JP6008230B2 - 操作装置 - Google Patents
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Description
第1に、一対の操作ボタンは、操作パネル部に設けられた1つの共通の開口部内に設けられているために、これら一対の操作ボタンどうしをかなり接近させて配置することができる。とくに、一対の操作ボタンの互いに接近する第1側縁部は、一対の可動部からはみ出した構成とされているために、一対の可動部どうしの間隔がさほど小さくされていない場合であっても、一対の操作ボタンのそれぞれの第1側縁部については、容易に接近させることが可能である。このようなことから、押しボタン方式の一対の操作スイッチを見栄え良く接近させて、操作装置のデザイン性を良くするといったことが適切に実現できる。
第2に、操作ボタンが押圧操作された際には、この操作ボタンの第1側縁部の背面部が操作ボタン用の支持部に当接し、この支持部によって支持される。したがって、操作ボタンが押圧操作された際に、たとえばこの操作ボタンの第1側縁部が可動部よりも後方に押し込まれて斜めに傾斜するといった不具合を生じないようにすることができる。本発明においては、操作ボタンの第1側縁部を可動部からはみ出させているものの、このことに起因する不具合を生じないようにすることが可能である。
第3に、一対ずつの可動部や操作ボタンを内部に配置させるための開口部は1つであるために、構成の簡素化が図られる。一対の可動部については、さほど接近させる必要はなく、その成形なども容易となる。さらに、操作スイッチの組み立てに際しては、1つの開口部に一対の操作ボタンを収容させてから、押さえ部材の組み付けを図ればよいために、これら一連の組み立て作業性もよい。したがって、製作コストの低減化を好適に図ることも可能である。
第4に、一対の操作スイッチの少なくとも一方は、照光方式の押しボタンスイッチとされているが、一対の操作ボタンの第1側縁部どうしの間に隙間が存在していたとしても、この隙間から操作パネル部の前方に多くの光が漏れることを適切に防止することができる。より具体的には、光源から発せられた光が操作ボタンの第1側縁部の背面部によって反射され、かつこの反射された光が操作ボタン用の支持部の前面部に当たってその前方に反射された場合、この光は一対の操作ボタンどうしの隙間から操作パネル部の前方に漏れてしまい、これが不体裁に見える虞がある。これに対し、前記構成によれば、前記したような光の進行経路途中に、光反射防止処理が施されているために、前記したような光の漏れを適切に防止することができる。
図1において、操作装置Aの前面部分は操作パネル部4であり、この操作パネル部4には、操作ボタン5A,5Bを有する操作スイッチS1,S2が設けられている。この操作スイッチS1,S2は、本発明が意図する一対の操作スイッチの一例に相当する。
るように、可動部6A,6Bが設けられ、かつ操作ボタン5A,5Bが収容される。押さえ部材3は、後述するように、操作ボタン5A,5Bが開口部23内からその前方に脱出することを防止する役割を果たすものであり、前壁部20の前面に接着して組み付けられる。この押さえ部材3は、フロントケース2の開口窓22および開口部23に対応した開口孔32,33を有するプレート状である。押さえ部材3およびフロントケース2は、樹脂製である。
ある。支持部7は、可動部6A,6Bどうしの隙間69内に位置して、開口部23を左右幅方向に横切るように延びたバー状またはプレート状であり(図3および図4も参照)、フロントケース2に一体的に形成されている。この支持部7の前面部70の幅は、操作ボタン5A,5B間に形成された隙間59の幅W2よりも大きく、支持部7の前面部70は、操作ボタン5A,5Bの双方の第1側縁部51の背面部に対向している。このことにより、操作ボタン5A,5Bのいずれに対しても、支持部7を利用して支持することが可能である。
すなわち、操作ボタン5A,5Bは、透光性を有する樹脂製であり、その背面部には、非透光性の塗装層54が設けられている。ただし、前記の背面部のうち、塗装層54が設けられていない箇所があり、この部分およびその正面領域が光透過部50である。LED光源13から発せられた光は、光透過部50を透過して操作ボタン5A,5Bの前方に進行する。もちろん、LED光源13は、操作スイッチS1,S2のオン・オフに連動し、点灯状態と消灯状態との切り替えがなされる。
ように、本実施形態では、操作ボタン5A,5Bが不体裁な状態に傾いたり、あるいは上下左右に位置ずれを生じるといったことも適切に防止され、見栄えの良い状態を適切に維持することが可能である。
より具体的には、LED光源13から発せられた光の一部が、図5の破線Laに示す経路で進行することは好ましくない。この経路は、LED光源13から発せられた光の一部が、操作ボタン5Bの第1側縁部51の背面部によって反射されることにより、支持部7の前面部70に当たり、その後この前面部70によって前方に反射されて隙間59を通過する経路である。これに対し、本実施形態では、前記したような光の進行経路途中に相当する箇所、すなわち第1側縁部51の背面部には、黒色塗装である第3の塗装層54cが設けられており、また好ましくは、支持部7の前面部70にも光反射防止処理が施されている。したがって、前記した経路で進行する光の量は少なくなり、隙間59から多くの光が漏れることを適切に回避することが可能である。隙間59から多くの光が漏れたのでは、操作装置Aが粗雑であるといった印象をユーザに与える虞があるが、本実施形態によれば、そのような虞を無くすことができる。なお、光反射防止処理は、たとえば操作ボタン5B側には施されることなく、支持部7の前面部70のみに施された構成とされている場合であっても、前記した光の漏れを防止する効果を得ることが可能である。
であり、このような場合には各操作ボタンの全体を非透光性の材質とすることもできる。一対の操作ボタンは、必ずしもサイズや形状が略同一に揃えられていなくてもよく、たとえばサイズが相違する2つの操作ボタンを並べて設けるような場合にも、本発明を適用することができる。
S1,S2 操作スイッチ
3 押さえ部材
4 操作パネル部
5A,5B 操作ボタン
6A,6B 可動部
7 操作ボタン用の支持部
13 LED光源(光源)
23 開口部
24 突起部
50 光透過部
51 第1側縁部(操作ボタンの)
52 第2側縁部(操作ボタンの)
53 孔部
70 前面部(操作ボタン用の支持部の)
Claims (3)
- 操作パネル部に並べて設けられた少なくとも一対の押しボタン方式の操作スイッチを備えており、
前記一対の操作スイッチは、
前記操作パネル部に設けられた開口部内に設けられ、かつ前記操作パネル部の前後方向に弾性復元力を伴って変位可能な一対の可動部と、
前記開口部内のうち、前記一対の可動部の前面側に配され、かつ前記操作パネル部の前面側に設けられた押さえ部材によって前記開口部の前方に脱出することが阻止された一対の操作ボタンと、
を備えている、操作装置であって、
前記一対の可動部は、前記操作パネル部に設けられた1つの共通の開口部内に並べて設けられて、この開口部内には、前記一対の操作ボタンも並べて設けられており、
前記一対の操作ボタンの互いに接近する一対の第1側縁部は、前記一対の可動部から前記一対の第1側縁部が互いに接近する方向にはみ出しており、
前記一対の第1側縁部およびこれら一対の第1側縁部どうしの隙間の後方には、前記一対の操作ボタンが後方に押圧操作されたときに前記一対の第1側縁部の背面部に当接してこの部分を支持可能な操作ボタン用の支持部が設けられており、
前記一対の操作ボタンのうち、少なくとも一方の操作ボタンの後方には、光源が設けられているとともに、前記一方の操作ボタンは、その一部が前記光源から発せられた光を前方に透過させることが可能な光透過部として構成され、かつ他の部分が光不透過部分として構成されており、
前記一方の操作ボタンの光不透過部分としての第1側縁部の背面部には、前記光源から進行してきた光が前記操作ボタン用の支持部に向けて反射することを防止可能な光反射防止処理が施されていることを特徴とする、操作装置。 - 請求項1に記載の操作装置であって、
前記操作ボタン用の支持部は、前記一対の可動部どうしの隙間内に位置してこの隙間の長手方向に延びるバー状またはプレート状であり、かつ前記一対の第1側縁部どうしの隙間の幅よりも大きな幅に形成されていることにより、前記一対の第1側縁部のいずれにも当接可能な構成とされている、操作装置。 - 請求項1または2に記載の操作装置であって、
前記一対の操作ボタンのそれぞれの第1側縁部とは反対側に位置する第2側縁部、および前記操作パネル部には、前記操作パネル部の前後方向にスライド可能に嵌合する孔部および突起部が設けられている、操作装置。
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