JP6020335B2 - 物理量センサ - Google Patents

物理量センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6020335B2
JP6020335B2 JP2013091560A JP2013091560A JP6020335B2 JP 6020335 B2 JP6020335 B2 JP 6020335B2 JP 2013091560 A JP2013091560 A JP 2013091560A JP 2013091560 A JP2013091560 A JP 2013091560A JP 6020335 B2 JP6020335 B2 JP 6020335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
metal film
unit
cap
physical quantity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013091560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014215124A (ja
Inventor
横山 賢一
賢一 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013091560A priority Critical patent/JP6020335B2/ja
Publication of JP2014215124A publication Critical patent/JP2014215124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6020335B2 publication Critical patent/JP6020335B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、物理量に応じたセンサ信号を出力するセンシング部が形成されたセンサ部にキャップ部が接合された物理量センサに関するものである。
従来より、例えば、特許文献1に、物理量に応じたセンサ信号を出力するセンサ部を備えた物理量センサが提案されている。具体的には、この物理量センサでは、センサ部が回路基板に実装されている。そして、センサ信号は、回路基板に形成された各種回路素子で所定の処理が行われて検出信号とされた後に外部回路に出力される。また、回路基板には、センサ部および各種回路素子を封止する金属筐体が備えられている。
これによれば、センシング部および回路素子が金属筐体によって封止されており、金属筐体が電磁シールドとして機能するため、センサ信号にノイズが混入されることを抑制できる。
特開2005−26375号公報
しかしながら、上記物理量センサでは、金属筐体を備えることによって物理量センサ自体の体格が大型化し易いという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、物理量センサが大型化することを抑制しつつ、センサ信号にノイズが混入されることを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一面(10a)側に物理量に応じたセンサ信号を出力するセンシング部(15)が形成されたセンサ部(10)と、一面(60a)がセンサ部の一面と対向する状態で配置されるキャップ部(60)と、センサ部およびキャップ部のいずれか一方に形成され、センシング部と電気的に接続されると共にセンサ信号に所定の処理を行って検出信号を生成する回路素子(62)とを備える物理量センサにおいて以下の点を特徴としている。
すなわち、センサ部のうちキャップ部と反対側の他面(10b)には第1金属膜(53)が形成され、キャップ部のうちセンサ部と反対側の他面(60b)には第2金属膜(92)が形成され、センサ部およびキャップ部には、センサ部およびキャップ部の積層方向に貫通すると共にセンシング部および回路素子を囲む貫通溝(50、70)が形成され、貫通溝には、センシング部および回路素子を囲み、第1、第2金属膜と電気的に接続される第3金属膜(52、72)が埋め込まれており、センシング部および回路素子は、第1〜第3金属膜によって囲まれていることを特徴としている。
これによれば、センシング部および回路素子を囲む第1〜第3金属膜が電気的に接続されているため、第1〜第3金属膜を電磁シールドとして機能させることができ、センサ信号にノイズが混入されることを抑制できる。また、電磁シールドを構成する第1〜第3金属膜は、センサ部およびキャップ部に配置されるため、物理量センサ自体が大型化することを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における物理量センサの断面図である。 図1に示すセンサ部の一面の平面図である。 図1に示すキャップ部の他面の平面図である。 本発明の第2実施形態におけるセンサ部の一面の平面図である。 本発明の第3実施形態におけるセンサ部の一面の平面図である。 本発明の第4実施形態における物理量センサの断面図である。 図6に示すキャップ部の一面の平面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態の物理量センサは、加速度を検出するセンシング部を有するものであり、例えば、車両の加速度検出に用いられると好適である。
