JP6009324B2 - 複箱式水道メータ、及びその組付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、下部ケースに組み込まれたインナーケース内に羽根車が収容配置される構成の複箱式水道メータ、及びその組付け方法に関するものである。
上記した複箱式水道メータは、下部ケースにインナーケースが組み込まれ、入口管から内部に流入する水道水は、一旦、インナーケース内に流入し、当該インナーケース内に流入した水道水により羽根車を回転させる構成であり、羽根車を回転させる水道水の流れが均一化されるため、入口管からの水道水が直接に羽根車に衝突して、当該羽根車を回転させる単箱式水道メータに比較して、水道水の積算流量の計量精度が高まって、検定公差内に器差が収まり易くなる利点がある。
一方、複箱式水道メータは、下部ケース内に配置されたインナーケース内に流入する水道水により羽根車を回転させているために、下部ケースとインナーケースとの間の水密の不完全により、インナーケース内を通過せずに、出口管に流れ出る水道水の存在は、水道メータの計量精度を低下させる。このため、下部ケースとインナーケースとの水密が完全であることが要求される。
この水密構造に関しては、インナーケースに対して水道水が流入する流入側の部分と、当該インナーケースから水道水が流出する流出側の部分とがあるが、流入側の水密は、不完全であっても、流出側の水密が完全であれば、水道メータとしての計量精度の低下はない。
従来のインナーケースC’の組付けは、図14に示されるように、下インナーケースC1'の流入口91及び流出口92の外側にそれぞれ水密パッキンP’を取着した状態のままで、当該下インナーケースC1'を下部ケースGに押し込んでいた。よって、下インナーケースC1'の押込み時において、当該下インナーケースC1'の流入口91及び流出口92の外側に取着した各水密パッキンP’が、押込み時において、入口管3又は出口管4の内側の端部3d,4dに引っ掛かって、当該水密パッキンP’が下インナーケースC1'に対して外れたり、或いは上下方向に沿ってずれて配置されたりすることがあり、いずれの場合にも、完全な水密を図ることはできなかった(特許文献1の図1及び図4)。
特開2000−171272号公報の図1及び図4
本発明は、複箱式水道メータにおいて、下部ケースに対するインナーケースの組付け時において、当該インナーケースの流出口の外側に取着された水密パッキンが全くずれることなく正規の位置に正確に配置されて、本来の水密機能を果すようにすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、下部ケースの入口管と出口管との間にインナーケース配置空間が各管よりも下方に突出して形成され、流入口及び流出口が対向して設けられて、円筒状をしたインナーケースが前記インナーケース配置空間に収容され、当該インナーケースの少なくとも流出口の部分は、当該インナーケース内の計量室を通らない水道水が前記出口管を通して外部に流出するのを防止すべく、前記出口管の内側端面との間で水密パッキンを介して水密が保持され、当該インナーケース内に羽根車が回転可能に配置された構成の複箱式水道メータにおいて、前記インナーケースを構成する下インナーケースは、本来の外径を有する第1不完全円筒部と、本来の外径よりも僅かに小さな外径を有する第2不完全円筒部とが円筒状に合体された形状であり、当該下インナーケースの第1不完全円筒部の流出口の外側に水密パッキンが取着されて、当該下インナーケースが前記インナーケース配置空間に、半径方向に微動可能に配置された状態において、当該下インナーケースの第2不完全円筒部の外周面と前記インナーケース配置空間の内周面との間の断面中空円弧状の圧入隙間にくさび状となって挿入されるくさび状圧入体を備え、前記インナーケース配置空間に下インナーケースが配置されて、前記断面中空円弧状の圧入隙間にくさび状圧入体圧入された状態で前記下インナーケースの流出口の外側に配置された水密パッキンが、前記出口管の内側の端面に圧着されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、下インナーケースは、本来の外径を有する第1不完全円筒部と、本来の外径よりも僅かに小さな外径を有する第2不完全円筒部とが円筒状に合体された形状であるために、下部ケースのインナーケース配置空間に下インナーケースを挿入配置した状態では、当該下インナーケースは、第1及び第2の各不完全円筒部の周方向の中点を結ぶ線分の方向(以下、「微動方向」という)に微動可能である。