JP6001298B2 - 押出成形体の製造方法 - Google Patents

押出成形体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6001298B2
JP6001298B2 JP2012075725A JP2012075725A JP6001298B2 JP 6001298 B2 JP6001298 B2 JP 6001298B2 JP 2012075725 A JP2012075725 A JP 2012075725A JP 2012075725 A JP2012075725 A JP 2012075725A JP 6001298 B2 JP6001298 B2 JP 6001298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
hollow pin
paint
opening
molding material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012075725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013202977A (ja
Inventor
一博 真嶋
一博 真嶋
本田 英隆
英隆 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KMEW Co Ltd
Original Assignee
Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd
KMEW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd, KMEW Co Ltd filed Critical Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd
Priority to JP2012075725A priority Critical patent/JP6001298B2/ja
Publication of JP2013202977A publication Critical patent/JP2013202977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6001298B2 publication Critical patent/JP6001298B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

本発明は、家屋の外装材などに使用される押出成形体の製造方法に関するものである。
従来より、家屋の外壁材などの外装材として、内部に複数の中空孔を設けた押出成形体が使用されている。中空孔を有する押出成形体は、中実の押出成形体に比べて軽量化が図れるため、家屋の構造上好ましく、作業面でも好ましい。このような押出成形体の表面には有機塗料や無機塗料により塗装がされており、また、裏面にはシーラーによる塗装がされており、これらの塗装により透水性能(防水性能)が向上している。また、押出成形体の端部(木口部)にはシーラーによる塗装がされており、これにより、中空孔の開口端部付近の内周面の透水性能が確保されている。
しかし、中空孔の奥部には塗装がされないために、開口から雨水等が浸入した場合などでは凍害などが生じやすいという問題があった。また、上記押出成形体を施工現場で切断して使用する場合、施工標準として、外部に露出する切断木口面にはシーラーを塗装することになっているが、シーリング木口部ではシーラーを塗装しないことになっている。従って、シーリングの充填が不十分な場合やシーリングが切れた場合では、雨水等が中空孔の開口から浸入し、凍害などが生じやすいという問題があった。
そこで、中空孔の略全長にわたって、内周面に塗装を施すことが特許文献1で提案されている。特許文献1には、押出金型からセメント材料等を押出成形するようにした中空無機質板の製造方法が記載されている。押出金型には中空孔を形成するために中空ピン(中子部)が設けられている。また、中空ピンには塗料吐出口が設けられている。この塗料吐出口は、押出金型の押出口に臨む中空ピンの表面に設けられている。そして、押出口から押し出された直後の押出成形体の中空孔の内周面に塗料吐出口から塗料を噴射することによって、中空孔の内周面に塗装するようにしている。
