JP6008230B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯装置やその他の装置のリモコンなどとして用いるのに好適な操作装置に関する。
たとえば、給湯装置用の操作装置においては、押しボタン方式が採用された操作スイッチが操作パネル部に複数並べて設けられている場合が多い。押しボタン方式の操作スイッチとしては、操作パネル部に設けられた開口部内に、操作パネル部の前後方向に弾性復元力を伴って変位可能な可動部を設け、かつこの可動部の前面側(手前側)に操作ボタンを配置させた構造のものがよく採用される(たとえば、特許文献1)。操作ボタンは開口部内に収容されるが、この操作ボタンが開口部の前面側に脱出することを防止するための手段として、操作パネル部の前面側には操作ボタンの縁部に対向する押さえ部材が適宜設けられる。このような構成によれば、操作ボタンが押圧された際には、これに伴って可動部が変位し、所定のタクトスイッチを押圧することが可能である。その後は、可動部の弾性復元力を利用し、可動部および操作ボタンを元の位置に復帰させることが可能である。
しかしながら、従来においては、次に述べるように、改善すべき余地があった。
すなわち、操作装置の設計・製作に際しては、操作パネル部の小サイズ化を図ることや、全体のデザイン性を良好にすることなどを目的として、押しボタン方式が採用された複数の操作スイッチをできる限り接近させて見栄え良く配置したい場合がある。ところが、従来においては、そのような場合であっても、複数の操作スイッチは、操作パネル部に設けられた複数の開口部のそれぞれの内部に、可動部や操作ボタンを1組ずつ収容させた構造とされているのが実情であった。これでは、たとえば一対の操作スイッチを殆ど隙間の無い状態、またはこれに近い状態に接近させて設けようとしても、そのようなことは難しい。また、全体構造も煩雑なものとなり、組み立て作業性もさほど良好ではない。したがって、このような点において改善すべき余地がある。
特開2000−311544号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、構造の複雑化などの不具合を適切に回避しつつ、押しボタン方式の複数の操作スイッチを見栄え良く接近させた配置に設けることが可能な操作装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される操作装置は、操作パネル部に並べて設けられた少なくとも一対の押しボタン方式の操作スイッチを備えており、前記一対の操作スイッチは、前記操作パネル部に設けられた開口部内に設けられ、かつ前記操作パネル部の前後方向に弾性復元力を伴って変位可能な一対の可動部と、前記開口部内のうち、前記一対の可動部の前面側に配され、かつ前記操作パネル部の前面側に設けられた押さえ部材によって前記開口部の前方に脱出することが阻止された一対の操作ボタンと、を備えている、操作装置であって、前記一対の可動部は、前記操作パネル部に設けられた1つの共通の開口部内に並べて設けられて、この開口部内には、前記一対の操作ボタンも並べて設けられており、前記一対の操作ボタンの互いに接近する一対の第1側縁部は、前記一対の可動部から前記一対の第1側縁部が互いに接近する方向にはみ出しており、前記一対の第1側縁部およびこれら一対の第1側縁部どうしの隙間の後方には、前記一対の操作ボタンが後方に押圧操作されたときに前記一対の第1側縁部の背面部に当接してこの部分を支持可能な操作ボタン用の支持部が設けられており、前記一対の操作ボタンのうち、少なくとも一方の操作ボタンの後方には、光源が設けられているとともに、前記一方の操作ボタンは、その一部が前記光源から発せられた光を前方に透過させることが可能な光透過部として構成され、かつ他の部分が光不透過部分として構成されており、前記一方の操作ボタンの光不透過部分としての第1側縁部の背面部には、前記光源から進行してきた光が前記操作ボタン用の支持部に向けて反射することを防止可能な光反射防止処理が施されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、一対の操作ボタンは、操作パネル部に設けられた1つの共通の開口部内に設けられているために、これら一対の操作ボタンどうしをかなり接近させて配置することができる。とくに、一対の操作ボタンの互いに接近する第1側縁部は、一対の可動部からはみ出した構成とされているために、一対の可動部どうしの間隔がさほど小さくされていない場合であっても、一対の操作ボタンのそれぞれの第1側縁部については、容易に接近させることが可能である。このようなことから、押しボタン方式の一対の操作スイッチを見栄え良く接近させて、操作装置のデザイン性を良くするといったことが適切に実現できる。
