JP6011476B2 - 強化ガラス板のスクライブ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スクライブ回転刃を走行させることによって、強化ガラス板を切断するためのスクライブラインを形成する強化ガラス板のスクライブ方法に関する。
周知のように、強化ガラス板は、イオン交換法や風冷強化法によって表層部が強化されており、その板厚方向における表面側、及び裏面側には、圧縮応力(表面応力)が印加された圧縮応力層が形成される。これにより、通常のガラス板と比較して、表層部に作用する引張応力に対する破壊強度が大幅に高められている。
この強化ガラス板を製品サイズに切出すような場合、例えば、スクライブホイールを走行させることで、強化ガラス板の表面を切断予定線に沿って押圧し、スクライブラインを形成する(特許文献1参照)。その後、スクライブラインの周辺に曲げモーメントを作用させ、強化ガラス板を折割ることにより、当該強化ガラス板を製品サイズに切断(割断)する手法が広く用いられている。
ところで、強化ガラス板は、例えば、近年急速に普及しているスマートフォンや、タブレットPC等におけるディスプレイのカバーガラスとして採用されるに至っている。ここで、これらの製品に採用される強化ガラス板は、従来から大量に製造されていた矩形の強化ガラス板とは異なり、その外周輪郭の一部、或いは、全てが曲線で構成された形状を有する場合がある。
特開2012−031018号公報
このような輪郭形状を有する強化ガラス板としては、図9に示すような、矩形の強化ガラス板Gにおけるコーナー部Cを、R状に形成した形状のものが代表的である(以下、この形状を代表的形状と称する)。このような形状を得る場合、従来においては、大面積の強化ガラス板から矩形の強化ガラス板Gを切出した後、そのコーナー部Cに対して研削を実施し、当該コーナー部CをR状に形成することにより、代表的形状を得る手法が用いられてきた。
ところが、この従来の手法を用いた場合には、コーナー部Cの研削に多大な時間を要するため、生産性が悪化しやすくなる上、研削を実施する研削器にも大きな負担が掛かってしまう。さらには、強化ガラス板Gの引張応力層に印加された引張応力に起因して、研削の実施時に、強化ガラス板Gが割れてしまうこともある。そのため、代表的形状の強化ガラス板や、その他、曲線を含んだ外周輪郭を有する強化ガラス板を得るための手法として、以下のような、新たな手法の採用が試みられている。
すなわち、この新たな手法は、図10に白抜き矢印で示すように、大面積の強化ガラス板から切出した小面積の強化ガラス板Gに対し、スクライブホイールHにより、切断後に廃棄される非有効面部Gbから予備スクライブラインRSを形成し始める。そして、当該予備スクライブラインRSを、切出しの対象となる有効面部Gaと、当該有効面部Gaを囲う非有効面部Gbとの境界となる閉ループ状の切断予定線CLに、点Jにて合流させる。その後、当該切断予定線CLに沿って、スクライブホイールHを走行させることで、予備スクライブラインRSに連ねてスクライブラインSを閉ループ状に形成する。
そして、形成が完了した予備スクライブラインRS、及びスクライブラインSの周辺に曲げモーメントを作用させ、強化ガラス板Gを有効面部Gaと、非有効面部Gbとに折割って切断することにより、所望の形状を有効面部Gaとして切出す手法である。この新たな手法によれば、上述した従来の手法における不具合の発生を好適に回避することが可能である。
しかしながら、この新たな手法によっても、未だ解決すべき問題が残存している。すなわち、図11(図10に示すA部を拡大した拡大図)に白抜き矢印で示すように、予備スクライブラインRSを、切断予定線CLに点Jにて合流させた後、当該予備スクライブラインRSに連ねてスクライブラインSの形成を開始する際、点Jにおいて、スクライブホイールHの進行方向を、急激に転換させる必要が生じる。
このため、スクライブホイールHの進行方向を転換させる際に、当該ホイールHに無理な回転を強いることとなり、これに起因して、点Jの近傍において多様な方向へと延びた亀裂Kが発生してしまう。その結果、強化ガラス板Gを折割る際に、スクライブラインSではなく、亀裂Kのうち、スクライブラインSとは異なる方向に延びた亀裂Kに沿って、強化ガラス板Gが切断されてしまう場合があり、図12に示すように、有効面部Gaに切れ残りVが発生しやすくなるという問題があった。
なお、このような問題は、上述のように、矩形の強化ガラス板から曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部を切出す場合のみならず、任意の形状(矩形以外)を有する強化ガラス板から有効面部を切出すような場合にも、同様に生じている問題である。
上記事情に鑑みなされた本発明は、強化ガラス板から曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部を切出す際に、当該有効面部における切れ残りの発生を抑制することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明は、曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部と、該有効面部を囲う非有効面部との境界となる閉ループ状の切断予定線に沿って、スクライブ回転刃を走行させることにより、強化ガラス板を、前記有効面部と前記非有効面部とに切断するためのスクライブラインを形成する強化ガラス板のスクライブ方法において、前記スクライブ回転刃により、前記非有効面部から前記切断予定線へと湾曲しつつ滑らかに合流する予備スクライブラインを形成した後、該予備スクライブラインに連ねて前記スクライブラインを形成することに特徴付けられる。ここで、「切断予定線へと湾曲しつつ滑らかに合流する」とは、予備スクライブラインが切断予定線に接した状態で合流する場合と、予備スクライブラインが切断予定線に合流する点において、予備スクライブラインの接線と切断予定線とがなす角の角度が、10°以下である場合、或いは、予備スクライブラインの接線と切断予定線の接線とがなす角の角度が、10°以下である場合とを含む。
このような方法によれば、予備スクライブラインが切断予定線に湾曲しつつ滑らかに合流するため、当該予備スクライブラインに連ねてスクライブラインの形成を開始する際に、スクライブ回転刃の進行方向を急激に転換させる必要がなくなる。これにより、予備スクライブラインと切断予定線とが合流する点(以下、合流点という)の近傍において、仮に亀裂が発生した場合であっても、この亀裂は、切断予定線(スクライブラインの形成が完了した後においては、当該スクライブライン)と平行に延びた状態に形成されやすい。その結果、強化ガラス板を切断する際に、この亀裂に沿って当該強化ガラス板が切断されたとしても、有効面部において、切れ残りの発生を抑制することが可能となる。
上記の方法において、前記予備スクライブラインの始端が、前記非有効面部における前記強化ガラス板のエッジ部に位置していることが好ましい。
このようにすれば、予備スクライブラインの形成に伴い、強化ガラス板の板厚方向に形成されるメディアンクラックを、予備スクライブラインの始端となるエッジ部から終端(スクライブラインの始端)までの全長において、切断に適した深さに形成することができる。このため、予備スクライブラインに連ねてスクライブラインを形成する際にも、同様に、強化ガラス板の切断に適した深さのメディアンクラックを形成することが可能となり、容易に強化ガラス板を切断することができる。
上記の方法において、前記予備スクライブラインにおける曲率半径が、5mm以上で、且つ20mm以下であることが好ましい。
このようにすれば、曲率半径を5mm以上としたことで、スクライブ回転刃における進行方向の急激な転換が、より好適に回避される。また、曲率半径を20mm以下としたことにより、予備スクライブラインとスクライブラインとが、長距離に亘って近接した状態で形成されることを防止できる。これにより、強化ガラス板を切断する際に、本来スクライブラインに沿って形成されるべき切断部(割断部)が、予備スクライブラインに沿って形成されたり、スクライブラインと予備スクライブラインとの間を行き来しながら形成されたりするような事態の発生を好適に回避することが可能となる。
上記の方法において、前記切断予定線が直線部を含む場合には、前記予備スクライブラインは、該直線部で前記切断予定線と合流することが好ましい。また、前記切断予定線が曲線部のみで構成される場合には、前記予備スクライブラインは、前記切断予定線における曲線部のうち、曲率が最小となる位置で該切断予定線と合流することが好ましい。
これらのようにすれば、合流点の近傍に亀裂が発生した場合であっても、この亀裂が、より切断予定線と平行に延びた状態に形成されやすくなる。
上記の方法において、前記スクライブ回転刃を、前記エッジ部に対して直交する方向に走行させて、前記予備スクライブラインの始端を形成することが好ましい。
このようにすれば、スクライブ回転刃が、エッジ部に対して引っ掛かりやすくなるため、予備スクライブラインにおいて、強化ガラス板の切断に適した深さのメディアンクラックを形成する上で、より有利となる。
上記の方法において、前記予備スクライブラインが前記切断予定線に合流する点と、前記スクライブラインの終端とが離間していることが好ましい。
このようにすれば、スクライブラインの終端が形成される際に、合流点の近傍において、スクライブラインとは異なる方向に延びた亀裂を発生させる恐れがなくなる。このため、有効面部において、より好適に切れ残りの発生を抑制することが可能となる。
上記の方法において、前記スクライブ回転刃が、前記切断予定線における曲線部を走行する速度を、直線部を走行する速度よりも遅くすることが好ましい。
このようにすれば、スクライブラインについて、切断予定線の直線部よりも曲線部において、より深いメディアンクラックを形成することが可能となる。このため、強化ガラス板を切断する際に、直線部に対して切断が困難な曲線部を、切断しやすくなる。
