JP6001352B2 - 研削液供給装置及び研削液供給方法 - Google Patents

研削液供給装置及び研削液供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、研削液供給装置及び研削液供給方法に関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ用のガラス基板の製造において、板状に成形され帯状に連続するガラスシートは、通常、所定の長さごとに切断され、さらに、所定の寸法に切断されてガラス基板が採板される。ガラスシートから採板されたガラス基板は、その端面に対して、回転する研削ホイールによって、面取り、鏡面加工等の研削(端面加工)が行われる。このような端面加工により、ガラスシートが切断された時に、ガラス基板の端面の近傍に生じた微小なクラックや鋭く欠けやすいエッジを除去し、ガラス基板の機械的強度を向上させることができる。
ガラス基板の端面加工では、研削ホイールがガラス基板に接触する位置より回転方向上流側の研削ホイール表面に研削液を供給することが、従来より行われている(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1に記載の研削液供給装置では、外部から導入された研削液は、板状部材で囲まれた内部空間内に導かれ、研削ホイールの回転方向下流側にある板状部材と研削ホイールとの間に設けられた隙間から排出される。一部の板状部材は、研削ホイールの表面に形成される空気層を遮断する邪魔板となっている。特許文献2の装置では、研削液は、研削ホイール表面に接近して延びるノズル状の供給経路を通って研削ホイール表面に供給される。
特公昭62−43834号公報 特開2010−260132号公報
ところで、ガラス基板の端面加工を行うための研削ホイールとして、外周面に凹溝が周方向にわたって形成されたものが、従来より用いられている。この種の研削ホイールでは、凹溝の幅方向(研削ホイールの回転中心線と平行な方向)長さは、ガラス基板の板厚よりやや長く、ガラス基板の端面が凹溝内に入り込むことが可能になっている。これにより、ガラス基板の端面に対し、例えば、面取りや、面取りされた部分に対する鏡面加工を行うことができる。
このような研削ホイールでは、回転に伴って凹溝内にも空気流が発生するため、例えば、特許文献1の装置を用いて研削液を供給しようとしても、板状部材で囲まれた空間内の研削液は、凹溝内の空気流に妨げられ、また、上記隙間から外部に放出されることが可能なため、凹溝内に十分に入り込むことができず、ガラス基板と研削ホイールとの接点に十分に供給されないことが予想される。また、特許文献2の装置では、研削液は、細長いノズル状の孔から単に研削ホイール表面に吹き付けられるだけであるため、凹溝内の空気流により弾き飛ばされ、凹溝内に十分に入り込むことができない。
本発明は、研削液を効果的に供給することができる研削液供給装置及び研削液供給方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る研削液供給装置は、
研削ホイールの表面に研削液を供給する装置であって、
前記研削ホイールには、外周面に内周側に凹んで形成された凹溝が周方向にわたって形成され、
前記研削液供給装置は、前記研削ホイールの外周側に前記研削ホイールと隣接して配され、外部から導入される研削液を一時的に貯留する内部空間が形成された貯留部と、
前記貯留部に対し前記研削ホイールの回転方向下流側に配され、前記貯留部から研削液が流入して前記研削ホイールの回転方向下流側に流れる流路を前記研削ホイールとの間に形成する供給部と、を備え、
前記供給部は、前記研削ホイールの外周面に対向するよう配されかつ前記流路に流入した研削液を前記研削ホイールに対して押し付ける押付面を有し、前記流路は、前記研削ホイールの回転方向下流側の端部において、前記凹溝の表面によって囲まれた空間に接続され
前記研削液供給装置は、前記押付面に対し前記研削ホイールの回転方向上流側に配され、前記研削ホイールの回転に伴って前記研削ホイールの外周面に沿って生じる空気流を遮断する遮断壁、をさらに備え、
前記遮断壁は、前記研削ホイールの凹溝に入り込むよう内周側に延びて形成された凸状部を有することを特徴とする。
この研削液供給装置によれば、供給部は、研削ホイールの外周面に対向するよう配されかつ流路に流入した研削液を研削ホイールに対して押し付ける押付面を有する。流路は、研削ホイールの回転方向下流側の端部において、押付面と研削ホイールの外周面とで挟まれてなる供給口に接続される。供給口は研削ホイールの外周面に周方向にわたって形成された凹溝の表面によって囲まれた空間を含んでもよい。このため、研削液は、研削ホイールの表面または研削ホイールの表面及び凹溝の内部に確実に供給される。
前記押付面は、前記研削ホイールの回転方向下流側であるほど、前記流路の断面の、前記研削ホイールの径方向と平行な長さが短くなるよう前記研削ホイールの外周面に対し近接していることが好ましい。このような押付面によって、研削液が流路を流れる間絶えず研削液に押し付け力を作用させることができる。
前記押付面は、前記研削ホイールの外周面の接線に対し鋭角をなして傾斜していることが好ましい。このような押付面によって、研削液に強い押し付け力を作用させることができる。
前記内部空間には、前記研削ホイールの回転方向と異なる一の方向から研削液が導入され、
前記貯留部は、前記一の方向と交わる方向に延在しかつ前記内部空間の一部を形成する壁面を有することが好ましい。これにより、貯留部に導入された研削液は、内部空間に流れ込んだ際に側壁の内壁に当たってその速度成分が効果的に消されることができる。このように、貯留された研削液は、不要な速度成分を持たないので、研削ホイールの回転速度に対応した速度成分を持つことができ、乱流、渦等が発生しにくい。このため、研削液はより確実に研削ホイールの外周面に供給される。
前記研削ホイールには、外周面に内周側に凹んで形成された凹溝が周方向にわたって形成され、
前記研削液供給装置は、前記押付面に対し前記研削ホイールの回転方向上流側に配され、前記研削ホイールの回転に伴って前記研削ホイールの外周面に沿って生じる空気流を遮断する遮断壁、をさらに備え、
前記遮断壁は、前記研削ホイールの凹溝に入り込むよう内周側に延びて形成された凸状部を有することが好ましい。この装置では、研削ホイール表面の空気流は、遮断壁によって押付面の上流側において遮断されるので、研削液が研削ホイールの凹溝に入り込みやすくなる。
前記研削ホイールは、前記凹溝を第1の凹溝というとき、前記研削ホイールの回転中心線に平行な方向に前記第1の凹溝と並ぶよう形成された1又は複数の第2の凹溝をさらに有し、
前記貯留部は、前記凸状部を第1の凸状部というとき、前記第2の凹溝に入り込むよう内周側に延びて形成された1又は複数の第2の凸状部をさらに有することが好ましい。このように複数の凹溝があることで、例えば、1つの凹溝を用いて研削を行った場合に研削効率が低下した(研削ホイールの砥粒間に目詰りが生じた等)場合は、他の凹溝を用いることで、複数の凹溝を順に用いることができる。
前記研削液供給装置は、前記押付面及び前記研削ホイールとともに前記流路を取り囲み、前記研削ホイールの回転中心線に平行な方向の両側から前記研削ホイールの外周部を挟持するよう、内周側に延びて形成された1対の側壁、をさらに備えることが好ましい。このような1対の側壁によって、貯留部からの研削液を研削ホイールの回転中心線に平行な方向の外側に逃がすことなく流路に導くことができる。
また、本発明の一態様に係る研削液供給方法は、
研削ホイールの表面に研削液を供給する方法であって、
前記研削ホイールには、外周面に内周側に凹んで形成された凹溝が周方向にわたって形成され、
前記研削液供給方法は、前記研削ホイールと隣接する前記研削ホイールの外周側の位置に研削液を導入するステップと、
導入された研削液を一時的に貯留するステップと、
貯留された研削液を前記研削ホイールの回転方向下流側に流しつつ、研削液に対し前記研削ホイール側に圧力を作用させることによって研削液を前記研削ホイールの外周面に押し付けて、研削液を前記研削ホイールの表面に供給するステップと、
前記研削ホイールの回転に伴って前記研削ホイールの外周面に沿って生じる空気流を遮断する遮断壁を用いて前記空気流を遮断する遮断ステップと、を備え
前記遮断壁は、前記研削ホイールの凹溝に入り込むよう内周側に延びて形成された凸状部を有する。
この研削液供給方法によれば、導入された研削液は、一時的に貯留されることで、下流側に流れる時間がより長くなり、さらに、下流側に流れる間、研削ホイール側に圧力が作用するため、研削ホイールの外周面により確実に供給できる。
研削液を導入するステップにおいて、前記研削ホイールの回転方向と異なる一の方向に研削液を導入することが好ましい。これにより、研削液は、導入時の速度成分が消されやすく、この結果、下流側に流れる時間を長くすることが可能である。このため、研削液は、より長い時間圧力が作用して、より確実に研削ホイールの外周面に供給される。
前記研削液供給方法は、前記研削ホイールの回転に伴って前記研削ホイールの外周面に沿って生じる空気流を遮断するステップ、をさらに備えることが好ましい。これにより、研削液は、空気流に妨げられることなく下流側に流れ、より確実に研削ホイールの外周面に供給される。
本発明によれば、研削ホイールに研削液を効果的に供給できる。
