JP6007038B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、被加熱物を収容する収容部と、この収容部を覆うことが可能な蓋体と、この蓋体の収容部側に回転可能かつ着脱可能に取り付けられた回転体とを備えたものがある(例えば特開2012−135605号公報(特許文献1)参照)。
上記回転体には第1,第2の撹拌体の一方の端部を回動可能に取り付けている。この第1,第2の撹拌体を回動させて回転体の回転面に対して略垂直にした状態で、回転体を回転させることにより、収容部内の被加熱物を第1,第2の撹拌体で撹拌できる。
特開2012−135605号公報(図11)
ところで、上記回転体は、第1の撹拌体を回動させるための複数の歯車を有する第1の歯車群と、第2の撹拌体を回動させるための複数の歯車を有する第2の歯車群とを備え、第1の歯車群と第2の歯車群とが互いに接続されている。これにより、上記第1の撹拌体と第2の撹拌体とが互いに連動するようになっている。例えば、第1の撹拌体を回動させて回転体の回転面に対して略垂直にすると、第2の撹拌体も回動して回転体の回転面に対して略垂直になる。
したがって、例えば、上記蓋体から回転体を取り外して、回転体または第1,第2の撹拌体を清掃するとき、第1,第2の撹拌体の一方を手で押さえて回動しないようにしている状態で、第1,第2の撹拌体の他方を回動させると、第1,第2の歯車群が破損する可能性がある。
仮に、上記第1,第2の歯車群が破損したなら、第1の撹拌体または第2の撹拌体は、スムーズに回動できなくなったり、その破損がひどければ、ぎくしゃくした回動すらできなくなったりする。そして、上記第1,第2の撹拌体がうまく回動しない場合、第1,第2の撹拌体の撹拌性能が低下する可能性がある。
したがって、上記従来の加熱調理器には、第1,第2の撹拌体の撹拌性能が低下する可能性があるとういう問題があった。
そこで、本発明の課題は、第1,第2の撹拌体の撹拌性能の低下を防ぐことができる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、
被加熱物を収容する収容部と、
上記収容部が収納される加熱調理器本体と、
上記加熱調理器本体に取り付けられ、上記被加熱物を加熱するための加熱部と、
上記加熱調理器本体の上部に開閉可能に取り付けられた蓋体と、
上記蓋体の上記収容部側に回転可能かつ着脱可能に取り付けられた回転体と、
一方の端部が上記回転体に回動可能に取り付けられた第1,第2の撹拌体と、
上記回転体を回転させると共に、上記第1,第2の撹拌体を回動させるための駆動力を発生する駆動部と
を備え、
上記回転体は、
上記第1の撹拌体を回動させるための複数の歯車を有する第1の歯車群と、
上記第2の撹拌体を回動させるための複数の歯車を有する第2の歯車群と、
上記第1の歯車群と上記第2の歯車群との間に設けられ、上記第1,第2の歯車群に上記駆動部の駆動力を伝達するクラッチ機構と
を備え、
記回転体が上記蓋体に取り付けられているとき、上記第1の歯車群が上記クラッチ機構を介して上記第2の歯車群に接続されて、上記第1の撹拌体と上記第2の撹拌体とが互いに連動して回動し、
上記回転体が上記蓋体から取り外されているとき、上記第1の歯車群が上記クラッチ機構を介して上記第2の歯車群に接続されなくて、上記第1の撹拌体と上記第2の撹拌体とが互いに連動して回動しないことを特徴としている。
上記構成によれば、上記蓋体から回転体を取り外すと、第1,第2の歯車群からクラッチ機構が離れて、第1の撹拌体と第2の撹拌体とが互いに連動しなくなる。すなわち、上記クラッチ機構が第1,第2の撹拌体の連動を遮断する。これにより、上記蓋体から回転体を取り外しているときに、第1,第2の撹拌体の一方が回動できない状態で、第1,第2の撹拌体の他方を回動させたとしても、第1,第2の歯車群が破損するのを防ぐことができる。その結果、上記蓋体に回転体を付け直したとき、第1,第2の撹拌体の回動不良が起こる可能性を低減できる。したがって、上記第1,第2の撹拌体の撹拌性能が低下するのを防ぐことができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記回転体は、上記回転体の回転面に対して略平行となるように、上記第1,第2の撹拌体を静止させる第1,第2のダボを有する。