以上のように、本発明によれば、強化ガラス板から曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部を切出す際に、当該有効面部における切れ残りの発生を抑制することが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、当該方法を実施する対象となる強化ガラス板を示す平面図である。 図2(a)は、本発明の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。 図3(a)は、本発明の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)において、合流点の近傍を拡大した拡大図である。 本発明の第二実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。 本発明の第三実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。 本発明の第四実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。 本発明の第五実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。 比較例に係る強化ガラス板のスクライブ方法を示す平面図である。 強化ガラス板を示す平面図である。 従来における強化ガラス板のスクライブ方法を示す平面図である。 従来における強化ガラス板のスクライブ方法において、合流点の近傍を拡大した拡大図である。 従来における強化ガラス板のスクライブ方法を実施した後、切断された強化ガラス板の有効面部を拡大した拡大図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、当該方法を実施する対象となる強化ガラス板は、その一構成例を示したものにすぎず、後述のように、本発明に係る強化ガラス板のスクライブ方法は、このような強化ガラス板のみを対象とするものではない。
図1は、本発明の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、当該方法を実施する対象となる強化ガラス板Gを示した平面図である。同図に示すように、強化ガラス板Gは、矩形形状を有している。また、板厚方向における表面側、及び裏面側には、圧縮応力が印加された圧縮応力層が形成されると共に、表面側、及び裏面側の両圧縮応力層の間には、引張応力が印加された引張応力層が形成されている。
ここで、本実施形態において、両圧縮応力層に印加された圧縮応力の大きさ(CS)は、各710MPaであり、両圧縮応力層の厚み(DOL)は、各20.8μmである。また、引張応力層に印加された引張応力の大きさ(CT)は、21.4MPaである。さらに、強化ガラス板Gの寸法(横×縦×厚み)は、150mm×90mm×0.7mmとなっている。
なお、強化ガラス板G(強化ガラス板Gの元となるガラス板)は、ガラス組成として、質量%でSiO:50〜80%、Al:5〜25%、B:0〜15%、NaO:1〜20%、KO:0〜10%を含有する組成であることが好ましい。このようにすれば、イオン交換性能と耐失透性との双方に優れた強化ガラス板Gを得ることが可能である。
さらに、強化ガラス板Gは、切出しの対象となり、且つ代表的形状を有する有効面部Gaと、当該有効面部Gaを囲い、且つ強化ガラス板Gの切断後に廃棄される非有効面部Gbとで構成されている。そして、閉ループ状の切断予定線CLが、有効面部Gaと非有効面部Gbとの境界となっている。すなわち、本実施形態においては、曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部として、代表的形状を切出しの対象としている。
有効面部Gaは、その寸法(横×縦×厚み)が、120mm×60mm×0.7mmとなっており、当該有効面部Gaの外周輪郭となる切断予定線CLは、四箇所の曲線部C1〜C4と、これら曲線部C1〜C4を結ぶ四箇所の直線部T1〜T4とで構成される。ここで、各曲線部の曲率半径は、C1及びC2については、10mmとなっており、C3及びC4については、5mmとなっている。
以下、本発明の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法について、添付の図面を参照して説明する。なお、本実施形態、及び以降に説明する他の実施形態においては、予備スクライブラインRS、及びスクライブラインSを形成するスクライブ回転刃として、スクライブホイールHを用いている。
はじめに、図2(a),(b)に白抜き矢印で示すように、強化ガラス板Gにおけるエッジ部Eを始端として、非有効面部Gbから予備スクライブラインRSの形成を開始する。この予備スクライブラインRSの始端は、スクライブホイールHを、エッジ部Eに引っ掛けると共に、当該エッジ部Eに対して直交する方向に走行させることで形成する。
次に、スクライブホイールHの進行方向を漸次に転換させながら、予備スクライブラインRSを切断予定線CLへと接近させていく。そして、予備スクライブラインRSと切断予定線CLとが、直線部T1上に位置する合流点Jで接するように、予備スクライブラインRSを、湾曲させつつ滑らかに切断予定線CLに合流させる。これにより、予備スクライブラインRSの形成が完了する。
ここで、本実施形態において、予備スクライブラインRSの曲率半径は、10mmとしている。なお、この曲率半径は、5mm以上で、且つ20mm以下とすることが好ましい。また、本実施形態において、予備スクライブラインRSを形成する際のスクライブホイールHの走行速度は、15mm/sとし、スクライブホイールHが強化ガラス板Gの表面を押圧する押圧力は、9.4Nとしている。なお、本実施形態においては、予備スクライブラインRSは、始端付近の直線部と、終端付近の曲線部との双方を含んだ構成となっている。また、終端付近の曲線部は、一定の曲率半径でもって湾曲している。