特開2005−67060号公報
しかし、上記特許文献1の発明では、塗料吐出口から塗料をスプレーのように噴射しているので、均一に塗装するのが難しいという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、中空孔の内周面に均一に塗装しやすい押出成形体の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る押出成形体の製造方法は、
押出成形型の流路に中空ピンを備え、前記流路に供給された成形材料が前記中空ピンの方に向かって流通した後、前記中空ピンの周囲に沿って流通することによって、前記中空ピンに対応する部分が中空孔として形成される押出成形体の製造方法であって、
塗料を貯留する塗料供給部が前記中空ピンに形成され、
前記塗料供給部は前記中空ピンの外面に開口する開口部を有し、
前記開口部の周縁部に設けられたローラーと該開口部から前記塗料供給部に差し込まれた押圧体とが前記中空ピンに設けられ、
前記ローラーは前記開口部の全周にわたる無端ループ状に形成されるか、又は複数のローラーが前記開口部の各辺に沿って設けられて形成され、
前記ローラーの表面は前記中空ピンの外面に露出しており、
前記押圧体は、前記ローラーの表面と接触して前記開口部が閉塞されると共に該ローラーが回転しない状態と、前記中空ピンの方に向かって流通してくる成形材料で成形材料の流通方向の下流側に押圧されて前記ローラーの表面と離間して該ローラーが回転可能となる状態との間で、成形材料の流通方向と平行に移動可能に形成され、
前記ローラーと前記押圧体とが離間する状態で、前記ローラーと前記押圧体との間に前記塗料供給部と連通する隙間が塗料吐出口として形成され、前記塗料供給部に貯留されている塗料が前記塗料吐出口から前記ローラーの表面に付着し、
前記ローラーの表面に沿って流通する成形材料によって前記ローラーが回転すると共に前記ローラーの表面に付着した塗料が前記ローラーの表面に沿って流通する成形材料に塗布されることによって、前記中空孔内面が塗装される
ことを特徴とするものである。
本発明にあって、前記塗料吐出口の下流にヒーターを設けるのが好ましい。
本発明は、前記中空ピンの外面に沿って流通する前記成形材料に塗料を塗布することにより、前記中空ピンで形成される中空孔に塗料を接触により塗布することができ、スプレー塗布に比べて、中空孔の内周面に均一に塗装することができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 同上の中空ピンを示す一部の斜視図である。 同上の押出成形体を示す一部の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1に押出成形型1の一例を示す。この押出成形型1の内部には成形材料を流通させる流路2が形成されている。流路2の一端は押出成形型1の先端面に押出口3として開口されている。また、流路2の一部には寸法の大きい拡張部2aが形成されており、拡張部2aと押出口3との間は寸法の小さな狭小部2bとして形成されている。
上記流路2には複数の中空ピン4が設けられている。複数の中空ピン4は流路2における成形材料の流通方向(図面の紙面に直交する方向)と直交する方向に所定の間隔を介して並べられている。また、中空ピン4は断面略四角形に形成することができ、拡張部2aから狭小部2bにわたるように配置されている。また、中空ピン4の先端面は押出口3に臨んで位置している。
中空ピン4の内部には塗料供給部5が形成されている。塗料供給部5は塗料14を貯留できる空間である。また、塗料供給部5は中空ピン4の後端面(押出口3と反対側の面)に開口部6を設けて形成されている。この開口部6の周縁部にはローラー7が設けられている。このローラー7はゴム等の弾性材料で形成することができる。また、ローラー7は無端ループ状に形成することもできるが、複数個のローラー7を組み合わせて形成することもできる。すなわち、開口部6が四角形に形成されている場合、開口部6の各辺に沿ってローラー7を設けることができる。この場合、各ローラー7は開口部6の各辺と略平行な回転軸で回転するように形成されている。また、中空ピン4には押圧体8が設けられている。押圧体8は略四角錐状の受け部8aと、受け部8aの先端側に突出する加圧部8bとで構成されている。