JP6006375B1 - 工具のシール部材及びシール方法 - Google Patents

工具のシール部材及びシール方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6006375B1
JP6006375B1 JP2015123005A JP2015123005A JP6006375B1 JP 6006375 B1 JP6006375 B1 JP 6006375B1 JP 2015123005 A JP2015123005 A JP 2015123005A JP 2015123005 A JP2015123005 A JP 2015123005A JP 6006375 B1 JP6006375 B1 JP 6006375B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
seal
tool
crushing hammer
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015123005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017007002A (ja
Inventor
カハラ オッシ
カハラ オッシ
ニッシネン ユルキ
ニッシネン ユルキ
Original Assignee
サンドビック.マイニング.アンド.コンストラクション.オイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンドビック.マイニング.アンド.コンストラクション.オイ filed Critical サンドビック.マイニング.アンド.コンストラクション.オイ
Priority to JP2015123005A priority Critical patent/JP6006375B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6006375B1 publication Critical patent/JP6006375B1/ja
Publication of JP2017007002A publication Critical patent/JP2017007002A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、破砕ハンマの工具のシール部材と、シール装置と、破砕ハンマと、破砕ハンマの工具のシール方法とに関する。【解決手段】シール部材は、傾斜する(S)幾つかの突起要素をその外周(23)が備えるシールリング(14)である。突起要素は、破砕ハンマ(1)の使用中に横方向(T)に押される時に、シールリングにおいてトルクを生成する。従って、シールリングは、工具(6)に対して回転(R)してもよい。【選択図】図4

Description

本発明は、破砕ハンマの工具のシール部材に関する。シール部材は、リング形状の部材である。シール部材の内周は、工具に対するシール面として作用する。
本発明は更に、シール装置と、破砕ハンマと、破砕ハンマの工具をシールする方法とに関する。
本発明の分野は、独立請求項の前文において、より具体的に定義される。
破砕ハンマは、例えば、岩石、コンクリート等の硬い材料を破砕するために使用される。破砕ハンマは、破砕ハンマに接続可能な破砕工具に衝撃パルスを生成するための衝撃装置を具備する。工具は、一般的にはシールリングであるシール部材により破砕ハンマの本体又は別の周囲構造に対して封止される。現在のシール装置は、例えば、それらの耐摩耗性に関連する幾つかの欠点を含むことを示してきた。
本発明の目的は、工具の新規で且つ改善されたシール部材を提供することである。別の目的は、工具のシール部材の摩耗を減少させることを目的とする、新規で且つ改善されたシール装置、破砕ハンマ、工具のシール方法を提供することである。
本発明に係わるシール部材は、シールリングの外周が、複数の突起要素を備えており、突起要素が、シールリングの軸方向において見た時に、外周の法線に対して傾斜することを特徴とする。
本発明に係るシール装置は、シールリングが、請求項1から6に従っており、更にシールリングが、その周方向において、シールハウジング及び工具に対して回転することを可能にすることを特徴とする。
本発明に係る破砕ハンマは、シールリングが、請求項1から6に従っており、更にシールリングが、その周方向において、シールハウジング及び工具に対して回転することを可能にすることを特徴とする。
本発明に係る方法は、シールリングの外周上に傾斜突起要素を備える、弾性のシールリングを使用するステップと、破砕ハンマの使用中に、シールリングが、工具の長手方向の軸線に対して横方向の力を受けることを可能にするステップと、横方向の撓み力により、シールリングの傾斜突起要素を可逆的に変形させるステップと、圧縮撓み力が終了した後に、傾斜要素の形状をそれらの初期状態に回復して、その回復によりシールリングにおいてトルクを生成するステップと、生成されたトルクにより、工具及びシールハウジングに対してシールリングを回転させるステップと、を特徴とする。
開示された解決案の考え方は、工具のシールリングが、破砕ハンマの使用中に、その周方向において回転することである。工具及びシールリングに作用する横方向の力は、シールリングにおいて必要なトルクを生成するために利用される。生成されたトルクは、シールリングの外周における傾斜突起要素に基づく。傾斜突起要素は、横方向の力により可逆的に変形し、力が終了した後に回復し、それにより、トルクは、回復段階において生成される。