予備スクライブラインRSの形成が完了すると、図3(a)に白抜き矢印で示すように、切断予定線CLに沿ってスクライブホイールHを走行させることで、予備スクライブラインRSに連ねて、強化ガラス板Gを、有効面部Gaと非有効面部Gbとに切断するためのスクライブラインSの形成を開始する。すなわち、予備スクライブラインRSの終端(合流点J)が、スクライブラインSの形成を開始する始端となる。
そして、合流点JをスクライブラインSの始端として、閉ループ状にスクライブラインSを形成する。このとき、図3(b)に示すように、スクライブラインSの終端SEと、合流点Jとが離間するように、スクライブラインSを形成することが好ましい。また、合流点Jと、スクライブラインSの終端SEとが離間した距離Xは、0.05〜1mmとすることが好ましい。
ここで、本実施形態において、スクライブラインSを形成する際のスクライブホイールHの走行速度は、切断予定線CLの直線部T1〜T4においては、100mm/sとし、曲線部C1〜C4においては、20mm/sとしており、曲線部C1〜C4上を走行する速度が、直線部T1〜T4上を走行する速度に対して、遅くなるようにしている。また、スクライブホイールHが強化ガラス板Gの表面を押圧する押圧力は、直線部T1〜T4上においては、8.5Nとし、曲線部C1〜C4上においては、9.4Nとしている。
以下、本発明の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法の作用・効果について説明する。
この第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法によれば、予備スクライブラインRSが、切断予定線CLにおける直線部T1に湾曲しつつ滑らかに合流すると共に、その曲率半径(=10mm)を5mm以上としたことで、当該予備スクライブラインRSに連ねて、スクライブラインSの形成を開始する際に、スクライブホイールHにおける進行方向の急激な転換が、好適に回避される。
これにより、合流点Jの近傍において、仮に亀裂が発生した場合であっても、この亀裂は、切断予定線CL(スクライブラインS)と平行に延びた状態に形成されやすい。その結果、強化ガラス板Gを折割って切断(割断)する際に、この亀裂に沿って当該強化ガラス板Gが切断されたとしても、有効面部Gaにおいて、切れ残りの発生を抑制することが可能となる。
また、予備スクライブラインRSの曲率半径(=10mm)が、20mm以下であることにより、予備スクライブラインRSとスクライブラインSとが、長距離に亘って近接した状態で形成されることを防止できる。これにより、強化ガラス板Gを切断する際に、本来スクライブラインSに沿って形成されるべき切断部(割断部)が、予備スクライブラインRSに沿って形成されたり、スクライブラインSと予備スクライブラインRSとの間を行き来しながら形成されたりするような事態の発生を好適に防止することが可能となる。
さらに、予備スクライブラインRSの始端が、強化ガラス板Gにおけるエッジ部Eに位置していることにより、予備スクライブラインRSの形成に伴い、強化ガラス板Gの板厚方向に形成されるメディアンクラックを、予備スクライブラインRSの始端となるエッジ部Eから、終端となる合流点Jまでの全長において、切断に適した深さに形成することができる。
このため、予備スクライブラインRSに連ねて、スクライブラインSを形成する際にも、同様に、強化ガラス板Gの切断に適した深さのメディアンクラックを形成することが可能となり、強化ガラス板Gを切断しやすくなる。加えて、スクライブホイールHを、エッジ部Eに対して直交する方向に走行させて、予備スクライブラインRSの始端を形成していることで、当該エッジ部Eに、スクライブホイールHを引っ掛けやすくなり、切断に適した深さのメディアンクラックを形成する上で、より有利となる。
また、スクライブラインSの終端SEと合流点Jとが離間していることにより、スクライブラインSの終端SEが形成される際に、合流点Jの近傍において、スクライブラインSとは異なる方向に延びた亀裂を発生させる恐れがなくなる。このため、有効面部Gaにおいて、切れ残りの発生を抑制する効果を、より高めることができる。
さらに、スクライブホイールHが、切断予定線CLの曲線部C1〜C4上を走行する速度を、直線部T1〜T4上を走行する速度よりも遅くしたことで、スクライブラインSについて、直線部T1〜T4よりも曲線部C1〜C4において、より深いメディアンクラックを形成することが可能となる。このため、強化ガラス板Gを切断する際に、直線部T1〜T4に対して切断が困難な曲線部C1〜C4を、切断しやすくすることが可能となる。
ここで、本実施形態において、スクライブラインSの形成に伴って、強化ガラス板Gの板厚方向に形成されるメディアンクラックの深さは、曲線部C1及びC2では、130μm、曲線部C3及びC4では、150μm、直線部T1〜T4では、120μmとすることができた。
以下、本発明の第二実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法について、添付の図面を参照して説明する。なお、この第二実施形態、及び、以降に説明する第三〜第五実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法の説明において、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法で既に説明した要素については、各実施形態について説明するための図面に、同一の符号を付すことにより重複する説明を省略している。
図4は、本発明の第二実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。この第二実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法が、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違している点は、当該方法を実施する対象となる強化ガラス板Gにおいて、有効面部Gaの形状が異なっている点である。有効面部Gaは、その外周輪郭が曲線のみで構成(一部のみを図示)されており、これに伴い切断予定線CLが曲線部のみで構成されている。
以下、本発明の第二実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法、及び、その作用・効果について説明する。なお、以下の説明においては、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違する点についてのみ説明する。
この第二実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法においては、予備スクライブラインRSが、切断予定線CLのうち、曲率が最小となる位置(本実施形態においては、合流点J)にて当該切断予定線CLと接するように、当該予備スクライブラインRSを湾曲させつつ滑らかに合流させる。このような方法によっても、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と同様の作用・効果を得ることが可能である。
以下、本発明の第三実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法、及び、その作用・効果について、添付の図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違する点についてのみ説明する。
図5は、本発明の第三実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。この第三実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法が、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違している点は、予備スクライブラインRSと切断予定線CLとが、合流点Jにおいて、角度をなしている点である。
ここで、本実施形態においては、合流点Jにおいて、予備スクライブラインRSの接線TL1と切断予定線CLとは、角αをなしており、αの大きさは、10°以下であることが好ましい。このような方法によっても、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と同様の作用・効果を得ることが可能である。
以下、本発明の第四実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法、及び、その作用・効果について、添付の図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違する点についてのみ説明する。
図6は、本発明の第四実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。この第四実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法が、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違している点は、当該方法を実施する対象となる強化ガラス板Gにおいて、有効面部Gaの形状が異なっている点と、予備スクライブラインRSと切断予定線CLとが、合流点Jにおいて、角度をなしている点である。
有効面部Gaは、その外周輪郭が曲線のみで構成(一部のみを図示)されており、これに伴い切断予定線CLが曲線部のみで構成されている。この第四実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法においては、予備スクライブラインRSを、切断予定線CLのうち、曲率が最小となる位置(本実施形態においては、合流点J)にて、湾曲させつつ滑らかに切断予定線CLに合流させる。
ここで、本実施形態においては、合流点Jにおいて、予備スクライブラインRSの接線TL1と切断予定線CLの接線TL2とは、角βをなしており、βの大きさは、10°以下であることが好ましい。このような方法によっても、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と同様の作用・効果を得ることが可能である。
以下、本発明の第五実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法、及び、その作用・効果について、添付の図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違する点についてのみ説明する。
図7は、本発明の第五実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、予備スクライブラインの近傍を拡大した拡大図である。この第五実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法が、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と相違している点は、スクライブホイールHを、エッジ部Eに対して直交する方向に走行させずに、予備スクライブラインRSの始端を形成している点である。
ここで、本実施形態においては、スクライブホイールHを、強化ガラス板Gのエッジ部Eに対して、角度θだけ傾斜した方向に走行させることで、予備スクライブラインRSの始端を形成している。なお、θの大きさとしては、90±45°の範囲内(45°≦θ≦135°)であることが好ましい。このような方法によっても、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と同様の作用・効果を得ることが可能である。
なお、本発明に係る強化ガラス板のスクライブ方法は、上記の各実施形態で説明した態様に限定されるものではない。例えば、上記の各実施形態においては、矩形の強化ガラス板から有効面部を切出す場合について説明したが、任意形状(矩形以外)の強化ガラス板から有効面部を切出す場合に本発明を適用してもよい。また、本発明に係る強化ガラス板のスクライブ方法において、当該方法を実施する対象となる強化ガラス板の寸法についても、上記の各実施形態で説明した限りではなく、任意の寸法を有する強化ガラス板に対して、本発明を適用することが可能である。
また、上記の各実施形態においては、予備スクライブラインの始端が、強化ガラス板のエッジ部に位置する態様となっているが、この限りではなく、非有効面部における任意の位置を予備スクライブラインの始端としてもよい。加えて、上記の各実施形態においては、スクライブラインの終端と、合流点とを離間させることが好ましいことを説明したが、必ずしも、このようにする必要はなく、スクライブラインの終端と、合流点とを一致させてもよい。
また、上記の各実施形態において、予備スクライブラインは、直線部と曲線部との双方を含む構成となっているが、曲線部のみで構成してもよい。さらに、上記の各実施形態においては、予備スクライブラインは、一定の曲率半径でもって湾曲している。しかしながら、この限りではなく、例えば、予備スクライブラインの始端付近と比較して、終端付近の曲率半径が大きい等、曲率半径が途中で変化するように、予備スクライブラインを形成してもよい。
さらに、上記の各実施形態において、予備スクライブラインは、切断予定線が直線部を有する場合には、当該直線部にて合流する態様となっており、切断予定線が曲線部のみで構成される場合には、当該曲線部のうち、曲率が最小となる位置にて合流する態様となっている。しかしながら、この限りではなく、切断予定線が直線部を有する場合でも、曲線部にて合流させてもよいし、曲率が最小となる位置以外で合流させてもよい。
本発明の実施例として、上術した本発明の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と、下記の比較例に係る強化ガラス板のスクライブ方法とにより、強化ガラス板に予備スクライブライン、及びスクライブラインとを形成した。そして、形成された予備スクライブライン、及びスクライブラインの周辺に曲げモーメントを作用させて、強化ガラス板を有効面部と非有効面とに折割って切断(割断)した。その後、有効面部において、切り残りが発生するか否かを検証した。
以下、実施例の実施態様は、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と同一であるので、比較例の実施態様についてのみ説明する。なお、比較例の説明において、上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法で既に説明した要素については、比較例について説明するための図面に、同一の符号を付すことにより重複する説明を省略している。
比較例では、図8に示すように、スクライブホイールHを、切断予定線CLの直線部T1に対して直交する方向に走行させることにより、予備スクライブラインRSを、切断予定線CL上の直線部T1と曲線部C1との接続部に合流させた。その後、スクライブホイールHの進行方向を90°転換させると共に、予備スクライブラインRSに連ねて、切断予定線CLに沿ってスクライブラインSを閉ループ状に形成した。なお、予備スクライブラインRS、及びスクライブラインSを形成する際のスクライブホイールHの走行速度と、スクライブホイールHが強化ガラス板Gの表面を押圧する押圧力とは、全て上記の第一実施形態に係る強化ガラス板のスクライブ方法と同一である。