従って、下インナーケースの流出口の外側に水密パッキンを取着した状態で、当該下インナーケースの微動方向を、入口及び出口の各管の管軸方向に沿わせて、そのまま当該下インナーケースを出口管の方向に微動させると、当該下インナーケースの流出口の外側に取着した水密パッキンは、インナーケース配置空間の内周面における出口管の内側の端面に相当する部分に当接する。この状態では、下インナーケースの第2不完全円筒部の外周面と、下部ケースのインナーケース配置空間の内周面との間には、断面中空円弧状の圧入隙間が、当該下インナーケースの全高に亘って形成される。そして、前記圧入隙間に、不完全円筒状のくさび状圧入体を圧入させると、下インナーケースは、更に、出口管の方向に微動されて、当該下インナーケースの流出口の外側に取着されている水密パッキンは、インナーケース配置空間の内周面における出口管の内側の端面の部分に圧着されて、下インナーケースの流出口と、出口管の内側の端面との間の高い水密構造が実現される。
この結果、従来の組付け構造のように、下インナーケースの挿入時において、水密パッキンが、下部ケースの入口管及び出口管の内側の各端部と接触しなくなって、水密パッキンは、常に正規の位置に配置されて、当該水密パッキンが欠落されたり、或いは位置ずれされた状態で、下インナーケースが、下部ケースのインナーケース配置空間に挿入配置される不具合がなくなる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記下インナーケースの第1及び第2の各不完全円筒部の中心角は、いずれも180°であって、第1不完全円筒部の周方向に沿った両端部には、当該下インナーケースの微動時において、第1不完全円筒部の周方向の両端部には、インナーケース配置空間の内周面との干渉を回避すべく、接線方向に沿った平面状の干渉回避平面部が形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、下インナーケースの第1及び第2の各不完全円筒部の中心角は、いずれも180°であって、第1不完全円筒部の周方向に沿った両端部には、接線方向に沿った平面状の干渉回避平面部が形成されているため、第1不完全円筒部の周方向に沿った両端部が、インナーケース配置空間の内周面と干渉することなく、下インナーケースを前記微動方向に微動させられる。この結果、下インナーケースを構成する第1不完全円筒部の中心角を最大に確保できると共に、第2不完全円筒部の中心角を最少にできて、くさび状圧入体の中心角が最少となって、当該くさび状圧入体の挿入作業が容易となる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記インナーケースは、有底円筒状の下インナーケースと、当該下インナーケースの上端開口を覆う上インナーケースとから成り、前記くさび状圧入体は、前記上インナーケースに一体に設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、断面中空円弧状の前記圧入隙間にくさび状圧入体を挿入する際に、上インナーケースを押圧することにより、当該圧入が可能となって、くさび状圧入体の圧入作業が容易になるのに加えて、当該くさび状圧入体が前記圧入隙間に完全に圧入された状態で、下インナーケースの上端開口が上インナーケースにより覆われるという構造上の利点がある。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記計量室内の水道水の圧力を受けて、前記下部ケースのケース部の上端開口を密閉する受圧板が、インナーケースの上インナーケースを兼用していて、前記くさび状圧入体は、前記受圧板に一体に設けられていることを特徴としている。
請求項4の発明は、くさび状圧入体は、インナーケースの上インナーケースを兼用する受圧板に一体に設けられているため、請求項3の発明と同様に、くさび状圧入体の圧入作業が容易となる。
請求項5の発明は、請求項1に記載の複箱式水道メータのインナーケースを構成する下インナーケースを下部ケースに対して組み付ける方法であって、前記下インナーケースの第1不完全円筒部の流出口の外側に取着した水密パッキンを出口管の内側の端面に対向させた配置状態で、当該下インナーケースを前記インナーケース配置空間に挿入配置した状態で、前記下インナーケースを出口管の側に微動させることにより、当該下インナーケースの第2不完全円筒部と、インナーケース配置空間の内周面との間に、断面中空円弧状の圧入隙間を形成し、前記くさび状圧入体を前記圧入隙間に圧入させて、前記下インナーケースを出口管の方向に微動させることにより、前記水密パッキンを出口管の内側の端面に密着させることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1ないし4の「複箱式水道メータ」の発明を、「複箱式水道メータの組付け方法」の観点から把握したものであって、発明の実質的な作用効果は、請求項1に記載の発明と同一である。
