JP6016017B2 - 接着シート付きプリント配線板の製造方法及びそれを用いた貼り合せプリント配線板の製造方法 - Google Patents

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本発明は、接着シート付きプリント配線板とその製造方法及びそれを用いた貼り合せプリント配線板の製造方法に関するものである。
近年、スマートフォンに代表されるように携帯機器製品の小型化・薄型化の高機能化に伴い、プリント配線板も小型・薄型化、高機能化が要求されている。部品内蔵基板の開発も進められているが、プリント配線板と内蔵部品との商流や品質保証他の問題があり、一部で実用化されているに過ぎない。一方、これに代替できる技術としてキャビティ構造を持つプリント配線板を使用したモジュールやパッケージがある。キャビティ構造を持つプリント配線板の製造には、部品を実装したベース基板上に、キャビティ用の開口を設けたスペーサー基板を貼り合せる、いわゆる貼り合せ工法が有利であることから、ベース基板とスペーサー基板の間に導通接続を付加可能な貼り合せプリント配線板及びその製造方法が要求されている。
また、ベース基板に部品実装した後にスペーサー基板及び蓋基板を貼り合わせる工法による部品内蔵的なモジュールやパッケージも実用化されている。この際、スペーサー基板に接着シートを貼り付けた、接着シート付きプリント配線板及びその製造方法が要求されている。
第1のプリント配線板と第2のプリント配線板との間に導通接続を付加させた貼り合せプリント配線板の製造方法としては、表面に接続端子を有する第1のプリント配線板及び第2のプリント配線板との間に、貫通穴に導電ペーストを充填した絶縁性接着シートを挟み、加熱加圧し接続する方法Aがある(特許文献1)。
また、表面に接続端子を有する第1のプリント配線板と、貫通スルーホールを有する第2のプリント配線板を、絶縁性接着シートを使用して加熱加圧し接着した後、第2のプリント配線板の貫通スルーホールであった穴に侵入してきた接着材を、レーザーにより除去し、その後貴金属めっきや導電ペーストの充填等で導通接続する方法Bがある。
また、第1の基板、第2の基板を絶縁性接着シートやプリプレグ等で加熱加圧し接着した後、両基板を貫通するスルーホールによる層間接続を実施し、導通接続する方法Cがある。
また、第1の基板、第2の基板を絶縁性接着シートやプリプレグ等で加熱加圧し接着した後、両基板の片方の面からドリルやレーザー穴あけにより片方の基板を貫通する有底ビアを形成し、その後貴金属めっきや導電ペーストの充填等で導通接続する方法Dがある。
特開2003−188536号公報
近年の配線パターンの微細化に伴い、接着シート付きプリント配線板については、プリント配線板を電気的に接続するためのビアホール径やピッチも微細化されており、前記した方法(特許文献1)の場合は、プリント配線板の接続端子と接着シートの貫通穴との位置合わせが困難であることが問題となる。さらにキャビティ構造の貼り合せプリント配線板を製造する際は、接着シート及びプリント配線板にそれぞれ予めキャビティ部となる領域をルーター加工等で開口させておく必要があるが、接着シートは、単体では寸法変化を生じ易いため、プリント配線板の開口との位置ずれも問題となる。
また、貼り合せプリント配線板の製造方法としては、第1・第2のプリント配線板を電気的に接続するためのビアホール径やピッチも近年微細化されており、前記した方法A(特許文献1)の場合は、第1、第2のプリント配線板の接続端子と接着シート貫通穴の位置合わせが困難であり問題となっていた。さらにキャビティ構造の貼り合せプリント配線板を製造する際は、接着シート及びスペーサー基板となる第1又は第2のプリント配線板にそれぞれ予めキャビティ部となる領域をルーター加工等で開口させておく必要があるが、接着シートは、単体では寸法変化を生じ易いため、プリント配線板の開口との位置ずれも問題となる。
また、前記した方法Bは、第2のプリント配線板の板厚が薄く、第1・第2のプリント配線板の接続に用いる有底ビアにおいて、レーザーによる接着材の除去やその後の貴金属めっき・導電ペーストの充填が可能な場合は問題ないが、板厚が厚くビア径が小さくなるに連れ各工程での工程能力が低下し対応困難となる。一般的に第1・第2のプリント配線板を接続する有底ビアのアスペクト比が0.8以上の場合は不適である。
前記した方法Cの場合は、貫通スルーホール形成に機械ドリルを使用することが一般的であり、配線パターンの微細化へ追従できないのが問題であった。一般的に機械ドリル径は直径0.1mmが最小である。
方法Dの場合は機械ドリルを使用する場合は前記方法Cの場合と同じく微細化への追従が課題であり、レーザードリルを使用する場合は貫通するプリント配線板の板厚やビア径に依存し、方法Bと同じようにアスペクト比が0.8以上の場合は適用困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、接着シートへの有底ビア形成時の位置合わせが容易なことにより、配線パターンの微細化やビア径の微小化に有利であり、かつプリント配線板のアスペクト比に関係なく適用が可能な、接着シート付きプリント配線板とその製造方法及びそれを用いた貼り合せプリント配線板の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は以下を特徴とする。
1.坦な接続端子及びを有するプリント配線板上に、保護フィルムと接着材とを備える熱硬化性の接着シートを仮接着する工程(A)と、前記仮接着後の接着シートを貫通して前記平坦な接続端子に到る層間接続用の有底ビアを形成する工程(B)と、前記接着シートを仮接着したプリント配線板に、電子部品素子を収納するためのキャビティとなる開口を形成する工程(C)と前記有底ビアに導電性ペーストを充填し仮硬化する工程(D)と、を有する接着シート付きプリント配線板の製造方法。
. 項1の接着シート付きプリント配線板の製造方法により、接着シート付きプリント配線板を製造する工程(A〜D)と、前記接着シート付きプリント配線板の導電性ペーストが充填された有底ビアと対応する平坦な接続端子を有する第2のプリント配線板を製造する工程(E)と、前記接着シート付きプリント配線板の保護フィルムを剥離して接着材付きの第1のプリント配線板を準備する工程(F)と、前記接着材付きの第1のプリント配線板の導電性ペーストが充填された有底ビアと、この有底ビアに対応した第2のプリント配線板の平坦な接続端子とを、加熱加圧して接続する加熱加圧工程(G)と、を有する貼り合せプリント配線板の製造方法。
本発明によれば、接着シートへの有底ビア形成時の位置合わせが容易なことにより、配線パターンの微細化やビアの微小化に有利であり、かつプリント配線板のアスペクト比には関係なく適用が可能な接着シート付きプリント配線板とその製造方法及びそれを用いた貼り合せプリント配線板の製造方法を提供することができる。
本発明の接着シート付きプリント配線板の断面図である。 本発明の接着シート付きプリント配線板の製造方法の一部を示す断面図である。 本発明の貼り合せプリント配線板の製造方法の一部を示す断面図である。 本発明の貼り合せプリント配線板の断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
<接着シート付きプリント配線板>
図1に、本実施の形態の接着シート付きプリント配線板14を示す。本実施の形態は、平坦な接続端子12を有するプリント配線板7と、保護フィルム2と接着材1とを備えプリント配線板7上に仮接着した熱硬化性の接着シート16と、前記接着シート16を貫通して前記平坦な接続端子12に到る層間接続用の有底ビア11と、有底ビア11に充填され仮硬化された導電性ペースト6と、接着シート16及びプリント配線板7を貫通して設けられ電子部品素子を収納するためのキャビティ用開口5と、を有する接着シート付きプリント配線板14である。
接着シートとは、保護フィルムと接着材により構成され、保護フィルムを剥がした状態の接着材面を被接着材料に密着させ、加圧により追従させ、加熱により接着材の樹脂成分を溶融・硬化させ、接着せしめる機能を持つ。加熱又は加圧の加減により仮接着が可能で、仮接着後に機械加工やレーザー加工等の加工が可能である。仮接着に対しさらなる加熱・加圧(本接着)により最終的な接着特性を得る。
表面が平坦化された接続端子とは、フィルドビアにより平坦化されたビアとそのランドにより接続端子を構成している場合、貫通穴の内壁に貴金属めっきを付けたスルーホールに穴埋め剤を充填し、蓋めっきにより表面を平坦化した部位を接続端子としている場合、又はそれぞれのビア及びスルーホールから引き出した回路(ランド他)により平坦化された接続端子を構成している場合、スルーホール又は有底ビアに導電ペースト等の導電性充填剤を充填し硬化させ表面を平坦化した部位を接続端子としている場合を指す。
導電性ペーストとは、電気的接続を目的としたビアやスルーホールに充填することが可能で、スラリー状の樹脂の中に導電性の粒子が混合してあり、加熱や加圧により硬化させることができる。導電性ペーストを介して電気的接続を得る事を目的として用いられる。
本実施の形態の接着シート付きプリント配線板においては、熱硬化性の接着シートをプリント配線板に接着した状態で、平坦化された接続端子をめがけてレーザー加工することが可能であるため、従来問題であったプリント配線板の接続端子と接着シート貫通穴の位置合わせが容易となる。さらにキャビティ構造の接着シート付きプリント配線板又は貼り合せプリント配線板を製造する際は、接着シート及びプリント配線板を、それぞれ別々に予めキャビティ部となる領域をルーター加工等で開口させておく必要がなく、プリント配線板に接着シートを仮接着した状態でルータ加工機等を用いて開口できるため、工程が簡略化されると同時に開口の位置精度が向上する効果がある。
<接着シート付きプリント配線板の製造方法>
図2に、本実施の形態の接着シート付きプリント配線板14の製造方法を示す。本実施の形態の接着シート付きプリント配線板14の製造方法は、平坦な接続端子12を有するプリント配線板7上に、保護フィルム2と接着材1とを備える熱硬化性の接着シート16を仮接着する工程(A)と、前記仮接着後の接着シート16を貫通して前記平坦な接続端子12に到る層間接続用の有底ビア11を形成する工程(B)と、前記接着シート16を仮接着したプリント配線板7に、電子部品素子(図示しない。)を収納するためのキャビティ用開口5を形成する工程(C)と前記有底ビア11に導電性ペースト6を充填し仮硬化する工程(E)と、を有する。
本実施の形態の接着シート付きプリント配線板の製造方法によれば、熱硬化性の接着シートをプリント配線板に接着した状態で、平坦化された接続端子をめがけてレーザー加工することが可能であるため、従来問題であったプリント配線板の接続端子と接着シート貫通穴の位置合わせが容易となる。さらにキャビティ構造の接着シート付きプリント配線板又は貼り合せプリント配線板を製造する際は、接着シート及びプリント配線板を、それぞれ別々に予めキャビティ部となる領域をルーター加工等で開口させておく必要がなく、プリント配線板に接着シートを仮接着した状態でルータ加工機等を用いて開口できるため、工程が簡略化されると同時に開口の位置精度が向上する効果がある。
<貼り合せプリント配線板の製造方法>
図2及び3に、本実施の形態の貼り合せプリント配線板15の製造方法を示す。本実施の形態の貼り合せプリント配線板15の製造方法は、図1の接着シート付きプリント配線板14を用いる貼り合せプリント配線板15の製造方法であって、図2の接着シート付きプリント配線板14の製造方法により、接着材1付きの第1のプリント配線板7を製造する工程(A〜D)と、前記接着材1付きの第1のプリント配線板7の導電性ペースト6が充填された有底ビア11と対応する平坦な接続端子13を有する第2のプリント配線板8を製造する工程(E)と、前記接着シート付きプリント配線板14の保護フィルム2を剥離する工程(F)と、前記接着材1付き第1のプリント配線板7の導電性ペースト6が充填された有底ビア11と、この有底ビア11に対応した第2のプリント配線板8の平坦な接続端子13とを、加熱加圧して接続する加熱加圧工程(G)と、を有する。
本実施の形態の貼り合せプリント配線板の製造方法によれば、熱硬化性の接着シートをプリント配線板に接着した状態で、平坦化された接続端子をめがけてレーザー加工することが可能であるため、従来問題であったプリント配線板の接続端子と接着シート貫通穴の位置合わせが容易となる。さらにキャビティ構造の接着シート付きプリント配線板又は貼り合せプリント配線板を製造する際は、接着シート及びプリント配線板を、それぞれ別々に予めキャビティ部となる領域をルーター加工等で開口させておく必要がなく、プリント配線板に接着シートを仮接着した状態でルータ加工機等を用いて開口できるため、工程が簡略化されると同時に開口の位置精度が向上する効果がある。
また、本実施の形態の貼り合わせプリント配線板の製造方法においては、第1のプリント配線板と第2のプリント配線板の接続に用いるのが、接続用ビアやスルーホールに対する貴金属めっきや導電ペーストの充填ではないため、貼り合わせるプリント配線板のアスペクト比に関係することなく接続できる効果がある。
以下、本発明の接着シート付きプリント配線板とその製造方法及びそれを用いた貼り合せプリント配線板の製造方法の実施例を説明するが、本発明は、本実施例に限定されない。
(実施例1)接着シート付きプリント配線板
<接着シート>
接着シート16として、絶縁接着シートAS−2600、厚さ0.025mmで、長さ500mm、幅400mm(日立化成工業株式会社製、商品名)を準備した(図2(1))。
<プリント配線板>
プリント配線板7用の銅張り積層板として、ガラスエポキシ製の絶縁層の両側に、銅箔(18μm)を積層一体化した、厚さ0.20mmで、長さ500mm、幅400mmのMCL−E679−FG(日立化成工業株式会社製、商品名)を準備した(図2(2))。
次に、この銅張り積層板のL1(図2(2)の下面側の導体を示す。以下、同様。)及びL2(図2(2)の上面側の導体を示す。以下、同様。)に、エッチングレジストとして、ドライフィルムNIT225(ニチゴー・モートン株式会社製、商品名)をラミネータで仮圧着し、フィルム状のフォトマスクを貼り合わせて露光量140mJ/cmの紫外線で両面に、導体パターンを焼付け、0.9質量%炭酸ナトリウム水溶液で現像してエッチングレジストを形成し、その後、エッチングレジストのない部分を塩化銅エッチング液でエッチング除去した。このとき、L2側にコンフォーマルマスクが形成され、その開口は直径100μmであり、L2側の銅箔は全面残した。
次に、L2側のコンフォーマルマスクの開口からレーザ加工し、層間接続用の非貫通ビアを形成した。また、ドリル加工により、層間接続用の貫通穴を形成した。
次に、フィルドビアめっきを行い、非貫通ビアには、めっきで充填されたフィルドビアを形成し、貫通穴には、スルーホールめっきを形成した。
次に、スルーホールめっきが形成された貫通穴を、穴埋め樹脂で充填した後、フィルドビア及び穴埋め樹脂が充填された貫通穴の上面(L2側)をバフ研磨により平坦化した。
次に、無電解銅めっきにより下地銅めっきを形成した後、電気銅めっきで厚付けを行うことで、穴埋め樹脂が充填された貫通穴上に蓋めっきを形成した。
次に、両側の導体を、サブトラクト法によりパターン形成し、導体パターンL1及びL2を形成し、プリント配線板7を作製した(図2(2))。サブトラクト法によるパターン形成では、エッチングレジストとして、ドライフィルムNIT225(ニチゴー・モートン株式会社製、商品名)をラミネータで仮圧着し、フィルム状のフォトマスクを貼り合わせて露光量140mJ/cmの紫外線で両面に、導体パターンを焼付け、0.9質量%炭酸ナトリウム水溶液で現像してエッチングレジストを形成し、その後、エッチングレジストのない部分を塩化銅エッチング液でエッチング除去した。このとき、導体パターンL2側のフィルドビア上の平坦な接続端子12及び貫通穴上の平坦な接続端子12の直径は130μmであった。
<接着シートの仮接着>
次に、プリント配線板7のL2側に、接着シート16として、AS−2600(日立化成工業株式会社製、商品名)を仮接着した(図2(3))。仮接着は熱プレス装置を用いて、
70℃、5.0MPa、30秒の条件で行った。
<有底ビアA形成>
次に、接着シート16を仮接着したプリント配線板7のL2側において、接続用の有底ビア11を接着シートに形成した(図2(4))。
有底ビア11の形成方法について、詳細を以下に説明する。まず、L2側の接着シート16に直接炭酸ガスレーザを用いたレーザ加工により、有底ビア11を形成した(図2(4))。このとき、レーザー加工のアライメントは、プリント配線板7にパターン形成により付加したアライメントマーク(図示しない。)を直接読み取って実施したため、有底ビア11と受けパッド(接続端子12)との位置は、何れも有底ビア11が受けパッド(接続端子12)から外れることはなく、位置精度は良好であった。
<キャビティ加工>
次に、プリント配線板7のL1側から、絶縁層(基板10)、接着材1及び保護フィルム2を貫通してプリント配線板7の導電パターンL2(接着シート16側)に到るキャビティ用開口5を形成した(図2(5))。キャビティ用開口5は、ルーター加工によって行った。
<導電性ペースト充填>
次に、接着シート16を仮接着したプリント配線板7の接着シート16に付加した有底ビア11に導電性ペースト6を充填した。(図2(6))。
導電性ペースト6はDDペーストAE1651(タツタシステムエレクトロニクス株式会社製、製品名)を準備し、有底ビア11形成において形成したビア位置に対応したメタルマスクを介して、スクリーン印刷機による印刷工法により充填した。
<乾燥>
次に接着シート16に導電性ペースト6を印刷した接着シート付きプリント配線板14をボックス型乾燥機にて乾燥を行った。乾燥条件は80℃、60分である。以上により、接着シート付きプリント配線板14を作製した。
(実施例2)貼り合せプリント配線板
<接着シート付きプリント配線板>
実施例1と同様に、図2(1)〜(6)に従って、接着シート付きプリント配線板14を作製した。
<第2のプリント配線板>
