JP6008754B2 - カラーラベルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、静電式乾式レーザープリンタを用いて、油性カラーインクで着色された画像のカラーラベルを簡単容易に作成できる製造方法に関するものである。
従来、この種のカラーレーザープリンタを使用して簡単にカラーラベルを製造することは可能である。
しかしながら、レーザープリンタによる画像は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナーによる極少の点(ドット)の集まりであり、例えば、淡いピンク色の画像は、地肌の白色(紙の色)にマゼンタトナーが20%程度の面積比率でドットを配置したものであり、ピンク100%の色で着色された画像ではない。
また、緑色のようなトナーに無い色の場合は、シアンとイエローのトナーを適当な比率でドット状に配置したものであり、緑色100%の色ではない。さらにこの方法では、ドットの混色により彩度が低下してしまい、濁った感じの色合いになるという欠点がある。このため、白色に近い淡い灰色等の場合や、コーポレートカラー等のように厳密に色の種類が定められている場合は、カラーレーザープリンタでは色再現ができず、各色のインクを混合して作った特色インクで印刷しなければならない不便さがあった。
上記で述べた従来の欠点を解決する方法は、印刷という専門的な手段を用いることなく、通常のオフィスで使われるレーザープリンタと、市販されている油性カラーインクを用いて、希望の色の文字や画像が作画できるようにすることである。また専門家でなく、一般人が取り扱うためには、作業の容易性、使用する資機材の安全性も高いものでなければならない。
上記目的を達成するために、本発明のカラーラベルの製造方法において、シート状の紙基材の表面に水溶性糊料を積層してなる転写用紙を用意し、該転写用紙における該水溶性糊料の表面に静電式乾式レーザープリンタを用いて白色または無色透明のトナー画像を形成した後、該トナー画像に油性カラーインクを全面的に塗布して、画像部分および画像周囲の余白部分を着色した後、該転写用紙の着色面を水を含浸したティッシュペーパーまたは布などの塗布具によって払拭して、該トナー画像以外の部分の着色された水溶性糊料を溶融除去して、着色されたトナー部分のみを残存し、カラー画像を現出する方法をとる。
着色されたカラーインクは水には不溶性であるが、塗布量が微量で膜の厚みが薄いため水が浸潤して行き、下の水溶性糊料が溶けることにより、糊料と一緒に転写用紙上から除去される。それに対して、トナー画像部分は熱可塑性樹脂が主成分のトナーが水に対して充分なレジスト性(マスキング効果)があり、着色されたカラーインクと共に水による払拭に耐えて残存するため、カラー化したトナー画像部分のみが現出するわけである。
本発明において使用する転写用紙は、吸水性の高い紙基材に、水溶性糊料として、デキストリンまたはカルボキシメチルセルロース(CMC)またはポリビニルアルコール(PVA)等を塗布したものを用いる。
また、白トナーや透明トナーは最近安価なレーザープリンタ用に開発が進んでおり、すでに(有)ピクアをはじめ、一部のメーカーより専用カートリッジが市販されている。たとえば白トナーは沖データー(株)から、透明トナーはカシオ電子工業(株)からカラーレーザープリンタに搭載したものが販売されている。
更に、油性カラーインクとしては、市販されている油性マーキングペンが適当である。現在はペン先が筆ペンタイプになっているものがあり、面を塗り潰すのに適している。色数はデザイン用として400色近くものカラーバリエーションが揃っており、近隣の画材店等で入手可能である。油性という意味は、着色後に水によって溶融しないという意味であり、インクの溶剤としてはアルコール系のものやキシレン系のものなどが市販されていて、トナーへの密着性、耐水性が良好である。マーキングペンの他には、油性のスタンプインクも30色程度の色が市販されており、これもトナーへの密着性、耐水性とも良好である。
以上説明したように、本発明のカラーラベルの製造方法によれば、専門的な設備や技術がなくとも、希望の色インクで着色されたカラー画像のラベルを製造することが出来る効果がある。
白トナーを搭載するレーザープリンタは、昨今A4判機の新品を1万円以下で入手出来る状況になっており、そのプリンターに白トナーのカートリッジを取り付ければ簡単に白色プリントが可能である。透明トナーを搭載するレーザープリンタについても、A3判機が10万円程度で市販されている状況にある。油性カラーインクのマーキングペンは1本300円程度であり、油性スタンプ台も1台700円程度と、使用する機材は非常に安価であり、個人が家庭やオフィスで気軽に使用出来る。このように安い費用で実施出来ると云う効果がある。
白色画像への着色は単一の色とは限らず、自由に塗り分けることや、グラデーションのぼかしを入れることなど、従来の手作業による彩色技法を用いてアート的な要素をもった作品を仕上げることも可能であると云う効果がある。
従来のカラーレーザープリンタによる緑色、オレンジ色、紫色等の原色トナーを混色して作る色は彩度が低下して濁った色合いになっていたが、カラーインクであればそれぞれの色を濁りのない鮮やかな発色で作画することが出来る効果がある。
このようにして作成したカラーラベルの上面に、透明粘着フィルムを貼り付けて転写用紙の裏面より水を含ませて水溶性糊料を溶融し紙基材を剥離すると、カラー画像は透明粘着フィルムの粘着面に転移して透明カラーシールが作成できる。白トナーを用いて作成すれば画像は不透明色となり、濃色素材に貼り付けた時にカラー画像が鮮明に見える効果がある。また透明トナーを用いて作成すれば画像は透明色となり、木目などの柄のある素材に貼り付けた時に下地が透けて見える効果がある。
また、上記カラーシール作成において、用いる透明粘着フィルムの粘着剤として再剥離型のものを用いて作成すれば、カラーシールを素材に貼り付けて上部より熱圧着することによりトナーが熱接着性を現し、カラー画像を素材に転写することが可能である効果がある。
油性カラーインクで着色した部分はカラー画像となるが、着色をせずに白トナー部分を残しておけば、上記カラーシールは白色画像のシールとして使用でき、カラーの中に白色の混在した作品を仕上げることができる効果がある。
また、使用する資機材はレーザープリンタとカラーマーキングペン、でんぷん紙、水などの極めて安全性の高いものであり、作業方法も簡単なことから、業務用以外に子供でも安心して使用できる効果がある。
なお、トナー画像は、同様の性質を有する印刷インクに代替することも可能であり、同一デザインを大量に作成する場合はスクリーン印刷による白インクを使って作画することもできる。
本発明の(イ)図乃至(ニ)図に示すものは、カラーラベルの製造方法を示した縦断側面図である。
次に、本発明による実施例を図面について説明すると、図1の(イ)図の、転写用紙(A)は、シート状の紙基材(1)の表面に水溶性糊料(2)を塗布積層して形成されている。該転写用紙(A)は、該水溶性糊料(2)の表面に白色または無色透明のトナー画像(3)を形成する。
該トナー画像(3)と該転写用紙(A)との表面には、(ロ)図の如く、油性カラーインク(4)を塗布して着色する。その後、(ハ)図に示す如く、油性カラーインク(4)を塗布した着色面に対して、水分(6)を含浸した各種の塗布具(5)をもって表面を払拭する。その後、(ニ)図に示す如く、該トナー画像(3)以外の着色された部分の水溶性糊料(2)を溶融除去して着色されたトナー画像(3)を現出することを目的としたものである。
実験例
転写用紙は、吸水性を有する紙の表面に水溶性のデキストリンを塗布した窯業用水転写紙を用い、この用紙の表面にNEC社製レーザープリンタ(MultiWriter5100)を用いて、ピクア社製白トナーにより白文字をプリントして形成した後、市販のアルコール系マーカー(Too製コピックマーカー)及び油性スタンプインク(ツキネコ製StazOn)で着色した。その後、ティッシュペーパーに水を含ませて画面全体を払拭すると、文字以外の部分の着色が消え、用紙上に着色された文字が現れた。
カシオ電子工業製透明トナーを使って同様の作業をした結果、同様の結果が得られた。
但し、白トナーに着色した場合は、カラーの下に白い顔料層が積層されるため、白い裏打ちをされた状態の不透明カラー画像になる。それに対して透明トナーの場合は、カラーインクも透明色であるため、下地が透けた状態の透明カラー画像となる点が、白トナーと透明トナーを用いる差異である。
A 転写用紙
1 紙基材
2 水溶性糊料
3 トナー画像
4 油性カラーインク
5 塗布具
6 水分

Claims (1)

  1. シート状の紙基材(1)の表面に水溶性糊料(2)を積層してなる転写用紙(A)を有し、該転写用紙(A)には、該水溶性糊料(2)の表面に白色または無色透明のトナー画像(3)を形成した後、該トナー画像(3)の表面に油性カラーインク(4)を塗布して着色した後、該転写用紙(A)の着色面に水分(6)を含浸した塗布具(5)によって払拭し、該トナー画像(3)以外の着色された部分の水溶性糊料(2)を溶融除去して着色されたトナー画像(3)を現出することを特徴とするカラーラベルの製造方法。
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