上記実施形態によれば、上記第1,第2のダボによって、回転体の回転面に対して略平行となるように、第1,第2の撹拌体を静止させてから、蓋体に回転体を取り付けると、第1,第2の歯車群へのクラッチ機構の接続が良好に行われる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記回転体は、上記第1,第2の歯車群を覆う不透明な歯車カバーを有する。
上記実施形態によれば、上記第1,第2の歯車群を覆う歯車カバーが不透明であるため、ユーザーは、第1の撹拌体と第2の撹拌体とが互いに連動する可能性に気付き難い。その結果、上記第1,第2の撹拌体の一方が回動できない状態で、ユーザーが第1,第2の撹拌体の他方を回動させる可能性が高くなる。
しかしながら、上記第1,第2の撹拌体の一方が回動できない状態で、ユーザーが第1,第2の撹拌体の他方を回動させても、クラッチ機構により、第1の歯車群または第2の歯車群が破損するのを防ぐことができる。
本発明の加熱調理器によれば、クラッチ機構は、回転体が蓋体から取り外されているとき、第1,第2の歯車群から離れて、第1の撹拌体と第2の撹拌体とが互いに連動しないようにするので、回転体が蓋体から取り外されているときに第1,第2の撹拌体に無理な操作が行われても、第1,第2の歯車群が破損するのを防ぐことができる。したがって、上記第1,第2の撹拌体の撹拌性能の低下を防ぐことができる。
図1は本発明の一実施形態の炊飯器の蓋体閉鎖時の概略斜視図である。 図2は上記炊飯器の蓋体開放時の概略斜視図である。 図3は上記炊飯器の回転体の概略下面図である。 図4はカバー部材を取り外した上記回転体の概略下面図である。 図5は図3のV−V線矢視の概略断面図である。 図6は上記炊飯器の第1,第2の撹拌アームの撹拌状態を説明するための概略斜視図である。 図7は上記炊飯器の模式端面図である。
以下、本発明の加熱調理器を図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の炊飯器を斜め上方から見た概略図である。
上記炊飯器は、炊飯器本体1と、この炊飯器本体1の上部に開閉可能に取り付けられた蓋体2とを備え、炊飯以外に、煮物や蒸し物などの調理を行えるものである。なお、炊飯器本体1は加熱調理器本体の一例である。
上記炊飯器本体1の前面には、蓋体2を開けるための開ボタン3を設けている。一方、炊飯器本体1の後面からは電源コード4の先端部が突き出ている。この電源コード4の大部分は、炊飯器本体1内のコードリール(図示せず)に引き出し可能に巻き付けられている。
上記蓋体2の上面の前部には、炊き方や調理名などを表示する液晶表示部5と、複数の操作ボタン6,6,…とを設けている。また、内鍋7(図2に示す)の蒸気は、蓋体2の上面の後部の蒸気排出口51から排出されるようになっている。
図2は、上記蓋体2を開いた状態の炊飯器を斜め上方から見た概略図である。
上記炊飯器本体1には内鍋7が収納されており、被加熱物の一例としての米や水などが内鍋7内に入る。また、炊飯器本体1の上面の前部には被係止部8を設けている。この被係止部8には、蓋体2の下面の前部に設けられた係止部23が解除可能に係止する。また、炊飯器本体1内には、蓋体2をロックするロック機構(図示せず)を設けている。このロック機構が蓋体2をロックしていないときに、開ボタン3を押すと、被係止部8が後方に移動して、被係止部8に対する係止部23の係止は解除される。一方、ロック機構が蓋体2をロックしているときに、開ボタン3を押しても、被係止部8が後方に移動せず、被係止部8に対する係止部23の係止は解除されない。また、炊飯器本体1内には、内鍋7を誘導加熱する誘導加熱コイル10を設置している。すなわち、内鍋7内の米や水などを加熱するための誘導加熱コイル10を炊飯器本体1に取り付けている。なお、内鍋7は収容部の一例であり、誘導加熱コイル10は加熱部の一例である。
上記内鍋7は、例えばアルミニウムなどの高熱伝導部材で形成され、その外面に加熱効率を向上させる例えばステンレス等の磁性体を貼り付ける一方、内面に米などの被加熱物の付着を防ぐためのフッ素樹脂をコーティングしている。
上記蓋体2は、蓋体2を閉じたときに内鍋7側とは反対側に位置する外蓋21と、蓋体2を閉じたときに内鍋7側に位置する内蓋22とを有している。また、蓋体2の内鍋7側には回転可能かつ着脱可能に回転体11を取り付けている。
上記外蓋21の後部の右側角部内には駆動モータ24を1つ設置している。また、外蓋21の中央部には回転可能に連結軸55(図7に示す)を取り付けている。この連結軸55は、1つの駆動モータ24が発生した回転駆動力を、プーリ(図示せず)およびベルト(図示せず)を介して受けて回転する。なお、駆動モータ24は駆動部の一例である。
