JP6016028B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高層建築物や超高層建築物への設置に適したエレベータ装置に関する。
近年、建築物の高層化が顕著であり、エレベータ装置は建築物内での移動手段として欠くことができないほど重要である。通常、高層建築物や超高層建築物(以下、これらを単に「建物」という)に設置されるエレベータ装置100には、図7に示すように、巻上機1に軸支された綱車2に巻き掛けられてかご3及び釣合錘4を吊り下げる主ロープ5a、かご3及び釣合錘4に連結されつつ昇降路6の下方に昇降自在に配設された動滑車7に掛けられた釣合ロープ5bなどの長尺物5が昇降路6内に配されている。
ところで、長周期地震動や強風の影響で建物が揺れた場合、昇降路6内の長尺物5が建物と共に長周期振動することがある。このとき、長尺物5の固有振動数が建物の固有振動数に近づくと、長尺物5の振れ幅(振幅)が共振により一段と大きくなる。長尺物5が大きく振れることで、長尺物5が昇降路6内にある種々の機器や設備に接触したり絡まったりするおそれが高まり、場合によっては、接触時の衝撃等によりこれらを破損してしまう可能性もある。
このような長尺物5の振れ対策の一例として、ロープ(長尺物5)の振れ幅を一定範囲内に制限するロープ振れ止め装置を備えたエレベータ装置が下記特許文献1に開示されている。このロープ振れ止め装置は、ロープを挟んで互いに対向するように配設された一対の規制部材を、ロープの長手方向に一定の間隔を隔てて複数対設けたものである。かかるロープ振れ止め装置によれば、ロープを規制部材と接触させることでロープの振れ幅が一定範囲内に制限され、ロープの振れが大きくなるのを防止することができる。
しかしながら、上述のロープ振れ止め装置は、単にロープの振れ幅を制限するものであって、ロープの振動を積極的に減衰させるという機能性までは期待し難い。通常、長周期地震動や強風の影響で建物が揺れた場合や長尺物5の振れを感知した場合は、かご3を昇降路6内の安全な場所に一時停止させるが、その停止時間は長尺物5の振動が収まるまでに要する時間に左右される。ところが、長周期振動は波長が長く自然減衰し難いという特性があるため、長尺物5の振動を速やかに抑制できなければ運転再開までに多くの時間を要することとなり、エレベータのサービス性能に大きく影響を与える。
特開2003−276965号公報
本発明は、かかる事情に鑑みて為されたものであり、長尺物の振れ幅を低減するとともに、長尺物の長周期振動を速やかに抑制できるエレベータ装置を提供することを目的とする。
本発明は、巻上機に軸支された綱車に巻き掛けられてかご及び釣合錘を吊り下げる主ロープと、前記かご及び前記釣合錘に連結されつつ昇降自在に配設された動滑車に掛けられた釣合ロープと、を含む長尺物が昇降路内に配されたエレベータ装置であって、前記昇降路下方に設けられた取付部と、前記動滑車と一体的に連結して前記取付部に取り付けられ、前記動滑車の昇降移動に対する抵抗力を生じさせて前記長尺物の長周期振動を減衰させる、粘性ダンパからなる減衰機構と、を備え、前記主ロープ及び前記釣合ロープの本数をnとしたとき、前記減衰機構の減衰係数Cが、C=n×c(但し、0.32≦c≦2.35)の関係を満たすことを特徴とする。
本発明のエレベータ装置は、前記減衰機構が、前記釣合ロープに加わる張力が一定の値を超えたとき、取付け位置から変位することを特徴とする。
本発明のエレベータ装置は、前記減衰機構に固定された支持部材と、前記支持部材に連結固定されたアングルと、前記アングルと共に前記取付部の一部を挟んだ状態で連結具により当該アングルと共締めされて当該取付部の一部を押圧する複数のクリップ片と、を含む保持手段を備え、前記減衰機構が前記保持手段と前記取付部との接触部において生じる摩擦力を利用して取り付けられていることを特徴とする。
本発明のエレベータ装置は、前記減衰機構に設けられた支持部材と、前記取付部に固定されたアングルと、前記支持部材と前記アングルとを連結するピンと、を含む保持手段を備え、前記減衰機構が前記取付部に前記ピンを介して取り付けられていることを特徴とする。
本発明のエレベータ装置は、前記減衰機構に設けられた支持部材と、前記取付部に設けられた固定部材と、一端が前記支持部材を介して前記減衰機構に連結されていると共に、他端が前記固定部材に連結された引張コイルばねからなる弾性手段と、を含む保持手段を備え、前記減衰機構が前記取付部に前記弾性手段の弾性力を利用して取り付けられていることを特徴とする。
本発明のエレベータ装置によれば、減衰機構により動滑車の昇降移動に対して減衰係数に応じた一定の大きさの抵抗力が加えられるため、長尺物の振動エネルギーが消費され、建物との共振時における共振倍率を低下させることができる。これにより、長尺物の振れ幅を大幅に低減することができ、長尺物との接触による昇降路内の機器、設備等の破損を防止することができる。また、減衰機構が生じさせるこの抵抗力は長尺物の長周期振動をより早期に減衰させるため、長尺物の長周期振動を抑制するのに要する時間を短縮することができる。これにより、エレベータの運転停止時間を最小限に抑えることが可能となり、エレベータのサービス性能を向上させることができる。
前記減衰機構の減衰係数が上記の関係式を満たす本発明のエレベータ装置によれば、長周期振動する長尺物に対して当該減衰機構が生じさせる抵抗力を、長尺物の振れ幅低減及び長周期振動の減衰のために効果的に作用させることができる。つまり、上記の関係式を満たす減衰係数は、長周期振動する長尺物に対して特に有効な数値範囲であることを裏付けるものであると換言することができる。
また、前記減衰機構が、釣合ロープに加わる張力が一定の値を超えたとき、取付け位置から変位する本発明のエレベータ装置によれば、下降中のかごが緊急停止した場合において仮に釣合錘の慣性による跳ね上がりが生じたとしても、減衰機構に掛る荷重を逃がすことができる。これにより、減衰機構の許容を超える強大な荷重が当該減衰機構へ集中的に掛けられるのを回避でき、釣合錘の跳ね上がり発生時の衝撃による減衰機構の破壊を確実に防止することができる。
また、前記減衰機構が取付部との間に生じる摩擦力を利用して取り付けられた本発明のエレベータ装置によれば、昇降路内にある既存の設備(例えば、かご、釣合錘、又は動滑車の昇降移動を案内するガイドレール等)を取付部として有効利用することができる。これにより、減衰機構の取付け態様の自由度が大幅に向上し、既設のエレベータ装置であっても当該減衰機構の取付けを容易に行うことが可能となる。しかも、取付部として専用部品を別途設置する必要がなく、取付け態様の簡素化を図ることも可能であり、コスト増を抑えることができる。
さらに、前記減衰機構が粘性ダンパである本発明のエレベータ装置によれば、シリンダ内に充填された流体の粘性係数(粘度)に応じて減衰係数の設定を変更できるため、減衰機構に所望の減衰係数を与えつつ減衰機構の小型化を実現することができる。このため、昇降路内の限られた設置スペース(例えば、昇降路のピット部分等)においても、減衰機構を最適な位置に取り付け易いという利点がある。
本実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。 本実施形態に係るエレベータ装置の減衰機構を示す拡大側面図である。 本実施形態における減衰機構の取付け態様の一例を示す(a)拡大平面図、(b)拡大正面図、及び(c)拡大側面図である。 ロープ1本あたりの減衰係数cの数値と長尺物の振れ幅の低減効果との関係を表すグラフである。 他の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。 他の実施形態に係る減衰機構の取付け態様を示す正面図である。 従来のエレベータ装置の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明に係るエレベータ装置の実施形態について図面を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態のエレベータ装置10は、主ロープ5a及び釣合ロープ5bを含む長尺物5が昇降路6内に配されたものであって、昇降路6の下方に設けられた取付部11と、この取付部11に取り付けられた減衰機構12と、を備えている。なお、以下の説明において、長尺物5とは、主ロープ5a及び釣合ロープ5bのほか、例えば、不図示の電気ケーブルやガバナロープなども含む概念を示すものとする。
主ロープ5aは、昇降路6内においてかご3及び釣合錘4を昇降移動させるための動力伝達部材の一つである。本実施形態において主ロープ5aは、昇降路6の上方に設けられた巻上機1に軸支された綱車2及びそらせ車8に巻き掛けられた複数本のワイヤロープから構成され、各ワイヤロープの両端側には、かご3及び釣合錘4がつるべ式に吊り下げられている。主ロープ5aは、動力源となる巻上機1に軸支された綱車2との接触部に生じる摩擦力を利用して、かご3及び釣合錘4を昇降路6内において互いに逆方向へ昇降移動させるための動力を伝達する。
釣合ロープ5bは、かご3と釣合錘4の位置関係によって生じる主ロープ5aの重量アンバランスを解消するための補償部材である。本実施形態において釣合ロープ5bは、主ロープ5aと同様に複数本のワイヤロープから構成されており、各ワイヤロープは、一端側がかご3に、他端側が釣合錘4にそれぞれ連結されつつ、昇降路6の下方に設けられたガイドレールGに沿って昇降自在に配設された動滑車7に掛けられている。釣合ロープ5bは、動滑車7の自重により一定以上の張力が維持されているが、動滑車7の自重のみでは所望の張力を維持できない場合は、動滑車7に不図示の錘などを連結してもよい。
取付部11は、昇降路6の下方において減衰機構12が取り付けられる部位を指す。本実施形態では、ピット床Pの床面に対し鉛直方向に起立し動滑車7の昇降移動を案内するガイドレールGを取付部11として利用している。本実施形態のガイドレールGは、図2及び図3に示すように、支軸7Aを中心として動滑車7を回転自在に支持するカバーフレーム71に設けられたシュー72を案内する案内部G1と、この案内部G1と連結する基部G2とを備えた平面視T字状に形成されており、基部G2に減衰機構12が取り付けられる。
なお、取付部11は、減衰機構12の形態やその数、取付け態様等に応じて任意に変更することができる。例えば、かご3や釣合錘4の昇降移動を案内する不図示のガイドレール等の既存の設備を利用してもよく、あるいは、昇降路6の下方(例えば、ピット床Pや側壁面等)に専用の取付フレームを別途設けてもよい。
減衰機構12は、動滑車7の昇降移動に対する抵抗力を生じさせる手段であり、この抵抗力によって長尺物5の振れ幅を低減するとともに長尺物5の長周期振動を減衰させる。本実施形態の減衰機構12は、流体が充填されたシリンダ121と、このシリンダ121内に設けられた不図示のピストンを進退させるピストンロッド122とを備えた一対の粘性ダンパ120から構成されている。粘性ダンパ120は、流体の粘性抵抗を利用して所要の抵抗力を生じさせ、長尺物5の振動エネルギーを消費させる。
本実施形態において、各粘性ダンパ120は、動滑車7の昇降移動に連動してピストンロッド122がシリンダ121内を進退するように取付部11に取り付けられている。具体的には、図1及び図2に示すように、動滑車7のカバーフレーム71に設けられたアタッチメント73に各ピストンロッド122の一端側を連結固定している。アタッチメント73の両端部は、支軸7Aの軸方向において、ガイドレールGを避けて当該ガイドレールGの外側に張り出しており、この両端部に各ピストンロッド122との連結部を設けている。また、各粘性ダンパ120は、ピストンロッド122の進退方向を支軸7Aの昇降方向と平行にして、後述する保持手段13によりガイドレールGに取り付けられている。
減衰機構12が生じさせる抵抗力は、減衰機構12の減衰係数C[Ns/mm]の値に応じて調整することができる。本実施形態では、主ロープ5a及び釣合ロープ5bの本数をn(nは2以上の自然数)としたとき、C=n×c(但し、0.32≦c≦2.35)の関係を満たすように減衰機構12の減衰係数Cの数値を設定する。主ロープ5a及び釣合ロープ5bは、例えば、[JIS規格:JIS G 3525]で規格されたものを用いる場合を想定している。また、当該関係式において、「c」はロープ1本あたりの減衰係数に相当する。ロープ1本あたりの減衰係数cは、エレベータ装置10が設置される建物の高さ、形状、材質等に基づく固有振動数に応じて、前記範囲内の最適値を選択する。
ロープ1本あたりの減衰係数cの数値が0.32を下回ると、動滑車7の昇降移動を阻害する方向へ作用する抵抗力が必要以上に小さくなり、当該抵抗力による長尺物5の振れ幅の低減効果が急激に減少する傾向が強まる(図4のグラフを参照)。また、前記抵抗力が必要以上に小さくなり過ぎると、これに付随して長尺物5の振動を減衰させる減衰力としての作用が弱まり、減衰機構12が有効に機能しない状態に陥る可能性が高まると思われる。
一方、当該減衰係数cの数値が2.35を上回るような状況においても、前述と同様、当該抵抗力による長尺物5の振れ幅の低減効果が急激に減少する傾向が強まると共に(図4のグラフを参照)、長尺物5の振動を減衰させる減衰力としての作用が弱まり、減衰機構12が有効に機能しない状態に陥る可能性が高まると考えられる。これは、前記抵抗力の影響から必要以上に動滑車7の昇降移動が阻害され、長尺物5の振動エネルギーの消費量が著しく低下することに起因するためであると推定される。
本実施形態のように、減衰機構12が一対の粘性ダンパ120から構成される場合は、各粘性ダンパ120のもつ減衰係数の総和が、上記関係を満たす減衰係数Cとなるように粘性ダンパ120の性能を決定する。このとき、抵抗力のバランス等を考慮すれば、一の粘性ダンパ120あたりの減衰係数は、上記減衰係数Cを均等分した数値に設定するのが望ましい。つまり、本実施形態では、一の粘性ダンパ120あたり、減衰機構12の減衰係数Cの1/2に相当する数値の減衰係数を有していればよい。
また、減衰機構12は、釣合ロープ5bに加わる張力が一定の値を超えたとき、その取付け位置から変位するように構成されている。ここでいう「取付け位置」とは、減衰機構12の作動時においても取付部11との相対的な位置関係に変化が生じない基準位置をいう。本実施形態では、ピストンロッド122が進退してもガイドレールGとの相対的な位置関係に変化が生じないことから、シリンダ121の底部に設けられた保持手段13とガイドレールGとの接触部を各粘性ダンパ120の「取付け位置」としている。
本実施形態の減衰機構12は、取付部11との間に生じる摩擦力を利用して取り付けられている。具体的には、保持手段13とガイドレールGとの接触部において生じる摩擦力によって、各粘性ダンパ120が保持手段13を介してガイドレールGの所定位置に取り付けられている。したがって、保持手段13とガイドレールGとの接触部における最大静止摩擦力を超える大きさの外力が加わると、保持手段13は各粘性ダンパ120とガイドレールGの位置関係を維持できなくなり、最大静止摩擦力に抗して各粘性ダンパ120が保持手段13による所定の取付け位置から変位する。
保持手段13は、図3に示すように、シリンダ121の底部に固定された支持部材131と、この支持部材131が連結固定される連結面132a及びガイドレールGと接触する接触面132bを有するアングル132と、このアングル132と共にガイドレールGの一部を挟んで押圧する複数のクリップ片133と、から構成されている。クリップ片133には切欠部133aと突起部133bが形成されており、切欠部133aをガイドレールGの基部G2の両端部に、突起部133bをアングル132にそれぞれ当接させて、連結具134によりアングル132と各クリップ片133とが共締めされている。
本実施形態の保持手段13は、アングル132の接触面132b及びクリップ片133の切欠部133aがガイドレールGとの接触部を成し、連結具134による共締めの際に加わる接触面132bの法線方向への垂直抗力によって、当該接触部とガイドレールGの基部G2との間に所要の摩擦力を生じさせている。また、ガイドレールGの基部G2の両端部に各クリップ片133の切欠部133aを当接させることで当該基部G2の幅方向への位置ずれを防止し、粘性ダンパ120の安定的な取付けを実現する。
減衰機構12を取付部11に取り付ける際の摩擦力の大きさは、下降中のかご3が緊急停止した場合における釣合錘4の慣性による跳ね上がりが生じたときの衝撃力よりも小さく、且つ、減衰機構12の耐久強度よりも小さい数値である必要がある。これらの条件を満たすことで、後述する釣合錘4の跳ね上がり発生時においても、その衝撃による減衰機構12の破壊を回避しつつ、減衰機構12を取付け位置から変位させることが可能となるためである。同時に、当該摩擦力の大きさは、動滑車7の昇降移動に対して所要の大きさの抵抗力を生じさせることが可能な程度に減衰機構12を取付部11へ固定できる大きさに設定する必要がある。
本実施形態の保持手段13は、連結具134により共締めされたアングル132とクリップ片133との間に、僅かにクリアランスSが形成されるように構成されている。このクリアランスSを設けることにより、釣合ロープ5bに加わる張力が一定の値を超える際クリップ片133の微小変形を許容し、ガイドレールGとの間における摩擦力低減を促進させる。このため、必要時に減衰手段12をより確実に取付け位置から変位させることができる。
次に、本実施形態のエレベータ装置10における減衰機構12の作用について説明する。長周期地震動や強風の影響でエレベータ装置10が設置された建物が揺れると、昇降路6内の長尺物5が建物と共に揺れて長周期振動することがある。このような事態が生じた場合は、かご3を昇降路6内の安全な場所に一時停止させる。
長尺物5が振れの生じる方向へ加速されると、主ロープ5aにはかご3及び釣合錘4を上昇させようとする張力が、また釣合ロープ5bにはかご3及び釣合錘4を下降させようとする張力が生じる。本実施形態では、主ロープ5aと釣合ロープ5bとが、かご3及び釣合錘4を介して一定の張力を維持しつつ無端状に連結されている。このため、主ロープ5aに加わる張力が一定の大きさを超える場合には、釣合ロープ5bにも当該主ロープ5aの張力に起因する張力がかご3及び釣合錘4を介して加わることになる。これは、主ロープ5aと釣合ロープ5bの立場が入れ替わった場合においても同様である。
動滑車7に掛けられた釣合ロープ5bに対し一定の大きさを超える張力が加わると、当該釣合ロープ5bの張力は動滑車7をガイドレールGに沿って上昇させる力として作用する。動滑車7には減衰機構12が一体的に連結されているため、動滑車7が上昇する際には、この動滑車7の上昇を阻害する方向へ減衰機構12の減衰係数Cに応じた所要の大きさの抵抗力が加えられる。このとき、振れが生じた長尺物5の振動エネルギーが当該抵抗力により相当量消費されることで、長尺物5の振れ幅が低減される。
ここで、ロープ1本あたりの減衰係数cの数値と長尺物5の振れ幅の低減効果との関係を表すグラフを図4に示す。このグラフにおいて、縦軸の低減効果Y[%]は、減衰機構12を有しない場合に想定される長尺物5の最大振れ幅に対する振れ幅の低減割合を百分率表示したものである。つまり、減衰機構12を有しない場合の長尺物5の最大振れ幅をy1[mm]、減衰機構12を有する場合の長尺物5の最大振れ幅をy2[mm]としたとき、Y=(1−y2/y1)×100[%]で表している。
図4に示すように、長尺物5の振れ幅の低減効果Yは、ロープ1本あたりの減衰係数cの数値が0≦c≦2.67の範囲において、c=1.38近傍を頂点とする放物線状に変化している。これは、ロープ1本あたりの減衰係数cをc=1.38近傍に設定したとき、最大で37%近い振れ幅の低減効果が得られることを示すとともに、当該減衰係数cの数値が2.67となる辺りで低減効果が消失することを意味している。この結果から、ロープ1本あたりの減衰係数cの数値が小さ過ぎても、逆に大き過ぎても、長周期振動する長尺物5の振れ幅の低減効果は薄れてしまうことが分かる。
さらに、ロープ1本あたりの減衰係数cの数値が0.32を下回る領域x1、及び、当該減衰係数cの数値が2.35を上回る領域x2において、グラフの勾配が急峻になっていることが分かる。これは、当該領域(即ち、c<0.32,c>2.35)において、長尺物5の振れ幅の低減効果が急激に減少する傾向が強いことを意味する。減衰係数cの微差に起因する効果の変動が顕著になると、減衰機構12の安定的な機能性が確保し難くなるおそれがあると推定される。
以上から、ロープ1本あたりの減衰係数cについて、長周期振動する長尺物5の振れ幅低減に有効な数値範囲が0≦c≦2.67の範囲に存在していることが確認できる。さらに、ロープ1本あたりの減衰係数cを0.32≦c≦2.35の数値範囲に設定することで、少なくとも約20%以上の振れ幅の低減効果を、より安定的に得られることが、図4のグラフに示されている。
一方、減衰機構12から抵抗力を受けながらも、釣合ロープ5bに加わる張力によって動滑車7が一定距離だけ上昇することも想定される。その場合、動滑車7は、上昇後、自重によりガイドレールGに沿って下降しようとする。その際にも、減衰機構12は動滑車7の下降を阻害する方向へ抵抗力を生じさせるが、動滑車7の下降時は、かかる抵抗力の影響を受け難くピストンロッド122が下限まで復帰する時間が確保されやすい。その理由としては、例えば、減衰機構12の抵抗力によって動滑車7の上昇距離をある程度抑制できる点、長尺物5の振動が長周期である点などが挙げられる。
減衰機構12による抵抗力は、長尺物5の振れに対して上述のように作用するが、減衰機構12は、この抵抗力を釣合ロープ5bの張力が一定の大きさに達する度に繰り返し発生させる。したがって、仮にエレベータ装置10が設置された建物が固有振動数で一定時間継続して揺れ続けることで長尺物5の共振が生じたとしても、当該抵抗力が発生する度にその都度長尺物5の振動エネルギーが消費される。そのため、建物と共振する長尺物5の振れ幅について、その共振倍率が低下する。
また、釣合ロープ5bに加わる張力の大きさに応じて減衰機構12が生じさせる反復的な当該抵抗力は、長尺物5の振動を減衰させるための減衰力としても作用する。このため、長尺物5に生じた「振れ」が、自然減衰し難いとされる長周期振動であるとしても、これを速やかに減衰させることができる。
ところで、例えば、昇降路6を下降するかご3の速度超過により不図示の調速機が作動した場合や、建物の揺れや長尺物5の振れ等の異常を検知した場合に、かご3を強制的に緊急停止させることがある。このとき、かご3と逆方向へ上昇していた釣合錘4が慣性で跳ね上がる現象が生じるが、その際、減衰機構12には強大な荷重が掛る。このような釣合錘4の跳ね上がり発生時の衝撃は約20t近くになる場合もあり、条件次第では、減衰機構12の緩衝能力を超えて減衰機構12の破壊を招くおそれもある。
しかしながら、本実施形態では、釣合ロープ5bに加わる張力が一定の値を超えたとき、減衰機構12が取付け位置から変位するように構成されているため、減衰機構12に掛る荷重を逃がすことができる。したがって、たとえ釣合錘4の跳ね上がりが発生したとしても、減衰機構12にその許容値を超える荷重が掛ることがなく、減衰機構12が釣合錘4の跳ね上がり発生時の衝撃で破壊されることもない。
このように、本実施形態のエレベータ装置10によれば、減衰機構12により動滑車7の昇降移動に対して減衰係数Cに応じた所要の大きさの抵抗力を与えることで、長尺物5の振動エネルギーを消費させ、建物との共振時における共振倍率を低下させることができる。これにより、長尺物5の振れ幅を大幅に低減することができ、長尺物5との接触による昇降路6内の機器、設備等の破損を防ぐことができる。
減衰機構12が生じさせる抵抗力は、上述のとおり長尺物5の振動を減衰させる減衰力としても作用するため、長尺物5の長周期振動をより早期に減衰させ、長尺物5の長周期振動を抑制するのに要する時間を大きく短縮することができる。これにより、非常時におけるエレベータ装置10の運転停止時間を最小限に抑えることが可能となり、サービス性能を向上させることができる。
また、減衰機構12の減衰係数Cを、上記の関係式を満たす数値範囲に設定すれば、長周期振動する長尺物5に対して当該減衰機構12が生じさせる抵抗力を、長尺物5の振れ幅低減及び長周期振動の減衰のために効果的に作用させることができる。つまり、上記の関係式を満たす減衰係数Cは、長周期振動する長尺物5に対して特に有効な数値範囲であることを裏付けるものであると換言することができる。また、減衰機構12の減衰係数Cは、ロープの本数に応じて最適値を算出できるため、減衰機構12の後付け対応にも適している。
また、減衰機構12が、釣合ロープ5bに加わる張力が一定の値を超えたとき、取付け位置から変位するように構成されているため、減衰機構12に掛る荷重を逃がすことができる。そのため、減衰機構12にその許容値を超える荷重が掛るのを回避でき、たとえ上述のような釣合錘4の跳ね上がりが発生したとしても、その衝撃による減衰機構12の破壊を確実に防止することができる。
また、減衰機構12は、上述した保持手段13と取付部11との間に生じる摩擦力を利用した取付け態様を採用しているため、昇降路6内にある既存の設備(本実施形態ではガイドレールG)を取付部11として有効利用することができる。これにより、減衰機構12の取付け態様の自由度が大幅に向上し、既設のエレベータであっても減衰機構12の取付けを容易に行うことが可能となる。しかも、取付部11として専用部品を別途設置する必要がなく、取付け態様の簡素化を図ることも可能であり、コスト増を抑えることができる。
さらに、減衰機構12として一対の粘性ダンパ120を用いることで、シリンダ121内に充填された流体の粘性係数(粘度)に応じて減衰係数Cの設定を変更することができる。これにより、減衰機構12に所望の減衰係数Cを与えつつ減衰機構12の小型化を実現することができるため、昇降路6内の限られた設置スペース(例えば、昇降路底部のピット等)においても、減衰機構12を最適な位置に取り付け易いという利点がある。
特に、本実施形態の減衰機構12は、特定条件を満たす大きさの摩擦力によって取付部11(ガイドレールG)に取り付けられた一対の粘性ダンパ120から構成されているため、ストロークの短い粘性ダンパ120を選定することができる。これにより、粘性ダンパ120の動作時におけるバックラッシュが低減されて応答性が向上し、長周期振動する長尺物5の制振性能を更に高めることが可能となる。
しかも、本実施形態のエレベータ装置10は、減衰機構12に上述のような機能を発揮させるための電子的制御や人為的制御が一切不要である。このため、減衰機構12の動作を制御するための電気的構成を設ける必要がなく、装置構成及び施工の簡素化を実現できるとともに、既存のエレベータへの設置や後付け加工も短工期で行うことが可能となる。その上、本実施形態の減衰機構12は、必要時以外には作動しない構成であるため、エレベータ装置10の通常運転に支障を来すおそれがなく、また誤作動が生じることもない。
以上、本実施形態のエレベータ装置10について説明したが、本発明に係るエレベータ装置は、その他の形態で実施することもできる。
例えば、図5に示すエレベータ装置20のように、釣合ロープ5bが掛けられる動滑車7を複数備えた形態であってもよい。各動滑車7には、それぞれ専用のガイドレールGが設けられており、各ガイドレールGを取付部11として、上述したエレベータ装置10と同様の構成を有する減衰機構12が各ガイドレールGに取り付けられている。エレベータ装置20では、減衰機構12として、合計4本の粘性ダンパ120が用いられているため、一の粘性ダンパ120あたり、上記減衰係数Cの1/4に相当する数値の減衰係数を有するものを選定すればよい。
かかるエレベータ装置20によれば、かご3と釣合錘4の高低差が特に大きくなる超高層建物に設置した場合においても、釣合ロープ5bの張力を適正に維持しつつ、エレベータ装置10と同様の作用・効果を得ることができる。また、一の粘性ダンパ120あたりの減衰係数の負担が軽減されるため、減衰機構12の小型化・短ストローク化を図ることが可能となり、振動への応答性をより向上させることができる。
また、本発明において、減衰機構の取付け態様は摩擦力を利用するものに限定されず、減衰機構の位置を完全に固定するものでない限り、その他の態様を採用することができる。例えば、図6(a)に示す保持手段23により、減衰機構12を取付部11(ガイドレールG)に取り付けた形態であってもよい。保持手段23は、シリンダ121の底部に設けられた支持部材231と、ガイドレールGに連結具234で固定されたアングル232とをピン233によって連結している。かかる実施形態によれば、釣合ロープ5bに加わる張力が一定の値を超えたとき、せん断力によってピン233をアングル232から離脱させることで、粘性ダンパ120が取付け位置から変位する。
