JP6001901B2 - ハイブリッド車両の走行制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車走行路上に狭路を検出した場合、走行モードをエンジン走行モードからモータ走行モードに切換えるようにしたハイブリッド車両の走行制御装置に関する。
従来、エンジンと電動モータとを駆動源とするハイブリッド車両では、燃費向上のため所定のアイドルストップ条件が満足された場合、エンジンを自動的に停止させるようにしている。
例えば、特許文献1(特開2004−239127号公報)には、車載カメラで撮影した画像に基づき、前方の信号機が赤信号か否かを調べ、赤信号と認識し、且つ、停車する可能性が高いと判断した場合は、エンジンを停止させ、走行モードを、電動モータを駆動源とするモータ走行モードに切替えて減速走行させるようにした技術が開示されている。
特開2004−239127号公報
ところで、一般道路の走行においては、住宅地等、信号機の設置されていない生活道路を通過する場合も多く、このような生活道路に進入するに際し、運転者は、車両を停止させることなく減速させた後、徐行運転で生活道路を通過する。
しかし、上述した文献に開示されている技術では、信号機が赤信号で、且つ、停車する可能性が高い場合にのみエンジンを停止させて、電動モータを駆動させるようにしているため、生活道路に進入する際の減速運転では、走行モードがモータ走行モードに切り替らず燃費を向上させることができない不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、生活道路のような狭路を検出した場合、走行モードをエンジン走行モードからモータ走行モードにいち早く切替えられるようにして燃費をより一層向上させることのできるハイブリッド車両の走行制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の駆動源であるエンジン及び発電機能を有する電動モータと、前記車両の進行方向を撮影する車載カメラと、前記車載カメラで撮影した画像に基いで前記進行方向の走行路、及び該走行路の両側に立設する障害物を認識し、該障害物間の通行幅を求める通行幅演算手段と、前記通行幅演算手段で求めた前記通行幅と予め設定した狭路判定基準幅とを比較し、該通行幅が狭路判定基準幅より狭い場合、狭路と判定する狭路判定手段と、前記狭路判定手段で狭路と判定した場合、前記駆動源を電動モータに切換える駆動源切換手段とを備え、前記駆動源切換手段は、前記狭路判定手段で狭路と判定された前記通行幅に基づき、該通行幅が狭いほど前記駆動源を前記電動モータに切換えるタイミングを早期に設定する
本発明によれば、エンジンと電動モータとを駆動源とするハイブリッド車両において、自車進行方向の走行路の通行幅が狭路と判定された場合は、駆動源を電動モータにいち早く切換えるようにしたので、燃費をより一層向上させることができる。
第1実施形態によるハイブリッド車両の概略図 同、ハイブリッド車両の制御系の全体構成図 同、ハイブリッド車両のパワートレインの概略図 同、狭路走行モード自動切換ルーチンを示すフローチャート 同、第1態様による通行幅の求め方を示す説明図 同、第2態様による通行幅の求め方を示す説明図 同、第3態様による通行幅の求め方を示す説明図 同、第4態様による通行幅の求め方を示す説明図 第2実施形態による狭路走行モード自動切換ルーチンを示すフローチャート 第3実施形態による狭路走行モード自動切換ルーチンを示すフローチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜図8に本発明の第1実施形態を示す。図1の符号1はハイブリッド車両であり、本実施形態ではシリーズ・パラレル方式のハイブリッド車両が示されている。このハイブリッド車両(以下、単に「車両」と称する)1は、エンジン2が搭載され、このエンジン2の出力側に自動変速装置3が連結されている。又、このエンジン2の各気筒にインジェクタ2a、点火プラグ2bがそれぞれ設けられており、更に、各点火プラグ2bがイグナイタ11に接続されている。
一方、符号4は車載カメラであり、メインカメラ4aとサブカメラ4bを有するステレオカメラである。この車載カメラ4は車両1前方の環境(外部環境)を撮影できるようにフロントガラス上部中央でであって、ルームミラ(図示せず)を挟む両側に配設されている。又、この車載カメラ4で撮影した画像は画像処理ユニット(IPU)5で所定に画像処理されて、後述する電子制御装置(ECU)26に出力される。
又、後述するように、自動変速装置3には、自動変速機としての無段変速機(CVT)8と、発電機能を有する電動モータ(以下、「モータ・ジェネレータ」と称する)13とが内装されている。モータ・ジェネレータ13は電気エネルギを機械エネルギに変換する力行機能と、機械エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを兼備している。又、このモータ・ジェネレータ13はインバータ16aを介してバッテリ(図示せず)に接続されており、力行時はバッテリの電圧をインバータ16aで交流電圧に変換してモータ・ジェネレータ13を駆動させ、回生時はモータ・ジェネレータ13にて発生した回生電力をインバータ16aで直流電圧に変換した後、バッテリに充電させる。従って、モータ・ジェネレータ13は、インバータ16aの制御により力行、或いは回生動作される。
本実施形態によるハイブリッド車両の走行モードは、エンジン2のみを駆動源とするエンジン走行モードと、モータ・ジェネレータ13のみを駆動源とするモータ走行モードと、エンジン2とモータ・ジェネレータ13との双方を動力源とするハイブリッド走行モードとが設定されている。そして、走行モードが、エンジン走行モード、或いはハイブリッド走行モードに設定されているときは、エンジン2の出力をCVTで所定に変速して走行する。
図2に、本実施形態で採用する自動変速装置3の構成を例示する。自動変速装置3は、エンジン2の出力軸(クランク軸)2aに連結するトルクコンバータ6を有し、このトルクコンバータ6の出力側に前後進切換装置7を介して自動変速機としての無段変速機(CVT)8のCVT入力軸8aが連設されている。CVT8はCVT入力軸8aと平行にCVT出力軸8bが配設されており、この各軸8a,8bにプライマリプーリ9aとセカンダリプーリ9bとが各々軸着されている。
更に、この両プーリ9a,9bにベルト或いはチェーン等の巻き掛け式駆動力伝達部材10が巻装されており、両プーリ9a,9bのプーリ比(変速比)を変化させることで、CVT入力軸8aからの駆動力をCVT出力軸8bに駆動力伝達部材10を介して所定に変速した状態で伝達させる。
又、CVT入力軸8aに第1クラッチ12を介してモータ・ジェネレータ13が連設自在にされており、更に、このモータ・ジェネレータ13が第2クラッチ14を介して、ドライブ軸15に連設自在にされている。尚、このドライブ軸15が、前輪21、或いは後輪22(図1参照)の駆動輪にデファレンシャル装置を介して連設されている。
又、このドライブ軸15に減速歯車機構17を介してCVT出力軸8bが連設されている。減速歯車機構17は、CVT出力軸8bと減速歯車軸17aとを連設する第1歯車列18と、この減速歯車軸17aとドライブ軸15とを連設する第2歯車列19とを有している。更に、第1歯車列18のドリブンギヤ18aが減速歯車軸17aに回動自在に軸支されていると共に、この減速歯車軸17aに第3クラッチ20を介して連設自在にされている。
上述した第1〜第3クラッチ12,14,20を適宜、締結/解放することで、任意の走行モードを選択することができる。すなわち、エンジン走行モードの場合は第1クラッチ12と第2クラッチ14とを解放すると共に、第3クラッチ20を締結させる。その結果、モータ・ジェネレータ13への動力伝達が遮断され、エンジン2の出力はCVT8にて所定に変速されて出力される。
又、モータ走行モードの場合、第1クラッチ12と第3クラッチ20とを遮断すると共に、第2クラッチ14を締結して、モータ・ジェネレータ13の駆動力を駆動輪へ伝達する。尚、減速走行時に、走行モードをモータ走行モードとすることで、モータ・ジェネレータ13を回生動作させることができる。
更に、ハイブリッド走行モードの場合は、第1クラッチ12と第2クラッチ14とを締結すると共に、第3クラッチ20を解放して、エンジン2とモータ・ジェネレータ13とを直結状態にし、或いは第1クラッチ12を解放すると共に、第2クラッチ14と第3クラッチ20とを連結させて、エンジン2とモータ・ジェネレータ13との双方を駆動源とする。尚、CVT8の変速制御は従来と同じであるため説明を省略する。
上述したエンジン2の制御、各クラッチ12,14,20の制御、及びインバータ16aの制御は、電子制御装置(ECU)26にて実行される。このECU26は、周知のCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成されており、CPUがROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、エンジン2、CVT8、モータ・ジェネレータ13、及び走行モード等の制御を総合的に実行するものである。
又、このECU26は、車載カメラ4で撮影した画像に基づき自車進行方向の走行環境を調べ、自車両の進行路が、自車両のみが通過できる程度の狭路か否かを判定し、狭路と判定した場合、走行モードをモータ走行モードに自動的に切換える狭路走行用モード自動切換機能を備えている。
上述したECU26には狭路走行モード自動切換制御を実行するためのパラメータとして、画像処理ユニット5で画像処理したメインカメラ4a、サブカメラ4bからなる車載カメラ4で撮像した画像データ、車速センサ27で検出した車速S[Km/h]、スロットル開度センサ28で検出した電子制御スロットル弁の開度(スロットル開度)θth、ブレーキペダルの踏込みでONするブレーキスイッチ29からON/OFF信号、バッテリ残量センサ30で検出したバッテリ(図示せず)の蓄電状態であるバッテリ残量SOC(State Of Charge)等が入力される。
又、このECU26の出力側にエンジン2を制御するインジェクタ2a、イグナイタ11等が接続されていると共に、モータ・ジェネレータ13を制御するインバータ16、及び走行モードを設定する第1〜第3クラッチ12〜14が接続されている。
ECU26で実行される狭路走行モード自動切換制御は、具体的には、図4に示す狭路走行モード自動切換ルーチンに従って処理される。
このルーチンは、イグニッションスイッチがONされると起動し、設定演算周期毎に実行される。このルーチンが起動すると、先ず、ステップS1で、車載カメラ4で撮影した自進行方向の走行環境の画像を取得し、続く、ステップS2で、撮影した画像に基づき自車両1の進行路を推定する。推定の方法としては、例えば車載カメラ4で撮影した画像から、自車両の左右前方に延在する白線等の走行車線やガードレール等の立体物を認識し、この走行車線や立体物に沿った方向を走行路と推定する。或いは、先行車が検出された場合、この先行車に追従する方向を走行路として設定する。この場合、車載カメラ4からの情報に加え、車速センサで検出した車速S、舵角センサで検出した操舵角(ハンドル角)、ヨーレートセンサで検出したヨーレートに基づいて自車進行路をより精度良く推定するようにしても良い。
次いで、ステップS3へ進み、車載カメラ4で撮影した画像に基づき自車進行路上の通行幅dを求める。尚、このステップでの処理が本発明の通行幅演算手段に対応している。
ここで、通行幅dの求め方について説明する。通行幅dは、自車進行路の左右に立設する2つの障害物の位置関係から、図5〜図8に示す4つのパターンからも求めることができる。尚、車載カメラ4で認識される障害物の認識面は、自車両1の幅方向(X軸方向)に平行に近似されるX軸平行近似面と、自車両1の進行方向(Z軸方向)に認識される側面認識面とがある。
図5には左右の障害物31,32aがZ軸方向にずれていると共に、手前の障害物である左側障害物31の側面が認識されないパターンが示されている。この場合、両障害物31,32は、X軸平行近似面31a,32aの通路側端点31p,32pの座標(X31p,Z31p),(X32p,Z32p)が、メインカメラ4aとサブカメラ4bとで撮影した画像の視差から認識されている、この座標(X31p,Z31p),(X32p,Z32p)に基づいて通行幅dを求めることができる。
又、図6には左右の障害物33,34の内、一方の障害物である左側障害物33の側面認識面33bが認識されていると共に、他方の障害物である右側障害物34が左側障害物33よりもZ軸方向奥側にずれているパターンが示されている。この場合、メインカメラ4aとサブカメラ4bとで撮影した画像の視差から、左側障害物33は、X軸平行近似面33aと側面認識面33bとが交差する手前側の端点33pの座標(X33p,Z33p)と側面認識面33bの奥側の端点33qの座標(X33q,Z33q)とが認識されているため、この二つの端点33p,33qの座標(X33p,Z33p),(X33q,Z33q)から側面認識面33bの傾きを求める。又、右側障害物34のX軸平行近似面34aの端点34pの座標(X34p,Z34p)が認識されているため、この端点34pから左側障害物33の側面認識面33bに下ろした垂線の幅(通行幅)dを求めることができる。
又、図7には、2つの障害物33,34の内、Z軸方向の手前の障害物である左側障害物33の側面認識面33bが認識でき、この側面認識面33bの奥側の端点33qが、右側障害物34のX軸平行近似面34aの端点34pよりも手前にあるパターンが示されている。この場合、左側障害物33の側面認識面33bの奥側端点33qの座標(X33q,Z33q)と右側障害物34の端点34pの座標(X34p,Z34p)とに基づいて、端点33q,34p間の通行幅dを求める。
又、図8には、前述の図5〜図7のパターン以外で2つの障害物33,35の側面認識面33b,34bが認識されているパターンが示されている。この場合、左側障害物33は側面認識面33bの手前側の端点33pの座標(X33p,Z33p)と奥側の端点33qの座標(X33q,Z33q)とが認識されているため、この二つの端点33p,33qの座標(X33p,Z33p),(X33q,Z33q)から側面認識面33bの傾きを求める。同様に、右側障害物35も、その側面認識面35bの手前側の端点35pの座標(X33p,Z33p)と奥側の端点35qの座標(X33q,Z33q)とに基づき側面認識面33bの傾きを求める。そして、各端点33p,33q,35p,35qから反対側の障害物35,33の側面認識面35b,33b、或いは側面認識面35b,33bの延長線上に下ろした垂線の幅を求め、その中から最短の幅を通行幅dとして設定する。
尚、ECU26では、車載カメラ4で撮影した画像に基づいて抽出する各障害物31〜35は、X軸方向、及びZ軸方向に対して実質的に移動しないもの、すなわち固定物等の立設物を対象としている。
その後、このようにして求めた通行幅dを、例えば、手前側の障害物31,33のX軸平行近似面31a,33aと自車両1までのZ軸方向の距離に基づいて実際の通行幅(実通行幅)Dに換算する。
次いで、ステップS4へ進み、実通行幅Dと、予め設定されている狭路判定基準幅Doとを比較して、走行路が狭路か否かを判定する。尚、このステップでの処理が、本発明の狭路判定手段に対応している。
この狭路判定基準幅Doは、運転者が自車両2を操作して障害物間を通過するに際し、車速Sを低速(例えば15〜20[Km/h]程度)に減速する必要のある通行幅であり、自車両1の最大車幅(左右ドアミラの外縁端間)に基づいて設定される。或いは、この狭路判定基準幅Doは運転者が任意に設定できるものであっても良い。
そして、実通行幅Dが狭路判定基準幅Doよりも狭い場合(D≦Do)、狭路と判定しステップS5へ進み、広い場合(D>Do)、通常通行幅と判定し、ステップS7へ進む。
ステップS5へ進むと、バッテリ残量センサ30で検出したバッテリ残量SOCを読込み、このバッテリ残量SOCと残量判定値SOCoとを比較する。この残量判定値SOCoは、走行モードをモータ走行モードに切換えた場合たであっても、モータ・ジェネレータ13を駆動源として継続的に走行できるか否かを判定する値であり、予め実験などから求めて設定されている。
そして、SOC≧SOCoの場合は、モータ・ジェネレータ13による継続的な走行が可能と判定し、ステップS6へ進み、SOC<SOCoの場合は、そのままルーチンを抜ける。その結果、走行モードの切換えが禁止される。
ステップS6へ進むと、エンジン停止処理を実行し、続く、ステップS7へ進んで走行モードをモータ走行モードに切換える処理を実行して、ルーチンを抜ける。
エンジン停止処理は、例えばインジェクタ2aに対して燃料カット信号を出力し、更に、イグナイタ11に対して点火カット信号を出力することで行う。又、走行モードがモータ走行モードに切換える処理は、第1クラッチ12、第3クラッチ20を共に解放させると共に、第2クラッチ14を締結させることで行う。
そして、走行モードがモータ走行モードに切換えられると、ECU26はインバータ16に対し、基本的に運転者のアクセルワークに従い、アクセルペダルを踏み込んだときは、バッテリの電力をモータ・ジェネレータ13に供給して力行させる。又、アクセルペダルを解放した減速走行では、モータ・ジェネレータ13を回生動作させ、モータ・ジェネレータ13で発電した電力をバッテリに充電させる。
一方、ステップS4からステップS8へ進むと、現在の走行モードを調べ、モータ走行モードの場合はステップS9へ進み、モータ走行モード以外の場合は、そのままルーチンを抜ける。
ステップS9へ進むと、走行モードをエンジン走行モードに設定し、ステップS10へ進み、モータ・ジェネレータ13を停止させて、ルーチンを抜ける。
走行モードがエンジン走行モードに切換えられると、ECU26はエンジン2を始動させた後、第1クラッチ12と第2クラッチ14とを解放させると共に、第3クラッチ20を締結させて、エンジン2の動力をCVT8により所定に変速させて、駆動輪側へ出力する。又、エンジン走行モード時は、主に、運転者のアクセルワークに従い電子制御スロットル弁の開度が制御され、運転者の要求に応じたエンジン2の出力が得られる。
又、ECU26は走行条件が加速等の高負荷運転と判定した場合、走行モードをエンジン2とモータ・ジェネレータ13と双方を駆動源とするハイブリッド走行モードに切換える。ハイブリッド走行モードでは、第1クラッチ12と第2クラッチ14とを締結すると共に、第3クラッチ20を解放して、エンジン2とモータ・ジェネレータ13とを直結で駆動し、或いは第1クラッチ12を解放すると共に、第2クラッチ14と第3クラッチ20とを連結させて、エンジン2の出力を所定に変速した状態で伝達する。
このように、本実施形態によれば、自車進行路前方が狭路と判定された場合、エンジン2を停止し、モータ・ジェネレータ13を駆動源とするモータ走行モードにいち早く切換えるようにしたので、狭路にさしかかる際にいち早くモータ・ジェネレータ13を駆動源とする走行となり、減速の際には回生動作により電力がバッテリに充電されるため、燃費をより一層向上させることができる。又、狭路と判定されている間、すなわち、狭路を通過中もモータ走行モードが継続されるため、生活道路を走行する際の静粛性を保持することができる。尚、上述したステップS5〜S10での処理が、本発明の駆動源切換手段に対応している。
[第2実施形態]
図9に本発明の第2実施形態による狭路走行モード自動切換ルーチンを示す。同図に示すルーチンは、上述した第1実施形態の図4に示す狭路走行モード自動切換ルーチンの変形例である。第1実施形態では、ステップS4で狭路と判定された場合であって、且つバッテリ残量SOCが充分と判定された場合、走行モードを直ちにモータ走行モードに切換えるようにしたが、本実施形態では、狭路と判定した際のモータ走行モードへの切換えタイミングを実通行幅Dに応じて可変設定するようにしたものである。
第1実施形態の図4に示すフローチャートでは、ステップS4で実通行幅Dが狭路と判定された場合(D≦Do)、走行モードを直ちにモータ走行モードに切換えるようにしているが(S6)、本実施形態では、狭路と判定した実通行幅Dの程度に応じて、走行モードをモータ走行モードに切換えるタイミングを可変させるようにしたものである。
すなわち、ステップS1〜S5までは、上述した第1実施形態と同一のプログラムを実行し、ステップS5で、SOC≧SOCoと判定されて、ステップS11へ進むと、実通行幅Dに基づいて切換タイミング距離Lcを設定する。この切換タイミング距離Lcは実通行幅Dを設定した手前側の障害物(例えば、図4の障害物31)のX軸平行近似面(例えば、図5のX軸平行近似面31a)迄のZ軸方向の距離であり、実通行幅Dが狭いほど長い距離に設定されている。
次いで、ステップS12へ進み、上述した自車両1とX軸平行近似面とのZ軸方向の距離Lzが切換タイミング距離Lcに到達するまで待機し、到達したとき(Lz=Lc)、ステップS6へ進み、エンジン停止処理を実行した後、ステップS7で走行モードをモータ走行モードに切換えてルーチンを抜ける。
本実施形態では、走行モードをエンジン走行モードからモータ走行モードに切換えるタイミング距離Lcが、実通行幅Dが狭いほど長く設定されるため、実通行幅Dが狭い場合は早期にモータ走行モードに切換り、逆に、実通行幅Dが狭路判定基準幅Doに近づくほど切換えタイミングが遅くなる。そのため、運転者の意思に沿った切換えタイミングを得ることができる。尚、上述したステップS5,S11,S12,S6〜S10での処理が、本発明の駆動源切換手段に対応している。
[第3実施形態]
図10に本発明の第3実施形態による狭路走行モード自動切換ルーチンを示す。同図に示すルーチンは、上述した第1実施形態の図4に示す狭路走行モード自動切換ルーチンの変形例である。
第1実施形態の図4に示すフローチャートでは、ステップS4で実通行幅Dが狭路と判定された場合(D≦Do)、走行モードを直ちにモータ走行モードに切換えるようにしているが(S6)、本実施形態では、電子制御スロットル弁が全閉付近まで閉弁し、或いは運転者がブレーキ操作を行った場合にのみ、走行モードをモータ走行モードに切換えるようにしたものである。
本実施形態のステップS1〜S5までは、上述した第1実施形態と同一のプログラムを実行し、ステップS5で、SOC≧SOCoと判定されて、ステップS21へ進むと、このステップS21,S22で運転者が減速操作を行ったか否かを調べる。
すなわち、ステップS21では、スロットル開度センサ28で検出した電子制御スロットル弁の開度(スロットル開度)θthを読込み、このスロットル開度θthが全閉(0[%])付近に設定されたスロットル開度判定値θo[%]以内にあるか否かを調べる。又、ステップS22ではブレーキスイッチ29の信号を読込み、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを調べる。
そして、スロットル開度θthが全閉付近にある(θth≦θo)、或いはブレーキスイッチ29がONのブレーキ踏込みと判定した場合、ステップS6へ進み、エンジン停止処理を実行した後、ステップS7で走行モードをモータ走行モードに切換えてルーチンを抜ける。
一方、スロットル弁が開弁(θth>0)、或いはブレーキスイッチ29がOFFの場合は、そのままルーチンを抜ける。
従って、本実施形態では、ステップS4において狭路と判定した場合であっても、運転者が減速操作(アクセルペダルを解放して電子制御スロットル弁を全閉付近まで閉弁させ、或いはブレーキペダルを踏み込む操作)が行われない場合は、走行モードがモータ走行モードに切りかわらない。その結果、運転者の意思に反して走行モードが切りかわってしまうことを防止することができる。尚、上述したステップS21,S22での処理は、第1実施形態のステップS5〜S10での処理と共に、本発明の駆動源切換手段に対応している。
又、本発明は、上述した各実施形態に限るものではなく、例えば第1実施形態の図4に示した狭路走行モード自動切換ルーチンに、第2、第3実施形態の制御要素を取入れるようにしても良い。又、各実施形態において、実通行幅Dが狭路であると判定した場合、カーナビケーションのモニタ等の表示装置に、前方の通行路が狭路である旨の表示をするようにしても良い。
1…車両、
2…エンジン、
4…車載カメラ、
4a…メインカメラ、
4b…サブカメラ、
10…駆動力伝達部材、
12,14,20…クラッチ、
13…モータ・ジェネレータ、
27…車速センサ、
28…スロットル開度センサ、
29…ブレーキスイッチ、
30…バッテリ残量センサ、
31〜35…障害物、
D…実通行幅、
Do…狭路判定基準幅、
Lc…切換タイミング距離、
Lz…距離、
S…車速、
SOC…バッテリ残量、
SOCo…残量判定値、
d…通行幅、
θo…スロットル開度判定値、
θth…スロットル開度

Claims (3)

  1. 車両の駆動源であるエンジン及び発電機能を有する電動モータと、
    前記車両の進行方向を撮影する車載カメラと、
    前記車載カメラで撮影した画像に基いで前記進行方向の走行路、及び該走行路の両側に立設する障害物を認識し、該障害物間の通行幅を求める通行幅演算手段と、
    前記通行幅演算手段で求めた前記通行幅と予め設定した狭路判定基準幅とを比較し、該通行幅が狭路判定基準幅より狭い場合、狭路と判定する狭路判定手段と、
    前記狭路判定手段で狭路と判定した場合、前記駆動源を電動モータに切換える駆動源切換手段とを備え
    前記駆動源切換手段は、前記狭路判定手段で狭路と判定された前記通行幅に基づき、該通行幅が狭いほど前記駆動源を前記電動モータに切換えるタイミングを早期に設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の走行制御装置。
  2. 前記駆動源切換手段は、前記狭路判定手段で狭路と判定した場合であって、スロットル弁が全閉付近まで閉弁し、或いはブレーキペダルの踏込みを検出したとき、前記駆動源を電動モータに切換える
    ことを特徴とする請求項記載のハイブリッド車両の走行制御装置。
  3. 前記駆動源切換手段は、バッテリ残量を検出し、該バッテリ残量が予め設定した残量判定値未満のときは、前記駆動源の切換えを禁止する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のハイブリッド車両の走行制御装置。
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