開示された解決案の利点は、シールリングがその使用中に回るか又は回転するので、シール部材の寿命が、従来のシール部材と比較して、より長くてもよいことである。局部的な又は直接的な摩耗を一般的に受ける、シール面が、工具とシール部材との間に存在する。ここで、シールリングは、工具に対してその位置を変化させ、摩耗の影響は、向けられる横方向の力にも係わらず、シール面全体に、より均等に分布する。従って、シールリングの耐久性は、向上する。
更に、シール部材が適切に作動して、破砕ハンマの構造の内に不純物が浸入することを防止する時に、破砕ハンマの稼動寿命は、より長くなってもよい。同様に、シール部材は、破砕ハンマから潤滑グリースが漏出することを防止し、それにより、工具の寿命がより長くなってもよい。結論として、開示された解決案は、シールリング自体のための更には封止された構造のための、より長い寿命を可能にしてもよく、更に、保守及び稼動停止時間の必要性を更に軽減してもよい。
実施の形態によれば、シールリングは、その周方向において、シールハウジング及び工具に対して回転することを可能にする。工具は、工具とシールハウジングとの間において相対運動を引き起こす、使用中の横方向の力を受ける。工具の長手方向の軸線に対する横方向における工具とシールハウジングとの間の相対的な動きは、可逆的な変形と、シールリングの外周における傾斜突起要素の回復と、を引き起こすように形成される。その後の変形及び回復は、トルクを生成して、シールリングを回転させる。従って、シールリングに向けられる横方向の力の一部を、シールリングのトルクに変換するための幾つかの変換要素が、シールハウジングとシールリングとの間に存在する。
実施の形態によれば、シールリングの外周上の傾斜突起要素は、可撓性又は圧縮性であり、それにより、シールリングは、工具に向けられる横方向の力により、横方向においてシールハウジングの内側で移動してもよい。突起要素は、トルク生成要素として機能することに加えて、減衰要素として機能してもよい。この減衰のおかげで、シールリングの横方向の動きは、シールリングの内周の形状に対して変形を引き起さず、それにより、内周の真円度は、維持されてもよい。従って、減衰は、変化しないシール面を維持することを目指す。更に、突起要素が、シールリングにおける可撓性又は圧縮性部分として機能してもよいので、減衰は、工具とシールリングの内周との間の面圧を減少させてもよい。
実施の形態によれば、シールハウジングは、シールリングとシールハウジングとの間の摩擦を増大させるための粗面を備える。粗面は、例えば、ローレット加工又は溝加工であってもよい。あるいは、又はそれに加えて、突起要素の外面は、同じ理由で、粗面を有してもよい。増大された摩擦は、接触面間の可能な滑りを防止して、シールリングの適正な回転を確保する。
実施の形態によれば、シールリングは、所謂、頑丈なシールリングである。従って、軸方向の長さL及び半径方向の厚さRTの相対的な寸法は、所定の範囲を有する。また、シールリングの最大外径D及び最小内径dは、所定の範囲を有する。半径方向の厚さRTは、式:(D−d)/2により計算されてもよい。頑丈なシールリングにおいて、第1の比:L/RTは0.5〜2であり、更に、第2の比D/dは1.3〜3である。頑丈なシールリングは、剛性であり、且つ耐久性がある。頑丈なシールリングは、摩耗及びそれに向けられた横方向の力に良好に耐える。
実施の形態によれば、シールリングの外周は、幾つかの傾斜した歯を具備するような、歯状である。従って、傾斜した歯は、傾斜突起要素として機能する。
実施の形態によれば、シールリングの外周は、幾つかの傾斜した歯を具備するような、歯状である。更に、シールリングの外周の各歯は、シールリングの軸方向において見た時に、外周の法線に対して傾斜する、フランク面を具備する。
実施の形態によれば、シールリングの外周は、幾つかの傾斜した歯を具備するような、歯状である。更に、シールリングの外周の各歯は、シールリングの軸方向において見た時に、外周の法線に対して傾斜する、フランク面を具備する。各歯は、第1のフランク面と、第2のフランク面と、先端部とを有する。更に、第1のフランク面は、軸方向において見た時に湾曲しており、第2のフランク面は、平面である。先端部は、湾曲してもよい。
実施の形態によれば、シールリングの外周は、幾つかの傾斜した歯を具備するような、歯状である。更に、シールリングの外周の各歯は、シールリングの軸方向において見た時に、外周の法線に対して傾斜する、フランク面を具備する。各歯は、第1のフランク面と、第2のフランク面と、先端部とを有する。更に、第1のフランク面及び第2のフランク面は、軸方向において見た時に平面である。先端部は、湾曲してもよい。
実施の形態によれば、シール装置の突起要素は、バー、ペグ(pegs、杭)、ピン、スタッド(間柱)又は対応する突起又は突起要素又は成形された部材である。それらの要素もまた、上述したように、傾斜しており、それにより、それらは、横方向の力により影響を受けたときに、シールリングを回転させるための必要なトルクを生成可能である。従って、開示された歯は、少なくとも幾つかの場合において、別の種類の傾斜要素で取り換えられてもよい。
実施の形態によれば、シール部材は、1つ以上の弾性材料から作成される。弾性材料は、一時的に圧縮又は再成形されてもよく、撓み力の終了後に、その初期形状を回復してもよい。
実施の形態によれば、シールリングは、弾性ゴム又はゴムの様な材料から作成される。
実施の形態によれば、シールリングは、ポリウレタンPU等の弾性ポリマーから作成される。幾つかの別の弾性ポリマー材料が使用されてもよい。
実施の形態によれば、シールリングは、適切な内部減衰を備える、弾性材料から作成される。その際に、シールリングの傾斜突起要素は、シールリングが横方向の撓み力を受けた時に、湾曲してもよく、撓み力が終了した後に、初期の形状に戻ってもよい。
