JP6009060B2 - 装置に対する作業を管理するための端末装置、サーバ装置、プログラム、記録媒体および方法 - Google Patents

装置に対する作業を管理するための端末装置、サーバ装置、プログラム、記録媒体および方法 Download PDF

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Description

本発明は、装置に対する作業を管理するための技術に関する。
互いに連係する複数の装置がある場合、それらの装置のうちの作業対象の装置に対し作業を行う際、当該作業対象の装置と連係する他の装置の状態が制約される場合がある。
図19は、互いに連係する複数の装置を含むシステムの例として、バラストラインを制御するシステムを示した図である。図19に例示のシステムにおいては、海水取り入れ口とバラストタンク、清水タンク、および消火用供給ラインとを結ぶバラストラインが、ポンプP1〜P3と、バルブV01等の多数のバルブとにより制御される。ポンプP1〜P3の各々の上流側には、バラストタンク等に取り入れられる水から異物を取り除くためのストレーナS1〜S3が配置されている。なお、図19において「P」で示される装置は、圧力センサである。
図19に例示のシステムにおいて、例えばストレーナS1の掃除を行う場合、バルブV01、V03、V11、V12、V13、V14は閉じられている必要がある。また、ポンプP1とP2は停止されている必要がある。なお、ポンプP2に関しては、仮にストレーナS1の掃除中に運転されると、閉じられているバルブV12に高い圧力がかかり、バラスト水がストレーナS1に漏れ出す可能性があるため、停止される必要がある。
仮に上記の条件が守られず、ストレーナS1の掃除作業中に閉じられているべきバルブのいずれかが開かれたり、停止されているべきポンプのいずれかが始動されたりすると、掃除のため開放されているストレーナS1から水が流れ出し、周囲のポンプの電気系統に損傷を与えたり、乗組員の怪我を招いたり、といった深刻な不都合が生じる危険性がある。
上記のような不都合を回避するための技術を提案する文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1には、複数の作業員の各々が、端末装置に表示される弁やポンプといった機器のシンボルのうち自分が保守作業を行うにあたり操作を禁止したい機器を指定することにより、当該機器に対する操作の禁止を行うことで、或る作業員が保守作業中に他の作業員が当該保守作業の妨げになる機器の操作を行うことを防止する仕組みが提案されている。
特開平4−25906号公報
上述のように、互いに連係する複数の装置の各々に対し異なる作業員が作業を行う状況下においては、作業員の各々は、他の作業員の作業により自分が行う作業に制約を受ける。従って、作業員は各々、他の作業員が行う作業に伴い、自分が行う作業にいつどのような制約が課されるかを正確に把握する必要があるが、その作業は容易ではない。
特許文献1に提案されている仕組みによれば、作業員は自分が作業を行おうとした時点で、他の作業員による作業が進行中のために禁止されている作業を知ることができる。しかしながら、特許文献1に提案されている仕組みによる場合、例えば或る作業員が或る装置に対し作業を開始したいときにその作業が他の作業員の作業に伴い禁止されていれば、その禁止が解除されるまで待つ他なく、作業効率は上がらない。
上記のような事情に鑑み、本発明は、互いに連係する複数の装置の各々に対し異なる作業員が作業を行う状況において、効率的な作業を可能とする手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ユーザによる操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段が作業対象装置に対する作業開始の了解の要求を示す操作を受け付けた場合に、前記了解を要求する了解要求データを送信する送信手段と、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータと、前記作業対象装置と連係する連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを示すデータとを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記了解されたか否かを示すデータに基づき、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを前記ユーザに通知し、前記受信手段により受信された前記要求される状態であるか否かを示すデータに従い、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを前記ユーザに通知する通知手段とを備え端末装置を提供する。
上記の端末装置において、前記送信手段は、前記操作手段が前記作業対象装置に対する作業の進捗を示す操作を受け付けた場合に、前記作業の進捗を通知する進捗通知データを送信する、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、作業対象装置に対する作業を行うために前記作業対象装置と連係する連係装置に要求される状態を示すデータと、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータとを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記要求される状態を示すデータに基づき、前記連係装置に要求される状態をユーザに通知し、前記受信手段により受信された前記了解を要求するデータに従い、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を前記ユーザに促す通知手段と、前記ユーザによる操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段が前記作業対象装置に対する作業開始の了解を示す操作を受け付けた場合に、前記了解を通知する了解通知データを送信する送信手段とを備える端末装置を提供する。
上記の端末装置において、前記受信手段は、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを示すデータを受信し、前記通知手段は、前記受信手段により受信された前記要求される状態であるか否かを示すデータに基づき、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを前記ユーザに通知する、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、作業対象装置と連係する連係装置の管理者を示す管理者データと、前記作業対象装置に対する作業を行うために前記連係装置に要求される状態を示す要求状態データとを取得する取得手段と、前記作業対象装置の管理者の第1管理者端末装置から、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求する了解要求データを受信する受信手段と、前記受信手段が前記了解要求データを受信した場合に、前記管理者データが示す前記連係装置の管理者の第2管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを送信する送信手段とを備え、前記受信手段は、前記送信手段による前記了解を要求するデータの送信に対する応答として、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたことを通知する了解通知データを前記第2管理者端末装置から受信し、前記送信手段は、前記第1管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを送信するサーバ装置を提供する。