第2に、操作ボタンが押圧操作された際には、この操作ボタンの第1側縁部の背面部が操作ボタン用の支持部に当接し、この支持部によって支持される。したがって、操作ボタンが押圧操作された際に、たとえばこの操作ボタンの第1側縁部が可動部よりも後方に押し込まれて斜めに傾斜するといった不具合を生じないようにすることができる。本発明においては、操作ボタンの第1側縁部を可動部からはみ出させているものの、このことに起因する不具合を生じないようにすることが可能である。
第3に、一対ずつの可動部や操作ボタンを内部に配置させるための開口部は1つであるために、構成の簡素化が図られる。一対の可動部については、さほど接近させる必要はなく、その成形なども容易となる。さらに、操作スイッチの組み立てに際しては、1つの開口部に一対の操作ボタンを収容させてから、押さえ部材の組み付けを図ればよいために、これら一連の組み立て作業性もよい。したがって、製作コストの低減化を好適に図ることも可能である。
第4に、一対の操作スイッチの少なくとも一方は、照光方式の押しボタンスイッチとされているが、一対の操作ボタンの第1側縁部どうしの間に隙間が存在していたとしても、この隙間から操作パネル部の前方に多くの光が漏れることを適切に防止することができる。より具体的には、光源から発せられた光が操作ボタンの第1側縁部の背面部によって反射され、かつこの反射された光が操作ボタン用の支持部の前面部に当たってその前方に反射された場合、この光は一対の操作ボタンどうしの隙間から操作パネル部の前方に漏れてしまい、これが不体裁に見える虞がある。これに対し、前記構成によれば、前記したような光の進行経路途中に、光反射防止処理が施されているために、前記したような光の漏れを適切に防止することができる。
本発明において、好ましくは、前記操作ボタン用の支持部は、前記一対の可動部どうしの隙間内に位置してこの隙間の長手方向に延びるバー状またはプレート状であり、かつ前記一対の第1側縁部どうしの隙間の幅よりも大きな幅に形成されていることにより、前記一対の第1側縁部のいずれにも当接可能な構成とされている。
このような構成によれば、操作ボタン用の支持部を、可動部などの他の部分に干渉しないように適切に設けることができる。また、1つの支持部によって、一対の操作ボタンの双方の第1側縁部を支持することができるために、支持部を複数設ける必要がなく、合理的である。
本発明において、好ましくは、前記一対の操作ボタンのそれぞれの第1側縁部とは反対側に位置する第2側縁部、および前記操作パネル部には、前記操作パネル部の前後方向にスライド可能に嵌合する孔部および突起部が設けられている。
このような構成によれば、孔部および突起部が互いに嵌合する作用に基づき、各操作ボタンの位置決めを適切に図ることが可能であり、各操作ボタンが不体裁に位置ずれすることを防止するのにより好ましいものとなる。孔部および突起部は、操作パネル部の前後方向にスライド可能に嵌合するために、各操作ボタンが操作パネル部の前後方向に変位する動作に支障を生じることはない。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る操作装置の一例を示す斜視図である。 図1に示す操作装置の分解斜視図である。 図2の要部拡大斜視図である。 図3に示す構成要素の要部正面図である。 図1のV−V要部断面図である。 図5に示す構造の動作状態の一例を示す要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2に示す本実施形態の操作装置Aは、たとえば給湯装置(図示略)を遠隔操作するためのものであり、台所の壁面などに設置して使用される壁掛けタイプである。この操作装置Aは、操作装置本体部1、フロントケース2、および押さえ部材3を具備している。