本発明は、本来の外径を有する第1不完全円筒部と、本来の外径よりも僅かに小さな外径を有する第2不完全円筒部とが円筒状に合体された形状の下インナーケースの流出口の外側に水密パッキンを取着した状態で、当該下インナーケースを下部ケースのインナーケース配置空間に予め挿入しておいて、当該下インナーケースを出口管の方向に微動させて形成される断面中空円弧状の圧入隙間にくさび状圧入体を圧入させることにより、前記水密パッキンは、インナーケース配置空間における出口管の内側の端面の部分に圧着させる構成であって、圧着前の水密パッキンは、入口及び出口の各管の軸心方向に移動するのみであって、従来のように、流出口の外側に水密パッキンが取着された下インナーケースを下部ケースのインナーケース配置空間に挿入する構成ではないので、水密パッキンが入口管及び出口管の内側の各端部に引っ掛かることがなくなって、水密パッキンは、常に下インナーケースの正規の位置に確実に配置される。
本発明に係る複箱式水道メータの縦断面図である。 本発明に係る複箱式水道メータの分解斜視図である。 下方から見た下インナーケースC1 の分解斜視図である。 下部ケースGに下インナーケースC1 が収容されて形成される断面中空円弧状の圧入隙間23にくさび状圧入体32を圧入する前の状態の斜視図である。 くさび状圧入体32を下方から見た斜視図である。 下部ケースGに下インナーケースC1 が収容されて形成される断面中空円弧状の圧入隙間23にくさび状圧入体32が圧入された状態の斜視図である。 同じく平面図である。 図1のX−X線断面図である。 下インナーケース本体11の横断面図である。 (a),(b)は、それぞれ下部ケースGのインナーケース配置空間1に下インナーケースC1 を挿入配置した状態、及び挿入配置後において、下インナーケースC1 を管軸方向Qに微動させた状態の横断面図である。 下部ケースGのインナーケース配置空間1、下インナーケースC1 及び上インナーケースC2 に一体に設けられたくさび状圧入体32との関係を示す縦断面図である。 下部ケースGのインナーケース配置空間1に下インナーケースC1 を挿入配置した状態の縦断面図である。 下部ケースGのインナーケース配置空間1に下インナーケースC1 を挿入配置して形成された圧入隙間23にくさび状圧入体32を挿入する状態の縦断面図である。 下部ケースGのインナーケース配置空間1に対して下インナーケースC1 を挿入配置する従来の組付け方法を示す縦断面図である。
以下、図1ないし図7を参照して、本発明の実施例の複箱式水道メータについて詳細に説明する。複箱式水道メータは、下部ケースGにインナーケースCが収容配置されて、当該インナーケースC内に羽根車Bが回転可能に収容され、前記インナーケースC内の計量室17と、当該計量室17の上部に配置される積算流量表示ユニットUとが、受圧板61によって水密を保持して分離された構成である。受圧板61は、上記水密構造により、下部ケースGのケース部2の上端開口を閉塞していて、計量室17内の水道水の圧力が前記ケース部2の外部に作用しないように、当該圧力を受ける部材である。
下部ケースGは、その中央部に中空円筒状のインナーケースCが収容配置されるインナーケース配置空間1を形成するケース部2と、当該ケース部2の両側に同一軸線上に一体に設けられた入口管3及び出口管4とで構成され、前記ケース部2の上部には、前記入口管3及び出口管4よりも高い位置に環状壁部5が一体に形成されている。環状壁部5の内周面の開口端から所定長の部分までは、受圧板固定リング62を螺合させる雌螺子6が形成され、当該環状壁部5の内周面における前記雌螺子6よりも奥側の部分には、二段の残差面が形成されている。
インナーケースCは、上端が開口していて、底部を有する有底円筒状をした下インナーケースC1 と、当該下インナーケースC1 の上端開口を覆う上インナーケースC2 とで構成され、本発明は、上下の各インナーケースC1 ,C2 の形状、及び下部ケースGに対する組付けに特徴を有している。下インナーケースC1 は、有底円筒状の下インナーケース本体11の内周面における高さ方向の中央部から下端部の部分に、周方向に沿って多数の流入ノズル12aを形成する流入ノズル形成体12が一体に形成されていて、当該流入ノズル形成体12の下方には、流入ノズル形成補助体13が配置されると共に、当該流入ノズル形成体12の上方には、周方向に複数の流出ノズル14aを備えた流出ノズル形成体14が配置され、前記流入ノズル形成補助体13に設けられた複数の連結突起体13aが前記流入ノズル形成体12を貫通して、前記流出ノズル形成体14に達することにより、当該複数の連結突起体13aを介して流入ノズル形成補助体13、流入ノズル形成体12及び流出ノズル形成体14が一体に連結されている。なお、流入ノズル形成補助体13の中心部には、羽根車Bの回転軸21の下端部を挿入して回転可能に支持するための支持孔13cが貫通して形成されている。下インナーケース本体11には、入口管3を通して流入した水道水を下インナーケースC1 内に流入させる流入口15、及び下インナーケースC1 内に流入した水道水を外部に流出させる流出口16とが対向して形成されている。下インナーケース本体11の流出口16の外側には、当該下インナーケース本体11の外周面と、インナーケース配置空間1の内周面における前記出口管4の内側の端面4aの部分との水密を図る水密パッキンPが配置される。
下インナーケース本体11の内部は、計量室17を形成していて、当該計量室17には、羽根車Bが回転可能に配置される。羽根車Bは、回転軸21に複数の平板状の羽根体22が一体に取付けられた構成であって、前記流入ノズル形成補助体13の中心部に前記回転軸21が回転可能に支持される。このため、下インナーケースC1 の内部においては、下インナーケース本体11の流入口15から内部に流入した水道水は、接線方向に対して傾斜した方向から、複数の流入ノズル12aを通って計量室17に流入して、前記羽根車Bを回転させた後に、複数の流出ノズル14aを通って、前記下インナーケース本体11と環状壁部5とで形成される流出空間18(図1参照)に流出された後に、下インナーケース本体11の流出口16を通って出口管4の側に流出される。
図7ないし図9に示されるように、下インナーケースC1 を構成する下インナーケース本体11は、下部ケースGのインナーケース配置空間1の内径(d)〔図9参照〕と等しい外径〔D1 (=d)〕を有していて、中心角180°の第1不完全円筒部11aと、前記内径(d)よりも僅かに小さな外径〔D2 (=D1 −2t) <d〕を有していて、中心角180°の第2不完全円筒部11bとが円筒状に一体化された構成である。従って、第1及び第2の各不完全円筒部11a,11bの接続部は、段差状になっている。下部ケースGのインナーケース配置空間1に下インナーケースC1 を配置した状態で、当該下インナーケースC1 が、第1及び第2の各不完全円筒部11a,11bの周方向の中点を結ぶ線分に沿った方向である「微動方向」に微動可能なように、第1不完全円筒部11aの周方向の両端部の外周面は、平面状に削り取られて干渉回避平面部11cとなっている。下部ケースGのインナーケース配置空間1に下インナーケースC1 を嵌め込んで、下インナーケース本体11の第1不完全円筒部11aを、前記インナーケース配置空間1の内周面に密着された状態では、第2不完全円筒部11bと、インナーケース配置空間1の内周面との間に、中空厚さ(t)の断面円弧状の圧入隙間23が全高に亘って形成される〔図10(b)参照〕。なお、下インナーケース本体11を構成する第1及び第2の各不完全円筒部11a,11bの外径が異なっていて、しかも、第2不完全円筒部11bの肉厚は、第1不完全円筒部11aの肉厚よりも僅かに厚くなっているために、下インナーケース本体11の内周側においても、外周側の段差部と周方向に沿って同一位置に段差部が形成されるが、内周側の段差部は、特別の機能を有していない。
図1、図3及び図8に示されるように、下部ケースGのインナーケース配置空間1の周方向に対する下インナーケースC1 の位置決めを可能にするために、流入ノズル形成補助体13の下面には、位置決めピン13bが突設され、下部ケースGのケース部2の底壁部2aの内面には、流入ノズル形成補助体13の位置決めピン13bが、周方向には移動不能であって、入口及び出口の各管3,4の長手方向には移動可能に嵌合される位置決め凹部7が設けられている。当該位置決め凹部7は、ケース部2の底壁部2aの中心部の側に向けて開口されている。
上インナーケースC2 は、下インナーケースC1 の上端開口を覆う円板状の上インナーケース本体31と、当該上インナーケース本体31の下端面の外周部に一体に形成されて、前記圧入隙間23にくさび状となって圧入される横断面円弧状のくさび状圧入体32とで構成される。くさび状圧入体32の板厚は、前記圧入隙間23の中空厚さ(t)に対応していて、両者は、圧入隙間23に対してくさび状圧入体32が圧入される「はめあい公差」を有している。上インナーケース本体31の中央部には、羽根車Bの回転軸21が挿通される軸挿通孔33が形成されていると共に、当該上インナーケース本体31の上端面には、前記受圧板61の嵌合凸部61aを嵌合させる段差状の嵌合凹部34が形成されている。くさび状圧入体32の中心角は、180°よりも僅かに小さくなっていて、当該くさび状圧入体32における前記下インナーケース本体11の流入口15の外側に配置される部分には、円形の流入口37が形成されている。
リング状をした前記流入ノズル形成体12には、器差を調整するための調整器35を挿入するための調整器挿入孔19が形成されている。調整器35は、横断面視において円筒体に半径方向の貫通孔35aが明けられて、器差を調整可能とすべく、当該調整器35の回動により、計量室17と出口管4の内部との連通断面積が調整されると共に、当該連通の遮断される構成になっている。上インナーケースC2 の上インナーケース本体31には、前記調整器35を回動させるドライバー(図示せず)を挿入させるドライバー挿入孔36が形成されている。
次に、図10ないし図13を参照して、下部ケースGのケース部2のインナーケース配置空間1にインナーケースCを挿入配置して組み付ける順序について説明する。下インナーケースC1 の流出口16の外側に水密パッキンPを取着した状態において、その第2不完全円筒部11bがインナーケース配置空間1の内周面に近接又は密着することにより、当該インナーケース配置空間1の内周面と第1不完全円筒部11aの外周面との間に所定の隙間41が形成されるようにして、当該下インナーケースC1 を前記ケース部2のインナーケース配置空間1に挿入する。インナーケース配置空間1に対する下インナーケースC1 の周方向の位置決めは、当該下インナーケースC1 の位置決めピン13bが、ケース部2の底壁部2aに形成された位置決め凹部7に嵌合されることにより実現される。そして、図10(a)及び図12に示されるように、前記隙間41の存在によって、下インナーケースC1 の流出口16の外側に取着された水密パッキンPは、出口管4の内側の端部4dに接触することなく、当該下インナーケースC1 は、前記ケース部2のインナーケース配置空間1に挿入される。その結果、当該下インナーケースC1 の流出口16の外側の定められた位置に配置された水密パッキンPは、下インナーケースC1 に対する正規の配置位置に対してずれることなく、その配置位置を維持したままで、当該下インナーケースC1 は、前記インナーケース配置空間1に挿入される。
次に、下インナーケースC1 の前記「微動方向」を、下部ケースGの入口管3及び出口管4の管軸方向Qに沿わせた状態で、当該下インナーケースC1 を管軸方向Qに微動させて、下インナーケース本体11の第1不完全円筒部11aの外周面をインナーケース配置空間1の内周面に密着させると、図10(b)に示されるように、前記隙間41が解消されると同時に、下インナーケース本体11の第2不完全円筒部11bの外周面とインナーケース配置空間1の内周面との間に、くさび状圧入体32が挿入される圧入隙間23が新規に形成される。下部ケースGのインナーケース配置空間1の内周面における出口管4の内側の端面に対応する部分には、水密パッキンPの環状凸部Paが挿入される環状凹部8が形成されていて、下インナーケース本体11の第1不完全円筒部11aの外周面をインナーケース配置空間1の内周面に密着させた状態では、水密パッキンPの環状凸部Paは前記環状凹部8に嵌合されて、当該水密パッキンPの全面が、インナーケース配置空間1の内周面に密着される。なお、下インナーケース本体11の第1不完全円筒部11aの中心角は180°であるが、当該第1不完全円筒部11aの周方向の両端部の外面には、干渉回避平面部11cが全高に亘って形成されているために、当該第1不完全円筒部11aの周方向の両端部がインナーケース配置空間1の内周面に対して干渉することなく、前記微動が可能となる。
そして、下部ケースGのインナーケース配置空間1に挿入されて組み込まれた下インナーケースC1 内に羽根車Bを収容して、その回転軸21を当該下インナーケースC1 の支持孔13cに挿入して支持させる。この状態で、図13に示されるように、前記圧入隙間23にくさび状圧入体32を完全に圧入させると、下インナーケースC1 の上端開口は、くさび状圧入体32が一体に設けられている上インナーケースC2 により覆われて、当該上インナーケースC2 の軸挿通孔33に羽根車Bの回転軸21が挿通されて、その上端部が上インナーケースC2 の上面から突出される。下インナーケースC1 は、更に、出口管4の方向に微動されて、その外周面が、インナーケース配置空間1の内周面に圧着されることにより、水密パッキンPが更に圧縮されて、下インナーケースC1 を構成する下インナーケース本体11の流出口16の部分の水密性が高められる。本水密構造では、流入口37(15)の部分には、水密パッキンは配置されていないが、流出口16の部分の水密を高めて、計量室17を通過しない水道水、即ち、羽根車Bの回転に全く寄与しない水道水が流出口16の部分から外部に流出するのを防止できれば、流入口37(15)の部分の水密性は、計量精度には、影響しないことは、段落「0004」で述べた通りである。
次に、下部ケースGの環状壁部5の内側の最も奥側の段差部にOリング63を配置させて、受圧板61の裏面側の嵌合凸部61aを、上インナーケースC2 の嵌合凹部34に嵌合させると共に、当該受圧板61の全体を、前記Oリング63が配置された段差部に隣接する別の段差部に嵌合させ、受圧板固定リング62を、下部ケースGの環状壁部5の内周の雌螺子6に回転螺合させると、下部ケースGに対して受圧板61の位置が確定されて固定状態となる。その後に、積算流量表示ユニットUが組み込まれた外ケース(図示せず)を前記受圧板61又は受圧板固定リング62のいずれかに係合させ、当該外ケースの外側を全体カバー64が覆うと、水道メータの組み付けが完了する。
羽根車Bの回転軸21の上端部には、連結マグネット24が埋設され、積算流量表示ユニットUを構成する入力軸(図示せず)は、前記羽根車Bの回転軸21の軸心上に配置されて、当該入力軸の下端部には、前記連結マグネット24と協働してマグネット連結具を構成する別の連結マグネット(図示せず)が埋設され、羽根車Bの回転軸21の回転は、そのまま前記入力軸に伝達されて、積算流量表示ユニットUには、計量室17を通過する水道水の積算流量が表示される。
図1において、入口管3内に流入された水道水は、くさび状圧入体32に流入口37及び下インナーケースC1 の流入口15を通って、下インナーケースC1 の第1及び第2の各不完全円筒部11a,11bと、流入ノズル形成体12及び流入ノズル形成補助体13との間に形成された環状の流入空間20に流入する。流入空間20に流入した水道水は、流入ノズル形成体12の複数の流入ノズル12aから計量室17に、接線方向に対して僅かに傾斜した方向から流入することにより、羽根車Bの各羽根体22を回転させ、当該回転は、そのまま積算流量表示ユニットUを構成する入力軸に伝達される。計量室17内には、連続して水道水が流入するために、計量室17内の水道水は、流出ノズル形成体14に設けられた複数の流出ノズル14aを通って流出空間18に流出された後に、下インナーケース本体11に設けられた流出口16を通って出口管4の側に排出される。
そして、上記したように、インナーケースCの流入口37(15)の部分には、水密パッキンは配置されていなくて、流出口16の部分にのみ水密パッキンPが配置されていて、当該水密パッキンPは、下インナーケース本体11の外側の正規の位置に、しかも圧入隙間23に対するくさび状圧入体32の圧入により、インナーケース配置空間1の内周面に対して高い密着力により密着しているために、流出口16の部分の水密性は、極めて高い。よって、入口管3を通して流入した水道水のうち、計量室17を通らないで、そのまま流出口16から外部に排出される水道水は、皆無か、或いは極めて少ないので、計量精度が高められる。
また、上記実施例では、下インナーケース本体11を構成する第1不完全円筒部11aの中心角は、最大の180°であって、前記微動方向に微動可能にさせるために、当該第1不完全円筒部11aの周方向の両端部の外側に干渉回避平面部11cが設けられた構成であって、最大の中心角が確保されているために、組付けの安定性が高められる利点がある。しかし、本発明においては、下インナーケース本体11を構成する第1不完全円筒部11aの中心角を180°よりも小さくして、第2不完全円筒部11bの中心角を180°よりも大きくすることも可能である。
また、上記実施例では、圧入隙間23のほぼ全部がくさび状圧入体32により閉塞される構成であるが、本発明におけるくさび状圧入体の機能は、インナーケース配置空間1に収容された下インナーケースC1 を出口管4の側に微動させて、下部ケースGのケース部2に対する下インナーケースC1 の配置位置を確定させることであるので、圧入隙間の一部にのみ、くさび状圧入体が圧入される構成にすることも可能である。
また、上記実施例では、くさび状圧入体32は、上インナーケースC2 に一体に設けられているが、複箱式水道メータには、前記受圧板が、インナーケースの上インナーケースを兼用している構成のものがあり、当該構成においては、くさび状圧入体を前記受圧板に一体に設けることも可能であり、更に、くさび状圧入体は、他の部材に一体に設けることなく、単独部材で構成することも可能である。
C:インナーケース
1 :下インナーケース
2 :上インナーケース
G:下部ケース
P:水密パッキン
Q:管軸方向
1:インナーケース配置空間
3:入口管
4:出口管
11:下インナーケース本体
11a:第1不完全円筒部
11b:第2不完全円筒部
11c:干渉回避平面部
12:流入ノズル形成体
12a:流入ノズル
14:流出ノズル形成体
14a:流出ノズル
17:計量室
23:圧入隙間
32:くさび状圧入体
61:受圧板

Claims (5)

  1. 下部ケースの入口管と出口管との間にインナーケース配置空間が各管よりも下方に突出して形成され、流入口及び流出口が対向して設けられて、円筒状をしたインナーケースが前記インナーケース配置空間に収容され、当該インナーケースの少なくとも流出口の部分は、当該インナーケース内の計量室を通らない水道水が前記出口管を通して外部に流出するのを防止すべく、前記出口管の内側端面との間で水密パッキンを介して水密が保持され、当該インナーケース内に羽根車が回転可能に配置された構成の複箱式水道メータにおいて、
    前記インナーケースを構成する下インナーケースは、本来の外径を有する第1不完全円筒部と、本来の外径よりも僅かに小さな外径を有する第2不完全円筒部とが円筒状に合体された形状であり、
    当該下インナーケースの第1不完全円筒部の流出口の外側に水密パッキンが取着されて、当該下インナーケースが前記インナーケース配置空間に、半径方向に微動可能に配置された状態において、当該下インナーケースの第2不完全円筒部の外周面と前記インナーケース配置空間の内周面との間の断面中空円弧状の圧入隙間にくさび状となって挿入されるくさび状圧入体を備え、
    前記インナーケース配置空間に下インナーケースが配置されて、前記断面中空円弧状の圧入隙間にくさび状圧入体圧入された状態で前記下インナーケースの流出口の外側に配置された水密パッキンが、前記出口管の内側の端面に圧着されていることを特徴とする複箱式水道メータ。
  2. 前記下インナーケースの第1及び第2の各不完全円筒部の中心角は、いずれも180°であって、第1不完全円筒部の周方向に沿った両端部には、当該下インナーケースの微動時において、第1不完全円筒部の周方向の両端部には、インナーケース配置空間の内周面との干渉を回避すべく、接線方向に沿った平面状の干渉回避平面部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の複箱式水道メータ。
  3. 前記インナーケースは、有底円筒状の下インナーケースと、当該下インナーケースの上端開口を覆う上インナーケースとから成り、
    前記くさび状圧入体は、前記上インナーケースに一体に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複箱式水道メータ。
  4. 前記計量室内の水道水の圧力を受けて、前記下部ケースのケース部の上端開口を密閉する受圧板が、インナーケースの上インナーケースを兼用していて、
    前記くさび状圧入体は、前記受圧板に一体に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複箱式水道メータ。
  5. 請求項1に記載の複箱式水道メータのインナーケースを構成する下インナーケースを下部ケースに対して組み付ける方法であって、
    前記下インナーケースの第1不完全円筒部の流出口の外側に取着した水密パッキンを出口管の内側の端面に対向させた配置状態で、当該下インナーケースを前記インナーケース配置空間に挿入配置した状態で、前記下インナーケースを出口管の側に微動させることにより、当該下インナーケースの第2不完全円筒部と、インナーケース配置空間の内周面との間に、断面中空円弧状の圧入隙間を形成し、前記くさび状圧入体を前記圧入隙間に圧入させて、前記下インナーケースを出口管の方向に微動させることにより、前記水密パッキンを出口管の内側の端面に密着させることを特徴とする複箱式水道メータの組付け方法。
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