JP6012123B2 - 色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法 - Google Patents

色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6012123B2
JP6012123B2 JP2014214889A JP2014214889A JP6012123B2 JP 6012123 B2 JP6012123 B2 JP 6012123B2 JP 2014214889 A JP2014214889 A JP 2014214889A JP 2014214889 A JP2014214889 A JP 2014214889A JP 6012123 B2 JP6012123 B2 JP 6012123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color value
value
color
determination
representative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014214889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016082525A (ja
Inventor
悦子 萬田
悦子 萬田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2014214889A priority Critical patent/JP6012123B2/ja
Priority to US14/886,117 priority patent/US9635217B2/en
Publication of JP2016082525A publication Critical patent/JP2016082525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6012123B2 publication Critical patent/JP6012123B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6016Conversion to subtractive colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
    • H04N1/6038Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis for controlling interaction among colorants
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/62Retouching, i.e. modification of isolated colours only or in isolated picture areas only

Description

本発明は、入力色値を複数の代表色値の何れかに変換して印刷デバイス用の印刷色値とする色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法に関する。
近年、エコロジーやコスト削減のために省エネルギーが重視されている。複写機やプリンター等の画像形成装置においても、省エネルギーのために、単色プリントや2色プリントなど、入力された画像を代表色値のみで構成される画像に変換して印刷することが増加している。
従来、入力された画像を代表色値のみで構成される画像に変換して出力する場合、入力された画像の各画素の色値を、RGB色空間上やCMYK色空間上で最も近い代表色値に変換する方法が知られている。しかしながら、この方法は、RGB色空間やCMYK色空間が画像の出力デバイスに依存する色空間であるため、実際に出力される画像が出力デバイスによって異なってしまうという問題がある。
この問題を解決する方法として、入力された画像の各画素の色値を、RGB色空間上やCMYK色空間上の色値から、デバイスに依存せずに人間の感覚で表されるLab色空間上の色値に変換した後、Lab色空間上で最も近い代表色値に変換する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この方法は、各画素の色値を最も近い代表色値に変換するときに、入力された画像の各画素の色値に対して全ての代表色値との距離を求めて、最短の距離である代表色値をその画素の変換後の色値としているので、変換するための処理量が多く、処理時間が長いという問題がある。
この問題を解決する方法として、各画素の色値、すなわち、入力色値にボロノイ図において最も近い代表色値を印刷デバイス用の印刷色値として決定する方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第4083311号公報 特開第5135362号公報
しかしながら、特許文献2に記載された方法においては、入力色値と、この入力色値から変換された印刷色値との間で明度および彩度の少なくとも一方が大幅に異なる場合があり、そのような場合に、印刷色値に基づいた印刷デバイスによる印刷結果の色味が不自然であるという問題がある。
そこで、本発明は、入力色値を複数の代表色値の何れかに変換して印刷デバイス用の印刷色値とする場合に従来より自然な色味の印刷結果を得ることができる色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法を提供することを目的とする。
本発明の色変換装置は、等色相面内に存在する複数の代表色値の何れかに入力色値を変換して印刷デバイス用の印刷色値とする色変換装置であって、デバイスに依存しない色空間における前記代表色値を母点としたボロノイ図において前記印刷色値を決定する印刷色値決定手段と、前記印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値を算出する決定用色値算出手段とを備え、前記決定用色値算出手段は、前記入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値と同一の明度であって、前記代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値と同一の色相および彩度である色値を決定用ピーク値とし、前記決定用色値算出手段は、前記入力ピーク値と、白色の色値を示す白色値と、黒色の色値を示す黒色値とに対する前記入力色値の位置関係と、前記決定用ピーク値、前記白色値および前記黒色値に対する前記決定用色値の位置関係とが等しくなるように、前記決定用色値を算出し、前記印刷色値決定手段は、前記決定用色値算出手段によって算出された前記決定用色値に前記ボロノイ図において最も近い前記代表色値を前記印刷色値として決定することを特徴とする。
