JP6010920B2 - 液体吐出装置および液体吐出方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施例における液体吐出装置としてのプリンター10の概略構成を示す説明図である。プリンター10は、液体としてのインクを記録媒体RMに向けて吐出することによって記録媒体RM上にインクドットを形成し、これにより文字、図形、画像等を記録するインクジェットプリンターである。本実施例のプリンター10は、紫外線を吸収すると硬化するインク(UVインク)を使用して記録を行うものであり、通常のインクによる記録には適さないとされる材料(例えば、インクを吸収しないアルミホイル、プラスチックフィルムやシート等)を記録媒体RMとした記録を実現することができる。プリンター10では、UVインクとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクに加えて、記録物に光沢を付加するためのクリア(V)のインクが用いられる。なお、以下では、便宜的にクリアも1色とみなし、プリンター10は合計5色のUVインクを用いて記録を行うものとして説明を行う。
Iv<Ic=Im<Iy=Ik・・・(1)
I’v<I’c=I’m<I’y=I’k・・・(2)
また、本実施例におけるマゼンタインクは、その補色であるグリーンの光を吸収する。このグリーンの光は、ブルーの光より長波長側の光であり、請求項における第2の波長域の光に相当する。また、マゼンタインクは請求項における第2の液体に相当し、マゼンタインクを吐出するノズル122は請求項における第2の吐出口に相当し、イエローインクは吐出されず少なくともマゼンタインクが吐出される記録媒体RM上の領域は請求項における第2の領域に相当する。また、本実施例におけるシアンインクは、その補色であるレッドの光を吸収する。このレッドの光は、グリーンの光より長波長側の光であり、請求項における第3の波長域の光に相当する。また、シアンインクは請求項における第3の液体に相当し、シアンインクを吐出するノズル122は請求項における第3の吐出口に相当し、イエローインクは吐出されず少なくともシアンインクが吐出される記録媒体RM上の領域は請求項における第3の領域に相当する。また、上述したイエローインクの仮硬化または本硬化のための必要紫外線量IyまたはI’yに対応する光源132,142の紫外線照射量は、請求項における第1の照射量に相当する。また、上述したマゼンタインクの仮硬化または本硬化のための必要紫外線量ImまたはI’mに対応する光源132,142の紫外線照射量は、請求項における第2の照射量に相当する。また、上述したシアンインクの仮硬化または本硬化のための必要紫外線量IcまたはI’cに対応する光源132,142の紫外線照射量は、請求項における第3の照射量に相当する。各照射量を第1ないし3の照射量と表現した場合、第1の照射量は第2の照射量より多く、第3の照射量は第2の照射量と等しいこととなる。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例におけるプリンター10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施例では、プリンター10は、クリアインクも含めて5色のUVインクを用いて記録を行うとしているが、プリンター10が使用するインクの色数や色自体は種々変形可能である。プリンター10が使用するインクの色数や色自体に応じて、各光源132,142の紫外線照射量を3段階ではなく、2段階や4段階以上に可変とすることも可能である。また、プリンター10は、必ずしもクリアインクを使用する必要はない。例えば、上記図2の例において、プリンター10がクリアインクを使用しない場合には、いずれのオブジェクトOBも含まれない領域では、紫外線照射量はゼロに設定される。この場合には、各光源132,142の紫外線照射量は、2段階で可変となる。
上記実施例における照射領域ARの設定態様は、あくまで一例であり、種々変形可能である。図3は、変形例における領域設定方法の一例を示す説明図である。図3に示す変形例では、光源132(1)に対応する照射領域AR1と、隣接する光源132(2)に対応する照射領域AR2とは、互いに重複する部分AOLを有している。図3に示す例では、部分AOLに、イエローのベタ画像であるオブジェクトOBが位置している。この場合には、光源132(1)および光源132(2)による時刻t11からt12までの紫外線照射量は、共に、照射量「多」(必要紫外線量Iy)に設定される。このように、各照射領域ARは、隣接する他の照射領域ARと重複部分を有するように設定されるとしてもよい。このようにすれば、記録媒体RM上の各照射領域ARの境界付近を含む全域で確実にインクドットを仮硬化(または本硬化)させつつ、仮硬化(または本硬化)のための紫外線照射に消費されるエネルギーを抑制することができる。
100…制御ユニット
102…レンダリング部
104…色分解部
106…記録データ変換部
112…画像領域判定部
114…照射エネルギー制御部
120…記録ヘッド
122…ノズル
124…ノズル列
130…仮硬化用紫外線照射部
132…光源
140…本硬化用紫外線照射部
142…光源
150…搬送機構
Claims (4)
- 液体吐出装置であって、
紫外線が照射されると硬化する液体を吐出する液体吐出部と、
前記吐出された液体に紫外線を照射して硬化させる照射部と、を備え、
前記液体吐出部は、
第1の波長域の光を吸収する第1の液体を吐出する第1の吐出口と、
前記第1の波長域より長波長側の第2の波長域の光を吸収する第2の液体を吐出する第2の吐出口と、
前記第2の波長域より長波長側の第3の波長域の光を吸収する第3の液体を吐出する第3の吐出口と、を含み、
前記照射部は、
前記第1の液体を硬化させるための第1の照射量での紫外線照射と、
前記第2の液体を硬化させるための第2の照射量での紫外線照射と、
前記第3の液体を硬化させるための第3の照射量での紫外線照射と、を実行可能であり、
少なくとも前記第1の液体が吐出された記録媒体上の第1の領域について、前記第1の照射量での紫外線照射を行い、
前記第1の液体が吐出されず少なくとも前記第2の液体が吐出された記録媒体上の第2の領域について、前記第2の照射量での紫外線照射を行い、
前記第1の液体が吐出されず少なくとも前記第3の液体が吐出された記録媒体上の第3の領域について、前記第3の照射量での紫外線照射を行い、
前記第1の照射量は前記第2の照射量より多く、前記第3の照射量は前記第2の照射量と等しいことを特徴とする、液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記照射部は、それぞれ前記第1の照射量での紫外線照射と前記第2の照射量での紫外線照射と前記第3の照射量での紫外線照射とを実行可能な複数の紫外線光源を有し、
各前記紫外線光源は、記録媒体上における対応する照射領域の内、前記第1の領域に対して前記第1の照射量での紫外線照射を行い、前記第2の領域に対して前記第2の照射量での紫外線照射を行い、前記第3の領域に対して前記第3の照射量での紫外線照射を行う、液体吐出装置。 - 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
各前記紫外線光源の前記照射領域は、他の前記紫外線光源の前記照射領域と重複部分を有するように設定される、液体吐出装置。 - 液体吐出方法であって、
紫外線が照射されると硬化する液体を吐出する工程と、
前記吐出された液体に紫外線を照射して硬化させる工程と、を備え、
前記液体を吐出する工程は、
第1の波長域の光を吸収する第1の液体を吐出する工程と、
前記第1の波長域より長波長側の第2の波長域の光を吸収する第2の液体を吐出する工程と、
前記第2の波長域より長波長側の第3の波長域の光を吸収する第3の液体を吐出する工程と、を含み、
前記紫外線を照射する工程は、
前記第1の液体を硬化させるための第1の照射量での紫外線照射を実行する工程と、
前記第2の液体を硬化させるための第2の照射量での紫外線照射を実行する工程と、
前記第3の液体を硬化させるための第3の照射量での紫外線照射を実行する工程と、を含み、
少なくとも前記第1の液体が吐出された記録媒体上の第1の領域について、前記第1の照射量での紫外線照射を行い、
前記第1の液体が吐出されず少なくとも前記第2の液体が吐出された記録媒体上の第2の領域について、前記第2の照射量での紫外線照射を行い、
前記第1の液体が吐出されず少なくとも前記第3の液体が吐出された記録媒体上の第3の領域について、前記第3の照射量での紫外線照射を行い、
前記第1の照射量は前記第2の照射量より多く、前記第3の照射量は前記第2の照射量と等しいことを特徴とする、液体吐出方法。
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