JP6002846B2 - 電圧制御装置および電圧制御方法 - Google Patents

電圧制御装置および電圧制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、蓄電池であるキャパシタの電圧を変換した直流電圧の制御を行う電圧制御装置および電圧制御方法に関する。
駆動源としてエンジンおよび回転電機が搭載されたハイブリッド作業車両は、回転電機への電源を供給する一方、回転電機によって発電された電力を蓄電するバッテリ等の蓄電池を備えている。このような構成を有するハイブリッド作業車両では、回転電機を駆動するインバータの効率に着目して回転電機の電圧制御を行うのが一般的である。
特許文献1には、ハイブリッド作業車両における回転電機の系統電圧に、キャパシタの電圧を昇圧して出力する昇圧器が記載されている。
国際公開2008/099884号
しかし、特許文献1に記載された昇圧器は、回転電機の負荷変動に対して何ら考慮されていない。すなわち、特許文献1に記載された昇圧器は、系統電圧に対してキャパシタ電圧を定格電圧に昇圧して出力しており、昇圧器の出力電圧に余裕がない状態となっている。この状態で、回転電機の負荷が大きくなった場合、昇圧器は出力電圧を増大することができず、回転機器に対して十分な出力を供給することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、負荷変動に対応した出力を得ることができる電圧制御装置および電圧制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電圧制御装置は、回転電機に電力を供給するキャパシタと、前記回転電機に接続されたインバータと、直流端子が加極性に直列接続される二つの電圧形インバータおよび前記二つの電圧形インバータの交流端子を結合し、所定の漏れインダクタンスを有するトランスを含み、前記二つの電圧形インバータの一方が前記キャパシタに並列接続され、前記キャパシタのキャパシタ電圧を昇圧した直流電圧を前記インバータへ出力するトランス結合型昇圧器と、前記回転電機が駆動状態で、前記トランス結合型昇圧器の出力が前記トランス結合型昇圧器の出力限界未満の値である所定出力未満である場合、前記直流電圧の上限所定電圧未満、かつ、下限所定電圧以上の範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じた可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御装置は、上記の発明において、前記制御部は、さらに前記回転電機の回転数が所定回転数未満であると判断した場合、前記直流電圧の上限所定電圧と下限所定電圧との範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じた可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御装置は、上記の発明において、前記キャパシタ電圧の所定範囲は、前記キャパシタ電圧に対する前記直流電圧の昇圧比が前記トランス結合型昇圧器の効率が高い最適昇圧比となる前記上限所定電圧に対するキャパシタ電圧の値である可変制御上限閾値未満の範囲であり、前記制御部は、前記キャパシタ電圧の所定範囲内において、前記可変制御上限閾値から前記キャパシタ電圧の下降に伴って前記最適昇圧比となる前記直流電圧の指令値を生成し、前記最適昇圧比における前記直流電圧が下限所定電圧となるときの前記キャパシタ電圧の値である可変制御下限閾値以下の前記キャパシタ電圧である場合、前記下限所定電圧を前記直流電圧の指令値として生成することを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記トランス結合型昇圧器の出力が出力限界未満の値である所定出力未満であるか否かの判断の際、前記所定出力以下の範囲で前記所定出力にヒステリシス特性をもたせることを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記回転電機の回転数が所定回転数未満であるか否かの判断の際、前記所定回転数以下の範囲で前記所定回転数にヒステリシス特性をもたせることを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記回転電機が駆動状態で、前記トランス結合型昇圧器の出力が出力限界未満の値である所定出力未満でない場合、かつ、前記キャパシタ電圧がディレーティング動作閾値以上の場合、前記上限所定電圧を前記直流電圧の指令値として生成することを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記回転電機が駆動状態で、前記トランス結合型昇圧器の出力が出力限界未満の値である所定出力未満でない場合、または、前記回転電機の回転数が所定回転数未満でない場合であって、かつ、前記キャパシタ電圧がディレーティング動作閾値以上の場合、前記上限所定電圧を前記直流電圧の指令値として生成して出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御装置は、上記の発明において、前記回転電機は、永久磁石モータであることを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御方法は、回転電機または負荷に電力を供給するキャパシタと、前記回転電機に接続されたインバータと、直流端子が加極性