JP6004429B2 - 単結晶SiGe層の製造方法及びそれを用いた太陽電池 - Google Patents

単結晶SiGe層の製造方法及びそれを用いた太陽電池 Download PDF

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Description

本発明は単結晶SiGe層の製造方法及びそれを用いた太陽電池に係り、特にシリコン基板上に単結晶シリコン・ゲルマニウム(SiGe)層を形成した単結晶SiGe層の製造方法及びそれを用いた太陽電池に関する。
現在主流の太陽電池は、シリコン(Si)基板を用い、Si基板にpn接合を形成し、光吸収層にSi半導体を用いた構造である。しかし、Si半導体は間接遷移半導体であり、光吸収係数が低く、上記主流の太陽電池の光吸収層は十分な光電変換効率を得るために数100μmと厚い。
一方、低価格化、省資源化を目的として、数μm〜数10μmの厚さの半導体材料を用いた薄膜太陽電池が開発されている。この薄膜太陽電池の材料として、光吸収係数が高い化合物半導体(例えば、GaAs、CuInGaSSe)などが挙げられるが、単結晶Si太陽電池の光吸収層の厚さを数μmとした場合、十分な光吸収が得られないため、高い光電変換効率を得ることは困難である。
薄膜太陽電池の応用例として、異なる禁制帯幅を有するIII-V族化合物半導体を用いた太陽電池を多層積層させた多接合太陽電池がある。例えば3接合太陽電池の場合、入射光側から禁制帯幅1.8〜2.0eV/1.2〜1.6eV/0.7〜0.9eVの太陽電池を積層させた場合、従来のSi太陽電池に比べて高い光電変換効率が得られるが、高価であり、IV族半導体を用いた多接合太陽電池の開発が望まれている。
ところで、単結晶Si1-xGex半導体はGe組成比xが0〜1.0の任意値での単結晶エピタキシャル成長が可能であり、禁制帯幅は約0.7eV〜1.1eVまで任意の禁制帯幅に設計できる。また、単結晶Si1-xGex半導体は、単結晶Si半導体に比べて光吸収係数が高く、光吸収層の薄膜化に適した半導体材料である。そこで、Si基板上にSi1-xGex半導体を形成した太陽電池が考えられる。
しかし、Si基板(格子定数5.430オングストローム(Å))に対して、Si1-xGex半導体の格子定数はSiとGeの組成比に応じて、最大で5.658Å(Ge組成x=1.0)となるため、例えば、Si基板を用いて単結晶SiGe層のエピタキシャル成長する場合、その格子定数差に応じた圧縮歪み応力がエピタキシャル層に発生し、応力緩和に伴って高密度の転位が発生するために、結晶性を高めることが難しく、そのままではSi基板上に特性に優れたSi1-xGex単結晶を作製することは困難であった。そこで、Si基板上に特性に優れたSi1-xGex単結晶を作製する方法が従来提案されている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。
すなわち、非特許文献1には、Si基板上に300nm厚のSi0.925Ge0.075層を形成し、その上に300nm厚のSi0.85Ge0.15層を形成し、その上に300nm厚のSi0.775Ge0.225層を形成し、その上に300nm厚のSi0.7Ge0.3層を形成し、各層形成後に約900℃,5分の熱処理を施すことにより、低転位密度のSi0.7Ge0.3単結晶が得られる方法を開示している。
また、特許文献1には、例えば、Si基板上に組成を傾斜させたSiGe緩衝層を形成し、その上にSi歪み層を形成し、更にSiGe緩衝層を形成させることにより、Si基板とは異なる格子定数を有する表面平坦性に優れた半導体層を形成させる方法が示されている。
特開2008−153671号公報
しかしながら、上記非特許文献1に示される構造は、転位密度の低減が認められるが、緩衝層で発生する転位に起因した特有の斜行平行線(クロスハッチ)構造が残存する。このクロスハッチ構造は転位の集中部分であるため、太陽電池応用の観点から、平坦性に優れた表面の形成が必要不可欠であるが、平坦性に優れた表面を得ることが困難である。