押圧体8は受け部8aの大部分と加圧部8bとが開口部6から塗料供給部5内に差し込まれて装着されているが、受け部8aの後端部分は開口部6よりも後方(押出口3と反対側)に突出して設けられている。また、押圧体8はバネ等の弾性体に付勢により前後方向に移動自在に形成されている。通常は、押圧体8が後方に向かって付勢されており、図1に示すように、受け部8aの外面がローラー7の外面と接触している。従って、この状態では開口部6は閉塞されると共にローラー7が回転せず、塗料供給部5から塗料が吐出しないようになっている。一方、押圧体8が付勢に抗して前方に向かって移動した場合は、受け部8aの外面がローラー7の外面から離れることになり、このローラー7と押圧体8との間の隙間が塗料吐出口9として形成されている。また、受け部8aの外面がローラー7の外面から離れることにより、ローラー7が回転可能となるものである。また、中空ピン4にはヒーター10が設けられている。このヒーター10は開口部6やローラー7よりも先端側(押出口3側)において中空ピン4の外周に全周にわたって設けられている。
そして、上記のような押出成形型1を用いて押出成形体を形成するにあたっては、次のようにして行う。まず、押出口3と反対側から流路2に成形材料(図1に矢印Mで示す)Mを連続的に供給する。ここで、成形材料Mとしてはセメントを主成分とするセメント材料を例示することができ、この場合、窯業系の押出成形体を形成することができる。このセメント材料は、セメントの他に珪石粉などの骨材やパルプなどの補強繊維を固形成分として含有し、さらに、水を含有して流動性のあるスラリーに形成することができる。
流路2に供給された成形材料Mは拡張部2aに達するが、ここで、中空ピン4を周囲から囲むようにして流通する。この後、成形材料Mは狭小部2bを通って押出口3から連続的に押し出されることになり、これにより、図3に示すような長尺板状の押出成形体11を成形材料Mから成形することができる。押出成形体11には中空ピン4に対応する部分が中空孔12として形成される。中空孔12は押出成形体11の押出方向と略平行に連続する長尺な貫通孔として形成される。また、中空孔12の断面形状は中空ピン4の外形と略同等に形成される。
そして、押出成形体11の中空孔12の内周面には塗料の塗膜13が全面にわたって塗布される。すなわち、成形材料Mが拡張部2aに流入する際に、押圧体8の受け部8aの先端に当たることになり、この成形材料Mの受け部8aへの衝突により押圧体8が先端側に移動することになる。この結果、上記のように塗料吐出口9が形成されると共にローラー7が回転可能となる。また、押圧体8が先端側に移動することにより、塗料吐出口9から塗料14が吐出すると共にローラー7の外面に塗料が付着することになる。そして、このような状態で成形材料Mが流路2で流通することになるが、成形材料Mは中空ピン4の外面に接触しながら流れることになる。従って、成形材料Mのローラー7に接触した部分、すなわち、中空孔12の内周面となるべき箇所にローラー7から塗料14が連続的に塗布されることになる。また、成形材料Mに塗布された塗料14は、ローラー7の下流側でヒーター10により瞬時に加熱されて硬化して塗膜13になるものである。これにより、成形材料Mに塗膜13をラミネート加工するように確実に定着(密着)させることができる。ここで、塗料としてはシーラー等を用いることができる。このシーラーは熱で硬化して成形材料Mと密着する熱硬化性樹脂塗料を用いるのが好ましい。
上記のように成形された押出成形体11は養生硬化されると共に押出成形体11の表面と裏面及び側面に有機塗料や無機塗料が塗布されて塗膜15が形成される。
そして、上記の押出成形体11では中空孔12の内周面の全面にわたって塗膜13が形成されているため、中空孔12に雨水等が浸入しても凍害等の発生を少なくすることができる。また、上記の押出成形体11では施工時に切断されたとしても、中空孔12の内周面の全面にわたって塗膜13が形成されているため、施工時の対応が容易に行えるものである。また、塗料14の塗装をローラー7の接触により行うので、スプレーで塗装する場合に比べて、むらなく、均一に塗装を行うことができ、また、塗料14のロスも少なくすることができるものである。
M 成形材料
1 押出成形型
2 流路
4 中空ピン
5 塗料供給部
7 ローラー
8 押圧体
9 塗料吐出口
10 ヒーター
11 押出成形体
12 中空孔
14 塗料

