JP6013852B2 - 多孔質材の目詰まり検査方法及び多孔質材の目詰まり検査装置 - Google Patents

多孔質材の目詰まり検査方法及び多孔質材の目詰まり検査装置 Download PDF

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本発明は、多孔質材の目詰まりを測定する検査装置、特に、ダイシング装置等の被加工物を吸引保持するチャックテーブルに用いられるセラミックスの目詰まり状態を検出するための検査方法及び検査装置に関する。
ダイシング装置等の加工装置では、多孔質セラミックスを枠体で囲繞したチャックテーブルを用い、被加工物が上面(保持面)に載置された多孔質セラミックスに負圧を作用させて被加工物を吸引保持した状態で加工する事が知られている。吸引による固定は、着脱が自在である上、吸引力の調整や気密性をあげることで加工中に被加工物が振動することなく精度の高い加工が実現できるといった利点がある。
しかしながら、加工で発生する被加工物の加工屑等が多孔質セラミックスに流入し、所謂目詰まり状態を発生させてしまうと、吸引力の低下を招き、加工中に被加工物が振動してしまうため、加工結果に影響を及ぼしてしまう。そこで、多孔質セラミックスの目詰まりが発生しているか否かを検査するために、多孔質セラミックスが枠体に接着されチャックテーブルを形成している状態で、多孔質セラミックスの上面全体をシート等で覆いチャックテーブルに負圧をかけてそのシートがどれだけ吸引されているか(例えば、特許文献1参照)や、チャックテーブルに作用できる吸引通路の圧力と流量を測定し判定する等の手段(例えば、特許文献2参照)が考案されてきた。
特開平05−23941号公報 特開2007−229889号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2などに示された手段では、チャックテーブルを形成する必要があること、吸引力を作用させるために吸引源となる部品(エジェクタ等)を準備する必要があること、部分的な多孔質材の目詰まりは測定できないこと、などの問題が有った。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、大掛かりな準備を必要とすることなく多孔質材の目詰まりの検査を行なうことができ、部分的な多孔質材の目詰まりを測定することができる多孔質材の目詰まり検査方法及び多孔質材の目詰まり検査装置を提供することである。
上述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1記載の本発明に係る多孔質材の目詰まり検査方法は、弾性部材に覆われた下面の一部にエアー噴出口が開口した測定ヘッドと、一端が該測定ヘッドの該エアー噴出口に、他端がエアー供給源に連通するエアー供給路と、該エアー供給路に配設され、該測定ヘッドの該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を所定値に調整するレギュレータと、該測定ヘッドと該レギュレータとの間に配設され、該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を示す圧力計と、を備えて多孔質材の目詰まりを検査する目詰まり検査装置を用いた検査方法であって、噴出するエアーの圧力を該所定値に調整後、該測定ヘッドの下面を該多孔質材の所望の位置に押圧しつつ該エアーを噴出してエアーの圧力の測定を実施し、検査対象の多孔質材で測定したエアーの圧力の上昇値が予め定められた閾値を超えていると、検査対象の多孔質材が目詰まり状態であると判定することを特徴とする。
請求項2記載の本発明に係る多孔質材の目詰まり検査装置は、多孔質材の目詰まりを検査する際に用いられる目詰まり検査装置であって、弾性部材に覆われた下面の一部にエアー噴出口が開口した測定ヘッドと、一端が該測定ヘッドの該エアー噴出口に、他端がエアー供給源に連通するエアー供給路と、該エアー供給路に配設され、該測定ヘッドの該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を所定値に調整するレギュレータと、該測定ヘッドと該レギュレータとの間に配設され、該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を示す圧力計と、を備え、噴出するエアーの圧力を該所定値に調整後、該測定ヘッドの下面を該多孔質材の所望の位置に押圧しつつ該エアーを噴出してエアーの圧力を測定することを特徴とする。