また、特許文献1には、Ge組成比20%までの実施例が示されているが、特許文献1に開示された構造は、Si基板上にSi1-xGex緩衝層とSi歪み層との交互多重積層させた構造であり、複雑かつ精密制御が必要である。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、Si基板上に表面平坦性に優れ、複雑かつ精密制御が不要な単結晶SiGe層を製造する製造方法及びそれを用いた太陽電池を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の単結晶SiGe層の製造方法は、P型又はN型のSi基板上に、格子定数を前記Si基板側から順に段階的に大きくした複数のSi1-xGex半導体層(ただし、0≦x≦0.95;以下同じ)を、各半導体層形成毎に超高真空内で急速加熱処理して積層し、積層して、前記Si基板と前記複数のSi1-xGex半導体層の格子定数を段階的に適合させるためのSi1-xGex緩衝層を形成する緩衝層形成工程と、前記Si1-xGex緩衝層を構成する前記複数のSi 1-x Ge x 半導体層のうち前記格子定数が最も大きな最上層のSi 1-x Ge x 半導体層の上に、格子定数が前記最上層のSi 1-x Ge x 半導体層の格子定数よりも大きなSi 1-x Ge x 半導体層を、圧縮歪み応力を発生するSi1-xGex歪み反転層として形成する歪み反転層形成工程と、前記歪み反転層の上に格子定数が前記歪み反転層の格子定数よりも小さなSi 1-x Ge x 半導体層を、外部光を吸収しキャリアを生成するSi1-xGex光吸収層として形成する光吸収層形成工程とを含み、前記Si基板上に、それぞれ前記Si基板と同じ導電型の前記緩衝層、前記歪み反転層及び前記光吸収層が積層された単結晶SiGe層を製造することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の単結晶SiGe層の製造方法は、前記歪み反転層形成工程は、格子定数が前記Si 1-x Ge x 緩衝層の最上層のSi1-xGex半導体層の格子定数よりも0.017Å〜0.019Å大きなSi1-xGex半導体層を前記歪み反転層として形成することを特徴とする。
ここで、上記の光吸収層形成工程は、格子定数が前記Si 1-x Ge x 緩衝層の最上層のSi1-xGex半導体層の格子定数と等しいSi1-xGex半導体層を前記Si1-xGex光吸収層として形成するようにしてもよい。また、上記の緩衝層形成工程は、前記複数のSi1-xGex半導体層の各半導体層形成毎に、超高真空内で900℃で3分間の急速加熱処理を施してもよい。
また、上記の目的を達成するため、本発明の太陽電池は、P型又はN型のSi基板上に、格子定数を前記Si基板側から順に段階的に大きくした複数のSi1-xGex半導体層(ただし、0≦x≦0.95;以下同じ)が積層されており、前記Si基板と前記複数のSi1-xGex半導体層の格子定数を段階的に適合させるための、前記Si基板と同じ導電型のSi1-xGex緩衝層と、前記Si1-xGex緩衝層を構成する前記複数のSi1-xGex半導体層のうち前記格子定数が最も大きな最上層のSi1-xGex半導体層の上に形成された、格子定数が前記最上層のSi1-xGex半導体層の格子定数よりも大きな、圧縮歪み応力を発生する前記Si基板と同じ導電型のSi1-xGex歪み反転層と、前記歪み反転層の上に形成された、格子定数が前記歪み反転層の格子定数よりも小さなSi1-xGex半導体層であり、表面粗さ平均値(RMS)が略0.9である、外部光を吸収しキャリアを生成するための前記Si基板と同じ導電型のSi1-xGex光吸収層と、前記Si1-xGex光吸収層の上に形成された、前記光吸収層で生成されたキャリアを収集するためのpn接合を構成するための半導体接合層と、前記半導体接合層の上に形成された、前記キャリアを外部へ取り出すための透明電極層とを有することを特徴とする太陽電池。
ここで、上記の半導体接合層は、ヘテロ接合層又はホモ接合層であり、上記ヘテロ接合層は、前記Si1-xGex光吸収層の上に形成された真性アモルファスシリコン層と、前記真性アモルファスシリコン層の上に形成された前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のアモルファスシリコン層とからなるアモルファスシリコン層、若しくは前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のIII-V族化合物半導体とで構成され、上記ホモ接合層は、前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のSi1-xGex単結晶とで構成されることを特徴とする。
本発明によれば、表面平坦性に優れ、低転位密度で任意組成の高品質の単結晶SiGe層を製造でき、また、製造の際に複雑かつ精密制御を不要にできる。また、本発明によれば、本発明の単結晶SiGe層を用いることで良好な整流性を備える太陽電池を得ることができる。