本実施形態の研削液供給装置の外観形状を示す図である。 図1の研削液供給装置の断面を研削ホイールの一部とともに示す図である。 図1の研削液供給装置の背面を研削ホイールの一部とともに示す図である。 本実施形態の研削液供給方法を含む、ガラス基板の製造方法のフローの一例を示す図である。 図4のフローにおいて行われる端面加工工程を説明する図である。 本実施形態の研削液供給方法のフローの一例を示す図である。
<研削液供給装置>
以下、図1ないし図3に基づいて、本実施形態の研削液供給装置について説明する。
図1は、本実施形態の研削液供給装置の外観形状を示す図である。図2は、図1研削液供給装置の断面を研削ホイールとともに示す図である。図3は、図1の研削液供給装置の背面を研削ホイールとともに示す図である。研削液供給装置1は、図2及び図3に示す研削ホイール3の表面に研削液を供給する装置である。
(研削ホイール)
図2及び図3において、研削ホイール3は一部のみ示す。研削ホイール3は、例えば、後述するガラス基板の製造方法の端面加工工程で用いられる。本発明において、研削という場合は、後述するガラスシートの端面に対し、面取り加工等を行うことのほか、特に言及しない限り、鏡面加工(研磨)を行うことも含まれる。ガラスシートの端面には、ガラスシートのコーナーも含まれる。また、研削液供給装置1を用いながら研削が行われるガラス基板は、例えば、フラットパネルディスプレイ用ガラス板であるが、これに制限されず、携帯機器のディスプレイを保護するカバーガラス、携帯機器の筐体用ガラス板、磁気ディスク用ガラス板などであってもよい。
研削ホイール3は、例えば、ダイヤモンド砥粒又はSiC砥粒をレジンボンドやメタルボンドで固めたダイヤモンドホイール又はSiCホイールである。砥粒の粒度は、例えばJIS R6001-1987に規定される♯400程度である。研削ホイール3は、円板形状又はドラム形状に形成され、外周面3aを有している。研削ホイール3は、図示しない回転軸(回転中心線)に装着され、一定の回転速度で回転する。研削ホイール3の直径は、例えば250mmである。回転数は、一定の周速となるよう、研削ホイール3の直径に応じて適宜設定され、例えば2000〜3000rpmである。3000rpm以下であることにより、研削ホイール3の表面に供給された研削液をより確実に研削点に供給することができる。すなわち、研削ホイール3の回転数が3000rpmを超えると、研削ホイール3の表面から研削液が離れやすくなる。
研削ホイール3は、外周面3aに、図3に示すように、幅方向(研削ホイール3の回転中心線と平行な方向。以下同様)に並ぶ複数の溝(凹溝)3bが周方向にわたって形成されている。溝3bは、他の実施形態では、研削ホイール3に1本だけ形成されてもよい。溝3bは、外周面3aに対し内周側に凹んで形成され、その底部の断面形状は、台形状であるが、特にこれに制限されず、U字又はV字形状、あるいは凹面形状等であってよい。溝3bは、ガラス基板の板厚に応じた幅方向長さを有している。また、溝3bの溝深さは、最大深さで、例えば18mmである。図2において、溝3bは、その最大深さ位置で示す。各溝3bの断面形状、幅方向長さ、溝深さ等は、溝3b同士で同一又は異なってよい。
研削ホイール3の外周面に3aには研削液が供給される。研削液は、例えば、逆浸透膜を透過させて得られたRO水が用いられる。
研削液供給装置1は、図2及び図3に示すように、研削ホイール3の外周側に研削ホイール3と隣接して配され、研削ホイール3に対して位置が固定されている。なお、以下の説明において、研削液供給装置1について、研削ホイール3の回転方向下流側(図2中の矢印方向)を先端側、上流側(図2中の矢印方向と逆方向)を後端側、回転中心線と平行な方向を幅方向または側方という場合がある。研削液供給装置1は、互いに一体に形成された貯留部10と、供給部20と、を備える。
(貯留部)
貯留部10は、外部から導入される研削液を一時的に貯留する内部空間13が形成されている。貯留部10は、後述する一方の側壁40に、内部空間13と連通する導入口10aが設けられている。導入口10aは、筒状に形成され、図示しない研削液源から延びる配管又はホースに接続されている。貯留部10の内部空間13は、後述するガイド壁部17、遮断壁30等の壁面で取り囲まれてなり、研削ホイール3側を向いて開口する開口部15と接続されている。なお、一時的に貯留するとは、導入口10aから導入された研削液が、例えば、研削ホイール3表面に供給される前に内部空間13を通過することであるが、直接研削ホイール3表面に供給されるのでない限り、特定の態様に制限されない。