図3は、上記回転体11を内鍋7側から見た概略図である。
上記回転体11には耐熱樹脂製で棒状の第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの一方の端部を回動可能に取り付けている。この第1,第2の撹拌アーム12A,12Bは、それぞれ、径方向において回転体11と隣り合って、内鍋7内の米などに接触した撹拌状態と、内鍋7内の米などから乖離した非撹拌状態とをとることが可能になっている。すなわち、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bのそれぞれは、基端部が回転体11に回動可能に取り付けられて、先端部が、回転体11から離れたり、回転体11に近づいたりすることが可能になっている。なお、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bは第1,第2の撹拌体の一例である。
上記回転体11は、耐熱樹脂製のベース部材13と、このベース部材13の内鍋7側の表面に着脱可能な耐熱樹脂製のカバー部材14と、ベース部材13にカバー部材14を取り付けるための耐熱樹脂製の第1,第2のフック15A,15Bとを有している。
上記ベース部材13の内鍋7側の表面には第1,第2の凹部14a,14bを設けており、ユーザは第1,第2の凹部14a,14bを掴んで回転体11の着脱を容易に行えるようになっている。
上記カバー部材14は、不透明な部材であり、第1,第2の歯車群201A,201B(図4に示す)を覆う。このカバー部材14は、平面視が瓢箪を扁平にしたような形状をしており、第1,第2のフック15A,15Bの先端部が解除可能に係止する。この第1,第2のフック15A,15Bの基端部はベース部材13に回動可能に取り付けられており、第1,第2のフック15A,15Bの回動によって、第1,第2のフック15A,15Bの先端部がベース部材13に係止したり、この係止が解除されたりする。なお、カバー部材14は歯車カバーの一例、第1のかさ歯車群201Aは第1の歯車群の一例、第2のかさ歯車群201Bは第2の歯車群の一例である。
図4は、上記カバー部材14を取り外した回転体11を内鍋7側から見た概略図である。
上記回転体11は、第1,第2のかさ歯車群201A,201Bと、第1,第2の短シャフト202A,202Bと、第1,第2の長シャフト203A,203Bと、クラッチ機構204と、第1,第2のダボ205A,205Bと、第1,第2のダボ用スプリング206A,206Bとを備えている。この第1,第2の短シャフト202A,202Bおよび第1,第2の長シャフト203A,203Bは、耐熱樹脂または金属からなっている。また、第1,第2のダボ205A,205Bはお耐熱樹脂からなっている。
上記第1のかさ歯車群201Aは、第1の撹拌アーム12Aを回動させるための耐熱樹脂製のかさ歯車211A,212A,213Aを有している。ここでは、第1の短シャフト202Aの一方の端部にはかさ歯車211Aを固定している一方、第1の短シャフト202Aの他方の端部にはかさ歯車212Aを固定している。また、第1の長シャフト203Aには、かさ歯車212Aに歯合するようにかさ歯車213Aを固定している。また、第1の撹拌アーム12Aの一方の端部つまり基端部には第1の長シャフト203Aの一方の端部を固定している。
上記第2のかさ歯車群201Bは、第2の撹拌アーム12Bを回動させるためのかさ歯車211B,212B,213Bを有している。ここでは、第2の短シャフト202Bの一方の端部にはかさ歯車211Bを固定している一方、第2の短シャフト202Bの他方の端部にはかさ歯車212Bを固定している。また、第2の長シャフト203Bには、かさ歯車212Bに歯合するようにかさ歯車213Bを固定している。また、第2の撹拌アーム12Bの一方の端部つまり基端部には第2の長シャフト203Bの一方の端部を固定している。
上記第1,第2の短シャフト202A,202Bは第1,第2の長シャフト203A,203Bより短くなっている。この第1,第2の短シャフト202A,202Bおよび第1,第2の長シャフト203A,203Bは、ベース部材13に回転可能に取り付けられている。すなわち、ベース部材13は、第1,第2の短シャフト202A,202Bおよび第1,第2の長シャフト203A,203Bを回転可能に保持している。