実施の形態によれば、シールリングは、シールリングの外形がシールリングの取り付けの間において、変更されることを可能にする、幾つかの所定の関節点を備える。関節点のおかげで、シールリングは、単一の均一な部材であってもよく、それにも係わらず、シールリングは、シールハウジングに対して、所定の位置に容易に取り付けられてもよい。関節点は、シールリングの基本構造と比較すると、シールリングの構造がより集中的に曲げられることを可能にしており、更に、より小さい力が必要とされる。関節システムは特に、比較的剛性であって且つその取り付けが困難である、所謂、頑丈なシールリングに関して好ましい。関節点の数は、2、3、4又はそれ以上であってさえもよい。
実施の形態によれば、シールリングは、関節点として機能していて且つシールリングの外形が一時的に変更されることを可能にする、幾つかのスリットを備える。従って、シールリングは、外周における少なくとも2つの外側スリットと、内周における少なくとも1つの内側スリットと、を具備する。スリットは、シールリングの対向する周辺部に延びることなしで且つシールリングを部分に切断することなしで、制限された半径方向の寸法を有する。それにより、シールリングは、スリットに係わらず、単一の均一な部材である。更に、少なくとも2つの外側スリットは、それらの間に取付セクタ領域を画定する。1つ以上の内側スリットは、取付セクタ領域に設置される。外側及び内側スリットは、シールリングの取り付けの間においてシールリングの外形寸法を小さくするために、取り付け時に、取付セクタ領域を内側に押すことを可能にする。シールリングが、シールハウジング内の正しい位置に、修正された形状で設置された後に、撓み取付力は、除去され、シールリングは、その初期の形状及び外形寸法を獲得する。
実施の形態によれば、シールリングは、外周における2つの外側スリットと、内周における1つの内側スリットと、を備える。外側スリットは、セクタ角度100〜120°を有する、取付セクタ領域を画定する。内側スリットは、取付セクタ領域の中央に設置される。シールリングは、取り付けの間において、取付セクタ領域を内側に押すことにより、取り付け状態に設定されてもよい。スリットは、関節点として機能し、更にシールリングが、小文字のオメガ記号(ω)に似てもよいように、シールリングがその外形を変更することを可能にする。取付領域に向けられた撓み力が終了すると、シールリングは、その初期形状及び外形寸法を獲得してもよい。
実施の形態によれば、シールリングは、関節点として機能する、幾つかのスリットを備える。スリットは、軸方向の穿孔までに、又は対応する割れ防止端部空間までに終わってもよい。この実施の形態のおかげで、割れの形成が回避されてもよいので、シールリングの耐久性は、改善される。
実施の形態によれば、シールリング及びシールハウジングの両者は、均一な又は切れ目のない構造を有する。シールリングが、例えば、スリット等の関節点を備える場合に、その時シールリングは、均一な単一の部材としてその場所に取り付け可能である。2つの半部分のシールハウジングを形成する必要はなく、それにより、シールハウジングの構造は、より剛性であってもよい。シールハウジングは、破砕ハンマの下端に設置されており、それにより、打撃又は力を受ける。均一なシールハウジングは、過酷な環境に、より良好に耐える。また、均一な構造は、2つの半部分から作成されるシールリングに比較すると、シールリングの回転を改善する。シールリングが個別の部材に切断された時に、部材の端面は、回転に抵抗し、所望の効果が達成されないことが、実験において認識されている。
実施の形態によれば、破砕ハンマは、衝撃装置を囲む、保護ケーシングを具備する。保護ケーシングは、不純物又は窪みに対して衝撃装置を保護してもよい。更に、保護ケーシングは、衝撃装置のノイズを減衰させてもよい。保護ケーシングの下端部は、工具が通過するように配置される、工具開口を備える。従って、シールハウジング及びシールリングは、保護ケーシングの工具開口に設置される。
実施の形態によれば、衝撃装置は、フレームを具備しており、シールハウジング及びシールリングは、フレームの工具側端部に設置される。従って、破砕ハンマは、衝撃装置を取り囲む、保護ケーシングを有さない。
実施の形態によれば、破砕ハンマは、破砕ハンマの工具側端部に取り付けられた、個別のシールフレーム部材を具備する。シールフレーム部材は、シールハウジングとシールリングとを備える。シールフレーム部材は、衝撃装置を囲む、保護ケーシングの下端部に取り付けられてもよい。これとは別に、もし衝撃ハンマが、任意の保護ケーシングを有さない場合には、シールフレーム部材は、衝撃装置のフレームの下端部に取り付けられてもよい。個別のシールフレーム部材は、取り付け及び取り外しが容易である、構成要素であってもよい。
破砕ハンマの工具のシール部材はまた、本特許出願において開示されたものとは別の種類の破砕ハンマに適することが言及されるべきである。衝撃又は打撃装置は、例えば、示されたものと異なってもよい。
上記の開示された実施の形態は、開示された必要な形態を備えた、所望の解決案を形成するように組み合わせ可能である。
幾つかの実施の形態は、添付の図面においてより詳細に記載される。
破砕ハンマを備える掘削機の概略的側面図である。 破砕ハンマの概略的側断面図である。 回転スリーブリングを備えた破砕ハンマの下端部の概略的側断面図である。 同じ対象物の斜視図である。 その外周に歯を備える、シールリングの概略的斜視図である。 それらの初期状態における幾つかの歯を示す、詳細Hの概略的な軸方向の図である。 シールリングが横方向の動きを受けた時の状況を示す図である。 シールリングの概略的な軸方向の図である。 図7に示すシールリングの概略的部分断面側面図である。 シールリングの外周が滑らかであり、シールリングが回転する形態を有さないので、特許請求される本発明によるものではない、代替のシールリングの概略的な軸方向の図である。 シールリングの外周が滑らかであり、且つシールリングが回転する形態を有さないので、特許請求される本発明によるものではない、代替のシールリングの概略的な軸方向の図である。
