軸光電センサ4の向きを固定する工程を示す。ネジSを更に締め込むと(ネジSの増し締め)、第1、第2のアーム204、206の爪214、220、222が多光軸光電センサ4の溝2の内面と係合した状態を維持しながら、第1、第2のアーム204、206の拡大部212、216、218がベース部材202の内面202aと擦接した状態となる(図11の(IV))。この状態で、多光軸光電センサ4の向きを調整して光軸が整合したら、ネジSを更に締め込む(増し締め)。これにより、第1、第2のアーム204、206の拡大部212、216、218がベース部材202の内面202aと圧接した状態となり、多光軸光電センサ4の向きが固定される(図11の(V))。なお、この図11の(V)の状態では、第1、第2のアーム204、206の本体204a、206aが弾性変形した状態となる。
第3実施例(図12〜図14)
この第3実施例の取付具300は円柱14に多光軸光電センサ4を取り付けるのに好適であり、上記第1、第2実施例とは、1本のネジSを使う点、また、多光軸光電センサ4の高さ位置を固定した後、次の多光軸光電センサ4の向きを固定するときに、弾性変形を伴うという点で共通している。
第3実施例の取付具300は、円柱14の直径よりも若干大きな直径のC字状のリング状に形成されたリング部分304と、このリング部分304の一端と他端から夫々直線状に延びる第1、第2の一対の連結部分306、308と、この第1、第2の連結部分306、308の自由端から互いに離間する方向に湾曲した第1、第2の湾曲部分310、312と、この第1、第2の湾曲部分310、312の先端に形成された第1、第2の爪314、316とを有するワンピース製品と、前記第1、第2の連結部分306、308に螺着された1本のネジSとで構成されている。
この第3実施例の取付具300は、多光軸光電センサ4の側面10から外方に突出したレール16の両側縁の段部を上記第1、第2の爪314、316でクランプして多光軸光電センサ4を固定する形式が採用されている。なお、レール16は多光軸光電センサ4の背面8に形成されていてもよい。
第3実施例の取付具300は、第1、第2の連結部分306、308をネジSで互いに接近させることにより多光軸光電センサ4及び円柱14に固定することができる。
図13を参照して多光軸光電センサ4の高さ位置を固定する工程を説明する。C字状のリング部分304を拡開させて支柱14に組み付け、次いでネジSを一対の連結部分306、308に仮止めした状態では、ネジSが緩んでいるため、多光軸光電センサ4のレール16をクランプする一対の爪314、316も緩んだ状態にある。したがって、多光軸光電センサ4の高さ調整を自在に行うことができる(図13の(I))。
多光軸光電センサ4の高さ位置が決まったらネジSを締めて、一対の連結部分306、308の間の間隔を狭める。これにより、第1、第2の一対の爪314、316間の間隔が狭まって、この一対の爪314、316はレール16をクランプする(図13の(II))。これにより、多光軸光電センサ4の高さ位置を固定することができる。なお、この状態では、C字状のリング部分304は円柱14に対して緩んだ状態にある。したがって、多光軸光電センサ4は円柱14を中心に向きを調整することができる。
図14は、多光軸光電センサ4の高さ位置の固定に続く次の工程として、多光軸光電センサ4の向きを固定する工程を示す。ネジSを増し締めすると、一対の連結部分306、308の弾性変形によって、この連結部分306、308の間の間隔が更に狭まる。そして、これによりC字状リング部分304の直径が小さくなり、このリング部分304が円柱14を巻き締める状態になる(図14の(III))。つまり、C字状リング部分304は円柱14と一体化して固定された状態となる(図14の(IV))。これにより、多光軸光電センサ4の向きを第3実施例の取付具300によって固定することができる。
第4実施例(図15〜図21)
この第4実施例は、両側壁に一対の溝20を備えた多光軸光電センサ4に好適に適用できる(図17)。また、多光軸光電センサ4を包囲して多光軸光電センサ4と一体化する保護ケースの両側壁に上記一対の溝20を設け、この保護ケースを支柱や壁に固定するのに取付具400を用いてもよい。
第4実施例の取付具400は、分解図である図15を参照して、ベース部材402と、側面視アーチ状のホルダ部材404と、爪付きカム部材406と、操作部材としての1本のネジSとで構成されている。ベース部材402は、平面視矩形の本体402aに形成された第1、第2の互いに平行に対峙する一対の垂直壁408、408を有し、また、4つの角隅部に夫々貫通孔414を有する。このベース部材402は、4つの貫通孔414に挿入したネジ(図示せず)を使って支柱、壁に固定される。
一対の垂直壁408、408は、夫々、アーチ状のガイド部412を有し(図16)、この一対のガイド部412、412は、互いに対抗して平行に延びる第1、第2の一対の側面416(図17〜図19)によって構成されている。一対の側面416、416は、その断面はガイド部412の前面側(多光軸光電センサ4側)に向けて先細りの傾斜面で構成されている。