上記クラッチ機構204は、第1の歯車群201Aと第2の歯車群201Bとの間に設けられていて、駆動モータ24からの回転駆動力を第1,第2の歯車群201A,201Bに伝達する。
上記第1,第2のダボ205A,205Bは、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bが非撹拌状態をとるとき、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの基端部に設けられた第1,第2の凹部16A,16Bに嵌合する。すなわち、第1,第2のダボ205A,205Bは、回転体11の回転面に対して略平行となるように、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bを静止させることができるものである。この第1,第2のダボ205A,205Bの先端部は略半球状であり、第1,第2の凹部16A,16Bの表面は略半球面状である。また、第1,第2のダボ205A,205Bは、ベース部材13の上記基端部近傍の外壁面に対して出没可能になっている。これにより、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bが非撹拌状態から撹拌状態に遷移するとき、第1,第2のダボ205A,205Bが第1,第2の凹部16A,16Bから外れることができるようになっている。
上記第1,第2のダボ用スプリング206A,206Bは、第1,第2の長シャフト203A,203B近傍に設置されて、第1,第2のダボ205A,205Bを第1,第2の撹拌アーム12A,12B側に付勢している。
図5は、図3のV−V線から見た概略断面図である。
上記クラッチ機構204は、回転体11が蓋体2に取り付けられているとき、第1,第2の歯車群201A,201Bに接続されて、第1の撹拌アーム12Aと第2の撹拌アーム12Bが互いに連動するようにする一方、回転体11が蓋体2から取り外されているとき、第1,第2のかさ歯車群201A,201Bから離れて、第1の撹拌アーム12Aと第2の撹拌アーム12Bが互いに連動しないようにする。
より具体的に説明すると、上記クラッチ機構204は、伝達部材241と、この伝達部材204をベース部材13側に付勢する伝達部材用スプリング242とを有している。
上記伝達部材241は、回転体11の外部側に配置される外部側軸部241aと、回転体11の内部側に配置される内部側軸部241bと、かさ歯車部241cとから成っている。この伝達部材241は、回転体11に回転可能に取り付けられている。また、伝達部材241は、回転体11に対して回転体11の回転軸方向に移動可能である。
上記蓋体2の内鍋7側に回転体11を取り付けると、連結軸55の回転体11側の端部がかさ歯車部241cの蓋体2側の端面に当接し、伝達部材241が伝達部材用スプリング242の付勢力に抗して回転体11の内部側に進んで、かさ歯車部241cがかさ歯車211A,211Bに歯合する。これにより、第1の撹拌アーム12Aと第2の撹拌アーム12Bが互いに連動できるようになる。
一方、上記蓋体2の内鍋7側から回転体11を取り外すと、連結軸55の回転体11側の端部がかさ歯車部241cの蓋体2側の端面から離れる。そうすると、伝達部材241が伝達部材用スプリング242の付勢力で回転体11の外部側に進んで、かさ歯車部241cがかさ歯車211A,211Bから離れる。すなわち、かさ歯車部241cがかさ歯車211A,211Bに歯合しなくなる。これにより、第1の撹拌アーム12Aと第2の撹拌アーム12Bは互いに連動できないようになる。
また、上記伝達部材241近傍には、かさ歯車部241cの蓋体2側の端面に接触可能な規制部材243を設けている。この規制部材243によって、伝達部材241が回転軸方向に予め設定された距離を越えて回転体11の外部側に進まないようにしている。
また、上記蓋体2の内鍋7側に回転体11を取り付けているとき、伝達部材241が駆動モータ24からの回転駆動力を受けて回転すると、かさ歯車211A,211B,212A,212B,213A,213B、第1,第2の短シャフト202A,202Bおよび第1,第2の長シャフト203A,203Bが回転する。これにより、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bが、第1,第2の長シャフト203A,203Bを中心に回動して、図2の非撹拌状態から図6の撹拌状態に切り替わったり、上記撹拌状態から上記非撹拌状態に切り替わったりすることが可能になっている。