明確にするために、図面は、簡略化された状態において、開示された解決案の幾つかの実施の形態を示す。図面において、同様の参照符号は、同様の要素を識別する。
図1は、掘削機等の、作業機械3のブーム2の自由端に配置された、破砕ハンマ1を示す。これとは別に、ブーム2は、任意の可動キャリッジ(運搬装置)又は破砕装置の固定されたプラットフォーム上に配置されてもよい。破砕ハンマ1は、衝撃パルスを生成するための衝撃装置4を具備する。破砕ハンマ1は、破砕されるべき材料5に対してブーム2を用いて押圧されてもよく、衝撃は、破砕ハンマ1に接続された、工具6に対して衝撃装置4により同時に生成されてもよく、工具6は、破砕される材料5に衝撃パルスを伝達する。衝撃装置4は、油圧式であってもよく、それにより、衝撃装置4は、作業機械2の油圧システムに接続してもよい。これとは別に、衝撃装置4は、電気的又は空圧的に動力供給されてもよい。衝撃パルスは、油圧流体の影響下で、衝撃方向及び戻り方向において往復動させられてもよい、衝撃ピストン等の衝撃要素により、衝撃装置4において生成されてもよい。更に、破砕ハンマ1は、衝撃装置4がその内側に設置されてもよい、保護ケーシング7を具備してもよい。破砕ハンマの下端には、即ち、工具側端部において、破砕ハンマの周囲構造に対して工具6を封止するためのシール装置8が存在する。シール装置8は、本特許出願に開示された、シールリングを具備する。
図2は、破砕ハンマ1の構造を開示する。破砕ハンマは、工具側端部において下端部Aと、破砕ハンマ1をブームに接続するための取付手段を備える上端部Bと、を具備する。保護ケーシング7内には、衝撃装置4があり、衝撃装置4は衝撃装置4のフレーム10に対して前後に移動するように配置された衝撃ピストン9を具備してもよい。衝撃ピストン9の衝撃面11は、工具6の上端部12を打つように配置される。工具6は、横方向接続ピンにより破砕ハンマ1に接続してもよい。工具6は、使用中に軸方向Pにおいて移動可能である。工具6が通過するシールリング14を具備するシール装置8は、破砕ハンマ1の下端部にある。シールリング14は、工具6を囲むシールハウジング15内に配置される。シールハウジング15は、保護ケーシングの7の下端部に形成されてもよい。既に上記で検討したように、シールハウジングはこれとは別に、もし保護ケーシングが存在しない場合には、衝撃装置のフレーム10の一部であってもよい。別の可能性は、図2において破線で示される、別個のシールアセンブリ16が、保護ケーシング7の下端部に設置されることである。破砕ハンマ1の使用時において、工具6は、軸方向Pに向けられる作動力に加えて、横方向Tにおける力を受ける。これらの横方向の力は、工具6を横方向Tにおいて移動させる。シールリング14は、この横方向の動きに耐え、更にシールを密に保つことを必要とする。本解決案において、横方向の力及び動きは、工具6に対してシールリングを回転させるための、シールリング14におけるトルクを発生させるために利用される。もし工具6が、1又は複数の横方向において、繰り返し移動させられる場合には、その後、シールリング14は、横方向の動きに従って、局部的な摩耗に曝される。これは、破砕ハンマ1における典型的な状況である。しかし、回転するシールリング14によって、シールリング14のシール面と工具6との間における相対的な位置は、定常的に変化してもよく、それにより、シール面の摩耗は、より均等に分散する。
図3及び4は、より詳細な状態において、シールハウジング15とシールリング14とを示す。シールハウジング15は、底板18により保護カバー7の下端部Aに対して支持されてもよい、スリーブ状部材17に対して形成されていてもよい。第1の底板構成要素18aは、シールリング14を軸方向に支持してもよい。シールハウジング15の周りの保護要素として機能してもよい、第2の底板構成要素18bは、部材17の周りに設けられてもよい。底板構成要素18a、18bは、一緒に固定的に締結されてもよい。更に、取付スリーブ20は、保護ケーシング7の下端部に固定されてもよいし、スリーブ状部材17と18のための支持部を提供してもよい。シールハウジング15にシールリング14を組み込む場合に、工具6は、最初に取り外され、そしてその後、シールリング14は、シールリングをシールハウジング15の内部に押し込むことを可能にするために、より小さな外形寸法に押圧されてもよい。その後、工具6は、その設計の場所にシールリング14を介して押し込まれ、1つ以上のロックピンにより固定される。従って、開示された解決案において、工具6だけが、シールリング14が変更される時に取り外される必要がある。シールリング14は、不純物が破砕ハンマ1の構造の内部に侵入することを防止する。更に、シールリングは、第2の目的、即ち、潤滑グリース又は対応する潤滑剤が潤滑空間21から流出することを防ぐという目的を有する。工具6は、作動中に、横方向Tにおいて限定された動きを有してもよい。本特許出願において上記で開示したように、横方向の動きは、シールリング14の回転Rに変換される。