本発明の単結晶SiGe層の製造方法の一実施の形態により製造された半導体素子の断面図である。 本発明の太陽電池の一実施の形態の概略構成図である。 図2に示した単結晶SiGeヘテロ接合型太陽電池を構成する単結晶SiGe層の実施例1の断面図である。 図3中の各層のGe組成比対膜厚特性図である。 単結晶SiGe層の高分解エックス線回折における224回折面の逆格子マッピング図である。 試料A、Dをそれぞれ用いて作製された太陽電池の電圧対電流密度特性を示す図である。 本発明の単結晶Si0.58Ge0.42ヘテロ接合型太陽電池とSiヘテロ接合型太陽電池の波長対外部量子効率特性図を対比して示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の単結晶SiGe層の製造方法の一実施の形態により製造された半導体素子の断面図を示す。同図において、本実施の形態の単結晶SiGe層100は、Si基板101上に、Si1-xGex緩衝層102、Si1-xGex歪み反転層103、及びSi1-xGex光吸収層104が積層された構造である。なお、Ge組成比xは後述するように、0≦x≦0.95である。また、Si基板101はP型又はN型であり、電極として備えられる。また、Si1-xGex緩衝層102、Si1-xGex歪み反転層103、及びSi1-xGex光吸収層104は、それぞれSi基板101と同じ導電型である。
Si1-xGex緩衝層102は、互いに格子定数が異なる複数のSi1-xGex半導体層が積層されてなる構造であり、例えばそれら複数のSi1-xGex半導体層の格子定数は、基板101側からSi1-xGex歪み反転層103側方向へ等間隔に順に大きくなるようにされている。このSi1-xGex緩衝層102は、転位の密度を最小にするようにしながら、下地のSi基板と複数のSi1-xGex半導体層の格子定数を段階的に適合させるために用いられる。
Si1-xGex歪み反転層103は、Si1-xGex光吸収層104に発生する引張り応力に対して逆の歪み成分である圧縮歪み応力を発生させ、転移の伝搬がより阻害されるために設けられている。Si1-xGex光吸収層104は、外部光を吸収し、電子、正孔対(キャリア)を生成するために用いられる。
また、図1において、Si1-xGex光吸収層104の上には半導体接合層105が形成される。半導体接合層105は、Si1-xGex光吸収層104で生成されたキャリアを収集するためのpn接合を形成するために用いられる。従って、半導体接合層105はSi1-xGex光吸収層104と反対導電型である。半導体接合層105はヘテロ接合層又はホモ接合層である。半導体接合層105の上には透明電極層106が形成される。更に、透明電極層106の上及びSi基板101の裏面に形成された電極層107及び108は、生成されたキャリアを外部に取り出すために用いられる。
次に、図1の単結晶SiGe層100を用いた太陽電池の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の太陽電池の一実施の形態の概略構成図を示す。図2において、単結晶SiGeヘテロ接合型太陽電池210は、P型Si基板201上に順次に積層された単結晶Si1-xGex層211、アモルファスシリコン層212、及びITO透明電極層207と、ITO透明電極層207上に形成されたAl電極層208と、P型Si基板201の裏面に形成されたAl電極層209とより構成される。P型Si基板102は正電極として備えられる。
単結晶Si1-xGex層211は、図1の単結晶SiGe層100に相当し、P型Si基板201上に、P型Si1-xGex緩衝層202、P型Si1-xGex歪み反転層203、及びP型Si1-xGex光吸収層204が積層された構成である。P型Si1-xGex緩衝層202、P型Si1-xGex歪み反転層203、及びP型Si1-xGex光吸収層204は、それぞれ図1のSi1-xGex緩衝層102、Si1-xGex歪み反転層103、及びSi1-xGex光吸収層104に相当する。
P型Si1-xGex緩衝層202は、後述するように、互いに格子定数が異なる複数のP型Si1-xGex半導体層が積層された構造である。ここでは、複数のP型Si1-xGex半導体層の格子定数は、P型Si基板201側からP型Si1-xGex歪み反転層203側方向へ等間隔に順に大きくなるようにされており、最もP型Si1-xGex歪み反転層203に近いSi1-xGex半導体層の格子定数はP型Si1-xGex光吸収層204の格子定数と等しい。また、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する複数のP型Si1-xGex半導体層の各層の厚さは、上下2層の格子定数の差から推測されるミスフィット転移が発生する臨界膜厚付近であり、3次元島状成長が生じない厚さに設定される。P型Si1-xGex緩衝層202は、転移の密度を最小にするようにしながら、下地のP型Si基板201と複数のP型Si1-xGex半導体層の格子定数を段階的に適合させるために用いられる。
P型Si1-xGex緩衝層202とP型Si1-xGex光吸収層204との間に形成されるP型Si1-xGex歪み反転層203は、P型Si1-xGex光吸収層204に発生する引張り応力に対して逆の歪み成分である圧縮歪み応力を発生させ、転移の伝搬がより阻害されるために設けられている。P型Si1-xGex光吸収層204は、外部光を吸収し、電子、正孔対(キャリア)を生成するために用いられる。
また、アモルファスシリコン層212は、真性アモルファスシリコン層205及びN型アモルファスシリコン層206が積層された構造であり、図1の半導体接合層105に相当する。真性アモルファスシリコン層205は、P型Si1-xGex光吸収層204とヘテロ接合されている。N型アモルファスシリコン層206は、表面にITO透明電極層207が形成されている。アモルファスシリコン層212は、P型Si1-xGex光吸収層204で生成されたキャリアを収集するためのpn接合を形成するために用いられる。また、ITO透明電極層207とAl電極層101とは、生成されたキャリアを外部に取り出すために用いられる。
次に、本発明の太陽電池の製造方法の一実施の形態について、図2の単結晶SiGeヘテロ接合型太陽電池210を製造する場合を例にとって説明する。
まず、P型Si基板201上にP型Si1-xGex緩衝層202、P型Si1-xGex歪み反転層203、及びP型Si1-xGex光吸収層204の順で積層した単結晶Si1-xGex層211が、超高真空蒸着法(例えば、分子線エピタキシー(MBE)法や化学気相堆積(CVD)法など)を利用して作製される。MBE法を採用した場合、例えば、融点の高いSi及びGeは電子ビームにより加熱し、P型ドーピングに用いるガリウム(Ga)はクヌーセンセルにより加熱される。この加熱方法により、単結晶Si1-xGex層211を構成するすべての層202〜204の形成速度は、2.8Å/secの一定の速度で形成される。また、単結晶Si1-xGex層211を構成するすべての層202〜204は550°Cで形成しており、表面にクロスハッチ構造は観測されない。
単結晶Si1-xGex層211を構成するすべての層202〜204のうち、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する複数の半導体層の各層の形成毎に、超高真空内で900℃で3分間の急速加熱処理を施す。この急速加熱処理は、完全な格子緩和と転位のループによる閉じ込め構造の形成を促進させるために行われる。また、P型Si1-xGex緩衝層202とP型Si1-xGex光吸収層204との間に形成されるP型Si1-xGex歪み反転層203の格子定数は、P型Si1-xGex歪み反転層203の上下両面に接して形成されるP型Si1-xGex緩衝層とP型Si1-xGex光吸収層204の各格子定数よりも例えば、0.017Å〜0.019Å程度大きく設定する。
これは次の理由による。P型Si1-xGex緩衝層202を構成する複数のP型Si1-xGex半導体層は、格子定数が小さいP型Si1-xGex半導体層の上に格子定数の大きいP型Si1-xGex半導体層が形成されることを繰り返され、P型Si1-xGex緩衝層202を構成するすべてのP型Si1-xGex半導体層の形成過程では圧縮歪み応力が発生する。ここで、上記のP型Si1-xGex歪み反転層203を導入した場合、P型Si1-xGex歪み反転層203の格子定数はP型Si1-xGex光吸収層204の格子定数に比べて大きく設定されているので、P型Si1-xGex光吸収層204には引張り歪み応力が発生する。これは、P型Si1-xGex緩衝層202で発生する圧縮歪み応力とは逆の歪み成分であり、P型Si1-xGex光吸収層204への転位の伝搬をより阻害できる。
次に、単結晶Si1-xGex層211の上に、真性アモルファスシリコン層205、N型アモルファスシリコン層206の順に形成される。真性アモルファスシリコン層205、N型アモルファスシリコン層206からなるアモルファスシリコン層212は、例えばプラズマ化学気相堆積(CVD)法で形成される。
続いて、アモルファスシリコン層212の上にITO透明電極層207が形成される。そして、最後にITO透明電極層207の上に櫛形のAl電極層208が形成され、更にP型Si基板201の裏面全面にAl電極層209が形成される。ITO透明電極層207、Al電極層208、P型Si基板201は真空蒸着法により形成される。このようにして図2の断面構造の単結晶SiGeヘテロ接合型太陽電池210が製造される。
次に、本発明の単結晶SiGe層の実施例について説明する。図3は、図2に示した単結晶SiGeヘテロ接合型太陽電池210を構成する単結晶SiGe層211の実施例1の断面図を示す。図3中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。
図3において、P型Si基板201上に、6つの半導体層の積層構造のP型Si1-xGex緩衝層202、P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307及びP型Si0.58Ge0.42光吸収層308が積層されている。P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307は図2のP型Si1-xGex歪み反転層203の実施例であり、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308は図2のP型Si1-xGex光吸収層204の実施例である。これら図3に示す単結晶SiGe層111を構成するP型Si1-xGex緩衝層202、P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307及びP型Si0.58Ge0.42光吸収層308の各形成温度は、2次元成長を促進すること、及び超高真空内の残留不純物の結晶への取り込みを抑制することを目的として、550℃の高温領域に設定される。
P型Si1-xGex緩衝層202は、図3に示すように、P型Si基板201側から順にP型Si0.93Ge0.07半導体層301(厚さ400nm)、P型Si0.86Ge0.14半導体層302(厚さ400nm)、P型Si0.79Ge0.21半導体層303(厚さ400nm)、P型Si0.72Ge0.28半導体層304(厚さ400nm)、P型Si0.65Ge0.35半導体層305(厚さ400nm)、P型Si0.58Ge0.42半導体層306(厚さ400nm)が積層された構造である。また、最上層のP型Si0.58Ge0.42半導体層306の上に、P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307(厚さ400nm)が形成される。
図4のGe組成比対膜厚特性に示すように、P型Si0.93Ge0.07半導体層301、P型Si0.86Ge0.14半導体層302、P型Si0.79Ge0.21半導体層303、P型Si0.72Ge0.28半導体層304、P型Si0.65Ge0.35半導体層305、P型Si0.58Ge0.42半導体層306、及びP型Si0.51Ge0.49歪み反転層307は、同一の膜厚400nmで、かつ、Ge組成比が0.07ずつ変化する。これらP型Si0.93Ge0.07半導体層301〜P型Si0.58Ge0.42半導体層306及びP型Si0.51Ge0.49歪み反転層307の格子定数は、SiとGeの組成比により変化するので、これらは階段状かつ等間隔に格子定数が大きくなる。これらP型Si0.93Ge0.07半導体層301〜P型Si0.58Ge0.42半導体層306及びP型Si0.51Ge0.49歪み反転層307は各層の形成毎に900℃で3分間の急速加熱処理を行う。
P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307の上にはP型Si0.58Ge0.42光吸収層308が厚さ2μmで形成される。このときP型Si0.58Ge0.42光吸収層308の格子定数はP型Si0.51Ge0.49歪み反転層307よりも小さく、その差は0.017Åである。
図5は、前記手法により作製した単結晶SiGe層211の高分解エックス線回折における224回折面の逆格子マッピングを示す。同図に示すように、単結晶SiGe層202のすべての層は完全に歪み緩和しており、また、P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307はマッピング中心が斜め点線より右側にずれており圧縮歪みを示し、一方、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308はマッピング中心が斜め点線より左側にずれており引張り歪み応力が発生する様子が示される。この解析法により、P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307とP型Si0.58Ge0.42光吸収層308との間には互いに逆の歪み応力が発生していることが分かる。
次に、P型Si1-xGex緩衝層202の形成条件についての試行実験結果について表1とともに説明する。表1はP型Si1-xGex緩衝層202の構造がP型Si0.58Ge0.42光吸収層308の転位密度、表面粗さ平均(RMS)値に与える影響をまとめたものである。
Figure 0006004429
表1は、試料A〜試料Fの6つの単結晶SiGe層211におけるGe組成の増分、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する各半導体層の膜厚(nm)、層数、P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307の有無、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308のGe組成比(%)、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する各半導体層の形成後の急速加熱処理温度(℃)、表面粗さ平均値(RMS)(nm)、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308の転位密度(cm-2)を示している。
試料A〜試料Fのうち試料Aは前述した製造方法で製造された本実施例の単結晶SiGe層211の各パラメータの値を示し、それ以外の試料B〜Fは比較例の各パラメータの値を示す。表1の試料A(本実施例)は、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308の表面粗さ平均値(RMS)が0.903nm、転位密度が105cm-2未満であり、試料B〜Eに比べて結晶性に優れた光吸収層308が得られていることが分かった。また、試料Aは緩衝層が多層の半導体層のみで構成されるので、特許文献1記載の方法に比べて簡単な制御で単結晶SiGe層の製造ができる。
これに対し、表1の試料Bは、試料Aと異なりP型Si0.51Ge0.49歪み反転層307を形成しない構成であり、その構成ではP型Si0.58Ge0.42光吸収層308の表面粗さ平均値(RMS)が1.219nm、転位密度が1.1×107cm-2である。このことは、P型Si0.51Ge0.49歪み反転層307の導入が、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308への転位の伝播を阻害するのに有効であることを示している。
また、表1の試料Cは、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する各半導体層の形成後の急速加熱処理温度が800℃で加熱時間3分間の場合の構成である点で試料Aと異なる。この構成の場合、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308の表面粗さ平均値(RMS)が3.302nm、転位密度が3.0×107cm-2である。このことは、試料A、Bとの比較から急速加熱処理は、完全な格子緩和と転位のループによる閉じ込め構造の形成を促進させることを示している。また、この効果を得るのに適した急速加熱処理温度が、900℃付近であることも示している。
また、表1の試料Dは、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する各半導体層の膜厚を150nmとした構成である点で試料Aと異なる。この構成の場合、P型Si0.58Ge0.42光吸収層308の表面粗さ平均値(RMS)が2.659nm、転位密度が2.0×108cm-2である。このことは、各半導体層で転位を閉じ込めるためには、ある一定以上の膜厚が必要であり、その膜厚は本実施例のように400nm程度必要であることを示している。
また、表1の試料Eは、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する半導体層の数は実施例と同じ6層であるが、その各半導体層のGe組成比の増分を400nm間隔で12.0%に増大させ、また、P型光吸収層の組成はSi0.28Ge0.72である点で試料Aと異なる構成である。この構成の場合、P型Si0.28Ge0.72光吸収層の表面粗さ平均値(RMS)が2.484nm、転位密度が4.9×107cm-2である。このことは、P型Si1-xGex緩衝層202を構成する各半導体層間の格子定数の差が大きく、より多数のミスフィット転位が集中的に発生するために表面平坦性が劣化し、十分な膜厚を堆積しても転位が閉じ込められずに上層へ伝搬することを示している。
更に、表1の試料Fは、試料AのP型Si1-xGex緩衝層202の条件に準じており、半導体の層数のみ9層に増加させて、P型光吸収層をSi0.30Ge0.70で形成した構成である。この構成の場合、P型Si0.30Ge0.70光吸収層の表面粗さ平均値(RMS)が1.409nm、転位密度が105cm-2未満である。このことは、試料Aと同様に結晶性に優れた単結晶光吸収層が得られることを示している。
表1に示した試行実験結果により、本発明の変形例として、前述した製造方法により形成したP型Si1-xGex緩衝層202の条件に準じた構造を拡張した構造、つまりP型Si1-xGex緩衝層202を構成する複数の半導体層の層数の増減により、Ge組成比xは0〜0.95の範囲内の任意の組成比で優れた結晶性を有するP型Si1-xGex光吸収層203の形成が可能である。本発明の更なる変形例として2μm以上の任意の厚さの高品質なP型Si1-xGex光吸収層104を形成させることが可能である。
次に、本発明の単結晶SiGe層を構成する半導体接合層105の実施例について説明する。半導体接合層105に相当する図2に示したアモルファスシリコン層212は単結晶SiGe層211の上に、厚さ10nmの真性アモルファスシリコン層205、厚さ50nmのN型アモルファスシリコン層206の順に積層されたヘテロ接合層の構造である。真性アモルファスシリコン層205及びN型アモルファスシリコン層206は例えばプラズマ化学気相堆積(CVD)法により形成される。
次に、本実施例の太陽電池の特性について説明する。図6において、曲線Iは表1の試料Aを用いて作製された単結晶Si0.58Ge0.42ヘテロ接合型太陽電池210の電圧対電流密度特性、曲線IIは比較例として表1の試料Dを用いて作製された太陽電池の電圧対電流密度特性を示す。図6に示すように、試料Aを用いて作製された単結晶Si0.58Ge0.42ヘテロ接合型太陽電池210によれば、良好な整流性が示され、またAM1.5白色バイアス照射下の太陽電池出力特性として、光電変換効率0.98%、開放電圧233mV、短絡電流密度8.251mA/cm2、曲線因子0.509の特性値が得られた。一方、転位密度が高い試料Dを用いて作製された太陽電池は、図6に曲線IIで示すようにリーク電流が大きく整流性に乏しいことが分かる。
次に、本実施例の太陽電池の外部量子効率について説明する。図7は、本発明の単結晶Si0.58Ge0.42ヘテロ接合型太陽電池とSiヘテロ接合型太陽電池の波長対外部量子効率特性図を対比して示す。図7において、曲線IIIは本発明の単結晶Si0.58Ge0.42ヘテロ接合型太陽電池の波長対外部量子効率特性を示し、曲線IVはSiヘテロ接合型太陽電池の波長対外部量子効率特性を示す。本発明の単結晶Si0.58Ge0.42ヘテロ接合型太陽電池は、図7に曲線IIIで示すように光吸収端は1200nmであるのに対し、光吸収層がSiから構成された従来の太陽電池であるSiヘテロ接合型太陽電池は、図7に曲線IVで示すように光吸収端は1100nmであり、禁制帯幅の変化は理論的にも矛盾がない。
本発明の変形例によると、単結晶Si0.4Ge0.6ヘテロ接合型太陽電池、Si0.3Ge0.7ヘテロ接合型太陽電池の外部量子効率測定の吸収端はそれぞれ1250nm、1300nmである。前記実施例1の手法を利用することにより、0.7eV〜1.1eVの間の任意の禁制帯幅に設計した、高品質なSi0.4Ge0.6単結晶ヘテロ接合型太陽電池が得られる。
なお、本発明は以上の実施の形態及び実施例ではSi基板101はP型であるものとして説明したが、Si基板101をN型とした場合は、Si1-xGex緩衝層102、Si1-xGex歪み反転層103、及びSi1-xGex光吸収層104はいずれもN型とする必要があり、半導体接合層105はP型とする必要がある。また、N型のSi1-xGex緩衝層102を構成する複数のSi1-xGex半導体層はいずれもN型とする必要があるが、Ge組成比xは図3に示した実施例と同じでよい。また、P型の半導体接合層105をアモルファスシリコン層で構成する場合には、光吸収層上に真性アモルファスシリコン層を介してP型アモルファスシリコン層を形成する。
なお、半導体接合層105はアモルファスシリコン層に限定されるものではなく、例えばN型又はP型のSi1-xGex単結晶、N型又はP型のInGaP等のIII-V族化合物半導体を用いることも可能である。すなわち、半導体接合層105は、ヘテロ接合層又はホモ接合層であり、ヘテロ接合層の場合は、Si1-xGex光吸収層の上に形成された真性アモルファスシリコン層と、前記真性アモルファスシリコン層の上に形成された前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のアモルファスシリコン層とからなるアモルファスシリコン層、若しくはSi1-xGex光吸収層と反対導電型のIII-V族化合物半導体で構成され、ホモ接合層の場合は、前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のSi1-xGex単結晶で構成される。また、電極層107及び108はAl以外の導電性のある電極も使用できる。
本発明の単結晶SiGe層は、前述したヘテロ接合型太陽電池のほか、バイポーラトランジスタ、高電子移動度トランジスタ、発光素子、受光素子に応用することができる。
100 単結晶SiGe層
101 Si基板
102 S1-xGex緩衝層
103 S1-xGex歪み反転層
104 S1-xGex光吸収層
105 半導体接合層
106 透明電極層
107、108 電極層
201 P型Si基板
202 P型S1-xGex緩衝層
203 P型S1-xGex歪み反転層
204 P型S1-xGex光吸収層
205 真性アモルファスシリコン層
206 N型アモルファスシリコン層
207 ITO透明電極層
208、209 Al電極層
210 単結晶SiGeヘテロ接合型太陽電池
211 単結晶S1-xGex
212 アモルファスシリコン層

Claims (6)

  1. P型又はN型のSi基板上に、格子定数を前記Si基板側から順に段階的に大きくした複数のSi1-xGex半導体層(ただし、0≦x≦0.95;以下同じ)を、各半導体層形成毎に超高真空内で急速加熱処理して積層し、前記Si基板と前記複数のSi1-xGex半導体層の格子定数を段階的に適合させるためのSi1-xGex緩衝層を形成する緩衝層形成工程と、
    前記Si1-xGex緩衝層を構成する前記複数のSi1-xGex半導体層のうち前記格子定数が最も大きな最上層のSi1-xGex半導体層の上に、格子定数が前記最上層のSi1-xGex半導体層の格子定数よりも大きなSi1-xGex半導体層を、圧縮歪み応力を発生するSi1-xGex歪み反転層として形成する歪み反転層形成工程と、
    前記歪み反転層の上に格子定数が前記歪み反転層の格子定数よりも小さなSi1-xGex半導体層を、外部光を吸収しキャリアを生成するSi1-xGex光吸収層として形成する光吸収層形成工程と
    を含み、前記Si基板上に、それぞれ前記Si基板と同じ導電型の前記緩衝層、前記歪み反転層及び前記光吸収層が積層された単結晶SiGe層を製造することを特徴とする単結晶SiGe層製造方法。
  2. 前記歪み反転層形成工程は、格子定数が前記Si1-xGex緩衝層の最上層のSi1-xGex半導体層の格子定数よりも0.017Å〜0.019Å大きなSi1-xGex半導体層を前記歪み反転層として形成することを特徴とする請求項1記載の単結晶SiGe層製造方法。
  3. 前記光吸収層形成工程は、格子定数が前記Si1-xGex緩衝層の最上層のSi1-xGex半導体層の格子定数と等しいSi1-xGex半導体層を前記Si1-xGex光吸収層として形成することを特徴とする請求項1記載の単結晶SiGe層製造方法。
  4. 前記緩衝層形成工程は、前記複数のSi1-xGex半導体層の各半導体層形成毎に、超高真空内で900℃で3分間の急速加熱処理を施すことを特徴とする請求項1記載の単結晶SiGe層製造方法。
  5. P型又はN型のSi基板上に、格子定数を前記Si基板側から順に段階的に大きくした複数のSi1-xGex半導体層(ただし、0≦x≦0.95;以下同じ)が積層されており、前記Si基板と前記複数のSi1-xGex半導体層の格子定数を段階的に適合させるための、前記Si基板と同じ導電型のSi1-xGex緩衝層と、
    前記Si1-xGex緩衝層を構成する前記複数のSi1-xGex半導体層のうち前記格子定数が最も大きな最上層のSi1-xGex半導体層の上に形成された、格子定数が前記最上層のSi1-xGex半導体層の格子定数よりも大きな、圧縮歪み応力を発生する前記Si基板と同じ導電型のSi1-xGex歪み反転層と、
    前記歪み反転層の上に形成された、格子定数が前記歪み反転層の格子定数よりも小さなSi1-xGex半導体層であり、表面粗さ平均値(RMS)が略0.9である、外部光を吸収しキャリアを生成するための前記Si基板と同じ導電型のSi1-xGex光吸収層と、
    前記Si1-xGex光吸収層の上に形成された、前記光吸収層で生成されたキャリアを収集するためのpn接合を構成するための半導体接合層と、
    前記半導体接合層の上に形成された、前記キャリアを外部へ取り出すための透明電極層と
    を有することを特徴とする太陽電池。
  6. 前記半導体接合層は、ヘテロ接合層又はホモ接合層であり、
    前記ヘテロ接合層は、前記Si1-xGex光吸収層の上に形成された真性アモルファスシリコン層と、前記真性アモルファスシリコン層の上に形成された前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のアモルファスシリコン層とからなるアモルファスシリコン層、若しくは前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のIII-V族化合物半導体で構成され、
    前記ホモ接合層は、前記Si1-xGex光吸収層と反対導電型のSi1-xGex単結晶で構成されることを特徴とする請求項5記載の太陽電池。
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