また、上記第1,第2の撹拌アーム12A,12Bが上記撹拌状態または上記非撹拌状になった後、伝達部材241が駆動モータ24からの回転駆動力を受け続けると、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの少なくも一部が回動がベース部材13の一部に接触して回動できなくなるため、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bが上記撹拌状態または上記非撹拌状のまま、回転体11と一体となって回転する。
また、図6に示すように、回転体11の蓋体2側の部分からは外部側軸部241aが突出している。この外部側軸部241aが連結軸55に着脱可能に連結されて、連結軸55と一体に回転する。また、外部側軸部241aは回転体11に対して回転可能となっている。
また、上記ベース部材13上には、ベース部材13に対してスライド可能なスライドロック部40を設けている。このスライドロック部40の中央部には、外部側軸部241aが挿通された貫通穴140を設けている。貫通穴140は、小径貫通穴140aと、この小径貫通穴140aよりも径が大きい大径貫通穴140bとからなっている。この小径貫通穴140aおよび大径貫通穴140bはスライドロック部40のスライド方向に並んで連なっている。
また、上記スライドロック部40を矢印S1方向にスライドさせて、小径貫通穴140a内に外部側軸部241aを位置させたとき、小径貫通穴140aの周縁部が連結軸55の環状溝55a(図7参照)に嵌合する。これにより、外部側軸部241aと連結軸55の連結を解除できなくなって、蓋体2から回転体11を取り外せなくなる。一方、スライドロック部40を矢印S2方向にスライドさせて、大径貫通穴140b内に外部側軸部241aを位置させたとき、大径貫通穴140bの周縁部は連結軸55の環状溝55aに嵌合しない。これにより、外部側軸部241aと連結軸55の連結を解除できるようになって、蓋体2から回転体11を取り外せるようになる。
なお、図6では、撹拌状態の第1,第2の撹拌アーム12A,12Bを視認できるように、炊飯器本体1および蓋体2の図示を省略している。
図7は、上記炊飯器を鉛直面で切った端面を模式的に示す図である。
上記炊飯器本体1は、外ケース41と、この外ケース41内に配置され、内鍋7が収納される内ケース42とを有している。この内ケース42は、耐熱性と電気絶縁性を有する材料で形成されている。この内ケース42の底部の中央部からは、内鍋7の底部に接触する温度センサ43を配置している。この温度センサ43は、内鍋7の温度を示す信号を制御部(図示せず)に送出するものである。
また、図示しないが、外ケース41と内ケース42との間の空間の後面側(図5の右側)には、電源部や、電源コード4を巻き取るコードリールなどを配置している。上記電源部は、電源回路や誘導加熱コイル用インバータ回路などを含み、この誘導加熱コイル用インバータ回路が誘導加熱コイル10に交番磁界を発生させる。
上記外蓋21の内側の部分には、内鍋7の一端を支持する支持部52を設けている。また、外蓋21の内側の部分には耐熱プラスチック製の蒸気キャップ60を着脱可能に取り付けている。この蒸気キャップ60は、内鍋7内で発生した蒸気を図中矢印で示すように炊飯器本体1外へ案内する。また、蒸気キャップ60の一部には内蓋22の一部が重なっており、外蓋21から内蓋22を取り外さなければ、外蓋21から蒸気キャップ60を取り外せないようになっている。より詳しくは、蒸気キャップ60は、連結軸55側からヒンジ軸53側に向かって延在する第1延在部61と、連結軸55と略平行な方向に延在する第2延在部62とを有している。第1延在部61の連結軸55側の端部には、蒸気が流入する入口63を設けている一方、第2延在部62の外側(内鍋7側とは反対側)の端部には、蒸気が流出する出口64を設けている。また、第1延在部61のヒンジ軸53側の端部には、内蓋22の他端が解除可能に係止される弾性変形可能な爪部65を設けている。また、第2延在部62の途中には、蒸気排出ファン56からの吹き出し空気が流入する開口66を設けている。
なお、図7の54は、蓋体2を開方向に付勢するスプリングである。
上記構成の炊飯器によれば、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bが図2の非撹拌状態になっているとき、駆動モータ24によって伝達部材241を正回転(蓋体2側から見て時計回り)させる。そうすると、駆動モータ24の回転駆動力が、かさ歯車211A,211B,212A,212B,213A,213B、第1,第2の短シャフト202A,202Bおよび第1,第2の長シャフト203A,203Bを介して、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bに伝わる。これにより、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bを下方向に回動させて、図4の撹拌状態にすることができる。さらに、伝達部材241を正回転させ続けると、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの基端部(第1,第2の長シャフト203A,203B側の端部)はベース部材13およびカバー部材14の一部に接触して回動できないため、撹拌状態の第1,第2の撹拌アーム12A,12Bを回転体11と一体に回転させることができる。その結果、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bで内鍋7内の例えば米および水を撹拌できる。
一方、上記第1,第2の撹拌アーム12A,12Bが図6の撹拌状態になっている場合、駆動モータ24によって伝達部材241を逆回転(蓋体2側から見て反時計回り)させる。そうすると、駆動モータ24の駆動力が第1,第2の撹拌アーム兼用傘ギア30、第1の撹拌アーム用傘ギア31A,32A,33Aおよび第2の撹拌アーム用傘ギア31B,32B,33Bを介して第1,第2の撹拌アーム12A,12Bに伝わる。これにより、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bを上方向に回動させて、図2,図3の非撹拌状態にすることができる。さらに、伝達部材241を逆回転させ続けると、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの先端部(第1,第2の長シャフト203A,203B側とは反対側の端部)はベース部材13に接触して回動できないため、非撹拌状態の第1,第2の撹拌アーム12A,12Bを回転体11と一体に回転させることができる。その結果、回転体11および第1,第2の撹拌アーム12A,12Bで内鍋7内の御粘の泡を物理的に破壊できる。その結果、上記御粘の噴きこぼれを低減でき、御飯のアルファ化を促進させることができる。
このように、1つの駆動モータ24によって第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの回動と回転体11の回転とを行うことができる。
また、上記蓋体2から回転体11を取り外すと、かさ歯車部241cがかさ歯車211A,211Bに歯合しなくなるので、第1の撹拌アーム12Aと第2の撹拌アーム12Bは互いに連動しなくなる。これにより、蓋体2から回転体11を取り外しているときに、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの一方が回動できない状態で、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの他方を回動させたとしても、第1,第2のかさ歯車群201A,201Bの破損を防ぐことができる。その結果、蓋体2に回転体11を付け直したとき、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの回動不良が起こる可能性を低減できる。したがって、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの撹拌性能が低下するのを防ぐことができる。
また、上記第1,第2のダボ205A,205Bによって、回転体11の回転面に対して略平行となるように、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bを静止させてから、蓋体2に回転体11を取り付けると、かさ歯車211A,211Bにかさ歯車部241cをスムーズに歯合させることができる。すなわち、第1,第2のかさ歯車群201A,201Bへのクラッチ機構204の接続を良好に行うことができる。
例えば、上記第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの一方が回転体11の回転面に対して略垂直となっている状態で、蓋体2に回転体11を取り付けると、かさ歯車211A,211Bの一方にかさ歯車部241cをスムーズに歯合させることができない。
また、上記第1,第2のかさ歯車群201A,201Bを覆うカバー部材14が不透明であるため、ユーザーは、第1の撹拌アーム12Aと第2の撹拌アーム12Bが互いに連動する可能性に気付き難い。その結果、第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの一方が回動できない状態で、ユーザーが第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの他方を回動させる可能性が高くなる。
しかしながら、上記第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの一方が回動できない状態で、ユーザーが第1,第2の撹拌アーム12A,12Bの他方を回動させても、クラッチ機構により、第1,第2のかさ歯車群201A,201Bの破損を防ぐことができる。
上記実施形態では、誘導加熱方式の炊飯器に本発明を適用した一例について説明したが、例えば抵抗加熱方式の炊飯器に本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、カバー部材11は、不透明な部材であったが、透明な部材にしてもよい。
上記実施形態では、炊飯器に本発明を適用した一例について説明したが、レンジやオーブンレンジなどの加熱調理器にも本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態と上述の変形例を適宜組み合わせたものを、本発明の一実施形態としてもよい。
1 炊飯器本体
2 蓋体
7 内鍋
10 誘導加熱コイル
11 回転体
12A 第1の撹拌アーム
12B 第2の撹拌アーム
24 駆動モータ
13 ベース部材
14 カバー部材
201A 第1のかさ歯車群
201B 第2のかさ歯車群
204 クラッチ機構
205A 第1のダボ
205B 第2のダボ
206A 第1のダボ用スプリング
206B 第2のダボ用スプリング
211A,211B,212A,212B,213A,213B かさ歯車
241 伝達部材
241a 外部側軸部
241b 内部側軸部
241c かさ歯車部
242 伝達部材用スプリング

Claims (3)

  1. 被加熱物を収容する収容部と、
    上記収容部が収納される加熱調理器本体と、
    上記加熱調理器本体に取り付けられ、上記被加熱物を加熱するための加熱部と、
    上記加熱調理器本体の上部に開閉可能に取り付けられた蓋体と、
    上記蓋体の上記収容部側に回転可能かつ着脱可能に取り付けられた回転体と、
    一方の端部が上記回転体に回動可能に取り付けられた第1,第2の撹拌体と、
    上記回転体を回転させると共に、上記第1,第2の撹拌体を回動させるための駆動力を発生する駆動部と
    を備え、
    上記回転体は、
    上記第1の撹拌体を回動させるための複数の歯車を有する第1の歯車群と、
    上記第2の撹拌体を回動させるための複数の歯車を有する第2の歯車群と、
    上記第1の歯車群と上記第2の歯車群との間に設けられ、上記第1,第2の歯車群に上記駆動部の駆動力を伝達するクラッチ機構と
    を備え、
    記回転体が上記蓋体に取り付けられているとき、上記第1の歯車群が上記クラッチ機構を介して上記第2の歯車群に接続されて、上記第1の撹拌体と上記第2の撹拌体とが互いに連動して回動し、
    上記回転体が上記蓋体から取り外されているとき、上記第1の歯車群が上記クラッチ機構を介して上記第2の歯車群に接続されなくて、上記第1の撹拌体と上記第2の撹拌体とが互いに連動して回動しないことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記回転体は、上記回転体の回転面に対して略平行となるように、上記第1,第2の撹拌体を静止させる第1,第2のダボを有することを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記回転体は、上記第1,第2の歯車群を覆う不透明な歯車カバーを有することを特徴とする加熱調理器。
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