上記のサーバ装置において、前記受信手段は、前記連係装置の状態を示す装置状態データを受信し、前記送信手段は、前記第1管理者端末装置および前記第2管理者端末装置の少なくとも一方に、前記装置状態データが示す前記連係装置の状態を示すデータを送信する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のサーバ装置において、前記装置状態データが示す状態が、前記要求状態データが示す状態であるか否かを判定する判定手段を備え、前記送信手段は、前記第1管理者端末装置および前記第2管理者端末装置の少なくとも一方に、前記判定手段による判定の結果を示す判定結果データを送信する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のサーバ装置において、前記受信手段は、前記作業対象装置に対する作業の進捗を通知する進捗通知データを受信し、前記送信手段は、前記管理者データが示す前記第2管理者端末装置に対し、前記進捗通知データが通知する進捗を示すデータを送信する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のサーバ装置において、前記受信手段は、前記作業対象装置に対する作業の進捗を通知する進捗通知データを受信し、前記受信手段により受信された前記装置状態データが示す状態が、前記要求状態データが示す状態であるか否かを判定する判定手段を備え、前記受信手段が前記作業対象装置に対する作業の開始を通知する進捗通知データを受信した後、前記作業対象装置に対する作業の完了を通知する進捗通知データを受信するまでの期間に、前記装置状態データが示す状態が前記要求状態データが示す状態でないと前記判定手段が判定した場合、前記送信手段は、前記連係装置の状態を制御する制御装置に対し、前記連係装置の状態を前記要求状態データが示す状態とするための制御を指示する制御指示データを送信する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のサーバ装置において、前記受信手段は、前記作業対象装置に対する作業の進捗を通知する進捗通知データを受信し、前記受信手段が前記作業対象装置に対する作業の開始を通知する進捗通知データを受信した場合に、前記送信手段は、前記連係装置の状態を制御する制御装置に対し、前記要求状態データが示す状態の維持を指示する制御指示データを送信し、前記受信手段が前記作業対象装置に対する作業の完了を通知する進捗通知データを受信した場合に、前記送信手段は、前記制御装置に対し、前記要求状態データが示す状態の維持の解除を指示する制御指示データを送信する、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、コンピュータに作業対象装置に対する作業開始の了解の要求を示すユーザの操作に応じて、前記了解を要求する了解要求データを送信する処理と、記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを受信する処理と、前記了解されたか否かを示すデータに従い、前記ユーザに対し、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを通知する処理と、前記作業対象装置と連係する連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを示すデータを受信する処理と、前記要求される状態であるか否かを示すデータに従い、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを前記ユーザに通知する処理とを実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、コンピュータに作業対象装置に対する作業を行うために前記作業対象装置と連係する連係装置に要求される状態を示すデータを受信する処理と、前記要求される状態を示すデータに基づき、前記連係装置に要求される状態をユーザに通知する処理と、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを受信する処理と、前記了解要求するデータに従い、前記作業対象装置に対する作業開始の了解をユーザに促す処理と、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を示す前記ユーザの操作に応じて、前記了解を通知する了解通知データを送信する処理とを実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、コンピュータに作業対象装置と連係する連係装置の管理者を示す管理者データと、前記作業対象装置に対する作業を行うために前記連係装置に要求される状態を示す要求状態データとを取得する処理と、前記作業対象装置の管理者の第1管理者端末装置から、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求する了解要求データを受信する処理と、前記了解要求データを受信した場合に、前記管理者データが示す前記連係装置の管理者の第2管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを送信する処理と、前記了解を要求するデータの送信に対する応答として、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたことを通知する了解通知データを受信する処理と、記第1管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを送信する処理とを実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、上記のいずれかのプログラムを持続的に記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
また、本発明は、作業対象装置の管理者の第1管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するユーザの操作に応じて、前記了解を要求する了解要求データを送信するステップと、前記作業対象装置と連係する連係装置の管理者の第2管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを受信するステップと、前記第2管理者端末装置が、前記了解要求するデータに従い、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を促すステップと、前記第2管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始を了解したことを示すユーザの操作に応じて、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたことを通知する了解通知データを送信するステップと、前記第1管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを受信するステップと、前記第1管理者端末装置が、前記了解されたか否かを示すデータに基づき、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かをユーザに通知するステップとを備える方法を提供する。
本発明によれば、作業員は自分が管理する装置に対する作業を希望するときに開始することができ、効率的な作業が実現される。
一実施形態にかかる作業管理システムの全体構成を示した図。 一実施形態にかかるサーバ装置の機能構成を示した図。 一実施形態にかかる装置データベースのデータ構成を例示した図。 一実施形態にかかる作業マスタデータベースのデータ構成を例示した図。 一実施形態にかかる作業員データベースのデータ構成を例示した図。 一実施形態にかかる作業チームデータベースのデータ構成を例示した図。 一実施形態にかかる作業データベースのデータ構成を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置の機能構成を示した図。 一実施形態にかかる状態特定装置の機能構成を示した図。 一実施形態にかかる制御装置の構成を示した図。 一実施形態にかかる環境特定装置の機能構成を示した図。 一実施形態にかかる端末装置に表示される作業登録画面を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に表示される確認画面を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に表示される了解画面を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に表示される作業ステイタス画面(要求元管理者用)を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に表示される警告画面を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に表示される作業ステイタス画面(一般作業員用)を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に表示される作業ステイタス画面(一般作業員用)を例示した図。 一実施形態にかかる作業管理システムの管理対象である互いに関連する複数の装置を含むシステムを例示した図。