図15に戻って、ホルダ部材404は、基部418から前方にアーチ状に延びる帯状本体420を有し、帯状本体420の先端に第1の爪422を備えている。帯状本体420は、その長手方向の途中部分に長手方向に間隔を隔てて複数の突起424(図16、図18)を有している。帯状本体420は、その両側面420a、420aが、上述した一対のアーチ状ガイド部412、412の傾斜した側面416、416と相補的な傾斜面で構成されている(図19)。
帯状本体420の基部418は、ベース部材402の一対の垂直壁40、408の間に配置され、この基部418は、上下に貫通したネジ孔426と、傾斜した上面418aを有し、この上面418aが、後に説明する第1のカム面を構成している。
引き続き図15を参照して、爪付きカム部材406は第2の爪430を有し、この第2の爪430は、前述した第1の爪422と対抗して位置する。また、この爪付きカム部材406の下面406aは後に説明する第2のカム面を構成している。
第4実施例の取付具400は、ベース部材402に組み付けたホルダ部材404が、ベース部材402のアーチ状に延びるガイド部412、412に案内されて長手方向に揺動可能である。ホルダ部材404の基部418は、ベース部材402の一対の垂直壁408、408の間に設置され、そして、この基部418の上方に前述した爪付きカム部材406が設置される。爪付きカム部材406の長孔432(図15)に挿入したネジSは爪付きカム部材406のネジ孔426に螺合される。爪付きカム部材406の長孔432(図15)は、その長軸が、ベース部材402の一対の垂直壁408、408の板面と直交する方向に延びており、爪付きカム部材406は、一対の垂直壁408、408の間で長孔432の長軸の延び方向に移動可能である。
第4実施例の取付具400を使った多光軸光電センサ4の光軸調整及びその固定を図20、図21を参照して説明する。先ず、図20を参照して、ネジSを緩めた状態では、ホルダ部材404の第1の爪422及び爪付きカム部材406の第2の爪430が多光軸光電センサ4の溝20に遊嵌した状態にあり、多光軸光電センサ4は溝20の長手方向に移動可能である(図20の(I))。すなわち、ネジSを緩めた状態で多光軸光電センサ4を高さ調整することができる。
図20の(II)を参照して多光軸光電センサ4の高さ位置を固定する工程を説明する。多光軸光電センサ4の高さ位置を決定したら、ネジSを締め付ける。これにより多光軸光電センサ4はホルダ部材404の突起424と圧接した状態となり、第1、第2の爪422、430は多光軸光電センサ4の溝20に強く係合する。これにより、多光軸光電センサ4はホルダ部材404及び爪付きカム部材406と一体化した状態になり、多光軸光電センサ4の高さ位置が固定される。なお、この状態では、ホルダ部材404はベース部材402に対してフリーであり、多光軸光電センサ4は向きを調整することができる(図21の(III))。
図21を参照して、多光軸光電センサ4の高さ位置の固定に続く次の工程として、多光軸光電センサ4の向きを固定する工程を示す。多光軸光電センサ4の向きを決定したらネジSを増し締めする(図21の(IV))。ネジSの増し締めによって、爪付きカム部材406の下面406a(第2カム面)と、ホルダ部材404の基部418の上面418a(第1カム面)との相対的な変位が始まる。この相対的な変位は、ベース部材402の一対の垂直壁408、408に向かう方向である。爪対カム部材406は一方の垂直壁408に圧接し、他方、ホルダ部材404は逆方向に変位して、その基部418が他方の垂直壁408に圧接する。これにより爪付きカム部材406及びホルダ部材404はベース部材402と一体化する。つまり多光軸光電センサ4の向きが固定される。なお、ネジSの増し締めに伴ってホルダ部材404に作用する無理な力は、このアーチ状に延びる帯状本体420の弾性変形によって吸収される。
2 多光軸光電センサの溝
4 多光軸光電センサ
100 第1実施例の取付具
102 ベース部材(第1部材)
104 第2部材(ホルダ部材)
104a アーチ状の底面
106 第3部材(爪部材)
114 第1のガイド溝(ベース部材)
116 第2のガイド溝(ベース部材)
118 第1ガイド面(ベース部材)
120 第2ガイド面(ベース部材)
128 第1アーム(ホルダ部材)
130 第2アーム(ホルダ部材)
134 第1の爪(ホルダ部材)
136 第2の爪(ホルダ部材)
140 長孔
S ネジ
144 第3の爪(爪部材)
160 第1のカム面(爪部材106を前方に送り出す:センサの高さ固定)
164 第2のカム面(センサの向きの固定)

Claims (11)

  1. 支柱又は壁面に取付具を使って多光軸光電センサを取り付ける際に多光軸光電センサの高さ位置と向きを調整した後に取付具の操作部材を締め付けることにより多光軸光電センサの高さ位置を固定し、また、多光軸光電センサの向きを固定する取付方法であって、
    一つの操作部材を操作することにより多光軸光電センサの高さ位置を固定する第1工程と、
    該第1工程に続いて、前記一つの操作部材を更に操作することにより前記多光軸光電センサの向きを固定する第2工程とを有し、
