JP6012440B2 - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1で用いられているタンデム式のカラー画像形成装置においては、複数の感光体に対応した複数の光束を各色の感光体上に照射し、各色を重ね合わせることによりカラー画像を形成している。従って、複数の走査線を重ね合わせる為、各走査線の照射位置相対差が色ずれとして画像劣化の要因になっている。
具体的には、光学部品を単純に取り付けると、取付精度のばらつきにより、各色の走査線の照射位置が誤差をもつことで、全ての走査線が正確に重ならずに、高精細な画像形成が困難になる。従って、特に、カラー画像を高精細に形成するには、照射位置変動を十分に抑えると同時に、各走査線の相対差つまり色ずれを抑制することが重要とされる。
そこで、特許文献1では、光束を感光体へ導くための反射ミラーを高精度に角度調整する構成が開示されている。また、特許文献2では、複数の光学部品をハウジング部材(光学箱)に収納するにあたり、必要な精度や機能部品毎に複数の支持部材を設け、各部品が実現すべき機能に最適な材料を用いる構成が開示されている。
具体的には、組立初期において、特許文献1では反射ミラーを高精度に角度調整しており、特許文献2では、複数の各光学部品が実現すべき機能に対応した最適な材料選定をすることで、安定した部品固定で取付精度の維持ができる。しかし、いずれも組立後の環境特性においては課題が残っており、走査光学装置の自己昇温及び雰囲気環境の温度変化によって、光学箱に内包される光学素子の姿勢や位置が変化する虞があった。その結果、走査光学装置から感光体へ照射される各色のレーザ光束の照射位置変動が生じる虞があった。
上述した組立後の環境特性について、以下に詳細な説明をする。
まず、自己昇温においては、走査光学装置内の偏向手段が有する駆動ICや巻線等の発熱によって、光学箱内の昇温が著しい。さらに、走査光学装置が収納される画像形成装置内の雰囲気環境温度が、電源や定着、排紙積載熱等によって昇温した際には、それ以上に温度変化が大きくなる。つまり、各光学素子を支持する複数の支持部材に対して、前述し
た熱が伝達し、光学箱が熱変形することによって各光学素子の相対位置誤差を生じ、特に反射ミラーの長手と直交する方向(副走査線方向)への照射位置変動が問題になっていた。
また、特許文献1、特許文献2ともに、光束をドラム面上へ導くための反射ミラーを多用している。反射ミラーは光束の反射角度を直接的に照射位置変動させる要因であるので、各色の光路上に反射ミラーを用いている構成においては、照射位置に対する敏感度がより高くなるため、光学素子の相対位置誤差を十分に抑制する必要がある。
すなわち、反射ミラーの角度を組立初期から環境下まで含めて十分安定した状態で位置関係を維持し続けることが求められている。
なお、従来の走査光学装置においては、反射ミラーとそれを支持する支持部材が、板金と樹脂等の線膨張係数が異なる部品が接合されているため、線膨張差による熱変形によって、光学箱全体の歪みやねじれが発生し、照射位置変動することは必至であった。
また、近年においては、レーザビームプリンタの低コスト化のために小型化が求められている。特に、装置高さを低減する場合においては、例えば、光路を折り畳むために、光束をドラム面上へ導くための反射ミラーを多数使用することが考えられる。また、光学箱の小型化とともに、小スペース内に光学素子が非常に複雑に密集し、風路や熱容積を確保することも困難になっていた。
そのため、このような構造体においては、反射ミラーの長手と直交する方向(副走査線方向)の照射位置の相対位置ずれを極力低減するために、昇温時の熱変形に対する、剛性の高い支持構造が求められていた。
光源と、
前記光源から出射されるレーザ光を偏向走査する回転多面鏡と、
前記回転多面鏡を挟んで設けられる少なくとも一対の反射ミラーであって、前記回転多面鏡によって偏向走査されたレーザ光を反射して像担持体上に照射する反射ミラーと、
前記反射ミラーの長手方向における両端部を支持する支持部と、
を光学箱に収納する走査光学装置において、
前記光学箱は、底部から内側に向けて突出する壁部であって、前記長手方向と直交する方向に少なくとも前記一対の反射ミラー間に亘って形成される壁部を有しており、
前記支持部は、前記壁部の突出側の先端面に設けられていること特徴とする。
まず、図1を用いて、本実施例に係る画像形成装置の全体構成の概略について説明する。図1(a)は、本実施例に係る画像形成装置の外観斜視図であって、ユーザがカートリッジを引き出した状態を示す図である。図1(b)は、本実施例に係る画像形成装置の左側面の断面図である。なお、以下の説明において、前側(正面側)とは、装置本体Aの開口部30に対する開閉部材であるドア31を設けた側であり、後側とはそれと反対側である。また、前後方向とは、装置本体Aの後側から前側に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。また、左右とは、装置本体Aを前側から見て左側又は右側のことである。左右方向とは、右側から左側に向かう方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。
次に、図2、図3を参照して、本実施例に係る走査光学装置について説明する。図3は、本実施例に係る走査光学装置の概略断面図である。本実施例に係る走査光学装置11は、光源部302、複眼シリンダレンズ303、レーザ駆動回路基板304、回転多面鏡305、偏向走査装置306、fθレンズ307、走査レンズ308、反射ミラー309、集光レンズ310を備えている。
れる。
次に、図4〜図6を用いて、光学箱400に対する反射ミラー309の組み付け工程について具体的に説明する。図4は、本実施例に係る走査光学装置の分解斜視図である。図5は、本実施例に係る走査光学装置を底面側から見た外観斜視図である。図6は、図5のX−X断面図である。本実施例に係る走査光学装置11の光学配置は、偏向走査装置306を中心に略対配置されているので、一方のドラム1Y、1Mに対応した光路側を例に説明する。
状の断面上に保持されていない。なお、コの字形状が延伸する途中において、凹み部502L、502Rにも補強用リブ等が設けられていても良い。
上述した走査光学装置の構成において、プリンタ又は走査光学装置を駆動させると、回路基板304が一体化された偏向走査装置306が動作すると同時に、駆動ICや巻線等が発熱することとなる。その発熱によって、光学箱500そのものが温度分布を持ち、一方で、熱せられた空気は、光学箱500と蓋によって形成された略密閉空間を回転多面鏡305の回転によって内部循環し、全体の雰囲気温度も上昇することとなる。
Claims (5)
- 光源と、
前記光源から出射されるレーザ光を偏向走査する回転多面鏡と、
前記回転多面鏡を挟んで設けられる少なくとも一対の反射ミラーであって、前記回転多面鏡によって偏向走査されたレーザ光を反射して像担持体上に照射する反射ミラーと、
前記反射ミラーの長手方向における両端部を支持する支持部と、
を光学箱に収納する走査光学装置において、
前記光学箱は、底部から内側に向けて突出する壁部であって、前記長手方向と直交する方向に少なくとも前記一対の反射ミラー間に亘って形成される壁部を有しており、
前記支持部は、前記壁部の突出側の先端面に設けられていることを特徴とする走査光学装置。 - 前記壁部は、前記光学箱の側壁のうち、前記長手方向と直交する方向と平行な側壁と一体となっていることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
- 前記壁部は、前記光学箱の側壁のうち、前記長手方向と平行な両側壁間に亘って形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査光学装置。
- 前記光学箱には、前記壁部に沿うように底部から内側に向けて凹む溝部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の走査光学装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の走査光学装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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