JP6005316B1 - スクリュウ式吸殻回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリュウケース(2)の屈曲位置での吸殻(9)の詰まりを未然に防止する。【解決手段】T字状のスクリュウケース2の内部に、収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32を交差状態で配置するとともに、詰まり防止用スクリュウ33を収集・移送用スクリュウ31に対し対向状態で配置し、スクリュウ軸5をスクリュウケース2の内部の連動用軸受けハウジング4により回転自在に支持し、各スクリュウ軸5をベベルギヤ6、駆動モータ7により回転させ、スクリュウ羽根8の螺旋送りによりスクリュウケース2の内の吸殻9を回収ボックス10の方向に移送し、また詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ羽根8を向き合う上流側の収集・移送用スクリュウ31の移送方向に対し逆の移送方向に螺旋回転させ、スクリュウケース2の交差位置内での吸殻9の詰まりを防止する。【選択図】図1

Description

本発明は、遊戯ホール、例えばパチンコホールのパチンコ機などに設置するスクリュウ式の吸殻回収装置の改良に関する。
パチンコホールにおいて、複数のパチンコ機は、前面をそろえて横方向に連続状態で配列されている。吸殻回収装置は、通常、複数のパチンコ機列の天板(膳板)の下に取り付けられ、天板の吸殻受けから落下した吸殻を天板下のスクリュウケースで受け、スクリュウケースの内部のスクリュウを移送方向に回転させることによって、吸殻を螺旋送りし、回収ボックスに投入して回収する。
複数のパチンコ機は、パチンコホールの平面的な形態に応じ、通常、背面どうしを向き合わせて配置される。背面での向き合わせ状態のパチンコ機列において、各天板の吸殻が共通の回収ボックスに回収される場合に、吸殻回収装置のスクリュウケースおよびスクリュウは、パチンコ機列毎に、平面的に見て、L字状の屈曲状態として配置される。
例えば特許文献1は、屈曲位置において、スクリュウの間に自在継手(自在軸継ぎ手)を介在させて、両者の間で1つの駆動モータの回転力を伝達している。また、特許文献2は、屈曲位置のスクリュウ羽根の端部をL字状に屈曲させ、一方のスクリュウの端部を他方のスクリュウの端部に当てることによって、一方のスクリュウから他方のスクリュウへ回転力を伝達している。
特許文献1および特許文献2の技術は、いずれも小さな屈曲角度(偏角)でしか利用できない。屈曲角度が大きな角度、例えば90度に近くなると、自在軸継ぎ手は、回転力を円滑に伝達できなくなり、動作不能となる。ところが、現実にはむしろ屈曲角度90度前後の取り付け態様が多くあることから、大きな屈曲角での回転力の有効な伝達手段、屈曲位置での吸殻の円滑な送り移送手段が望まれている。
実用新案登録第3115655号公報 特開2008−79833公報
発明者は、特願2014−248888号(平成26年12月9日出願)の「吸殻回収装置」の特許出願によって、平面的に見て、L字状のスクリュウケースの屈曲位置で、一方のスクリュウの回転力を軸受け内の一対のベベルギヤによって他方のスクリュウに伝達するとともに、スクリュウケースの屈曲位置で一方のスクリュウのスクリュウ羽根と他方のスクリュウのスクリュウ羽根とを円弧状で可撓性の補助スクリュウ羽根により連結し、補助スクリュウ羽根の近似螺旋運動によって、スクリュウケースの屈曲位置内の吸殻を回収方向に送り移動させる装置を提案している。
上記の特許出願の「吸殻回収装置」によると、スクリュウケースの屈曲位置内で、灰やたばこ屑などの吸殻がスクリュウケースの壁面に当たり、その壁面に押し付けられて滞留し、やがて壁面に付着して固まるため、スクリュウケースの屈曲位置の内部で吸殻の詰まりが発生しやすく、屈曲位置での吸殻の詰まりの防止策が望まれている。
したがって、本発明の解決課題は、スクリュウ式の吸殻回収装置において、スクリュウの回転伝達部分をスクリュウケースの内部に納めながら、スクリュウケースの屈曲位置、すなわち交差位置で、たばこ屑や灰などの吸殻を円滑に移送できるようにすることによって、スクリュウケースの交差位置で、たばこ屑や灰などの吸殻の詰まりを未然に防止することである。
上記課題のもとに、本発明は、スクリュウ式吸殻回収装置(1)において、T字状のスクリュウケース(2)の内部に、収集・移送用スクリュウ(31)および排出用スクリュウ(32)を交差状態で配置するとともに、詰まり防止用スクリュウ(33)を収集・移送用スクリュウ(31)に対して対向状態で配置し、収集・移送用スクリュウ(31)、排出用スクリュウ(32)および詰まり防止用スクリュウ(33)のスクリュウ軸(5)をスクリュウケース(2)の交差位置内の連動用軸受けハウジング(4)により回転自在に支持し、各スクリュウ軸(5)の先端に固定されているベベルギヤ(6)をかみ合わせて連動回転可能とし、いずれかのスクリュウ軸(5)を駆動モータ(7)により回転させることによって、スクリュウ軸(5)を駆動し、収集・移送用スクリュウ(31)および排出用スクリュウ(32)のスクリュウ羽根(8)を共に上流から下流への連続的な移送方向として螺旋回転させ、収集・移送用スクリュウ(31)および排出用スクリュウ(32)のスクリュウ羽根(8)の螺旋送りによって、スクリュウケース(2)の内部に収容された吸殻(9)を回収ボックス(10)の方向に移送し、また、詰まり防止用スクリュウ(33)のスクリュウ羽根(8)を向き合う上流側の収集・移送用スクリュウ(31)の移送方向に対して逆の移送方向として螺旋回転させ、スクリュウケース(2)の交差位置内での吸殻(9)の詰まりを防止する、ことを特徴としている(請求項1)。
本発明は、上記のスクリュウ式吸殻回収装置(1)において、スクリュウ羽根(8)を連動用軸受けハウジング(4)および他のスクリュウ羽根(8)と干渉しない範囲で連動用軸受けハウジング(4)の中心位置方向に張り出させている(請求項2)。
本発明は、上記のスクリュウ式吸殻回収装置(1)において、連動用軸受けハウジング(4)を密閉状態のギヤケース兼用として構成し、連動用軸受けハウジング(4)の内部に3つのベベルギヤ(6)をかみ合わせ状態で収容している(請求項3)。
本発明は、上記のスクリュウ式吸殻回収装置(1)において、スクリュウケース(2)を左右対称状態として配置し、中間位置に配置されている駆動モータ(7)により駆動される駆動軸(24)に固定されているベベルギア(12)を左右のスクリュウ軸(5)に固定されているベベルギア(13)にかみ合わせている(請求項4)。
また、本発明は、上記のスクリュウ式吸殻回収装置(1)において、駆動軸(24)に固定されているベベルギア(12)および左右のスクリュウ軸(5)に固定されている2つのベベルギア(13)を駆動用軸受けハウジング(14)の内部に収容し、駆動用軸受けハウジング(14)を連動用軸受けハウジング(4)と同じ構成としている(請求項5)。
さらに、本発明は、上記のスクリュウ式吸殻回収装置(1)において、移送方向下流側の左右のスクリュウケース(2)の開口位置の下方に左右共通の1つの回収ボックス(10)を配置している(請求項6)。
本発明のスクリュウ式吸殻回収装置(1)によると、駆動モータ(7)がスクリュウ軸(5)を駆動することによって、ベベルギヤ(6)のかみ合いにより他のスクリュウ軸(5)を同時に駆動するため、駆動部分の構成が簡略化できること、回転伝達のためのスクリュウ軸(5)がスクリュウケース(2)の内部に納められるため、回転伝達部分が既設の遊戯設備(16)に対して簡単に付設できること、スクリュウケース(2)が屈曲していても、スクリュウケース(2)の内部の収集・移送用スクリュウ(31)、排出用スクリュウ(32)および詰まり防止用スクリュウ(33)の螺旋送りによって、吸殻(9)が回収ボックス(10)の方向に連続的に移送できること、という効果が得られる(請求項1)。