本願発明の目詰まり検査方法及び目詰まり検査装置によれば、弾性部材により多孔質材の所望の位置に密着させた測定ヘッドのエアー噴出口から噴出するエアーの圧力を基に、多孔質材の目詰まりを測定する。このために、切削装置などの加工装置などの真空吸引経路などに圧力計を設置する必要も無く、吸引源を用意する必要もなく容易に手軽に目詰まりの測定を行なうことができる(切削装置などの加工装置が備えるエアブロー配管をエアー供給源として作用させる事ができるため容易に測定が実施できる)。また、測定ヘッドのエアー噴出口から噴出するエアーの圧力を基に多孔質材の目詰まりを測定するので、チャックテーブルを形成することなく、多孔質材の目詰まりを測定することができる。したがって、大掛かりな準備を必要とすることなく多孔質材の目詰まりの検査を行なうことができる。
また、エアー噴出口を測定ヘッドの下面の一部に設けて、エアー噴出口の直径を小さくしているので、多孔質材の部分的な目詰まり状態も測定することができるという効果もある。したがって、部分的な多孔質材の目詰まりも測定することができる。
さらに、レギュレータによってエアーの圧力を調整しているので、目詰まり状態のときに所定値からの圧縮エアーの圧力の上昇値が大きくなる。このために、微妙な詰まりも見つけ出すことができる。また、レギュレータにより大気開放時の圧縮エアーの圧力を常に一定の圧力として測定できるため、圧縮エアーの圧力の絶対値による判定が可能となるので、例えば、目詰まり状態であるか否かを判定するために目詰まりサンプルと比較する必要がない。したがって、目詰まりサンプルを必要としないので、大掛かりな準備を必要とすることなく多孔質材の目詰まりの検査を行なうことができる。
図1は、実施形態に係る検査装置の構成を示す説明図である。 図2は、図1に示された検査装置の測定ヘッドの概略の構成を示す斜視図である。 図3は、図1に示された検査装置の目詰まり検査時を示す説明図である。 図4は、図1に示された検査装置の圧力計が測定する圧力の変化を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
本実施形態に係る多孔質材の目詰まり検査装置(以下、単に検査装置と呼ぶ)を、図1から図4に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る検査装置の構成を示す説明図であり、図2は、図1に示された検査装置の測定ヘッドの概略の構成を示す斜視図であり、図3は、図1に示された検査装置の目詰まり検査時を示す説明図であり、図4は、図1に示された検査装置の圧力計が測定する圧力の変化を示す図である。
本実施形態に係る検査装置1は、チャックテーブル10(図1に示す)などのポーラス部分11(多孔質材に相当)の目詰まりを検査する検査装置である。
なお、本実施形態に係る検査装置1により目詰まりが検査される検査対象としてのチャックテーブル10は、本実施形態では、例えば、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハなどの被加工物を切削する切削装置、被加工物を研削する研削装置や、被加工物を研磨する研磨装置などの加工装置に設置され、被加工物を保持するものである。
チャックテーブル10は、表面を構成するポーラス部分11がポーラスセラミックスなどの多孔質材から形成された円盤形状である。チャックテーブル10は、前述した加工装置に設置されて、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、ポーラス部分11の表面11aに載置された被加工物を吸引することで保持するものである。チャックテーブル10のポーラス部分11は、切削、研削、研磨などの加工により発生したコンタミが真空吸引源からの吸引力により侵入して、一部分又は全体が目詰まり状態となって、被加工物を十分に吸引できなくなることがある。チャックテーブル10が被加工物を十分に吸引できなくなると、切削、研削、研磨などの加工中に被加工物が移動してしまい、被加工物の裏面に欠けが生じるなどの加工不良となることがある。
また、ポーラス部分11の粗さ即ち番手は、切削装置に設置されるチャックテーブル10では、280番から320番程度であり、研削装置に設置されるチャックテーブル10では、1000番程度である。