導入口10aは、側壁40に対し垂直または交差する角度に設けられ、研削ホイール3の回転方向と異なる向きに研削液を内部空間13内に導入する。内部空間13内は、研削ホイール3が回転すると、この回転に引きずられて研削液が研削ホイール3に供給されることにより、研削液源に対し負圧となり、導入口10aを通った研削液は、比較的速い速度で内部空間13内に流れこむと考えられる。しかし、研削液は、内部空間13内に流れこむ速度が速くても、側壁40に対してほぼ垂直な導入口10aを通ることにより、他方の側壁40(図3において左側の側壁40)に当たってその速度成分が消されるので、研削液が、少なくとも研削ホイール3の回転方向に速度成分を残した状態で研削ホイール3に供給されるのを抑えることができる。研削液が大きな速度成分を持って内部空間13から供給部20に流れると、研削液の速度成分は、研削ホイール3の回転速度に対応した速度成分に近づかず、速度差が生じるため、研削ホイール3の外周面3aの微小凹凸に研削液が衝突して研削液に無用な乱流や渦等を発生させることになる。この結果、研削液は効率よく研削ホイール3の表面に供給することができない。このため、研削液は、内部空間13内に流れ込んだ後にその速度成分が小さくなるよう、導入口10aを通った研削液は、一旦内部空間13で速度成分が略0になることが好ましい。
貯留部10は、ガイド壁部17を有している。ガイド壁部17は、図2に示すように、後述する遮断壁30から先端側に延びるよう設けられ、内部空間13内の研削液を先端側に誘導する。
(供給部)
供給部20は、貯留部10の先端側に配されている。供給部20は、研削ホイール3の外周面3aに対向するよう配され、かつ後述する流路51に流入した研削液を研削ホイール3に対して押し付ける押付面21を有している。押付面21の先端側の端部は、研削ホイール3の外周面3aに対し、研削ホイール3に対し外周面3aによって削られない程度に隙間なく接近して配されている。例えば、ガラス基板の研削の開始前に、押付面21の先端側の端部を研削ホイール3の外周面3aに接触させた状態で研削ホイール3を回転させ、押付面21を研削するか外周面3aを磨耗させる。これにより、押付面21の先端側の端部を外周面3aに対し隙間なく近接して配することができる。押付面21は、複数の溝3bを幅方向に覆うよう延びて形成されている。なお、研削ホイール3に溝3bが1本のみ形成されている場合は、押付面21は、その溝3bの溝幅より長い幅方向長さを有していればよい。
押付面21は、流路51の断面の径方向(研削ホイール3の径方向と平行な方向)の長さが、先端側ほど短くなるよう、先端側ほど研削ホイール3の外周面3aに対し近接していることが好ましい。これにより、研削液が下流側に流れる間、研削液の流路断面が小さくなることで、研削液は押付面21から研削ホイール3の方に向かって押し付けられる。これにより、研削液が溝3b内により確実に入り込むことができる。特に、押付面21は、後述する供給口53において、研削ホイール3の外周面3aの接線Lに対して傾斜している。押付面21の外周面3aの接線Lに対する傾斜は平面状の傾斜であっても曲面状の傾斜でもよい。平面状の傾斜の場合、図2に示すように、供給口53の先端において接線Lに対し鋭角θ(例えばθ=20°)をなして傾斜していることが好ましい。
供給部20は、研削ホイール3との間に流路51を形成する。流路51は、内部空間13内から開口部15の外側に排出された研削液が流れ込んで下流側に流れる空間である。流路51は、下流側の端部において、押付面21と研削ホイール3の溝3bとで挟まれてなる供給口53に接続される。研削液は、供給口53を通ることで、より確実に溝3b内に入り込むことが可能である。
(遮断壁)
研削液供給装置1は、図2及び図3に示すように、遮断壁30をさらに備える。遮断壁30は、研削液供給装置1の後端に配されているが、他の実施形態では、例えば、開口部15の後端側に開口部15に隣接して配されてもよい。遮断壁30は、研削ホイール3の外周面3aによって削られない程度に接近して配されている。遮断壁30は研削ホイール3側の端部に、溝3b内に入り込むよう内周側に延びて形成された複数の凸状部31を有する。凸状部31は、研削ホイール3の溝3bの溝底によって削られない程度に溝3bの溝底に接近して配され、溝3bの溝底との間に実質的な隙間がない。
(1対の側壁)