    前記第1工程で前記一つの操作部材を操作するときには前記取付具に含まれる多光軸光電センサの高さ位置を固定するための構成要素が弾性変形を伴わず、前記第2工程で前記一つの操作部材を更に操作するときに前記構成要素が弾性変形を伴うことを特徴とする多光軸光電センサの取付方法。
  2. 支柱又は壁面に対して多光軸光電センサの高さ調整を行った後に且つ向き調整を行った後に多光軸光電センサの高さ位置及び向きを固定するための取付具において、
    前記多光軸光電センサの高さ位置を固定するための一つの操作部材と、
    前記多光軸光電センサの高さ位置を固定するための構成要素とを有し、
    前記一つの操作部材を操作することにより前記多光軸光電センサの高さ位置を固定した後に、該一つの操作部材を更に操作することにより前記多光軸光電センサの向きを固定することができ、
    該多光軸光電センサの高さ位置を固定するために前記一つの操作部材を操作したときには前記構成要素は弾性変形せず、該多光軸光電センサの向きを固定するために前記一つの操作部材を操作したときに、前記構成要素が弾性変形することを特徴とする多光軸光電センサ用取付具。
  3. 前記支柱又は壁面に固定されるベース部材と、
    該ベース部材に対して揺動可能なホルダ部材であって、多光軸光電センサの突起又は溝に係合可能な第1の爪と、
    該ホルダ部材と前記一つの操作部材で締結可能な爪部材であって、前記多光軸光電センサの突起又は溝に係合可能な第2の爪を備えた爪部材と、
    前記爪部材と前記ホルダ部材との間に設けられたカム面とを有し、
    前記カム面が、
    前記一つの操作部材を締め付けたときに、前記爪部材と前記ホルダ部材とが協働して前記第1の爪と前記第2の爪とを前記多光軸光電センサの突起又は溝と係合させることにより、前記爪部材と前記ホルダ部材と前記多光軸光電センサとが一体化して前記多光軸光電センサの高さ位置が固定される第1のカム面と、
    前記一つの操作部材を更に締め付けたときに、前記爪部材と前記ホルダ部材とが協働して該ホルダ部材を前記ベース部材に一体化させることにより、前記多光軸光電センサの向きが固定される第2のカム面とを有する、請求項2に記載の多光軸光電センサ用取付具。
  4. 前記ホルダ部材が、前記爪部材の揺動を案内するアーチ状のガイド手段を有する、請求項3に記載の多光軸光電センサ用取付具。
  5. 前記一つの操作部材が1本のネジであり、
    該1本のネジを受け入れるために前記ホルダ部材に形成されたネジ挿通孔が長孔で構成され、
    該長孔の長軸が前記爪部材の移動方向と一致している、請求項3又は4に記載の多光軸光電センサ用取付具。
  6. 前記ホルダ部材が前記爪部材を挟んで位置する第1、第2のアームを有し、
    前記1本のネジを増し締めしたときに、前記第2カム面によって前記爪部材と前記ホルダ部材とが反対方向に付勢される、請求項5に記載の多光軸光電センサ用取付具。
  7. 支柱又は壁面に対して多光軸光電センサを固定するための取付具において、
    前記支柱又は壁面に対して固定されるベース部材と、
    該ベース部材に対して移動自在に取り付けられる保持部材と、
    操作されることで前記保持部材を前記ベース部材に対して移動自在のまま前記保持部材と前記多光軸光電センサとを固定し、更に操作されることで前記保持部材と前記多光軸光電センサとを固定したまま前記保持部材と前記ベース部材とを固定して、前記支柱又は壁面に対して多光軸光電センサを固定することができる一つの操作部材とを備えることを特徴とする多光軸光電センサ用取付具。
  8. 前記保持部材と前記多光軸光電センサが固定されることで前記多光軸光電センサの高さ位置が固定され、前記保持部材と前記ベース部材が固定されることで前記多光軸光電センサの向きが固定されることを特徴とする、請求項7に記載の多光軸光電センサ用取付具。
  9. 前記保持部材は、
    前記多光軸光電センサと前記保持部材を固定する第1の固定部と、
    前記ベース部材と前記保持部材を固定する、前記第1の固定部と位置が異なる第2の固定部とを有する、請求項7又は8に記載の多光軸光電センサ用取付具。
  10. 支柱又は壁面に対して多光軸光電センサを固定するための取付具において、
    前記多光軸光電センサの高さ位置及び向きを固定するための一つの操作部材と、
    前記一つの操作部材を操作することによって、前記多光軸光電センサの向きが調整自在のまま前記多光軸光電センサの高さ位置を固定する第1の固定部と、
    前記一つの操作部材を更に操作することによって、前記多光軸光電センサの高さが固定されたまま前記多光軸光電センサの向きを固定する、前記第1の固定部とは異なる位置の第2の固定部とを備えることを特徴とする多光軸光電センサ用取付具。
  11. 前記第2の固定部と前記第1の固定部との間に連結部を有し、
    前記第2の固定部が前記多光軸光電センサの向きを固定するときに前記連結部の弾性変形を伴う、請求項10に記載の多光軸光電センサ用取付具。
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