第2のプリント配線板用の銅張り積層板として、ガラスエポキシ製の絶縁層の両側に、銅箔(18μm)を積層一体化した、厚さ0.20mmで、長さ500mm、幅400mmのMCL−E679−FG(日立化成工業株式会社製、商品名)を準備した(図示しない。)。
次に、この銅張り積層板のL1(図示しない。)及びL2(図示しない。)に、エッチングレジストとして、ドライフィルムNIT225(ニチゴー・モートン株式会社製、商品名)をラミネータで仮圧着し、フィルム状のフォトマスクを貼り合わせて露光量140mJ/cmの紫外線で両面に、導体パターンを焼付け、0.9質量%炭酸ナトリウム水溶液で現像してエッチングレジストを形成し、その後、エッチングレジストのない部分を塩化銅エッチング液でエッチング除去した。このとき、L2側にコンフォーマルマスクが形成され、その開口は直径100μmであり、L2側の銅箔は全面残した。
次に、L2側のコンフォーマルマスクの開口からレーザ加工し、層間接続用の非貫通ビアを形成した。
次に、フィルドビアめっきを行い、非貫通ビアには、めっきで充填されたフィルドビアを形成した。
次に、L2側の導体を、サブトラクト法によりパターン形成し、導体パターンL2を形成した(図示しない。)。
次に、導体パターンL2側に絶縁層と銅箔を積層成形し、この銅箔にコンフォーマルマスクを形成し、コンフォーマルマスクの開口からレーザ加工して層間接続用の非貫通ビアを形成し、フィルドビアめっきを行い、パターン形成を行うという工程を数回繰り返し、
4層の導体を有する第2のプリント配線板8を作製した。ここで、第2のプリント配線板8のL4側(図3の最上面側の導体を示す。)には、接着シート付きプリント配線板14の導電性ペースト6が充填された有底ビア11と対応する平坦な接続端子13を備えている(図3(7))。
<接着シート保護フィルム剥離工程>
次に、接着シート付きプリント配線板14の接着シート16の保護フィルム2(ポリエチレンテレフタレート製)を端から剥がし、接着シート16の表面から導電性ペースト6がはみ出した状態にした。この際、接着シート16から保護フィルム2をゆっくり剥がさないと、保護フィルム2側にペーストが付着する現象が起きるため、注意が必要である。
<加熱加圧>
第1のプリント配線板7の接着材1側と第2のプリント配線板8のL4側を重ね合わせ、加熱加圧により接着した。第1のプリント配線板7と第2のプリント配線板8を重ね合わせる際は、それぞれの基板の所定の位置に開けたガイド穴にピンを差込み、ズレの防止を図った。加熱圧着は熱プレス装置を用いて、160℃、3.5MPa、60分の条件で行った。この加熱加圧により、仮接着状態であった接着材1及び仮硬化状態であった導電性ペースト6が本硬化し、第1のプリント配線板7の接続端子12と第2のプリント配線板8の接続端子13との間に、強固な接続を形成できた。
1.接着材
2.保護フィルム
3.(貫通穴上に平坦な接続端子を有する)スルーホール
4.フィルドビア
5.キャビティ用開口
6.導電性ペースト
7.第1のプリント配線板又はプリント配線板
8.第2のプリント配線板
9.レーザー光
10.基板
11.有底ビア
12.(平坦な)接続端子
13.(対応する平坦な)接続端子
14.接着シート付きプリント配線板
15.貼り合せプリント配線板
16.接着シート

Claims (2)

  1. 平坦な接続端子を有するプリント配線板上に、保護フィルムと接着材とを備える熱硬化性の接着シートを仮接着する工程(A)と、
    前記仮接着後の接着シートを貫通して前記平坦な接続端子に到る層間接続用の有底ビアを形成する工程(B)と、
    前記接着シートを仮接着したプリント配線板に、電子部品素子を収納するためのキャビティ用開口を形成する工程(C)と
    前記有底ビアに導電性ペーストを充填し仮硬化する工程(D)と、
    を有する接着シート付きプリント配線板の製造方法。
  2. 請求項1の接着シート付きプリント配線板の製造方法により、接着シート付きプリント配線板を製造する工程(A〜D)と、
    前記接着シート付きプリント配線板の導電性ペーストが充填された有底ビアと対応する平坦な接続端子を有する第2のプリント配線板を製造する工程(E)と、
    前記接着シート付きプリント配線板の保護フィルムを剥離して接着材付きの第1のプリント配線板を準備する工程(F)と、
    前記接着材付きの第1のプリント配線板の導電性ペーストが充填された有底ビアと、この有底ビアに対応した第2のプリント配線板の平坦な接続端子とを、加熱加圧して接続する加熱加圧工程(G)と、
    を有する貼り合せプリント配線板の製造方法。
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