図1に示されるように、物理量センサは、センサ部10にキャップ部60が積層された構成とされている。なお、本実施形態では、センサ部10およびキャップ部60は、それぞれ平面矩形状とされ、平面の大きさが同じとされている。まず、センサ部10の構成について説明する。
センサ部10は、支持基板11と、支持基板11の全面に形成された絶縁膜12と、絶縁膜12を挟んで支持基板11と反対側に配置された半導体層13とを有するSOI基板14を用いて構成されている。
そして、センサ部10の一面10a側には、図1および図2に示されるように、周知のマイクロマシン加工が施されてセンシング部15が形成されている。具体的には、半導体層13に溝部16が形成されることによって可動部20および第1、第2固定部30、40を有する櫛歯形状の梁構造体が構成され、この梁構造体によって加速度に応じたセンサ信号を出力するセンシング部15が形成されている。
そして、支持基板11のうち梁構造体20〜40の形成領域に対応した部分には、矩形状に除去された窪み部17が形成されている。窪み部17は、後述する可動電極24および固定電極31、41が支持基板11に接触することを防止するためのものである。
なお、絶縁膜12は、窪み部17の壁面にも形成されている。また、図1中のセンサ部10は、図2中のI−I断面に相当している。
可動部20は、窪み部17上を横断するように配置されており、矩形状の錘部21における長手方向の両端が梁部22を介してアンカー部23a、23bに一体に連結した構成とされている。アンカー部23a、23bは、絶縁膜12に固定されて支持基板11に支持されている。これにより、錘部21および梁部22は、窪み部17に臨んだ状態となっている。
梁部22は、平行な2本の梁がその両端で連結された矩形枠状とされており、2本の梁の長手方向と直交する方向に変位するバネ機能を有している。具体的には、梁部22は、錘部21の長手方向の成分を含む加速度を受けたとき、錘部21を長手方向へ変位させると共に、加速度の消失に応じて元の状態に復元させるようになっている。したがって、このような梁部22を介して支持基板11に連結された錘部21は、加速度の印加に応じて、窪み部17上にて梁部22の変位方向(錘部21の長手方向)へ変位可能となっている。
また、可動部20は、錘部21の長手方向と直交した方向に、錘部21の両側面から互いに反対方向へ一体的に突出形成された複数個の可動電極24を備えている。図2では、可動電極24は、錘部21の上側および下側に各々4個ずつ突出して形成されており、窪み部17に臨んだ状態となっている。また、各可動電極24は、錘部21および梁部22と一体的に形成されており、梁部22が変位することによって錘部21と共に錘部21の長手方向に変位可能となっている。
第1、第2固定部30、40は、絶縁膜12のうちアンカー部23a、23bが固定されている部分と異なる部分に固定されることによって支持基板11に支持されている。本実施形態では、第1、第2固定部30、40は、錘部21を挟んで配置されており、図2中では、第1固定部30が錘部21の下側に配置され、第2固定部40が錘部21の上側に配置されている。そして、第1、第2固定部30、40は互いに電気的に独立している。
第1、第2固定部30、40は、可動電極24の側面と所定の検出間隔を有するように平行した状態で対向配置された複数個(図示例では4個ずつ)の固定電極31、41が絶縁膜12に固定された配線部32、42に支持された構成とされている。具体的には、各固定電極31、41は、可動電極24における櫛歯の隙間に噛み合うように櫛歯状に各配線部32、42に支持され、窪み部17に臨んだ状態となっている。
また、センサ部10には、SOI基板14を厚さ方向に貫通し、センシング部15(可動部20および第1、第2固定部30、40)を囲む矩形枠状の貫通溝50が形成されている。そして、貫通溝50には、酸化膜等の絶縁膜51を介して貫通溝50に沿って金属膜52が埋め込まれている。すなわち、センサ部10には、センシング部15を囲む矩形枠状の金属膜52が配置されている。
さらに、センサ部10には、一面10aと反対側の他面10bの全面に、金属膜52と電気的に接続された金属膜53が形成されている。なお、センサ部10における他面10bは、絶縁膜12にて構成されている。
以上が本実施形態におけるセンサ部10の構成である。次に、キャップ部60の構成について説明する。