以下に検証の結果(有効面部における切れ残りの有無)を示す。実施例においては、有効面部Gaにおいて、切れ残りの発生を防止することが可能であった。一方、比較例においては、合流点Jの近傍において、角状に突き出した切れ残りが発生した。これは、比較例では、予備スクライブラインRSに連ねて、スクライブラインSの形成を開始する際に、スクライブホイールHの進行方向を急激に転換させているのに対し、実施例では、予備スクライブラインRSが、湾曲しつつ滑らかに切断予定線に合流するように、スクライブホイールHを走行させたことによるものと想定される。
以上のことから、本発明に係る強化ガラス板のスクライブ方法によれば、強化ガラス板から曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部を切出す際に、当該有効面部における切れ残りの発生を抑制することが可能となるものと推認される。
G 強化ガラス板
Ga 有効面部
Gb 非有効面部
E 強化ガラス板のエッジ部
CL 切断予定線
T1〜T4 切断予定線の直線部
C1〜C4 切断予定線の曲線部
RS 予備スクライブライン
S スクライブライン
SE スクライブラインの終端
J 予備スクライブラインと切断予定線との合流点
X スクライラインの終端と合流点との離間距離
H スクライブホイール
TL1 予備スクライブラインの接線
TL2 切断予定線の接線
α 予備スクライラインの接線と切断予定線とがなす角
β 予備スクライラインの接線と切断予定線の接線とがなす角
θ 予備スクライブラインとエッジ部とがなす角

Claims (7)

  1. 曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部と、該有効面部を囲う非有効面部との境界となる閉ループ状の切断予定線に沿って、スクライブ回転刃を走行させることにより、強化ガラス板を、前記有効面部と前記非有効面部とに切断するためのスクライブラインを形成する強化ガラス板のスクライブ方法において、
    前記スクライブ回転刃により、前記非有効面部から前記切断予定線へと湾曲しつつ滑らかに合流する予備スクライブラインを形成した後、該予備スクライブラインに連ねて前記スクライブラインを形成し、
    前記切断予定線が直線部を含み、
    前記予備スクライブラインは、該直線部で前記切断予定線と合流することを特徴とする強化ガラス板のスクライブ方法。
  2. 前記スクライブ回転刃が、前記切断予定線における曲線部を走行する速度を、前記直線部を走行する速度よりも遅くしたことを特徴とする請求項1に記載の強化ガラス板のスクライブ方法。
  3. 曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部と、該有効面部を囲う非有効面部との境界となる閉ループ状の切断予定線に沿って、スクライブ回転刃を走行させることにより、強化ガラス板を、前記有効面部と前記非有効面部とに切断するためのスクライブラインを形成する強化ガラス板のスクライブ方法において、
    前記スクライブ回転刃により、前記非有効面部から前記切断予定線へと湾曲しつつ滑らかに合流する予備スクライブラインを形成した後、該予備スクライブラインに連ねて前記スクライブラインを形成し、
    前記切断予定線が曲線部のみで構成され、
    前記予備スクライブラインは、前記切断予定線における曲線部のうち、曲率が最小となる位置で該切断予定線と合流することを特徴とする強化ガラス板のスクライブ方法。
  4. 曲線を含んだ外周輪郭を有する有効面部と、該有効面部を囲う非有効面部との境界となる閉ループ状の切断予定線に沿って、スクライブ回転刃を走行させることにより、強化ガラス板を、前記有効面部と前記非有効面部とに切断するためのスクライブラインを形成する強化ガラス板のスクライブ方法において、
    前記スクライブ回転刃により、前記非有効面部から前記切断予定線へと湾曲しつつ滑らかに合流する予備スクライブラインを形成した後、該予備スクライブラインに連ねて前記スクライブラインを形成し、
    前記予備スクライブラインが前記切断予定線に合流する点と、前記スクライブラインの終端とが離間していることを特徴とする強化ガラス板のスクライブ方法。
  5. 前記予備スクライブラインにおける曲率半径が、5mm以上で、且つ20mm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の強化ガラス板のスクライブ方法。
  6. 前記予備スクライブラインの始端が、前記非有効面部における前記強化ガラス板のエッジ部に位置していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の強化ガラス板のスクライブ方法。
  7. 前記スクライブ回転刃を、前記エッジ部に対して直交する方向に走行させて、前記予備スクライブラインの始端を形成することを特徴とする請求項6に記載の強化ガラス板のスクライブ方法。
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