本実施形態に係る検査装置1は、図1に示すように、測定ヘッド2と、エアー供給路3と、第1レギュレータ4(レギュレータに相当)と、第2レギュレータ5(レギュレータに相当)とを備える。測定ヘッド2は、図2に示すように、内側に空間が設けられて、外観が円柱状に形成されている。測定ヘッド2の一端2a(上面に相当)には、エアー供給路3が接続している。測定ヘッド2の他端2b(下面に相当)は、弾性部材6に覆われているとともに、他端2bの一部にエアー噴出口7が開口している。エアー噴出口7は、直径が1mm以上でかつ5mm以下の円形に形成されている。
エアー噴出口7の直径が1mm以上である理由は、エアー噴出口7の直径が1mmを下回ると、エアー噴出口7などの加工精度やチャックテーブル10のポーラス部分11の表面11a上の異物の影響によって、測定時の圧縮エアーの圧力にばらつきが生じ、目詰まり状態であるか否かを正確に測定することができないからである。また、エアー噴出口7の直径が5mm以下である理由は、被加工物の切削加工により分割されるチップの大きさが5mm程度であるために、エアー噴出口7の直径が5mmを上回ると、不良チップ(裏面に欠けが生じるなどの加工不良のチップをいう)の周囲の一部に目詰まり状態の部分があっても、エアー噴出口7から噴出される圧縮エアーが目詰まり状態でない部分から抜けてしまい、目詰まり状態を測定することができないからである。即ち、エアー噴出口7の大きさは、検出可能な目詰まりの最小の大きさを示している。
弾性部材6は、ゴムなどの弾性を有する樹脂で構成され、厚手の円盤状に形成されて、測定ヘッド2の他端2bを覆っている。弾性部材6には、エアー噴出口7と連通する連通孔6aが設けられている。連通孔6aは、エアー噴出口7と同じ大きさに形成されている。
エアー供給路3は、内側に圧縮エアー(エアーに相当し、加圧された気体をいう)を流すことが可能な配管であって、一端が測定ヘッド2の一端2aに取り付けられている。エアー供給路3は、測定ヘッド2を介して、一端が該測定ヘッド2のエアー噴出口7に連通している。また、エアー供給路3は、他端が圧縮エアーを供給するエアー供給源8に連通している。エアー供給路3は、エアー供給源8から供給された圧縮エアーを測定ヘッド2のエアー噴出口7に導く。エアー供給源8は、本実施形態では、圧力が0.5MPa(圧力変動有)の圧縮エアーをエアー供給路3に供給する。なお、本明細書でいう圧力とは、大気圧を0とした所謂ゲージ圧をいう。
第1レギュレータ4は、エアー供給路3に配設され、エアー供給源8から供給される圧縮エアーの圧力を減圧する。本実施形態では、第1レギュレータ4は、エアー供給源8から供給された0.5MPa(圧力変動有)の圧縮エアーを、第1の所定値としての0.2MPa(±0.02MPa)に減圧する。
第2レギュレータ5は、エアー供給路3の測定ヘッド2と第1レギュレータ4との間に配設され、第1レギュレータ4を介してエアー供給源8から供給される圧縮エアーの圧力を減圧する。本実施形態では、第2レギュレータ5は、第1レギュレータ4を介して供給された0.2MPaの圧縮エアーを、第2の所定値(所定値に相当)としての0.05MPaに減圧する。このように、第1レギュレータ4がエアー供給源8から供給される圧縮エアーの圧力を大気圧を上回る第1の所定値に減圧し、第2レギュレータ5が第1レギュレータ4により減圧された圧縮エアーの圧力を第2の所定値に減圧する。こうして、第1レギュレータ4と第2レギュレータ5とは、協働して、測定ヘッド2のエアー噴出口7から噴出する圧縮エアーの圧力を所定値に調整する。
また、第2レギュレータ5は、その背圧側に圧力計9を備えている。第2レギュレータ5は、所謂圧力計付減圧弁である。第2レギュレータ5の圧力計9は、測定ヘッド2とレギュレータ4,5との間に配設されている。圧力計9は、第2レギュレータ5の背圧側のエアー供給路3内の圧縮エアーの圧力即ちエアー噴出口7から噴出する圧縮エアーの圧力を示す。
次に、検査装置1を用いた目詰まり検査方法について説明する。まず、オペレータが、測定ヘッド2を検査対象のチャックテーブル10から離間させて、エアー噴出口7を大気開放した状態で、エアー供給源8を駆動する。そして、エアー供給源8が、本実施形態では、0.5MPaなどの大気圧よりも高圧な一定の圧力の圧縮エアーをエアー供給路3に供給する。すると、第1レギュレータ4がエアー供給源8から供給された圧縮エアーの圧力を本実施形態では0.2MPaなどの大気圧よりも高い第1の所定値に減圧する。そして、オペレータが、第2レギュレータ5のハンドルを操作して、第2レギュレータ5によりエアー供給源8から供給された圧縮エアーの圧力を本実施形態では0.05MPaなどの第2の所定値に減圧する。こうして、エアー噴出口7を大気開放した状態で、測定ヘッド2のエアー噴出口7から噴出する圧縮エアーの圧力を第2の所定値に調整する。
その後、オペレータが、図3に示すように、測定ヘッド2の他端2b即ち弾性部材6を、検査対象のチャックテーブル10のポーラス部分11の表面11aの所望の位置に押圧して密着させつつ、圧縮エアーをエアー噴出口7から噴出する。すると、噴出した圧縮エアーがポーラス部分11を通過してポーラス部分11の表面11aの測定ヘッド2の周りから噴出される。圧縮エアーがポーラス部分11を通過する際の抵抗によって、測定ヘッド2内の圧縮エアーの圧力即ちエアー噴出口7から噴出される圧縮エアーの圧力が上昇する。そして、オペレータが、圧力計9に示されたエアー噴出口7から噴出される圧縮エアーの圧力を読取って、圧縮エアーの圧力を測定し、圧縮エアーの圧力を測定することで前述した所望の位置の目詰まりの測定を実施する。そして、オペレータは、前述した工程と同様に、チャックテーブル10のポーラス部分11の表面11aの複数個所に順に測定ヘッド2を押圧しつつ、エアー噴出口7から噴出される圧縮エアーの圧力を測定する。
そして、オペレータは、ポーラス部分11の表面11aの複数個所に測定ヘッド2を押圧して測定した圧縮エアーの圧力の上昇値のうち、少なくとも一つの上昇値が予め定められた閾値を超えていると、検査対象のチャックテーブル10のポーラス部分11が目詰まり状態であると判定する。こうして、オペレータは、検査対象のチャックテーブル10のポーラス部分11で測定した圧縮エアーの圧力を、目詰まり状態と判定するのに利用する。なお、切削装置に設置されたチャックテーブル10のポーラス部分11の目詰まりを検査する際には、ポーラス部分11の表面11aのうちの裏面に欠けなどの切削不良が生じたチップの回りに測定ヘッド2を押圧するのが望ましい。なお、前述した閾値は、ポーラス部分11が目詰まり状態であるか否かを確実に判定できるような、一般的に考えられる範囲で定められる値とすることが好ましい。
ここで、例えば、大気開放時のエアー噴出口7から噴出される圧縮エアーの圧力を0.04MPa、0.05MPa、0.06MPaとした時の目詰まり状態でないポーラス部分11で測定した圧縮エアーの圧力が、図4に示すように、0.073MPa、0.08MPa、0.089MPaとなる。これに対して、大気開放時のエアー噴出口7から噴出される圧縮エアーの圧力を0.04MPa、0.05MPa、0.06MPaとした時の目詰まり状態のポーラス部分11で測定した圧縮エアーの圧力が、図4に示すように、0.079MPa、0.088MPa、0.096MPaとなる。したがって、前述した閾値により、目詰まり状態であるか否かを確実に測定することができる。なお、図4では、横軸が大気開放時の圧力計9が示したエアー噴出口7から噴出される圧縮エアーの圧力を示し、縦軸が圧力計9が示したポーラス部分11で測定した圧縮エアーの圧力を示している。また、図4中の実線は、目詰まり状態ではないポーラス部分11で測定した圧縮エアーの圧力を示し、図4中の一点鎖線は、目詰まり状態のポーラス部分11で測定した圧縮エアーの圧力を示している。
以上のように、本実施形態に係る検査装置1は、弾性部材6によりチャックテーブル10のポーラス部分11の表面11aの所望の位置に密着させた測定ヘッド2のエアー噴出口7から噴出する圧縮エアーの圧力を基に、多孔質材で構成されたポーラス部分11の目詰まりを測定する。このために、切削装置などの加工装置などの真空吸引経路などに圧力計を設置する必要も無く、吸引源を用意する必要もなく容易に手軽に目詰まりの測定を行なうことができる(切削装置などの加工装置が備えるエアブロー配管をエアー供給源として作用させる事ができるため容易に測定が実施できる)。また、測定ヘッド2のエアー噴出口7から噴出する圧縮エアーの圧力を基にポーラス部分11の目詰まりを測定するので、チャックテーブル10を形成することなく、多孔質材の目詰まりを測定することができる。したがって、大掛かりな準備を必要とすることなく多孔質材の目詰まりの検査を行なうことができる。
また、エアー噴出口7を測定ヘッド2の他端2bの一部に設けて、エアー噴出口7の直径を1mm以上5mm以下として、小さくしているので、ポーラス部分11の部分的な詰まり状態も測定することができるという効果もある。したがって、部分的な多孔質材の目詰まりを測定することができる。
さらに、レギュレータ4,5によって圧縮エアーの圧力を調整し、特に、第2レギュレータ5が圧縮エアーの圧力を比較的低い第2の所定値に減圧するので、目詰まり状態のときの第2の所定値からの圧縮エアーの圧力の上昇値が大きくなる。このために、微妙な詰まりも見つけ出すことができる。また、レギュレータ4,5により大気開放時の圧縮エアーの圧力を常に一定の圧力として測定できるため、圧縮エアーの圧力の絶対値による判定が可能となるので、例えば、目詰まり状態であるか否かを判定するために目詰まりサンプルと比較する必要がない。したがって、目詰まりサンプルを必要としないので、大掛かりな準備を必要とすることなく多孔質材の目詰まりの検査を行なうことができる。
また、ポーラス部分11が目詰まり状態でない場合であっても、測定ヘッド2をポーラス部分11の表面11aに押圧して、圧縮エアーをエアー噴出口7から噴出したときの圧縮エアーの上昇値は、ポーラス部分11の番手により変化する。例えば、ポーラス部分11の番手が大きくなるのにしたがって、ポーラス部分11を通過する際の圧縮エアーの抵抗が大きくなって、圧縮エアーの圧力の上昇値が大きくなる。このため、検査装置1は、各番手の目詰まり状態でないポーラス部分11で測定した圧縮エアーの圧力の上昇値を予め把握しておくことで、番手が未知のポーラス部分11の表面11aに圧縮エアーを測定ヘッド2のエアー噴出口7から噴出して、圧力計9が示す圧力を把握して、番手が未知のポーラス部分11の番手を推測することができる。
前述した実施形態では、検査装置1がチャックテーブル10のポーラス部分11の目詰まりを検査する例を示している。しかしながら、本発明の検査装置1は、チャックテーブル10に構成されることなく、ポーラス部分11のみの目詰まりを検査しても良い。また、本発明では、レギュレータ4,5を一つのみ又は三つ以上設けても良い。また、本発明では、第2レギュレータ5を、圧力計付減圧弁としなくても良く、第2レギュレータ5と別体の圧力計9を設けても良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 多孔質材の目詰まり検査装置
2 測定ヘッド
2b 他端(下面)
3 エアー供給路
4 第1レギュレータ(レギュレータ)
5 第2レギュレータ(レギュレータ)
6 弾性部材
7 エアー噴出口
8 エアー供給源
9 圧力計
11 ポーラス部分(多孔質材)

Claims (2)

  1. 性部材に覆われた下面の一部にエアー噴出口が開口した測定ヘッドと、
    一端が該測定ヘッドの該エアー噴出口に、他端がエアー供給源に連通するエアー供給路と、
    該エアー供給路に配設され、該測定ヘッドの該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を所定値に調整するレギュレータと、
    該測定ヘッドと該レギュレータとの間に配設され、該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を示す圧力計と、を備えて多孔質材の目詰まりを検査する目詰まり検査装置を用いた検査方法であって、
    噴出するエアーの圧力を該所定値に調整後、該測定ヘッドの下面を該多孔質材の所望の位置に押圧しつつ該エアーを噴出してエアーの圧力の測定を実施し、
    検査対象の多孔質材で測定したエアーの圧力の上昇値が予め定められた閾値を超えていると、検査対象の多孔質材が目詰まり状態であると判定する、多孔質材の目詰まり検査方法。
  2. 多孔質材の目詰まりを検査する際に用いられる目詰まり検査装置であって、
    弾性部材に覆われた下面の一部にエアー噴出口が開口した測定ヘッドと、
    一端が該測定ヘッドの該エアー噴出口に、他端がエアー供給源に連通するエアー供給路と、
    該エアー供給路に配設され、該測定ヘッドの該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を所定値に調整するレギュレータと、
    該測定ヘッドと該レギュレータとの間に配設され、該エアー噴出口から噴出するエアーの圧力を示す圧力計と、を備え、
    噴出するエアーの圧力を該所定値に調整後、該測定ヘッドの下面を該多孔質材の所望の位置に押圧しつつ該エアーを噴出してエアーの圧力測定する多孔質材の目詰まり検査装置。
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