キャップ部60は、センシング部15への水や異物等が浸入することを抑制するものである。本実施形態のキャップ部60は、図1に示されるように、センサ部10と対向する一面61a側であってセンシング部15と対向する部分にセンサ信号に所定の処理を行って検出信号を生成する各種回路素子62が形成されたシリコン基板61を有している。つまり、本実施形態のキャップ部60は、キャップとしての機能と共に、回路部としての機能も有するものである。
シリコン基板61の一面61aには、絶縁膜63が形成されており、絶縁膜63には、回路素子62を露出させる貫通孔63aが形成されている。そして、貫通孔63aには、回路素子62と電気的に接続される電極64が埋め込まれている。
また、絶縁膜63上には、電極64と適宜電気的に接続されるようにパターニングされた内層配線65が形成されていると共に、当該内層配線65を覆い、キャップ部60におけるセンサ部10と対向する一面60aを構成する絶縁膜66が形成されている。そして、絶縁膜66には内層配線65の一部を露出させる貫通孔66aが形成され、貫通孔66aには内層配線65と電気的に接続された電極67が埋め込まれている。本実施形態では、電極67は3つ形成されており、各電極67が適宜内層配線65と電気的に接続されている。
また、シリコン基板61のうち、一面61aと反対側の他面61bには、キャップ部60の他面60bを構成する絶縁膜68が形成されている。
そして、キャップ部60には、図1および図3に示されるように、センサ部10に形成された貫通溝50と対応する大きさとされ、キャップ部60の厚さ方向に貫通すると共に回路素子62を囲む矩形枠状の貫通溝70が形成されている。そして、貫通溝70には、酸化膜等の絶縁膜71を介して貫通溝70に沿った金属膜72が埋め込まれている。すなわち、キャップ部60には、回路素子62を囲む矩形枠状の金属膜72が配置されている。
さらに、キャップ部60には、キャップ部60の厚さ方向に積層する3つの貫通電極部80が形成されている。各貫通電極部80は、絶縁膜68、シリコン基板61、絶縁膜63を貫通して内層配線65の一部を露出させる貫通孔81の壁面に絶縁膜82が形成され、絶縁膜82上に内層配線65と電気的に接続される貫通電極83が埋め込まれた構成とされている。
また、キャップ部60の他面60b(絶縁膜68上)には、貫通電極83と電気的に接続されるパッド部91、および金属膜72と電気的に接続される金属膜92とが形成されている。なお、パッド部91と金属膜92とは、パターニングされて分離されており、電気的に独立している。
以上が本実施形態におけるキャップ部60の構成である。そして、図1に示されるように、上記のセンサ部10とキャップ部60とが合金層100、101を介して接合されて一体化されている。
具体的には、各金属膜52、72は、互いに電気的に接続されるように合金層100を介して接続されている。つまり、金属膜92、金属膜72、合金層100、金属膜52、金属膜53は、それぞれ電気的に接続されて同じ電位に維持されるようになっている。
なお、合金層100は、金属膜52、72と同様に矩形枠状とされており、金属膜52、72における対向する各部位はそれぞれ合金層100を介して機械的に接続されている。
また、電極67は、1つがアンカー部23aと電気的に接続されると共に、残りの2つが各配線部32、42と電気的に接続されるように、合金層101を介して半導体層13と接続されている。
以上が本実施形態における物理量センサの構成である。このような物理量センサは、外部回路から金属膜92に所定の電位が印加された状態で加速度の検出が行われる。つまり、金属膜92、金属膜72、合金層100、金属膜52、金属膜53が所定の電位に維持された状態で加速度の検出が行われる。そして、加速度が印加されると、回路素子62にてセンサ信号から検出信号が生成され、当該検出信号が内層配線65、貫通電極83、パッド部91を介して外部回路に出力される。
なお、本実施形態では、金属膜53が本発明の第1金属膜に相当し、金属膜92が本発明の第2金属膜に相当し、金属膜52、72が本発明の第3金属膜に相当している。
以上説明したように、本実施形態では、センシング部15および回路素子62が金属膜92、金属膜72、金属膜52、金属膜53にてほぼ囲まれており、金属膜92、金属膜72、金属膜52、金属膜53が電気的に接続されている。このため、これら金属膜92、金属膜72、金属膜52、金属膜53を電磁シールドとして機能させることができ、センサ信号にノイズが混入されることを抑制できる。
また、電磁シールドを構成する金属膜92、金属膜72、金属膜52、金属膜53は、センサ部10またはキャップ部60に配置されるため、物理量センサ自体が大型化することを抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して金属膜52、72の形状を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図4に示されるように、本実施形態では、センサ部10を一面10a側から視た周方向において貫通溝50が4つに分断されており、各貫通溝50に金属膜52が埋め込まれている。すなわち、センサ部10には、金属膜52が周方向に分断されて配置されている。
