JP6009922B2 - 内視鏡用管路切換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡挿入部の先端側に設けられたノズルに、気体又は液体を切り換えて供給するために内視鏡操作部に設けられた内視鏡用管路切換装置に関する。
細長な挿入部を備える内視鏡は、医療分野、工業分野等で使用されている。内視鏡は、挿入部の先端側に観察窓、照明窓を備えている。内視鏡観察中、観察窓に、血液、汚物、或いは、オイル等が付着すると視界が遮られて良好な内視鏡画像を得ることが困難になる。一方、照明窓に血液、汚物、或いは、オイル等が付着すると観察部位を照らす照明光量が減少して良好な内視鏡画像を得ることが困難になる。
観察窓、照明窓に汚物等が付着して発生する不具合を解消するため、内視鏡の挿入部先端部に観察窓、照明窓に向けて例えば水、空気等の流体を噴出するノズルを設け、内視鏡の操作部に内視鏡用管路切換装置を設けている。
図1に示すように内視鏡用管路切換装置1は、内視鏡2の操作部3に埋設される送気送水シリンダー4と、該シリンダー4内に摺動自在に嵌挿される送気送水ピストン5と、を備えて主に構成されている。
シリンダー4には内部と外部とを連通する例えば4つ接続口4a、4b、4c、4dが予め定めた位置に設けられている。第1接続口4aには一端が気体供給源(不図示)に接続された供給源側送気管路6aの他端が連通され、第2接続口4bには一端が洗浄水供給源(不図示)に接続された供給源側送水管路7aの他端が連通され、第3接続口4cには一端がノズル10に連通するノズル側送気管路6bの他端が連通され、第4接続口4dには一端がノズル10に連通するノズル側送水管路7bの他端が連通されている。
一方、送気送水ピストン5の外周面には、4つの接続口4a、4b、4c、4dに対応するように例えば複数のシール部材5a、5bが設けられている。また、送気送水ピストン5の外周面には、シリンダー4内における該ピストン5の軸方向の摺動を保持する摺動保持部材5s1、5s2が装着されている。
内視鏡用管路切換装置1は、自然状態において、ノズル10から気体及び液体を噴出することが無いように構成されている。そして、内視鏡用管路切換装置1では、内視鏡操作者が送気送水ピストン5を押し下げる押し込み操作を適宜行うことによって、シール部材5a、5bの位置が予め定めた位置に移動1して、ノズル10から気体を噴出させる送気状態、あるいは、ノズル10から水を噴出させる送水状態を得ることができる構成になっている。
符号8は吸引シリンダーであり、符号8aは吸引源側管路である。符号8bは吸引開口側管路であり、処置具チャンネル9の先端開口である処置具導出口を兼ねる吸引開口9aに連通している。符号9bは処置具挿入口であり、処置具チャンネル9の基端開口である。吸引シリンダー8内には吸引ピストン(不図示)が嵌挿される。
なお、上述した自然状態とは、送気送水シリンダー4内に嵌挿された送気送水ピストン5に、術者あるいは作業者が触れていない状態であって、図示されていない付勢バネの付勢力によって予め定めた位置まで押し上げている初期状態である。
特許文献1には操作時におけるシリンダとピストンとの摺動性を向上させて操作性を良好にする内視鏡用管路切換装置が示されている。
特許文献1の内視鏡用管路切換装置においてノズルから噴出される流体は、空気あるいは水である。そして、該文献1には、「ピストン本体(45)が自然状態において、ポンプから送出される気体は、送気管路(37)を経てピストン本体(45)の側面に位置する開口部(47)に流入し、ピストン本体(45)の連通路(46)を通って指当て部材(63)のリーク孔(64)から大気に流出している。」の旨が記載されている。()内の数字は、特許文献1に記載された符号である。
近年、ノズルから噴出される第1流体である気体として、空気の代わりに例えば生体に吸収され易いという特徴を有する二酸化炭素ガスが用いられている。
二酸化炭素ガスは、ボンベに充填されてユーザーに提供される。特許文献1に記載されている内視鏡用管路切換装置において、送気のための供給源がガスボンベである場合、ピストン本体(45)が自然状態のとき、ボンベ内の二酸化炭素ガスは、リーク孔(64)から放出され続けられることによって浪費される。このため、送気のための供給源がガスボンベである場合、内視鏡の操作部にボンベ内の流体が浪費されることを防止した内視鏡用管路切換装置を設けることが望まれている。
内視鏡用管路切換装置を、例えば図2に示すように構成することによって、コイルスプリング15a、15bの付勢力によってピストン12が自然状態にあるとき、ボンベから供給されるガスがリーク孔を構成する開口12mから放出される不具合を解消することができる。
内視鏡用管路切換装置は、ボンベから圧送される流体である例えば二酸化炭素ガスの浪費を防止する送ガス送水切換装置1Aであり、図2に示すように送ガス送水シリンダー(以下、シリンダーと略記する)11内に送ガス送水ピストン(以下、ピストンと略記する)12を嵌挿して構成されている。
本図においてピストン12は、封止パイプ20とともにシリンダー11内に嵌挿される。
シリンダー11は、操作部3を構成するケーシング3Cに対して予め定めた状態で固定されている。シリンダー11は、第1接続口4a、第2接続口4b、第3接続口4c及び第4接続口4dを備えている。第1接続口4aには供給源側送気管路6aが連通し、第2接続口4bには供給源側送水管路7aが連通し、第3接続口4cにはノズル側送気管路6bが連通し、第4接続口4dにはノズル側送水管路7bが連通している。
封止パイプ20は、シリンダー11の予め定めた位置に一体に配置されている。ピストン12は、シリンダー11に一体配置された封止パイプ20に対して摺動自在である。
封止パイプ20は、軸方向貫通孔21を有している。軸方向貫通孔21には保持孔23を有するピストン保持部22が設けられている。保持孔23内には、ピストン本体13が摺動自在に保持される。すなわち、保持孔23とピストン本体13とは予め定めた嵌め合いに設定されている。保持孔23の内径は、貫通孔21の内径に比べて細径であり、保持孔23の中心軸と貫通孔21の中心軸とは同軸である。
封止パイプ20の外周面には、切替弁41及び一対の封止弁42が設けられている。また、封止パイプ20の外周面には、第1貫通孔24aの開口及び第2貫通孔24bの開口が設けられている。第1貫通孔24a及び第2貫通孔24bは、それぞれ軸方向貫通孔21と外部とを連通している。
封止パイプ20に設けられた切替弁41は、シール部41s及び切換部41cを備えている。シール部41sは、シリンダー11の内周面の予め定めた位置に密着している。切換部41cは、予め定めた弾性力を有し、該パイプ20の外周面に対して弾性力によって当接して第1貫通孔24aの開口を塞いでいる。
封止パイプ20に設けられた一対の封止弁42は、第1封止弁42a及び第2封止弁42bであって、第2貫通孔24bを挟んで配置されている。第1封止弁42aの外周面及び第2封止弁42bの外周面は、それぞれシリンダー11の内周面の予め定めた位置に密着している。
この構成によれば、シリンダー11内に、シリンダー11の内周面と、切替弁41と、封止パイプ20の外周面と、第1封止弁42aとで構成されるシリンダー内第1空間S1が設けられる。
なお、符号24cは逃がし部であって、保持孔23の内面に予め定めた幅寸法及び深さ寸法で形成される。逃がし部24cは、後述する切り欠き部36と連通して逃がし空間を構成する。
ピストン12は、ピストン本体13と連結部材14とを備えて構成されている。
ピストン本体13は、一端面側に開口12mを備え、他端面に雄ねじ13mが設けられている。ピストン本体13の外周面には、シール部材として第1シール部材31、第1開口閉塞部材32、第2開口閉塞部材33及び弁体34が設けられている。
連結部材14は、一端面に雌ねじ14fを有し、外周面には第2シール部材37が設けられている。ピストン12は、雄ねじ13mに接着剤を塗布した状態でピストン本体13と連結部材14とを螺合する螺合接着によって強固に一体固定して構成される。
一体固定されるピストン本体13と連結部材14との間には、スライダー38が挟持固定される。
ピストン本体13と連結部材14との間に挟持されたスライダー38の外周面は、シリンダー11の内周面の予め定めた範囲内を密着した状態で移動する。ピストン本体13は、ピストン保持部22の保持孔23に摺動自在に保持されている。この結果、ピストン12は、シリンダー11内を長手軸方向に摺動自在である。
そして、封止パイプ20とともにシリンダー11内に嵌挿されたピストン12は、自然状態において、付勢バネであるコイルスプリング15a、15bの付勢力によって予め定めた位置まで押し上げられている。言い換えれば、ピストン12は、コイルスプリング15a、15bの付勢力に抗して予め定めた第1の位置又は第2の位置に押し下げ可能に構成され、コイルスプリング15a、15bの付勢力に初期状態に戻されるように構成されている。
ピストン本体13の外周面には、第1連通孔35aの開口及び切り欠き部36が設けられている。切り欠き部36は、図3に示すように周方向に対して例えば三箇所、等間隔で予め定めた深さ寸法で形成されている。切り欠き部36の底面には第2連通孔35bの開口が設けられている。第2連通孔35bは、ピストン本体13に形成されている穴35hと外部である切り欠き部36によって構成される空間とを連通する貫通孔である。
図2に示した第1連通孔35aは、ピストン本体13に形成されている穴35hと外部とを連通する貫通孔である。穴35hは、ピストン本体13の長手軸に沿って細長に形成され、一端面に開口を有し、予め定めた位置に底面を有している。第1連通孔35aの軸及び第2連通孔35bの軸は、ピストン本体13の長手軸に直交している。
なお、上記開口12mは、穴35hの開口である。また、第2連通孔35b及び穴35hは、後述するリーク孔を構成し、第2連通孔35b、穴35h、及び第1連通孔35aは、送ガス状態においてシリンダー内第1空間S1と後述するシリンダー内第2空間S2とを連通するガス流路を構成する。
ピストン本体13に設けられた第1シール部材31の外周面は、ピストン12の摺動に伴って、シリンダー11の内周面上の予め定めた範囲内を密着した状態で移動する。ピストン本体13の弁体34は、シール部34sを備え、そのシール部34sは、ピストン12の摺動に伴って、封止パイプ20の軸方向貫通孔21内の一端開口側内周面上の予め定めた範囲内を密着した状態で移動する。
ピストン本体13に設けられた第2開口閉塞部材33は、自然状態において、コイルスプリング15a、15bの付勢力によって封止パイプ20の他端面であるピストン保持部22の他端面に密着している。
この構成によれば、シリンダー11内に、シリンダー11の内周面と、第1封止弁42と、封止パイプ20の外周面及びピストン保持部22の他端面と、第1シール部材31とで構成されるシリンダー内第2空間S2が設けられる。シリンダー内第2空間S2は、第1接続口4aを介して供給源側送気管路6aに連通している。したがって、ガス供給状態において、二酸化炭素ガスがシリンダー内第2空間S2に充満する。
また、連結部材14に設けられた第2シール部材37の外周面は、自然状態において、第4接続口4dより第2接続口4b側のシリンダー11内周面に密着している。このため、シリンダー11内の第2接続口4bと第4接続口4dとは第2シール部材37を挟んで隔離される。この結果、シリンダー11内の第2接続口4b近傍に、供給源側送水管路7aから圧送される第2流体である洗浄水が充満するシリンダー内第3空間S3が構成される。
なお、ピストンが自然状態で、且つ、シリンダー内第2空間S2に二酸化炭素ガスが圧送されている状態において、開口12mからガスが噴出している場合、使用者は、第2開口閉塞部材33、又は、第2封止弁42b等に不具合があると判断できる。この結果、速やかに、送ガス送水切換装置1Aの修理を行える。
また、第1開口閉塞部材32は、自然状態において、ピストン保持部22の一端面に対して予め定めた距離離間している。
ピストン12は、コイルスプリング15a、15bの付勢力に抗して例えば第1の位置まで移動される。ピストン12が図中下方向に押し下げられることによって、第2開口閉塞部材33とピストン保持部22との密着状態が解除される。すなわち、第2開口閉塞部材33とピストン保持部22との間に隙間が形成される。該隙間は、ピストン12の移動量が増加するにしたがって増大する。
隙間が形成されることにより、シリンダー内第2空間S2は、逃がし空間を介して、第2連通孔35b内と連通すると共に、第2貫通孔24b内に連通する。この結果、供給源側送気管路6aから圧送される二酸化炭素ガスは、第2連通孔35b内に流入するとともに、第2貫通孔24b内に流入していく。
ここで、第2貫通孔24bに流入した二酸化炭素ガスは、封止弁42a、42bによって更なる流入が阻止されている。したがって、逃がし空間を介して第2連通孔35bに流入した二酸化炭素ガスが穴35h内に供給される。
ピストン12の開口12mは、ピストン12を押し下げ操作する使用者の親指によって閉塞されている。このため、穴35h内に供給された二酸化炭素ガスは、軸方向貫通孔21を含む空間を介して第1貫通孔24aに流入する。第1貫通孔24a内に流入した二酸化炭素ガスは、切換部41cを弾性変形させて、弾性力による外周面との当接状態を解除して、シリンダー内第1空間S1に流入していく。
この結果、シリンダー内第1空間S1内に供給された二酸化炭素ガスは、第3接続口4cに接続されたノズル側送気管路6bに流入し、その後、ノズル側送気管路6b内を通過してノズルより噴出される。
なお、このとき、第2シール部材37の外周面は、第2接続口4bと第4接続口4dとの間でシリンダー11内周面に密着している。この結果、洗浄水は、シリンダー内第3空間S3内に充満した状態で維持される。
つまり、送ガス送水切換装置1Aは、ピストン12が第1の位置に配置されているとき、図4の送ガス状態の図に示すように第2封止弁42bとシリンダー11との密着状態を保持しつつ、第2開口閉塞部材33とピストン保持部22との間に隙間Sgが形成されて、シリンダー内第2空間S2とシリンダー内第1空間S1とが連通した第1流体供給状態である送ガス状態になる。
一方、ピストン12をコイルスプリング15a、15bの付勢力に抗して第1の位置よりさらに奥方の予め定めた位置である第2の位置に移動すると、第1開口閉塞部材32がピストン保持部22の一端面に密着する一方、第2シール部材37の外周面とシリンダー11内周面との密着状態が解除される。
この結果、供給源側送水管路7aから圧送される洗浄水は、第1シール部材31によってシリンダー内第3空間S3側からシリンダー内第2空間S2側に漏出することを阻止された上で、ノズル側送水管路7bに供給され、その後、ノズル側送水管路7b内を通過してノズルより噴出される。
なお、第1開口閉塞部材32がピストン保持部22の一端面に密着状態において、流体路を構成する第1連通孔35aは、保持孔23内に位置している。このため、シリンダー内第2空間S2、逃がし空間、第2連通孔35b、穴35hを介して第1連通孔35aに流入した二酸化炭素ガスのシリンダー内第1空間S1への供給が阻止される。
つまり、送ガス送水切換装置1Aは、ピストン12が第2の位置に配置されているとき、図4の送水状態の図に示すように第2シール部材37の外周面とシリンダー11内周面との間に隙間Swが形成されて、第2接続口4bと第4接続口4dとが連通した第2流体供給状態である送水状態になる。
上述した構成の送ガス送水切換装置1Aによれば、自然状態および送水状態において、ボンベ内のガスが浪費されることがない。
特開平9−122069号公報
しかしながら、上述した構成の送ガス送水切換装置1Aにおいては、ピストン12を構成するピストン本体13の外周面に数多くのシール部材を組み付ける必要があり、そのシール部材の組付け作業が煩雑であった。このため、シール部材組付け中にシール部材に傷を付けるおそれ、あるいは、シール部材を予め定めた周溝とは異なる周溝に誤って組み付けるおそれ等があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、容易に組付けを行えるピストンを備え、自然状態および送水状態において確実にボンベ内のガスが浪費されることを防止した内視鏡用管路切換装置を提供することを目的にしている。
本発明の一態様における内視鏡用管路切換装置は、内視鏡操作部に設けられ、種類の異なる流体を供給する2つの流体供給源にそれぞれ連通する2つの供給源側管路及び内視鏡挿入部の先端側に設けられたノズルに連通する2つのノズル側管路が接続され、2つの流体供給源のうちの一方である第1の流体供給源から供給される第1の流体を前記ノズル側管路の一方を介して前記ノズルに供給する第1流体供給状態、または、前記2つの流体供給源のうちの他方である第2の流体供給源から供給される第2の流体を前記ノズル側管路の他方を介して前記ノズルに供給する第2流体供給状態に切り換える内視鏡用管路切換装置であって、前記操作部に埋設される、前記供給源側管路がそれぞれ接続される接続口及び前記ノズル側管路がそれぞれ接続される接続口を備えたシリンダーと、前記シリンダー内に摺動自在に嵌挿される、外周面に液密又は気密を保持するための複数のシール部材を配設した、ピストンとを備え、前記ピストンは、一端と他端とを備え、一端側に開口を有する有底で長手軸に沿って形成される細長な穴及び前記穴と外部とを連通する複数の貫通孔を備えてリーク孔を兼用する流体路、前記シール部材の少なくとも1つを外周面に配設するための周溝、及び他端部に該端部端面から突出して第1固定部を構成する第1雄ねじを有するピストン本体と、一端と他端とを備え、前記シール部材の少なくとも1つを外周面に配設するための周溝を備える、一端部に前記ピストン本体の第1雄ねじが螺合する第1固定部を構成する第1雌ねじを有し、他端部に該端部端面から突出して第2固定部を構成する第2雄ねじを有する第1の連結部材と、一端と他端とを備え、前記シール部材の1つを外周面に配設するための1つの周溝を備え、一端部に前記第1の連結部材の第2雄ねじが螺合する第2固定部を構成する第2雌ねじを有する、第2の連結部材と、を具備し、前記第2の雌ねじの内径寸法を、前記第1の雄ねじの外径寸法以下に設定している。
本発明によれば、容易に組付けを行えるピストンを備え、自然状態および送水状態において確実にボンベ内のガスが浪費されることを防止した内視鏡用管路切換装置を実現できる。
シリンダーと、シリンダーに嵌挿される送気送水ピストンと、シリンダーに接続される複数の管路とを説明する内視鏡の模式図 内視鏡の内視鏡操作部に設けられるシリンダーと、シリンダーに嵌挿される送ガス送水ピストンとを備え、ボンベから圧送される例えば二酸化炭素ガスの浪費を防止する内視鏡用管路切換装置の構成を説明する断面図 図2のY3−Y3線断面図であって、切り欠き部、第2連通孔、第2貫通孔、及び逃がし部を説明する図 内視鏡用管路切換装置の送ガス状態及び送水状態を説明する図 内視鏡の構成を説明する図 内視鏡の内視鏡操作部に設けられる送ガス送水切換装置、流体供給源側管路、及びノズル側流体管路を説明する内視鏡の模式図 送ガス送水ピストンの構成を説明する分解図 図7の送ガス送水ピストンを備えた内視鏡用管路切換装置を説明する断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図5に示す内視鏡50は、体腔内に挿入される挿入部51と、挿入部51の基端側に設けられた操作部52と、操作部52から延出するユニバーサルコード53とを備えて構成されている。ユニバーサルコード53の基端部には内視鏡コネクタ54が設けられている。
挿入部51は、先端側から順に、硬質な先端部55、例えば上下左右方向に湾曲自在な湾曲部56、及び可撓性を有する長尺な可撓管部57を連設して構成されている。
操作部52は把持部を兼ね、その操作部52には上下用湾曲ノブ58、左右用湾曲ノブ59、内視鏡用管路切換装置60、吸引切換装置61及び複数のリモートボタン62、処置具挿通口63が設けられている。処置具挿通口63には把持鉗子等の図示しない処置具が挿入される。
符号64は内視鏡外部装置であって、図示しない光源部、カメラコントロール部、送水装置65を備えている。符号66は、ガスボンベで有り、例えば二酸化炭素ガスが貯蔵されている。ガスボンベ66は第1の流体供給源で有り、送水装置65は,第2の流体供給源である。
符号67はガス供給用ホースで有り、一端がガスボンベ66の口金(不図示)に接続され、他端が内視鏡コネクタ54の送ガス用口金(不図示)に接続されている。符号68は洗浄水供給用ホースで有り、一端が送水装置65の口金(不図示)に接続され、他端が内視鏡コネクタ54の送水用口金(不図示)に接続されている。なお、ガスは、二酸化炭素ガスに限定されるものでは無く、アルゴンガス等であってもよい。
内視鏡用管路切換装置60は、ボンベから圧送される流体である例えば二酸化炭素ガスの浪費を防止する送ガス送水切換装置である。本実施形態の送ガス送水切換装置60Aは、前記図2-図4に示した送ガス送水切換装置1Aと一部の構成が異なって、作用は同様である。具体的に、送ガス送水切換装置60Aと送ガス送水切換装置1Aとでは、ピストンの構成が異なっている。
このため、本実施形態の送ガス送水切換装置60Aの説明において、前記送ガス送水切換装置1Aと同部材には同符号を付して説明を省略する。
図6に示すように内視鏡50の操作部52には、送ガス送水切換装置60Aを構成する送ガス送水シリンダー(以下、シリンダーと略記する)11と、吸引シリンダー8とが埋設されている。シリンダー11には口金11Aが固設されており、口金11Aを備えるシリンダー11には送ガス送水ボタン70が着脱自在に取り付けられるようになっている。
送ガス送水ボタン70は、指当て部材71、口金着脱部72、封止パイプ20、後述するピストン81等を備えて構成されている。口金着脱部72を口金11Aに取り付けた状態において、封止パイプ20、ピストン81等はシリンダー11内に嵌挿される。
なお、口金着脱部72は、主に封止パイプ固定部材75と囲み部材76とで構成される。封止パイプ固定部材75には封止パイプ20が一体に固定され、囲み部材76には封止パイプ固定部材75が一体に固設される。
シリンダー11の外周面にはシリンダ内と外部とを連通する4つ接続口4a、4b、4c、4dが予め定めた位置に設けられている。第1接続口4aには一端が気体供給源に接続される供給源側送気管路6aの他端が連通し、第2接続口4bには一端が洗浄水供給源に接続される供給源側送水管路7aの他端が連通し、第3接続口4cには一端がノズル10に連通するノズル側送気管路6bの他端が連通し、第4接続口4dには一端がノズル10に連通するノズル側送水管路7bの他端が連通している。
なお、吸引シリンダー8には吸引源側接続口8m1と、吸引開口側接続口8m2とが設けられている。吸引源側接続口8m1には、一端が吸引源に接続される吸引源側管路8aの他端が連通している。吸引開口側接続口8m2には、一端が吸引開口9aに連通する吸引開口側管路8bの他端が連通している。符号9は、処置具チャンネルであり、一端が処置具挿通口63に連通し、他端が吸引開口側管路8bの中途部に連通している。吸引シリンダー8内には吸引ピストン(不図示)が嵌挿される。
図7に示すようにピストン81は、前述したピストン本体13及び連結部材14を備えるピストン12とは異なり、ピストン本体82と、第1の連結部材83と、第2の連結部材84との3つの部材を備えて構成されている。
ピストン本体82、第1の連結部材83及び第2の連結部材84は、一端と他端とを備えた略円柱体部材である。ピストン本体82と第1の連結部材83とは第1固定部91によって固定され、第1の連結部材83と第2の連結部材84とは第2固定部92によって固定される構成である。
ピストン本体82は、一端面に開口12mを有する有底で、長手軸に沿って細長に形成された穴35hを有している。ピストン本体82の他端面側には、第1固定部91を構成する第1雄ねじ91mが設けられている。
ピストン本体82の外周面には、複数の連通孔35a、35bの開口と、複数の周溝82g1、82g2と、複数の段差82s1、82s2と、切り欠き部36とが形成されている。連通孔35a、35bは、穴35h内と外部とを連通する。第2連通孔35b及び穴35hは、リーク孔を構成し、第2連通孔35b、穴35h、及び第1連通孔35aは、ガス流路を構成する。
本体第1周溝82g1には、弁体34が配設される。弁体34は、予め定めた弾発性を有する例えば樹脂製のシール部材である。弁体34は、一端側から該周溝82g1に配設される。その取付作業の際、弁孔34hは、弾発性に抗して拡開される。
本体第2周溝82g2には、第1開口閉塞部材32が配設される。第1開口閉塞部材32は、予め定めた弾発性を有する例えば樹脂製のシール部材である。第1開口閉塞部材32は、他端側から該周溝82g2に配設される。その取付作業の際、第1部材孔32hは、弾発性に抗して拡開される。
第1段差82s1は、指当て部材配設部であって、該段差82s1には指当て部材71に一体に固定された押さえ部材73が例えば螺合によって固設される。第2段差82s2は、位置決め用段差であって、該段差82s2にはコイルスプリング支持体(図8の符号74参照)の内部空間端面が当接配置される。
切り欠き部36は、前述した切り欠き部36と同様な構成であって、周方向に対して例えば三箇所、等間隔で予め定めた深さ寸法で形成されている。第2連通孔35bの開口は、切り欠き部36の底面に位置している。
第1の連結部材83は、一端面側に第1固定部91の第1雄ねじ91mが螺合する第1雌ねじ91fを有し、他端面には第2固定部92を構成する第2雄ねじ92mが設けられている。第1の連結部材83の外周面には、周溝83gと、段差83sとが形成されている。第1雌ねじ91fは、第1固定部91を構成する。
段差83sには、第2開口閉塞部材33が配設される。第2開口閉塞部材33は、予め定めた弾発性を有する例えば樹脂製のシール部材である。第2開口閉塞部材33は、一端側から段差83sに配設される。その取付作業の際、第2部材孔33hは、弾発性に抗して拡開される。
周溝83gには、第1シール部材31が配設される。第1シール部材31は、予め定めた弾発性を有する例えば樹脂製のシール部材である。第1シール部材31は、他端側から周溝83gに配設される。その取付作業の際、第1シール孔31hは、弾発性に抗して拡開される。
第2の連結部材84は、一端面側に第2固定部92の第2雄ねじ92mが螺合する第2雌ねじ92fを有している。第2の連結部材84の外周面には、周溝84gが形成されている。第2雌ねじ92fは、第2固定部92を構成する。
周溝84gには、第2シール部材37が配設される。第2シール部材37は、予め定めた弾発性を有する例えば樹脂製のシール部材である。第2シール部材37は、例えば他端側から周溝84gに配設される。その取付作業の際、第2シール孔37hは、弾発性に抗して拡開される。
本実施形態において、第2の雌ねじ92fの内径寸法を、第1の雄ねじ91mの外径寸法以下に設定している。
また、第1雄ねじ91mの中心軸とピストン本体82の長手方向中心軸とは同心に設定され、第1雌ねじ91fの中心軸及び第2雄ねじ91mの中心軸は第1の連結部材83の長手方向中心軸と同心に設定され、第2雌ねじ92fの中心軸は第2の連結部材84の長手方向中心軸と同心に設定されている。
ここで、ピストン81の組付けを説明する。
ピストン81を組み付けるに当たって作業者は、ピストン本体82と、第1の連結部材83と、第2の連結部材84と、第1シール部材31、第1開口閉塞部材32、第2開口閉塞部材33、弁体34、第2シール部材37、スライダー38と、図示しない接着剤とを用意する。
作業者は、まず、シール装着作業を行う。シール装着作業は、ピストン本体82、第1の連結部材83及び第2の連結部材84のそれぞれにシール部材を配設する作業である。
具体的に、作業者は、弁体34をピストン本体82の本体第1周溝82g1に配設する作業、第1開口閉塞部材32をピストン本体82の本体第2周溝82g2に配設する作業、第2開口閉塞部材33を第1の連結部材83の段差83sに配設する作業、第1シール部材31を第1の連結部材83の周溝83gに配設する作業、第2シール部材37を第2の連結部材84の周溝84gに配設する作業を行う。
次に、作業者は、部材接続固定作業を行う。部材接続固定作業は、ピストン本体82と第1の連結部材83とを一体にする作業、及び第1の連結部材83と第2の連結部材84とを一体にする作業である。
具体的に、作業者は、ピストン本体82と第1の連結部材83とを一体固定する際、ピストン本体82の第1雄ねじ91mの外表面に接着剤を塗布し、接着剤が塗布された第1雄ねじ91mを第1の連結部材83の第1雌ねじ91fに予め定めた状態に螺合する。この結果、ピストン本体82と第1の連結部材83とは、螺合固定及び接着固定によって強固に一体に固定される。
また、作業者は、第2の連結部材84と第1の連結部材83とを一体固定する際、第1の連結部材83から突出する第2雄ねじ92mを有する軸部にスライダー38を配置する。そして、スライダー38から突出する第2雄ねじ92mの外表面に接着剤を塗布し、接着剤が塗布された第2雄ねじ92mを第2の連結部材84の第2雌ねじ92fに予め定めた状態に螺合する。この結果、第1の連結部材83と第2の連結部材84との間にスライダー38を挟持固定した状態で、第1の連結部材83と第2の連結部材84とを螺合固定及び接着固定によって強固に一体に固定する。
2つの部材接続固定作業を行うことによって、ピストン81が構成される。
そして、第1雄ねじ91mの中心軸とピストン本体82の長手方向中心軸とは同心に設定され、第1雌ねじ91fの中心軸及び第2雄ねじ91mの中心軸は第1の連結部材83の長手方向中心軸と同心に設定され、第2雌ねじ92fの中心軸は第2の連結部材84の長手方向中心軸と同心に設定したことによって、第1固定部91及び第2固定部92は、ピストン81の長手軸に対して同軸である。
上述した部材接続固定作業においては、作業者が誤って、第1の連結部材83と第2の連結部材84とを取り違えて、ピストン本体82と第2の連結部材84とを螺合固定する作業を行うおそれがある。しかし、予め、第2の連結部材84の第2の雌ねじ92fの内径寸法がピストン本体82の第1の雄ねじ91mの外径寸法より小さく設定されているので、第1の雄ねじ91mが第2の雌ねじ92f内に配置されることが未然に防止されている。
なお、第2の連結部材84の第2の雌ねじ92fの内径寸法とピストン本体82の第1の雄ねじ91mの外径寸法とが同寸法である場合には、第1固定部91を構成するねじ91m、91fのねじ山の形状と、第2固定部92を構成するねじ92m、92fのねじ山の形状とを変えて、第1の雄ねじ91mが第2の雌ねじ92f内に配置されることを未然に防止するようにする。
このように、ピストン81をピストン本体82と、第1の連結部材83と、第2の連結部材84との3つの部材で構成する。そして、ピストン本体82と第1の連結部材83との組付けを第1の雄ねじ91mと第1の雌ねじ91fとの螺合で行い、第1の連結部材83と第2の連結部材84との組付けを第2の雄ねじ92mと第2の雌ねじ92fとの螺合で行う。
この構成によれば、部材同士を組み付ける部材接続固定作業は増加するが、弁体34及び第1開口閉塞部材32をピストン本体82に取り付けるシール装着作業、及び、第1シール部材31及び第2開口閉塞部材33を第1の連結部材83に取り付けるシール装着作業が、より簡便になって、シール装着作業中において、第1シール部材31、第1開口閉塞部材32、第2開口閉塞部材33、弁体34、及び第2シール部材37に傷を付ける不具合の発生を大幅に減少させることができる。
また、1つの部材に対して一方向から1つのシール部材を取り付ける構成であるため、シール部材を誤って異なる場所に取り付ける不具合を確実に防止することができる。
また、ピストン本体82と第1の連結部材83との組付けを第1の雄ねじ91mと第1の雌ねじ91fとの螺合によって行い、第1の連結部材83と第2の連結部材84との組付けを第2の雄ねじ92mと第2の雌ねじ92fとの螺合によって行う構成にした上で、第2の雌ねじ92fの内径寸法を第1の雄ねじ91mの外径寸法より小さく設定する、あるいは、第1固定部91を構成するねじ91m、91fのねじ山の形状と第2固定部92を構成するねじ92m、92fのねじ山の形状とを異なる形状としている。
この結果、雄ねじに接着剤を塗布して螺合固定及び接着固定によってピストン本体82と第1の連結部材83との固定、第1の連結部材83と第2の連結部材84との固定を強固に行う場合、誤って、ピストン本体82と第2の連結部材84とを接続する部材接続固定作業を行ってしまった場合でも、ねじに塗布された接着剤が雌ねじ内に付着する不具合の発生を解消することができる。言い換えれば、送ガス送水切換装置60Aのピストン81においては、組み付けミスによって発生する接着剤剥離作業が不要である。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1、1A…内視鏡用管路切換装置 2…内視鏡 3…操作部 3C…ケーシング
4…送気送水シリンダー 4a…第1の接続口 4b…第2の接続口
4c…第3の接続口 4d…第4の接続口 5…送気送水ピストン 5a…シール部材
5s1、5s2…摺動保持部材 6a…供給源側送気管路 6b…ノズル側送気管路
7a…供給源側送水管路 7b…ノズル側送水管路 8…吸引シリンダー
8a…吸引源側管路 8b…吸引開口側管路 8m1…吸引源側接続口
8m2…吸引開口側接続口 9…処置具チャンネル 9a…吸引開口
9b…処置具挿入口 10…ノズル 11…シリンダー 11A…口金 12…ピストン
12m…開口 13…ピストン本体 14…連結部材
15a、15b…コイルスプリング 20…封止パイプ 21…軸方向貫通孔
22…ピストン保持部 23…保持孔 24a…第1貫通孔 24b…第2貫通孔
24c…逃がし部 31…第1シール部材 31h…第1シール孔
32…第1開口閉塞部材 32h…第1部材孔 33…第2開口閉塞部材
33h…第2部材孔 34…弁体 34h…弁孔 34s…シール部
35a…第1連通孔 35b…第2連通孔 35h…穴 36…切り欠き部
37…第2シール部材 37h…第2シール孔 38…スライダー 41…切替弁
41c…切換部 41s…シール部 42…封止弁 42a…第1封止弁
42b…第2封止弁 50…内視鏡 51…挿入部 52…操作部
53…ユニバーサルコード 54…内視鏡コネクタ 55…先端部 56…湾曲部
57…可撓管部 58…上下用湾曲ノブ 59…左右用湾曲ノブ
60…内視鏡用管路切換装置 60A…送ガス送水切換装置 61…吸引切換装置
62…リモートボタン 63…処置具挿通口 64…内視鏡外部装置
65…送水装置 66…ガスボンベ 67…ガス供給用ホース
68…洗浄水供給用ホース 70…送ガス送水ボタン 71…指当て部材
72…口金着脱部 73…押さえ部材 74…コイルスプリング支持体
75…封止パイプ固定部材 76…囲み部材 81…ピストン 82…ピストン本体
82g1…本体第1周溝 82g2…本体第2周溝 82s1…第1段差
82s2…第2段差 83…第1の連結部材 83g…周溝 83s…段差
84…第2の連結部材 84g…周溝 91…第1固定部 91f…第1雌ねじ
91m…第1雄ねじ 92…第2固定部 92f…第2雌ねじ 92m…第2雄ねじ

Claims (3)

  1. 内視鏡操作部に設けられ、種類の異なる流体を供給する2つの流体供給源にそれぞれ連通する2つの供給源側管路及び内視鏡挿入部の先端側に設けられたノズルに連通する2つのノズル側管路が接続され、2つの流体供給源のうちの一方である第1の流体供給源から供給される第1の流体を前記ノズル側管路の一方を介して前記ノズルに供給する第1流体供給状態、または、前記2つの流体供給源のうちの他方である第2の流体供給源から供給される第2の流体を前記ノズル側管路の他方を介して前記ノズルに供給する第2流体供給状態に切り換える内視鏡用管路切換装置であって、
    前記操作部に埋設される、前記供給源側管路がそれぞれ接続される接続口及び前記ノズル側管路がそれぞれ接続される接続口を備えたシリンダーと、
    前記シリンダー内に摺動自在に嵌挿される、外周面に液密又は気密を保持するための複数のシール部材を配設した、ピストンと、を備え、
    前記ピストンは、
    一端と他端とを備え、一端側に開口を有する有底で長手軸に沿って形成される細長な穴及び前記穴と外部とを連通する複数の貫通孔を備えてリーク孔を兼用する流体路、前記シール部材の少なくとも1つを外周面に配設するための周溝、及び他端部に該端部端面から突出して第1固定部を構成する第1雄ねじを有するピストン本体と、
    一端と他端とを備え、前記シール部材の少なくとも1つを外周面に配設するための周溝を備える、一端部に前記ピストン本体の第1雄ねじが螺合する第1固定部を構成する第1雌ねじを有し、他端部に該端部端面から突出して第2固定部を構成する第2雄ねじを有する第1の連結部材と、
    一端と他端とを備え、前記シール部材の1つを外周面に配設するための1つの周溝を備え、一端部に前記第1の連結部材の第2雄ねじが螺合する第2固定部を構成する第2雌ねじを有する、第2の連結部材と、
    を具備し、
    前記第2の雌ねじの内径寸法を、前記第1の雄ねじの外径寸法以下に設定したことを特徴とする内視鏡用管路切換装置。
  2. 前記第1固定部及び前記第2固定部を前記ピストンの長手軸に対して同軸に設けたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用管路切換装置。
  3. 前記第2の雌ねじの内径寸法と前記第1の雄ねじの外径寸法とが同寸法においては、第1固定部の雄ねじ及び雌ねじのねじ山の形状と、第2固定部の雄ねじ及び雌ねじのねじ山の形状とが異なることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用管路切換装置。
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