図1において、操作装置Aの前面部分は操作パネル部4であり、この操作パネル部4には、操作ボタン5A,5Bを有する操作スイッチS1,S2が設けられている。この操作スイッチS1,S2は、本発明が意図する一対の操作スイッチの一例に相当する。
操作装置本体部1は、図5に示すように、ケース本体10内に制御基板11が収容された構成を有し、制御基板11には、給湯装置を遠隔操作するための制御回路を構成する各種の電気・電子部品(図示略)が搭載されている。これに加え、制御基板11には、図1および図2に示す画像表示用の液晶ディスプレイなどの表示器12、後述するLED光源13、およびタクトスイッチ14なども搭載されている。なお、図2に示す操作装置本体部1においては、表示器12の周辺部以外の図示を簡略化している。表示器12の下方周辺には、複数の操作スイッチ15が設けられているが、これらは、本発明が意図する構成ではなく、たとえば既存の押しボタン方式と同様である。したがって、それらの説明は省略する。
フロントケース2は、操作装置本体部1の前面側の一部および周側面を覆う前壁部20および周壁部21を有しており、操作装置本体部1に対して、その前方(手前側)から外嵌装着される。このフロントケース2の前壁部20には、表示器12の表示面を露出させるための開口窓22に加え、開口部23が形成されている。この開口部23には、後述す
るように、可動部6A,6Bが設けられ、かつ操作ボタン5A,5Bが収容される。押さえ部材3は、後述するように、操作ボタン5A,5Bが開口部23内からその前方に脱出することを防止する役割を果たすものであり、前壁部20の前面に接着して組み付けられる。この押さえ部材3は、フロントケース2の開口窓22および開口部23に対応した開口孔32,33を有するプレート状である。押さえ部材3およびフロントケース2は、樹脂製である。
図5に示すように、操作スイッチS1,S2は、操作ボタン5A,5Bに加え、フロントケース2の開口部23内に設けられた可動部6A,6B、および操作ボタン用の支持部7を具備している。また、操作スイッチS1,S2は、LED光源13から発せられた光を操作ボタン5A,5Bの各光透過部50を介してその前方に進行させることが可能な照光方式とされている。
図3および図4によく表われているように、可動部6A,6Bは、光透過用の切欠き部60を有するプレート状であり、開口部23内において適当な幅W1の隙間69を介して上下に並んでいる。可動部6A,6Bは、細長なバー状の支持バネ部61によって支持されているが、これら支持バネ部61や可動部6A,6Bは、フロントケース2に一体成形されている。支持バネ部61は、操作パネル部4の前後方向(フロントケース2の前後厚み方向)に撓み変形可能である。このことにより、可動部6A,6Bは、操作パネル部4の前後方向に弾性復元力を伴って変位可能である。図5に示すように、可動部6A,6Bの背後(奥部)には、タクトスイッチ14が位置しており、操作ボタン5A,5Bがその前方から押圧操作された際には、可動部6A,6Bの背面部によってタクトスイッチ14が押圧され、所定のスイッチング動作が行なわれる。
操作ボタン5A,5Bは、たとえば略矩形の小片状であり、可動部6A,6Bの前面に当接するようにして開口部23内に収容され、かつ上下に並んでいる。ただし、操作ボタン5A,5Bのそれぞれの第1側縁部51(本実施形態では、操作ボタン5Aの下縁部、および操作ボタン5Bの上縁部)は、可動部6A,6Bからはみ出した構成とされている。より詳細には、操作ボタン5Aの第1側縁部51は、可動部6Aの下端から適当な寸法L1だけ下方にはみ出し、かつ操作ボタン5Bの第1側縁部51は、可動部6Bの上端から適当な寸法L1だけ上方にはみ出している。このことにより、可動部6A,6Bをさほど接近させなくても、操作ボタン5A,5Bの第1側縁部51どうしをかなり接近させることができる。
操作ボタン5A,5Bのうち、第1側縁部51とは上下反対側に位置する第2側縁部52は、操作ボタン5A,5Bの他の部分よりも薄肉に形成されており、この第2の側縁部52には、1または複数の孔部53が貫通して設けられている。これに対し、開口部23の内周縁には、操作パネル部4の正面方向に突出し、かつ孔部53と嵌合する1または複数の突起部24が設けられている。これら突起部24と孔部53とが嵌合することにより、操作ボタン5A,5Bが操作パネル部4の面方向に位置ずれすることが防止される。孔部53および突起部24は、スライド可能に嵌合しており、操作ボタン5A,5Bが操作パネル部4の前後方向に変位する動作を妨げないようになっている。なお、孔部53および突起部24は、本実施形態とは反対の位置関係(操作ボタン5A,5Bに突起部を設け、かつ開口部23の内周縁に孔部を設けた構成)とすることも可能である。図1および図2に示した押さえ部材3の開口孔33の周縁部は、操作ボタン5A,5Bの外周縁(第1側縁部51を除く)の前方に位置しており、操作ボタン5A,5Bが開口部23の前方に不当に脱出しないようになっている。
図5および図6に示すように、操作ボタン用の支持部7は、操作ボタン5A,5Bが押圧操作された際に、これらの第1側縁部51に当接してこの部分を支持するための部分で
ある。支持部7は、可動部6A,6Bどうしの隙間69内に位置して、開口部23を左右幅方向に横切るように延びたバー状またはプレート状であり(図3および図4も参照)、フロントケース2に一体的に形成されている。この支持部7の前面部70の幅は、操作ボタン5A,5B間に形成された隙間59の幅W2よりも大きく、支持部7の前面部70は、操作ボタン5A,5Bの双方の第1側縁部51の背面部に対向している。このことにより、操作ボタン5A,5Bのいずれに対しても、支持部7を利用して支持することが可能である。
操作スイッチS1,S2を照光方式とするための手段として、本実施形態では、次のような構成が採用されている。
すなわち、操作ボタン5A,5Bは、透光性を有する樹脂製であり、その背面部には、非透光性の塗装層54が設けられている。ただし、前記の背面部のうち、塗装層54が設けられていない箇所があり、この部分およびその正面領域が光透過部50である。LED光源13から発せられた光は、光透過部50を透過して操作ボタン5A,5Bの前方に進行する。もちろん、LED光源13は、操作スイッチS1,S2のオン・オフに連動し、点灯状態と消灯状態との切り替えがなされる。
図5の部分拡大図に示すように、塗装層54は、厳密には単層ではなく、第1ないし第3の塗装層54a〜54cを有している。第1の塗装層54aは、操作スイッチS1,S2の種類もしくは機能を示す文字(たとえば、図1〜図4に示された「自動」や「追い焚き」などの文字)あるいは記号などを表示する印刷の層である。第2の塗装層54bは、第1の塗装層54aの背景となり、たとえば白色塗料のベタ塗り層である。第3の塗装層54cは、たとえば黒色塗料のベタ塗り層である。第2および第3の塗装層54b,54cは、操作ボタン5A,5Bの背面部のうち、光透過部50を除く全域を覆っている。第3の塗装層54cは、LED光源13から進行してきた光の反射を防止する役割を果たし、この第3の塗装層54cを設ける処理は、本発明でいう「光反射防止処理」の一例に相当する。好ましくは、このような光反射防止処理は、操作ボタン用の支持部7の前面部70にも施されている。光反射防止処理としては、黒色塗装に代えて、たとえば金型成形による表面のシボ加工、シボ塗装処理、あるいはブラスト処理などを適用することもできる。
次に、前記した操作装置Aの作用について説明する。
まず、操作ボタン5A,5Bは、1つの開口部23内に収容されているために、互いに接近させることが容易である。とくに、第1側縁部51は、可動部6A,6Bから適当な寸法L1だけはみ出した構成とされているために、可動部6A,6Bどうしの隙間69の幅W1が比較的大きくされていたとしても、一対の第1側縁部51どうしを容易に接近させた構成とすることができる。したがって、上下一対の操作スイッチS1,S2を見栄え良く接近させて設け、操作装置Aのデザイン性を良くすることが可能である。
図6を参照して説明したように、操作ボタン5A,5Bが押圧操作された際には、それらの第1側縁部51の背面部は、支持部7に当接し、この支持部7によって支持される。第1側縁部51は、可動部6A,6Bからはみ出しているために、本実施形態とは異なり、支持部7が設けられていない場合には、操作者によって第1側縁部51またはその近傍部分が押圧された際に、第1側縁部51が可動部6A,6Bよりも後方に押し込まれ、かつ第2側縁部52が前側に位置ずれし、操作ボタン5A,5Bが斜めに傾いてしまう虞がある。これに対し、本実施形態においては、第1側縁部51が可動部6A,6Bよりも後方に押し込まれることは支持部7によって適切に防止されるため、前記した虞を生じないようにすることができる。また、操作ボタン5A,5Bが上下左右に位置ずれすることは、孔部53および突起部24の嵌合による位置決め作用によって適切に防止される。この
ように、本実施形態では、操作ボタン5A,5Bが不体裁な状態に傾いたり、あるいは上下左右に位置ずれを生じるといったことも適切に防止され、見栄えの良い状態を適切に維持することが可能である。
操作スイッチS1,S2は、照光方式とされており、支持部7に比較的近い位置にLED光源13が設けられているものの、このLED光源13の光が、操作ボタン5A,5Bの隙間59からその前方に漏れることも適切に防止される。
より具体的には、LED光源13から発せられた光の一部が、図5の破線Laに示す経路で進行することは好ましくない。この経路は、LED光源13から発せられた光の一部が、操作ボタン5Bの第1側縁部51の背面部によって反射されることにより、支持部7の前面部70に当たり、その後この前面部70によって前方に反射されて隙間59を通過する経路である。これに対し、本実施形態では、前記したような光の進行経路途中に相当する箇所、すなわち第1側縁部51の背面部には、黒色塗装である第3の塗装層54cが設けられており、また好ましくは、支持部7の前面部70にも光反射防止処理が施されている。したがって、前記した経路で進行する光の量は少なくなり、隙間59から多くの光が漏れることを適切に回避することが可能である。隙間59から多くの光が漏れたのでは、操作装置Aが粗雑であるといった印象をユーザに与える虞があるが、本実施形態によれば、そのような虞を無くすことができる。なお、光反射防止処理は、たとえば操作ボタン5B側には施されることなく、支持部7の前面部70のみに施された構成とされている場合であっても、前記した光の漏れを防止する効果を得ることが可能である。
操作ボタン5Bの背面部に光反射防止処理を施す場合、第1側縁部51の背面部のみに光反射防止処理を施し、それ以外の部分には処理を施さない構成とすることもできる。ただし、このような部分的な処理(黒色塗装)を施した場合には、操作ボタン5Bを正面から目視した場合に、黒色塗装が施された部分とそうでない部分とで色調が異なった状態(色むら状態)に見える虞がある。このような虞を回避する観点からすると、操作ボタン5Bの背面部の略全面に処理を施すことが好ましい。また、本来的には、前記した光の漏れを防止する上では、他方の操作ボタン5Aに黒色塗装(第3の塗装層54c)を施す必要はないが、そのような塗装を施せば、操作ボタン5A,5Bの色調を揃えることができる利点が得られる。
その他、本実施形態の操作装置Aによれば、一対の操作スイッチS1,S2は、可動部6A,6Bや操作ボタン5A,5Bを1つの開口部23内に配置させた構成であるために、構成の簡素化を図ることが可能である。操作ボタン5A,5Bどうしをかなり接近させる場合であっても、可動部6A,6Bについてはさほど接近させる必要はないため、これら可動部6A,6Bの成形なども容易である。さらに、操作スイッチS1,S2の組み立てに際しては、1つの開口部23に操作ボタン5A,5Bを投入してから、押さえ部材3を組み付ければよいために、これら一連の組み立て作業性もよい。このようなことから、製作コストの低減化を好適に図ることもできる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る操作装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述した実施形態では、一対の操作スイッチが上下に並んで設けられているが、これらが並ぶ方向はこれに限定されず、たとえば左右方向などに並んだ構成とすることができることは勿論である。一対の可動部は、1つの共通の開口部内に並べて設けられ、かつ操作パネル部の前後方向に弾性復元力を伴って変位可能であればよい。一対の操作ボタンは、一対の可動部が設けられている1つの開口部内に並べて設けられ、かつ互いに接近する第1側縁部が一対の可動部から所定の方向にはみ出していればよい。このはみ出し寸法の具体的な数値は限定されない。各操作スイッチは、非照光方式のものに構成することが可能
であり、このような場合には各操作ボタンの全体を非透光性の材質とすることもできる。一対の操作ボタンは、必ずしもサイズや形状が略同一に揃えられていなくてもよく、たとえばサイズが相違する2つの操作ボタンを並べて設けるような場合にも、本発明を適用することができる。
本発明を実施する場合、一対の可動部および操作ボタンが設けられている開口部内に、これらとは別に、追加の可動部や操作ボタンをさらに設けて、1つの開口部内に3以上の多数の可動部や操作ボタンが設けられた構成とすることができる。この場合、それら多数の可動部や操作ボタンのうち、いずれか一対の可動部や操作ボタンの構成が本発明の意図する構成に該当する場合には、本発明の技術的範囲に属することとなる。
本発明でいう操作ボタン用の支持部は、操作ボタンが押圧操作されたときにこの操作ボタンの第1側縁部の背面部に当接してこの部分を支持可能に設けられていればよい。したがって、一対の操作ボタンのそれぞれに対応して、複数(たとえば2つ)の支持部が設けられた構成とすることもできる。
本発明に係る操作装置は、給湯装置用の操作装置として好適であるが、これに限定されるものではない。また、壁面に設置される壁掛けタイプとは異なるタイプの操作装置として構成することもできる。操作パネル部は、たとえば上向きであってもよい。この場合、本発明でいう操作パネル部の前方および後方は、操作パネル部の上方および下方である。
A 操作装置
S1,S2 操作スイッチ
3 押さえ部材
4 操作パネル部
5A,5B 操作ボタン
6A,6B 可動部
7 操作ボタン用の支持部
13 LED光源(光源)
23 開口部
24 突起部
50 光透過部
51 第1側縁部(操作ボタンの)
52 第2側縁部(操作ボタンの)
53 孔部
70 前面部(操作ボタン用の支持部の)

Claims (3)

  1. 操作パネル部に並べて設けられた少なくとも一対の押しボタン方式の操作スイッチを備えており、
    前記一対の操作スイッチは、
    前記操作パネル部に設けられた開口部内に設けられ、かつ前記操作パネル部の前後方向に弾性復元力を伴って変位可能な一対の可動部と、
    前記開口部内のうち、前記一対の可動部の前面側に配され、かつ前記操作パネル部の前面側に設けられた押さえ部材によって前記開口部の前方に脱出することが阻止された一対の操作ボタンと、
    を備えている、操作装置であって、
    前記一対の可動部は、前記操作パネル部に設けられた1つの共通の開口部内に並べて設けられて、この開口部内には、前記一対の操作ボタンも並べて設けられており、
    前記一対の操作ボタンの互いに接近する一対の第1側縁部は、前記一対の可動部から前記一対の第1側縁部が互いに接近する方向にはみ出しており、
    前記一対の第1側縁部およびこれら一対の第1側縁部どうしの隙間の後方には、前記一対の操作ボタンが後方に押圧操作されたときに前記一対の第1側縁部の背面部に当接してこの部分を支持可能な操作ボタン用の支持部が設けられており、
    前記一対の操作ボタンのうち、少なくとも一方の操作ボタンの後方には、光源が設けられているとともに、前記一方の操作ボタンは、その一部が前記光源から発せられた光を前方に透過させることが可能な光透過部として構成され、かつ他の部分が光不透過部分として構成されており
    前記一方の操作ボタンの光不透過部分としての第1側縁部の背面部には、前記光源から進行してきた光が前記操作ボタン用の支持部に向けて反射することを防止可能な光反射防止処理が施されていることを特徴とする、操作装置。
  2. 請求項1に記載の操作装置であって、
    前記操作ボタン用の支持部は、前記一対の可動部どうしの隙間内に位置してこの隙間の長手方向に延びるバー状またはプレート状であり、かつ前記一対の第1側縁部どうしの隙間の幅よりも大きな幅に形成されていることにより、前記一対の第1側縁部のいずれにも当接可能な構成とされている、操作装置。
  3. 請求項1または2に記載の操作装置であって、
    前記一対の操作ボタンのそれぞれの第1側縁部とは反対側に位置する第2側縁部、および前記操作パネル部には、前記操作パネル部の前後方向にスライド可能に嵌合する孔部および突起部が設けられている、操作装置。
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