そして、分断された金属膜52(貫通溝50)における隣接する両端部は、一方の端部がセンシング部15側に折り曲げられて延設されていると共に、他方の端部がセンシング部15と反対側に折り曲げられて延設されている。これにより、センサ部10の面方向にセンシング部15から放射状の延びる仮想線Lを引いたとき、分断された金属膜52における隣接する両端部は、放射状に重なって同じ仮想線Lと交差している。
なお、図4では、分断された金属膜52(貫通溝50)における隣接する両端部と交差する代表的な仮想線Lのみを図示している。また、貫通溝70、金属膜72については特に図示しないが、貫通溝50、金属膜52と同様の構成とされおり、本実施形態では、4つに分断されている。さらに、本明細書における囲むとは、上記第1実施形態のように、センシング部15を完全に囲むものに加えて、本実施形態のように、金属膜52が分断され、センシング部15をほぼ囲むものも含む意味である。
これによれば、金属膜52、72が分断されているため、分断された端部において金属膜52、72に発生する応力を開放でき、ひいては物理量センサが破壊されることを抑制できる。
また、分断された金属膜52、72における隣接する両端部は、放射状に重なって同じ仮想線Lと交差しているため、上記のように金属膜52、72を分断したとしても、金属膜52、72で囲まれる領域にノイズが侵入することを抑制できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対して金属膜52、72をセンシング部15の周囲に多重に複数配置したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図5に示されるように、本実施形態では、センシング部15を囲む貫通溝50が多重に2つ形成され、各貫通溝50にそれぞれ絶縁膜51を介して金属膜52が埋め込まれている。
また、内縁側の金属膜52(貫通溝50)は、相対する角部のうちの一方の角部で分断されている。そして、外縁側の金属膜52(貫通溝50)は、相対する角部のうちの他方の角部で分断されている。すなわち、本実施形態では、内縁側の金属膜52(貫通溝50)は、図5中紙面左上および紙面右下の角部で分断されている。そして、外縁側の金属膜52(貫通溝50)は、図5中紙面右上および紙面左下の角部で分断されている。つまり、2つの金属膜52は、センサ部10の面方向にセンシング部15から放射状に延びる仮想線Lを引いたとき、仮想線Lが少なくとも1つの貫通溝50に埋め込まれた金属膜52と交差するように、異なる部分が分断されている。
なお、貫通溝70、金属膜72については特に図示しないが、貫通溝50、金属膜52と同様の構成とされおり、キャップ部60には回路素子62を囲む貫通溝70が多重に2つ形成されている。
このような物理量センサとしても、上記第2実施形態と同様に、金属膜52、72に発生する応力を開放しつつ、金属膜52、72で囲まれる領域にノイズが侵入することを抑制できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してキャップ部60上にセンサ部10を積層したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6および図7に示されるように、本実施形態では、キャップ部60上にセンサ部10が積層されており、キャップ部60の平面の大きさがセンサ部10の平面の大きさより大きくされている。そして、キャップ部60の他面60bには、全面に金属膜92のみが形成されている。
また、キャップ部60のうちセンサ部10と対向する部分と異なる部分には、絶縁膜66、63、シリコン基板61、絶縁膜68を貫通し、金属膜92に達する貫通孔110が形成されている。貫通孔110には、金属膜92と電気的に接続される貫通電極111が絶縁膜112を介して埋め込まれている。なお、貫通孔110は、金属膜92とパッド部93とを電気的に接続する貫通電極111を配置するためのものであり、円筒状とされている。
そして、絶縁膜66のうちセンサ部10と対向する部分と異なる部分上には、検出信号を出力するパッド部91および貫通電極111と電気的に接続されるパッド部93が形成されている。
また、絶縁膜66には、貫通孔66aに、パッド部91と内層配線65とを電気的に接続する電極67が埋め込まれている。なお、本実施形態では、内層配線65、電極67、パッド部91を介して検出信号が外部回路に出力されるため、貫通電極部80は形成されていない。
このようにキャップ部60上にセンサ部10を積層した物理量センサに本発明を適用しても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
上記各実施形態では、センサ部10とキャップ部60との間に合金層100、101が配置されているものを説明したが、センサ部10とキャップ部60とを直接接合してもよい。すなわち、センサ部10とキャップ部60との間に合金層100、101が配置されていなくてもよい。
また、上記各実施形態では、キャップ部60に回路素子62が形成されているものを説明したが、センサ部10に回路素子62が形成されていてもよい。例えば、センシング部15が形成されたSOI基板14における支持基板11側に回路素子62が形成された回路基板を接合して積層基板を構成し、当該積層基板にてセンサ部10を構成するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、加速度に応じたセンサ信号を出力するセンシング部15を備えた物理量センサについて説明したが、角速度や圧力等に応じたセンサ信号を出力するセンシング部を備えた物理量センサに本発明を適用することもできる。
また、上記第2実施形態において、金属膜52、72は2つに分断されていてもよいし、さらに複数に分断されていてもよい。また、金属膜52、72のうちいずれか一方のみが分断されていてもよい。さらに、金属膜52、72における両端部の間を仮想線Lが通過するようにしてもよい。
そして、上記第3実施形態において、貫通溝50、70はさらに複数備えられていてもよい。また、分断された内縁側の金属膜52、72の間を通過する仮想線Lが分断された外縁側の金属膜52、72の間を通過するようにしてもよい。
10 センサ部
10a 一面
10b 他面
15 センシング部
50 貫通溝
52 金属膜
53 金属膜
60 キャップ部
60a 一面
60b 他面
70 貫通溝
72 金属膜
92 金属膜

Claims (6)

  1. 一面(10a)側に物理量に応じたセンサ信号を出力するセンシング部(15)が形成されたセンサ部(10)と、
    一面(60a)が前記センサ部の一面と対向する状態で配置されるキャップ部(60)と、
    前記センサ部および前記キャップ部のいずれか一方に形成され、前記センシング部と電気的に接続されると共に前記センサ信号に所定の処理を行って検出信号を生成する回路素子(62)と、を備え、
    前記センサ部のうち前記キャップ部と反対側の他面(10b)には第1金属膜(53)が形成され、
    前記キャップ部のうち前記センサ部と反対側の他面(60b)には第2金属膜(92)が形成され、
    前記センサ部および前記キャップ部には、前記センサ部および前記キャップ部の積層方向に貫通すると共に前記センシング部および前記回路素子を囲む貫通溝(50、70)が形成され、
    前記貫通溝には、前記センシング部および前記回路素子を囲み、前記第1、第2金属膜と電気的に接続される第3金属膜(52、72)が埋め込まれており、
    前記センシング部および前記回路素子は、前記第1〜第3金属膜によって囲まれていることを特徴とする物理量センサ。
  2. 前記第3金属膜は、前記センサ部および前記キャップ部の積層方向から視た周方向において、複数の領域に分断されていることを特徴とする請求項1に記載の物理量センサ。
  3. 前記センサ部の面方向に前記センシング部から放射状に延びる仮想線(L)を引いたとき、分断された前記第3金属膜における隣接する両端部は、同じ仮想線と交差して放射状に重なっていることを特徴とする請求項2に記載の物理量センサ。
  4. 前記センサ部および前記キャップ部には、前記センシング部および前記回路素子を囲む前記貫通溝が多重に複数形成され、前記複数の貫通溝にそれぞれ前記第3金属膜が埋め込まれており、
    前記センサ部の面方向に前記センシング部から放射状に延びる仮想線(L)を引いたとき、前記仮想線が少なくとも1つの前記貫通溝に埋め込まれた前記第3金属膜と交差するように、前記第3金属膜がそれぞれ分断されていることを特徴とする請求項2に記載の物理量センサ。
  5. 前記回路素子は、前記キャップ部に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の物理量センサ。
  6. 前記回路素子は、前記センサ部の他面側に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の物理量センサ。

