JP6014979B2 - 光拡散膜形成用樹脂組成物とその製造方法、光拡散膜、光拡散反射部材、光拡散透過部材、光学素子 - Google Patents
光拡散膜形成用樹脂組成物とその製造方法、光拡散膜、光拡散反射部材、光拡散透過部材、光学素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6014979B2 JP6014979B2 JP2011209428A JP2011209428A JP6014979B2 JP 6014979 B2 JP6014979 B2 JP 6014979B2 JP 2011209428 A JP2011209428 A JP 2011209428A JP 2011209428 A JP2011209428 A JP 2011209428A JP 6014979 B2 JP6014979 B2 JP 6014979B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light diffusing
- film
- aggregated particle
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Description
しかしこのような構造は、薄いガラスでは割れが生じる虞があり、表面を均一に処理することが難しい等の問題点があった。
前記凝集粒子体は、球状であることが好ましい。
なお、この形態は発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り本発明を限定するものではない。
本実施形態の光拡散膜形成用樹脂組成物は、平均長径が1μm以上かつ5μm以下、かつ平均短径が0.5μm以上かつ3μm以下であって、少なくとも1個の鋭角な端部を有する凝集粒子片と、樹脂とを含有してなり、前記凝集粒子片が、前記凝集粒子片と前記樹脂の合計質量に対して、15質量%以上かつ45質量%以下含有されている。
平均長径は2μm以上かつ5μm以下、平均短径は0.5μm以上かつ2μm以下が好ましく、平均アスペクト比(長径/短径)は1.5以上が好ましい。
本明細書中における「凝集」とは、一次粒子が集合することにより表面に凹凸を有する凝集粒子片を形成することを意味する。表面に形成される凹凸は、構成粒子(一次粒子又は一次粒子の凝集物)同士の間隙により形成される凹凸を少なくとも含み、構成粒子(一次粒子又は一次粒子の凝集物)の形状により付与される凹凸を含んでいてもよい。
構成粒子の材質は、形成する光拡散膜の用途に応じて決定してもよい。例えば、樹脂との屈折率差が小さい一次粒子を用いることで、光拡散膜の光透過性を高めることができるため、光拡散透過膜を形成するための樹脂組成物として好適なものとなる。
一方、樹脂との屈折率差が大きい構成粒子を用いることで、光拡散膜の光反射性を高めることができるので、光拡散反射膜を形成するための樹脂組成物として好適なものとなる。
ここで凝集粒子体とは、複数の構成粒子(一次粒子又は一次粒子の凝集物)が凝集した平均長径が1μm以上の集合体であれば特に限定されない。凝集粒子体としては、平均長径が1μm以上かつ5μm以下の球状の凝集粒子体を用いることが好ましく、これにより凝集粒子片の長径及び短径を所望の大きさに調整し易くなる。
なお、平均長径が1μm未満、又は平均短径が0.5μm未満の小さな凝集片であっても、光拡散膜の光拡散性を低下させない程度であれば、混入されていてもよい。
図1(b)、図2(b)、図3及び図4は、本実施形態の凝集粒子片の複数の例を示す図である。図1(a)及び図2(a)には、図1(b)、図2(b)に示す凝集粒子片の出発原料である凝集粒子体がそれぞれ示されている。また図1〜図4には、1つの凝集粒子片における長径L、短径Sの測定例を示している。
ここで平均長径とは、個々の凝集粒子片の最も長い部分の長さ(長径L)の平均値を意味し、平均短径とは、個々の凝集粒子片の最も短い部分の長さ(短径S)の平均値を意味する。
樹脂は、熱可塑性、熱硬化性、可視光線や紫外線や赤外線等による光(電磁波)硬化性、電子線照射による電子線硬化性等の硬化性樹脂、あるいはケイ素含有無機有機ハイブリッド構造体が好適に用いられる。また光拡散膜における光損失を抑えるために、可視光に対して透明な樹脂を用いることが好ましい。
また、液状の樹脂オリゴマーとしては、ウレタンアクリレート系オリゴマー、エポキシアクリレート系オリゴマー、アクリレート系オリゴマー等が好適に用いられる。以下、「樹脂」の語を用いる場合には、モノマー、オリゴマーも含むものとする。
上記有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール、オクタノール等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、γ−ブチロラクトン等のエステル類、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素、ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類が好適に用いられる。これらの有機溶媒は、1種のみ単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
本実施形態の光拡散膜形成用樹脂組成物の製造方法は、凝集粒子体を、平均長径が1μm以上かつ5μm以下、平均短径が0.5μm以上かつ3μm以下の凝集粒子片になるよう破砕又は粉砕しながら溶媒に分散させる分散工程と、上記分散工程で得られた分散液と樹脂とを混合させる工程を有する製造方法である。