図5は、その外周23に歯22を具備する、シールリング14を示す。歯22は、回転を生成するためのトルクにシールリング14の横方向の動きを変換してもよい、上述の傾斜突起要素として機能する。歯22は、それが図5に示されるように、外周23の法線Nに対して傾斜Sする。歯22は、シールリング14の軸方向において見た時にだけ傾斜する。シールリング14の内周24は、工具に対するシール面として機能する。シールリング14は、シールハウジング内への1つの均一な部分としてのシールリング14の取り付けを容易にするための取付セクタ25を具備してもよい。取付セクタ25領域は、外周23上において少なくとも2つの外側スリット26と27により画定される。更に、少なくとも1つの内側スリット28が、内周24上に設置される。スリット26−28は、シールリング14の対向する周辺部まで延びることなしで、且つ部分にシールリング14を切断することなしで、制限された半径方向の寸法を有する。外側スリット26,27及び内側スリット28は、取り付けの間においてシールリング14の外形寸法を減少させるために、取付セクタ領域25が、取り付け時に内側に押されることを可能にする。スリット26−28は、軸方向の穿孔までに、又は割れを防止してもよい、対応する端部空間29までに終わってもよい。内側スリット28において、2つの隣接する歯は、スリット28及び端部空間29が適切に配置されてもよいように、組み合わされた歯部22aを形成してもよい。スリット26、27及び28は、シールリング14の取付セクタ構成要素25aと25bが内側に曲げられることを可能にする、関節点30を画定する。シールリング14の取り付けは、図7、9及び10において、より詳細に開示される。
図6aは、それらの初期状態における幾つかの歯22を示す、図7の詳細Hであり、図6bは、シールリング14が、力Fにより引き起される横方向の動きを受けた時の状態を示す。
シールリング14の外周23は、傾斜する幾つかの歯22を具備するような、歯状である。傾斜方向Sは、外周23の法線Nと同様に、図6(a)に示される。各歯22は、シールリング14の軸方向において見た時に、法線Nに対して傾斜する、フランク面31、32を具備する。各歯22は、第1のフランク面31と、第2のフランク面32と、先端部33とを有する。第1のフランク面31は、軸方向において見た時に、湾曲してもよく、第2のフランク面32は、平面であってもよい。あるいは、第1のフランク面31はまた、平坦な表面であってもよく、第2のフランク面32はまた、湾曲してもよい。先端部33は、湾曲してもよい。
図6bにおいて、シールリング14は、シールハウジング15に向かって押される。工具6とシールハウジング15との間の間隙Gが減少されると、歯22Gが圧縮されることが、図6bに示される。あるいは、又はそれに加えて、歯22Fが示すように、歯は、曲げられて、可逆的に変形してもよい。変形力Fが終了し且つ間隙Gが伸長すると、変形した歯22Gと22Fは、それらの初期形状に逆転する。その後、接線力成分Ftは、半径方向力成分Frに加えて生成される。接線方向力成分Ftは、トルクを生成し、シールリング14を回転Rさせる。従って、外周23上の歯22等の傾斜要素は、その周方向においてシールリング14の回転運動を生成するように形成される、トルクに、横方向の力Fを変換するための変換要素又はバネ要素として作用する。
更に、図6bは、シールリング14に対面する、シールハウジングの内面が、生成されたトルクが存在する場合に、滑りを防止して更にシールリング14の回転Rを改善するための粗面34を備えてもよいことを、非常に簡略化した状態で開示する。
図7において、シールリングは、軸方向において見られる。シールリング14の主要な形態は、既に上記で開示される。シールリングは、単一の均一な部材である。その取り付けを容易にするために、シールリング14は、取付セクタ25領域を形成するための スリット26−28を備える。図7において、取付力Mは、取付セクタ領域25を内側に押すために、シールリング14に向けられてもよいことが示される。その後、取付セクタ構成要素25aと25bは、お互いに対して且つシールリング構造の残りの部分に対して曲がってもよい。従って、シールリング14の外形寸法は、取り付けの間において減少されてもよい。シールリングが、弾性材料で作られるので、取付力Mが終了した後に、初期形状は回復する。
傾斜突起要素を備える、開示されたシールリングが、幾つかの場合において、開示されたスリットなしであってもよいことも可能であることを言及すべきである。シールハウジングは、例えば、半部分から形成されてもよい。
図8は、歯22又は対応する突起要素が、軸方向において傾斜しないことを示す。図8はまた、寸法長さLと、半径方向の厚さRDと、内径dと、外径Dとを示す。シールリング14は、その相対的寸法が本特許出願において上記で定義された、所謂、頑丈なシール部材であってもよい。
上記で開示された解決案に対する代替解決案は、シールリングを取り囲み且つシールリングを回転させるためのトルクを発生させる、個別の支持片(部品片)を具備する。開口を備えた個別の弾性支持片は、シールハウジング内に配置される。開口は、傾斜要素を備える。従って、支持片の開口の内面は、例えば、傾斜した歯を具備してもよい。この代替の実施の形態において、シールリングの外周は、平滑であってもよく、支持片の開口の傾斜要素に対向して配置されてもよい。支持片の傾斜要素は、工具とシールリングが横方向に移動する時に、シールリングの回転を引き起こしてもよい。従って、シールリングは、トルクを生成するための傾斜要素を備えないが、しかし傾斜要素は、別個の支持片の内周上に存在する。支持片は、弾性材料で作られてもよい。支持片は、シールハウジングに移動不能に固定されてもよい。回転の生成の原理は、本特許出願において上記で開示されるものと同じある。この種類のシール装置は、以下のように定義されてもよい。シール装置は、細長い部材である工具と、工具の周りに設置され且つ開口を具備する支持片と、工具の外面と支持片の開口の内面との間の環状間隙と、工具を封止するために環状間隙に配置されたシールリングと、を備え、支持片の開口の内面が工具の軸方向において見た時に傾斜する幾つかの突起要素を具備し、支持片が弾性材料であり、工具及びシールリングの横方向の移動が、工具に対してシールリングを回転させるためのトルクを生成するように形成される。第1の実施の形態によれば、支持片の開口の内面は、歯状であり、歯は傾斜する。更に、この解決案において、シールリングは、弾性材料から作成されてもよいか、あるいは、これとは別に、それは、青銅等の適切な別の材料であってもよい。従って、シールリングは、非弾性材料であってもよい。
更に、現在特許請求される本発明に従わない、別の解決案はまた、図9及び10に開示される。破砕ハンマの工具をシールするためのシールリング14は、上記で開示される回転形態を有さなくてもよい。しかし、それは、本特許出願に開示される、幾つかの別の形態を具備してもよい。シールリング14は、シールリングの取り付けを容易にするための上記で開示されたスリットを備えてもよい。しかし、シール装置が、工具とシールハウジングに対するシールリングの回転に関連する、開示された形態を有さなくてもよいので、シールリングの外周は、歯等の開示された傾斜突起要素を有さなくてもよい。従って、シールリングの外周は、滑らかであってもよい。この種類のシール部材は、以下のように定義されてもよい。パーカッション破砕ハンマの工具のシール部材において、シール部材は、内周と外周と軸方向の長さとを有するリング状の部材であり、内周は、シール面として機能しており、封止されるべき工具に対向して配置されるように意図されており、外周は、シールハウジングに面するように意図されており、 シールリングは弾性材料で作られており、シールリングは、外周における少なくとも2つの外側スリットと、内周における少なくとも1つの内側スリットと、を具備しており、スリットは、シールリングの反対側の周辺部に延びることなしで且つシールリングを部分に切断することなしで、制限された半径方向の寸法を有しており、少なくとも2つの外側スリットは、それらの間において取付セクタ領域を画定しており、少なくとも1つの内側スリットは、取付セクタ領域に設置されており、外側及び内側スリットは、取り付けの間において、シールリングの外形寸法を減少させるために、取り付け時に、取付セクタ領域が内側に押されることを可能にする。初期の外径Dは、より小さな取付直径DMに可逆的に変形させられてもよい。シール部材の第1の実施の形態は、以下のような追加的形態を具備してもよく、シールリングは、外周23における2つの外側スリット26,27と、内周24における1つの内側スリット28と、を備えており、 外側スリットにより画定された取付セクタ領域25は、セクタ角度SA 100−120°を有しており、少なくとも1つの内側スリット28は、取付セクタ領域25の中央に設置されており、シールリング14の取り付けのために、取付セクタ領域を内側に押すことにより取り付け状態に設定する時に、シールリング14は、小さな文字オメガの記号ωに似る。シールリング14の第2の実施の形態は、以下のような追加的形態を具備してもよく、スリット26−28は、軸方向の穿孔までに、又は対応する割れ防止端部空間29までに終了してもよい。シールリングの第3の実施の形態は、以下のような追加的形態を具備してもよく、シールリング14及びシールハウジング15は共に、均一の構造又は切れ目のない構造を有する。第4の実施の形態に従って、シールリングは、本特許出願において上記で規定されたような頑丈なシールリングである。更に、シールリングは、上記の材料から作成されてもよく、それは上記の装置及び破砕ハンマにおいて利用されてもよい。従って、図9と10に開示された解決案と、図1−8に開示された別の解決案との間の唯一の相違は、傾斜要素が、外周に存在しないことであることが可能である。
均一なシールリングの容易にされた取り付けに関連する、図5−10に示される形態は、全ての形態が、各図面及び全ての図面の明細書において詳細な状態で説明されなくてもよいという事実にも係わらず、全ての実施の形態において利用されてもよい。
図面及び関連する説明は、本発明の考えを説明することを単に意図する。その詳細において、本発明は、特許請求の範囲内おいて変化してもよい。

Claims (15)

  1. 破砕ハンマの工具のシール部材であって、
    前記シール部材は、内周(24)と外周(23)と軸方向の長さ(L)とを有する、シールリングであり、
    前記内周(24)は、シール面として機能し、封止されるべき前記工具(6)に対向して配置されることが意図されており、
    前記外周(23)は、シールハウジング(15)に対面するように意図されており、
    前記シールリング(14)は、弾性材料により作られる、シール部材において、
    前記シールリング(14)の前記外周(23)は、幾つかの突起要素を備えており、
    前記突起要素は、前記シールリング(14)の軸方向において見た時に、前記外周(23)の法線(N)に対して傾斜する、ことを特徴とするシール部材。
  2. 前記シールリング(14)の前記外周(23)は、幾つかの傾斜した歯(22)を具備するような歯状である、ことを特徴とする請求項1に記載のシール部材。
  3. 前記シールリング(14)の前記外周(23)の各歯(22)は、前記シールリング(14)の軸方向において見た時に、前記外周(23)の法線(N)に対して傾斜する、フランク面(31、32)を具備する、ことを特徴とする請求項2に記載のシール部材。
  4. 各歯(22)は、第1のフランク面(31)と、第2のフランク面(32)と、先端部(33)と、を有しており、
    前記第1のフランク面(31)は、軸方向において見た時に湾曲しており、前記第2のフランク面(32)は平面であり、更に
    前記先端部(33)は湾曲する、ことを特徴とする請求項3に記載のシール部材。
  5. 前記シールリング(14)は、前記外周(23)における少なくとも2つの外側スリット(26,27)と、前記内周(24)における少なくとも1つの内側スリット(28)と、を具備しており、
    前記スリット(26、27、28)は、前記シールリング(14)の対向する周辺部に伸びることなしで且つ前記シールリング(14)を部分に切断することなしで、制限された半径方向の寸法を有しており、
    前記少なくとも2つの外側スリット(26、27)は、それらの間に取付セクタ領域(25)を画定しており、
    前記少なくとも1つの内側スリット(28)は、前記取付セクタ領域(25)に設置されており、
    前記外側及び内側スリット(26、27、28)は、取り付けの間において前記シールリング(14)の外形寸法を減少させるために、取り付け時に、前記取付セクタ領域(25)を内側に押すことを可能にする、ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のシール部材。
  6. 前記シールリング(14)は、前記外周(23)における2つの外側スリット(26,27)と、前記内周(24)における1つの内側スリット(28)と、を備えており、
    前記外側スリット(26、27)により画定された前記取付セクタ領域(25)は、セクタ角度(SA)100〜120°を有しており、
    前記内側スリット(28)は、前記取付セクタ領域(25)の中央に設置されており、
    前記シールリング(14)は、前記シールリング(14)の取り付けのために、前記取付セクタ領域(25)を内側に押すことにより取り付け状態に設定した場合に、小文字のオメガ記号(ω)に似る、ことを特徴とする請求項5に記載のシール部材。
  7. 細長い部材である、工具(6)と、
    前記工具(6)の周りに設置されたシールハウジング(15)と、
    前記工具(6)の外面と前記シールハウジング(15)の内面との間の環状の間隙(G)と、
    前記間隙(G)をシールするように配置されたシールリング(14)と、を具備するシール装置において、
    前記シールリング(14)は、請求項1〜6に基づいており、
    前記シールリング(14)は、その周方向において、前記シールハウジング(15)及び前記工具(14)に対して回転(R)することが可能である、ことを特徴とするシール装置。
  8. 前記工具(6)の長手方向の軸線に対して横方向(T)における前記工具(6)と前記シールハウジング(15)との間の相対的な動きは、可逆的な変形と、前記シールリング(14)の前記外周(23)における傾斜突起要素の回復と、を引き起こし、更に前記シールリング(14)の回転(R)を生成するように形成される、ことを特徴とする請求項7に記載のシール装置。
  9. 少なくとも前記シールハウジング(15)は、前記シールリング(14)と前記シールハウジング(15)との間の摩擦を増大させるための粗面(34)を備える、ことを特徴とする請求項7又は8に記載のシール装置。
  10. 破砕ハンマであって、
    衝撃装置(4)と、
    前記衝撃装置(4)に接続可能な工具(6)と、
    前記工具(6)の周りに設置された、シールハウジング(15)と、
    前記シールハウジング(15)内に設置された、シールリング(14)と、を具備する、破砕ハンマであって、
    前記シールリング(14)は、前記工具(6)が通過する開口を有しており、それにより、前記シールリング(14)は、前記工具(6)と前記シールハウジング(15)との間の間隙(G)を封止するように形成される、破砕ハンマにおいて、
    前記シールリング(14)は、請求項1〜6に基づいており、
    前記シールリング(14)は、その周方向において、前記シールハウジング(15)及び前記工具に対して回転(R)することが可能である、ことを特徴とする破砕ハンマ。
  11. 前記破砕ハンマは、前記衝撃装置(4)を囲む、保護ケーシング(7)を具備しており、
    前記保護ケーシング(7)は、前記工具(6)が通過するように配置される、工具開口を備えており、
    前記シールハウジング(15)及び前記シールリング(14)は、前記保護ケーシング(7)の前記工具の開口に設置される、ことを特徴とする請求項10に記載の破砕ハンマ。
  12. 前記衝撃装置(4)は、フレーム(10)を具備しており、
    前記シールハウジング(15)及び前記シールリング(14)は、前記フレーム(10)の工具側端部(A)に設置される、ことを特徴とする請求項10に記載の破砕ハンマ。
  13. 前記破砕ハンマ(1)は、該破砕ハンマ(1)の工具側端部(A)に取り付けられた、個別のシールフレーム部材(16)を具備しており、
    前記シールフレーム部材(16)は、前記シールハウジング(15)と前記シールリング(14)とを備える、ことを特徴とする請求項10に記載の破砕ハンマ。
  14. 破砕ハンマの工具をシールする方法であって、この方法が、
    少なくとも1つのシールリング(14)を有する前記破砕ハンマ(1)を提供するステップと、
    前記破砕ハンマ(1)のシールハウジング(15)に前記シールリング(14)を配置するステップと、
    前記シールリング(14)の開口を介して前記工具(6)を通過させるステップと、を具備する、方法において、
    前記シールリング(14)の外周(23)において傾斜突起要素を備える、弾性のシールリング(14)を使用するステップと、
    前記破砕ハンマ(1)の使用中に、前記シールリング(14)が、前記工具(6)の長手方向の軸線に対して横方向(T)の力を受けることを可能にするステップと、
    前記横方向の撓み力(F)により、前記シールリング(14)の前記傾斜突起要素を可逆的に変形させるステップと、
    前記撓み力(F)が終了した後に、前記傾斜突起要素の形状をそれらの初期状態に回復して、前記回復により前記シールリング(14)においてトルクを生成するステップと、
    前記生成されたトルクにより、前記工具(6)及び前記シールハウジング(15)に対して前記シールリング(14)を回転(R)させるステップと、を特徴とする方法。
  15. 前記シールリング(14)の前記外周(23)における傾斜した歯(22)により、前記シールリング(14)の回転(R)のためのトルクを生成するステップを特徴とする請求項14に記載の方法。
JP2015123005A 2015-06-18 2015-06-18 工具のシール部材及びシール方法 Expired - Fee Related JP6006375B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015123005A JP6006375B1 (ja) 2015-06-18 2015-06-18 工具のシール部材及びシール方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015123005A JP6006375B1 (ja) 2015-06-18 2015-06-18 工具のシール部材及びシール方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6006375B1 true JP6006375B1 (ja) 2016-10-12
JP2017007002A JP2017007002A (ja) 2017-01-12

Family

ID=57123263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015123005A Expired - Fee Related JP6006375B1 (ja) 2015-06-18 2015-06-18 工具のシール部材及びシール方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6006375B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004512477A (ja) * 2000-10-28 2004-04-22 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 工具ホルダに配置されたシールリングを備えた手持ち式工作機械
US20070235950A1 (en) * 2005-05-09 2007-10-11 Michael Biedermann Chuck
US20120037389A1 (en) * 2010-08-11 2012-02-16 Caterpillar, Inc. Composite Seal for a Hydraulic Hammer

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004512477A (ja) * 2000-10-28 2004-04-22 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 工具ホルダに配置されたシールリングを備えた手持ち式工作機械
US20070235950A1 (en) * 2005-05-09 2007-10-11 Michael Biedermann Chuck
US20120037389A1 (en) * 2010-08-11 2012-02-16 Caterpillar, Inc. Composite Seal for a Hydraulic Hammer

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017007002A (ja) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9777842B2 (en) Seal of tool and method of sealing
US7914209B2 (en) Bearing seal and swing device
JP2005521003A (ja) クッションリングスプロケットアセンブリ及び方法
KR100871644B1 (ko) 베어링 시일
US8523186B2 (en) Slide ring seal arrangement
JP6568959B2 (ja) 抜落防止装置を備えたメカニカルシール装置
CN104583650A (zh) 毛刷密封装置
JP2015510570A (ja) シール装置及びシール装置の製造方法
JP2009144918A (ja) 搭載部で軸方向へ可動に保持されるメカニカルシールアセンブリのシールリングを回転方向に固定するための装置
CN104583651A (zh) 毛刷密封装置
JP6006375B1 (ja) 工具のシール部材及びシール方法
CN106795744B (zh) 用于井下工具的减振器
JP6839563B2 (ja) 密封装置
KR101708171B1 (ko) 공구의 시일 및 실링하는 방법
JP4227116B2 (ja) 分割型メカニカルシール
US2284349A (en) Clutch plate assembly
CN106257114B (zh) 刀具的密封件和密封的方法
JP6105892B2 (ja) 掘削装置
IES81005B2 (en) Segmented ring mounting for a fluid-operated percussion drill tool
JP2012184774A (ja) スクロール型圧縮機
US1179333A (en) Piston-ring.
JP2006241785A (ja) 滑動シールドジャッキスプレッダーシュー
US20210102627A1 (en) Seal structure
JP6529293B2 (ja) 滑り軸受装置、ポンプ、隙間調節方法および滑り軸受装置の組立方法
CN108691950A (zh) 离心摆装置和具有这一类离心摆装置的扭转减震器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6006375

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees