JP5999791B1 - 紙幣挿入口カバー及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

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【課題】紙幣取扱装置に片手で紙幣を挿入することを可能にする紙幣挿入口カバーを提供する。【解決手段】紙幣挿入口カバーは、紙幣取扱装置の紙幣挿入口の前面に開閉可能に取り付けられる。紙幣挿入口カバーは、閉じた状態で、紙幣取扱装置と紙幣挿入口カバーとの間に所定方向から紙幣が挿入されたときに、紙幣の移動に伴って紙幣の先端縁を紙幣挿入口に案内する紙幣ガイド面を有している。【選択図】図10

Description

本発明は、紙幣挿入口カバー及びそれを備えた電子機器に関する。
特許文献1には、自動販売機の紙幣受入装置において、挿入ガイドの上方に、紙幣識別装置の紙幣挿入口に向かってなだらかに曲がったガイド曲面を内側に有するトンネル状の紙幣誘導路を設けることが記載されている。
特開2006−244322号公報
しかしながら、特許文献1に記載の紙幣受入装置の紙幣誘導路は、その形状がトンネル状でありかつ固定されている。このため、特許文献1の紙幣誘導路には、紙幣挿入口が常時外部に開かれた状態にある。また、この紙幣誘導路は、紙幣挿入口カバーとは異なり、開閉することができないため、紙幣が濡れていたり、折り畳まれて癖がついていたりした場合に、紙幣挿入口への紙幣の挿入が難しいという問題点がある。
本発明が解決しようとする課題は、紙幣挿入口を適切に覆うとともに、片手で紙幣取扱装置に紙幣を挿入することを可能にする紙幣挿入口カバー及びそれを備える電子機器を提供することにある。
本発明の一態様に係る紙幣挿入口カバーは、紙幣取扱装置の紙幣挿入口の前面に開閉可能に取り付けられる紙幣挿入口カバーであって、前記紙幣挿入口カバーが閉じた状態で、前記紙幣取扱装置と前記紙幣挿入口カバーとの間に所定方向から紙幣が挿入されたときに、前記紙幣の移動に伴って前記紙幣の先端縁を前記紙幣挿入口に案内する紙幣ガイド面を有することを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係る電子装置は、上記紙幣挿入口カバーを有することを特徴とする。
本発明によれば、紙幣挿入口カバーを閉じた状態で、紙幣取扱装置の紙幣挿入口へ片手で紙幣の挿入を可能にする紙幣挿入口カバーと、それを備える電子機器とを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る電子機器の一例である外設機の外観を示す斜視図である。 関連する紙幣挿入口カバーを備える紙幣取扱装置の紙幣挿入口周辺を示す正面図であって、紙幣挿入口カバーが閉じた状態を示す図である。 図2におけるA−A線断面図である。 関連する紙幣挿入口カバーを備える紙幣取扱装置の紙幣挿入口周辺を示す正面図であって、紙幣挿入口カバーが開いた状態を示す図である。 図4におけるA−A線断面図である。 関連する紙幣挿入口カバーを開く動作を説明するための斜視図である。 関連する紙幣挿入口カバーが開いた状態で、紙幣を紙幣挿入口へ挿入する動作を説明するための斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバーを備える紙幣取扱装置の紙幣挿入口周辺を示す正面図であって、紙幣挿入口カバーが閉じた状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバーを備える紙幣取扱装置の紙幣挿入口周辺を示す正面図であって、紙幣挿入口カバーが開いた状態を示す図である。 図8におけるB−B線断面図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバーの変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバーの他の変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口パネルと紙幣挿入口カバーの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバーの六面図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバーが閉じた状態のときに、紙幣を紙幣挿入口へ挿入する動作を説明するための図である。 紙幣挿入口カバーと紙幣挿入口パネルとの間に紙幣が挿入される様子を示す図である。 紙幣挿入口カバーの突出部によって紙幣の進行方向が変えられる様子を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバーが開いた状態のときに、紙幣を紙幣挿入口へ挿入する動作を説明するための図である。 紙幣挿入口に紙幣が挿入される様子を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される電子機器の一例である外設機10の斜視図である。外設機10は、給油所用システムを構成する装置の一つであり、室外に設置され、給油条件や給油料金の支払い方法の設定や、給油料金の精算処理に用いられる。
図示の外設機10は、筐体11内に収容され、その一部がそれぞれ外部に露出する種々の装置を含む。たとえば、外設機10は、タッチパネル付ディスプレイ12、インターホン13、紙幣取扱装置14、レシート印刷用プリンタ15、及びカードリーダ装置16を備える。
タッチパネル付ディスプレイ12は、給油条件の設定等に用いられる。インターホン13は、給油所の従業員と通話するために用いられる。紙幣取扱装置14は、給油料金を現金で支払うために用いられる。レシート印刷用プリンタ15は、給油料金の精算結果を印字するために用いられる。カードリーダ装置16は、給油料金をカード払いするために用いられる。