この構成により、本発明の色変換装置は、デバイスに依存しない色空間における代表色値を母点としたボロノイ図において印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値の算出のための決定用ピーク値の明度、色相および彩度を、それぞれ、入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値の明度、代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値の色相および彩度にするとともに、入力ピーク値、白色値および黒色値に対する入力色値の位置関係と、決定用ピーク値、白色値および黒色値に対する決定用色値の位置関係とが等しくなるように決定用色値を算出するので、入力色値と、この入力色値から変換された印刷色値との間の明度および彩度の差異を従来より低減することができる。したがって、本発明の色変換装置は、入力色値を複数の代表色値の何れかに変換して印刷デバイス用の印刷色値とする場合に従来より自然な色味の印刷結果を得ることができる。
また、本発明の色変換装置は、利用者によって選択された色値を受け付ける選択色値受付手段と、前記代表色値を決定する代表色値決定手段とを備え、前記代表色値決定手段は、前記選択色値受付手段によって受け付けられた色値と、前記白色値との間の1以上の色値を算出し、算出した色値と、前記選択色値受付手段によって受け付けられた色値と、前記白色値とを前記代表色値として決定しても良い。
この構成により、本発明の色変換装置は、利用者によって選択された色値に基づいて自動的に複数の代表色値を生成するので、利用者による簡単な指示によって代表色値を受け付けることができる。
本発明の色変換プログラムは、等色相面内に存在する複数の代表色値の何れかに入力色値を変換して印刷デバイス用の印刷色値とする色変換プログラムであって、デバイスに依存しない色空間における前記代表色値を母点としたボロノイ図において前記印刷色値を決定する印刷色値決定手段、および、前記印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値を算出する決定用色値算出手段としてコンピューターを機能させ、前記決定用色値算出手段は、前記入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値と同一の明度であって、前記代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値と同一の色相および彩度である色値を決定用ピーク値とし、前記決定用色値算出手段は、前記入力ピーク値と、白色の色値を示す白色値と、黒色の色値を示す黒色値とに対する前記入力色値の位置関係と、前記決定用ピーク値、前記白色値および前記黒色値に対する前記決定用色値の位置関係とが等しくなるように、前記決定用色値を算出し、前記印刷色値決定手段は、前記決定用色値算出手段によって算出された前記決定用色値に前記ボロノイ図において最も近い前記代表色値を前記印刷色値として決定することを特徴とする。
この構成により、本発明の色変換プログラムは、デバイスに依存しない色空間における代表色値を母点としたボロノイ図において印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値の算出のための決定用ピーク値の明度、色相および彩度を、それぞれ、入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値の明度、代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値の色相および彩度にするとともに、入力ピーク値、白色値および黒色値に対する入力色値の位置関係と、決定用ピーク値、白色値および黒色値に対する決定用色値の位置関係とが等しくなるように決定用色値を算出するので、入力色値と、この入力色値から変換された印刷色値との間の明度および彩度の差異を従来より低減することができる。したがって、本発明の色変換プログラムは、入力色値を複数の代表色値の何れかに変換して印刷デバイス用の印刷色値とする場合に従来より自然な色味の印刷結果を得ることができる。
本発明の色変換方法は、等色相面内に存在する複数の代表色値の何れかに入力色値を変換して印刷デバイス用の印刷色値とする色変換方法であって、デバイスに依存しない色空間における前記代表色値を母点としたボロノイ図において前記印刷色値を決定する印刷色値決定ステップと、前記印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値を算出する決定用色値算出ステップとを備え、前記決定用色値算出ステップは、前記入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値と同一の明度であって、前記代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値と同一の色相および彩度である色値を決定用ピーク値とするステップであり、前記決定用色値算出ステップは、前記入力ピーク値と、白色の色値を示す白色値と、黒色の色値を示す黒色値とに対する前記入力色値の位置関係と、前記決定用ピーク値、前記白色値および前記黒色値に対する前記決定用色値の位置関係とが等しくなるように、前記決定用色値を算出するステップであり、前記印刷色値決定ステップは、前記決定用色値算出ステップによって算出された前記決定用色値に前記ボロノイ図において最も近い前記代表色値を前記印刷色値として決定するステップであることを特徴とする。
この構成により、本発明の色変換方法は、デバイスに依存しない色空間における代表色値を母点としたボロノイ図において印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値の算出のための決定用ピーク値の明度、色相および彩度を、それぞれ、入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値の明度、代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値の色相および彩度にするとともに、入力ピーク値、白色値および黒色値に対する入力色値の位置関係と、決定用ピーク値、白色値および黒色値に対する決定用色値の位置関係とが等しくなるように決定用色値を算出するので、入力色値と、この入力色値から変換された印刷色値との間の明度および彩度の差異を従来より低減することができる。したがって、本発明の色変換方法は、入力色値を複数の代表色値の何れかに変換して印刷デバイス用の印刷色値とする場合に従来より自然な色味の印刷結果を得ることができる。
