JP5929645B2 - 物理量センサ - Google Patents

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本発明は、物理量に応じたセンサ信号を出力するセンサ部を被搭載部材に接合してなる物理量センサに関するものである。
従来より、例えば、加速度に応じたセンサ信号を出力するセンシング部が形成されたセンサ部を被搭載部材としてのケースに接着剤を介して接合してなる物理量センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、このような物理量センサでは、センサ部が半導体基板等で構成され、被搭載部材が樹脂等で構成されており、センサ部の裏面の全面が接着剤と接合されている。
特開2008−241456号公報
このような物理量センサでは、センサ部と被搭載部材とを構成する材料が異なり、センサ部と被搭載部材との熱膨張係数が異なるために熱応力等の応力が発生する。また、センサ部の裏面の全面が接着剤を介して被搭載部材と接合されている。このため、応力がセンサ部の裏面全面からセンシング部に伝達されてしまい、検出精度が低下してしまうという問題がある。
なお、このような問題は、圧力や角速度に応じたセンサ信号を出力するセンサ部を用いた場合にも同様に発生する。
本発明は上記点に鑑みて、応力がセンシング部に印加されることを抑制できる物理量センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、センサ部は、被搭載部材と対向する支持基板(31)と、支持基板上に配置された犠牲層(33)と、犠牲層を挟んで支持基板と反対側に配置された半導体層(32)と、を有する半導体基板(34)を用いて構成され、センシング部が半導体層に形成されている。そして、支持基板は、犠牲層を介して半導体層を支持する支持部(31a)と、被搭載部材に接合部材を介して接合される接合部(31b)と、支持部と接合部とを連結すると共に支持部を半導体基板の平面方向に変位させる梁部(31c)と、を有し、接合部のみが被搭載部材に対して接合されることで支持部および梁部は被搭載部材に対して浮遊状態とされていることを特徴としている。
これによれば、半導体層(センシング部)を支持する支持部が被搭載部材と接合されていないため、被搭載部材から支持部に直接応力が印加されることがない。また、接合部には被搭載部材から応力が印加されるが、支持基板は、支持部を半導体基板の平面方向に変位させる梁部を有している。つまり、支持基板は、接合部と支持部との間にバネ性(弾性)を有する梁部を有している。このため、被搭載部材から接合部に印加された応力はバネ性を有する梁部が変位することによって緩和される。したがって、接合部から支持部を介してセンシング部(半導体層)に印加される応力を低減することができ、検出精度が低下することを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における物理量センサの断面図である。 センサ部のうちキャップ部と接合される一面の平面図である。 センサ部のうちキャップ部と接合される一面と反対側の他面の平面図である。 ワイヤボンディングを行う際の断面図である。 本発明の他の実施形態におけるワイヤボンディングを行う際の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1に示されるように、本実施形態の物理量センサは、センサチップ10が被搭載部材20に搭載されてなるものである。まず、本実施形態のセンサチップ10の構成について説明する。
センサチップ10は、センサ部30にキャップ部80が接合されてなるものであり、本実施形態では、センサ部30として加速度を検出するものが用いられる。
具体的には、センサ部30は、支持基板31と半導体層32とにより犠牲層33が挟み込まれたSOI(Silicon on Insulator)基板34が用いられ、このSOI基板34に周知のマイクロマシン加工が施されて構成されている。
なお、SOI基板34が本発明の半導体基板に相当しており、支持基板31および半導体層32としては、例えば、N型の単結晶シリコンが用いられ、犠牲層33としては、例えば、SiOが用いられる。また、SOI基板34のうちの犠牲層33は、支持基板31と半導体層32との間に一定の間隔を形成するものである。
半導体層32には、図2に示されるように、溝部35にて可動部40および固定部50、60よりなる櫛歯形状を有する梁構造体が形成されており、この梁構造体によってセンシング部36が形成されている。なお、図1に示すセンサ部30は、図2および図3のI−I断面に沿った断面図である。
また、犠牲層33のうち梁構造体の形成領域に対応した部位には、エッチング等によって矩形状に除去された開口部37が形成されており、梁構造体が支持基板31に対して浮遊状態とされている。
可動部40は、開口部37上を横断するように配置されており、矩形状の錘部41における長手方向(図2中紙面左右方向)の両端が梁部42を介してアンカー部43a、43bに一体に連結した構成とされている。
アンカー部43a、43bは、犠牲層33における開口部37の開口縁部に固定されて支持基板31に支持されている。これにより、錘部41および梁部42は、開口部37に臨んだ状態とされており、支持基板31に対して浮遊状態とされている。
梁部42は、平行な2本の梁がその両端で連結された矩形枠状とされており、2本の梁の長手方向(図2中紙面上下方向)と直交する方向(図2中紙面左右方向)に変位するバネ性を有する。具体的には、梁部42は、錘部41の長手方向(図2中紙面左右方向)の成分を含む加速度を受けたときに錘部41を長手方向へ変位させると共に、加速度の消失に応じて元の状態に復元させるようになっている。
また、可動部40は、錘部41の長手方向と直交する方向(図2中紙面上下方向)に、錘部41の両側面から互いに反対方向へ一体的に突出形成された複数個の可動電極44を備えている。図2では、可動電極44は、錘部41の下側および上側に各々4個ずつ突出して形成されており、開口部37に臨んだ状態となっている。このような各可動電極44は、梁部42および錘部41と一体的に形成されており、梁部42の変位に伴って錘部41と一体的に変位可能とされている。
固定部50、60は、犠牲層33における開口部37の開口縁部における対向辺部のうち、アンカー部43a、43bが支持されていないもう1組の対向辺部に支持されている。具体的には、固定部50は、錘部41に対して図2中の下側に配置されており、固定部60は、錘部41に対して図2中の上側に配置されている。つまり、固定部50、60は、錘部41を挟むように配置されている。そして、これら各固定部50、60は互いに電気的に独立している。
また、各固定部50、60は、可動電極44の側面と所定の検出間隔を有するように平行した状態で対向配置された複数個(図示例では4個ずつ)の固定電極51、61と、犠牲層33における開口部37の開口縁部に固定されて支持基板31に支持された配線部52、62とを有している。
各固定電極51、61は、可動電極44における櫛歯の隙間にかみ合うように櫛歯状に複数本配列され、各配線部52、62に片持ち状に支持された状態となっており、開口部37に臨んだ状態となっている。つまり、各固定電極51、61は、支持基板31に対して浮遊状態とされている。
また、SOI基板34における半導体層32のうち可動電極44および固定電極51、61の溝部35を介した外周部は、周辺部70として構成されている。言い換えると、周辺部70の内側に可動部40および固定部50、60が形成されているとも言える。この周辺部70は、犠牲層33を介して支持基板31に固定されて支持されている。
支持基板31は、図3に示されるように、半導体層32と同じ平面形状の基板における所定領域がエッチング等によって除去されてなるものであり、支持部31aと、接合部31bと、梁部31cとを有している。そして、図1に示されるように、犠牲層33のうち接合部31bおよび梁部31cと半導体層32との間に位置する部分はエッチング等によって除去されている。すなわち、接合部31bおよび梁部31cは、半導体層32に対して浮遊状態とされている。
支持部31aは、犠牲層33を介して半導体層32を支持するものである。なお、本実施形態では、支持部31aは、錘部41の長手方向と直交する方向(図3中紙面上下方向)の長さが半導体層32と同じとされているが、この支持部31aは、半導体層32を支持できる大きさであればよく、錘部41の長手方向と直交する方向の長さが半導体層32より短くされていてもよい。もちろん、支持部31aは、錘部41の長手方向と直交する方向の長さが半導体層32より長くされていてもよい。
接合部31bは、図1に示されるように、被搭載部材20に接合される部分であり、本実施形態では、支持部31aを挟むようにして対称に2つ配置されている。
梁部31cは、支持部31aと各接合部31bとを連結するものであり、梁部42と同様に、平行な2本の梁がその両端で連結された矩形枠状とされており、2本の梁の長手方向(図3中紙面上下方向)と直交する方向(図3中紙面左右方向)に変位するバネ性(弾性)を有するものである。具体的には、梁部31cは、主として2つの接合部31bを結ぶ方向(図3中紙面左右方向)に支持部31aを変位させることができるようになっている。
なお、本実施形態では、2つの接合部31bを結ぶ方向が本発明の半導体基板の平面方向に相当している。
以上が本実施形態におけるセンサ部30の構成である。次に、キャップ部80について説明する。
キャップ部80は、上記センシング部36への水や異物の混入等を防止するものであり、図1に示されるように、センサ部30と接合されて気密室90を構成する。本実施形態のキャップ部80は、シリコン基板81に第1、第2絶縁膜82、83が形成されて構成されている。
シリコン基板81は、センサ部30と対向する一面のうちセンサ部30のセンシング部36と対向する部分に窪み部81aが形成されている。この窪み部81aは、センシング部36がキャップ部80に接触しないようにするためのものである。
そして、シリコン基板81のうちセンサ部30と対向する一面全面に、センサ部30とシリコン基板81とを絶縁するための第1絶縁膜82が形成されている。なお、この第1絶縁膜82は、窪み部81aの表面にも形成されている。また、シリコン基板81のうちセンサ部30と対向する一面と反対側の他面には第2絶縁膜83が形成されている。これら第1、第2絶縁膜82、83は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法や熱酸化等によって形成される。
また、キャップ部80は、該キャップ部80をセンサ部30とキャップ部80との積層方向に貫通する4つの貫通電極部84を有している。各貫通電極部84は、第2絶縁膜83、シリコン基板81、第1絶縁膜82を貫通する孔部84aと、この孔部84aの壁面に形成された絶縁膜84bと、この絶縁膜84bの上に埋め込まれ、一端部がセンサ部30の所定領域と電気的に接続される貫通電極84cと、キャップ部80のうちセンサ部30側と反対側に形成され、貫通電極84cの他端部と電気的に接続されるパッド部84dとにより構成されている。
そして、図2に示されるように、4つの貫通電極部84のうちの1つは、アンカー部43bに電気的に接続され、4つの貫通電極部84のうちの2つは、配線部52、62にそれぞれ電気的に接続されている。また、4つの貫通電極部84のうちの1つは、周辺部70に電気的に接続されている。
なお、絶縁膜84bとしては、例えば、TEOS等の絶縁材料が用いられ、貫通電極84cとしては、例えば、Al等が用いられる。
そして、このようなキャップ部80がセンサ部30と接合されて本実施形態のセンサチップ10が構成されている。具体的には、キャップ部80の第1絶縁膜82とセンサ部30の半導体層32とが真空下で直接接合により接合されることで気密室90が構成され、この気密室90にセンシング部36が封止されている。
以上が本実施形態におけるセンサチップ10の構成であり、このような構成のセンサチップ10が被搭載部材20に接合されている。
具体的には、図1に示されるように、樹脂等で構成され、一面20aに図示しない回路チップ等が搭載されている被搭載部材20の一面20aに支持基板31のうち接合部31bのみが本発明の接合部材に相当する接着剤100を介して接合されている。すなわち、センサ部30は、支持基板31のうち支持部31aおよび梁部31cが被搭載部材20に対して浮遊している状態で被搭載部材20に接合されている。
そして、パッド部84dが被搭載部材20に搭載されている回路チップ等とボンディングワイヤ110を介して電気的に接続されている。
次に、このような物理量センサの製造方法について説明する。
まず、上記のようなセンシング部36が形成されたSOI基板34に、窪み部81aが形成されると共に第1、第2絶縁膜82、83が形成されたシリコン基板81を直接接合により接合する。なお、本実施形態では、この工程の後では、未だ支持基板31に接合部31bおよび梁部31cが構成されていない。
次に、支持基板31の所定領域をエッチング等により除去することにより、図3に示されるように、支持部31a、接合部31b、梁部31cを形成する。その後、フッ酸等を用い、犠牲層33のうち、接合部31bおよび梁部31cと、半導体層32との間に位置する部分をエッチングして除去することにより、接合部31bおよび梁部31cを半導体層32に対して浮遊状態にする。
なお、この工程は、SOI基板34とシリコン基板81とを接合する前にSOI基板34に対して行ってもよいが、SOI基板34とシリコン基板81とを接合した後に行うことが好ましい。すなわち、センシング部36が気密室90に封止された後に行うことが好ましい。これにより、センシング部36に、支持部31a、接合部31b、梁部31cを形成した際に生じる異物が付着することを抑制できる。
その後、キャップ部80に対して貫通電極部84を形成する工程を行う。具体的には、まず、アンカー部43b、配線部52、62、周辺部70の所定箇所に対応する場所の第2絶縁膜83、シリコン基板81、第1絶縁膜82をドライエッチング等により除去して4つの孔部84aを形成する。その後、TEOS等を成膜して孔部84aの壁面に絶縁膜84bを形成する。次に、各孔部84aの底部に配置された絶縁膜84bを除去し、アンカー部43b、配線部52、62、周辺部70の所定箇所を露出させる。
その後、各孔部84aにスパッタ法や蒸着法等によりAlやAl−Si等の金属を埋め込み、貫通電極84cを形成して、各貫通電極84cとアンカー部43b、配線部52、62、周辺部70の所定箇所とをそれぞれ電気的に接続する。また、第2絶縁膜83上の金属をパターニングしてパッド部84dを形成する。これにより、キャップ部80に4つの貫通電極部84が形成されてセンサチップ10が用意される。
続いて、樹脂等で構成され、一面20aに回路チップ等が搭載された被搭載部材20を用意する。そして、被搭載部材20の一面20aに接着剤100を介してセンサチップ10を接合する。具体的には、支持基板31のうち接合部31bのみを接着剤100を介して被搭載部材20に接合する。つまり、支持基板31のうち支持部31aおよび梁部31cを被搭載部材20に対して浮遊状態としつつ、センサチップ10を被搭載部材20に接合する。
なお、支持部31aおよび梁部31cと被搭載部材20との間隔は、センサチップ10をキャップ部80から被搭載部材20側に押圧したときに支持部31aと被搭載部材20とを当接させることができる間隔にすることが好ましく、例えば、10μm以下になるようにすることが好ましい。
その後、パッド部84dと回路チップとをワイヤボンディングして電気的に接続する。このとき、本実施形態では、支持基板31のうち接合部31bのみが被搭載部材20に接合されているため、そのままワイヤボンディングを行うと、センサチップ10がぐらついてしまい、ワイヤボンディングを行うことが困難となる。
このため、図4に示されるように、センサチップ10をキャップ部80側から被搭載部材20側に押圧し、梁部31cを変位させて支持部31aを被搭載部材20に当接させつつ、ワイヤボンディングを行う。これにより、ワイヤボンディングを行う際にセンサチップ10がぐらつくことを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態では、センサチップ10は支持基板31のうち接合部31bのみが被搭載部材20に接合されており、支持部31aおよび梁部31cは被搭載部材20に対して浮遊状態とされている。このため、半導体層32を支持する支持部31aに被搭載部材20から直接応力が印加されることがない。
また、接合部31bには被搭載部材20から応力が印加されるが、支持基板31は、接合部31bと支持部31aとの間にSOI基板34の平面方向に変位可能とされた梁部31cを有している。つまり、支持基板31は、接合部31bと支持部31aとの間にバネ性(弾性)を有する梁部31cを有している。このため、被搭載部材20から接合部31bに印加された応力はバネ性を有する梁部31cが変位することによって緩和される。したがって、接合部31bから支持部31aを介してセンシング部36(半導体層32)に印加される応力を低減することができ、検出精度が低下することを抑制できる。
また、本実施形態では、支持部31aを挟んで2つの接合部31bが対称に形成されており、支持部31aには梁部31cで緩和しきれなかった応力が梁部31cとの連結部分から均等に印加される。このため、センサチップ10が傾いたりすることを抑制することができ、検出精度が低下することを抑制できる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態において、センサチップ10をセンサ部30のみで構成するようにしてもよく、キャップ部80を備えない構成とすることもできる。また、上記第1実施形態において、圧力や角速度等を検出するセンサ部30を用いることもできる。
そして、上記第1実施形態において、半導体層32の外縁部が支持基板31から突出しているSOI基板34としてもよい。これによれば、半導体層32の外縁部に印加される応力が小さくなり、半導体層32が反ることを抑制することができる。また、支持部31a上のみに半導体層32が位置するSOI基板34であってもよい。つまり、支持基板31および半導体層32の大きさは適宜変更可能である。
また、上記第1実施形態では、支持基板31に2つの梁部31cが形成されたものを説明したが、さらに複数の梁部31cを備えてもよい。例えば、支持部31aと各接合部31bとの間に2つずつ梁部31cを配置するようにしてもよい。また、上記のように支持部31aが矩形状とされている場合には、各辺の外側にそれぞれ接合部31bを形成し、支持部31aと各接合部31bとの間に梁部31cを配置するようにしてもよい。
さらに、上記第1実施形態において、ワイヤボンディングを行う際、治具にてセンサチップ10を保持するようにしてもよい。例えば、図5に示されるように、被搭載部材20にセンサチップ10を接合した後、被搭載部材20のうちセンサチップ10と対向する領域に貫通孔20bを形成する。そして、この貫通孔20bから治具120を挿入してセンサチップ10を保持し、この状態でワイヤボンディングを行うようにしてもよい。なお、ワイヤボンディングを行った後は、特に図示しないが、蓋を配置して貫通孔20bを閉塞するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態において、支持基板31の所定領域を除去することで支持部31a、接合部31b、梁部31cを形成する工程と、貫通電極部84を形成する工程とはどちらを先に行ってもよい。
10 センサチップ
20 被搭載部材
30 センサ部
31 支持基板
31a 支持部
31b 接合部
31c 梁部
32 犠牲層
33 半導体層
34 SOI基板(半導体基板)
80 キャップ部

Claims (4)

  1. 物理量に応じたセンサ信号を出力するセンシング部(36)が形成されたセンサ部(30)と、
    前記センサ部が接合部材(100)を介して接合される被搭載部材(20)と、を備え、
    前記センサ部は、支持基板(31)と、前記支持基板上に配置された犠牲層(33)と、前記犠牲層を挟んで前記支持基板と反対側に配置された半導体層(32)と、を有する半導体基板(34)を用いて構成され、前記センシング部が前記半導体層に形成されており、
    前記支持基板は、前記犠牲層を介して前記半導体層を支持する支持部(31a)と、前記被搭載部材に前記接合部材を介して接合される接合部(31b)と、前記支持部と前記接合部とを連結すると共に前記支持部を前記半導体基板の平面方向に変位させる梁部(31c)とを有し、前記接合部のみが前記被搭載部材に対して接合されることで前記支持部および前記梁部は前記被搭載部材に対して浮遊状態とされていることを特徴とする物理量センサ。
  2. 前記梁部は、前記支持部を挟んで対称に偶数個備えられていることを特徴とする請求項1に記載の物理量センサ。
  3. 前記センサ部は、前記センシング部が覆われるキャップ部と接合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の物理量センサ。
  4. 前記センシング部は、加速度に応じた前記センサ信号を出力することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の物理量センサ。

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