特に、吸殻(9)の移送過程において、詰まり防止用スクリュウ(33)のスクリュウ羽根(8)が向き合う上流側の収集・移送用スクリュウ(31)の移送方向に対して逆の移送方向に螺旋回転し、スクリュウケース(2)の交差位置内での吸殻(9)の滞留や積み重なり、さらにスクリュウケース(2)の壁面に対する付着を無くするから、吸殻(9)の長期間に渡る移送動作でも、スクリュウケース(2)の交差位置内での吸殻(9)の詰まりが未然に防止できる、という特有の効果が得られる(請求項1)。
スクリュウ式吸殻回収装置(1)において、3つのスクリュウ羽根(8)が連動用軸受けハウジング(4)や他のスクリュウ羽根(8)に対して干渉しない範囲で連動用軸受けハウジング(4)の中心位置方向に張り出しているから、スクリュウ羽根(8)により移送されない空間範囲が可能な限り小さくできる(請求項2)。
スクリュウ式吸殻回収装置(1)において、連動用軸受けハウジング(4)がギヤケースを兼用し、内部に3つのベベルギヤ(6)をかみ合わせ状態で収容しているから、連動回転に重要なベベルギヤ(6)が吸殻(9)の侵入から保護される。(請求項3)。
スクリュウ式吸殻回収装置(1)において、スクリュウケース(2)が左右対向状態として配置され、中間位置の駆動モータ(7)の回転がベベルギア(12、13)により左右のスクリュウ軸(5)に伝達されるから、左右の駆動部分が機械的に簡略化できる(請求項4)。
スクリュウ式吸殻回収装置(1)において、駆動モータ(7)側の駆動用軸受けハウジング(14)がスクリュウケース(2)内の連動用軸受けハウジング(4)と同じ構造であるから、部品の共通利用が可能となり、部品点数の減少に有利となる(請求項5)。
スクリュウ式吸殻回収装置(1)において、回収ボックス(10)が左右のスクリュウケース(2)に共通に利用できるから、回収ボックス(10)が少なくなり、吸殻(9)の回収作業や廃棄処理も簡略化できる(請求項6)。
本発明のスクリュウ式吸殻回収装置の平面図である。 図1のA−A線の矢印方向の断面図である。 本発明のスクリュウ式吸殻回収装置において、連動用軸受けハウジングの拡大水平断面図である。 本発明のスクリュウ式吸殻回収装置において、駆動用軸受けハウジングの拡大水平断面図である。
図1ないし図4は、本発明のスクリュウ式吸殻回収装置1を示しており、背面で向き合うパチンコ機列などに対応して、円形底のスクリュウケース2、収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33を左右対称に設置した具体例である。
スクリュウ式吸殻回収装置1は、T字状の連接状態で円形底のスクリュウケース2の内部に、収集・移送用スクリュウ31および排出用スクリュウ32を交差状態で配置するとともに、スクリュウケース2の内部に、詰まり防止用スクリュウ33を収集・移送用スクリュウ31に対して対向状態で配置し、これらの収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ軸5をスクリュウケース2の交差位置内に配置したT字状の連動用軸受けハウジング4により回転自在に支持し、各スクリュウ軸5の先端に固定されているベベルギヤ6をかみ合わせて連動回転可能とし、いずれか1つのスクリュウ軸5を駆動モータ7により回転させることによって、3つのスクリュウ軸を連動状態で駆動する。
駆動モータ7は、通常、減速機付モータであり、交差状態の収集・移送用スクリュウ31および排出用スクリュウ32のスクリュウ羽根8を共に上流から下流への連続的な移送方向として螺旋回転させ、スクリュウケース2の内部に収容された灰やたばこ屑などの吸殻9を回収ボックス10の方向に移送するとともに、移送方向の上流側の収集・移送用スクリュウ31の延長上で対向する詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ羽根8を向き合う上流側の収集・移送用スクリュウ31の移送方向に対し逆の移送方向として螺旋回転させ、スクリュウケース2の交差位置内での吸殻9の詰まりを防止する。
スクリュウケース2は、パチンコ機列など遊戯設備16の天板15の下に、天板15の長手方向に沿って取り付けられる。図1において、図面上で連動用軸受けハウジング4よりも上のスクリュウケース2および左右方向のスクリュウケース2は、一例として90度で、平面的に見てL字状に交差する配置となっており、連動用軸受けハウジング4よりも上のスクリュウケース2およびその内部の収集・移送用スクリュウ31は、移送方向の上流側にあって、天板15から落下する吸殻9を受け取り、吸殻9を連動用軸受けハウジング4の方向に移動させるために、吸殻9の収集、移送用として設けられている。また、図1において、左右方向のスクリュウケース2およびその内部の排出用スクリュウ32は、収集・移送用スクリュウ31の移送方向の下流側にあって、収集・移送用スクリュウ31から移送されてくる吸殻9を交差位置で回収ボックス10の方向に方向転換しながら移動させ、回収ボックス10へ吸殻9を投入するために、吸殻9の排出用として設けられている。
図1において、図面上で連動用軸受けハウジング4よりも下のスクリュウケース2およびその内部の詰まり防止用スクリュウ33は、スクリュウケース2の交差位置内での吸殻9の詰まりを防止するために、上流側の収集・移送用スクリュウ31に対向して向き合うとともに、収集・移送用スクリュウ31の移送方向に対して逆の移送方向に螺旋送りするものとし、吸殻9の詰まり防止用として短く付加した部分である。
そして、詰まり防止用スクリュウ33は、図1の左側の部分では、L字状配置の収集・移送用スクリュウ31および排出用スクリュウ32に対して付加した部分であり、また図1の右側の部分では、左右反転のL字状配置の収集・移送用スクリュウ31および排出用スクリュウ32に対して付加した部分である。このように、スクリュウケース2は、全体としてT字状配置となって交差し、L字状の位置で、基本的な構成部分として収集・移送用スクリュウ31および排出用スクリュウ32を収容しており、また、収集・移送用スクリュウ31に対向する部分で、付加的な構成部分として詰まり防止用スクリュウ33を収納している。なお、排出用スクリュウ32は、排出の機能だけでなく、必要に応じて、設置位置で落下する吸殻9を受けることもできる。
前記のように、T字状のスクリュウケース2は、図1において、上下方向の中心線を対称軸として左右対称に対向状態として設けられている。なお、図示の例で、交差状配置(L字状配置)の収集・移送用スクリュウ31と排出用スクリュウ32との交差角度は、90度であり、また、収集・移送用スクリュウ31と詰まり防止用スクリュウ33との向き合う角度は、共通の直線上で180度である。しかし、それらの角度は、遊戯設備16の形状や設備位置に応じて多少増減する値である。
図3のように、それぞれのスクリュウ軸5は、連動用軸受けハウジング4の内部で、スリーブ18の内部の数個のボールベアリングなどの軸受け19によって回転自在に支持されており、排出用スクリュウ32のスクリュウ軸5の先端は、連動用軸受けハウジング4の軸孔20から外部に突出し、止め具21などで抜け止めされている。連動用軸受けハウジング4は、ギヤケース兼用として構成されており、開口側で防塵キャップ17により密閉状態となり、内部で3つのベベルギヤ6を収容し、それらをかみ合う状態として支持している。連動用軸受けハウジング4がギヤケースを兼用し、内部に3つのベベルギヤ6をかみ合わせ状態で収容しているから、連動回転に重要なベベルギヤ6が吸殻9の侵入から保護できる。
図1のように、収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33は、同じ構造であって、短いスクリュウピースに分割されており、スクリュウ軸5に分割状態のスクリュウピースを回り止め状態として複数組み合わせることによって必要な長さとなる。また、スクリュウ羽根8は、一例として1枚羽根となっているが、2枚羽根以上であってもよい。それぞれのスクリュウ羽根8は、連動用軸受けハウジング4の位置において、連動用軸受けハウジング4および他のスクリュウ羽根8と干渉しない範囲で、可能な限り連動用軸受けハウジング4の中心位置方向に張り出させてあり、連動用軸受けハウジング4の位置で、3つのスクリュウ羽根8の不作用空間を小さくなるようにしてある。このように3つのスクリュウ羽根8が連動用軸受けハウジング4や他のスクリュウ羽根8に対して干渉しない範囲で、連動用軸受けハウジング4の中心位置(交差点の位置)の方向に張り出しているから、連動用軸受けハウジング4の位置において、スクリュウ羽根8により移送されない空間範囲が可能な限り小さくできる。
収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33は、円形底のスクリュウケース2の内部に置かれており、通常、スクリュウ羽根8の輪郭の下側の部分でスクリュウケース2の円形底面の内面に自重により接触することによって支えられている。この結果、連動用軸受けハウジング4は、スクリュウケース2の内部でスクリュウ軸5によりスクリュウケース2の円形底面から浮いた状態で、収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33の中心線上に位置していることになる。なお、詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ軸5は、短いスクリュウケース2の終端内側でスクリュウ羽根8の輪郭外径とほぼ同じ外径のローラ22によっても、短いスクリュウケース2の円形底面に接触し、その位置での吸殻9の飛び出しを阻止している。
既述のように、図示の具体例で、スクリュウ式吸殻回収装置1の収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33は、全体としてT字状のスクリュウケース2とともに左右対称の状態として配置されており、中心位置に配置されている左右共通の駆動モータ7により駆動される。図4に示すように、駆動モータ7の出力軸11の回転は、自在軸継ぎ手23、駆動用軸受けハウジング14の軸孔25の内部の駆動軸24を介して駆動用軸受けハウジング14の内部に入り、駆動軸24に固定されているベベルギア12で左右のスクリュウ軸5に固定され、駆動用軸受けハウジング14の内部に収容されている左右のベベルギア13に伝達され、左右の排出用スクリュウ32のスクリュウ軸5を駆動する。このように、スクリュウケース2が左右対称状態として配置され、中間位置の駆動モータ7の回転が左右の収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33に順次に伝達されるから、駆動部分が機械的に簡略化できる。さらに、回転伝達部分のスクリュウ軸5がスクリュウケース2の内部に納められるため、スクリュウ式吸殻回収装置1は、既設の遊戯設備16に対して簡単に付設できる。
出力軸11に連結されている駆動軸24および左右のスクリュウ軸5は、連動用軸受けハウジング4と同じ構造の駆動用軸受けハウジング14によって支えられ、その内部の軸受け26やスリーブ28により保持されている。この駆動用軸受けハウジング14でも、その開口面は、防塵キャップ27により密閉状態となっている。駆動用軸受けハウジング14が連動用軸受けハウジング4と同じ構造であれば、部品の共通利用が可能となり、部品点数の減少に有利となる。
回収ボックス10は、駆動モータ7の位置において、左右の排出用スクリュウ32のスクリュウケース2の開口位置の下方に配置されている。回収ボックス10が左右のスクリュウケース2に共通に利用されていると、回収ボックス10が少なくなり、吸殻9の回収作業や廃棄処理も簡略化できる。
吸殻回収動作のときに、駆動モータ7は、中心位置のベベルギヤ12および左右位置のベベルギヤ13を介して左右のスクリュウ軸5を駆動し、まず、排出用スクリュウ32を回転させ、つぎにベベルギヤ6を介して収集・移送用スクリュウ31および詰まり防止用スクリュウ33を回転させる。
左右の排出用スクリュウ32は、ベベルギヤ12、13のかみ合い関係から互いに逆方向に回転するが、回収ボックス10への矢印方向の螺旋送りのために、左右の排出用スクリュウ32のスクリュウ羽根8は、逆向きの螺旋方向としてある。スクリュウ羽根8の螺旋方向の設定は、左右のスクリュウ軸5に対するスクリュウピースの挿入方向を反転させることによって簡単に行える。このようにして、吸殻9の移送方向は、図1のように設定され、収集・移送用スクリュウ31から排出用スクリュウ32の方向に、また詰まり防止用スクリュウ33から排出用スクリュウ32の方向にそれぞれ設定される。
収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32および詰まり防止用スクリュウ33の回転によって、吸殻9の回収が開始される。回収の動作中に、収集・移送用スクリュウ31は、図2の吸殻受け29から下のスクリュウケース2に落下した吸殻9を矢印の移送方向に螺旋送りし、連動用軸受けハウジング4の位置で移送方向を変え、次の排出用スクリュウ32に渡す。このように、スクリュウケース2が屈曲していても、吸殻9は、スクリュウケース2の内部の収集・移送用スクリュウ31、排出用スクリュウ32の螺旋送りによって、上流から下流の回収ボックス10の方向に方向変換しながら、連続的に移送される。
連動用軸受けハウジング4の位置において、収集・移送用スクリュウ31および排出用スクリュウ32、32のスクリュウ羽根8は、スクリュウケース2の交差位置で分断しており、完全に連続していない。このため、移送中の吸殻9は、分断位置で連動用軸受けハウジング4の下空間に滞留しやすくなる。しかし、やがてその位置に吸殻9が多く溜まると、吸殻9は、排出用スクリュウ32のスクリュウ羽根8の回転域に到達する。この時、排出用スクリュウ32のスクリュウ羽根8は、回転域の吸殻9をすくい、吸殻9を回収ボックス10の方向に移送し、回収ボックス10の内部に吸殻9を排出する。このようにして、収集・移送用スクリュウ31および排出用スクリュウ32は、吸殻9の回収(収集・移送・排出)という基本的な機能を果たしている。
また、連動用軸受けハウジング4の位置において、一部の吸殻9は、連動用軸受けハウジング4の下空間に滞留し、収集・移送用のスクリュウ31のスクリュウ羽根8に押されて、詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ羽根8に近づき、ある程度溜まると、詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ羽根8の回転域に入り込む。
このとき、詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ羽根8は、収集・移送用スクリュウ31の移送方向に対して逆の移送方向に対向し、近づいてくる吸殻9を連動用軸受けハウジング4の下空間の方向に押し返す。この結果、連動用軸受けハウジング4の下空間の多くの吸殻9は、詰まり防止用スクリュウ33に押し返され、溜まり場を失って、排出用スクリュウ32のスクリュウ羽根8の回転域に入り込み、最終的に回収ボックス10の方向に移送される。
このように排出用スクリュウ32のスクリュウ羽根8の螺旋送りによって、吸殻9は、連動用軸受けハウジング4の下空間に滞留することなく、回収ボックス10の方向に移送されるため、連動用軸受けハウジング4の下空間に長く滞留せず、その位置で詰まることもなくなる。しかも、詰まり防止用スクリュウ33の位置で、スクリュウケース2が詰まり防止用スクリュウ33の方向で開口し、近づいてくる吸殻9に対向する壁面(スクリュウケース2の壁面)が無いため、吸殻9、特に、吸殻9の灰やたばこ屑などは、収集・移送用スクリュウ31のスクリュウ羽根8に押されても、付着する壁面は無く、壁面に対する付着や堆積という現象も無くなる。
このよううにして、吸殻9の移送過程で、詰まり防止用スクリュウ33のスクリュウ羽根8が向き合う上流側の収集・移送用スクリュウ31の移送方向に対して逆の移送方向に螺旋回転し、スクリュウケース2の交差位置内での吸殻9の滞留や積み重なり、さらに付着を継続的に阻止するから、長期間に渡る吸殻9の回収動作でも、スクリュウケース2の交差位置内での吸殻9の詰まりが未然に防止できる。
本発明は、パチンコなどの遊戯設備2にかぎらず、喫煙室など類似の設備にも利用できる。
1 スクリュウ式吸殻回収装置
2 スクリュウケース
31 収集・移送用スクリュウ
32 排出用スクリュウ
33 詰まり防止用スクリュウ
4 連動用軸受けハウジング
5 スクリュウ軸
6 ベベルギヤ
7 駆動モータ
8 スクリュウ羽根
9 吸殻
10 回収ボックス
11 出力軸
12 ベベルギヤ
13 ベベルギヤ
14 駆動用軸受けハウジング
15 天板
16 遊戯設備
17 防塵キャップ
18 スリーブ
19 軸受け
20 軸孔
21 止め具
22 ローラ
23 自在軸継ぎ手
24 駆動軸
25 軸孔
26 軸受け
27 防塵キャップ
28 スリーブ
29 吸殻受け

Claims (6)

  1. T字状のスクリュウケース(2)の内部に、収集・移送用スクリュウ(31)および排出用スクリュウ(32)を交差状態で配置するとともに、詰まり防止用スクリュウ(33)を収集・移送用スクリュウ(31)に対して対向状態で配置し、収集・移送用スクリュウ(31)、排出用スクリュウ(32)および詰まり防止用スクリュウ(33)のスクリュウ軸(5)をスクリュウケース(2)の交差位置内の連動用軸受けハウジング(4)により回転自在に支持し、各スクリュウ軸(5)の先端に固定されているベベルギヤ(6)をかみ合わせて連動回転可能とし、いずれかのスクリュウ軸(5)を駆動モータ(7)により回転させることによって、スクリュウ軸(5)を駆動し、収集・移送用スクリュウ(31)および排出用スクリュウ(32)のスクリュウ羽根(8)を共に上流から下流への連続的な移送方向として螺旋回転させ、収集・移送用スクリュウ(31)および排出用スクリュウ(32)のスクリュウ羽根(8)の螺旋送りによって、スクリュウケース(2)の内部に収容された吸殻(9)を回収ボックス(10)の方向に移送し、また、詰まり防止用スクリュウ(33)のスクリュウ羽根(8)を向き合う上流側の収集・移送用スクリュウ(31)の移送方向に対して逆の移送方向として螺旋回転させ、スクリュウケース(2)の交差位置内での吸殻(9)の詰まりを防止する、ことを特徴とするスクリュウ式吸殻回収装置(1)。
  2. スクリュウ羽根(8)を連動用軸受けハウジング(4)および他のスクリュウ羽根(8)と干渉しない範囲で連動用軸受けハウジング(4)の中心位置方向に張り出させる、ことを特徴とする請求項1記載のスクリュウ式吸殻回収装置(1)。
  3. 連動用軸受けハウジング(4)を密閉状態のギヤケース兼用として構成し、連動用軸受けハウジング(4)の内部に3つのベベルギヤ(6)をかみ合わせ状態で収容する、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のスクリュウ式吸殻回収装置(1)。
  4. スクリュウケース(2)を左右対称状態として配置し、中間位置に配置されている駆動モータ(7)により駆動される駆動軸(24)に固定されているベベルギア(12)を左右のスクリュウ軸(5)に固定されているベベルギア(13)にかみ合わせる、ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のスクリュウ式吸殻回収装置(1)。
  5. 駆動軸(24)に固定されているベベルギア(12)および左右のスクリュウ軸(5)に固定されている2つのベベルギア(13)を駆動用軸受けハウジング(14)の内部に収容し、駆動用軸受けハウジング(14)を連動用軸受けハウジング(4)と同じ構成とする、ことを特徴とする請求項4記載のスクリュウ式吸殻回収装置(1)。
  6. 移送方向下流側の左右のスクリュウケース(2)の開口位置の下方に左右共通の1つの回収ボックス(10)を配置する、ことを特徴とする請求項4記載のスクリュウ式吸殻回収装置(1)。
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