[実施形態]
以下に本発明の一実施形態にかかる作業管理システム1を説明する。作業管理システム1は、例えば船舶に配置されたバルブ、ポンプ、主機、各種補機等の装置の保守作業において、作業員の間で制約を受ける作業に関する情報を共有するためのシステムである。作業管理システム1が管理する情報は、船舶に配置された装置に対する作業に関する情報に限られず、互いに連係する複数の装置に対する作業に関する情報であれば、その配置場所や用途は限定されない。また、以下の説明においては、パイプを流れる流体の挙動を連係して制御するポンプやバルブを装置の例として用いるが、複数の装置を互いに関連付けるものは流体に限られず、例えば電気的な接続や、空間的な干渉を伴う装置の配置等、様々なものがあり得る。
図1は、作業管理システム1の全体構成を示した図である。作業管理システム1は、作業を管理するためのデータの記憶および送受信を行うサーバ装置11と、作業員が使用するi個の端末装置12(1)〜12(i)(ただし、iは任意の自然数)(以下、端末装置12(1)〜12(i)を「端末装置12」と総称する)、j個の管理対象装置13(1)〜13(j)(ただし、jは任意の自然数)(以下、管理対象装置13(1)〜13(j)を「管理対象装置13」と総称する)、各々が管理対象装置13のいずれかの状態を特定する状態特定装置14(1)〜14(k)(ただし、kはk≦jである任意の自然数)(以下、状態特定装置14(1)〜14(k)を「状態特定装置14」と総称する)、各々が管理対象装置13のいずれかの状態を制御する制御装置15(1)〜15(p)(ただし、pはp≦jである任意の自然数)(以下、制御装置15(1)〜15(p)を「制御装置15」と総称する)、管理対象装置13が置かれている環境(気象、海象の状態等)を特定する環境特定装置16(1)〜16(q)(ただし、qは任意の自然数)(以下、環境特定装置16(1)〜16(q)を「環境特定装置16」と総称する)を備える。
サーバ装置11は、端末装置12の各々、状態特定装置14の各々、制御装置15の各々、環境特定装置16の各々と、ネットワーク9を介して互いに通信可能である。
なお、作業管理システム1は、管理対象装置13の全てに関しそれらの管理対象装置13の状態を特定する状態特定装置14を備える必要はない。また、作業管理システム1は、管理対象装置13の全てに関しそれらの管理対象装置13の状態を制御する制御装置15を備える必要はない。
また、同じ管理対象装置13に対応する状態特定装置14と制御装置15は1つの装置として構成されてもよい。
サーバ装置11は一般的なサーバ装置用のコンピュータに、本実施形態にかかるサーバ装置用のプログラムに従った処理を実行させることにより実現される。図2は、サーバ装置11の機能構成を示した図である。すなわち、サーバ装置11のハードウェアを構成するコンピュータのプロセッサは、メモリに記憶されているプログラムに従った処理を実行することにより、図2に示す構成を備える装置として機能する。
サーバ装置11は、機能構成として、端末装置12の各々、状態特定装置14の各々、および制御装置15の各々から送信されてくる各種データを受信する受信部111(受信手段の一例)と、各種データを記憶する記憶部112(取得手段の一例)と、各種データを端末装置12の各々、状態特定装置14の各々、および制御装置15の各々に送信する送信部113(送信手段の一例)と、管理対象装置13が要求される状態(後述)であるか否かを判定する判定部114(判定手段の一例)を備える。
記憶部112には、装置データベース、作業マスタデータベース、作業員データベース、作業チームデータベース、作業データベースが記憶されている。
図3は、装置データベースのデータ構成を例示した図である。装置データベースは、管理対象装置13の各々の状態および当該管理対象装置13を管理する作業チームに関するデータを格納するデータベースである。装置データベースは管理対象装置13の各々に応じたレコードの集まりであり、各レコードはフィールドとして[装置名]、[状態]、[作業チーム名]を有する。
フィールド[装置名]は管理対象装置13を識別する装置名を示すデータを格納する。フィールド[状態]は管理対象装置13の状態を示す装置状態データを格納する。フィールド[状態]に格納される装置状態データは、サーバ装置11が状態特定装置14または端末装置12から受信する。管理対象装置13の状態は、管理対象装置13の種別により異なり、例えば管理対象装置13がバルブであれば「開」または「閉」等のいずれかであり、管理対象装置13がポンプであれば「運転」または「停止」等のいずれかである。フィールド[作業チーム名]は、管理対象装置13を管理する作業チームを識別する作業チーム名を示すデータを1以上、格納する。
図4は、作業マスタデータベースのデータ構成を例示した図である。作業マスタデータベースは、管理対象装置13のいずれかに対し作業を行うにあたり作業対象の管理対象装置13(作業対象装置)と連係する他の管理対象装置13(連係装置)に要求される状態に関するデータを格納するデータベースである。作業マスタデータベースは作業種別の各々に応じたレコードの集まりであり、各レコードはフィールドとして[作業種別ID]、[作業種別名]、[作業可能条件]を有する。
フィールド[作業種別ID]は作業種別を識別する作業種別IDを示すデータを格納する。フィールド[作業種別名]は作業種別を識別する作業種別名を示すデータを格納する。フィールド[作業可能条件]は作業を行うにあたり要求される管理対象装置13の状態および管理対象装置13が置かれている環境を示すデータを1以上、格納する。例えば、図4のフィールド[作業可能条件]に格納されている第1のデータ「バルブV01:閉」は、作業種別名「バラストポンプのストレーナS1の掃除」で識別される種別の作業を行うにあたり、バルブV01が閉じられている必要があることを示す。また、同じく図4のフィールド[作業可能条件]に格納されている第9のデータ「ビューフォート:5以下」は、作業種別名「バラストポンプのストレーナS1の掃除」で識別される種別の作業を行うにあたり、ビューフォート風力階級が5以下である必要があることを示す。なお、作業マスタデータベースのフィールド[作業可能条件]に格納されるデータのうち、いずれかの管理対象装置13に要求される状態を示すものは要求状態データの一例である。
図5は、作業員データベースのデータ構成を例示した図である。作業員データベースは、作業員に関するデータを格納するデータベースである。作業員データベースは作業員の各々に応じたレコードの集まりであり、各レコードはフィールドとして[作業員名]、[アドレス]を有する。
フィールド[作業員名]は作業員を識別する作業員名を示すデータを格納する。フィールド[アドレス]は作業員名で識別される作業員の端末装置12のネットワーク9におけるアドレスを格納する。
図6は、作業チームデータベースのデータ構成を例示した図である。作業チームデータベースは、作業員を役割に応じてグループ化した作業チームの構成に関するデータを格納するデータベースである。作業チームデータベースは作業チームの各々に応じたレコードの集まりであり、各レコードはフィールドとして[作業チーム名]、[作業員名]を有する。
フィールド[作業チーム名]は作業チームを識別する作業チーム名を示すデータを格納する。フィールド[作業員名]は作業チームに属する作業員の作業員名を示すデータを1以上、格納する。フィールド[作業員名]が格納するデータは固定的であってもよいし、例えば、別途管理される作業員の就業時間帯(いわゆるシフト)に応じて、適宜変更されてもよい。
各レコードにおいて、フィールド[作業員名]に格納されている最初の作業員名(下線が付された作業員名)により識別される作業員は、その作業チームの責任者であり、いずれかの作業チームからの要求に応じて作業開始の了解(後述)を行う権限を有する。なお、装置データベース(図3)、作業員データベース(図5)、および作業チームデータベース(図6)が格納するデータは、全体として作業対象の管理対象装置13(作業対象装置)と連係する管理対象装置13(連係装置)を管理する作業員(管理者)を示す管理者データの一例である。
図7は、作業データベースのデータ構成を例示した図である。作業データベースは、いずれかの作業チームにより実際に行われる作業に関するデータを格納するデータベースである。作業データベースは実際に行われる作業の各々に応じたレコードの集まりであり、各レコードはフィールドとして[作業ID]、[作業予定時間帯]、[作業チーム名]、[確認]、[了解]、[開始時刻]、[進捗]、[終了時刻]を有する。
フィールド[作業ID]は作業を識別する作業IDを格納する。作業IDのフォーマットとしては、例えば、作業種別IDに、同じ作業種別の異なる作業を互いに識別するための枝番号を付したものが採用されるが、これに限られない。フィールド[作業予定時間帯]は作業が行われる予定の時間帯を示すデータを格納する。フィールド[作業チーム名]は作業を行う作業チームを識別する作業チーム名を示すデータを格納する。
フィールド[作業ID]に格納されるデータは、作業を行う作業チームの管理者が新たな作業の登録を行う際に入力した作業種別名に応じてサーバ装置11により自動生成されたデータである。フィールド[作業予定時間帯]、[作業チーム名]に格納されるデータは、新たな作業の登録の際に作業チームの管理者が入力したデータである。
フィールド[確認]に格納されるデータは、新たな作業の登録の際に作業マスタデータベース(図4)、装置データベース(図3)、および作業チームデータベース(図6)を参照して、サーバ装置11が自動生成したデータであり、作業開始の確認が要求される作業員(以下、「確認要求先作業員」という)の端末装置12からサーバ装置11が受信する確認データ(作業開始が確認されたことを示すデータ)に応じて更新される。
フィールド[了解]に格納されるデータは、新たな作業の登録の際に作業マスタデータベース(図4)、および装置データベース(図3)を参照して、サーバ装置11が自動生成したデータであり、作業開始の了解が要求される作業チーム(以下、「了解要求先作業チーム」という)の管理者の端末装置12からサーバ装置11が受信する了解通知データ(作業開始が了解されたことを示すデータ)に応じて更新される。
フィールド[開始時刻]、[進捗]、[終了時刻]に格納されるデータは、作業を行う作業チームの管理者が入力したデータである。なお、フィールド[進捗]のデータは、作業の進捗に応じて通常、複数回、更新される。
端末装置12は一般的な端末装置用のコンピュータに、本実施形態にかかる端末装置用のプログラムに従った処理を実行させることにより実現される。図8は、端末装置12の機能構成を示した図である。すなわち、端末装置12のハードウェアを構成するコンピュータのプロセッサは、メモリに記憶されているプログラムに従った処理を実行することにより、図8に示す構成を備える装置として機能する。なお、端末装置12のハードウェアを構成するコンピュータは、例えばタッチディスプレイ等のユーザインタフェース(画像を表示する表示装置およびユーザの操作を受け付ける操作装置)を内蔵してもよいし、外付けのユーザインタフェースが接続されていてもよい。
端末装置12は、機能構成として、サーバ装置11から送信されてくる各種データを受信する受信部121(受信手段の一例)と、サーバ装置11から受信したデータに応じた画像を表示する表示部122(通知手段の一例)と、ユーザの操作を受け付ける操作部123(操作手段の一例)と、ユーザの操作に応じたデータをサーバ装置11に送信する送信部124(送信手段の一例)を備える。
図9は、状態特定装置14の構成を示した図である。状態特定装置14は、管理対象装置13の状態を特定する特定部141と、特定部141により特定された状態を示す装置状態データをサーバ装置11に送信する送信部142を備える。
図10は、制御装置15の構成を示した図である。制御装置15は、管理対象装置13の状態を制御する制御部151と、サーバ装置11から送信されてくる各種データを受信する受信部152と、管理対象装置13に対し作業員が行う操作を受け付ける操作部153と、作業員が禁止されている操作を行った場合に制御部151の制御下で作業員に対し音、光等で通知を行う通知部154と、サーバ装置11に対し禁止操作が行われたことを通知する通知データを送信する送信部156を備える。制御部151は、論理集積回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、プロセッサがプログラムに従う処理を実行することにより実現されてもよい。
図11は、環境特定装置16の構成を示した図である。環境特定装置16は、管理対象装置13が置かれている環境(気象、海象の状態等)を特定する特定部161と、特定部161により特定された状態を示す環境状態データをサーバ装置11に送信する送信部162を備える。
続いて、甲板チームD01の管理者である作業員A(作業対象装置の管理者の一例)が作業種別名「バラストポンプのストレーナS1の掃除」で識別される作業種別の新たな作業を行う場合を例として、作業管理システム1の動作を説明する。
まず、作業員Aは、自分の端末装置12を操作して、図12に示すような作業登録画面を端末装置12に表示させる。作業登録画面において、作業員Aは行う予定の作業の作業種別名、作業予定時間帯、作業チーム名を入力して、「OK」ボタンをクリック操作等により操作する。この操作に応じて、端末装置12の送信部124は、作業員Aにより入力されたこれらのデータを含む了解要求データをサーバ装置11に送信する。
サーバ装置11の受信部111は、作業員Aの端末装置12から送信されてくる了解要求データを受信する。サーバ装置11は、了解要求データの受信に応じて、作業データベース(図7)に新たなレコードを追加した後、作業マスタデータベース(図4)を参照し、了解要求データに含まれる作業種別名に応じた作業種別IDを含む作業IDを生成し、フィールド[作業ID]に格納する。また、サーバ装置11は、了解要求データに含まれる作業予定時間帯と作業チーム名を示すデータを、フィールド[作業予定時間帯]と[作業チーム名]に各々格納する。
続いて、サーバ装置11は、作業マスタデータベース(図4)、装置データベース(図3)、および作業チームデータベース(図6)を参照して、了解要求データに含まれる作業種別名が示す作業に伴い制約を受ける管理対象装置13を管理する作業員(確認要求先作業員)の作業員名を特定し、特定した作業員名にデフォルト値「No」(まだ作業員が確認をしていないことを示す)を対応付けたデータをフィールド[確認]に格納する。
また、サーバ装置11は、作業マスタデータベース(図4)、および装置データベース(図3)を参照して、了解要求データに含まれる作業種別名が示す作業に伴い制約を受ける管理対象装置13を管理する作業チーム(了解要求先作業チーム)の作業チーム名を特定し、特定した作業チーム名にデフォルト値「No」(まだ作業チームの管理者が了解をしていないことを示す)を対応付けたデータをフィールド[了解]に格納する。
続いて、サーバ装置11は、作業マスタデータベース(図4)を参照し、了解要求データに含まれる作業種別名に応じたレコードのフィールド[作業可能条件]に格納されているデータを読み出す。サーバ装置11は、作業マスタデータベースから読み出したデータと、作業データベースに新たに登録した作業の作業ID、作業種別名、作業予定時間帯、作業チーム名を示すデータとを含む確認画面データを生成する。以下、作業種別名、作業予定時間帯、および作業チーム名を「作業の基本情報」という。
続いて、サーバ装置11の送信部113は、作業員データベース(図5)を参照して、作業データベース(図7)の新たに登録したレコードのフィールド[確認]に格納されているデータが示す確認要求先作業員の端末装置12のアドレスを特定し、特定したアドレスに確認画面データを送信する。