研削液供給装置1は、図3に示すように、1対の側壁40をさらに備える。なお、図2において、紙面奥側の側壁40の下端は、説明の便宜のため、図示を省略する。1対の側壁40は、貯留部10及び供給部20と一体に形成された板状部分であり、研削ホイール3の外周部を幅方向両側から挟むよう、内周側に延びて形成されている。1対の側壁40は、その後端側において、ガイド壁部17を側方から取り囲むとともに、その先端側において、押付面21及び研削ホイール3とともに流路51を取り囲む。このような側壁40によって、流路51を流れる研削液が研削ホイール3の側方に逃げることが抑えられ、研削液がより確実に溝3b内に入り込むことができる。また、1対の側壁40は、研削ホイール3側面の外周部分に沿って生じる空気流も遮断する。前述の導入口10aと対向する側の側壁40は、導入口10aと交差する方向に延在する。これにより、導入口10aから導入される研削液が、この側壁40に当たってその速度成分が小さくなる。導入口10aと側壁40が垂直であると、速度成分が小さくなる効果が高くなる。
(実験例1)
以上の研削液供給装置1を用いて研削ホイール3に研削液を供給しながら、ガラス基板の研削を行って、研削ホイール3を回転駆動するモータに生じる抵抗の増加の程度を測定し、特許文献2に記載の方法と同様にして研削ホイール3の溝3bに研削液を吹き付けた場合と比較した。モータの抵抗の増加の程度は、モータの回転駆動時の電流値を測定し、その値が大きいほど大きいと評価した。その結果、研削液供給装置1を用いて研削を行った場合は、研削ホイール3に研削液を直接吹き付けた場合と比較して、研削時の抵抗の増加をより効果的に抑制できた。
(実験例2)
研削液供給装置1を用いて、実験例1と同様にして研削を行って、研磨ホイール3の研削抵抗(研削ホイール3を回転駆動するモータに生じる抵抗)が許容値の範囲内で加工可能なガラス基板の加工枚数を数え、特許文献2に記載の方法と同様にして研削ホイール3の溝3bに研削液を吹き付けた場合と比較した。その結果、研削液供給装置1を用いて研削を行った場合は、研磨ホイール3の研削抵抗の増加が抑制され、研削ホイール3に研削液を直接吹き付けた場合と比較して、ガラス基板の加工枚数は3倍程度に増加した。
以上のように、研削液供給装置1によれば、供給部20は、研削ホイール3の外周面3aに対向するよう配されかつ流路51に流入した研削液を研削ホイール3に対して押し付ける押付面21を有する。流路51は、研削ホイール3の回転方向下流側の端部において、押付面21と研削ホイール3の外周面3aとで挟まれてなる供給口53に接続される。このため、研削液は、研削ホイール3に確実に供給される。
特に、外部から導入された研削液は、貯留部10を通って研削ホイール3に供給され、この過程で、その速度成分が小さくなり、かつ、流路51を流れる間、研削液に対し押付面21による押し付け力が作用する。これにより、研削液を溝3b内により確実に供給することができ、下流側にある、ガラス基板と研削ホイール3との接触点まで、研削液を確実に供給できる。このため、ガラス基板を研削する際に研削ホイール3に生じる抵抗を低減し、より少ないエネルギーでより多くのガラス基板を研削できる。また、研削液は、研削ホイール3の回転に応じて引かれるため、内部空間13の研削液の圧力は研削液源に対して低くなり、研削液源から圧力をかけずとも又は僅かに圧力をかけることで、貯留部10に導入される。すなわち、研削液は、ホイール3の回転に応じて貯留部10に導入されるので、研削液は不要な速度成分を持たずに貯留部10から供給部20に流れ込み、より確実に溝3b内に入り込ませることができる。
また、押付面21は、下流側になるほど流路断面の径方向長さが短くなるよう傾斜しているので、研削液が流路51を流れる間絶えず押し付け力を作用させることができる。特に、押付面21は、供給口において研削ホイール3と鋭角をなしているため、研削液に強い押し付け力を作用させることができる。
さらに、貯留部10に導入される研削液は、内部空間13に流れ込んだ際に側壁40の内壁に当たってその速度成分が効果的に消されることができる。研削液は、不要な速度成分を持たないので、研削ホイール3の回転速度に対応した速度成分を持つことができ、乱流、渦等が発生しにくい。このため、より確実に溝3b内に入り込むことができる。また、この装置1は、研削ホイール3表面の空気流または溝3bの内部の空気流は、遮断壁30によって押付面21の上流側において遮断されるので、研削液が研削ホイール3の溝3bに入り込みやすくなる。さらに、この装置1は、1対の側壁40を備えることで、貯留部10からの研削液を外側に漏らすことなく流路51に導くことができる。
<研削液供給方法>
次に、本実施形態の研削液供給方法について説明する。
本発明の研削液供給方法は、例えば図4に示すガラス基板の製造方法において行われる。図4は、ガラス基板の製造方法のフローの一例を示す図である。
ガラス基板の製造方法は、図4に示すように、熔解工程(ステップST1)、清澄工程(ステップST2)、均質化工程(ステップST3)、供給工程(ステップST4)、成形工程(ステップST5)、徐冷工程(ステップST6)、採板・切断工程(ステップST7)、端面加工工程(ステップST8)、洗浄工程(ステップST9)、検査・梱包・出荷工程(ステップST10)、を備える。
熔解工程(ST1)では、ガラス原料を、火焔および電極を用いた直接通電で加熱して熔解することで熔融ガラスを得る。
清澄工程(ST2)は、熔融ガラスを加熱する。加熱された熔融ガラス中に含まれる気泡が、加熱された熔融ガラス中の清澄剤の還元反応で生じた酸素を吸収することにより成長し液面に浮上して放出される。その後、熔融ガラスを冷却する過程で生じる清澄剤の還元反応により気泡中の酸素等のガス成分が熔融ガラス中に吸収されて気泡が消滅する。
均質化工程(ST3)では、熔融ガラスを、スターラを用いて攪拌することにより、ガラス成分の均質化を行う。
供給工程(ST4)では、均質化された溶融ガラスを、成形工程で用いられる図示しない成形体に供給する。
成形工程(ST5)では、熔融ガラスをガラスシートに成形し、ガラスシートの流れを作る。本実施形態では、オーバーフローダウンドロー法を用いる。徐冷工程(ST5)では、成形されて流れるガラスシートを引き伸ばし、かつ、一定の厚さを有し、かつ反り及び歪みが生じないように温度調整をしてガラスシートを冷却する。なお、成形工程では、ダウンドロー法に限定されず、フロート法、ロールアウト法等を用いることができる。
採板・切断工程(ST6)では、ガラスシートを所定の長さに切断することで、板状のガラス板に採板する。採板されたガラス板はさらに、ダイヤモンドカッターあるいはレーザ等により所定のサイズに切断され、目標サイズのガラス板が作製される。
次に、端面加工工程(ST7)が行われる。端面加工工程では、図5に示すように、作製されたガラス板に端面加工が施される。この端面加工では、後述する研削液供給方法を用いて研削液が供給される。図5は、端面加工工程を説明する図であり、ガラス板11の端面加工を行う端面加工処理ライン9の装置配置を示す。ガラス板11の端面加工処理ライン9には、第1面取り機12、第2面取り機14、コーナーカット機16、および反転機18と、が設けられ、第1面取り機12、反転機18、第2面取り機14、および、コーナーカット機16が、搬送経路の上流側から順に配置されている。
図5に示すように、成形されたガラス板11を搬送しながら、研削ホイールとして、後述するダイヤモンドホイール12a,14a,16a、研磨ホイール12b,14bを回転させることによりガラス板11の端面を研削する。なお、図5において、研削液供給装置1は図示を省略するが、各研削ホイール12a,12b,14a,14b,16aにつき例えば1つ設けられている。端面処理加工ライン9では、具体的には、第1面取り機12において、矩形状のガラス板11の短辺の端面について、搬送経路の両側に設けられた、例えば面取り用のダイヤモンドホイール12aを用いて面取りが行われる。この後、搬送経路の両側に設けられた研磨ホイール12bを用いて面取りされたガラス板11の端面の研磨(鏡面加工)が行われる。
研磨後、反転機18は、ガラス板11の向きを90°回転させて、搬送経路に沿ってガラス板11を第2面取り機14に搬送する。第2面取り機14において、矩形状のガラス板11の長辺の端面に対して、搬送経路の両側に設けた面取り用ダイヤモンドホイール14aを用いて面取りを行い、この後、搬送経路の両側に設けられた研磨ホイール14bを用いて面取りされたガラス板11の端面の研磨が行われる。なお、ダイヤモンドホイール12a,14aの砥粒には、例えば#400のダイヤモンド砥粒が用いられ、研磨ホイール12b,12bの砥粒には、例えば#400のSiC砥粒が用いられる。
第2面取り機14での研磨の後、コーナーカット機16にガラス板11は搬送され、コーナーカット用ダイヤモンドホイール16aを用いてガラス板11のコーナーが面取り、研磨される。この場合、ガラス板11の搬送速度は、例えば5m/分とされて、ガラス板11の連続生産が行われる。コーナーカット用ダイヤモンドホイール16aの砥粒には、例えば#400のダイヤモンド砥粒が用いられる。
なお、端面加工工程において、各研削ホイール12a,12b,14a,14b,16aには、1又は複数の溝(凹溝)が設けられ、1つの溝3bだけでガラス基板に対し研削を行なってよい。この場合、例えば、当該1つの溝3bによって研削効率が低下した(砥粒間に目詰りが生じた等)場合は、これに隣接する他の溝3bを用いる、といった具合に、複数の溝3bを順に用いることができる。
次に、洗浄工程(ST8)が行われる。洗浄工程では、端面加工されたガラス板を洗浄する。洗浄工程では、端面が研削されたガラス板の主表面が、洗浄液を用いて洗浄される。