あるいは、図6(b)に示す保持手段33のように、弾性力を利用して取付部11に取り付けた態様であってもよい。保持手段33は、ガイドレールGをピット床Pに固定する固定部材G3に連結された引張コイルばね等の弾性手段332の一端を、シリンダ121の底面に設けられた支持部材331を介してシリンダ121に連結することによって、粘性ダンパ120を固定部材G3に取り付けている。保持手段33は、釣合ロープ5bに加わる張力が一定の値を超えたとき、弾性手段332の弾性力に抗して粘性ダンパ120が取付け位置である固定部材G3から変位するように構成されている。
これらの保持手段23,33を採用した場合にも、上述のエレベータ装置10と同様の作用・効果を得ることができる。更に、保持手段33によれば、釣合錘4の跳ね上がりの発生等によって減衰機構12(粘性ダンパ120)が取付け位置から変位した後、その弾性力によって減衰機構12をもとの取付け位置へ復帰させることが可能となる。そのため、復旧作業の手間を大幅に省略できるという利点が得られる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
例えば、上述した各実施形態では、減衰機構12として粘性ダンパ120を採用したもののみを例示しているが、上記関係式を満たす減衰係数Cを有し、且つ、動滑車7の昇降移動を阻害する方向へ所要の大きさの抵抗力を作用させることが可能である限り、任意の構成を採用することが可能である。具体的には、引張コイルばね等の弾性部材を減衰機構として利用してもよい。
1:巻上機
2:綱車
3:かご
4:釣合錘
5:長尺物
5a:主ロープ
5b:釣合ロープ
6:昇降路
7:動滑車
10、20:エレベータ装置
11:取付部
12:減衰機構
13、23、33:保持手段
C:減衰係数

Claims (5)

  1. 巻上機に軸支された綱車に巻き掛けられてかご及び釣合錘を吊り下げる主ロープと、
    前記かご及び前記釣合錘に連結されつつ昇降自在に配設された動滑車に掛けられた釣合ロープと、を含む長尺物が昇降路内に配されたエレベータ装置であって、
    前記昇降路下方に設けられた取付部と、
    前記動滑車と一体的に連結して前記取付部に取り付けられ、前記動滑車の昇降移動に対する抵抗力を生じさせて前記長尺物の長周期振動を減衰させる、粘性ダンパからなる減衰機構と、
    を備え
    前記主ロープ及び前記釣合ロープの本数をnとしたとき、
    前記減衰機構の減衰係数Cが、C=n×c(但し、0.32≦c≦2.35)の関係を満たすことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記減衰機構が、前記釣合ロープに加わる張力が一定の値を超えたとき、取付け位置から変位することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記減衰機構に固定された支持部材と、前記支持部材に連結固定されたアングルと、前記アングルと共に前記取付部の一部を挟んだ状態で連結具により当該アングルと共締めされて当該取付部の一部を押圧する複数のクリップ片と、を含む保持手段を備え、
    前記減衰機構が前記保持手段と前記取付部との接触部において生じる摩擦力を利用して取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項に記載のエレベータ装置。
  4. 前記減衰機構に設けられた支持部材と、前記取付部に固定されたアングルと、前記支持部材と前記アングルとを連結するピンと、を含む保持手段を備え、
    前記減衰機構が前記取付部に前記ピンを介して取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ装置。
  5. 前記減衰機構に設けられた支持部材と、前記取付部に設けられた固定部材と、一端が前記支持部材を介して前記減衰機構に連結されていると共に、他端が前記固定部材に連結された引張コイルばねからなる弾性手段と、を含む保持手段を備え、
    前記減衰機構が前記取付部に前記弾性手段の弾性力を利用して取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ装置。
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