分散工程では、凝集粒子体を平均長径が1μm以上かつ5μm以下、平均短径が0.5μm以上かつ3μm以下の凝集粒子片になるよう破砕又は粉砕しながら溶媒、樹脂モノマー、又は樹脂オリゴマーに分散させて分散液を得る工程である。これら凝集粒子体、溶媒、樹脂モノマー、樹脂オリゴマーは、先に記載のものである。
なお、凝集粒子体をあらかじめ破砕機等で破砕したものを用いて、溶媒等に分散させてもよい。
混合工程では、分散工程で得られた分散液と樹脂とを混合する工程をいう。
混合方法は分散液と樹脂が均一に混合されれば特に限定されず、公知の混合方法を用いることができる。
以上により、本実施形態の光拡散膜形成用樹脂組成物を得ることができる。
本実施形態の光拡散膜は、本実施形態の光拡散膜形成用組成物により形成されてなることを特徴とする。
光拡散膜の膜厚は特に限定されず、用途に応じて適宜調整すればよい。LED光のように指向性の高い光を光拡散させる光拡散膜である場合には、1μm以上かつ30μm以下が好ましい。膜厚が1μm未満の場合には、膜の光拡散性能が劣るため好ましくない。一方で、膜厚が30μmを超えると、表面にヒビ、又は割れが発生する場合があるため好ましくない。
光拡散膜形成用樹脂組成物を膜状に成形する方法は特に限定されず、基材に上記樹脂組成物を塗布して塗膜を形成する方法や、任意形状の成形用型に流しいれる方法を用いることができる。
また、塗布方法も特に限定されず、例えば、スピンコート法、ディップコート法、グラビアコート法、スプレー法、ローラー法、バーコート法、はけ塗り法等が挙げられる。
本実施形態の光拡散反射部材は、先の実施形態の光拡散膜形成用組成物からなる光拡散膜を、可視光線の反射率が95%以上である基材の少なくとも一方の面に形成してなるものである。
ここで、可視光線の反射率が95%以上とは、MgOの標準白色板を基準として、380nm〜800nmにおける反射率の平均値が95%以上であることを意味する。
光拡散反射部材に用いられる基材は、可視光線の反射率が95%以上であれば特に限定されない。
例えば、銀蒸着PETフィルム等の金属反射層を形成したフィルムや、白色PETフィルム、白色ポリプロピレンフィルム、白色ポリカーボネートフィルム等の白色フィルムや、アルミニウム、鏡面仕上げやアルマイト処理を施したアルミニウム、白色に塗装されたアルミニウム等のアルミニウム基材や発泡白色ポリエステルフィルムが挙げられる。またこれらの基材は、金属等の支持体に貼り合せたものでもよい。
本実施形態の光拡散透過部材は、先の実施形態の光拡散膜形成用組成物からなる光拡散膜を、可視光線の透過率が90%以上である基材の少なくとも一方の面に形成してなるものである。
ここで、可視光線の透過率が90%以上とは、空気を基準として380nm〜800nmの波長域における平均透過率が90%以上であることを意味する。
光拡散透過部材に用いられる基材は、可視光線の透過率が90%以上であれば特に限定されない。例えば、ガラス基材やプラスチック基材を用いることができる。
本実施形態の光学部材は、先の実施形態の光拡散膜、光拡散反射部材、光拡散透過部材のうちの少なくとも1種を備えたものである。
光学素子としては、光を光拡散させる用途で用いられる光学素子であれば限定されない。例えば光拡散反射部材を備えた光学素子としては、照明器具や液晶ディスプレイ用バックライトユニットにおいて照明光路制御に使用される光拡散板等が挙げられる。
また先の実施形態の光拡散反射部材、光拡散透過部材を光学素子に装着する方法も特に限定されず、公知の方法で光学素子に実装させればよい。
[実施例1]
平均長径が2.3μmの中空の球状シリカ凝集体A(鈴木油脂工業株式会社 ゴッドボール B−6C 凝集粒子の一次粒子径 20nm〜30nm)(凝集粒子体)を、分散剤、ビーズを含む純水中にビーズミルを用いて粉砕・分散させ、その後ビーズを分離し、凝集粒子片を20質量%、分散剤を2質量%含有する分散液を作製した。
実施例1において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を30質量%となるようにした他は同様にして、実施例2の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を40質量%となるようにした他は同様にして、実施例3の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、球状シリカ凝集体Aの替わりに、平均長径が3μmの中実の球状シリカ凝集体B(東ソー・シリカ株式会社製、ニップジェル SS−170X 凝集粒子の一次粒子径 1nm〜10nm)(凝集粒子体)に変更した他は同様にして、実施例4の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の凝集粒子片を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は2μm、平均短径は1μmであった。
実施例4において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を30質量%となるようにした他は同様にして、実施例5の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例4において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を40質量%となるようにした他は同様にして、実施例6の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、球状シリカ凝集体Aの替わりに、平均長径が5μmの板状シリカ凝集体C(AGCエスアイテック株式会社製、サンラブリー)を用いた他は同様にして、実施例7の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の凝集粒子片を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は5μm、平均短径は3μmであった。
実施例7において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を30質量%となるようにした他は同様にして、実施例8の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例7において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を40質量%となるようにした他は同様にして、実施例9の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、アクリル樹脂の替わりに、ポリエステル樹脂を用いた他は同様にして、実施例10の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、アクリル樹脂の替わりに、フッ素樹脂を用いた他は同様にして、実施例10の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を10質量%となるようにした他は同様にして、比較例1の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を50質量%となるようにした他は同様にして、比較例2の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例4において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を10質量%となるようにした他は同様にして、比較例3の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例4において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を50質量%となるようにした他は同様にして、比較例4の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例7において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を10質量%となるようにした他は同様にして、比較例5の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例7において、光拡散膜形成用樹脂組成物中の凝集粒子片の含有率を50質量%となるようにした他は同様にして、比較例6の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
実施例1において、球状シリカ凝集体Aの替わりに、平均長径が9μmの中空の球状シリカ凝集体D(鈴木油脂工業株式会社 ゴッドボール B−25C 凝集粒子の一次粒子径 20nm〜30nm)(凝集粒子体)を用いた他は同様にして、比較例7の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の凝集粒子片を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は7μm、平均短径は4μmであった。
実施例1において、球状シリカ凝集体Aの替わりに、凝集粒子体ではない平均長径が0.1μmの中空の球状シリカE(日鉄鉱業社製 シリナックスSP−PN(b))を用いた他は同様にして、比較例8の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の粒子を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は0.1μm、平均短径は0.1μmであった。
実施例1において、球状シリカ凝集体Aの替わりに、平均長径が4μmであって、凝集粒子体ではない不定形の溶融シリカの粉砕品F(鈴木油脂工業株式会社 ゴッドボール G−6C)を用いた他は同様にして、比較例9の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の粒子を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は4μm、平均短径は4μmであった。
実施例1において、球状シリカ凝集体Aの替わりに、凝集粒子体ではない平均長径が3μmの球状のアルミナG(住友化学社製 アドバンストアルミナAA−3)を用いた他は同様にして、比較例10の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の粒子を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は3μm、平均短径は3μmであった。
実施例1において、球状シリカ凝集体Aの替わりに、凝集粒子体ではない平均長径が0.1μmの球状のチタニアH(石原産業社製 A−100)を用いた他は同様にして、比較例11の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の粒子を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は0.1μm、平均短径は0.1μmであった。
実施例1において、平均長径が2μmの中空の球状シリカ凝集体Aの替わりに、凝集粒子体でない平均長径が1μmの中実の球状シリカI(東ソーシリカ社製 SS−50F)を用いた他は同様にして、比較例12の光拡散膜形成用樹脂組成物及び光拡散反射膜を得た。
分散液中の粒子を実施例1と同様に観察したところ、平均長径は1μm、平均短径は1μmであった。
光拡散反射膜の積分反射率(R(%))を380nm〜800nmの波長範囲で、分光度計V−570(日本分光株式会社製)を用いて、白色反射フィルム(東レ社製、ルミラーE60L)の反射率を基準として測定した。
波長が550nmの時の積分反射率(%)の値に従って、下記基準に基づき反射特性の評価を行った。なお反射率(%)は、いずれも、光拡散反射膜の形成に基材として用いたフィルムを介在させた状態で測定した値である。
◎:反射率が98%以上
○:反射率が95%以上かつ98%未満
△:反射率が90%以上かつ95%未満
×:反射率が90%未満
(1)で測定した380nm〜800nmの波長範囲で、積分反射率の最大値と最小値の差を算出した。そして、得られた反射率(%)の差に従って、下記基準に基づき反射光の波長ばらつき特性の評価を行った。
◎:差が3%未満
○:差が3%以上かつ6%未満
△:差が6%以上かつ9%未満
×:差が9%以上
LED素子を6個有するLED白色電球(シャープ社製 DL−L601N)の光拡散カバーを外した状態でLED素子を発光させ、光拡散反射膜に対して白色光を直接照射した。この場合にLED光源の素子の形状がそのまま映りこむかどうかにより、下記基準に基づきLED光の光拡散性の特性評価を行った。
◎:LED光源が光拡散して、素子の形状が映りこまない
×:LED光源が光拡散せず、素子の形状がそのまま映りこむ
光拡散反射膜を目視で観察し、下記基準に基づき塗布ムラの特性評価を行った。
◎:塗布ムラがまったく観察されない。
×:塗布ムラが観察される。
[実施例12]
実施例1において、白色反射フィルム(東レ社製、ルミラーE60L)の替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例12の光拡散透過膜(光拡散透過部材)を得た。
実施例2において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例13の光拡散透過膜を得た。
実施例3において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例14の光拡散透過膜を得た。
実施例4において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例15の光拡散透過膜を得た。
実施例5において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例15の光拡散透過膜を得た。
実施例6において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例17の光拡散透過膜を得た。
実施例7において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例18の光拡散透過膜を得た。
実施例8において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例19の光拡散透過膜を得た。
実施例9において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例20の光拡散透過膜を得た。
実施例10において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例21の光拡散透過膜を得た。
実施例11において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、実施例22の光拡散透過膜を得た。
比較例1において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例13の光拡散透過膜を得た。
比較例2において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例14の光拡散透過膜を得た。
比較例3において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例15の光拡散透過膜を得た。
比較例4において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例16の光拡散透過膜を得た。
比較例5において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例17の光拡散透過膜を得た。
比較例6において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例18の光拡散透過膜を得た。
比較例7において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例19の光拡散透過膜を得た。
比較例8において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例20の光拡散透過膜を得た。
比較例9において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例21の光拡散透過膜を得た。
比較例10において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例22の光拡散透過膜を得た。
比較例11において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例23の光拡散透過膜を得た。
比較例12において、白色反射フィルムの替わりに、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)を用いた他は同様にして、比較例24の光拡散透過膜を得た。
光拡散透過膜のヘーズ値及び全光線透過率をヘーズメータ NDH−2000(日本電色工業社製)を用いて測定した。
ヘーズ値については、下記基準に基づき評価を行った。
◎:ヘーズ値が60%以上
○:ヘーズ値が40%以上かつ60%未満
△:ヘーズ値が20%以上かつ40%未満
×:ヘーズ値が20%未満
◎:全光線透過率が90%以上
○:全光線透過率が85%以上かつ89%未満
△:全光線透過率が80%以上かつ85%未満
×:ヘーズ値が80%未満
積分透過率(T(%))を380nm〜800nmの波長範囲で、分光度計V−570(日本分光株式会社製)を用いて、ホウケイ酸ガラスからなるガラス基板(20mm×50mm×2mmt)の透過率を基準として測定した。
得られた積分透過率の最大値と最小値の差を算出し、その差に従って、下記基準に基づき透過光の波長ばらつき特性の評価を行った。
◎:差が6%未満
○:差が6%以上かつ10%未満
△:差が10%以上かつ20%未満
×:差が20%以上
塗布ムラについては、上記(4)の評価方法、評価基準と全く同様に行った。
2 一次粒子
3 空洞部
11〜16,31〜38,42,45 凝集粒子片
41,43 板状粒子
44 積層粒子
Claims (6)
- 平均長径が2μm以上かつ5μm以下、かつ平均短径が1μm以上かつ3μm以下であって少なくとも1個の鋭角な端部を有する凝集粒子片と、樹脂とを含有してなり、前記凝集粒子片が、前記凝集粒子片と前記樹脂の合計質量に対して、15質量%以上かつ45質量%以下含有されており、
前記平均長径は、走査型電子顕微鏡を用いて前記凝集粒子片を観察し、前記凝集粒子片の最も長い部分の長さである長径を求め、100個の前記凝集粒子片の前記長径を平均して求められる平均値であり、
前記平均短径は、走査型電子顕微鏡を用いて前記凝集粒子片を観察し、前記凝集粒子片の最も短い部分の長さである短径を求め、100個の前記凝集粒子片の前記短径を平均して求められる平均値であることを特徴とする、光拡散膜形成用樹脂組成物。 - 請求項1に記載の光拡散膜形成用樹脂組成物を製造する光拡散膜形成用樹脂組成物の製造方法であって、
凝集粒子体を、平均長径が2μm以上かつ5μm以下、平均短径が1μm以上かつ3μm以下の凝集粒子片になるよう破砕又は粉砕しながら溶媒、液状樹脂モノマー又は液状樹脂オリゴマーに分散させる分散工程と、前記分散工程で得られた分散液と樹脂とを混合させる工程を有することを特徴とする光拡散膜形成用樹脂組成物の製造方法。 - 請求項1に記載の光拡散膜形成用樹脂組成物により形成されてなることを特徴とする、光拡散膜。
- 請求項3記載の光拡散膜を、可視光反射率が95%以上の基材の表面に形成してなることを特徴とする、光拡散反射部材。
- 請求項3記載の光拡散膜を、可視光透過率が90%以上の基材の表面に形成してなることを特徴とする、光拡散透過部材。
- 請求項3記載の光拡散膜、請求項4記載の光拡散反射部材、及び請求項5記載の光拡散透過部材のうちの少なくとも1種を備えたことを特徴とする光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011209428A JP6014979B2 (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | 光拡散膜形成用樹脂組成物とその製造方法、光拡散膜、光拡散反射部材、光拡散透過部材、光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011209428A JP6014979B2 (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | 光拡散膜形成用樹脂組成物とその製造方法、光拡散膜、光拡散反射部材、光拡散透過部材、光学素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013072885A JP2013072885A (ja) | 2013-04-22 |
JP6014979B2 true JP6014979B2 (ja) | 2016-10-26 |
Family
ID=48477468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011209428A Active JP6014979B2 (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | 光拡散膜形成用樹脂組成物とその製造方法、光拡散膜、光拡散反射部材、光拡散透過部材、光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6014979B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104769461A (zh) * | 2013-08-07 | 2015-07-08 | 帝人杜邦薄膜日本有限公司 | 白色反射膜 |