JP2013091560A 2013-04-24 2013-04-24 物理量センサ Expired - Fee Related JP6020335B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013091560A JP6020335B2 (ja) 2013-04-24 2013-04-24 物理量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013091560A JP6020335B2 (ja) 2013-04-24 2013-04-24 物理量センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014215124A JP2014215124A (ja) 2014-11-17
JP6020335B2 true JP6020335B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=51941012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013091560A Expired - Fee Related JP6020335B2 (ja) 2013-04-24 2013-04-24 物理量センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6020335B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102361022B1 (ko) * 2021-05-11 2022-02-14 배윤성 통신 공사용 전선 가공장치 및 가공전선
KR102444410B1 (ko) * 2021-05-11 2022-09-20 정문성 여러 분야에 적용하는 전선의 가공장치 및 가공전선

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340962A (ja) * 1992-06-10 1993-12-24 Omron Corp 静電容量型加速度センサ
JPH0961456A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Murata Mfg Co Ltd 半導体装置
JP4957123B2 (ja) * 2006-08-25 2012-06-20 大日本印刷株式会社 センサーユニットおよびその製造方法
JP5218455B2 (ja) * 2010-03-17 2013-06-26 株式会社デンソー 半導体力学量センサおよびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102361022B1 (ko) * 2021-05-11 2022-02-14 배윤성 통신 공사용 전선 가공장치 및 가공전선
KR102444410B1 (ko) * 2021-05-11 2022-09-20 정문성 여러 분야에 적용하는 전선의 가공장치 및 가공전선

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014215124A (ja) 2014-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6580804B2 (ja) Mems圧力センサとmems慣性センサの集積構造
JP2006226743A (ja) 加速度センサ
JP6372361B2 (ja) 複合センサ
JP6020335B2 (ja) 物理量センサ
JP6464738B2 (ja) 加速度センサ
JP6123613B2 (ja) 物理量センサおよびその製造方法
JP6372450B2 (ja) 複合センサ
US20170012602A1 (en) Oscillation device and physical quantity sensor
JP6464770B2 (ja) 物理量センサおよびその製造方法
JP2011247714A (ja) 半導体物理量センサ
JP5775281B2 (ja) Memsセンサおよびその製造方法
JP6604170B2 (ja) 振動型角速度センサ
JP2006208272A (ja) 半導体多軸加速度センサ
JP2014178218A (ja) 半導体物理量センサ
JP5900398B2 (ja) 加速度センサ
JP4665733B2 (ja) センサエレメント
JP2012202762A (ja) 力学量センサ
JP6044320B2 (ja) 物理量センサ
JP6098399B2 (ja) 加速度センサー
JP5929645B2 (ja) 物理量センサ
JP2011245584A (ja) Mems構造体
JP2006184014A (ja) 加速度センサ
JP6468304B2 (ja) 物理量センサ
JP6424780B2 (ja) 力学量センサ
JP2006184013A (ja) 加速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6020335

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees