JP3185373U - 塗り絵シート - Google Patents
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Abstract
【課題】誰でも簡単に、絵柄の輪郭線からインクの色がはみ出さずに着色できる塗り絵シートを提供する。
【解決手段】塗り絵シートAは、紙基材1の表面に水溶性糊料2を塗布し、その上面に白色または無色透明の合成樹脂インク3で絵柄のシルエットを印刷し、合成樹脂インクには、順次黒または有色の合成樹脂インク4で絵柄の輪郭線及び目鼻等の描画要素を印刷することを特徴とするものである。
【選択図】図1
【解決手段】塗り絵シートAは、紙基材1の表面に水溶性糊料2を塗布し、その上面に白色または無色透明の合成樹脂インク3で絵柄のシルエットを印刷し、合成樹脂インクには、順次黒または有色の合成樹脂インク4で絵柄の輪郭線及び目鼻等の描画要素を印刷することを特徴とするものである。
【選択図】図1
Description
本考案は、誰でも簡単に、絵柄の輪郭線からインクの色がはみ出さずに着色出来る塗り絵シートに関するものである。なお、本考案は出願者本人により先に出願した特願2013−26015「カラーラベルの製造方法」の応用技術を使用したものである。
従来この種の塗り絵で難しかった点は、着色する際に注意をしないと、輪郭線を越えて色がはみ出してしまい、それを消去、修正することはほとんど不可能であった。そのため、輪郭線の近くでは筆の勢いが弱まり、また塗る方向も輪郭線に沿ったものになるなど、絵全体の美術的価値を損ねる原因になっていた。
また、近年には、特殊な透明の液体により発色する特殊インクを用いた塗り絵もあり、あらかじめ輪郭線の内側だけに特殊インクを塗布することで、輪郭線の内側だけが着色されるものも見受けられるが、この方式は、専用に用意された特殊筆記具が必要であり、一般に市販されている筆記具は使用出来ないという欠点を有していた。
また、近年には、特殊な透明の液体により発色する特殊インクを用いた塗り絵もあり、あらかじめ輪郭線の内側だけに特殊インクを塗布することで、輪郭線の内側だけが着色されるものも見受けられるが、この方式は、専用に用意された特殊筆記具が必要であり、一般に市販されている筆記具は使用出来ないという欠点を有していた。
本考案は、上記で述べた従来の欠点を解決する方法は、誰でも使える市販の筆記具を用いて着色出来、輪郭線の内側と外側を選択的に着色、非着色出来る塗り絵のアイデアを提供することである。しかも塗り絵という性質上、子供が使うのに負担が無い安全、安価な材料で実現出来ることも重要である。また、実用面で見た場合、書籍の形にしたり、雑誌の付録等にも利用出来るよう、大量生産が可能なことを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本考案の塗り絵シートにおいて、シート状の紙基材(1)の表面に水溶性糊料(2)を積層してなる用紙を用意し、該水溶性糊料(2)の上面に白色または無色透明の合成樹脂インク(3)を用いて絵のシルエットを印刷し、順次黒または有色の合成樹脂インク(4)を用いて絵の輪郭線や目鼻等の描画要素を印刷する。すなわち、画像部分は合成樹脂インクで覆われ、非画像部分は水溶性糊料が表面に露出している状態の塗り絵シート(A)が提供される。
以上説明したように、本考案の塗り絵シートによれば、誰でも簡単に輪郭線をはみ出さないで着色出来、高品質な塗り絵を完成させることが出来る効果がある。また、使用する筆記具は、全国どこでも入手出来る一般の油性ペンでOKであり、その他に必要なものは水とティッシュペーパーだけで良いため、誰でも安易に楽しめる効果がある。また、塗り絵シートの原料である水溶性糊料はデキストリンやPVA等の健康面で安全な材料であり、印刷する合成樹脂インクも玩具等に印刷されるスクリーン印刷インクでOKであることから、子供でも安全に制作できる効果がある。
更に、完成した塗り絵の上に透明粘着フィルムを貼り付け、用紙の裏面より水を含ませることにより、水溶性糊料が溶融して画像が用紙面より剥離し透明粘着フィルム面に移行してカラーシールが作成できる効果がある。このシールは粘着面に画像が付着しているため、対象物に貼った場合は絵柄がフィルムで保護され、擦っても消えない効果がある。更に、予め合成樹脂インクのシルエットの下面に、同じくシルエットで粘着剤を塗工しておくことにより、出来上がった塗り絵の上に弱粘着の透明粘着フィルムを貼り付け、用紙の裏面より水を含ませて用紙を剥離すると、圧着式の転写フィルムが完成する。該転写フィルムをマグカップ等の被転写素材に重ねて上から擦り、転写フィルムを剥がすと、画像は被転写素材に転写プリントされ、オリジナルの転写グッズを作成出来る効果がある。
また、白の絵柄と黒の絵柄は必ずしも一致させる必要はなく、例えば黒で印刷した家や車、草むら等の中に、白で印刷された動物のシルエット等を配置しておくと、色を塗ることによって隠れた動物が出現するといった現象も得られ、本考案の応用で様々な遊び絵が作成できる効果もある。
なお、作成枚数が少量の場合は、合成樹脂インクは静電式レーザープリンタのトナーで代替え出来る。トナーも合成樹脂インクの一種である。昨今、白トナーが市場に登場したため、シルエット画像を白トナー、輪郭線を黒トナーで該用紙にプリントすれば、たった1枚から本考案の塗り絵シートを作成出来る。
更に、完成した塗り絵の上に透明粘着フィルムを貼り付け、用紙の裏面より水を含ませることにより、水溶性糊料が溶融して画像が用紙面より剥離し透明粘着フィルム面に移行してカラーシールが作成できる効果がある。このシールは粘着面に画像が付着しているため、対象物に貼った場合は絵柄がフィルムで保護され、擦っても消えない効果がある。更に、予め合成樹脂インクのシルエットの下面に、同じくシルエットで粘着剤を塗工しておくことにより、出来上がった塗り絵の上に弱粘着の透明粘着フィルムを貼り付け、用紙の裏面より水を含ませて用紙を剥離すると、圧着式の転写フィルムが完成する。該転写フィルムをマグカップ等の被転写素材に重ねて上から擦り、転写フィルムを剥がすと、画像は被転写素材に転写プリントされ、オリジナルの転写グッズを作成出来る効果がある。
また、白の絵柄と黒の絵柄は必ずしも一致させる必要はなく、例えば黒で印刷した家や車、草むら等の中に、白で印刷された動物のシルエット等を配置しておくと、色を塗ることによって隠れた動物が出現するといった現象も得られ、本考案の応用で様々な遊び絵が作成できる効果もある。
なお、作成枚数が少量の場合は、合成樹脂インクは静電式レーザープリンタのトナーで代替え出来る。トナーも合成樹脂インクの一種である。昨今、白トナーが市場に登場したため、シルエット画像を白トナー、輪郭線を黒トナーで該用紙にプリントすれば、たった1枚から本考案の塗り絵シートを作成出来る。
本考案の用法を説明すると、塗り絵シート(A)は、シート状の紙基材(1)の表面に水溶性糊料(2)を塗布して積層した用紙を構成し、その用紙の表面に白色または無色透明の合成樹脂インク(3)を塗着して、絵等のシルエットを印刷する。次に、該無色透明の合成樹脂インク(3)に順次黒または有色の合成樹脂インク(4)を用いて絵柄の輪郭線や目鼻等の描画を印刷するものである。
塗り絵シート(A)の使い方は以下の通りである。
作画者は市販の油性カラーインク(5)の筆記具を用いる。例としては、油性マーキングペン、油性スタンプインク、油性色鉛筆、油性ボールペンなどである。これらの筆記具にて、塗り絵シート(A)の輪郭線に捉われずに、絵柄の内側および外側にまではみ出して自由に着色を施す。着色が終わった後、水を含ませたティッシュペーパー(水含ペーパー(6))で画像の上を払拭すると、輪郭線の外側にはみ出したインクのみが除去され、絵柄の内側のみ着色された状態の塗り絵が完成する。
輪郭線の外側の色が除去される理由は、水溶性糊料(2)の上に付着した油性カラーインク(5)の隙間から水が水溶性糊料(2)にまで浸透し、水溶性糊料(2)が溶融することにより、カラーインク(5)と共に水含ペーパー(6)に拭き取られるためである。合成樹脂インクに付着した油性カラーインク(5)は耐水性であり、合成樹脂インクと共に水の浸透を防いで、下の水溶性糊料(2)が溶融しないため、画像部分だけが着色された状態として残るものである。
作画者は市販の油性カラーインク(5)の筆記具を用いる。例としては、油性マーキングペン、油性スタンプインク、油性色鉛筆、油性ボールペンなどである。これらの筆記具にて、塗り絵シート(A)の輪郭線に捉われずに、絵柄の内側および外側にまではみ出して自由に着色を施す。着色が終わった後、水を含ませたティッシュペーパー(水含ペーパー(6))で画像の上を払拭すると、輪郭線の外側にはみ出したインクのみが除去され、絵柄の内側のみ着色された状態の塗り絵が完成する。
輪郭線の外側の色が除去される理由は、水溶性糊料(2)の上に付着した油性カラーインク(5)の隙間から水が水溶性糊料(2)にまで浸透し、水溶性糊料(2)が溶融することにより、カラーインク(5)と共に水含ペーパー(6)に拭き取られるためである。合成樹脂インクに付着した油性カラーインク(5)は耐水性であり、合成樹脂インクと共に水の浸透を防いで、下の水溶性糊料(2)が溶融しないため、画像部分だけが着色された状態として残るものである。
本考案の紙基材は、吸水性を有する紙の表面に水溶性糊料のデキストリンを塗布した窯業用水転写紙を用い、該紙基材の表面にスクリーン印刷によって白色のインクでキャラクター絵柄のシルエットを印刷し、その上に輪郭線や目鼻等の描画デザインを黒インクで印刷した。使用したスクリーンインクは十条ケミカル社製のプラスチック用蒸発乾燥型インクを使用した。