Claims (2)

  1. 押出成形型の流路に中空ピンを備え、前記流路に供給された成形材料が前記中空ピンの方に向かって流通した後、前記中空ピンの周囲に沿って流通することによって、前記中空ピンに対応する部分が中空孔として形成される押出成形体の製造方法であって、
    塗料を貯留する塗料供給部が前記中空ピンに形成され、
    前記塗料供給部は前記中空ピンの外面に開口する開口部を有し、
    前記開口部の周縁部に設けられたローラーと該開口部から前記塗料供給部に差し込まれた押圧体とが前記中空ピンに設けられ、
    前記ローラーは前記開口部の全周にわたる無端ループ状に形成されるか、又は複数のローラーが前記開口部の各辺に沿って設けられて形成され、
    前記ローラーの表面は前記中空ピンの外面に露出しており、
    前記押圧体は、前記ローラーの表面と接触して前記開口部が閉塞されると共に該ローラーが回転しない状態と、前記中空ピンの方に向かって流通してくる成形材料で成形材料の流通方向の下流側に押圧されて前記ローラーの表面と離間して該ローラーが回転可能となる状態との間で、成形材料の流通方向と平行に移動可能に形成され、
    前記ローラーと前記押圧体とが離間する状態で、前記ローラーと前記押圧体との間に前記塗料供給部と連通する隙間が塗料吐出口として形成され、前記塗料供給部に貯留されている塗料が前記塗料吐出口から前記ローラーの表面に付着し、
    前記ローラーの表面に沿って流通する成形材料によって前記ローラーが回転すると共に前記ローラーの表面に付着した塗料が前記ローラーの表面に沿って流通する成形材料に塗布されることによって、前記中空孔内面が塗装されることを特徴とする
    押出成形体の製造方法。
  2. 前記塗料吐出口の下流にヒーターを設けることを特徴とする請求項1に記載の押出成形体の製造方法。
JP2012075725A 2012-03-29 2012-03-29 押出成形体の製造方法 Active JP6001298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075725A JP6001298B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 押出成形体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075725A JP6001298B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 押出成形体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013202977A JP2013202977A (ja) 2013-10-07
JP6001298B2 true JP6001298B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=49522601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012075725A Active JP6001298B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 押出成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6001298B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60149407A (ja) * 1984-01-16 1985-08-06 初鹿野 清 セラミツクス押出用口金
JP3696630B2 (ja) * 1994-04-26 2005-09-21 鍛治島工業株式会社 タイルの湿式成形金型
JP4514560B2 (ja) * 2003-09-22 2010-07-28 京セラ株式会社 筒状セラミック多孔質体及びその製造方法ならびにこれを用いたセラミックフィルター

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013202977A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103763983B (zh) 涂料刷及制造方法
US20140260019A1 (en) Drywall Corner Bead
JP2010508177A5 (ja)
US8647555B2 (en) Processing method for in-mold coating integrative system
CN103074001B (zh) 兆瓦级风电叶片腹板定位与粘接方法
CN205498267U (zh) 一种无溶剂复合机
CN102909155A (zh) 一种涂覆辊
KR101281430B1 (ko) 헤어라인 금속효과가 우수한 장식시트 및 그 제조방법
JP6001298B2 (ja) 押出成形体の製造方法
CN203779774U (zh) 一种注塑喷涂一体化装置
US9878344B2 (en) Coating machine for hydrographics
JP5363837B2 (ja) 扉および扉の製造方法
US20150209985A1 (en) Method for molding hollow polyurethane article
CN110272692B (zh) 一种带涂层可喷绘耐候透明环保pet加工工艺
KR101288829B1 (ko) 내외장 사출구조물용 도장방법 및 도장용 기재시트
CN102602095B (zh) 冰箱彩塑覆膜饰条及其制备方法
JP2007100334A (ja) 床・壁材の製造方法
CN106317939A (zh) 可着色成型组成物
JP3157990B2 (ja) 吹き付け塗工におけるマスキング方法および吹き付け塗工方法
CN107351303A (zh) 一种硅胶表带弧度面大模内一体图案成型工艺
KR100812355B1 (ko) 졸라톤 페인트를 이용한 벽체면의 엠보싱 형성방법
CN216368681U (zh) 高耐磨抗划环保热固性三聚氰胺胶粘剂的布胶设备
KR101518450B1 (ko) 배관의 라이닝 장치 및 방법
KR200276995Y1 (ko) 피피 수지 가구패널용 에지몰딩 스트립
CN102215654A (zh) 电子产品金属外壳与塑料件组合结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160711

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160901

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 6001298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150