本発明の色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法は、入力色値を複数の代表色値の何れかに変換して印刷デバイス用の印刷色値とする場合に従来より自然な色味の印刷結果を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係るMFPのブロック図である。 図1に示すMFPによって生成されるボロノイ図の一例を示す図である。 代表色値を決定する場合の図1に示すMFPの動作のフローチャートである。 (a)図1に示すMFPにおける代表色値が配置されるRGB色空間を示す図である。 (b)黒色と、白色とを結ぶ直線を縦軸にして図4(a)に示すRGB色空間を描いた図である。 図1に示すMFPにおいて扱われる等色相面を示す図である。 図5に示す等色相面における代表ピーク値の算出方法を示す図である。 図4(b)に示すRGB色空間における代表ピーク値の位置を示す図である。 画像の各画素の色値を代表色値に変換して印刷する場合の図1に示すMFPの動作のフローチャートである。 図8に示す処理において生成されるボロノイ図の一例を示す図である。 図8に示す印刷色値決定処理のフローチャートである。 図10に示す決定用色値算出処理のフローチャートである。 図11に示す決定用色値算出処理における対象入力色値のLab色空間における等色相面の一例を示す図である。 図11に示す決定用色値算出処理における決定用色値のLab色空間における等色相面の一例を示す図である。 図10に示す印刷色値決定処理における代表色値のLab色空間における等色相面の一例を示す図である。 (a)図10に示す印刷色値決定処理における最近傍検索による母点の検索方法を示す図である。 (b)図15(a)に示す状態の続きを示す図である。 (c)図15(b)に示す状態の続きを示す図である。 (a)図15(c)に示す状態の続きを示す図である。 (b)図16(a)に示す状態の続きを示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る色変換装置としてのMFP(Multifunction Peripheral)の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るMFP10のブロック図である。
図1に示すように、MFP10は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部11と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部12と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー13と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター14と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部15と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由でPC(Personal Computer)などの外部の装置と通信を行う通信デバイスであるネットワーク通信部16と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部17と、MFP10全体を制御する制御部18とを備えている。
プリンター14は、色材として、シアン、イエロー、マゼンタおよびブラック(黒色)のトナーによって印刷を実行するデバイスである。
記憶部17は、入力色値としてのRGB値から、プリンター14用の印刷色値としてのCMYK値に変換するための色変換プログラム17aを記憶している。色変換プログラム17aは、MFP10の製造段階でMFP10にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶媒体からMFP10に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からMFP10に追加でインストールされても良い。
記憶部17は、RGB値と、デバイスに依存しない色空間としてのLab色空間の色値であるLab値と、CMYK値との対応関係を示すカラールックアップテーブル17bを備えている。
制御部18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられる主記憶デバイスとしてのRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部17に記憶されているプログラムを実行する。すなわち、MFP10は、コンピューターを構成している。
制御部18は、記憶部17に記憶されている色変換プログラム17aを実行することによって、利用者によって選択された色値を受け付ける選択色値受付手段18a、代表色値を決定する代表色値決定手段18b、Lab色空間における代表色値を母点としたボロノイ図において印刷色値を決定する印刷色値決定手段18c、および、ボロノイ図において印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値を算出する決定用色値算出手段18dとして機能する。
なお、ボロノイ図とは、空間中に存在する各母点から最も近い空間を線や面などの超平面で区切った図である。つまり、ボロノイ図は、距離空間内の有限部分集合P={p1,p2,・・・,pn}に対するボロノイ領域{V(p1),V(p2),・・・,V(pn)}の集合と定義することができる。ここで、ボロノイ領域とは、距離関数dに対して次の数1で構成される領域V(pi)のことである。なお、数1に示す式において、d(p,pi)は、点pと、点piとの距離であり、d(p,pj)は、点pと、点pjとの距離である。
Figure 0006012123
図2は、MFP10によって生成されるボロノイ図20の一例を示す図である。
図2に示すように、ボロノイ図20においては、代表色値が母点21である。母点21がそれぞれ含まれるボロノイ領域22は、ボロノイ辺23によって区切られている。ボロノイ辺23同士の交点は、ボロノイ点24と呼ばれている。なお、図2に示すボロノイ図20は、理解を容易にするために2次元で表されているが、実際にはLab色空間上の3次元のボロノイ図である。
次に、MFP10の動作について説明する。
まず、代表色値を決定する場合のMFP10の動作について説明する。
利用者は、代表色値の少なくとも1つを操作部11を介してMFP10に指示することができる。例えば、利用者は、シアンなどの特定の色を指定することによって、代表色値の少なくとも1つを指示することができる。また、利用者は、同一の色相内の色値であれば、複数の代表色値を指示することができる。MFP10の制御部18は、代表色値の少なくとも1つが指示されると、図3に示す処理を開始する。
