JP6018235B2 - Cd38を特異的に認識する抗体とシクロホスファミドとを含有する抗腫瘍組合せ - Google Patents

Cd38を特異的に認識する抗体とシクロホスファミドとを含有する抗腫瘍組合せ Download PDF

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Description

本発明は、CD38に対するモノクローナル抗体と、商品名シトキサン(cytoxan)(またはネオサール(neosar))として公知のシクロホスファミドとの組合せに関する。これは腫瘍疾患の治療において治療上有用である。
CD38は、長いC末端細胞外ドメインと短いN末端細胞質ドメインとを有する45kDaのII型膜貫通糖タンパク質である。CD38タンパク質は、NADから環状ADP−リボース(cADPR)への変換を触媒しうる、そしてまた、cADPRをADP−リボースへと加水分解しうる二官能性エクト酵素である。CD38はアップレギュレーションされ、多数の造血悪性疾患に関連づけられている。
CD38を特異的に認識するモノクローナル抗体38SB13、38SB18、38SB19、38SB30、38SB31および38SB39はPCT出願WO2008/047242に記載されている。前記抗CD38抗体は、3つの異なる細胞傷害メカニズム、すなわち、アポトーシスの誘導、抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)および補体依存性細胞傷害(CDC)により、CD38細胞を殺しうる。また、これらの抗体は、ストロマ細胞またはストロマ由来サイトカインの存在を伴わない場合であっても、CD38細胞のアポトーシスを直接的に誘導しうる。シクロホスファミドは、化学療法において使用されるアルキル化剤である。癌の治療に使用されうる新規かつ有効な医薬が尚も必要とされている。
国際公開第2008/047242号
ヒト化抗CD38抗体が少なくとも1つの物質と組合されて投与されると、ヒト化抗CD38抗体の効力が相当に改善されうることが、今回、本発明で見出された。前記の少なくとも1つの物質は抗癌治療において治療上有用な物質であり、ヒト化抗CD38抗体の1つと同じ又は異なるメカニズムを有し、本発明においてはシクロホスファミドに限定される。
「抗体」なる語は本明細書においては最も広い意味で用いられ、特に、例えばIgG、IgM、IgA、IgDおよびIgEのような任意のイソタイプのモノクローナル抗体(完全長モノクローナル抗体を含む)、ポリクローナル抗体、多重特異性抗体、キメラ抗体および抗体フラグメントを含む。典型的なIgG抗体は、ジスルフィド結合により連結された2つの同一重鎖および2つの同一軽鎖から構成される。各重鎖および軽鎖は定常領域および可変領域を含有する。各可変領域は、主として抗原のエピトープへの結合をもたらす「相補性決定領域」(「CDR」)または「超可変領域」と称される3つのセグメントを含有する。それらは通常、CDR1、CDR2およびCDR3(N末端から順次番号付けされている)と称される。CDR以外の可変領域の、より高度に保存された部分は、「フレームワーク領域」と称される。
本明細書中で用いる「V」または「VH」は、Fv、scFv、dsFv、Fab、Fab’またはF(ab’)2フラグメントの重鎖を含む、抗体の免疫グロブリン重鎖の可変領域を意味する。「V」または「VL」に対する言及は、Fv、scFv、dsFv、Fab、Fab’またはF(ab’)2フラグメントの軽鎖を含む抗体の免疫グロブリン軽鎖の可変領域を意味する。
38SB13抗体は、配列番号50よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖と、配列番号38よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖とを含み、前記重鎖は、配列番号1、2および3よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含み、前記軽鎖は、配列番号4、5および6よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含む。
38SB18抗体は、配列番号52よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖と、配列番号40よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖とを含み、前記重鎖は、配列番号7、8および9よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含み、前記軽鎖は、配列番号10、11および12よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含む。
38SB19抗体は、配列番号54よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖と、配列番号42よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖とを含み、前記重鎖は、配列番号13、81および15よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含み、前記軽鎖は、配列番号16、17および18よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含む。
38SB30抗体は、配列番号56よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖と、配列番号44よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖とを含み、前記重鎖は、配列番号19、20および21よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含み、前記軽鎖は、配列番号22、23および24よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含む。
38SB31抗体は、配列番号58よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖と、配列番号46よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖とを含み、前記重鎖は、配列番号25、26および27よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含み、前記軽鎖は、配列番号28、29および30よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含む。
38SB39抗体は、配列番号60よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖と、配列番号48よりなるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖とを含み、前記重鎖は、配列番号31、32および33よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含み、前記軽鎖は、配列番号34、35および36よりなるアミノ酸配列を有する3つの連続的CDRを含む。
38SB13、38SB18、38SB19、38SB30、38SB31および38SB39マウス抗CD38抗体を産生するハイブリドーマ細胞系はAmerican Type Culture Collection(10801 University Bid,Manassas,VA,20110−2209,USA)に2006年6月21日付けでそれぞれPTA−7667、PTA−7669、PTA−7670、PTA−7666、PTA−7668およびPTA−7671の寄託番号として寄託されている(WO2008/047242に記載されているとおり)。
本明細書中で用いる「ヒト化抗体」なる語は、非ヒト免疫グロブリンに由来する最小配列を含有するキメラ抗体を意味する。ヒト化の目的は、ヒト体内への導入のために、異種抗体、例えばマウス抗体の免疫原性を、前記抗体の完全抗原結合アフィニティおよび特異性を維持しながら、軽減することである。ヒト化抗体、または他の哺乳類による非拒絶に適合化された抗体は、例えばリサーフィシング(resurfacing)およびCDRグラフティングのような幾つかの技術を用いて製造されうる。本明細書中で用いるリサーフィシング技術は、標的宿主の既知抗体の表面に類似したものとするために抗体可変領域の非CDR表面を改変するために分子モデリング、統計解析および突然変異誘発の組合せを利用する。CDRグラフティング技術は、例えばマウス抗体の相補性決定領域をヒトフレームワークドメイン内に置換することを含む(例えば、WO 92/22653を参照されたい)。ヒト化キメラ抗体は、好ましくは、対応ヒト抗体領域に実質的または排他的に由来する相補性決定領域(CDR)およびヒト以外の哺乳類に実質的また排他的に由来するCDR以外の可変領域および定常領域を有する。
抗体のリサーフィシングのための戦略および方法、ならびに異なる宿主における抗体の免疫原性を軽減するための他の方法は、米国特許第5,639,641号(その全体を参照により本明細書に組み入れることとする)に開示されている。抗体は、CDRグラフティング(EP 0 239 400;WO 91/09967;米国特許第5,530,101号および第5,585,089号)、ベニアリング(veneering)またはリサーフィシング(EP 0 592 106;EP 0 519 596;Padlan E.A.,1991,Molecular Immunology 28(4/5):489−498;Studnicka G.M.ら,1994,Protein Engineering,7(6):805−814;Roguska M.A.ら,1994,PNAS,91:969−973)、鎖シャッフリング(米国特許第5,565,332号)および柔軟性残基の特定(PCT/US2008/074381)を含む種々の他の技術を用いてヒト化されうる。ヒト抗体は、ファージディスプレイ法を含む当技術分野で公知の種々の方法により製造されうる。米国特許第4,444,887号、第4,716,111号、第5,545,806号および第5,814,318号;ならびに国際特許出願公開第WO 98/46645、WO 98/50433、WO 98/24893、WO 98/16654、WO 96/34096、WO 96/33735およびWO 91/10741号(前記文献の全体を参照により本明細書に組み入れることとする)も参照されたい。
本発明の医薬組合せの抗CD38抗体は、CD38を認識しCD38細胞をアポトーシス、ADCCおよびCDCにより殺すヒト化抗体である。もう1つの実施形態においては、本発明のヒト化抗体はストロマ細胞またはストロマ由来サイトカインの非存在下であってもアポトーシスにより前記CD38細胞を殺しうる。
そのようなヒト化抗体の好ましい実施形態はヒト化38SB13、38SB18、38SB19、38SB30、38SB31もしくは38SB39抗体またはそれらのエピトープ結合性フラグメントである。
38SB13、38SB18、38SB19、38SB30、38SB31および38SB39抗体のCDRはモデリングにより特定され、それらの分子構造が推定されている。したがって、1つの実施形態においては、本発明は、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36および81よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有する1以上のCDRを含むヒト化抗体またはそのエピトープ結合性フラグメントを提供する。好ましい実施形態においては、少なくとも1つの重鎖(前記重鎖は、配列番号1、2および3により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)と少なくとも1つの軽鎖(前記軽鎖は、配列番号4、5および6により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)とを含む38SB13のヒト化形態を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、少なくとも1つの重鎖(前記重鎖は、配列番号1、2および3により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)と少なくとも1つの軽鎖(前記軽鎖は、配列番号4、5および6により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)とを含む38SB13のヒト化形態を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、少なくとも1つの重鎖(前記重鎖は、配列番号7、8および9により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)と少なくとも1つの軽鎖(前記軽鎖は、配列番号10、11および12により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)とを含む38SB18のヒト化形態を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、少なくとも1つの重鎖(前記重鎖は、配列番号13、81および15により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)と少なくとも1つの軽鎖(前記軽鎖は、配列番号16、17および18により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)とを含む38SB19のヒト化形態を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、少なくとも1つの重鎖(前記重鎖は、配列番号19、20および21により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)と少なくとも1つの軽鎖(前記軽鎖は、配列番号22、23および24により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)とを含む38SB30のヒト化形態を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、少なくとも1つの重鎖(前記重鎖は、配列番号25、26および27により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)と少なくとも1つの軽鎖(前記軽鎖は、配列番号28、29および30により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)とを含む38SB31のヒト化形態を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、少なくとも1つの重鎖(前記重鎖は、配列番号31、32および33により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)と少なくとも1つの軽鎖(前記軽鎖は、配列番号34、35および36により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む)とを含む38SB39のヒト化形態を提供する。
1つの好ましい実施形態においては、本発明は、配列番号66および72よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有するVを含むヒト抗体またはそのフラグメントを提供する。好ましい実施形態においては、配列番号66により表されるアミノ酸配列を有するVを含むヒト化38SB19抗体を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、配列番号72により表されるアミノ酸配列を有するVを含むヒト化38SB31抗体を提供する。
もう1つの実施形態においては、本発明は、配列番号62、64、68および70よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有するVを含むヒト抗体またはそのフラグメントを提供する。好ましい実施形態においては、配列番号62および64よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有するVを含むヒト化38SB19抗体を提供する。もう1つの好ましい実施形態においては、配列番号68および70によりなる群から選択されるアミノ酸配列を有するVを含むヒト化38SB31抗体を提供する。
前記38SB13、38SB18、38SB19、38SB30、38SB31および38SB39抗体のヒト化形態のそれぞれは抗癌剤として特に有利であることが示されている。それらの製造、物理特性および有益な薬理学的特性はWO 2008/047242(その全体を参照により本明細書に組み入れることとする)に記載されている。一般に、ヒトを治療するために使用される用量は、治療対象に特有の要因に左右され、経口投与で1〜150mg/kg、または静脈内投与で1〜150mg/kgである。
シクロホスファミド(cytoxan(登録商標))は、種々の癌を治療するために使用されるナイトロジェンマスタードアルキル化剤である。それは、化学療法活性を有する活性形態へと肝臓内で変換されるプロドラッグである。アルキル化剤として、シクロホスファミドは主としてDNA鎖を架橋することにより細胞分裂を妨げて、最終的に細胞死をもたらす。シクロホスファミドは経口製剤および非経口製剤の両方で入手可能である。
本発明の1つの態様は、少なくともシクロホスファミドと共に、抗CD38抗体を含む医薬組成物である。前記産物の活性は使用用量に左右されるため、より低い用量を使用すること、および毒性現象を軽減すると同時に活性を増強することが可能である。本発明の組合せの改善された効力は治療相乗作用の決定により示されうる。組合せが治療相乗作用を現すのは、それが、単独で使用された試験用最良物質より、その最高許容用量において又は動物種で毒性がもたらされ得ない場合の試験されたその最高用量において、治療上優れている場合である。
この効力は、例えば、log10 殺細胞により定量可能であり、これは以下の式により決定される。
log10 殺細胞=T−C(日)/3.32×T
(ここで、T−Cは腫瘍成長遅延を表し、これは、治療群(T)の腫瘍および対照群(C)の腫瘍が所定値(例えば1g)に達するまでの日数の中央値であり、Tは、対照動物において腫瘍体積が2倍になるのに要する日数を表す)[T.H.Corbettら,Cancer,40:2660−2680(1977);F.M.Schabelら,Cancer Drug Development,Part B,Methods in Cancer Research,17:3−51,New York,Academic Press Inc.(1979)]。log10 殺細胞が0.7以上である場合、産物は活性だとみなされる。log10 殺細胞が2.8以上である場合、産物は非常に活性だとみなされる。
治療持続期間が10日以上となり、前記組合せにおける2つの評価化合物の間で異なる幾つかの場合には、log殺細胞正味値が、
log10 殺細胞正味値=(T−C)−治療持続期間/3.32×T
により計算される。log殺細胞正味値が0以上の場合に活性が宣言される。
前記log10 殺細胞が、単独で投与された最良成分のその最高許容用量またはその最高試験用量におけるlog10 殺細胞の値より大きい場合、前記組合せは治療相乗作用を現すであろう。
充実性腫瘍に対する前記組合せの効力は以下の方法で実験的に決定されうる。
前記実験に付された動物(一般にはマウス)の両側に30〜60mgの腫瘍断片を第0日に皮下移植する。前記腫瘍担持動物を、種々の治療および対照に付す前に、それらの腫瘍サイズに基づいてランダム化する。腫瘍のタイプに応じた移植後所定サイズに腫瘍が達したら、化学療法を開始し、前記動物を毎日観察する。最大体重減少に達し、ついで完全な体重回復が生じるまで、それらの異なる動物群を治療中に毎日秤量する。ついでそれらの群を試験終了まで週1回または2回秤量する。
腫瘍が約2gに達するまで、または前記動物が死亡するまで(腫瘍が2gに達するまでにこれが生じた場合)、前記腫瘍を、腫瘍倍加時間に応じて週1〜5回測定する。安楽死または死亡の直後に前記動物を剖検する。
記録した種々のパラメーターにより抗腫瘍活性を決定する。
hu38SB19およびシクロホスファミドの組合せによりそれらの最適用量で得られた結果を後記実施例として示す。
したがって、本発明はまた、本発明の組合せを含有する医薬組成物に関する。
前記組合せを構成する成分は、前記組合せの最大効力が得られるよう、同時に、半同時に、別々に、または或る期間を隔てて投与されることが可能であり、各投与は、その持続時間において、急速投与から連続的な潅流まで、様々であることが可能である。
したがって、本発明の目的においては、前記組合せは、前記構成成分の物理的会合により得られるもののみに限定されるものではなく、同時の又は或る期間を隔てたものでありうる別々の投与を可能にするものも含まれる。
本発明の組成物は、好ましくは、非経口投与されうる組成物である。しかし、局所領域療法の場合、これらの組成物は経口、皮下または腹腔内投与されうる。
非経口投与の組成物は、一般に、医薬上許容される無菌溶液または懸濁液であり、これは、場合によっては、使用時に必要に応じて製造(調製)されうる。非水性溶液または懸濁液の製造の場合、天然植物油、例えばオリーブ油、ゴマ油もしくは液体石油、または有機エステル、例えばオレイン酸エチルが使用されうる。前記無菌水溶液は水中の前記産物の溶液よりなることが可能である。pHが適切に調節され前記溶液が例えば十分な量の塩化ナトリウムまたはグルコースで等張にされれば、前記水溶液は静脈内投与に適している。滅菌は、加熱により、または前記組成物に悪影響を及ぼさないいずれかの他の手段により行われうる。また、前記組合せは、リポソームの形態、またはシクロデキストリンもしくはポリエチレングリコールとしての担体に結合した形態をとりうる。
経口、皮下または腹腔内投与用の組成物は、好ましくは、水性懸濁液または溶液である。
成分の適用が同時に、別々に又は或る時間を隔てて行われうる本発明の組合せにおいては、ヒト化抗CD38抗体が前記組成物の10〜90重量%に相当するのが特に有利であり、この含量は、関連物質の性質、求められる効力および治療すべき癌の性質によって様々となることが可能である。
本発明の組合せは、以下のもの(それらに限定されるものではない)を含む幾つかのタイプの癌の治療において特に有用である:癌腫および腺癌、例えば膀胱、乳房、結腸、頭頚部、前立腺、腎臓、肝臓、肺、卵巣、膵臓、胃、子宮頚部、甲状腺および皮膚におけるもの、ならびに扁平上皮癌;リンパ球系の造血腫瘍、例えば多発性骨髄腫、白血病、急性および慢性リンパ球性(またはリンパ系)白血病、急性および慢性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(例えば、バーキットリンパ腫);骨髄系の造血腫瘍、例えば急性および慢性骨髄性(骨髄球様または骨髄球性)白血病、および前骨髄球性白血病;間様由来の腫瘍、例えば線維肉腫、骨肉腫および横紋筋;中枢および末梢神経系の腫瘍、例えば星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫およびシュワン細胞腫;ならびに他の腫瘍、例えばメラノーマ、奇形癌、色素性乾皮症、角化棘細胞腫およびセミノーム、およびCD38が発現されることが未だ確認されていない他の癌。本発明の抗CD38抗体は特有の作用メカニズムを有するため、それらは、主として、一般に使用される抗癌剤に抵抗性である白血病、リンパ腫および癌を治療するのに有用である。
したがって、本発明は、癌治療用医薬の製造のための前記組合せの使用をも含む。
本実施例においては、腫瘍成長抑制のための本発明の抗CD38抗体/シクロホスファミド組合せの有効性をインビボで実証した。
選択された腫瘍モデルは、SCIDマウス内に移植された、移植可能なヒト・バーキットリンパ腫細胞系(Namalwaモデル)であった。
hu38SB19を水中のグルコース5%中に配合した。hu38SB19を単独物質として、腫瘍移植後の第11日から第18日まで週2回、静脈内投与した。組合せ試験においては、hu38SB19処理を第35日まで続行した(ただし、最高用量の組合せでは、毒性がもたらされた第18日に処理を中止した)。
シクロホスファミドを水中のグルコース5%中に配合した。シクロホスファミドを腫瘍移植後の第11日および第15日に1日1回、静脈内投与した。
前記実験の結果を表1に示す。
腫瘍倍加時間=1.9日。
以下のエンドポイントを用いた。
・20%以上の体重減少または10%以上の薬物死を誘発した投与量において毒性を宣言した。
・log10総細胞=(T−C)/[3.2×(腫瘍倍加時間(日))]を計算することにより、抗腫瘍効力を決定した(Tは、前記処理マウスが1000mgに達するまでの時間の中央値を意味し、Cは、前記対照マウスが同一サイズに達するまでの時間の中央値(15.7日)を意味する;腫瘍非含有生存体はこれらの計算から除外され、別々にまとめられる)。log総殺細胞<0.7の場合には抗腫瘍活性は宣言されず、log殺細胞2.8の場合に、治療は高活性であると宣言された。
・腫瘍非含有生存体(TFS):前記研究の全持続期間(最終処理後100日超)にわたる触診の限界(63mg)未満の完全退縮に対応する。
・治療相乗作用:組合せは、それが前記研究の最良単独物質より(少なくとも1 log殺細胞)活性である場合、治療相乗作用を有する。
シクロホスファミド単独の毒性は286.1mg/kg/注射の用量で観察され、この場合、5匹中3匹のマウス(60%)が死亡した。したがって、シクロホスファミドの最高無毒性用量(HNTD)は177.4mg/kg/注射(合計注射用量=354.8mg/kg)であった。その177.4mg/kg/注射の用量は4.8のlog総殺細胞の高い活性であると判明した。
hu38SB19に関しては、前記産物は40mg/kg/注射の用量(120.0mg/kgの合計用量)で十分に許容された。毒性は観察されなかったが、これは、マウスCD38との前記抗体の交差反応性の欠如により説明されうる。log殺細胞は0.4であったが、これは、hu38DB19がこれらの条件下で活性でなかったことを示している。
286.1mg/kg/注射のシクロホスファミドと40mg/kg/注射のhu38SB19との組合せは毒性であった。この場合、6匹中3匹(50%)の薬物関連死を伴っており、すなわち、シクロホスファミド単独の同一用量で観察されたものに非常に類似したものであった。hu38SB19の40mg/kg/注射とのシクロホスファミドの177.4mg/kg/注射の用量がHNTDであるとみなされた。この用量は20.0のlog殺細胞および1/6のTFS(第196日)を示し、したがって高活性とみなされた。40mg/kg/注射のhu38SB19を伴う、より一層低い用量である110.0mg/kg/注射および68.2mg/kg/注射のシクロホスファミドは、それぞれ15.7および6.9のlog総殺細胞を示し、高活性であった。注目すべきことに、評価した3つ全ての用量レベルにおいて、前記組合せの抗腫瘍活性は、前記最良物質であるシクロホスファミドで観察されたもの(HNTDにおいて4.8log殺細胞)より1log細殺胞以上大きかった。本発明者らは、この組合せは治療相乗作用を示すと結論づけている。この治療相乗作用は、治療期間を考慮してlog殺細胞正味値を用いて、明らかに確認される(シクロホスファミド単独では4log殺細胞正味値、それに対して、前記組合せでは16log殺細胞正味値)。
Figure 0006018235

Claims (8)

  1. CD38を特異的に認識する抗体と少なくともシクロホスファミドとを含む医薬組合せであって、前記抗体が少なくとも1つの重鎖および少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号13、81および15により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含み、前記軽鎖が配列番号16、17および18により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む、医薬組合せ。
  2. 前記抗体がキメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項1記載の組合せ。
  3. 記重鎖が、配列番号66により表されるアミノ酸配列を含み、前記軽鎖が、配列番号62および64よりなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1または2記載の組合せ。
  4. 癌治療用医薬の製造のための請求項1記載の医薬組合せの製造のための、CD38を特異的に認識する抗体の使用であって、前記抗体が少なくとも1つの重鎖および少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号13、81および15により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含み、前記軽鎖が配列番号16、17および18により表されるアミノ酸配列を有する3つの連続的な相補性決定領域を含む、使用。
  5. 前記抗体がキメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項記載の使用。
  6. 記重鎖が、配列番号66により表されるアミノ酸配列を含み、前記軽鎖が、配列番号62および64よりなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項4または5記載の使用。
  7. CD38を特異的に認識する抗体と少なくともシクロホスファミドとを含む医薬組合せであって、前記抗体は、
    −配列番号62のアミノ酸配列を含む軽鎖と
    −配列番号66のアミノ酸配列を含む重鎖と
    を含む、医薬組合せ
  8. 癌の治療において同時にまたは別々に使用するための請求項7記載の医薬組合せ
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