に直列接続される二つの電圧形インバータおよび前記二つの電圧形インバータの交流端子を結合し、所定の漏れインダクタンスを有するトランスを含み、前記二つの電圧形インバータの一方が前記キャパシタに並列接続され、前記キャパシタのキャパシタ電圧を昇圧した直流電圧を前記インバータへ出力するトランス結合型昇圧器と、を備えたシステムの電圧制御方法であって、前記回転電機が駆動状態で、前記トランス結合型昇圧器の出力が前記トランス結合型昇圧器の出力限界未満の値である所定出力未満である場合、前記直流電圧の上限所定電圧未満、かつ、下限所定電圧以上の範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じて可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御方法は、上記の発明において、さらに前記回転電機の回転数が所定回転数未満の場合に、前記直流電圧の上限所定電圧と下限所定電圧との範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じて可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる電圧制御方法は、上記の発明において、前記キャパシタ電圧の所定範囲は、前記キャパシタ電圧に対する前記直流電圧の昇圧比が前記トランス結合型昇圧器の効率が高い最適昇圧比となる前記上限所定電圧に対するキャパシタ電圧の値である可変制御上限閾値未満の範囲であり、前記制御部は、前記キャパシタ電圧の所定範囲内において、前記可変制御上限閾値から前記キャパシタ電圧の下降に伴って前記最適昇圧比となる前記直流電圧の指令値を生成し、前記最適昇圧比における前記直流電圧が下限所定電圧となるときの前記キャパシタ電圧の値である可変制御下限閾値以下の前記キャパシタ電圧である場合、前記下限所定電圧を前記直流電圧の指令値として生成することを特徴とする。
本発明によれば、回転電機に電力を供給するキャパシタと、前記回転電機に接続されたインバータと、直流端子が加極性に直列接続される二つの電圧形インバータおよび前記二つの電圧形インバータの交流端子を結合し、所定の漏れインダクタンスを有するトランスを含み、前記二つの電圧形インバータの一方が前記キャパシタに並列接続され、前記キャパシタのキャパシタ電圧を昇圧した直流電圧を前記インバータへ出力するトランス結合型昇圧器と、を備え、前記回転電機が駆動状態で、前記トランス結合型昇圧器の出力が前記トランス結合型昇圧器の出力限界未満の値である所定出力未満である場合、前記直流電圧の上限所定電圧未満、かつ、下限所定電圧以上の範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じて可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力するようにしている。これにより、トランス結合型昇圧器は、回転電機の負荷変動に対応した出力を得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態である電圧制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示した電圧制御装置が搭載される油圧ショベルの構成を示す図である。 図3は、電圧変換器の構成を示す回路図である。 図4は、コントローラの制御を示すブロック図である。 図5は、電圧変換器制御部による可変電圧制御処理手順を示すフローチャートである。 図6は、キャパシタ電圧に対する出力限界と所定出力との関係を示す図である。 図7は、電圧変換器制御部よる可変電圧制御処理時におけるキャパシタ電圧に対する直流電圧指令値の関係を示す図である。 図8は、所定回転数判断時のヒステリシス特性を示す図である。 図9は、トランス結合型昇圧器の所定出力判断時のヒステリシス特性を示す図である。 図10は、トランス結合型昇圧器の出力、キャパシタ電圧、直流電圧、PM回転数、トランス結合型昇圧器の損失の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態である電圧制御装置1の構成を示すブロック図である。図1に示した電圧制御装置1は、ハイブリッド作業車両に搭載される電源制御システムである。電圧制御装置1を搭載するハイブリッド作業車両は、例えば、図2に示した油圧ショベル100である。油圧ショベル100は、履帯の回転等によって自走する自走部101aと、バケット、ブーム、アーム等の作業機や運転室を有し、自走部101aに対して所定の方向を指向する旋回軸の周りに旋回可能な旋回部101bとを備える。このような構成を有する油圧ショベル100に搭載される電圧制御装置1は、駆動軸がエンジンの駆動軸に連結された回転電機を備えるとともに、旋回部101bの旋回軸と一致する駆動軸を有する旋回用の回転電機を備える。
(電圧制御装置)
電圧制御装置1は、3相励磁タイプのSR(Switched Reluctance:スイッチトリラクタンス)モータ2を回転電機として備える。SRモータ2の駆動軸は、エンジン3の駆動軸に連結されている。また、電圧制御装置1は、旋回用の回転電機として、PM(Permanent Magnet:永久磁石)モータ4を備える。SRモータ2およびPMモータ4には、回転数を検出する図示しない回転センサがそれぞれ設けられている。
SRモータ2およびPMモータ4は、電気二重層キャパシタから成る大容量のキャパシタ5から電源の供給を受ける。キャパシタ5は、SRモータ2やPMモータ4で発電した電力を蓄電する機能も有する。
SRモータ2は、SRモータ用のインバータであるSRドライバ6に接続されている。SRドライバ6は、波形成形やサージ吸収に適したフィルムコンデンサから成るSRコンデンサ7に並列接続されている。SRコンデンサ7には、キャパシタ5の電圧を昇圧して出力する電圧変換器8が並列に接続されている。
(電圧変換器)
図3は、電圧変換器8の構成を示す回路図である。図3に示すように、電圧変換器8は、トランス84を介して、二つの電圧形インバータを交流結合した加極性のトランス結合型昇圧器81を有する。トランス結合型昇圧器81は、二つの電圧形インバータである下側インバータ82および上側インバータ83を有する。また、トランス結合型昇圧器81は、下側インバータ82および上側インバータ83の交流側を結合するトランス84を有する。
下側インバータ82は、通電切り替え用のスイッチング素子として、上下アームに2個ずつの計4個のIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)821a,821b,821c,821dがブリッジ接続されて成る。IGBT821a,821b,821c,821dには、通電切り替え時に発生する還流電流を流すダイオード822a,822b,822c,822dがそれぞれ並列に接続されている。他方、上側インバータ83は、スイッチング素子として4個のIGBT831a,831b,831c,831dを有する。IGBT831a,831b,831c,831dには、ダイオード832a,832b,832c,832dがそれぞれ並列に接続されている。
下側インバータ82と上側インバータ83は、下側インバータ82の正極直流端子と上側インバータ83の負極直流端子とが加極性に直列接続されている。トランス結合型昇圧器81に外部から印加される電圧は、下側インバータ82と上側インバータ83とによって分圧される。
下側インバータ82には、サージ吸収を主な目的とするコンデンサ85が並列接続されている。このコンデンサ85の容量は、キャパシタ5の容量と比較して顕著に小さい。上側インバータ83にも、下側インバータ82と同様に、サージ吸収用の小容量のコンデンサ86が並列に接続されている。コンデンサ85の容量はコンデンサ86の容量より大きい方が好ましい。これは、電圧変換器8の外側に出る配線に接続する側のコンデンサ85に発生するサージの量が、コンデンサ86に発生するサージの量よりも大きいからである。また、コンデンサ86の容量を抑えることによってコンデンサ86の容積を必要以上に大きくしないで済むため、省スペース化を図ることができるという利点も有している。
下側インバータ82は、トランス84のコイル84aに接続される。一方、上側インバータ83は、トランス84のコイル84bに接続される。下側インバータ82および上側インバータ83の直流電圧の定格電圧がほぼ等しい場合には、コイル84aとコイル84bの巻線比を1対1とするのが好ましい。このため、本実施の形態では、コイル84aとコイル84bとの巻線比を1対1とするが、巻線比は適宜変更可能である。
トランス84は、一定の漏れインダクタンス(Lとする)を有している。電圧変換器8では、漏れインダクタンスが、コイル84a側にL/2、コイル84b側にL/2となるように等分割されている。トランス84は、漏れインダクタンスに一時的に蓄積させた電力を、下側インバータ82や上側インバータ83の高速スイッチング制御によってキャパシタ5などへ伝送する。一般に、トランスは一次コイルと二次コイルとの間隙が広がると漏れインダクタンスが増加することが知られている。このため、トランスを形成する際には、一次コイルと二次コイルを密着させて形成することが多い。これに対して、本実施の形態においては、一次コイルと二次コイルとの間隙、すなわちコイル84aとコイル84bとの間隙を調整することにより、所望の漏れインダクタンスを積極的に作り出している。なお、トランス84の外部にインダクタンスを付加することも可能である。
(電圧変換器との接続構成)
電圧変換器8のコンデンサ85は、キャパシタ5に並列接続される。キャパシタ5とコンデンサ85との間には、コンタクタ9が直列に接続されている。コンタクタ9が接続されると、電圧変換器8は、キャパシタ5の電圧(一次側電圧)を昇圧し、この昇圧した電圧(二次側電圧)をSRモータ2やPMモータ4へ供給する。
電圧変換器8は、二次側でSRモータ2を励磁する励磁電源10に直列接続されている。ここで、電圧制御装置1に励磁電源10を設ける理由を説明する。一般に、SRモータ2は、電気エネルギーを供給すると大きな回生エネルギーを生成する特性を有しており、内部の回転子が単に回転駆動されただけでは発電機として動作しない。このような特性を有するSRモータ2を発電機として動作させるためには、SRモータ2内のコイルを予め励磁する必要がある。ところが、エンジン3の始動時に、SRコンデンサ7の電荷はゼロである上、エンジン3の始動時にコンタクタ9をオンしてキャパシタ5によってSRモータ2を励磁することはできない。そこで、本実施の形態では、エンジン3の始動時にSRモータ2を励磁するため、励磁電源10が設けられている。
電圧変換器8と励磁電源10との間には、ダイオード11およびリレー12が直列に接続されている。ダイオード11は、SRコンデンサ7の電圧が励磁電源10の電圧よりも大きくなったとき、励磁電源10を遮断する。また、リレー12は、オン・オフ動作によって励磁電源10の投入・遮断を制御する。
PMモータ4は、PMインバータ13に接続されている。PMインバータ13は、フィルムコンデンサから成るPMコンデンサ14に並列接続されている。PMコンデンサ14には、電圧変換器8が並列に接続されている。
SRモータ2とSRドライバ6との間には、電流センサ15が直列に接続されている。また、PMモータ4とPMインバータ13との間には、電流センサ16が直列に接続されている。
キャパシタ5、SRコンデンサ7、PMコンデンサ14、コンデンサ85,86には、電圧センサである電圧計17,18,19,89,90がそれぞれ並列に接続されている。キャパシタ5には、絶縁センサ20が接続されている。
(コントローラ)
電圧制御装置1は、コントローラ21を備える。コントローラ21は、油圧ショベル100の車体制御を行う車体制御部22と、SRドライバ6を制御することによってSRモータ2の速度およびトルクを制御するSRモータ制御部23と、PMインバータ13を制御することによってPMモータ4の速度を制御するPMモータ制御部24と、電圧変換器8の制御を行う電圧変換器制御部25と、コンタクタ9のオン・オフを制御するコンタクタ制御部26と、を有する。
図4は、コントローラ21の制御を示すブロック図である。コントローラ21の車体制御部22は、エンジン3やSRモータ2の動作指令を生成するパワーマネジメント部221と、PMモータ4の動作指令を生成する旋回操作部222とを有し、キャパシタ5の電圧とオペレータによる操作レバーLvの操作に基づいた車体制御を行う。パワーマネジメント部221は、キャパシタ5の電圧、操作レバーLvの操作状態、および旋回操作部222から送られてくる旋回動作状態に応じてエンジン回転数指令を生成し、エンジン3へ出力する。また、パワーマネジメント部221は、SRモータ2の速度指令およびトルク指令を生成し、SRモータ制御部23へ出力する。また、旋回操作部222は、キャパシタ5の電圧とレバー操作状態に応じてPMモータ4の速度指令を生成し、PMモータ制御部24へ出力する。
SRモータ制御部23は、車体制御部22から出力された速度指令およびトルク指令、SRモータ2の回転数、および電圧変換器8が出力した直流電圧を用いてSRモータ2の動作指令であるSR出力指令を生成し、SRドライバ6へ出力する。
PMモータ制御部24は、車体制御部22から出力されたPMモータ4の速度指令、PMモータ4の回転数、および電圧変換器8が出力した直流電圧を用いてPMモータ4の動作指令であるPM出力指令を生成し、PMインバータ13へ出力する。
電圧変換器制御部25は、制御部に対応し、電圧変換器8が出力した直流電圧、SRモータ制御部23が出力するSRモータ2の動作指令、PMモータ制御部24が出力するPMモータ4の動作指令、PMモータ4の回転数、電圧計17が検出するキャパシタ電圧に基づいて直流電圧指令を生成し、電圧変換器8へ出力する。
(電圧変換器制御部による可変電圧制御処理)
つぎに、図5に示したフローチャートを参照して、電圧変換器制御部25による可変電圧制御処理手順について説明する。なお、SRモータ2及びPMモータ4は、500V(下限所定電圧Vlow)〜550V(上限所定電圧Vhigh)で動作する。上限所定電圧は、トランス結合型昇圧器81内のIGBT素子などの耐圧限界により規定される。また、下限所定電圧は、この電圧以下であると、例えば、所望のモータ特性による良好なモータ制御が困難となる電圧である。
図5に示すように、電圧変換器制御部25は、まず、PMモータ4の回転数であるPM回転数Spを取得する(ステップS101)。その後、電圧変換器制御部25は、PM回転数Spの絶対値が6000rpm(所定回転数)未満であるか否かを判断する(ステップS102)。PM回転数Spの絶対値が6000rpm未満である場合(ステップS102,Yes)、電圧変換器制御部25は、さらに、トランス結合型昇圧器81の出力P及び現在のキャパシタ電圧Vcapを取得する(ステップS103)。トランス結合型昇圧器81の出力Pは、SRモータ制御部23が出力するSR出力指令及びPMモータ制御部24が出力するPM出力指令によって得ることができる。なお、直接、電圧計18,19及び電流センサ15,16の検出値から出力Pを求めてもよい。なお、上述した500V(下限所定電圧Vlow)、550V(上限所定電圧Vhigh)、6000rpm(所定回転数)などの値は一例であって、これらの値に限定されるものではない。
その後、電圧変換器制御部25は、トランス結合型昇圧器81の出力Pが、現在のキャパシタ電圧Vcapに対応する出力限界Pmaxの50%(所定出力)未満であるか否かを判断する(ステップS104)。なお、ここでの出力限界Pmaxは、直流電圧が500Vの場合における出力限界としている。なお、これに限定されず、出力限界Pmaxは、直流電圧が550Vの場合における出力限界としてもよい。
出力限界Pmaxは、図6に示すように、キャパシタ電圧Vcapに応じて、直流電圧が500Vの場合、特性曲線L1,L1´となり、直流電圧550Vの場合、特性曲線L2,L2´となる。したがって、直流電圧が500Vの場合、出力限界Pmaxの50%は、キャパシタ電圧Vcapに応じて特性曲線L50,L50´のように変化する。この特性曲線L50,L50´は、キャパシタ電圧Vcapの減少に応じて減少する特性を有する。
その後、電圧変換器制御部25は、トランス結合型昇圧器81の出力Pが、現在のキャパシタ電圧Vcapに対応する出力限界Pmaxの50%未満である場合(ステップS104,Yes)、キャパシタ電圧Vcapの2倍の値が、500Vを越え、かつ、550V未満であるか否かを判断する。すなわち、キャパシタ電圧Vcapの値が、250V(可変制御下限閾値Vth2)を越え、かつ、275V未満(可変制御上限閾値Vth1)であるか否かを判断する(ステップS105)。
電圧変換器制御部25は、キャパシタ電圧Vcapの値が、250Vを越え、かつ、275V未満である場合(ステップS105,Yes)、トランス結合型昇圧器81に対する直流電圧指令Vdcがキャパシタ電圧Vcapの2倍の値となるように出力する可変電圧制御を行い(ステップS106)、ステップS101にリターンして上述した処理を繰り返す。
一方、電圧変換器制御部25は、キャパシタ電圧Vcapの値が、250Vを越え、かつ、275V未満でない場合(ステップS105,No)、さらに、キャパシタ電圧Vcapの2倍の値が、310Vを越え、かつ、500V以下であるか否かを判断する。すなわち、電圧変換器制御部25は、キャパシタ電圧Vcapの値が、155V(可変制御第2下限閾値Vth3)を越え、かつ、250V(可変制御下限閾値Vth2)以下であるか否かを判断する(ステップS107)。
電圧変換器制御部25は、キャパシタ電圧Vcapの値が、155Vを越え、かつ、250V以下である場合(ステップS107,Yes)、トランス結合型昇圧器81に対する直流電圧指令Vdcが500V(下限所定電圧Vlow)となるように出力する可変電圧制御を行い(ステップS108)、ステップS101にリターンして上述した処理を繰り返す。
一方、PM回転数Spの絶対値が6000rpm未満でない場合(ステップS102,No)、トランス結合型昇圧器81の出力Pが、現在のキャパシタ電圧Vcapに対応する出力限界Pmaxの50%未満でない場合(ステップS104,No)、キャパシタ電圧Vcapの値が、155Vを越え、かつ、250V以下でない場合(ステップS107,No)、さらに、キャパシタ電圧Vcapの値が180V(ディレーティング動作閾値Vth4)以上であるか否かを判断する(ステップS109)。キャパシタ電圧Vcapの値が180V以上である場合(ステップS109,Yes)、電圧変換器制御部25は、トランス結合型昇圧器81に対する直流電圧指令Vdcが550V(上限所定電圧Vhigh)となるように出力する一定電圧制御を行い(ステップS110)、ステップS101にリターンして上述した処理を繰り返す。一方、キャパシタ電圧Vcapの値が180V以上でない場合(ステップS109,No)、電圧変換器制御部25は、トランス結合型昇圧器81を保護するために、ディレーティング動作を行い(ステップS111)、ステップS101にリターンして上述した処理を繰り返す。
なお、上述したステップS102の判断処理を削除し、ステップS104のみの判断処理を行う可変電圧制御処理を行うようにしてもよい。
さらに、図7を参照して、電圧変換器制御部25による可変電圧制御処理について説明する。図7において、直線L10及び直線L11は、ステップS106,S108に示した可変電圧制御のルートである。
直線L10は、ステップS106に示した可変電圧制御のルートである。直線L10は、キャパシタ電圧Vcapが可変制御上限閾値Vth1と可変制御下限閾値Vth2との間の範囲ΔV1において、直流電圧指令Vdcが示す直流電圧がキャパシタ電圧Vcapの2倍となるように倍電圧制御を行うルートである。直線L10は、可変制御上限閾値Vth1が275Vのときの直流電圧指令Vdcが示す直流電圧が550Vの点P1と、可変制御下限閾値Vth2が250Vのときの直流電圧が500Vの点P2とを結んでいる。直流電圧指令Vdcが示す直流電圧がキャパシタ電圧Vcapの2倍のときがトランス84を流れる電流が最も小さく、デバイス総損失が小さくなる。ここでいう「デバイス総損失」は、各IGBTの導通損失、トランス84の抵抗(直流抵抗、表皮効果、渦電流損等の交流抵抗を含む)を含むものであり、トランス84を流れる電流の大きさに比例する。すなわち、この倍電圧制御を行うことによって、トランス結合型昇圧器81の損失を小さくしてトランス結合型昇圧器81の効率を高めることができる。本実施の形態では、トランス84のコイル84aとコイル84bとの巻線比を1対1としているため、昇圧比を1対2とする倍電圧制御を行っている。したがって、一般の巻線比の場合、この巻線比に応じた昇圧比とする一定昇圧比制御を行うことによって昇圧器の効率を高めることができる。
直線L11は、ステップS108に示した可変電圧制御のルートである。直線L11は、キャパシタ電圧Vcapが可変制御下限閾値Vth2と可変制御第2下限閾値Vth3との間の範囲ΔV2において、直流電圧指令Vdcが示す直流電圧を500Vとする可変電圧制御を行う。範囲ΔV2においても倍電圧制御を行うことが効率上、好ましいが、SRモータ2及びPMモータ4の動作電圧制限(500V〜550V)を考慮し、最も巻線比に近い昇圧比となるように、500V一定とする可変電圧制御を行っている。なお、キャパシタ電圧Vcapの所定範囲は、範囲ΔV1及び範囲ΔV2である。
一方、直線L20及び直線L21は、ステップS109に示した、550V(上限所定電圧Vhigh)となるように出力する一定電圧制御のルートである。ただし、直線L21は、キャパシタ電圧Vcapがディレーティング動作閾値Vth4(180V)未満の場合、ディレーティング動作閾値Vth4のときに直流電圧550Vとなる点P4から、キャパシタ電圧Vcapが可変制御第2下限閾値Vth3のときに直流電圧が500Vとなる点P3まで、直線で直流電圧を降下させるディレーティング動作を行うルートである。このディレーティング動作によって、トランス結合型昇圧器81を保護している。
なお、キャパシタ電圧Vcapが可変制御上限閾値Vth1以上の場合は、直線L30で示すように、直流電圧を550V一定とする制御を行う。また、キャパシタ電圧Vcapが可変制御第2下限閾値Vth3以下の場合は、ディレーティング動作を行う。
すなわち、上述した直線L10,L11は、トランス結合型昇圧器81の効率を良くする可変電圧制御のルートである。したがって、この可変電圧制御のルート上で制御することが好ましい。
しかし、PM回転数Spが6000rpm以上の場合、PMモータ4は永久磁石モータであるので、回転子の回転によって逆起電力(誘起電圧)が発生する。PMモータ4が6000rpm以上の高回転になると、誘起電圧も大きくなるので、直流電圧が誘起電圧未満となるとPMモータ4に電流を流しこめなくなり、PMモータ4を駆動できなくなる。したがって、PM回転数Spが6000rpm以上の高回転時には、この誘起電圧に打ち勝つ直流電圧を得るために、直線L20で示した、550V(上限所定電圧Vhigh)となるように出力する一定電圧制御を行って、安定駆動を行うことが好ましい。このため、ステップS102では、PM回転数Spが6000rpm未満か否かを判断している。なお、大きな逆起電力を弱めるための弱め界磁制御を行うと、このための別電力が必要となり、モータ効率が悪くなるので好ましくない。
一方、PM回転数Spが6000rpm未満の場合には、逆起電力が小さいため、この逆起電力に対する対策が不要であり、可変電圧制御を行ってもモータ効率が低下することがない。したがって、PM回転数Spが6000rpm未満の場合には、上述した可変電圧制御を行うことが好ましい。
さらに、トランス結合型昇圧器81の出力には、出力限界Pmaxが存在する。そして、直流電圧が下がると、出力限界Pmaxも下がる。したがって、出力Pが大きい状態では、直流電圧を下げない高い直流電圧での一定電圧制御を行うことが好ましい。そして、例えば、直流電圧が550V(上限所定電圧Vhigh)未満である可変電圧制御を行っている状態が、トランス結合型昇圧器81の出力限界Pmaxの状態であると、PMモータ4などに負荷変動が生じた場合、直流電圧を、例えば550Vまで上げて、さらにトランス結合型昇圧器81の出力Pを大きくすることができない。したがって、ステップS104では、トランス結合型昇圧器81の出力Pが、現在のキャパシタ電圧Vcapに対応する出力限界Pmaxの50%未満であるか否かを判断している。
すなわち、可変電圧制御を行う場合、負荷変動が生じても、トランス結合型昇圧器81の出力Pを大きくできる余裕のある状態のときに行うことが好ましい。特に、出力を増大したい場合、直流電圧を大きくするのみで、迅速に出力増大を図ることができる。本実施の形態では、モータの負荷変動が大きいため、トランス結合型昇圧器81の出力限界Pmaxの50%を、可変電圧制御にするか、一定電圧制御にするかの閾値としている。したがって、負荷変動が小さい場合には、閾値を大きくしてもよい。例えば、トランス結合型昇圧器81の出力限界Pmaxの70%を閾値としてもよい。
なお、可変電圧制御を行う場合における上述したステップS102,S104の制限は、PMモータ4を用いることによるものであり、SRモータ2に対する制限はない。すなわち、直流電圧(系統電圧)は、SRモータ2及びPMモータ4に共通であるため、SRモータ2は、PMモータ4に対する制限下で動作する。
(チャタリング防止)
ところで、ステップS102では、所定回転数(6000rpm)という1つの閾値で判断を行っている。この場合、PM回転数Spが所定回転数近傍を上下すると、可変電圧制御状態(ステップS106,S108)への移行と、一定電圧制御状態(ステップS109)への移行とが頻繁に行われ、不安定な制御状態となる。そこで、本実施の形態では、図8に示すように、第1の閾値である所定回転数(6000rpm)と、所定回転数以下の第2の閾値(5800rpm)とを設け、状態移行にヒステリシス特性を持たせるようにしている。
同様に、ステップS104では、所定出力(Pmax×50%)という1つの閾値で判断を行っている。この場合、出力Pが所定出力(Pmax×50%)近傍を上下すると、可変電圧制御状態(ステップS106,S108)への移行と、一定電圧制御状態(ステップS109)への移行とが頻繁に行われ、不安定な制御状態となる。そこで、本実施の形態では、図9に示すように、第1の閾値である所定出力(Pmax×50%)と、所定出力以下の第2の閾値(Pmax×30%)とを設け、状態移行にヒステリシス特性を持たせるようにしている。
(電圧変換器制御部による可変電圧制御の具体例)
図10は、トランス結合型昇圧器81の出力P、キャパシタ電圧Vcap、直流電圧、PM回転数Sp、トランス結合型昇圧器81の損失の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。なお、図10(b)には、比較のため、常に直流電圧を550V一定とする従来の固定制御時における直流電圧の時間変化を含めて示している。また、図10(d)には、比較のため、常に直流電圧を550V一定とする従来の固定制御時におけるトランス結合型昇圧器の損失の時間変化を含めて示している。
図10(a)の特性L51は、トランス結合型昇圧器81の出力Pの変化を示している。また、特性L52,L55は、それぞれ力行時及び回生時の所定出力(Pmax×50%)の時間変化を示している。また、特性L53,L54は、それぞれ力行時及び回生時のヒステリシス制御を行うための所定出力未満の閾値(Pmax×30%)の時間変化を示している。
図10(b)の特性L61は、本実施の形態によるトランス結合型昇圧器81の直流電圧の時間変化を示している。また、特性L161は、従来の固定制御時における直流電圧の時間変化を示している。また、特性L62は、キャパシタ電圧Vcapの時間変化を示している。
図10(c)の特性L71は、PM回転数Spの時間変化を示している。また、図10(d)の特性L81は、本実施の形態によるトランス結合型昇圧器81の損失の時間変化を示している。また、特性L181は、従来の固定制御時におけるトランス結合型昇圧器81の損失の時間変化を示している。
図10において、時点t1から時点t2までの間は、PM回転数Spが所定回転数(6000rpm)未満であり、トランス結合型昇圧器81の出力Pも所定出力(Pmax×50%)未満であり、さらにキャパシタ電圧Vcapが250V(Vth2)から275V(Vth1)の間の値であるため、倍電圧による可変電圧制御(特性L61参照)が行われる。この結果、図10(d)の特性L81は、従来の特性L181に比してトランス結合型昇圧器81の損失が低減されている。
時点t2から時点t3までの間は、PM回転数Spが所定回転数(6000rpm)未満であり、トランス結合型昇圧器81の出力Pも所定出力(Pmax×50%)未満であり、可変電圧制御が行われるが、キャパシタ電圧Vcapが250V(Vth2)以下となるため、直流電圧を500Vとする可変電圧制御(特性L61参照)が行われる。この場合も、図10(d)の特性L81は、従来の特性L181に比してトランス結合型昇圧器81の損失が低減されている。
時点t3から時点t4までの間は、時点t3で出力Pが回生時の所定出力(Pmax×50%)以上となるため、直流電圧を550Vとする一定電圧制御が行われる。なお、ヒステリシス処理を行うため、出力Pが回生時の所定出力未満の閾値(Pmax×30%)以下となる時点t4まで一定電圧制御が行われる。この場合における図10(d)の特性L81は、従来の特性L181と同じ損失となる。
時点t5から時点t6までの間は、PM回転数Spが所定回転数(6000rpm)未満であり、トランス結合型昇圧器81の出力Pも所定出力(Pmax×50%)未満であり、可変電圧制御が行われる。その後、時点t6から時点t7までの間は、ヒステリシス処理によって、トランス結合型昇圧器81の出力Pが所定出力(Pmax×50%)以上と判断されるため、一定電圧制御が行われる。そして、時点t7以降は、ヒステリシス処理によって、トランス結合型昇圧器81の出力Pが所定出力(Pmax×50%)未満と判断されるため、再び可変電圧制御が開始される。この結果、時点t5,t6間、及び時点t7以降における図10(d)の特性L81は、従来の特性L181に比してトランス結合型昇圧器81の損失が低減されている。
本実施の形態では、PM回転数Spが所定回転数未満、かつ、トランス結合型昇圧器81の出力Pが所定出力未満とする所定条件下で、トランス結合型昇圧器81が低損失となる可変電圧制御を行い、所定条件を満足しない場合、直流電圧を高い550V一定として高出力が可能な一定電圧制御を行うようにしている。この結果、トランス結合型昇圧器81は、PMモータ4の負荷変動に対応した出力を得ることができ、かつ、トランス結合型昇圧器81の効率を上げることができる。
1 電圧制御装置
2 SRモータ
3 エンジン
4 PMモータ
5 キャパシタ
6 SRドライバ
7 SRコンデンサ
8 電圧変換器
9 コンタクタ
10 励磁電源
11 ダイオード
12 リレー
13 PMインバータ
14 PMコンデンサ
15,16 電流センサ
17,18,19,89,90 電圧計
20 絶縁センサ
21 コントローラ
22 車体制御部
23 SRモータ制御部
24 PMモータ制御部
25 電圧変換器制御部
26 コンタクタ制御部
81 トランス結合型昇圧器
82 下側インバータ
83 上側インバータ
84 トランス
84a,84b コイル
85,86 コンデンサ
100 油圧ショベル
101a 自走部
101b 旋回部
221 パワーマネジメント部
222 旋回操作部
821a,821b,821c,821d,831a,831b,831c,831d IGBT
822a,822b,822c,822d,832a,832b,832c,832d ダイオード
L1,L1´,L2,L2´,L50,L50´ 特性曲線
L10,L11,L20,L21,L30 直線
Lv 操作レバー
P 出力
P1〜P4 点
Pmax 出力限界
Sp PM回転数
t1〜t7 時点
Vcap キャパシタ電圧
Vdc 直流電圧指令
Vhigh 上限所定電圧
Vlow 下限所定電圧
Vth1 可変制御上限閾値
Vth2 可変制御下限閾値
Vth3 可変制御第2下限閾値
Vth4 ディレーティング動作閾値
ΔV1,ΔV2 範囲

Claims (11)

  1. 回転電機に電力を供給するキャパシタと、
    前記回転電機に接続されたインバータと、
    直流端子が加極性に直列接続される二つの電圧形インバータおよび前記二つの電圧形インバータの交流端子を結合し、所定の漏れインダクタンスを有するトランスを含み、前記二つの電圧形インバータの一方が前記キャパシタに並列接続され、前記キャパシタのキャパシタ電圧を昇圧した直流電圧を前記インバータへ出力するトランス結合型昇圧器と、
    少なくとも動作指令を出力し前記回転電機が駆動状態とした場合に、前記トランス結合型昇圧器の出力が前記トランス結合型昇圧器の出力限界未満の値である所定出力未満である場合、前記直流電圧の上限所定電圧未満、かつ、下限所定電圧以上の範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じた可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力する制御部と、
    を備えたことを特徴とする電圧制御装置。
  2. 前記制御部は、さらに前記回転電機の回転数が所定回転数未満であると判断した場合、前記直流電圧の上限所定電圧と下限所定電圧との範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じた可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力することを特徴とする請求項1に記載の電圧制御装置。
  3. 前記キャパシタ電圧の所定範囲は、前記キャパシタ電圧に対する前記直流電圧の昇圧比が前記トランス結合型昇圧器の効率が高い最適昇圧比となる前記上限所定電圧に対するキャパシタ電圧の値である可変制御上限閾値未満の範囲であり、
    前記制御部は、前記キャパシタ電圧の所定範囲内において、前記可変制御上限閾値から前記キャパシタ電圧の下降に伴って前記最適昇圧比となる前記直流電圧の指令値を生成し、前記最適昇圧比における前記直流電圧が下限所定電圧となるときの前記キャパシタ電圧の値である可変制御下限閾値以下の前記キャパシタ電圧である場合、前記下限所定電圧を前記直流電圧の指令値として生成することを特徴とする請求項1または2に記載の電圧制御装置。
  4. 前記制御部は、前記トランス結合型昇圧器の出力が出力限界未満の値である所定出力未満であるか否かの判断の際、前記所定出力以下の範囲で前記所定出力にヒステリシス特性をもたせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電圧制御装置。
  5. 前記制御部は、前記回転電機の回転数が所定回転数未満であるか否かの判断の際、前記所定回転数以下の範囲で前記所定回転数にヒステリシス特性をもたせることを特徴とする請求項2に記載の電圧制御装置。
  6. 前記制御部は、前記回転電機が駆動状態で、前記トランス結合型昇圧器の出力が出力限界未満の値である所定出力未満でない場合、かつ、前記キャパシタ電圧がディレーティング動作閾値以上の場合、前記上限所定電圧を前記直流電圧の指令値として生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電圧制御装置。
  7. 前記制御部は、前記回転電機が駆動状態で、前記トランス結合型昇圧器の出力が出力限界未満の値である所定出力未満でない場合、または、前記回転電機の回転数が所定回転数未満でない場合であって、かつ、前記キャパシタ電圧がディレーティング動作閾値以上の場合、前記上限所定電圧を前記直流電圧の指令値を生成して出力することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の電圧制御装置。
  8. 前記回転電機は、永久磁石モータであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の電圧制御装置。
  9. 回転電機に電力を供給するキャパシタと、前記回転電機に接続されたインバータと、直流端子が加極性に直列接続される二つの電圧形インバータおよび前記二つの電圧形インバータの交流端子を結合し、所定の漏れインダクタンスを有するトランスを含み、前記二つの電圧形インバータの一方が前記キャパシタに並列接続され、前記キャパシタのキャパシタ電圧を昇圧した直流電圧を前記インバータへ出力するトランス結合型昇圧器と、を備えたシステムの電圧制御方法であって、
    少なくとも動作指令を出力し前記回転電機が駆動状態とした場合に、前記トランス結合型昇圧器の出力が前記トランス結合型昇圧器の出力限界未満の値である所定出力未満である場合、前記直流電圧の上限所定電圧未満、かつ、下限所定電圧以上の範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じて可変の前記直流電圧の指令値として生成して出力することを特徴とする電圧制御方法。
  10. さらに前記回転電機の回転数が所定回転数未満の場合に、前記直流電圧の上限所定電圧と下限所定電圧との範囲内で、所定範囲内の前記キャパシタ電圧に応じて可変の前記直流電圧の指令値を生成して出力することを特徴とする請求項9に記載の電圧制御方法。
  11. 前記キャパシタ電圧の所定範囲は、前記キャパシタ電圧に対する前記直流電圧の昇圧比が前記トランス結合型昇圧器の効率が高い最適昇圧比となる前記上限所定電圧に対するキャパシタ電圧の値である可変制御上限閾値未満の範囲であり、
    前記制御部は、前記キャパシタ電圧の所定範囲内において、前記可変制御上限閾値から前記キャパシタ電圧の下降に伴って前記最適昇圧比となる前記直流電圧の指令値を生成し、前記最適昇圧比における前記直流電圧が下限所定電圧となるときの前記キャパシタ電圧の値である可変制御下限閾値以下の前記キャパシタ電圧である場合、前記下限所定電圧を前記直流電圧の指令値として生成することを特徴とする請求項9または10に記載の電圧制御方法。
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