JP6211923B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-10-11 | 帝人フィルムソリューション株式会社 | 白色反射フィルム |
JP6690435B2 (ja) * | 2016-06-30 | 2020-04-28 | Jsr株式会社 | 硬化膜形成用組成物及びその製造方法、硬化膜、光拡散積層体並びに表示装置及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002258011A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Asahi Glass Co Ltd | 光拡散シートおよびその製造方法 |
JP4080967B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2008-04-23 | 出光興産株式会社 | 光反射シート及びその成形品 |
JP2008239734A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Sekisui Plastics Co Ltd | 合成樹脂粒子、並びに、この合成樹脂粒子を用いた光学材料、塗料、化粧料及び合成樹脂シート |
-
2011
- 2011-09-26 JP JP2011209428A patent/JP6014979B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013072885A (ja) | 2013-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6480081B2 (ja) | 視認性向上フィルム、およびそれを備えた積層体、およびそれを備えた画像表示装置 | |
JP6133522B1 (ja) | 透明スクリーンおよびそれを備えた映像投影システム | |
JP4155337B1 (ja) | 防眩性フィルムおよびその製造方法、ならびに表示装置 | |
TWI546571B (zh) | Display device | |
US7854522B2 (en) | Antiglare film and manufacturing method thereof | |
WO2017010217A1 (ja) | 透明スクリーンの透明光散乱層を形成するための分散液、透明スクリーン、および透明スクリーンの製造方法 | |
KR101280187B1 (ko) | 렌즈 시트, 면광원 장치 및 액정 표시 장치 | |
US20140002901A1 (en) | Method for producing anti-glare film, anti-glare film, polarizing plate, and image display | |
KR20160024803A (ko) | 광경화성 수지 조성물, 이 조성물로 형성되는 경화 피막 및 방현 필름과, 경화 피막 및 방현 필름의 제조방법 | |
US11668977B2 (en) | Liquid crystal display having a frontside light control film | |
JPWO2020204148A1 (ja) | 光拡散フィルム、光拡散フィルムの製造方法、光学部材、画像表示装置用表示パネルおよび画像表示装置 | |
JP2006078710A (ja) | 防眩フィルム | |
JP6014979B2 (ja) | 光拡散膜形成用樹脂組成物とその製造方法、光拡散膜、光拡散反射部材、光拡散透過部材、光学素子 | |
TW201812342A (zh) | 影像顯示裝置、防眩性薄膜及防眩性薄膜之製造方法 | |
JP2014041249A (ja) | 光学フィルム | |
TWI788393B (zh) | 光取出構件 | |
JP6313919B2 (ja) | 透明光散乱体、それを備えた反射型透明スクリーン、およびそれを備えた映像投影システム | |
JP2010078888A (ja) | 光学フィルム | |
KR102120989B1 (ko) | 눈부심 방지용 수지 조성물 및 이를 이용한 눈부심 방지 필름 | |
JP6301576B2 (ja) | 光拡散透過シート | |
KR20150140670A (ko) | 광 확산 소자 및 광 확산 소자의 제조 방법 | |
JP6765912B2 (ja) | 映像を投影可能な積層体、およびそれを備えた映像投影システム | |
JP6475849B2 (ja) | 光拡散透過シート及び複合粒子の製造方法 | |
JP2020079914A (ja) | 防眩性フィルム、防眩性フィルムの製造方法、光学部材および画像表示装置 | |
JP5251192B2 (ja) | 光学フィルム、偏光板および液晶表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160912 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6014979 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |