JP6009499B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、演出が偏って実行される可能性もあり、遊技者の興趣をそがれてしまうという問題があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
ここで、「遊技者に有利な演出」には、ストップスイッチ50の操作順番を報知する演出を含むが、これに限定されず、ストップスイッチ50以外に遊技者が操作可能な操作部を操作することで実行される演出なども含まれる。
これにより、演出が進むほど、遊技者に有利な演出が実行されやすくなり、遊技者の期待感を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
これにより、演出が進むほど、遊技者への特典が高い役が入賞しやすくなるため、遊技者の期待感を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
これにより、遊技ステージへの移行抽選に当選するまで、遊技者に有利な演出を実行させることで、遊技者に有利な状態を維持したまま、遊技ステージの移行抽選を継続させることが可能な遊技機を提供することができる。
これにより、予め定められたゲーム数を消化することによる遊技者に有利な遊技ステージへの移行の前に、演出が進むほど、遊技者に有利な演出が実行されやすくすることで、移行する遊技ステージへの遊技者の期待感を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像で報知させる演出装置70(図1及び図3参照)が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されたスピーカー72(図1及び図3参照)と、画像表示部84(図1及び図3参照)と、ランプ78(図1及び図3参照)とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記画像表示部84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38から予めメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
そして、前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
図2に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「赤7(R7)」、「ベル(BE)」、「リプレイ(RP)」、「チェリー1(C1)」、「チェリー2(C2)」、「スイカ1(W1)」、「スイカ2(W2)」、「BR」、「B1」、「B2」等の複数の種々の図柄650が形成されている。
遊技進行制御手段200は、役抽選手段210、リール制御手段220、遊技結果判定手段230、通常状態制御手段240、特定遊技制御手段250、ボーナス遊技制御手段260、特殊遊技制御手段270、ホッパー制御手段280及びフリーズ制御手段290の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段、特に、特殊遊技制御手段270は、遊技進行制御手段200ではなく、演出制御手段300が有しても良い。
以上の構成をもって、遊技進行制御手段200は、役の抽選を行い、リール62の回転及び停止を制御し、リール62がすべて停止したときに停止図柄判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべてのリール62の回転が開始する。なお、本実施の形態では、後述するボーナス遊技(CBB)中のみ上記規定数が2に設定されている。
リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサによりリール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応したリール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべてのリール62の回転が停止する。
また、本実施の形態では、通常に行われる通常状態と、この通常状態よりも遊技者へ付与される利益がより大きくなり得るボーナス遊技状態、特定遊技状態(RT遊技状態)及び有利遊技状態(AT遊技状態)が設けられている。前記ボーナス遊技状態は、いわゆるチャレンジボーナス(CBB))を実行可能なCBB遊技状態がある。前記特定遊技状態は、いわゆるリプレイタイム(RT)を実行可能なリプレイタイム遊技状態(RT遊技状態)がある。また、前記有利遊技状態は、いわゆるアシストタイム(AT)を実行可能なアシストタイム遊技状態(AT遊技状態)と、ATとRTとを組合せたいわゆるアシストリプレイタイム(ART)を実行可能なアシストリプレイタイム遊技状態(ART遊技状態)とがある。
前記アシストタイム(AT)は、ストップスイッチ50の停止操作順番や当選図柄等を報知することによって役に係る図柄650の組合せを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをする遊技状態である。このATは、演出(演出装置70を用いて実行する報知演出)に関するものであり、主に、演出制御手段300により制御されるものである。
前記アシストリプレイタイム遊技状態(ART遊技状態)は、AT遊技状態とRT遊技状態とを組合せたものである。
役抽選手段210は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選データを備えており、遊技進行制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
また、役抽選手段210が行う抽選には、図9乃至図11を用いて後述するように、特典の異なる複数の役が同時に当選するか否かの抽選を含む。
ここで、特典の異なる複数の役は、リール制御手段220により、ストップスイッチ50が所定の操作順番で操作された場合に予め定められたリール62の図柄が停止されるように設定されている。
なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップ113(図17参照)において行われる。
リール制御手段220は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、各リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応するリール62の回転位置とに基づいて、各リール62の回転を停止させる。
具体的には、各リール62の駆動モータを制御することで、回転方向に予め定められた図柄数分、本実施の形態では4コマ以内の図柄までの範囲に、当選した役に対応する図柄が含まれている場合には、当該図柄が有効ライン86上に揃うように引き込み制御を行い、且つ、当選していない役に対応した図柄が有効ライン86上に揃わないように蹴飛ばし制御を行う。
なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップ114(図18参照)において行われる。
遊技結果判定手段230は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、すべてのリール62が停止した際における有効ライン86上の図柄の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、遊技結果判定手段230による処理は、後述するステップ115(図17参照)において行われる。
通常状態制御手段240は、通常状態の進行を制御するものである。
ここで、通常状態とは、後述する特定遊技制御手段250によるリプレイタイム(RT)や、ボーナス遊技制御手段260によるCBB以外の遊技状態をいう。
なお、通常状態中は、再遊技役の当選確率は、リプレイタイム(RT)より低く設定されている。
特定遊技制御手段250は、特定遊技、本実施の形態ではリプレイタイム「RT」の進行を制御するものである。
ボーナス遊技制御手段260は、ボーナス遊技、本実施の形態では「CBB」の進行を制御するものである。
なお、CBB中は、再遊技役の当選確率は「0」に設定されている。
特殊遊技制御手段270は、特殊遊技を制御するものであり、本実施の形態では、特殊遊技とは、所定ゲーム数の間、役抽選手段210の抽選結果に応じて、ATのストック抽選を行う遊技状態をいう。
また、特殊遊技制御手段270は、特殊遊技中に、毎ゲーム、リール演出の抽選を行うとともに、特殊遊技が予め定められたゲーム数に達した場合には、リール演出が発生するように設定されている。
ここで、リール演出は、メダルを投入せずに、所定の遊技が可能なゲーム等である。
なお、当選したATのストックは、後述する遊技回数制御手段の遊技数カウンタに記憶される。
ホッパー制御手段280は、遊技結果判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。ホッパー制御手段280は、遊技結果判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。
フリーズ制御手段290は、遊技進行制御手段200の制御に基づく遊技の進行を所定時間停止するフリーズを実行するものである。
フリーズ制御手段290は、本実施の形態では、所定の役に当選し、所定の停止操作順番でストップスイッチ50の操作がされた場合に、当該ストップスイッチ50の操作のいわゆる第3停止から所定条件が成立するまでの間、次ゲームの遊技の開始を停止、すなわち、メダルの投入又はマックスベットスイッチ34の操作によるベットが不能とさせるフリーズを実行する。
そして、所定条件が成立後、遊技の進行が再開される。
なお、上述した第3停止後から所定条件が成立するまでの間、フリーズを実行する場合に限定されない。
また、フリーズ制御手段290によるフリーズは、上述した第3停止後のものに限定されず、スタートスイッチ40操作後の回転リールの回転開始を留保するフリーズを実行しても良い。
ここで、所定条件には、予め定められた時間が経過することや、遊技者が所定の操作を行ったこと等を含む。
演出制御手段300は、通常遊技制御手段310、特殊遊技演出制御手段320及び有利遊技制御手段330の各手段を有する。手段の詳細については後述する。なお、有利遊技制御手段330は、演出制御手段300ではなく、遊技進行制御手段200が有しても良い。
以上の構成をもって、演出制御手段300は、演出の有無、態様を決定し、遊技の状態に応じた演出を制御する手段として機能することとなる。
演出制御手段300は、所定の演出を実行することが決定された場合に演出を実行するためのものである。
具体的には、演出制御手段300は、ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、画像表示部84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
通常遊技制御手段310は、通常遊技の進行を制御するものである。
ここで、通常遊技とは、後述する有利遊技制御手段330によるアシストタイム(AT)、アシストリプレイタイム(ART)以外の遊技状態をいう。