最後に、検査・梱包・出荷工程が行われる(ST9)。具体的には、ガラス板に気泡、脈理、あるいは失透等の異常欠陥の有無が、図示しない欠陥検査装置を用いて検査された後、検査合格品のガラス板が最終製品としてガラス板の束の形態で梱包され、図示されないコンテナに収納されて、トラック等の車両により、納入先に出荷される。
次いで、図6を参照して、本発明の研削液供給方法について詳細に説明する。
図6は、本発明の研削液供給方法のフローの一例を示す図である。本発明の研削液供給方法は、例えば、上述の研削液供給装置1を用いて行われる。以下の説明は、研削液供給装置1を用いて研削液供給方法を行う場合を例に行う。
本発明の研削液供給方法は、導入ステップ(ST71)、貯留ステップ(ST72)、供給ステップ(ST73)、を備える。
導入ステップ(ST71)では、研削ホイール3の外周側に研削ホイール3と隣接する位置に研削液を導入する。具体的には、研削液源から導入口10aから内部空間13内に研削液を導入する。内部空間13内の圧力は、研削ホイール3の回転によって研削液源の圧力に対して低くなっているため、研削液は、この圧力差によって貯留部10内に流れやすくなっている。このため、外部から圧力をかけることなく、あるいは圧力を加えたとしても極めて低い圧力(例えば0.1MPa)をかけることで、貯留部10に導入することができる。また、研削液源からの供給流量は、回転ホイール3の回転速度に依存するが、例えば毎分10リットルである。研削液は、導入口10aを通じて供給されることで、研削ホイール3の回転方向に対し垂直又は交差する方向に導入される。
貯留ステップ(ST72)では、導入ステップ(ST71)で導入された研削液を一時的に貯留する。具体的には、貯留部10の導入口10aから導入された研削液を、開口部15の外側に排出する前に、内部空間13を経由させる。
供給ステップ(ST73)では、一時的に貯留された研削液を下流側に流しつつ、研削液に対し研削ホイール3側に圧力を作用させることによって研削液を研削ホイール3の溝3b内に押し付けて、研削液を研削ホイール3の外周面3aに供給する。具体的には、貯留部10の開口部15から外側に排出された研削液は、流路51内に流れ込み、押付面21に当たって研削ホイール3側へ押し付け力を受けながら、流路51を下流側に流れる。これにより、研削液は、研削ホイール3の溝3b内に入り込むことができる。ここで、流路51は、押付面21の下流側の端部において、研削ホイール3の溝3bと押付面21との間にのみ形成された隙間(供給口53)に接続されているため、研削液は下流側に流れる過程で確実に溝3b内に入り込むことができる。
研削液供給方法は、図6に示すように、遮断ステップ(ST74)をさらに備えることが好ましい。遮断ステップ(ST74)では、研削ホイール3の回転に伴って研削ホイール3の外周面3aに沿って生じる空気流を遮断する。具体的には、遮断壁30の下端が、開口部15の上流側において研削ホイール3の外周面3aに接近して配されており、この遮断壁30に研削ホイール3の外周面3aに沿って生じた空気流が遮られる。特に、遮断壁30の下端部に凸状部31が設けられ、凸状部31が研削ホイール3の溝3b内に入り込むよう延びている場合には、溝3b内の空気流も遮断することができる。
以上の研削液供給方法によれば、導入された研削液は、内部空間13を通ることで一時的に貯留されることで、流路51を流れる時間がより長くなり、さらに、流路51を流れる間、押付面21によって研削ホイール3側に圧力が作用するため、研削ホイール3の溝3b内により確実に入り込むことができる。これにより、下流側にある、研削ホイール3とガラス基板が接触する位置に、確実に研削液を供給でき、研削効率を高めることができる。
また、研削液は、研削ホイール3の回転方向に対してほぼ垂直な方向に内部空間13内に導入され、側壁40の内壁に当たることが可能なため、導入される時の速度成分が残った状態で下流側を流れてしまうのを回避できる。これにより、研削液は、流路51内での滞在時間が長く、より長い時間押付面21からの圧力が作用し、より確実に溝3b内に供給される。
さらに、研削ホイール3周りの空気流は、遮断壁30によって流路51の上流側において遮断されるため、研削液は、流路51内を空気流に妨げられることなく下流側に流れ、より確実に溝3b内に入り込みやすくなる。
以上、本発明の研削液供給装置及び研削液供給方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明は、フラットパネルディスプレイ用ガラス板だけでなく、携帯機器のディスプレイを保護するカバーガラス、携帯機器の筐体用ガラス板、磁気ディスク用ガラス板などの研削に用いられる研削液供給装置及び方法にも適用することが可能である。
1 研削液供給装置
3,12a,12b,14a,14b,16a 研削ホイール
3a 外周面
3b 溝(凹溝)
10 貯留部
11 導入口
13 内部空間
15 開口部
20 供給部
21 押付面
30 遮断壁
31 凸状部
40 側壁
51 流路
53 供給口
θ 押付面が研削ホイールの外周面に対してなす角
ST71 導入ステップ
ST72 貯留ステップ
ST73 供給ステップ
ST74 遮断ステップ

Claims (9)

  1. 研削ホイールの表面に研削液を供給する研削液供給装置であって、
    前記研削ホイールには、外周面に内周側に凹んで形成された凹溝が周方向にわたって形成され、
    前記研削液供給装置は、前記研削ホイールの外周側に前記研削ホイールと隣接して配され、外部から導入される研削液を一時的に貯留する内部空間が形成された貯留部と、
    前記貯留部に対し前記研削ホイールの回転方向下流側に配され、前記貯留部から研削液が流入して前記研削ホイールの回転方向下流側に流れる流路を前記研削ホイールとの間に形成する供給部と、を備え、
    前記供給部は、前記研削ホイールの外周面に対向するよう配されかつ前記流路に流入した研削液を前記研削ホイールに対して押し付ける押付面を有し、前記流路は、前記研削ホイールの回転方向下流側の端部において、前記凹溝の表面によって囲まれた空間に接続され
    前記研削液供給装置は、前記押付面に対し前記研削ホイールの回転方向上流側に配され、前記研削ホイールの回転に伴って前記研削ホイールの外周面に沿って生じる空気流を遮断する遮断壁、をさらに備え、
    前記遮断壁は、前記研削ホイールの凹溝に入り込むよう内周側に延びて形成された凸状部を有することを特徴とする研削液供給装置。
  2. 前記研削ホイールは、前記凹溝を第1の凹溝というとき、前記研削ホイールの回転中心線に平行な方向に前記第1の凹溝と並ぶよう形成された1又は複数の第2の凹溝をさらに有し、
    前記貯留部は、前記凸状部を第1の凸状部というとき、前記第2の凹溝に入り込むよう内周側に延びて形成された1又は複数の第2の凸状部をさらに有することを特徴とする、請求項に記載の研削液供給装置。
  3. 前記押付面は、前記研削ホイールの回転方向下流側であるほど、前記流路の断面の、前記研削ホイールの径方向と平行な長さが短くなるよう前記研削ホイールの外周面に対し近接していることを特徴とする請求項1または2に記載の研削液供給装置。
  4. 前記押付面は、前記研削ホイールの外周面の接線に対し鋭角をなして傾斜していることを特徴とする請求項に記載の研削液供給装置。
  5. 前記内部空間には、前記研削ホイールの回転方向と異なる一の方向から研削液が導入され、
    前記貯留部は、前記一の方向と交わる方向に延在しかつ前記内部空間の一部を形成する壁面を有することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の研削液供給装置。
  6. 前記押付面及び前記研削ホイールとともに前記流路を取り囲み、前記研削ホイールの回転中心線に平行な方向の両側から前記研削ホイールの外周部を挟持するよう、内周側に延びて形成された1対の側壁、をさらに備えた、請求項1からのいずれか一項に記載の研削液供給装置。
  7. 研削ホイールの表面に研削液を供給する研削液供給方法であって、
    前記研削ホイールには、外周面に内周側に凹んで形成された凹溝が周方向にわたって形成され、
    前記研削液供給方法は、前記研削ホイールの外周側の前記研削ホイールと隣接する位置に研削液を導入するステップと、
    導入された研削液を一時的に貯留するステップと、
    貯留された研削液を前記研削ホイールの回転方向下流側に流しつつ、研削液に対し前記研削ホイール側に圧力を作用させることによって研削液を前記研削ホイールの外周面に押し付けて、研削液を前記研削ホイールの表面に供給するステップと、
    前記研削ホイールの回転に伴って前記研削ホイールの外周面に沿って生じる空気流を遮断する遮断壁を用いて前記空気流を遮断する遮断ステップと、を備え
    前記遮断壁は、前記研削ホイールの凹溝に入り込むよう内周側に延びて形成された凸状部を有する、研削液供給方法。
  8. 研削液を導入するステップにおいて、前記研削ホイールの回転方向と異なる一の方向に研削液を導入することを特徴とする請求項に記載の研削液供給方法。
  9. 前記研削ホイールの回転に伴って前記研削ホイールの外周面に沿って生じる空気流を遮断するステップ、をさらに備えた、請求項またはに記載の研削液供給方法。
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