図3は、代表色値を決定する場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図3に示すように、制御部18の選択色値受付手段18aは、操作部11を介して指示された色値、すなわち、利用者によって選択された色値を受け付けて記憶部17に記憶する(S101)。
次いで、代表色値決定手段18bは、S101において記憶した色値と、白色の色値を示す白色値との間を、RGB色空間においてm個の格子点で等間隔に分割する(S102)。すなわち、代表色値決定手段18bは、S101において記憶した色値と、白色値との間のm個の色値を算出する。ここで、mは、1以上の整数であって、利用者によって指定されることが可能な値である。
次いで、代表色値決定手段18bは、S101において記憶した色値と、白色値と、S102において算出したm個の格子点の色値とを代表色値として決定して、決定した代表色値のRGB値を記憶部17に記憶する(S103)。
次いで、代表色値決定手段18bは、S103において記憶した代表色値を、カラールックアップテーブル17bを用いてRGB値からLab値に変換する(S104)。
次いで、代表色値決定手段18bは、S104において生成したLab値をRGB値と対応付けて代表色値毎に記憶部17に記憶する(S105)。
次いで、代表色値決定手段18bは、S103において記憶した代表色値のRGB色空間における等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値のRGB値を算出する(S106)。
以下、代表ピーク値のRGB値の算出方法について具体的に説明する。
代表色値のRGB値は、図4(a)に示すようなRGB色空間に配置される。ここで、図4において、K、W、R、G、B、C、MおよびYは、それぞれ、ブラック(黒色)、ホワイト(白色)、レッド、グリーン、ブルー、シアン、マゼンタおよびイエローを表している。
図4(b)は、黒色と、白色とを結ぶ直線を縦軸にして図4(a)に示すRGB色空間を描いた図である。すなわち、図4(b)に示す縦軸としての軸Lは、明度を表していて、最小値が黒色であり、最大値が白色である。また、図4(b)において軸Lからの距離は、彩度を表していて、軸Lから遠いほど彩度が高い。
S106において扱われる等色相面は、図4(b)に示すRGB色空間において、軸Lと、代表色値としての点Qとを含む平面のうち、図5に示すように軸Lに対して点Q側の面である。ここで、この等色相面には、軸L上の点も含む。なお、S103において記憶した複数の代表色値は、色相が同一であるので、この等色相面に全て含まれる。
点K、すなわち、黒色のRGB値が(0,0,0)であり、点W、すなわち、白色のRGB値が(1,1,1)であるので、点Kおよび点Wについて、それぞれ、数2および数3に示す式が成り立つ。同様に、点QのRGB値を(Qr,Qg,Qb)とすると、点Qについて数4に示す式が成り立つ。また、代表ピーク値を示す点TのRGB値を(Tr,Tg,Tb)とすると、点Tについて数5に示す式が成り立つ。
Figure 0006012123
Figure 0006012123
Figure 0006012123
Figure 0006012123
点Kから点Qに向かうベクトルKQは、図6に示すように、点Kから点Tに向かうベクトルKTと、点Kから点Wに向かうベクトルKWとを用いて数6に示す式によって表すことができる。数6に示す式において、ベクトルKT´は、点Kから直線KT上の点T´に向かうベクトルである。また、ベクトルKW´は、点Kから直線KW上の点W´に向かうベクトルである。また、xは、ベクトルKTに対するベクトルKT´の長さの比率であり、yは、ベクトルKWに対するベクトルKW´の長さの比率である。
Figure 0006012123
数2〜数6に示す式に基づいて、数7に示す式を求めることができる。
Figure 0006012123
ここで、点Tは、図7に太線の実線または太線の破線で示す線上の何れかの点である。すなわち、点TのRGB値のR値、G値およびB値の少なくとも何れか1つは最小値の“0”であり、点TのRGB値のR値、G値およびB値の少なくとも何れか1つは最大値の“1”である。このことと、数7に示す式とから、数8および数9で示す式が求められる。数8に示す式において、min(Q)は、点QのRGB値のR値、G値およびB値のうち最小値を表している。また、数9に示す式において、max(Q)は、点QのRGB値のR値、G値およびB値の最大値を表している。
Figure 0006012123
Figure 0006012123
数6、数8および数9で示す式から、数10で示す式が求められる。
Figure 0006012123
そして、数2〜数5に示す式と、数10で示す式から、数11で示す式が求められる。
Figure 0006012123
以上に説明したように、代表色値決定手段18bは、数11で示す式に基づいて、S103において記憶した複数の代表色値のうち白色値を除く何れか1つから点T、すなわち、代表ピーク値のRGB値を算出することができる。
図3に示すように、代表色値決定手段18bは、S106の処理が終了すると、S106において算出した代表ピーク値のRGB値を記憶部17に記憶する(S107)。
次いで、代表色値決定手段18bは、S107において記憶した代表ピーク値のRGB値を、カラールックアップテーブル17bを用いてLab値に変換する(S108)。
次いで、代表色値決定手段18bは、S108において生成した代表ピーク値のLab値を記憶部17に記憶して(S109)、図3に示す動作を終了する。
次に、画像の各画素の色値を代表色値に変換して印刷する場合のMFP10の動作について説明する。
利用者は、画像の各画素の色値を代表色値に変換して印刷することを操作部11を介してMFP10に指示することができる。ここで、利用者は、任意の画像を指定することができる。以下、利用者によって指定された画像を対象画像と言う。MFP10の制御部18は、対象画像の各画素の色値を代表色値に変換して印刷することが指示されると、図8に示す処理を開始する。
図8は、対象画像の各画素の色値を代表色値に変換して印刷する場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図8に示すように、制御部18の印刷色値決定手段18cは、S105において記憶部17に記憶された代表色値のLab値を母点21としたボロノイ図20を、Lab色空間において作成する(S131)。
図9は、S131において生成されるボロノイ図20の一例を示す図である。
