JP2004512477A - 工具ホルダに配置されたシールリングを備えた手持ち式工作機械 - Google Patents
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Abstract
工作機械の伝動装置室からの潤滑剤の流出及び前記伝動装置室へのダストの侵入に対する良好なシールを保証する摩耗の少ないシールリングが、工作機械内の打撃ピン(3)に載着する複数のシールリップ(6,7)を有している。前記シールリング(5)の少なくとも機械側のサイドフランクには単数又は複数の半径方向環状切欠き(8,9)が設けられている。これにより、前記シールリップ(6,7)は高いフレキシビリティーを有し且つ打撃ピン(3)の運動に容易に追従することができるので、シールリング(5)は摩耗し難く、高いシール性を保証する。
Description
【0001】
実施例の説明
背景技術
本発明は、打撃ピンが軸方向で摺動可能に支承された、回転打撃式で駆動可能な工具ホルダを備えた手持ち式工作機械であって、前記工具ホルダに打撃ピンを取り囲む少なくとも1つのシールリングが配置されている形式のものに関する。
【0002】
このような穿孔・打撃工作機械はドイツ連邦共和国特許出願公開第19724532号明細書に基づき公知である。打撃ピンは工具ホルダに対して、一方では工作機械の伝動装置室から潤滑剤が外部に流出しないように、且つ他方ではごみが外部から工具ホルダを通って機械の伝動装置室に到達しないようにシールしなければならない。更に公知の工作機械では、打撃ピンの2つの半径方向環状溝にシールリング(Oリング)が挿入されており、これらのシールリングは打撃ピンと工具ホルダの内側との間のギャップをシールする。
【0003】
打撃工作機械の場合、打撃ピンは例えば65〜85Hzの周波数及び1〜10mmの振幅で軸方向で運動する。更に、前記打撃ピンは構成部材製作誤差及び熱的な材料膨張に関連して半径方向でも運動する。このような状況下では、打撃ピンと工具ホルダとの間に挿入されたシール部材は比較的多く摩耗される。従って本発明の課題は、打撃ピンの運動による摩耗がなるべく小さく延いては工作機械の長い運転時間にわたって高いシール性を保証するシールリングを提供することである。
【0004】
発明の利点
前記課題は、請求項1の特徴部に記載の構成に基づき、シールリングが打撃ピンに載着された複数のシールリップを有しており、シールリングの少なくとも機械側のサイドフランクに単数又は複数の半径方向環状切欠きが設けられていることによって解決される。シールリングのこの特別な成形に基づき、シールリップは極めて大きなフレキシビリティーを得るので、当該シールリップは軸方向運動及び半径方向運動並びに熱的な材料膨張に大きな摩耗無しで容易に従うことが可能であり、延いては工具ホルダにおける打撃ピンの確実なシールが生ぜしめられる。
【0005】
シールリングの機械側のサイドフランクに単数又は複数の半径方向環状切欠きが設けられていることに基づき、機械側のシールリップは、伝動装置室から少なくとも1つの切欠きに潤滑剤(オイル若しくはグリース)が侵入することによって、打撃ピンに対する強められた圧着力を獲得し延いては工作機械の伝動装置室からの潤滑剤の流出に対するシール性を高める。同様に、シールリングの工具側のサイドフランクに単数又は複数の半径方向環状切欠きが設けられる場合も、工具側のシールリップは、打撃ピンの軸方向運動及び半径方向運動並びに熱的な材料膨張に容易に従い、延いては工具ホルダを介したダストの侵入に対する工作機械の伝動装置室の高度なシールを生ぜしめる高いフレキシビリティーを有している。
【0006】
本発明の有利な構成は従属請求項に記載されている。
【0007】
既に述べたように、ダストの侵入に対するシール性も、潤滑剤の流出に対するシール性も達成するためには、シールリングの両サイドフランクに単数又は複数の切欠きを設けることが有利である。
【0008】
シールリングは、有利には半径方向の中間平面に関して対称的な横断面形状を有しているので、シールリングの左右逆の組込みは排除されている。
【0009】
工具ホルダにおけるシールリングの良好な付着は、シールリングの打撃ピンとは反対の側が、工具ホルダに設けられた半径方向環状溝に嵌め込まれていることによって得られる。
【0010】
実施例の説明
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0011】
唯一の図面には、回転打撃型手持ち式工作機械、即ちハンマードリルの前側部分の縦断面図が示されている。この図面は、本発明を説明するために必要でない手持ち式工作機械の全ての構成部材を省いて、例えばドリル又はビット等の工具のための取付穴2を有する工具ホルダ1を示している。この工具ホルダ1は、内部に挿入された工具に駆動装置(図示せず)から回転運動を伝達する。工具ホルダ1には打撃ピン3が軸方向で摺動可能に支承されている。この打撃ピン3は、駆動装置によって65〜85Hzの周波数及び1〜10mmの振幅で工具ホルダ1内で往復運動され且つこの運動を工具ホルダ1に挿入された工具に伝達する。
【0012】
工具ホルダ1の内側の環状溝4には、打撃ピン3を取り囲むシールリング5が挿入されている。このシールリング5の課題は、一方では工作機械の伝動装置室から工具ホルダ1への潤滑剤(グリース又はオイル)の流出を防止することであり、他方では工具ホルダ1から伝動装置室へのダストの侵入を防ぐことである。工作機械のできるだけ長い運転時間のために前記の高度なシール要求を実現することには問題がある。なぜならば、シールリング5によって取り囲まれた打撃ピン3は軸方向運動を実施するだけでなく、構成部材製作誤差及び熱的な材料膨張に基づき付加的に半径方向で運動するからである。打撃ピン3のこの運動自体においてシールリング5の摩耗し易さ延いてはそのシール作用の低下をできるだけ少なく保つためには、シールリング5は打撃ピン3の軸方向で見て平行に配置された2つのシールリップ6,7を有している。この場合、機械内部に面したシールリップ6は、潤滑剤の流出に対する伝動装置室のシールを引き受け、工具に面したシールリップ7は、工具ホルダ1から侵入するダストに対するシールを引き受ける。つまりシールリング5は、前記の両シール機能がそれぞれ別個のシールリップ6,7によって引き受けられるように成形されている。シールリング5は2つ以上のシールリップを有していてもよい。
【0013】
シールリング5の急速な摩耗延いてはシール性の損失に抗して、シールリップ6,7には高いフレキシビリティーが付与されるので、これらのシールリップ6,7は打撃ピン3の軸方向運動及び半径方向運動に容易に従うことが可能である。シールリップ6,7の高いフレキシビリティーは、シールリング5がシールリップ6,7の上位の両サイドフランクに、当該シールリングに設けられた半径方向環状切欠き8,9を有していることによって得られる。これにより、シールリング5はシールリップ6,7の上位が細くなり、このことはシールリップ6,7を極めて運動的にする。
【0014】
図示の実施例とは異なって、シールリング5の各サイドフランクに切欠き8,9を設けなくてもよい。但し、少なくとも機械側のサイドフランクに切欠き8を設けることが有利である。つまりこの切欠き8は、工作機械の伝動装置室から潤滑剤が当該切欠き8に侵入して、前記潤滑剤の圧力により切欠き8においてその下に位置するシールリップ6が比較的大きな圧力で打撃ピン3に対して押されるという効果を有している。
【0015】
切欠き8,9の大きさ及び深さ、並びにこれに関連してシールリップ6,7の厚さは、シールリップ6,7のフレキシビリティー及び打撃ピン3に対する圧着力に影響を及ぼす。シールリップ6,7のフレキシビリティーは、シールリング5の各サイドフランクに1つの切欠き8,9を設けることによってだけでなく、相互にずらされた複数の半径方向環状切欠きを設けることによって更に高められる。
【0016】
打撃ピン3に載着しているシールリップ6,7の端部は丸く面取りされているので、運動する打撃ピン3に沿ってできるだけ良好に滑動可能である。
【0017】
シールリング5は有利にはエラストマ材料から成っている。
【0018】
図示のように、半径方向の中間平面10に関して対称的な横断面形状を有するシールリング5が使用される場合は、シールリング5の特定の組込み方向は守らなくてよい。
【0019】
打撃ピン3とは反対の側のシールリング5の領域は、工具ホルダ1の環状溝4をその全幅で埋めており且つ前記溝に円滑に載着されている。これにより、シールリング5の外側領域は工具ホルダ1における高い安定性と良好な付着性とを獲得し、その結果、軸方向での摺動及び工具ホルダ軸線を中心とした回動を防止されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
回転打撃型手持ち式工作機械の前側部分の縦断面図である。
【符号の説明】
1 工具ホルダ、 2 取付穴、 3打撃ピン、 4 環状溝、 5 シールリング、 6,7 シールリップ、 8,9 切欠き、 10 中間平面
実施例の説明
背景技術
本発明は、打撃ピンが軸方向で摺動可能に支承された、回転打撃式で駆動可能な工具ホルダを備えた手持ち式工作機械であって、前記工具ホルダに打撃ピンを取り囲む少なくとも1つのシールリングが配置されている形式のものに関する。
【0002】
このような穿孔・打撃工作機械はドイツ連邦共和国特許出願公開第19724532号明細書に基づき公知である。打撃ピンは工具ホルダに対して、一方では工作機械の伝動装置室から潤滑剤が外部に流出しないように、且つ他方ではごみが外部から工具ホルダを通って機械の伝動装置室に到達しないようにシールしなければならない。更に公知の工作機械では、打撃ピンの2つの半径方向環状溝にシールリング(Oリング)が挿入されており、これらのシールリングは打撃ピンと工具ホルダの内側との間のギャップをシールする。
【0003】
打撃工作機械の場合、打撃ピンは例えば65〜85Hzの周波数及び1〜10mmの振幅で軸方向で運動する。更に、前記打撃ピンは構成部材製作誤差及び熱的な材料膨張に関連して半径方向でも運動する。このような状況下では、打撃ピンと工具ホルダとの間に挿入されたシール部材は比較的多く摩耗される。従って本発明の課題は、打撃ピンの運動による摩耗がなるべく小さく延いては工作機械の長い運転時間にわたって高いシール性を保証するシールリングを提供することである。
【0004】
発明の利点
前記課題は、請求項1の特徴部に記載の構成に基づき、シールリングが打撃ピンに載着された複数のシールリップを有しており、シールリングの少なくとも機械側のサイドフランクに単数又は複数の半径方向環状切欠きが設けられていることによって解決される。シールリングのこの特別な成形に基づき、シールリップは極めて大きなフレキシビリティーを得るので、当該シールリップは軸方向運動及び半径方向運動並びに熱的な材料膨張に大きな摩耗無しで容易に従うことが可能であり、延いては工具ホルダにおける打撃ピンの確実なシールが生ぜしめられる。
【0005】
シールリングの機械側のサイドフランクに単数又は複数の半径方向環状切欠きが設けられていることに基づき、機械側のシールリップは、伝動装置室から少なくとも1つの切欠きに潤滑剤(オイル若しくはグリース)が侵入することによって、打撃ピンに対する強められた圧着力を獲得し延いては工作機械の伝動装置室からの潤滑剤の流出に対するシール性を高める。同様に、シールリングの工具側のサイドフランクに単数又は複数の半径方向環状切欠きが設けられる場合も、工具側のシールリップは、打撃ピンの軸方向運動及び半径方向運動並びに熱的な材料膨張に容易に従い、延いては工具ホルダを介したダストの侵入に対する工作機械の伝動装置室の高度なシールを生ぜしめる高いフレキシビリティーを有している。
【0006】
本発明の有利な構成は従属請求項に記載されている。
【0007】
既に述べたように、ダストの侵入に対するシール性も、潤滑剤の流出に対するシール性も達成するためには、シールリングの両サイドフランクに単数又は複数の切欠きを設けることが有利である。
【0008】
シールリングは、有利には半径方向の中間平面に関して対称的な横断面形状を有しているので、シールリングの左右逆の組込みは排除されている。
【0009】
工具ホルダにおけるシールリングの良好な付着は、シールリングの打撃ピンとは反対の側が、工具ホルダに設けられた半径方向環状溝に嵌め込まれていることによって得られる。
【0010】
実施例の説明
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0011】
唯一の図面には、回転打撃型手持ち式工作機械、即ちハンマードリルの前側部分の縦断面図が示されている。この図面は、本発明を説明するために必要でない手持ち式工作機械の全ての構成部材を省いて、例えばドリル又はビット等の工具のための取付穴2を有する工具ホルダ1を示している。この工具ホルダ1は、内部に挿入された工具に駆動装置(図示せず)から回転運動を伝達する。工具ホルダ1には打撃ピン3が軸方向で摺動可能に支承されている。この打撃ピン3は、駆動装置によって65〜85Hzの周波数及び1〜10mmの振幅で工具ホルダ1内で往復運動され且つこの運動を工具ホルダ1に挿入された工具に伝達する。
【0012】
工具ホルダ1の内側の環状溝4には、打撃ピン3を取り囲むシールリング5が挿入されている。このシールリング5の課題は、一方では工作機械の伝動装置室から工具ホルダ1への潤滑剤(グリース又はオイル)の流出を防止することであり、他方では工具ホルダ1から伝動装置室へのダストの侵入を防ぐことである。工作機械のできるだけ長い運転時間のために前記の高度なシール要求を実現することには問題がある。なぜならば、シールリング5によって取り囲まれた打撃ピン3は軸方向運動を実施するだけでなく、構成部材製作誤差及び熱的な材料膨張に基づき付加的に半径方向で運動するからである。打撃ピン3のこの運動自体においてシールリング5の摩耗し易さ延いてはそのシール作用の低下をできるだけ少なく保つためには、シールリング5は打撃ピン3の軸方向で見て平行に配置された2つのシールリップ6,7を有している。この場合、機械内部に面したシールリップ6は、潤滑剤の流出に対する伝動装置室のシールを引き受け、工具に面したシールリップ7は、工具ホルダ1から侵入するダストに対するシールを引き受ける。つまりシールリング5は、前記の両シール機能がそれぞれ別個のシールリップ6,7によって引き受けられるように成形されている。シールリング5は2つ以上のシールリップを有していてもよい。
【0013】
シールリング5の急速な摩耗延いてはシール性の損失に抗して、シールリップ6,7には高いフレキシビリティーが付与されるので、これらのシールリップ6,7は打撃ピン3の軸方向運動及び半径方向運動に容易に従うことが可能である。シールリップ6,7の高いフレキシビリティーは、シールリング5がシールリップ6,7の上位の両サイドフランクに、当該シールリングに設けられた半径方向環状切欠き8,9を有していることによって得られる。これにより、シールリング5はシールリップ6,7の上位が細くなり、このことはシールリップ6,7を極めて運動的にする。
【0014】
図示の実施例とは異なって、シールリング5の各サイドフランクに切欠き8,9を設けなくてもよい。但し、少なくとも機械側のサイドフランクに切欠き8を設けることが有利である。つまりこの切欠き8は、工作機械の伝動装置室から潤滑剤が当該切欠き8に侵入して、前記潤滑剤の圧力により切欠き8においてその下に位置するシールリップ6が比較的大きな圧力で打撃ピン3に対して押されるという効果を有している。
【0015】
切欠き8,9の大きさ及び深さ、並びにこれに関連してシールリップ6,7の厚さは、シールリップ6,7のフレキシビリティー及び打撃ピン3に対する圧着力に影響を及ぼす。シールリップ6,7のフレキシビリティーは、シールリング5の各サイドフランクに1つの切欠き8,9を設けることによってだけでなく、相互にずらされた複数の半径方向環状切欠きを設けることによって更に高められる。
【0016】
打撃ピン3に載着しているシールリップ6,7の端部は丸く面取りされているので、運動する打撃ピン3に沿ってできるだけ良好に滑動可能である。
【0017】
シールリング5は有利にはエラストマ材料から成っている。
【0018】
図示のように、半径方向の中間平面10に関して対称的な横断面形状を有するシールリング5が使用される場合は、シールリング5の特定の組込み方向は守らなくてよい。
【0019】
打撃ピン3とは反対の側のシールリング5の領域は、工具ホルダ1の環状溝4をその全幅で埋めており且つ前記溝に円滑に載着されている。これにより、シールリング5の外側領域は工具ホルダ1における高い安定性と良好な付着性とを獲得し、その結果、軸方向での摺動及び工具ホルダ軸線を中心とした回動を防止されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
回転打撃型手持ち式工作機械の前側部分の縦断面図である。
【符号の説明】
1 工具ホルダ、 2 取付穴、 3打撃ピン、 4 環状溝、 5 シールリング、 6,7 シールリップ、 8,9 切欠き、 10 中間平面
Claims (4)
- 打撃ピン(3)が軸方向で摺動可能に支承された、回転打撃式で駆動可能な工具ホルダ(1)を備えた手持ち式工作機械であって、前記工具ホルダ(1)に打撃ピン(3)を取り囲む少なくとも1つのシールリング(5)が配置されている形式のものにおいて、
シールリング(5)が打撃ピン(3)に載着された複数のシールリップ(6,7)を有しており、シールリング(5)の少なくとも機械側のサイドフランクに単数又は複数の半径方向環状切欠き(8,9)が設けられていることを特徴とする、工具ホルダに配置されたシールリングを備えた手持ち式工作機械。 - シールリング(5)の両サイドフランクそれぞれに、単数又は複数の半径方向環状切欠き(8,9)が設けられている、請求項1記載の手持ち式工作機械。
- シールリング(5)が半径方向の中間平面(10)に関して対称的な横断面形状を有している、請求項1又は2記載の手持ち式工作機械。
- シールリング(5)の打撃ピン(3)とは反対の側が、工具ホルダ(1)に設けられた半径方向環状溝(4)に嵌め込まれている、請求項1記載の手持ち式工作機械。
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