JP6010259B1 - 超音波振動子、超音波内視鏡 - Google Patents

超音波振動子、超音波内視鏡 Download PDF

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Abstract

所定の曲率を有して湾曲する音響整合層2と、音響整合層2の曲率中心C側の内面2nに湾曲して配置された複数の圧電素子3と、複数の圧電素子3にそれぞれ一端が電気的に接続された複数の配線9と、複数の配線9の他端がそれぞれ電気的に接続された基板5と、複数の圧電素子3と基板5との間における複数の配線9の中途位置に設けられた、複数の配線9を、複数の圧電素子3の配列間隔W1以下の間隔W2に保持する保持部材4と、を具備する。

Description

本発明は、複数の圧電素子と基板とを電気的に接続する複数の配線を具備する超音波振動子、超音波内視鏡に関する。
被検部位の二次元的な可視像である超音波画像を観察することができる超音波内視鏡において、挿入部の挿入方向の先端側に設けられる超音波振動子は、通常、複数に分割された圧電素子にGND電極、シグナル電極がそれぞれ設けられ、各両電極に外部から電圧が印加されることにより、各圧電素子の振動に伴い超音波を被検部位に放射し、被検部位からの反射音波を受信して電気信号に変換する機能を有している。
また、超音波振動子と外部との間における電力や電気信号等の授受は、各圧電素子のシグナル電極に、超音波内視鏡内に挿通された超音波信号伝送ケーブルが電気的に接続されることによって行われる。
ここで、各圧電素子に対して超音波信号伝送ケーブルを電気的に接続する際、基板を介して行う構成が周知である。
具体的には、基板に設けられた複数のパッドに、超音波信号伝送ケーブルの各信号線が電気的に接続され、各圧電素子のシグナル電極と基板の各パッドとが複数の配線を介して電気的に接続されることにより、各圧電素子に対して超音波信号伝送ケーブルが電気的に接続された構成が周知である。
このように、基板と複数の圧電素子とを複数の配線を介して電気的に接続する構成は、例えば日本国特開平8−172695号公報に開示されている。
ところで、近年、超音波画像の高画質化のため、圧電素子の分割数を増やすことにより、分解能が向上された超音波振動子の構成が周知である。
しかしながら、超音波振動子の小型化を維持したまま圧電素子の分割数を増やすと各圧電素子は小さくなるため、各圧電素子に対して各配線を電気的に接続する作業が難しくなってしまう。
また、コンベックス型の超音波振動子においては、各圧電素子から被検部位とは反対側に放射された超音波が、基板において反射し、基板からの反射音波を各圧電素子が受信してしまうことによって発生する超音波画像の乱れを防ぐため、基板を各圧電素子から離間して配置する必要がある。
この場合、複数の配線を各圧電素子に電気的に接続する作業中に、圧電素子に接続済みの配線から圧電素子に引っ張り応力が付与されてしまうことを防ぐため、各配線に弛みをもたせて接続作業を行う必要が生じる。
ところが、基板が各圧電素子から離間して配置されていると、各配線も長くなってしまうことから、各配線を弛ませた状態にすると、各配線は外力を受けると形状が変化しやすくなってしまう。
その結果、各配線は形状が変形してしまうと、隣り合う配線同士が接触してしまう。
尚、各配線は、該各配線間の間隔を小さくするため外周に絶縁材が被覆されておらず、外周に導電性材料が剥き出しとなった状態のままのため、配線同士が接触してしまうことを防ぐ必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の圧電素子と基板とを接続する複数の配線同士の接触を防ぐとともに、複数の圧電素子に対して複数の配線を電気的に接続しやすい構成を具備する超音波振動子、超音波内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様による超音波振動子は、所定の曲率を有して湾曲する音響整合層と、前記音響整合層の曲率中心側の内面に湾曲して配置された複数の圧電素子と、前記複数の圧電素子にそれぞれ一端が電気的に接続された複数の配線と、前記複数の配線の他端がそれぞれ電気的に接続された基板と、前記複数の圧電素子と前記基板との間における前記複数の配線の中途位置において前記複数の配線に設けられ、前記複数の配線同士の間隔を、前記複数の圧電素子の配列間隔以下の間隔に保持する保持部材と、を具備する。
また、本発明の一態様における超音波内視鏡は、請求項に記載の前記超音波振動子を具備する。
第1実施の形態の超音波振動子が設けられた超音波内視鏡の外観の一例を示す図 図1の超音波振動子に対して超音波信号伝送ケーブルが電気的に接続されている状態を概略的に示す図 図2の超音波振動子からレンズ及び超音波信号伝送ケーブルを除いて示す斜視図 図3の超音波振動子からバッキング材枠及びバッキング材を除いて示す斜視図 図4の超音波振動子を、図4中のV方向からみた側面図 図5の超音波振動子を、図5中のVI方向からみた正面図 図4の保持部材に、各配線が挿通される挿通孔が形成された変形例を、圧電素子及び音響整合層とともに概略的に示す図、 図7の挿通孔に複数の配線が挿通され保持部材に固定された状態を概略的に示す図 図8の挿通孔に挿通され保持部材に固定された複数の配線に折り曲げ部がそれぞれ形成された状態を概略的に示す図 図9の各配線の一端を各圧電素子に電気的に接続し、各配線の他端を基板に電気的に接続した状態を概略的に示す図 図10の配線を平角線から構成し、保持部材に平角線が挿通される凹部が形成された変形例を概略的に示す図 図4の基板、各配線、保持部材が捨て基板と一体的に形成された変形例を概略的に示す図 図12の基板における各配線の他端に、複数の信号線の一方の端部が電気的に接続された状態を示す図 図13の複数の信号線の他方の端部を、内視鏡のコネクタ内のフレキシブル基板の配線ランドに電気的に接続した状態を示す図 第2実施の形態の超音波振動子における基板、各配線、保持部材の分解図 図15の基板、各配線、保持部材を組み立てた状態を補強板とともに示す斜視図 第3実施の形態の超音波振動子における基板、各配線、保持部材を概略的に示す図 図17の保持部材に凹部を設けた変形例を、図17中のXVIII方向から見た正面図 図18中のXIX-XIX線に沿う超音波振動子の部分断面図 図18の保持部材に対し、複数の凹部の代わりに複数の孔が形成された変形例を示す図 図20中のIIXI-IIXI線に沿う超音波振動子の部分断面図 図4の保持部材に調整部材が嵌合される嵌合部が設けられた変形例を示す斜視図 図22の超音波振動子及び調整部材を、図22中のIIXIII方向からみた正面図 超音波振動子における基板と各配線と保持部材とを、折り曲げ型とともに概略的に示す斜視図 図24の折り曲げ型により、複数の配線に折り曲げ部が形成された状態を、図24中のIIXV方向からみた側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、図面は模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、それぞれの部材の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本実施の形態の超音波振動子が設けられた超音波内視鏡の外観の一例を示す図である。
図1に示すように、超音波内視鏡100は、被検体内に挿入される細長な挿入部110と、該挿入部110の挿入方向Sの基端に設けられた操作部103と、操作部103から延出された可撓性を有するユニバーサルコード104と、該ユニバーサルコード104の延出端に設けられたコネクタ105とにより主要部が構成されている。
コネクタ105に、光源コネクタ105aと、電気コネクタ105bと、超音波コネクタ105cと、吸引口金105dと、送気送水口金105eとが設けられている。
光源コネクタ105aに、照明光を供給する図示しない光源装置が着脱自在になっているとともに、電気コネクタ105bに、図示しない撮像ケーブルを介して各種の信号処理等を行う図示しないビデオプロセッサが着脱自在となっている。
また、超音波コネクタ105cに、図示しない超音波観測装置に接続される超音波ケーブル106が着脱自在となっているともに、吸引口金105dに、図示しない吸引チューブを介して図示しない吸引ポンプが着脱自在であり、さらに、送気送水口金105eに、図示しない送気・送水チューブを介して図示しない送水タンクが着脱自在となっている。
挿入部110は、挿入方向Sの先端側から順に、先端部111と、例えば上下方向及び左右方向に湾曲自在に構成された湾曲部112と、長尺でかつ可撓性を有する可撓管部113とが連設されて構成されている。
先端部111内に、既知のコンベックス型の超音波振動子1が設けられている。
挿入部110、操作部103、ユニバーサルコード104、コネクタ105内には、超音波振動子1から延出された超音波信号伝送ケーブル20が挿通されており、超音波信号伝送ケーブル20の延出端は、超音波コネクタ105cにて、超音波ケーブル106と電気的に接続されている。
尚、先端部111内には、撮像ユニットや、照明ユニット(いずれも図示されず)が設けられている。
また、先端部111の外表面には、送気送水管路のノズル(図示されず)が設けられている他、前方送水管路、処置具挿通用チャンネル(いずれも図示されず)等の挿入方向Sの先端が開口されている。
次に、図1の超音波振動子1の構成及び超音振動子1に対する超音波信号伝送ケーブル20の接続構成について、図2〜図6を用いて示す。
図2は、図1の超音波振動子に対して超音波信号伝送ケーブルが電気的に接続されている状態を概略的に示す図、図3は、図2の超音波振動子からレンズ及び超音波信号伝送ケーブルを除いて示す斜視図、図4は、図3の超音波振動子からバッキング材枠及びバッキング材を除いて示す斜視図である。
また、図5は、図4の超音波振動子を、図4中のV方向からみた側面図、図6は、図5の超音波振動子を、図5中のVI方向からみた正面図である。
図2〜図6に示すように、超音波振動子1は、上述したようにコンベックス型から構成されていることから、曲率中心Cを有して所定の曲率にて湾曲する2層の音響整合層2を具備している。
尚、2層の音響整合層2の内、曲率中心C側に位置する層は、アレイ状に複数分断されている。また、図4、図6においては、図面を見やすくするため、音響整合層2の分割数を5としている。
また、図4〜図6に示すように、アレイ状に複数分断された音響整合層2の曲率中心C側の内面2nに、2層の音響整合層2と同じ曲率中心Cを有して湾曲する、所定の配列間隔W1にてアレイ状に複数分断された圧電素子3が設けられている。
また、各圧電素子3は、音響整合層2側に図示しないGND電極が設けられているとともに、反対側に図示しないシグナル電極が設けられており、両電極を介した電圧の印加により、音響整合層2や後述するレンズ7(図2参照)を介して被検部位に超音波を放射するとともに、被検部位から反射された音波を受信するものであり、例えばセラミックを焼成することにより形成され、例えばコンベックス形状に配列される。
尚、複数の圧電素子3は、2層の音響整合層2の内、圧電素子3側の層と一緒に配列間隔W1にてアレイ状に分断されており、図面を見やすくするため音響整合層2と同様に、5分割されている場合を例に挙げて示しているが、実際は、圧電素子3及び音響整合層2は、高精細な超音波画像を得るため、数百分割されているのが一般的である。
さらに、図4〜図6に示すように、複数の圧電素子3のシグナル電極に、複数の配線9の各一端9aがそれぞれ半田12等により電気的に接続されている。
尚、各一端9aは、各圧電素子3における湾曲方向Wの中心にそれぞれ電気的に接続されている。
さらに、各一端9aの各圧電素子3に対する接続位置は、図4、図5に示すように、各圧電素子3に対して後述する基板5が平面的に重なる位置3cから各圧電素子3及び音響整合層2の奥行き方向Pにずれて位置している。
また、複数の配線9は、圧電素子3間の間隔を縮めるため、それぞれ絶縁部材が被覆されておらず導電性材料が剥き出しとなった裸線であり、例えば外周に銀メッキが施されたワイヤから構成されている。
また、各配線9は、外径が0.05mm以下の極細線から構成されている。さらに、配線9の数も、圧電素子3の数に合わせて5本を例に挙げて示している。
また、図4、図5に示すように、各配線9の他端9bは、例えば絶縁材料から構成されるとともに後述する方向Tにおいて複数の圧電素子3から十分離間して位置する基板5に電気的に接続されている。
尚、図2〜図6には、各配線9の他端9bが、基板5と一体的に形成されている場合を例に挙げて示している。
また、基板5の他端9bが形成されている面には、図示しないGND配線ランドが形成されている。さらに、方向Tにおける基板5の圧電素子3からの離間距離は、複数の圧電素子3から曲率中心C側に放射された超音波が基板5において反射しない距離に設定されている。
各他端9bには、図2に示すように、各圧電素子3に対して少なくとも電力や電気信号の授受を行う超音波信号伝送ケーブル20を構成する複数の信号線20sの端部が電気的に接続されている。
尚、複数の信号線20sの本数も、各配線9の本数と合わせて5本を例に挙げて示している。また、上述したように、基板5は、奥行き方向Pにおいて、各一端9aの各圧電素子3に対する接続位置からずれて位置している。
図6に示すように、複数の配線9は、基板5と複数の圧電素子3とを結ぶ方向Tにおいて、圧電素子3がコンベックス形状に配置されていることから、曲率中心Cから放射状に延在しており、図4、図5に示すように、中途位置に、例えばクランク状に折り曲げられた折り曲げ部9kがそれぞれ形成されている。
尚、各折り曲げ部9kは、後述する保持部材4(図4〜図6参照)と基板5との間に形成されている。
また、図4、図5においては、各折り曲げ部9kは、クランク状を有するため、2箇所が90°に折り曲げられているが、これに限らず、ゆるやかに2箇所が湾曲されてクランク状に形成されていても構わない。
また、図4〜図6に示すように、複数の配線9の中途位置において、各折り曲げ部9kよりも各一端9a側に、例えば絶縁材料から構成されるとともに音響整合層2と同じ曲率中心Cを有して湾曲する形状を有する保持部材4が、配線9と、例えば一体的に設けられている。
尚、保持部材4が音響整合層2と同じ曲率中心Cを有していることにより、各折り曲げ部9kの折り曲げ形状がそれぞれ等しくなるとともに、各配線9の折り曲げの際の作業性及び各折り曲げ部9kの折り曲げ形状が安定しやすくなっている。
図6に示すように、保持部材4は、複数の配線9を、複数の圧電素子3の配列間隔W1以下の間隔W2(W2≦W1)に等間隔に保持することにより、複数の圧電素子3よりも方向Tにおいて折り曲げ部9k側に位置して各配線9の位置ズレを防止し、各配線9同士の接触を防ぐものである。
また、保持部材4は、複数の配線9を、複数の圧電素子3の配列間隔W1から1/2間隔ずれて保持することにより、各圧電素子3の湾曲方向Wの各中心に対して、各配線9の一端9aが電気的に接続されるよう、複数の配線9を保持している。
また、図3に示すように、複数の圧電素子3、各圧電素子3に対する各配線9の一端9aの接続部、保持部材4、折り曲げ部9kは、バッキング材枠6によって覆われている。
尚、バッキング材枠6は、例えばガラスエポキシ樹脂にて形成されている。バッキング材枠6は、対向する2つのエンドボードと対向する2つのサイドボードとにより、平面視した形状が矩形状となるよう枠状に形成されている。また、バッキング材枠6内には、図示しないバッキング材が充填されている。
さらに、図2に示すように、バッキング材枠6の音響整合層2側の半部及び音響整合層2の外周は、レンズ7によって覆われている。
このように、本実施の形態においては、方向Tにおいて放射状に延在する複数の配線9の中途位置において、各一端9aと各折り曲げ部9kとの間に、複数の配線9を、複数の圧電素子3の配列間隔W1以下の間隔W2(W2≦W1)に等間隔に保持する保持部材4が設けられていると示した。
このことによれば、導電性材料が剥き出しの裸線状態の複数の配線9が外力により変形したとしても、各配線9のズレを保持部材4により防止することができることから、各配線9同士の接触を確実に防ぐことができるため、各配線9を複数の圧電素子3に対して接続しやすくなる。
また、本実施の形態においては、各配線9の方向Tにおける中途位置において、保持部材4と各他端9bとの間に、クランク状の折り曲げ部9kがそれぞれ形成されていると示した。
さらに、本実施の形態においては、各圧電素子3への各配線9の一端9aの接続位置は、奥行き方向Pにおいて、各圧電素子3に対して基板5が平面的に重なる位置3cからずれて位置していると示した。
また、各折り曲げ部9kは、各配線9の方向Tにおける中途位置において、保持部材4と基板5との間に挟まれて位置していると示した。
このことによれば、各一端9aが圧電素子3にそれぞれ接続後、各配線9に外力が付与されたとしても、例えば方向Tにおいて引っ張り力が付与されたとしても、各配線9の各折り曲げ部9kにより付与された力が軽減され吸収されることから、各配線9同士の接触を確実に防ぐことができるとともに、接続作業の際、各配線9を、複数の圧電素子3に対して接続しやすくなる。
以上から、複数の圧電素子3と基板5とを接続する複数の配線9同士の接触を防ぐとともに、複数の圧電素子3に対して複数の配線9を電気的に接続しやすい構成を具備する超音波振動子1、超音波内視鏡100を提供することができる。
尚、以下、変形例を、図7〜図10を用いて示す。図7は、図4の保持部材に、各配線が挿通される挿通孔が形成された変形例を、圧電素子及び音響整合層とともに概略的に示す図、図8は、図7の挿通孔に複数の配線が挿通され保持部材に固定された状態を概略的に示す図である。
また、図9は、図8の挿通孔に挿通され保持部材に固定された複数の配線に折り曲げ部がそれぞれ形成された状態を概略的に示す図、図10は、図9の各配線の一端を各圧電素子に電気的に接続し、各配線の他端を基板に電気的に接続した状態を概略的に示す図である。
図7に示すように、保持部材4が複数の配線9と別体に形成され、保持部材4に方向Tに沿って曲率中心Cから放射状の挿通孔4hが形成されていても構わない。尚、各挿通孔4hは、各圧電素子3の角度ピッチθ1と同じ角度ピッチθ1に形成されている。
また、図8に示すように、各挿通孔4hには、保持部材4と別体に形成された複数の配線9が挿通されており、各配線9は、接着剤14等によって保持部材4にそれぞれ固着されている。
各配線9は、図9に示すように、保持部材4よりも各他端9b側が一括にて折り曲げられることにより、それぞれ折り曲げ部9kが形成され、その後、図10に示すように、各一端9aが各圧電素子3に電気的に接続され、各他端9bが基板5の各配線ランド5raに半田16等により電気的に接続されている。
尚、基板5において、各配線ランド5raは、各配線ランド5rcを介して各配線ランド5rbに導通しており、各配線ランド5rbに、超音波信号伝送ケーブル20を構成する複数の信号線20sの端部が電気的に接続される。
このような構成によれば、各配線9が保持部材4及び基板5と別体に形成されることから、各配線9の材料を自由に選択することが可能となるため、剛性の強い材料を用いれば、各折り曲げ部9k形成後の折り曲げ形状をより安定させやすくなり、その後の作業性が向上する。
尚、その他の効果は、上述した本実施の形態と同じである。
また、以下、別の変形例を、図11を用いて示す。図11は、図10の配線を平角線から構成し、保持部材に平角線が挿通される凹部が形成された変形例を概略的に示す図である。
図11に示すように、各配線9は、平角線から構成されていても構わず、図7〜図10に示した各挿通孔は、平角線が挿通される凹部4mから構成されていても構わない。尚、平角線も凹部4mに固定後は、本実施の形態と同様に、折り曲げ部9kが形成される。
このような構成によれば、図7〜図10に示した変形例においては、保持部材4に各配線9が挿通される挿通孔4hが形成されているが、挿通孔4hを形成するよりも、凹部4mを形成するほうが加工が容易となるため、製造コストを削減することができる。
尚、各配線9は、保持部材4に対して粘着材等により固定してもよい。この場合、より製造コストを削減することができる。
さらに、以下、図12〜図14を用いて、図4の基板、各配線、保持部材を一体的に形成する製造方法の一例を示す。
図12は、図4の基板、各配線、保持部材が捨て基板と一体的に形成された変形例を概略的に示す図、図13は、図12の基板における各配線の他端に、複数の信号線の一方の端部が電気的に接続された状態を示す図、図14は、図13の複数の信号線の他方の端部を、内視鏡のコネクタ内のフレキシブル基板の配線ランドに電気的に接続した状態を示す図である。
上述した、基板5、各配線9、保持部材4を製造する際は、下記に示す方法が考えられる。
先ず、図12に示すように、基板5と、該基板5に一体的に形成された各配線9w、9u、9x、9y、9z、保持部材4、捨て基板50、該捨て基板50に実装されるとともに各配線9w、9u、9x、9y、9zに連通する各配線55r1〜55r5と、捨て基板50に実装されるとともに各配線55r1〜55r5に連通するチェック用ランド55r1t、55r2t、55r3t、55r4t、55r5tとの構造物500を用意する。
尚、図12に示すように、捨て基板50には、保持部材4を囲むように孔51が形成されているとともに、捨て基板50と基板5との間には、切断孔50aと切断溝50b、50cとが形成されている。
次いで、図13に示すように、超音波信号伝送ケーブル20を構成する複数の信号線20s1、20s2、20s3、20s4、20s5の一端を、各端部9b1、9b2、9b3、9b4、9b5に対して半田等により電気的に接続する。この際、各半田付け部を、必要に応じて接着剤等により保護固定する。
その後、チェック用ランド55r1t〜55r5tと、各信号線20s1〜20s5の他端とをテスタにより導通確認することにより、各配線9w〜9zに対して、信号線20s1〜20s5のいずれかが接続されているかをチェックするとともに、各半田付け部の導通確認を行う。
次いで、図14に示すように、各信号線20s1〜20s5の他端を、超音波内視鏡100のコネクタ105内に設けられたフレキシブル基板90の配線ランド90a、90b、90c、90d、90eに対して半田等により電気的に接続する。
その後、テスタを用いて、チェック用ランド55r1t〜55r5tと、各配線ランド90a〜90eとをテスタにより導通確認することにより、誤配線、半田付け部の断線チェック、ショートの有無を確認する。
最後に、直線状のD1線、D2線に沿って、切断孔50a及び切断溝50b、50cを切断するとともに、円弧状のD3線に沿って、捨て基板50及び配線55r1〜55r56を切断する。その結果、図4に示すような、基板5、各配線9、保持部材4が形成される。
このような製造方法によれば、各他端9b1〜9b5に対して、各信号線20s1〜20s5の一端を接続する際、各配線9w〜9zを囲うように基板5、捨て基板50が配置されているため、接続強度を強くすることができる他、各配線9w〜9zに外力が加わり難いことから作業性が向上する。
さらに、捨て基板50に大きなチェック用ランド55r1t〜55r5tが設けられているため、配列間隔の狭く小さい各他端9b1〜9b5を用いるよりも、信号線20s1〜20s5の配線配列作業が容易になり、信号線20s1〜20s5の接続位置の確認が確実に行えるため、作業性及び超音波振動子1の品質が向上する。
(第2実施の形態)
図15は、本実施の形態の超音波振動子における基板、各配線、保持部材の分解図、図16は、図15の基板、各配線、保持部材を組み立てた状態を補強板とともに示す斜視図である。
この第2実施の形態の超音波振動子の構成は、上述した図1〜図6に示した第1実施の形態の超音波振動子と比して、基板、各配線、保持部材がそれぞれ一対から構成されている点が異なる。よって、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図15、図16に示すように、本実施の形態においては、基板5は、第1の基板25と、第2の基板35とから構成されている。また、複数の配線9は、第1の基板25に各他端29bが電気的に接続された複数の第1の配線29と、第2の基板35に各他端39bが電気的に接続された複数の第2の配線39とから構成されている。
さらに、保持部材4は、複数の第1の配線29の中途位置に設けられ、第1の配線29を複数の圧電素子3の配列間隔W1以下の間隔W2に等間隔で保持する第1の保持部材24と、複数の第2の配線39の中途位置に設けられ、第2の配線39を複数の圧電素子3の配列間隔W1以下の間隔W2に等間隔で保持する第2の保持部材34とから構成されている。
尚、第1の基板25と第2の基板35とは、同じ大きさ及び同じ形に形成されており、連結部30において連結されている。
また、第1の基板25と第2の基板35とは、第1の基板25の表面に実装されたGND端子27と第2の基板35の表面に実装されたGND端子37とが連結部30を介して配線により接続されていることにより、同電位となって連設されている。
さらに、図16に示すように、第2の基板35は、連結部30を介して折り曲げ線Qにて180°折り返されることにより、第2の基板35の背面が第1の基板25の背面に重畳して位置する。
尚、第1の基板25には、位置決め孔25h1、25h2が形成されているとともに、第2の基板35には、位置決め孔35h1、35h2が形成されており、図16に示すように、位置決め孔25h1、35h1に位置決めピン61が挿通され、位置決め孔25h2、35h2に位置決めピン62が挿通されることにより、同形状を有する第1の基板25と第2の基板35とがぴったり重なる。また、第1の基板25と第2の基板35とは、背面同士が図16に示すように接着固定されている。
また、第1の配線29と第2の配線39とは、上述した第1実施の形態の配線9と同様に、曲率中心Cから放射状に、上述した第1実施の形態の配線9と同じ間隔W2にて形成されているとともに、互いの配線間隔W4が、1/2間隔ずれている(2W4=W2)。
尚、第1の配線29と第2の配線39とは、図16に示すように、第1の基板25の背面と第2の基板35の背面とが接着された際、互いに離間する方向を指向するよう方向Tにおける中途位置が外側に折り曲げられているとともに、湾曲方向Wにおいて千鳥状に位置するとともに、該千鳥状の状態が、第1の保持部材24、第2の保持部材34により保持されている。このことにより、湾曲方向Wにおいて間隔の小さい第1の配線29と第2の配線39との接触が防がれている。
第1の保持部材24と第2の保持部材34とは、方向Tにおける同位置において、それぞれ第1の配線29、第2の配線39の中途位置に設けられており、同じ大きさ、形状を有している。
尚、第1の保持部材24は、第1の基板25の背面と第2の基板35の背面とが貼着された際、背面が、第2の保持部材34の背面に対向する。尚、第1の保持部材24には、位置決め孔24h1、24h2が形成されているとともに、第2の保持部材34には、位置決め孔34h1、34h2が形成されており、図16に示すように、位置決め孔24h1、34h1に位置決めピン63が挿通され、位置決め孔24h2、34h2に位置決めピン64が挿通されることにより、同形状を有する第1の保持部材24と第2の保持部材34とがぴったり重なる。
次に、本実施の形態の製造方法について説明する。
先ず、第1の配線29及び第2の配線39を、互いに離間するように中途位置を外側に折り曲げる。
次いで、連結部30を介して、第1の基板25、第1の保持部材24の背面に対して、第2の基板35、第2の保持部材34の背面が対向するよう、連結部30の折り曲げ線Qを180°折り曲げる。
その後、位置決め孔25h1、35h1に位置決めピン61を挿通し、位置決め孔25h2、35h2に位置決めピン62を挿通し、位置決め孔24h1、34h1に位置決めピン63を挿通し、位置決め孔24h2、34h2に位置決めピン64を挿通すると、第1の基板25に対して第2の基板35が重畳し、第1の保持部材24に対して第2の保持部材34が重畳する。
その結果、第1の配線29と第2の配線39とが綺麗に1/2間隔ずれて千鳥状に位置する。この状態において、第1の基板25の背面と第2の基板35の背面とを接着固定し、千鳥状の各第1の配線29及び各第2の配線39の各一端29a及び各一端39aを、複数の圧電素子3のシグナル電極に対して電気的に接続する。
このような構成によれば、第1の配線29と第2の配線39との湾曲方向Wにおける配線間隔W4は、上述した第1実施の複数の配線9の間隔W2よりも1/2小さいことから、簡単な構成にて、複数の圧電素子3に対する配線の高密度実装が可能となる。尚、その他の効果は、上述した第1実施の形態と同じである。
以下、変形例を示す。図16に示すように、第1の基板25の背面と第2の基板35の背面との間に、方向Tにおいて第1の基板25及び第2の基板35の長さT1よりも長い長さT2を有する補強板70が介在されていても構わない(T1<T2)。
尚、補強板70には、位置決めピン61、62がそれぞれ挿通される位置決め孔70h1、70h2が形成されており、位置決めピン61、62が位置決め孔70h1、70h2に挿通されることにより、両基板25、35間において補強板70が位置決めされる。
また、補強板70の各基板25、35への対向面に接着剤が塗布されておれば、各基板25、35と補強板70との接着固定が容易となる。また、補強板70と各基板25、35の接着は、両面テープを用いてもよい。
このような構成によれば、第1の基板25及び第2の基板35がフレキシブル基板等の薄板状に形成されている場合においては、各基板25、35が補強板70により変形し難くなる。
さらに、方向Tにおいて、補強板70は、第1の基板25及び第2の基板35よりも長く形成されていることから、図16に示すように、はみ出し部70yにより、各第1の配線29における保持部材24と各他端29bとの間の部位と、各第2の配線39における保持部材34と各他端39bとの間の部位との接触を確実に防止することができる。
(第3実施の形態)
図17は、本実施の形態の超音波振動子における基板、各配線、保持部材を概略的に示す図である。
この第3実施の形態の超音波振動子の構成は、上述した図1〜図6に示した第1実施の形態の超音波振動子と比して、保持部材、該保持部材が設けられている各配線の部位が傾いている点が異なる。よって、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図17に示すように、本実施の形態においては、保持部材4及び該保持部材4が設けられている各配線9の部位9eは、方向Tに対して所定の角度θ2、具体的には、θ2=±45°以内の角度において傾いている。尚、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。
このような構成によれば、各圧電素子3の背面波Uは、保持部材4に当たったとしても、奥行き方向Pに反射するため、反射波を、各圧電素子3が受信してしまう可能性が低くなる。
尚、この効果は、保持部材4及び各配線9の部位9eの角度θ2が、方向Tに対して±45°以内の角度の場合において生じる。尚、その他の効果は、上述した第1実施の形態と同じである。
尚、以下、変形例を、図18、図19を用いて示す。図18は、図17の保持部材に凹部を設けた変形例を、図17中のXVIII方向から見た正面図、図19は、図18中のXIX-XIX線に沿う超音波振動子の部分断面図である。
図18、図19に示すように、上述した本実施の形態と同様に方向Tに対して部位9eとともに所定の角度傾斜する保持部材4に対して、複数の圧電素子3から放射された超音波である背面波Uが通過する複数の凹部4iが形成されていても構わない。
具体的には、湾曲方向Wにおいて、隣り合う配線9間に位置する保持部材4の部位毎に、凹部4iが形成されていても構わない。尚、その他の構成は、上述した本実施の形態と同じである。
このような構成によれば、各圧電素子3の背面波Uは、複数の凹部4iを介して保持部材4を通過するため、保持部材4からの反射波の発生を低減させることができる。
また、以下、別の変形例を、図20、図21を用いて示す。図20は、図18の保持部材に対し、複数の凹部の代わりに複数の孔が形成された変形例を示す図、図21は、図20中のIIXI-IIXI線に沿う超音波振動子の部分断面図である。
尚、図20、図21に示すように、方向Tに対して部位9eとともに所定の角度傾斜する保持部材4に対しては、複数の圧電素子3から放射された超音波である背面波Uが通過する複数の孔4jが形成されていても構わない。
具体的には、湾曲方向Wにおいて、隣り合う配線9間に位置する保持部材4の部位毎に、孔4jが形成されていても構わない。尚、その他の構成は、上述した本実施の形態と同じである。
このような構成によっても、各圧電素子3の背面波Uは、複数の孔4jを介して保持部材4を通過するため、保持部材4からの反射波の発生を低減させることができる。
尚、以下、図22、図23を用いて、複数の圧電素子3に対して複数の配線9の各一端9aを接続する際の湾曲方向Wにおける位置ずれ補正構成の一例について説明する。
図22は、図4の保持部材に調整部材が嵌合される嵌合部が設けられた変形例を示す斜視図、図23は、図22の超音波振動子及び調整部材を、図22中のIIXIII方向からみた正面図である。
上述したように、複数の圧電素子3に対して、保持部材4により湾曲方向Wに等間隔に保持された複数の配線9の各一端9aを電気的に接続する際、複数の圧電素子3に対して各一端9aを接触させた段階で、図23の点線に示すように、各圧電素子3の湾曲方向Wの中央に対して、各一端9aが湾曲方向Wにずれて位置してしまう場合がある。
そこで、図22に示すように、本構成においては、保持部材4の湾曲方向Wにおける両端部に、複数の配線9の位置を一括して調整する調整部材である2本のアーム75がそれぞれ嵌入される嵌合部である調整孔4h1、4h2が形成されている。
このような構成によれば、図23の点線に示すように、各圧電素子3の湾曲方向Wの中央に対して、各一端9aが湾曲方向Wにずれて位置していた場合、各調整孔4h1、4h2に対し、2本のアーム75をそれぞれ嵌入し、2本のアーム75をそれぞれ湾曲方向Wに動かして、保持部材4を湾曲方向Wに動かすことにより、保持部材4によって湾曲方向Wに等間隔に保持されている複数の配線9を、図23の実線に示すように、各端部9aが各圧電素子3の湾曲方向Wの中央に位置するまで一括して移動させることができることから、各端部9aの位置ずれ補正を簡単に行うことができる。
尚、以上の図22、図23に示した構成は、上述した第1〜第3実施の形態において適用可能である。
尚、以下、図24、図25を用いて、複数の配線9に対して折り曲げ部9kを一括して形成する構成の一例について説明する。
図24は、超音波振動子における基板と各配線と保持部材とを、折り曲げ型とともに概略的に示す斜視図、図25は、図24の折り曲げ型により、複数の配線に折り曲げ部が形成された状態を、図24中のIIXV方向からみた側面図である。
図24に示すように、保持部材4により湾曲方向Wに等間隔に保持された複数の配線9に対して、上述した折り曲げ部9kをそれぞれ形成する場合は、個々の配線9に対して個別に折り曲げ部9kを形成しても良いが、図24、図25に示すように、折り曲げ型81、82を用いて、一括して折り曲げ部9kを形成しても良い。
具体的には、基板5には、方向Pにおいて貫通する位置決め孔5h1、5h2が形成されており、保持部材4にも方向Pにおいて貫通する位置決め孔4h3、4h4が形成されている。
また、折り曲げ型81、82は、方向Pにおける各対向面81t、82tが、方向Pにおいて折り曲げ型81と折り曲げ型82とを組み合わせた際、それぞれ嵌合する階段形状を有しており、さらに、折り曲げ型81には、方向Pにおいて貫通する4つの位置決め孔81h1、81h2、81h3、81h4が形成されており、折り曲げ型82には、方向Pにおいて貫通する4つの位置決め孔82h1、82h2、82h3、82h4が形成されている。
尚、方向Pにおいて、折り曲げ型81と82とを、間に基板5、複数の配線9、保持部材4を挟んで位置させた際、位置決め孔81h1は、位置決め孔5h1、82h1に対向し、位置決め孔81h2は、位置決め孔5h2、82h2に対向し、位置決め孔81h3は、位置決め孔4h3、82h3に対向し、位置決め孔81h4は、位置決め孔4h4、82h4に対向する。
また、位置決め孔81h1、5h1、82h1には、位置決めピン66が挿通され、位置決め孔81h2、5h2、82h2には、位置決めピン67が挿通され、位置決め孔81h3、4h3、82h3には、位置決めピン68が挿通され、位置決め孔81h4、4h4、82h4には、位置決めピン69が挿通される。
よって、複数の配線9に対してそれぞれ折り曲げ部9kを形成する場合には、先ず、方向Pにおいて折り曲げ型81の階段形状の対向面81tと、折り曲げ型82の階段形状の対向面82tとの間に、基板5、複数の配線9、保持部材4を位置させる。
その後、位置決め孔81h1、5h1、82h1に対し、位置決めピン66を挿通し、位置決め孔81h2、5h2、82h2に対して、位置決めピン67を挿通し、位置決め孔81h3、4h3、82h3に対して、位置決めピン68を挿通し、位置決め孔81h4、4h4、82h4に対して、位置決めピン69を挿通することにより位置合わせを行う。
最後に、図25に示すように、折り曲げ型81の対向面81tと、折り曲げ型82の対向面82tを嵌合させることにより、複数の配線9に対して、各対向面81t、82tの階段形状に沿ったクランク状の折り曲げ部9kがそれぞれ一括に形成される。
尚、この際、保持部材4により、複数の配線9は、湾曲方向Wにおいて等間隔に保持されていることから、各折り曲げ型81、82により、複数の配線9の間隔をずらすことなく、簡単かつ短時間にて一括して折り曲げ部9kをそれぞれ形成することができる。
また、各折り曲げ部9kの形成に、折り曲げ型81、82を用いることにより、折り曲げ部9kの曲げ角度、各配線9に対する各折り曲げ部9kの形成位置の精度が向上するため、超音波振動子1の各圧電素子3の振動ばらつきを抑制することが可能となる。

本出願は、2014年11月21日に日本国に出願された特願2014−236901号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものである。

Claims (12)

  1. 所定の曲率を有して湾曲する音響整合層と、
    前記音響整合層の曲率中心側の内面に湾曲して配置された複数の圧電素子と、
    前記複数の圧電素子にそれぞれ一端が電気的に接続された複数の配線と、
    前記複数の配線の他端がそれぞれ電気的に接続された基板と、
    前記複数の圧電素子と前記基板との間における前記複数の配線の中途位置において前記複数の配線に設けられ、前記複数の配線同士の間隔を、前記複数の圧電素子の配列間隔以下の間隔に保持する保持部材と、
    を具備することを特徴とする超音波振動子。
  2. 記保持部材は、前記複数の配線を、前記複数の圧電素子の配列間隔から1/2間隔ずれて保持するとともに、前記音響整合層と同じ曲率中心を有して湾曲する形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  3. 前記保持部材は、前記複数の圧電素子における湾曲方向の各中心に対して、前記複数の配線の各前記一端が電気的に接続されるよう、前記複数の配線を保持していることを特徴とする請求項2に記載の超音波振動子。
  4. 前記複数の圧電素子に対する前記複数の配線の各前記一端の接続位置は、前記複数の圧電素子に対して前記基板が平面的に重なる位置からずれていることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  5. 前記複数の配線の中途位置において、前記他端と前記保持部材との間に、折り曲げ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  6. 前記保持部材に、前記複数の配線が挿通される凹部または挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  7. 前記保持部材及び該保持部材が設けられた前記複数の配線の部位は、前記基板と前記複数の圧電素子とを結ぶ方向に対して所定の角度傾いていることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  8. 前記保持部材に、前記複数の圧電素子から放射された超音波が通過する孔または凹部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の超音波振動子。
  9. 前記保持部材に、前記複数の配線の位置を一括して調整する調整部材の嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  10. 前記基板は、第1の基板と、該第1の基板の背面に対し同電位となるよう連設された第2の基板とを有するとともに、前記複数の配線は、前記第1の基板に前記他端が電気的に接続された複数の第1の配線と、前記第2の基板に前記他端が電気的に接続された複数の第2の配線とを有し、さらに、前記保持部材は、前記複数の第1の配線を保持する第1の保持部材と、前記複数の第2の配線を保持する第2の保持部材とを有し、
    前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材は、前記複数の第1の配線と前記複数の第2の配線とが1/2間隔ずれるとともに互いに離間する方向を指向するよう、前記複数の第1の配線と前記複数の第2の配線とを千鳥状に保持していることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  11. 前記保持部材は、前記複数の配線に亘って設けられることを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  12. 請求項1に記載の前記超音波振動子を具備する超音波内視鏡。
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