着色に使用した筆記具は、ツキネコ社製スタンプインク「StazOn」、ゼブラ社製油性マーカー「マッキー」、三菱鉛筆社製色鉛筆「No.880」、セーラー万年筆社製ボールペン「フェアライン6」である。これらの筆記具を用いて塗り絵の絵柄からはみ出るようにして着色した後、ティッシュペーパーに水を含ませて画像面を拭いたところ、輪郭線よりはみ出した部分の色は完全に消えて無くなり、絵柄内部だけに着色された塗り絵が完成した。なお、筆記具の油性インクはすべて透明色であり、輪郭線の黒色の上に載ったインクの色は、下の黒色が透けて見えるため、輪郭は黒色のままであり、塗り絵のイメージが損なわれることはなかった。
また、輪郭線を黒の代わりに淡い灰色で制作したところ、輪郭線が目立たなくなり、単なる着色の目印の役割をなして、大人でも楽しめる絵画調の塗り絵が作れた。
着色に使用した筆記具は、ツキネコ社製スタンプインク「StazOn」、ゼブラ社製油性マーカー「マッキー」、三菱鉛筆社製色鉛筆「No.880」、セーラー万年筆社製ボールペン「フェアライン6」である。これらの筆記具を用いて塗り絵の絵柄からはみ出るようにして着色した後、ティッシュペーパーに水を含ませて画像面を拭いたところ、輪郭線よりはみ出した部分の色は完全に消えて無くなり、絵柄内部だけに着色された塗り絵が完成した。なお、筆記具の油性インクはすべて透明色であり、輪郭線の黒色の上に載ったインクの色は、下の黒色が透けて見えるため、輪郭は黒色のままであり、塗り絵のイメージが損なわれることはなかった。
また、輪郭線を黒の代わりに淡い灰色で制作したところ、輪郭線が目立たなくなり、単なる着色の目印の役割をなして、大人でも楽しめる絵画調の塗り絵が作れた。
A 塗り絵シート
1 紙基材
2 水溶性糊料
3 白色または無色透明の合成樹脂インク
4 黒または有色の合成樹脂インク
5 油性カラーインク
6 水含ペーパー
1 紙基材
2 水溶性糊料
3 白色または無色透明の合成樹脂インク
4 黒または有色の合成樹脂インク
5 油性カラーインク
6 水含ペーパー
Claims (1)
- 塗り絵シート(A)は、底部の紙基材(1)の表面に水溶性糊料(2)を塗布積層し、該水溶性糊料(2)には、上面に白色または無色透明の合成樹脂インク(3)を用いて絵柄のシルエットを印刷し、順次黒または有色の合成樹脂インク(4)を用いて絵柄の輪郭線及び目鼻等の描画要素を印刷したことを特徴とする塗り絵シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013003333U JP3185373U (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | 塗り絵シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013003333U JP3185373U (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | 塗り絵シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3185373U true JP3185373U (ja) | 2013-08-15 |
Family
ID=50429149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013003333U Expired - Fee Related JP3185373U (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | 塗り絵シート |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3185373U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105150747A (zh) * | 2015-07-27 | 2015-12-16 | 张维青 | 中华奶书制作工艺方法 |
CN110370812A (zh) * | 2018-04-12 | 2019-10-25 | 惠普赛天使公司 | 打印校准 |
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2013
- 2013-05-24 JP JP2013003333U patent/JP3185373U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110370812A (zh) * | 2018-04-12 | 2019-10-25 | 惠普赛天使公司 | 打印校准 |
US11192355B2 (en) * | 2018-04-12 | 2021-12-07 | Hp Scitex Ltd. | Printing calibration |
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