確認画面データの宛先の端末装置12の各々は、受信部121によりサーバ装置11から送信されてくる確認画面データを受信し、受信した確認画面データに従い図13に示すような確認画面を表示する。確認画面には、作業の基本情報に加え、作業対象の管理対象装置13(作業対象装置)と連係する管理対象装置13(連係装置)の各々が作業中に要求される状態が表示される。確認画面に表示された情報を確認した確認要求先作業員は、「確認した」ボタンをタッチ操作等により操作する。この操作に応じて、端末装置12の送信部124は、サーバ装置11に対し作業に関する情報を確認したことを示す確認通知データを送信する。確認通知データには、確認画面データに含まれる作業IDが含まれる。
サーバ装置11の受信部111は、確認画面データに対する応答として端末装置12から送信されてくる確認通知データを受信する。サーバ装置11は、確認通知データの受信に応じて、作業員データベース(図5)を参照し、確認通知データの送信元の端末装置12のアドレスに応じた作業員名を、確認通知データの送信元の作業員の作業員名として特定する。続いて、サーバ装置11は、確認通知データに含まれる作業IDに応じたレコードを作業データベース(図7)から検索し、検索したレコードのフィールド[確認]に格納されているデータのうち、確認通知データの送信元の作業員の作業員名に対応するデータを「Yes」(作業員が確認したことを示す)に変更する。
サーバ装置11は、上述した確認画面データの送信と、確認通知データの受信に応じた作業データベースの更新の処理と平行して、それらと類似した了解画面データの送信と、了解通知データの受信に応じた作業データベースの更新の処理を行う。
具体的には、まず、サーバ装置11は、作業チームデータベース(図6)を参照して、作業データベース(図7)の新たに登録したレコードのフィールド[了解]に格納されているデータが示す了解要求先作業チームの各々に関し、了解要求先作業チームに属する作業員の作業員名を特定する。
続いて、サーバ装置11は、了解要求先作業チームの各々に関し、作業データベースの新たに登録したレコードのフィールド[確認]に格納されているデータのうち同じ作業チームに属する作業員の作業員名に応じたデータと、作業データベースに新たに登録した作業の作業ID、作業種別名、作業予定時間帯、作業チーム名を示すデータとを含む了解画面データを生成する。
続いて、サーバ装置11の送信部113は、作業チームデータベース(図6)、および作業員データベース(図5)を参照して、了解要求先作業チームの管理者(連係装置の管理者の一例)の端末装置12のアドレスを特定し、特定したアドレスに了解画面データ(了解要求データの一例)を送信する。
了解画面データの宛先の端末装置12の各々は、受信部121によりサーバ装置11から送信されてくる了解画面データを受信し、受信した了解画面データに従い図14に示すような了解画面を表示する。了解画面には、作業員Aにより登録された作業の基本情報に加え、端末装置12の使用者が管理者をつとめる作業チームの作業員の各々が確認を行ったか否か、という情報が表示される。了解画面は、同じ作業チームの作業員が確認画面(図13)における確認操作を行う度にサーバ装置11から送信されてくる了解画面データにより更新される。
了解要求先作業チームの管理者の端末装置12に表示される了解画面(図14)には、同じ作業チームの作業員の全てが確認を行った場合、「了解した」ボタンが表示される。了解要求先作業チームの管理者が「了解した」ボタンをタッチ操作等により操作すると、この操作に応じて、端末装置12の送信部124は、サーバ装置11に対し作業を行うことが了解されたことを示す了解通知データを送信する。了解通知データには、了解画面データに含まれる作業IDが含まれる。
サーバ装置11の受信部111は、了解画面データに対する応答として端末装置12から送信されてくる了解通知データを受信する。サーバ装置11は、了解通知データの受信に応じて、作業員データベース(図5)を参照し、了解通知データの送信元の端末装置12のアドレスに応じた作業員名を、了解通知データの送信元の作業員の作業員名として特定する。続いて、サーバ装置11は、了解通知データに含まれる作業IDに応じたレコードを作業データベース(図7)から検索し、検索したレコードのフィールド[了解]に格納されているデータのうち、了解通知データの送信元の作業員が管理者である作業チームの作業チーム名に対応するデータを「Yes」(了解要求先作業チームの管理者が了解したことを示す)に変更する。
作業員Aは、自分の端末装置12を操作して、図15に示すような作業ステイタス画面(要求元管理者用)を表示させることができる。作業ステイタス画面(要求元管理者用)は、作業員Aの所定の操作に応じて端末装置12からサーバ装置11に対し送信される要求データに応じてサーバ装置11から送信されてくる作業ステイタス画面データ(判定結果データを含むデータの一例)に従い表示される。作業ステイタス画面(要求元管理者用)には、作業員Aにより登録された作業の基本情報と、了解要求先作業チームの各々からの了解の有無、作業を行うにあたり特定の状態であることが要求される管理対象装置13の現在の状態、作業を行うにあたり要求される環境の状態、開始時刻、進捗、終了時刻が表示される。
作業ステイタス画面(要求元管理者用)に表示される、作業を行うにあたり特定の状態であることが要求される管理対象装置13は、サーバ装置11が作業マスタデータベース(図4)を参照して、作業員Aより指定された作業IDに含まれる作業種別IDに応じたレコードのフィールド[作業可能条件]から読み出したデータが示す管理対象装置13である。以下、これらの管理対象装置13を「被制約装置」と呼ぶ。また、作業ステイタス画面(要求元管理者用)には、被制約装置の各々に関し、要求される状態、現在の状態、現在の状態が要求される状態であるか否か、という情報が表示される。これらの情報は、サーバ装置11が作業マスタデータベース(図4)、および装置データベース(図3)を参照して抽出したデータに従い表示される。
なお、作業ステイタス画面(要求元管理者用)に表示される被制約装置の現在の状態が要求される状態であるか否かという情報は、サーバ装置11の判定部114が、装置データベースのフィールド[状態]に格納されるデータ(装置状態データ)が示す状態と、作業マスタデータベースのフィールド[作業可能条件]に格納されるデータ(要求状態データ)が示す状態との比較により判定した結果を示す情報である。
また、作業ステイタス画面(要求元管理者用)には、要求される環境の状態、現在の環境の状態、現在の環境の状態が要求される状態であるか否か、という情報が表示される。これらの情報は、サーバ装置11が作業マスタデータベース(図4)を参照して抽出したデータと、環境特定装置16から受信したデータに従い表示される。
作業員Aは、作業予定時間帯の開始時刻が近付くと、作業ステイタス画面(要求元管理者用)において了解要求先作業チームの全ての管理者の了解が得られているかを確認する。いずれかの管理者の了解がまだ得られていない場合、作業員Aはその管理者とトランシーバー等で連絡を取り、了解を要求する。
また、作業員Aは、作業予定時間帯の開始時刻が近付くと、作業ステイタス画面(要求元管理者用)において被制約装置の全てが要求される状態であるかを確認する。いずれかの被制約装置が要求された状態でない場合、作業員Aはそれらの被制約装置を管理する作業員とトランシーバー等で連絡を取り、被制約装置の状態を要求される状態に変更するように要求する。
全ての被制約装置が要求される状態となり、了解要求先作業チームの全ての管理者の了解が得られ、現在の環境の状態が要求される状態であると、作業ステイタス画面(要求元管理者用)の開始時刻欄が編集可能となる。作業員Aは、作業ステイタス画面(要求元管理者用)にて作業を開始する条件が整ったことを確認した後、その時点の現在時刻を開始時刻欄に入力し、自分の作業チームの作業員に作業の開始を指示する。
作業ステイタス画面(要求元管理者用)において作業員Aが開始時刻欄に時刻を入力すると、端末装置12の送信部124は作業の開始を通知する進捗通知データをサーバ装置11に送信する。この進捗通知データには、開始された作業の作業IDと、開始時刻を示す開始時刻データが含まれる。サーバ装置11の受信部111は、作業員Aの端末装置12から送信されてくる進捗通知データを受信する。
サーバ装置11は、進捗通知データを受信すると、進捗通知データに含まれる作業IDに応じたレコードを作業データベース(図7)から検索し、検索したレコードのフィールド[開始時刻]に進捗通知データに含まれる開始時刻データを、またフィールド[進捗]に「0%」を格納する。続いて、サーバ装置11の送信部113は、被制約装置の状態を制御する制御装置15の各々に対し、被制約装置をその時点の状態(要求される状態)で維持する制御の開始を指示する制御指示データを送信する。
サーバ装置11から制御指示データを受信した制御装置15は、制御指示データに従い、自装置が制御する管理対象装置13(被制約装置)の状態をその時点の状態で維持する。その後、制御装置15の操作部153に対し、いずれかの作業員により被制約装置の状態を変更しようとする操作が行われた場合、制御装置15は当該操作に従った制御は行わず、通知部154により警報を行うとともに、送信部156によりサーバ装置11に対し禁止操作が行われたことを通知する通知データを送信する。
また、制御装置15が上記のように管理対象装置13の状態を維持する制御を行えず、その管理対象装置13の状態を特定する状態特定装置14がある場合、状態特定装置14の特定部141は禁止操作により変化した管理対象装置13の状態を示す装置状態データをサーバ装置11に送信する。
サーバ装置11は受信部111により、いずれかの制御装置15から通知データを受信するか、もしくは、いずれかの状態特定装置14から禁止されている被制約装置の状態を示す装置状態データを受信すると、通知データに応じて、禁止操作が行われたことを作業員に通知するための警告画面データを生成し、例えば全ての作業員の端末装置12に対し、送信部113により警告画面データを送信する。警告画面データを受信した端末装置12は、警告画面データに従い図16に示すような警告画面を表示する。禁止操作を行った作業員は、警告画面により自分が行った操作が禁止されていることを知ることができる。
作業の途中において、作業員Aが作業ステイタス画面(要求元管理者用)の進捗欄に進捗を示す「70%」等のデータを入力すると、端末装置12の送信部124は入力された進捗を通知する進捗通知データをサーバ装置11に送信する。この進捗通知データには、実行されている作業の作業IDが含まれる。サーバ装置11の受信部111は、作業員Aの端末装置12から送信されてくる進捗通知データを受信する。
サーバ装置11は、進捗通知データを受信すると、進捗通知データに含まれる作業IDに応じたレコードを作業データベース(図7)から検索し、検索したレコードのフィールド[進捗]に進捗通知データが示す進捗を示すデータを格納する。
その後、作業が完了すると、作業員Aは作業ステイタス画面(要求元管理者用)において終了時刻欄にその時点の時刻を入力する。この入力に応じて、端末装置12の送信部124は作業が終了したことを通知する進捗通知データをサーバ装置11に送信する。この進捗通知データには、終了した作業の作業IDと、終了時刻を示す終了時刻データが含まれる。サーバ装置11の受信部111は、作業員Aの端末装置12から送信されてくる進捗通知データを受信する。
サーバ装置11は、進捗通知データを受信すると、進捗通知データに含まれる作業IDに応じたレコードを作業データベース(図7)から検索し、検索したレコードのフィールド[終了時刻]に終了データに含まれる終了時刻データを格納するとともに、フィールド[進捗]に「100%」を格納する。続いて、サーバ装置11の送信部113は、被制約装置の状態を制御する制御装置15の各々に対し、被制約装置の状態を維持する制御の解除を指示する制御指示データを送信する。この制御指示データを受信した制御装置15は、それまで行っていた被制約装置の状態を維持する制御を終了する。
確認要求先作業員は、自分の端末装置12を操作して、図17に示すような作業ステイタス画面(一般作業員用)を表示させることができる。作業ステイタス画面(一般作業員用)は、作業員の所定の操作に応じて端末装置12からサーバ装置11に対し送信される要求データに応じてサーバ装置11から送信されてくる作業ステイタス画面データ(判定結果データを含むデータの一例)に従い表示される。作業ステイタス画面(一般作業員用)には、作業員Aにより登録された作業の基本情報、被制約装置の現在の状態、開始時刻、進捗、終了時刻が含まれる。
作業員は、作業予定時間帯の開始時刻が近付くと、作業ステイタス画面(一般作業員用)において自分の管理下の被制約装置の状態が要求される状態であるかを確認し、要求されている状態でない被制約装置がある場合、その被制約装置を操作して、要求される状態とする。作業員により操作される被制約装置の状態を特定する状態特定装置14がある場合、被制約装置の状態の変更は装置状態データによりサーバ装置11に自動的に通知され、装置データベース(図3)の更新が行われる。
一方、作業員により操作される被制約装置の状態を特定する状態特定装置14がない場合、図18に示すように、作業員は操作により状態を変更した被制約装置を作業ステイタス画面(一般作業員用)の被制約装置のリストから選択した後、表示される選択ボックスにおいて変更後の被制約装置の状態を選択する操作を行う。この操作に応じて、端末装置12からサーバ装置11に、作業員が指定した被制約装置の現在の状態を示す装置状態データが送信され、装置データベースの更新が行われる。
このように、作業員は各々、作業ステイタス画面(一般作業員用)により、被制約装置の現在の状態や、作業員Aの作業チームにより行われる作業の進捗を知ることができる。
上記のように、作業管理システム1によれば、作業対象装置の管理者(例えば、作業員A)は、作業対象装置に対する作業の開始にあたり、他の作業員の了解を得る作業を容易に行うことができる。また、作業対象装置に対する作業により制約を受ける連係装置の管理者は、連係装置に対し行うべき操作を容易に知ることができるとともに、誤って禁止操作を行った場合も、速やかにその誤りを知り必要な対処を行うことができる。さらに、作業対象装置に対する作業により制約を受ける連係装置の管理者は、作業対象装置に対する作業の進捗を容易に知ることができるため、作業対象装置に対する作業により保留している作業の予定を立てることができるとともに、作業対象装置に対する作業が完了すれば速やかに保留していた作業を開始することができる。その結果、作業の効率化が実現される。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形することができる。以下にそれらの変形の例を示す。
(1)上述した実施形態の説明において、制御装置15はサーバ装置11から送信される制御指示データに従い、被制約装置の状態を要求される状態で維持するように制御するものとした。ただし、制御装置15の中には、作業員の操作に応じずに被制約装置の状態を維持する、という制御を行うことができないものがある。そのような制御装置15がサーバ装置11から送信される制御指示データに従い被制約装置の状態を変更可能である場合、以下のような処理が行われてもよい。被制約装置に対する作業員の禁止操作により、被制約装置が禁止された状態となると、その被制約装置の状態を特定する状態特定装置14からサーバ装置11に被制約装置の変更後の状態を示す装置状態データが送信される。
サーバ装置11は状態特定装置14から受信した装置状態データが示す被制約装置の状態が要求された状態でなくなった場合、その被制約装置の状態を制御する制御装置15に対し、被制約装置の状態を要求された状態へ変更する制御を指示する制御指示データを送信する。制御装置15は、サーバ装置11から受信した制御指示データに従い、被制約装置を要求された状態へと戻す制御を行う。この変形例によれば、作業員の禁止操作により被制約装置の状態が要求された状態でなくなっても、速やかに要求された状態が回復されるため、禁止操作に伴う不都合が最小限に留められる。
(2)上述した実施形態においては、作業の進捗を作業員に通知するために、作業を行う作業チームの管理者による進捗通知データの入力が要求される。これに代えて、作業の進捗を示すデータが自動的に生成される構成が採用されてもよい。この変形例においては、サーバ装置11の記憶部112には、予め、作業種別の各々に関し作業対象の管理対象装置13の状態と作業の進捗との対応関係を示す対応関係データを格納する対応関係データベースを記憶させておく。サーバ装置11は、作業チームにより作業が行われている間、対応関係データベースを参照し、作業対象の管理対象装置13の状態を特定する状態特定装置14から送信されてくる装置状態データに基づき現在の作業の進捗を特定して、作業データベース(図7)のフィールド[進捗]を更新する。この変形例によれば、作業員(管理者)が進捗通知データを端末装置12に入力する手間が省かれ、望ましい。
(3)或る作業において作業対象となる管理対象装置13の数は限定されない。例えば、ストレーナとポンプの両方を同時に掃除する場合のように、複数の管理対象装置13が同じ作業の作業対象装置として扱われてもよい。また、複数の作業群が1つの作業として管理されてもよい。
(4)上述した実施形態においては、禁止作業が行われたことを示す警告は、警告画面(図16)の表示により作業員に通知される。これに加えて、もしくは代えて、音や振動、ランプの点滅等の表示以外の方法で警告が作業員に通知されてもよい。
(5)上述した実施形態においては、禁止作業が行われたことを示す警告は、作業員の端末装置12における警告画面(図16)の表示と、禁止作業が行われた管理対象装置13の状態を制御する制御装置15の通知部154による音等による通知により行われる。警告を通知する装置および方法はこれらに限られない。例えば、サーバ装置11に接続されたスピーカから音声により通知が行われてもよい。
(6)上述した実施形態においては、作業の開始時刻、進捗、終了時刻の入力を行う作業員は作業を行う作業チームの管理者としたが、これに加えて、もしくは代えて、他の作業員がこれらの入力を行ってもよい。
(7)上述した実施形態においては、作業対象装置に対する作業開始に先んじて、被制約装置の状態は作業員による操作により要求される状態へと変更される。これに代えて、作業開始に先んじて、制御装置15の制御により被制約装置の状態が自動的に要求される状態へと変更される構成が採用されてもよい。この変形例においては、作業チームの管理者は、全ての了解要求先作業チームの管理者の了解が得られており、かつ、気象・海象等の環境の状態が要求された状態であれば、被制約装置の状態が要求された状態でなくても、作業ステイタス画面(要求元管理者用)(図15)において、開始時刻欄に開始時刻の入力を行うことができる。開始時刻の入力が行われると、サーバ装置11は被制約装置の状態を制御する制御装置15の各々に対し、被制約装置の状態を要求された状態へと変更する制御を指示する制御指示データを送信する。制御装置15はサーバ装置11から受信した制御指示データに従い、被制約装置を要求された状態へ変更する。この変形例によれば、作業員が被制約装置の状態を要求される状態へと変更するための操作を行う手間が省かれ、望ましい。
(8)上述した実施形態においては、確認要求先作業員による確認と、了解要求先作業チームの管理者による了解が行われる。これに代えて、これらのいずれか一方のみが行われる構成としてもよい。なお、上述した実施形態の説明において、管理者でない作業員による了解を「確認」と呼んでおり、「確認」と「了解」の間に技術的な差異はない。
(9)上述した実施形態においては、作業を行う作業チームの管理者により、作業登録画面(図12)における新たな作業の登録が行われたタイミングで、確認要求先作業員の端末装置12における確認画面(図13)の表示や、了解要求先作業チームの管理者の端末装置12における了解画面(図14)の表示が行われる。確認画面や了解画面が表示されるタイミングはこれに限られない。例えば、作業員が端末装置12に所定の操作を行ったタイミングで確認画面または了解画面が表示される構成が採用されてもよい。また、作業予定時間帯の始期(予定開始時刻)の所定時間前のタイミングで、確認画面または了解画面が表示される構成が採用されてもよい。
(10)上述した実施形態においては、サーバ装置11が端末装置12、状態特定装置14、制御装置15、環境特定装置16の各々から各種データを収集し、端末装置12または制御装置15に対し必要なデータの送信を行う構成が採用されている。これに代えて、作業管理システム1がサーバ装置11を備えず、端末装置12の各々が互いに他の装置との間でデータ通信を行い、上述の実施形態においてサーバ装置11が行うものとした処理を端末装置12の各々が行う構成が採用されてもよい。
(11)上述した実施形態においては、サーバ装置11および端末装置12はコンピュータがプログラムに従った処理を実行することにより実現される。これに代えて、サーバ装置11および端末装置12の少なくとも一部が、いわゆる専用装置として構成されてもよい。
1…作業管理システム、9…ネットワーク、11…サーバ装置、12…端末装置、13…管理対象装置、14…状態特定装置、15…制御装置、16…環境特定装置、111…受信部、112…記憶部、113…送信部、114…判定部、121…受信部、122…表示部、123…操作部、124…送信部、141…特定部、142…送信部、151…制御部、152…受信部、153…操作部、154…通知部、161…特定部、162…送信部

Claims (15)

  1. ユーザによる操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段が作業対象装置に対する作業開始の了解の要求を示す操作を受け付けた場合に、前記了解を要求する了解要求データを送信する送信手段と、
    前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータと、前記作業対象装置と連係する連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを示すデータとを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記了解されたか否かを示すデータに基づき、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを前記ユーザに通知し、前記受信手段により受信された前記要求される状態であるか否かを示すデータに従い、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを前記ユーザに通知する通知手段と
    を備え
    端末装置。
  2. 前記送信手段は、前記操作手段が前記作業対象装置に対する作業の進捗を示す操作を受け付けた場合に、前記作業の進捗を通知する進捗通知データを送信する
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 作業対象装置に対する作業を行うために前記作業対象装置と連係する連係装置に要求される状態を示すデータと、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータとを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記要求される状態を示すデータに基づき、前記連係装置に要求される状態をユーザに通知し、前記受信手段により受信された前記了解を要求するデータに従い、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を前記ユーザに促す通知手段と、
    前記ユーザによる操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段が前記作業対象装置に対する作業開始の了解を示す操作を受け付けた場合に、前記了解を通知する了解通知データを送信する送信手段と
    を備える端末装置。
  4. 前記受信手段は、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを示すデータを受信し、
    前記通知手段は、前記受信手段により受信された前記要求される状態であるか否かを示すデータに基づき、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを前記ユーザに通知する
    請求項3に記載の端末装置。
  5. 作業対象装置と連係する連係装置の管理者を示す管理者データと、前記作業対象装置に対する作業を行うために前記連係装置に要求される状態を示す要求状態データとを取得する取得手段と、
    前記作業対象装置の管理者の第1管理者端末装置から、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求する了解要求データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記了解要求データを受信した場合に、前記管理者データが示す前記連係装置の管理者の第2管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを送信する送信手段と
    を備え、
    前記受信手段は、前記送信手段による前記了解を要求するデータの送信に対する応答として、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたことを通知する了解通知データを前記第2管理者端末装置から受信し、
    前記送信手段は、前記第1管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを送信する
    サーバ装置。
  6. 前記受信手段は、前記連係装置の状態を示す装置状態データを受信し、
    前記送信手段は、前記第1管理者端末装置および前記第2管理者端末装置の少なくとも一方に、前記装置状態データが示す前記連係装置の状態を示すデータを送信する
    請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 前記装置状態データが示す状態が、前記要求状態データが示す状態であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記送信手段は、前記第1管理者端末装置および前記第2管理者端末装置の少なくとも一方に、前記判定手段による判定の結果を示す判定結果データを送信する
    請求項6に記載のサーバ装置。
  8. 前記受信手段は、前記作業対象装置に対する作業の進捗を通知する進捗通知データを受信し、
    前記送信手段は、前記管理者データが示す前記第2管理者端末装置に対し、前記進捗通知データが通知する進捗を示すデータを送信する
    請求項5乃至7のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  9. 前記受信手段は、前記作業対象装置に対する作業の進捗を通知する進捗通知データを受信し、
    前記受信手段により受信された前記装置状態データが示す状態が、前記要求状態データが示す状態であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記受信手段が前記作業対象装置に対する作業の開始を通知する進捗通知データを受信した後、前記作業対象装置に対する作業の完了を通知する進捗通知データを受信するまでの期間に、前記装置状態データが示す状態が前記要求状態データが示す状態でないと前記判定手段が判定した場合、前記送信手段は、前記連係装置の状態を制御する制御装置に対し、前記連係装置の状態を前記要求状態データが示す状態とするための制御を指示する制御指示データを送信する
    請求項6に記載のサーバ装置。
  10. 前記受信手段は、前記作業対象装置に対する作業の進捗を通知する進捗通知データを受信し、
    前記受信手段が前記作業対象装置に対する作業の開始を通知する進捗通知データを受信した場合に、前記送信手段は、前記連係装置の状態を制御する制御装置に対し、前記要求状態データが示す状態の維持を指示する制御指示データを送信し、
    前記受信手段が前記作業対象装置に対する作業の完了を通知する進捗通知データを受信した場合に、前記送信手段は、前記制御装置に対し、前記要求状態データが示す状態の維持の解除を指示する制御指示データを送信する
    請求項6に記載のサーバ装置。
  11. コンピュータに
    作業対象装置に対する作業開始の了解の要求を示すユーザの操作に応じて、前記了解を要求する了解要求データを送信する処理と、
    記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを受信する処理と、
    前記了解されたか否かを示すデータに従い、前記ユーザに対し、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを通知する処理と、
    前記作業対象装置と連係する連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを示すデータを受信する処理と、
    前記要求される状態であるか否かを示すデータに従い、前記連係装置の状態が前記作業対象装置に対する作業を行うために要求される状態であるか否かを前記ユーザに通知する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  12. コンピュータに
    作業対象装置に対する作業を行うために前記作業対象装置と連係する連係装置に要求される状態を示すデータを受信する処理と、
    前記要求される状態を示すデータに基づき、前記連係装置に要求される状態をユーザに通知する処理と、
    前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを受信する処理と、
    前記了解要求するデータに従い、前記作業対象装置に対する作業開始の了解をユーザに促す処理と、
    前記作業対象装置に対する作業開始の了解を示す前記ユーザの操作に応じて、前記了解を通知する了解通知データを送信する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  13. コンピュータに
    作業対象装置と連係する連係装置の管理者を示す管理者データと、前記作業対象装置に対する作業を行うために前記連係装置に要求される状態を示す要求状態データとを取得する処理と、
    前記作業対象装置の管理者の第1管理者端末装置から、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求する了解要求データを受信する処理と、
    前記了解要求データを受信した場合に、前記管理者データが示す前記連係装置の管理者の第2管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを送信する処理と、
    前記了解を要求するデータの送信に対する応答として、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたことを通知する了解通知データを受信する処理と、
    記第1管理者端末装置に対し、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを送信する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項11乃至13のいずれか1項に記載のプログラムを持続的に記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 作業対象装置の管理者の第1管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するユーザの操作に応じて、前記了解を要求する了解要求データを送信するステップと、
    前記作業対象装置と連係する連係装置の管理者の第2管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を要求するデータを受信するステップと、
    前記第2管理者端末装置が、前記了解要求するデータに従い、前記作業対象装置に対する作業開始の了解を促すステップと、
    前記第2管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始を了解したことを示すユーザの操作に応じて、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたことを通知する了解通知データを送信するステップと、
    前記第1管理者端末装置が、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かを示すデータを受信するステップと、
    前記第1管理者端末装置が、前記了解されたか否かを示すデータに基づき、前記作業対象装置に対する作業開始が了解されたか否かをユーザに通知するステップと
    を備える方法。
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