また、通常遊技制御手段310には、図3に示すように、演出決定手段311、操作手順報知手段312の各手段を有する。
演出決定手段は、演出の異なる複数の演出コースから所定の演出コースを決定するものである。
操作手順報知手段312は、後述する演出ブロックに設定されている抽選確率に基づいて(図16参照)、操作手順を報知するか否かを抽選し、操作手順を報知すると決定された場合に、ストップスイッチ50の停止手順を画像表示部84などを用いることにより報知するものである。
特殊遊技演出制御手段320は、遊技進行制御手段200の特殊遊技制御手段270により制御されている特殊遊技状態の演出を制御するものである。
有利遊技制御手段330は、所定の遊技区間の間、通常遊技より有利な有利遊技の進行を制御、例えば、有利遊技への移行抽選や、移行制御等、するものである。
ここで、通常遊技より有利な有利遊技には、本実施の形態では上述したようにAT、ARTが含まれる。
なお、有利遊技はAT、ARTに限定されず、他の遊技であっても良い。
また、有利遊技制御手段330には、図示しないが、操作態様報知手段、遊技回数制御手段、上乗せ抽選手段の各手段を有する。
操作態様報知手段は、有利遊技であるAT中に、ストップスイッチ50の操作態様、例えば停止操作順を画像表示部84などを用いることにより報知するものである。
遊技回数制御手段は、有利遊技の遊技区間、本実施の形態では、有利遊技の遊技回数を抽選により決定し、当該遊技区間を管理するものである。
遊技回数制御手段による有利遊技の遊技回数の抽選は、後述する準備状態中にされるように設定されているが、準備状態中に限定されず、有利遊技開始時などに決定しても良い。
また、遊技回数制御手段には、図示しないが、有利遊技の遊技数カウンタを備え、有利遊技が進むにつれ、抽選により決定された有利遊技の遊技回数が記憶されたカウンタ値を減算していくように設定されている。
上乗せ抽選手段は、通常遊技中や、有利遊技中に、当該有利遊技の上乗せをするか否か、及び上乗せする遊技区間、本実施の形態では上乗せする遊技数を抽選により決定するものである。
そして、上乗せ抽選手段により決定された上乗せ遊技数は、図示しないが遊技回数制御手段の遊技数カウンタに加算される。
また、上乗せ遊技数は、画像表示部84に表示され、遊技者に報知される。
図7に示すように、小役(チェリー)として、CHA1〜CHA39までがあり、その図柄組合わせが、CHA1(BR、BR、any)、CHA2(BR、W1、any)などであり、配当は1枚となっている。
なお、「any」は、どのような図柄が入賞ライン上に揃っても良いことを示す。
例えば、BERP(1)の場合は、左リール第一停止(LCR・LRC)・右リール第一停止(RLC・RCL)であればリプレイ(NRP1〜5)が成立し、中リール第一停止(CLR・CRL)であればベルリプレイ(BERP1〜4)が成立する停止制御が行われる(図8、図11参照)。
3BE(1)の場合は、左リール第一停止(LCR・LRC)であれば1枚ベル役(1BEB1〜3、1BEA1、1BEA9)、チェリー役(CHA13)のうち、引き込み可能な範囲に図柄が配置されている場合は当該役が成立し、引き込み可能な範囲に図柄が拝呈されていない場合はハズレとなり、中リール第一停止(CLR・CRL)であれば3枚ベル役(3BE1〜3)が成立し、右リール第一停止(RLC・RCL)であれば1枚ベル役(1BEB1〜3、1BEA1、1BEA9)、チェリー役(CHA13)のうち、引き込み可能な範囲に図柄が配置されている役が成立する停止制御が行われる(図5、図10参照)。
8BE(1)の場合は、左リール第一停止(LCR・LRC)であれば1枚ベル役(1BEB1〜3、1BEA1、1BEA9)、チェリー役(CHA13)のうち、引き込み可能な範囲に図柄が配置されている場合は当該役が成立し、引き込み可能な範囲に図柄が配置されていない場合はハズレとなり、中リール第一停止且つ左リール第二停止(CLR)であれば8枚ベル役(8BE)が成立し、中リール第一停止且つ右リール第二停止(CRL)・右リール第一停止(RLC・RCL)であれば1枚ベル役(1BEB1〜3、1BEA1、1BEA9)、チェリー役(CHA13)のうち、引き込み可能な範囲に図柄が配置されている役が成立する停止制御が行われる(図5、図9参照)。
図13は、遊技進行制御手段200側で管理している遊技状態の移行状態の一例を示している。
通常状態は、通常状態制御手段240により制御される通常状態の遊技が行われる遊技状態である。
通常状態における役抽選手段210による役抽選によりCBBに当選した場合に、通常状態からRT1状態に移行する。
移行処理は遊技進行制御手段200により行われる。
なお、本実施の形態において、通常状態中では数ゲーム以内にCBBに当選するように設定されており、遊技進行制御手段200の遊技状態は、RT1状態で遊技される割合が大きいように設定されている。
RT1状態において、CBBのボーナス移行役の図柄組合せ(C1、B2、B1)が揃った場合に、RT1からCBBに移行する。
なお、RT1状態中はCBBが当選しないように、CBBを役抽選手段210の役抽選の対象外としている。
移行は遊技進行制御手段200により行われる。
CBB状態は、ボーナス遊技制御手段260により制御されるCBBが行われる遊技状態である。
CBB状態において所定枚数、例えば、34枚の払出がされた場合に、CBB状態から通常状態に移行する。
移行は遊技進行制御手段200により行われる。
演出コースは、図14に示すように、前兆モードによって抽選確率の異なる演出コース1〜25から構成される。
すなわち、規定ゲーム数に達した場合(前兆モード1及び2)と(前兆用)、前兆演出への移行抽選に当選した場合(演出モード3)により(フェイク前兆用)、図14に示すように、演出コース1〜25の抽選確率が異なって設定されている。
具体的には、前兆モード1の場合は、演出コース3〜8に当選しやすく設定されており、前兆モード2の場合は、後述するようにストップスイッチ50の操作順番の報知確率の高い演出ブロックが設定されている演出コース21〜25のみ当選されるように設定されており、前兆モード3の場合は、操作順番の報知確率の低い演出ブロックが設定されている演出コース3〜20のみ当選されるように設定されている。
ここで、演出モード1及び2は、上述したように、規定ゲーム数に達した場合に移行するモードであるが、規定ゲーム数に達した際の抽選により、演出モード1が実行されるか、演出モード2が実行されるかが決定される。
具体的には、演出コース1は、図15に示すように、1〜32ゲームまで「演出ブロックA」が8個設定されているコースである。
演出コース2は、図15及び後述する図16に示すように、1〜12ゲームまで「演出ブロックA」が3個、13〜24ゲームまで「演出ブロックA」より特典が高い当選役のストップスイッチ50の操作順番を報知する確率が高い「演出ブロックB」が3個、25〜32ゲームまで「演出ブロックB」より特典が高い当選役のストップスイッチ50の操作順番を報知する確率が高い「演出ブロックC」が2個設定されているコースである。
また、演出コース25は、図15及び後述する図16に示すように、1〜4ゲームまで「演出ブロックA」が1個、5〜8ゲームまで「演出ブロックB」が1個、9〜20ゲームまで「演出ブロックJ」が3個、21〜28ゲームまで「演出ブロックK」が2個、29〜32ゲームまで「演出ブロックL」が1個設定されているコースである。
演出ブロックは、演出ブロックA〜Lまで12個設定されており、図16に示すように、役抽選手段210の抽選結果に応じて、操作順番を報知するか否かを抽選により決定する確率が異なって設定されている。
なお、図16の各グループ(BERP(1)〜(4)、3BE(1)〜(8)、8BE(1)〜(8))の上側の図((a)(c)(e))は、前兆モード3(フェイク前兆用)における操作順番の報知確率を示し、下側の図((b)(d)(f))は、前兆モード1及び2(前兆用)の操作順番の報知確率を示している。
なお、当該遊技において、報知された操作順番に従ってストップスイッチ50の操作が行われると、「BERP1〜4」に対応する図柄が有効ライン86上に停止され、「ベルリプレイ役」が入賞するように設定されている。一方、報知された操作順番に従わなかった場合や、操作順番の報知に当選しなかった場合は、ストップスイッチ50が操作された順番によって、「リプレイ役」が入賞するように設定されている(図12参照)。
同様に、前兆モード3の演出ブロックAの状態では、図16(a)に示すように、50%の確率で「BERP1〜4」の操作順番が報知されるように設定されている。
なお、当該遊技において、報知された操作順番に従ってストップスイッチ50の操作が行われると、「3BE1〜3」に対応する図柄が有効ライン86上に停止され、「3枚ベル役」が入賞するように設定されている。一方、報知された操作順番に従わなかった場合や、操作順番の報知に当選しなかった場合は、ストップスイッチ50が操作された順番によって、が入賞する役が異なるように設定されている(図12参照)。
同様に、「3BE(1)〜(8)」に当選であり、前兆モード3の演出ブロックAの状態では、図16(c)に示すように、70%の確率で「3BE1〜3」の操作順番が報知されるように設定されている。
なお、当該遊技において、報知された操作順番に従ってストップスイッチ50の操作が行われると、「8BE」に対応する図柄が有効ライン86上に停止され、「8枚ベル役」が入賞するように設定されている。一方、報知された操作順番に従わなかった場合や、操作順番の報知に当選しなかった場合は、ストップスイッチ50が操作された順番によって、入賞する役が異なるように設定されている(図12参照)。
同様に、「8BE(1)〜(8)」に当選であり、前兆モード3の演出ブロックAの状態では、図16(e)に示すように、99%の確率で「8BE」の操作順番が報知されるように設定されている。
したがって、規定ゲーム数に達したことにより前兆モードに移行した場合には、演出コースの後半に、遊技者に有利な演出として、複数の役の内、特典が高い当選役のストップスイッチ50の操作順番を報知する確率が高い演出ブロックが設定されるようにされている(図15参照)。
これにより、演出コースが進むにつれ、遊技者へ払い出される枚数の多い役が入賞しやすくなる操作順番が報知されやすくなり、当該報知に従うことで、図柄を揃えやすくすることができる。
図17は、主として演出制御手段300側で管理している遊技状態の移行状態を示している。
(通常遊技)
通常遊技(通常モード)は、通常状態制御手段310により制御される通常遊技の遊技が行われる遊技状態である。
通常遊技中には、有利遊技状態への移行抽選が行われ、当該移行抽選に当選した場合に、準備状態への移行が行われる。
移行抽選及び遊技の移行制御は、図3の有利遊技制御手段により行われる。
(前兆モード)
通常遊技への移行時に決定された規定ゲーム数に達した場合は、有利遊技に当選している可能性を示唆する前兆演出を行う前兆モードへ移行する。
その際に、前兆モードの種別抽選が行われ、前兆モード1が決定された場合は、前兆モード1のゲーム数の抽選が行われ、当該抽選により決定されたゲーム数の間、前兆モードの演出が行われ、又、前兆モード2が決定された場合は、予め定められたゲーム数、本実施の形態では32回、の間、前兆モードの演出が行われる。
また、通常遊技への移行時に決定されたフェイク規定ゲーム数に達した場合は、前兆モード3に移行し、前兆モード3のゲーム数の抽選が行われ、当該抽選により決定されたゲーム数の間、前兆モードの演出が行われる。
演出コースは、図15に示すように、4ゲーム毎の演出ブロック8個が所定の順番で実行されるように構成されており、抽選により決定された前兆モードのゲーム数が、例えば30ゲームであった場合は8ブロック目の2ゲームまで、26ゲームであった場合は7ブロックの2ゲーム目まで前兆モードの演出が行われる。
(前兆モード1)
前兆モード1では、図14に示すように、演出コース2〜25から演出コースが抽選により決定される。
前兆モード1は、抽選により決定された前兆モード1のゲーム数を消化した後に、準備状態に移行する。
(前兆モード2)
前兆モード2では、図14に示すように、演出コース21〜25から演出コースが抽選により決定される。
前兆モード2は、予め定められたゲーム数、本実施の形態では、32回の前兆モード2のゲーム数が消化した後に、前兆モード2の前兆演出を終了し、通常モード2へ移行する。
(前兆モード3)
前兆モード3では、図14に示すように、演出コース3〜20から演出コースが抽選により決定される。
前兆モード3は、抽選により決定された前兆モード3のゲーム数を消化した後に、通常遊技に戻る。
なお、前兆モード3は、上述したように、フェイク規定ゲーム数に達した場合に移行するものであり、規定ゲーム数に達した場合に移行する前兆モード1及び2とは異なり、終了後であっても準備状態へは移行しないが(フェイク前兆)、前兆モード3中においても、有利遊技状態への移行抽選を行い、前兆モード3中に当該移行抽選に当選した場合は、準備状態に移行する。
なお、前兆モードを終了させて特殊遊技状態へ移行する場合に限定されず、前兆モードを中断させて、有利遊技終了後通常遊技へ戻る際に、前兆モードを再開するようにしても良い。
ここで、特殊遊技状態への移行抽選は、予め定められた3枚ベル役、例えば3BE1に当選した場合に行われる。そして、特殊遊技状態へは、当該移行抽選に当選し、且つ、前兆モード中の操作手順報知抽選に当選し、当該報知された操作手順に従った場合に移行される。
なお、予め定められた3枚ベル役、例えば3BE1に当選し、且つ、前兆モード中の操作手順報知抽選に当選した場合であっても、特殊遊技状態への移行抽選に当選していない場合は、操作手順報知手段312は、特殊遊技状態へ移行しない操作手順を報知させるように設定されている。
通常モード2は、前兆モード2から移行し、通常遊技が行われる遊技状態であるが、演出コース21〜25の最後の順番に設定されている演出ブロックLに設定されている当選役のストップスイッチ50の操作順番が報知される確率(100%)に基づいて、当該操作順番を報知する抽選が行われる状態である。
また、通常モード2中は、毎ゲーム、有利遊技制御手段330によりAT移行抽選が行われ、当該移行抽選に当選するまで通常モード2を維持し、当該移行抽選に当選した場合に、準備状態に移行する。
特殊遊技状態は、特殊遊技、本実施の形態では、ATのストック抽選を行う遊技を実行するための遊技状態であり、図3の特殊遊技制御手段270及び特殊遊技演出制御手段320により制御される。
特殊遊技状態は、予め定められたゲーム数、本実施の形態では、15ゲーム実行され、当該ゲーム数に達した場合に、準備状態へ移行する。
なお、予め定められたゲーム回数、本実施の形態では、特殊遊技状態の開始時、5ゲーム目と6ゲーム目との間、10ゲーム目と11ゲーム目との間、15ゲーム目の終了後には、抽選なしにリール演出が行われ、上述したフリーズが行われる。
また、特殊遊技制御手段270により、リール演出抽選に当選した際の役抽選手段210の抽選結果に応じて、ATのストック数が決定され、当該ストック数分の遊技数が遊技回数制御手段にストックされる。
準備状態は、ATを実行するための準備状態であり、図3の有利遊技制御手段330により制御される。
準備状態へ移行した後に、所定の契機、本実施の形態では、「BERP1〜4」に当選した際に当該「BERP1〜4」に対応した押し順でストップスイッチ50を操作させるナビを表示させ、当該押し順でストップスイッチ50が操作されることが、2回のゲームで行われた場合に、有利遊技状態へ移行する。
これは、準備状態中に予め定められた役が当選した場合には、予め定められた操作態様でストップスイッチ50を操作させるナビを表示させることが設定されており、予め定められた役の当選時に予め定められた操作態様でストップスイッチ50が操作された場合には、遊技進行制御手段200が、演出制御手段300の遊技状態が有利遊技状態に移行することを認識できるように設定されているためである。
また、2回目のストップスイッチの操作がされた次のゲームのスタートスイッチ操作にによりリール演出が発生し、当該リール演出時にATゲーム数が決定される。
有利遊技状態は、有利遊技としてATが実行される遊技状態であり、図3の有利遊技制御手段により制御される。
また、有利遊技中、上乗せ抽選手段により上乗せゲーム数抽選が行われ、当該上乗せ抽選に当選した場合は、ATの継続がストックされる。なお、かかる上乗せ抽選は、第1遊技の毎ゲーム行われても良いし、所定の役に当選した場合に行われるようにしても良い。
準備状態中に決定されたATのゲーム数を消化した後、特殊遊技中に抽選されたATの継続ストックがある場合及び有利遊技中のATの継続ストックがある場合は、再度ストック数分のATが実行される。
一方、ATの継続ストックがない場合は、有利遊技終了準備状態へ移行する。
有利遊技終了準備状態は、有利遊技であるATへの引き戻し抽選を行う遊技状態である。押し順ベル役(3枚ベル役・8枚ベル役)の当選を所定回数こぼすまで継続し、所定の役に当選した場合に引き戻し抽選を行い、引き戻し抽選に所定回数当選した場合に有利遊技状態へ戻り、所定の役に所定回数当選する前にベル役の当選を所定回数こぼした場合は、通常遊技へ戻る。
図18に示すフローチャートに基づいて、遊技進行制御手段200が1回の遊技毎に実行する遊技制御処理について説明する。
先ず、ステップ110において、賭け数設定処理が行われる。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、遊技進行制御手段200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数に達しているか否かの判定が行われる。本実施の形態では、規定の賭け数は、2枚又は3枚である。このため、所定数の賭け数が設定された場合に、次のステップ111に進む。所定数の賭け数が設定されていない場合には当該ステップにとどまることになる。
ステップ111において、遊技進行制御手段200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、遊技進行制御手段200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ112に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップ111となる。
ステップ113において、リールユニット60におけるリール62の回転変動処理が行われる。リール62が所定の回転速度に達した後、遊技進行制御手段200により、回転中のリール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する停止操作順番は、遊技進行制御手段200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。ここで、第3番目のストップスイッチ50の停止操作が行われると、遊技進行制御手段200から演出制御手段300へ全リール62の回転停止情報が送信される。そして、全てのリール62の回転変動処理が終了すると、次のステップ114に進む。
ステップ115において、ホッパー制御手段280により、遊技結果判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
先ず、ステップ210において、特殊遊技制御手段270により、役抽選手段210の抽選結果が、予め定められた役、本実施の形態では、3BE1に当選したか否かが判断され、当選したと判断された場合は、次のステップ211に進む。一方、当選したと判断されない場合は、処理を終了する。
ステップ211において、特殊遊技制御手段270により、特殊遊技への移行抽選が行われる。そして、次のステップ212に進む。
ステップ212において、演出制御手段300に特殊遊技への移行抽選の抽選結果に関する情報が送信され、処理を終了する。
なお、当該移行抽選の抽選結果に関する情報は、図20のステップ324において、演出制御手段300により処理される。
先ず、ステップ310で、遊技進行制御手段200により抽選された規定ゲーム数及びフェイク規定ゲーム数の抽選結果を受信する。そして、次のステップ311に進む。
ステップ311において、ステップ310で受信した規定ゲーム数及びフェイク規定ゲーム数に達したか否かが判断され、達したと判断された場合は、次のステップ312に進む。一方、達したと判断されない場合は、再度ステップ311となる。
ステップ312において、前兆の種別抽選(前兆モードの抽選)及び前兆ゲーム数抽選が行われる。そして、次のステップ313に進む。
ステップ313において、演出コース抽選が行われる。演出コース抽選は、図14に示すように、ステップ312において決定された前兆の種別に応じて行われる。そして、次のステップ314に進む。
ステップ315において、「BERP(1)〜(4)」に当選したか否かが判断され、当選したと判断された場合は、次のステップ316に進む。一方、当選したと判断されない場合は、次のステップ317に進む。
ステップ316において、前兆状態に応じた「BERP(1)〜(4)」に含まれる「BERP1〜4」の操作手順報知抽選が実行される(図11参照)。すなわち、図16に示すように、前兆モードの種類の種類が前兆モード1、2、3のうちのいずれか、演出コースのいずれの演出ブロックに滞在しているかにより、操作手順報知手段312により操作手順を報知するか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ322に進む。
ステップ318において、図19のステップ212において送信された特殊遊技制御手段270の移行抽選結果情報受信処理が行われる。この情報には、特殊遊技状態への移行抽選に当選したか否かの情報が含まれる。そして、次のステップ319に進む。
ステップ319において、前兆状態に応じた「3BE(1)〜(8)」に含まれる「3BE1〜3」の操作手順報知抽選が実行される(図10参照)。すなわち、図16に示すように、前兆モードの種類の種類が前兆モード1、2、3のうちのいずれか、演出コースのいずれの演出ブロックに滞在しているかにより、操作手順報知手段312により操作手順を報知するか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ322に進む。
ステップ321において、前兆状態に応じた「8BE(1)〜(8)」に含まれる「8BE」の操作手順報知抽選が実行される(図9参照)。すなわち、図16に示すように、前兆モードの種類の種類が前兆モード1、2、3のうちのいずれか、演出コースのいずれの演出ブロックに滞在しているかにより、操作手順報知手段312により操作手順を報知するか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ322に進む。
ステップ323において、操作手順報知手段312により操作手順の報知が行われる。そして、次のステップ324に進む。
ステップ324において、特殊遊技制御手段270による特殊遊技状態への移行抽選に当選しているか否かが判断され、当選していると判断されない場合は、次のステップ325に進む。一方、当選していると判断された場合は、次のステップ328に進む。
ステップ325において、上述したステップ312において決定された前兆ゲーム数に達したか否か、すなわち、前兆ゲーム数の遊技カウンターが0になったか否かが判断され、0になったと判断された場合は、次のステップ326に進む。一方、0になったと判断されない場合は、ステップ314に戻る。
ステップ327において、前兆モード2の終了後の演出が実行される。すなわち、AT抽選が行われ、処理を終了する。
また、上述したステップ324からステップ328に進んだ場合は、当該ステップ328において、遊技者のストップスイッチ50の操作手順が、ステップ323において報知された操作手順と一致するか否かが判断され、一致すると判断された場合は、次のステップ329に進む。一方、一致すると判断されない場合は、ステップ325に進む。
ステップ329において、特殊遊技状態の演出が開始される。そして、処理を終了する。
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点としては、次の構成を備える。
複数種類の図柄650を変動表示可能な複数のリール62と、遊技者の操作により、前記リール62の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ40と、前記複数のリール62にそれぞれ対応して設けられ、前記リール62の図柄650の変動表示の開始後、遊技者の操作により、前記リール62の図柄650の変動表示を個別に停止可能な複数のストップスイッチ50と、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選を行う役抽選手段210と、演出の異なる複数の演出コースから所定の演出コースを決定する演出決定手段311とを備え、複数の遊技ステージ間を所定の契機で移行可能な遊技機であって、前記演出コースは、所定のゲーム数により構成される演出ブロックの演出を所定の順番で実行させるように構成され、前記演出コースにおける前記演出ブロックの前記順番は、当該順番が後になるほど、遊技者に有利な演出の確率が高い演出ブロックが設定されていることを特徴とする。
ここで「演出の異なる複数の演出コース」には、図15に示す25個の演出コースが相当するが、これに限定されない。
ここで、「演出ブロック」を構成する「所定のゲーム数」は、4ゲームであるが、これに限定されない。
ここで、「複数の遊技ステージ」には、図17に示す「通常遊技」、「特殊遊技」、「準備状態」、「有利遊技」、「有利遊技終了準備状態」などが相当するが、これに限定されない。
ここで、「遊技者に有利な演出」には、役抽選手段210ストップスイッチ50の操作順番を報知する演出が相当するが、これに限定されない。
第1の特徴点の作用効果は、次の通りである。
すなわち、第1の特徴点では、演出が進むほど、遊技者に有利な演出が実行されやすくなり、遊技者の期待感を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
(2−1)第2の特徴点の構成
第2の特徴点としては、次の構成を備える。
上記した第1の特徴点に加え、前記役抽選手段210が行う抽選には、特典の異なる複数の役が同時に当選するか否かの抽選を含み、前記特典の異なる複数の役は、前記ストップスイッチ50が所定の操作順番で操作された場合に予め定められた前記リール62の図柄が停止されるように設定されており、前記演出コースの前記演出ブロックの前記順番は、当該順番が後になるほど、前記特典の異なる複数の役の内、特典が高い役の前記ストップスイッチ50の操作順番を報知する確率が高い前記演出ブロックが設定されていることを特徴とする。
図15及び図16に示すように、例えば「演出コース10」の場合は、「1〜4G」は操作順番の報知確率の低い「演出ブロックA」が設定されており、「29〜32G」では操作順番の報知確率の高い「演出ブロックK」が設定されており、演出ブロックの順番が後になるほど操作順番の報知確率の高い演出ブロックが設定されている。
第2の特徴点の作用効果は、次の通りである。
すなわち、第2の特徴点では、演出が進むほど、遊技者への特典が高い役が入賞しやすくなるため、遊技者の期待感を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
(3−1)第3の特徴点の構成
第3の特徴点としては、次の構成を備える。
上記した第1又は第2の特徴点に加え、前記遊技ステージの移行を実行するか否かを抽選により決定し、前記演出決定手段311により決定される所定の演出コースには、当該演出コースの前記演出ブロックの最後の順番に設定されている演出ブロックの演出が実行された後、前記遊技ステージの移行の抽選に当選するまで、前記遊技者に有利な演出を実行させる演出コースを含むことを特徴とする。
ここで、「当該演出コースの前記演出ブロックの最後の順番に設定されている演出ブロックの演出が実行された後、前記遊技ステージの移行の抽選に当選するまで、前記遊技者に有利な演出を実行させる演出コース」は、本実施の形態では、「前兆モード2」において抽選される「演出コース」が相当し、該当する「演出コース」としては、図14に示すように、演出コース21〜25である。
第3の特徴点の作用効果は、次の通りである。
すなわち、第3の特徴点では、遊技ステージへの移行抽選に当選するまで、遊技者に有利な演出を実行させることで、遊技者に有利な状態を維持したまま、遊技ステージの移行抽選を継続させることが可能な遊技機を提供することができる。
(4−1)第4の特徴点の構成
第4の特徴点としては、次の構成を備える。
上記した第1乃至第3のいずれかの特徴点に加え、前記複数の遊技ステージは、有利さの異なる遊技ステージにより各々構成され、予め定められたゲーム数を消化することにより、遊技者により有利な前記遊技ステージへ移行が行われるように設定されており、前記予め定められたゲーム数を消化した場合に、前記演出コースに基づいた演出を行うようにしていることを特徴とする。
ここで、「予め定められたゲーム数」は、通常遊技への移行時に抽選により決定される「規定ゲーム数」が相当する。
ここで、「遊技者により遊技な前記遊技ステージ」は、図17に示す「有利遊技」が相当する。
第4の特徴点の作用効果は、次の通りである。
すなわち、第4の特徴点では、予め定められたゲーム数を消化することによる遊技者に有利な遊技ステージへの移行の前に、演出が進むほど、遊技者に有利な演出が実行されやすくすることで、移行する遊技ステージへの遊技者の期待感を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 ホッパーユニット 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
34 マックスベットスイッチ 36 精算スイッチ
38 メダル投入口 40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 62 リール
63 リールテープ 64 左リール
66 中リール 68 右リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 ランプ 80 上部ランプ
82 下部ランプ 84 表示手段
86 有効ライン
100 遊技制御手段 200 遊技進行制御手段
210 役抽選手段 220 リール制御手段
230 遊技結果判定手段 240 通常状態制御手段
250 特定遊技制御手段 260 ボーナス遊技制御手段
270 特殊遊技制御手段 280 ホッパー制御手段
290 フリーズ制御手段
300 演出制御手段 310 通常遊技制御手段
311 演出決定手段 312 操作手順報知手段
320 特殊遊技演出制御手段 330 有利遊技制御手段
650 図柄
Claims (4)
- 複数種類の図柄を変動表示可能な複数のリールと、
遊技者の操作により、前記リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
前記複数のリールにそれぞれ対応して設けられ、前記リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により、前記リールの図柄の変動表示を個別に停止可能な複数のストップスイッチと、
複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選を行う役抽選手段と、
演出の異なる複数の演出コースから所定の演出コースを決定する演出決定手段とを備え、
複数の遊技ステージ間を所定の契機で移行可能な遊技機であって、
前記演出コースは、所定のゲーム数により構成される演出ブロックの演出を所定の順番で実行させるように構成され、当該所定のゲーム数を消化することにより、次の前記演出ブロックの演出が実行されるように設定されており、
前記演出コースにおける前記演出ブロックの前記順番は、当該順番が後になるほど、前記ストップスイッチの操作順番を報知する確率が高い演出ブロックが設定されていることを特徴とする遊技機。 - 前記役抽選手段が行う抽選には、特典の異なる複数の役が同時に当選するか否かの抽選を含み、
前記特典の異なる複数の役は、前記ストップスイッチが所定の操作順番で操作された場合に予め定められた前記リールの図柄が停止されるように設定されており、
前記演出コースの前記演出ブロックの前記順番は、当該順番が後になるほど、前記特典の異なる複数の役の内、特典が高い役の前記ストップスイッチの操作順番を報知する確率が高い前記演出ブロックが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技ステージの移行を実行するか否かを抽選により決定し、
前記演出決定手段により決定される所定の演出コースには、当該演出コースの前記演出ブロックの最後の順番に設定されている演出ブロックの演出が実行された後、前記遊技ステージの移行の抽選に当選するまで、前記遊技者に有利な演出を実行させる演出コースを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記複数の遊技ステージは、有利さの異なる遊技ステージにより各々構成され、
予め定められたゲーム数を消化することにより、遊技者により有利な前記遊技ステージへ移行が行われるように設定されており、
前記予め定められたゲーム数を消化した場合に、前記演出コースに基づいた演出を行うようにしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の遊技機。
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