図9に示すボロノイ図20は、代表色値の等色相面におけるボロノイ図である。図9に示すボロノイ図20において、母点21aおよび母点21bは、それぞれ、S101において記憶部17に記憶された色値に対応する代表色値である。また、白色の点Wと、母点21aとを結ぶ直線上の母点21は、白色色値と、母点21aが示す色値とに基づいてS102において算出された色値に対応する代表色値である。同様に、点Wと、母点21bとを結ぶ直線上の母点21は、白色色値と、母点21bが示す色値とに基づいてS102において算出された色値に対応する代表色値である。図9に示すボロノイ図20において、点Tは、代表ピーク値を示す点である。
図8に示すように、制御部18は、S131の処理が終了すると、対象画像の画素の色値である入力色値に対応する印刷色値を決定するS133の印刷色値決定処理を実行して変数kを1だけ増加させるという処理を、変数kの初期値を1として、変数kが対象画像の画素数を超えるまで繰り返し実行する(S132)。すなわち、制御部18は、対象画像の全ての画素のそれぞれに対してS133の印刷色値決定処理を実行する。
図10は、図8に示す印刷色値決定処理のフローチャートである。
図10に示すように、制御部18の決定用色値算出手段18dは、現在対象にしている入力色値(以下「対象入力色値」と言う。)のRGB色空間における等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値のRGB値を、S106と同様に算出する(S161)。
次いで、決定用色値算出手段18dは、S161において算出した入力ピーク値のRGB値を、カラールックアップテーブル17bを用いてLab値に変換する(S162)。
次いで、決定用色値算出手段18dは、S161において算出した入力ピーク値のRGB値と、S107において記憶部17に記憶した代表ピーク値のRGB値とが同一であるか否かを判断する(S163)。
決定用色値算出手段18dは、入力ピーク値のRGB値と、代表ピーク値のRGB値とが同一ではないとS163において判断すると、決定用色値を算出する図11に示す決定用色値算出処理を実行する(S164)。
図11は、図10に示す決定用色値算出処理のフローチャートである。
図11に示すように、決定用色値算出手段18dは、白色値と、黒色の色値を示す黒色値と、対象入力色値とでLab色空間において構成される三角形の面積S1と、白色値、入力ピーク値および対象入力色値でLab色空間において構成される三角形の面積S2と、黒色値、入力ピーク値および対象入力色値でLab色空間において構成される三角形の面積S3との比を算出する(S191)。
図12は、対象入力色値のLab色空間における等色相面の一例を示す図である。
図12において、点W、点K、点I、点Ipは、それぞれ、白色値、黒色値、対象入力色値、入力ピーク値を示している。面積S1は、白色値のLab値と、黒色値のLab値と、対象入力色値のLab値とから算出することができる。同様に、面積S2は、白色値のLab値と、入力ピーク値のLab値と、対象入力色値のLab値とから算出することができる。また、面積S3は、黒色値のLab値と、入力ピーク値のLab値と、対象入力色値のLab値とから算出することができる。
図11に示すように、決定用色値算出手段18dは、S191の処理の後、決定用色値の算出のための決定用ピーク値のLab値を決定する(S192)。すなわち、決定用色値算出手段18dは、明度が入力ピーク値と同一の明度であって、色相および彩度がそれぞれ代表ピーク値と同一の色相および彩度である色値を決定用ピーク値として決定する。
次いで、決定用色値算出手段18dは、入力ピーク値、白色値および黒色値に対する対象入力色値の位置関係と、決定用ピーク値、白色値および黒色値に対する決定用色値の位置関係とが等しくなるように、数12に示すように決定用色値を算出する(S193)。ここで、数12において、I´(Lab)、Ip´(Lab)、K(Lab)およびW(Lab)は、それぞれ、決定用色値、決定用ピーク値、白色値および黒色値のLab値である。
Figure 0006012123
すなわち、決定用色値算出手段18dは、図13に示すように、白色値、黒色値、決定用色値でLab色空間において構成される三角形の面積と、白色値、決定用ピーク値および決定用色値でLab色空間において構成される三角形の面積と、黒色値、決定用ピーク値および決定用色値でLab色空間において構成される三角形の面積との比が、S191において算出した面積比であるS1:S2:S3になるように、決定用色値のLab値を算出する。
図13において、点W、点K、点T、点I´、点Ip´は、それぞれ、白色値、黒色値、代表ピーク値、決定用色値、決定用ピーク値を示している。
図11に示すように、決定用色値算出手段18dは、S193の処理が終了すると、図11に示す決定用色値算出処理を終了する。
図10に示すように、決定用色値算出手段18dは、入力ピーク値のRGB値と、代表ピーク値のRGB値とが同一であるとS163において判断すると、対象入力色値が代表色値の等色相面に含まれているので、対象入力色値を決定用色値として決定する(S165)。
次いで、印刷色値決定手段18cは、S131において作成したボロノイ図20において、S164において算出された決定用色値、または、S165において決定された決定用色値が存在するボロノイ領域22の母点21を最近傍検索によって決定する(S166)。例えば、図14に示す例では、印刷色値決定手段18cは、決定用色値を示す点I´が存在するボロノイ領域22の母点21として、ボロノイ領域22aの母点21cを決定する。
以下、最近傍検索による母点21の検索方法について説明する。
図15および図16は、最近傍検索による母点21の検索方法を示す図である。
図15および図16に示す例は、点I´が存在するボロノイ領域22の母点21を最近傍検索によって検索する例である。
まず、印刷色値決定手段18cは、図15(a)に示すように、ボロノイ図20において、任意の母点P0を選択し、この母点P0の近隣の母点P01、P02、P03を特定する。そして、印刷色値決定手段18cは、母点P0、P01、P02、P03のうち、点I´との距離に基づいて、点I´に最も近い母点を求める。図15(a)に示す例では、母点P0、P01、P02、P03のうち、母点P03が点I´に最も近い母点である。
次いで、印刷色値決定手段18cは、図15(b)に示すように、図15(a)において求めた母点P03を母点P1とし、この母点P1の近隣の母点のうち未だ対象としていない母点P11、P12、P13を特定する。そして、印刷色値決定手段18cは、母点P1、P11、P12、P13のうち、点I´との距離に基づいて、点I´に最も近い母点を求める。図15(b)に示す例では、母点P1、P11、P12、P13のうち、母点P13が点I´に最も近い母点である。
次いで、印刷色値決定手段18cは、図15(c)に示すように、図15(b)において求めた母点P13を母点P2とし、この母点P2の近隣の母点のうち未だ対象としていない母点P21、P22、P23を特定する。そして、印刷色値決定手段18cは、母点P2、P21、P22、P23のうち、点I´との距離に基づいて、点I´に最も近い母点を求める。図15(c)に示す例では、母点P2、P21、P22、P23のうち、母点P23が点I´に最も近い母点である。
次いで、印刷色値決定手段18cは、図16(a)に示すように、図15(c)において求めた母点P23を母点P3とし、この母点P3の近隣の母点のうち未だ対象としていない母点P31を特定する。そして、印刷色値決定手段18cは、母点P3、P31のうち、点I´との距離に基づいて、点I´に最も近い母点を求める。図16(a)に示す例では、母点P3、P31のうち、母点P3が点I´に最も近い母点である。
最後に、印刷色値決定手段18cは、母点P3の近隣の母点に、母点P3より点I´に近い母点が存在しなくなったので、図16(b)に示すように、点I´が存在するボロノイ領域22の母点21として、母点P3を決定する。
図10に示すように、印刷色値決定手段18cは、S166において決定した母点21のRGB値を印刷色値のRGB値として決定し、決定した印刷色値のRGB値を記憶部17または制御部18のRAMに記憶する(S167)。すなわち、印刷色値決定手段18cは、S131において作成したボロノイ図20において、S164において算出された決定用色値、または、S165において決定された決定用色値に最も近い代表色値を印刷色値として決定する。
印刷色値決定手段18cは、S167の処理の後、図10に示す印刷色値決定処理を終了する。
図8に示すように、制御部18は、S132の処理において変数kが対象画像の画素数を超えると、S133において決定した印刷色値のRGB値を、カラールックアップテーブル17bを用いてCMYK値に変換する(S134)。
次いで、制御部18は、S134において変換されたCMYK値に基づいてプリンター14に印刷を実行させる(S135)。すなわち、制御部18は、全ての画素が印刷色値のCMYK値に変換された画像をプリンター14に印刷させる。
制御部18は、S135の処理の後、図8に示す処理を終了する。
以上に説明したように、MFP10は、Lab色空間における代表色値を母点21としたボロノイ図20において印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値の算出のための決定用ピーク値の明度、色相および彩度を、それぞれ、入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値の明度、代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値の色相および彩度にする(S192)とともに、入力ピーク値、白色値および黒色値に対する入力色値の位置関係と、決定用ピーク値、白色値および黒色値に対する決定用色値の位置関係とが等しくなるように決定用色値を算出する(S193)ので、入力色値と、この入力色値から変換された印刷色値との間の明度および彩度の差異を従来より低減することができる。したがって、MFP10は、入力色値を複数の代表色値の何れかに変換して印刷デバイス用の印刷色値とする場合に従来より自然な色味の印刷結果を得ることができる。
ここで、代表色値で構成される印刷色値で印刷が実行される場合には、代表色値によって印刷色値の色相が限定されるので、入力色値が代表色値に変換されずにそのまま印刷色値として印刷が実行される場合と比較して、印刷結果の濃度に影響する明度の違いが印刷結果の色味に大きく影響する。MFP10は、入力色値を補正して決定用色値を求める場合に(S164)、入力ピーク値と、決定用ピーク値との間で明度を維持するので、代表色値で構成される印刷色値で印刷を実行する場合であっても、自然な色味の印刷結果を得ることができる。
また、MFP10は、利用者によって選択された色値に基づいて自動的に複数の代表色値を生成する(S101〜S103)ので、利用者による簡単な指示によって代表色値を受け付けることができる。
なお、MFP10は、他の方法によって利用者から代表色値を受け付けても良い。また、MFP10は、代表色値が固定であっても良い。
MFP10は、本実施の形態において、代表色値を決定する動作と、対象画像の各画素の色値を代表色値に変換して印刷する動作とを別々の動作として実行するが、一連の動作として実行しても良い。MFP10は、代表色値を決定する動作と、対象画像の各画素の色値を代表色値に変換して印刷する動作とを一連の動作として実行する場合、一連の動作において生成する各種の情報を記憶部17にではなく制御部18のRAMに記憶しても良い。
なお、MFP10は、本実施の形態において、同一の等色相面内の代表色値のみをS103において記憶する。しかしながら、MFP10は、異なる等色相面における代表色値をS103において記憶しても良い。この場合、MFP10は、異なる等色相面における代表色値のうち、入力色値のそれぞれに対して、入力色値と色相角が最も近い等色相面における代表色値を図8に示す処理において使用する。MFP10は、S103において記憶した代表色値を含む複数の等色相面のうち、入力色値と色相角が最も近い等色相面が2つ存在する場合には、特定の規則に基づいて選択した等色相面における代表色値を図8に示す処理において使用する。例えば、MFP10は、S103において記憶した代表色値を含み入力色値と色相角が最も近い2つの等色相面のうち、代表ピーク値が入力ピーク値に最も近い等色相面における代表色値を図8に示す処理において使用する。
本発明の色変換装置は、本実施の形態においてMFPであるが、プリンター専用機、コピー専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良いし、PC(Personal Computer)など、画像形成装置以外の電子機器であっても良い。
10 MFP(色変換装置、コンピューター)
14 プリンター(印刷デバイス)
17a 色変換プログラム
18a 選択色値受付手段
18b 代表色値決定手段
18c 印刷色値決定手段
18d 決定用色値算出手段
20 ボロノイ図
21、21a、21b、21c 母点

Claims (4)

  1. 等色相面内に存在する複数の代表色値の何れかに入力色値を変換して印刷デバイス用の印刷色値とする色変換装置であって、
    デバイスに依存しない色空間における前記代表色値を母点としたボロノイ図において前記印刷色値を決定する印刷色値決定手段と、
    前記印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値を算出する決定用色値算出手段とを備え、
    前記決定用色値算出手段は、前記入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値と同一の明度であって、前記代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値と同一の色相および彩度である色値を決定用ピーク値とし、
    前記決定用色値算出手段は、前記入力ピーク値と、白色の色値を示す白色値と、黒色の色値を示す黒色値とに対する前記入力色値の位置関係と、前記決定用ピーク値、前記白色値および前記黒色値に対する前記決定用色値の位置関係とが等しくなるように、前記決定用色値を算出し、
    前記印刷色値決定手段は、前記決定用色値算出手段によって算出された前記決定用色値に前記ボロノイ図において最も近い前記代表色値を前記印刷色値として決定することを特徴とする色変換装置。
  2. 利用者によって選択された色値を受け付ける選択色値受付手段と、
    前記代表色値を決定する代表色値決定手段とを備え、
    前記代表色値決定手段は、前記選択色値受付手段によって受け付けられた色値と、前記白色値との間の1以上の色値を算出し、算出した色値と、前記選択色値受付手段によって受け付けられた色値と、前記白色値とを前記代表色値として決定することを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. 等色相面内に存在する複数の代表色値の何れかに入力色値を変換して印刷デバイス用の印刷色値とする色変換プログラムであって、
    デバイスに依存しない色空間における前記代表色値を母点としたボロノイ図において前記印刷色値を決定する印刷色値決定手段、および、
    前記印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値を算出する決定用色値算出手段としてコンピューターを機能させ、
    前記決定用色値算出手段は、前記入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値と同一の明度であって、前記代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値と同一の色相および彩度である色値を決定用ピーク値とし、
    前記決定用色値算出手段は、前記入力ピーク値と、白色の色値を示す白色値と、黒色の色値を示す黒色値とに対する前記入力色値の位置関係と、前記決定用ピーク値、前記白色値および前記黒色値に対する前記決定用色値の位置関係とが等しくなるように、前記決定用色値を算出し、
    前記印刷色値決定手段は、前記決定用色値算出手段によって算出された前記決定用色値に前記ボロノイ図において最も近い前記代表色値を前記印刷色値として決定することを特徴とする色変換プログラム。
  4. 等色相面内に存在する複数の代表色値の何れかに入力色値を変換して印刷デバイス用の印刷色値とする色変換方法であって、
    デバイスに依存しない色空間における前記代表色値を母点としたボロノイ図において前記印刷色値を決定する印刷色値決定ステップと、
    前記印刷色値を決定するための色値を示す決定用色値を算出する決定用色値算出ステップとを備え、
    前記決定用色値算出ステップは、前記入力色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す入力ピーク値と同一の明度であって、前記代表色値の等色相面において彩度が最大の色値を示す代表ピーク値と同一の色相および彩度である色値を決定用ピーク値とするステップであり、
    前記決定用色値算出ステップは、前記入力ピーク値と、白色の色値を示す白色値と、黒色の色値を示す黒色値とに対する前記入力色値の位置関係と、前記決定用ピーク値、前記白色値および前記黒色値に対する前記決定用色値の位置関係とが等しくなるように、前記決定用色値を算出するステップであり、
    前記印刷色値決定ステップは、前記決定用色値算出ステップによって算出された前記決定用色値に前記ボロノイ図において最も近い前記代表色値を前記印刷色値として決定するステップであることを特徴とする色変換方法。
JP2014214889A 2014-10-21 2014-10-21 色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法 Expired - Fee Related JP6012123B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014214889A JP6012123B2 (ja) 2014-10-21 2014-10-21 色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法
US14/886,117 US9635217B2 (en) 2014-10-21 2015-10-19 Image forming apparatus that converts input color value to representative color value within constant hue plane and uses converted color value as printing color value, and image forming method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014214889A JP6012123B2 (ja) 2014-10-21 2014-10-21 色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016082525A JP2016082525A (ja) 2016-05-16
JP6012123B2 true JP6012123B2 (ja) 2016-10-25

Family

ID=55750062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014214889A Expired - Fee Related JP6012123B2 (ja) 2014-10-21 2014-10-21 色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9635217B2 (ja)
JP (1) JP6012123B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6380763B2 (ja) * 2015-09-25 2018-08-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、色変換プログラムおよび色変換方法
JP6344353B2 (ja) * 2015-09-25 2018-06-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、色変換プログラムおよび色変換方法
US10674043B2 (en) 2016-07-08 2020-06-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color table compression
WO2018009226A1 (en) 2016-07-08 2018-01-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color look up table compression
JP2023013472A (ja) * 2021-07-16 2023-01-26 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
US20230344952A1 (en) * 2022-04-26 2023-10-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Interpolation in a component space

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4083311B2 (ja) 1998-09-21 2008-04-30 大日本印刷株式会社 特色印刷用データ作成装置
JP4051919B2 (ja) * 2001-11-09 2008-02-27 富士ゼロックス株式会社 カラー画像信号処理装置、カラー画像信号処理方法およびカラー画像信号処理プログラム
JP2008160307A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法
JP5135362B2 (ja) * 2010-01-14 2013-02-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および画像処理プログラム
JP5940506B2 (ja) * 2013-10-30 2016-06-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 網点追加装置、網点追加プログラムおよび網点追加方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20160112605A1 (en) 2016-04-21
JP2016082525A (ja) 2016-05-16
US9635217B2 (en) 2017-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6012123B2 (ja) 色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法
US10542188B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium for removing a designated color from an image
US8786626B2 (en) Color processing device, color processing method, and computer readable medium storing program
US20150116740A1 (en) Apparatus, Method, and Non-Transitory Computer-Readable Recording Medium for Image Forming That Create Highly Accurate Color Conversion Table
US9992371B2 (en) Image forming apparatus, storage medium, and color conversion method
JP2022173510A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム
JP6429036B2 (ja) 画像形成装置および画像形成プログラム
EP3633967A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP5135362B2 (ja) 画像形成装置および画像処理プログラム
JP5955822B2 (ja) 色変換装置、画像形成装置、色変換方法、及び色変換プログラム
JP6380763B2 (ja) 画像形成装置、色変換プログラムおよび色変換方法
JP6478067B2 (ja) 画像形成装置、画像形成プログラム、画像形成システムおよび画像形成方法
US9686446B2 (en) Image forming apparatus that reproduces color to be printed with single color material alone and black, recording medium, and color conversion method
JP2018082360A (ja) 画 像処理装置及び画像処理方法ならびに画像処理パラメータを作成するプログラム
JP2011176463A (ja) 画像処理装置,画像形成装置
JP2017063353A (ja) 画像形成装置、色変換プログラムおよび色変換方法
JP7321885B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP5654413B2 (ja) カラー画像の色再現を最適化するための好適な色相の選択方法
JP6314501B2 (ja) 画像形成装置及び画像処理方法
JP2016220120A (ja) 画像形成装置、モノクロ印刷方法、及びプリンタドライバ
JP6314633B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP2020170881A (ja) 色変換情報生成方法、色変換情報生成プログラム、および色変換情報生成装置
JP2019080284A (ja) 画像処理装置
JP2022032516A (ja) 画像形成装置
JP5577279B2 (ja) 画像形成装置及び色域補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160520

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160803

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6012123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees