JP6018544B2 - 電流センサユニット - Google Patents
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Description
一方、バスバーが貫通孔に貫通した状態、かつ、バスバーが弾性変形されていない状態で、突出片が穴部に差し込み、バスバーの貫通方向における移動が規制される。
このようにして、突出片及び穴部を備え、そして、バスバーの弾性を利用した簡易な構成によって、電流センサにバスバ−を取り付け/取り外しできる。
電流センサユニット1は、ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車等の電動車両に搭載され、三相交流を発生するインバータ101と駆動力を発生するモータ(図示しない)とを接続する3本のバスバーを含むと共に、各バスバーを通電する電流値を検出するユニットである。
第1バスバー10、第2バスバー20及び第3バスバー30は、銅合金等の金属製の薄板片であって、その厚さ方向において弾性変形可能であると共に導電性を有している。第1バスバー10、第2バスバー20及び第3バスバー30は、三相交流を構成するU相、V相及びW相に対応している。第1バスバー10、第2バスバー20及び第3バスバー30は、電流センサ集合体40の後方から前方に向かって差し込まれ、電流センサ集合体40を貫通するようになっている。第1バスバー10、第2バスバー20及び第3バスバー30の後端がインバータ101側であり、前端がモータ側である。
第1バスバー10は、後記する第1電流センサ50の第1貫通孔52よりも長く構成されており、第1貫通孔52に貫通装着された場合に第1貫通孔52の前後に突出するようになっている(図5、図6参照)。第1バスバー10は、差し込み側である先端側(前側)から順に、第1前突出部分11と、第1貫通孔内部分12と、第1後突出部分13と、を備えている。
第2バスバー20は、第1バスバー10と同様の構成であり、第2前突出部分21と、第2貫通孔内部分22と、第2後突出部分23と、を備えている。第2後突出部分23には、第2差し込み孔23a(穴部)が形成されている。第2差し込み孔23aは、第2突出片92が差し込まれる孔である。
第3バスバー30は、第1バスバー10と同様の構成であり、第3前突出部分31と、第3貫通孔内部分32と、第3後突出部分33と、を備えている。第3後突出部分33には、第3差し込み孔33a(穴部)が形成されている。第3差し込み孔33aは、第3突出片93が差し込まれる孔である。
電流センサ集合体40は、第1電流センサ50と、第2電流センサ60と、第3電流センサ70とを備え、これらが集合し一体に構成されたものである。具体的には、第1電流センサ50の第1ハウジング51(図7参照)と、第2電流センサ60の第2ハウジング61と、第3電流センサ70の第3ハウジング71とが樹脂製であって一体に形成されているので、第1電流センサ50、第2電流センサ60及び第3電流センサ70が一体で構成されている。
第1電流センサ50は、第1ハウジング51と、第1コア55と、板状の基板56と、を備えている。なお、基板56は、左右方向に延びており、第1電流センサ50、第2電流センサ60及び第3電流センサ70で共有されている。
第1ハウジング51は、樹脂製の筐体であり、その内部に第1コア55及び基板56を収容している。第1ハウジング51は、前後方向に延び第1バスバー10が前後方向に貫通する第1貫通孔52を有している。第1貫通孔52の上方に配置される第1ハウジング51の第1上壁部53は、第1貫通孔52の入口(後側開口)よりも後方に延びている。第1貫通孔52の下方に配置される第1ハウジング51の第1下壁部54は、第1貫通孔52の出口(前側開口)より前方に延びている。
第1コア55は、前からの正面視において右方が開口したC字形を呈しており(図8参照)、第1バスバー10及び基板56を囲むように配置されている。なお、図8では、第1ハウジング51等は省略している。第1コア55は、適宜な磁性材料で形成された磁路であり、磁束密度を高めるためのものである。
基板56は、第1バスバー10に通電することで、第1バスバー10の周囲に発生する磁気(磁力の強さ)を検出し、第1バスバー10を流れる電流の電流値を検出するものである。基板56は、磁気を検出する第1磁気検出素子57を備えており、第1磁気検出素子57はホール効果を利用したホール素子で構成されている。そして、第1磁気検出素子57(基板56)は、磁束密度に比例した起電圧を、外部のECU(図示しない)に出力するようなっている。
第2電流センサ60は、第1電流センサ50と同様の構成であり、第2ハウジング61と、第2コア65と、基板56の一部と、を備えている(図7参照)。第2ハウジング61は、前後方向に延び第2バスバー20が前後方向に貫通する第2貫通孔62を有している。
第3電流センサ70は、第1電流センサ50と同様の構成であり、第3ハウジング71と、第3コア75と、基板56の一部と、を備えている(図7参照)。第3ハウジング71は、前後方向に延び第3バスバー30が前後方向に貫通する第3貫通孔72を有している。
第1突出片91は、第1差し込み孔13aに差し込まれる細長の円柱体であって、第1ハウジング51と一体の樹脂製である。第1突出片91は、第1貫通孔52の後方(入口側)に配置され(図7、図10参照)、第1上壁部53から下方に向かって突出している。すなわち、第1突出片91は、上下方向において、第1後角部54aと対向する第1上壁部53から下方に向かって突出している。
第2突出片92は、第1突出片91と同様に、第2差し込み孔23aに差し込まれる細長の円柱体である。第2突出片91は、第2貫通孔62(図7、図10参照)の後方(入口側)に配置され、第2上壁部から下方に向かって突出している。
第3突出片93は、第1突出片91と同様に、第3差し込み孔33aに差し込まれる細長の円柱体である。第3突出片93は、第3貫通孔72(図7、図10参照)の後方(入口側)に配置され、第3上壁部から下方に向かって突出している。
図5に示すように、第1突出片91(第1差し込み孔13a)の第1貫通孔52(第1貫通孔内部分12)の第1中心軸線O52(第1貫通孔52の中心)からの第1オフセット量ΔL91と、第2突出片92(第2差し込み孔23a)の第2貫通孔62(第2貫通孔内部分22)の第2中心軸線O62からの第2オフセット量ΔL92と、第3突出片93(第3差し込み孔33a)の第3貫通孔72(第3貫通孔内部分32)の第3中心軸線O72からの第3オフセット量ΔL93とは、相互に異なっており、同一でない(ΔL91≠ΔL92≠ΔL93)。
電流センサユニット1の組み付け方法について、図11〜図13を参照して説明する。以下、第1バスバー10について説明するが、第2バスバー20、第3バスバー30についても同様である。
図11に示すように、第1バスバー10を前側が高くなるように斜めに傾けながら、第1バスバー10の前側を第1貫通孔52に差し込む。
その後、第1貫通孔52から後方に突出する第1バスバー10の後側部分(主に第1後突出部分13)を、第1後角部54a(貫通孔の開口縁部)を支点として下方に屈曲させる(図12参照)。そうすると、第1バスバー10は、上向きに凸状で湾曲し、第1突出片91に引っかからずに、さらに差し込み進む。
図13に示すように、第1バスバー10を所定位置まで差し込むと、第1バスバー10の後側部分(主に第1後突出部分13)の屈曲をやめる。そうすると、第1バスバー10は、その剛性によりスプリングバックし、つまり、第1後突出部分13が上方に揺動し、第1突出片91が第1差し込み孔13aに差し込まれる。これにより、第1バスバー10は前後方向において移動不能となる。そして、第1バスバー10が第1センサ50に取り付けられる。
このような電流センサユニット1によれば次の効果を得る。
第1突出片91は第1ハウジング51と一体成型品であり、第1バスバー10に第1差し込み孔13aを備える構成であるので、部品点数は増加しない。また、簡易な構成であるので電流センサユニット1を製造容易である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次のように変更できる。
10 第1バスバー
13 第1後突出部分
13a 第1差し込み孔(穴部)
50 第1電流センサ
51 第1ハウジング
52 第1貫通孔
54a 第1後角部(貫通孔の開口縁部)
55 第1コア
56 基板
57 第1磁気検出素子
91 第1突出片
101 インバータ
O52 第1中心軸線
Claims (4)
- 弾性変形可能なバスバーと、
前記バスバーの周囲に発生する磁束により前記バスバーに通電する電流量を測定する電流センサと、を備える電流センサユニットであって、
前記電流センサは、前記バスバーが貫通する貫通孔と、前記貫通孔の開口から所定距離離れた位置に設けられ、前記貫通孔の貫通方向と直交すると共に前記バスバーの弾性変形方向に突出した突出片と、を備え、
前記バスバーは、前記突出片が差し込まれる穴部を備え、
前記バスバーが前記貫通孔に貫通した状態、かつ、前記バスバーを傾け前記貫通孔の開口縁部を支点として前記バスバーを弾性変形させた状態で、前記突出片と前記穴部との嵌合状態が解除され、前記バスバーの貫通方向における移動が可能になり、
前記バスバーが前記貫通孔に貫通した状態、かつ、前記バスバーが弾性変形されていない状態で、前記突出片が前記穴部に差し込み、前記バスバーの貫通方向における移動が規制される
ことを特徴とする電流センサユニット。 - 前記突出片は、前記貫通孔の入口側に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電流センサユニット。 - 前記電流センサは、前記バスバーを囲むように配置されるコアと、前記磁気を検出する磁気検出素子を搭載する板状の基板と、を備え、
前記基板は、前記貫通方向において前記コアから突出し、
前記突出片は、前記基板の突出側に配置されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電流センサユニット。 - 複数の前記バスバーと、複数の前記電流センサと、複数の前記突出片と、を備え、
複数の前記バスバーと複数の前記電流センサとの誤組を防止するように、前記貫通孔の中心からの前記突出片のオフセット量は異なる
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電流センサユニット。
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