外設機10は、外部に向かって開口するいくつかの開口部を有している。具体的には、紙幣取扱装置14の紙幣挿入口と、レシート印刷用プリンタ15のレシート排出口と、カードリーダ装置16のカード挿入口を有している。これらの開口部には、各装置の内部へ水や埃が侵入しないように、それぞれカバーが取り付けられている。本発明は、これらカバーのうち、特に紙幣取扱装置14の紙幣挿入口(22:図3〜図5参照)に設けられる紙幣挿入口カバー17に関するものである。以下では、主として紙幣挿入口カバー17について説明する。
ここで、紙幣挿入口カバー17の説明に先立って、図2乃至及び図5を参照して関連する紙幣挿入口カバー21について説明する。なお、図2乃至及び図5において、図1と同一のものには同一の参照符号を付してある。
図2は、紙幣挿入口カバー21が閉じた状態における、紙幣取扱装置14の紙幣挿入口22周辺の正面図である。また、図3は、図2のA−A線断面図である。一方、図4は、紙幣挿入口カバー21が開いた状態における、紙幣取扱装置14の紙幣挿入口22周辺の正面図である。また、図5は、そのA−A線断面図である。
なお、本明細書において、紙幣挿入口カバー21が閉じた状態とは、紙幣挿入口22が外部から遮蔽されるように紙幣挿入口カバー21に覆われた状態を意味する。また、紙幣挿入口カバー21が開いた状態とは、通常の使用状態において、利用者が紙幣挿入口22を目視できる状態を意味する。通常、紙幣挿入口22は、利用者の目の位置よりも低い位置に設けられるため、その目視を可能にするには、紙幣挿入口カバー21が閉じた状態から90°以上(例えば、180°前後)回動可能でなければならない。特許文献1の図2に示される構成において、表側曲面ガイド体の回動角度は15°程度であり、正面からでも紙幣挿入口を直接目視することはできない。
図2乃至図5から理解されるように、関連する紙幣挿入口カバー21は、略矩形の板状の形状を有している。そして、紙幣挿入口カバー21は、紙幣取扱装置14の紙幣挿入口22の前面を覆い、かつ開閉可能(又は回動可能)に、紙幣取扱装置14に取り付けられている。
具体的には、紙幣挿入口カバー21は、回動部材である支持シャフト23を介して、紙幣挿入口パネル24に取り付けられる。紙幣挿入口パネル24は、紙幣取扱装置14の紙幣挿入口22の周囲を囲むように紙幣取扱装置14に固定される。これにより、紙幣挿入口カバー21は、紙幣挿入口パネル24を介して、紙幣取扱装置14に回動可能に取り付けられる。なお、本明細書では紙幣挿入口パネル24を紙幣取扱装置14の一部として扱うことがある。
上記構成により、紙幣挿入口カバー21は、その上縁部に取り付けられた支持シャフト23を回動軸として回動可能、即ち開閉可能となる。紙幣挿入口カバー21の開閉が容易に行えるように、紙幣挿入口カバー21の下縁部には、つまみ25が形成されている。
通常、紙幣挿入口カバー21は、重力の働きにより閉じた状態(図2及び3に示す状態)を保つ。このとき、紙幣挿入口パネル24の表面の少なくとも一部は、紙幣挿入口カバー21の対向面の少なくとも一部に面接触していることが望ましい。紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー21との間の隙間が小さいほど、紙幣挿入口22への水や埃の進入を防ぐ効果は高い。なお、特許文献1に記載された紙幣誘導路は、常時外部開口しており、開閉可能な紙幣挿入口カバー21に比較して、水や埃の進入を防ぐ効果は低い。
関連する紙幣挿入口カバー21を備えた紙幣挿入口22へ紙幣を挿入するには、まず、利用者が図6に示すように、一方の手で紙幣挿入口カバー21を持ち上げる必要がある。そして、利用者は、紙幣挿入口カバー21を開いた状態(図4及び図5に示す状態)を維持しつつ、図7に示すように、他方の手で紙幣挿入口22に紙幣26を挿入する。
このように、関連する紙幣挿入口カバー21は、利用者が両手を使用することを前提としている。そのため、関連する紙幣挿入口カバー21には、片手で紙幣を挿入することが困難であるという問題点がある。
次に、図8乃至図14を参照して、本発明の一実施の形態に係る紙幣挿入口カバー17について説明する。
図8は、紙幣挿入口カバー17が閉じた状態のときの、紙幣取扱装置14の紙幣挿入口22の周辺の正面図である。また、図9は、紙幣挿入口カバー17が開いた状態のときの、紙幣取扱装置14の紙幣挿入口22の周辺の正面図である。さらに、図10は、図8のB−B線断面図である。
図8及び図9を見ると、この紙幣挿入口カバー17は、関連する紙幣挿入口カバー21と似ている。しかしながら、図10を図3と比較すると容易に理解されるように、それらの形状は全く異なる。
図10に示すように、紙幣挿入口カバー17は、上側平板部171と、下側平板部172と、これらの間に設けられた突出部173とを有している。上側平板部171の上縁部174には、支持シャフト23が取り付けられている。また、下側平板部172の下縁部175は、突出部173の突出方向とは反対の方向に傾いている。下側平板部172の下縁部175に反時計周り方向の力を加えると、紙幣挿入口カバー17は、支持シャフト23を回動軸として回動して上方へ開く。なお、本明細書における用語「上」及び「下」は、図10の上下方向(第1方向)に一致し、その方向は重力方向に略平行である。したがって、回動軸を構成する支持シャフト23は、水平方向に略平行に配置される。
突出部173は、紙幣挿入口カバー17が閉じた状態で、紙幣取扱装置14の方(図10の左側)へ突き出しており、少なくともその一部が紙幣挿入口22内に位置している。この突出部173は、図10の表裏方向(第2方向)に延びる細長い隆起部であってよい。或いは、突出部173は、第2方向に沿って配置された複数の突起であってもよい。複数の突起の形状は、例えば、図11に示すようにフィン形状であったり、図12に示すようにブロック形状であったりしてよい。いずれにしても、突出部173は、その一部が紙幣挿入口22内に位置するように形成され又は配置される。そして、突出部173の表面の一部は、紙幣ガイド面として機能する。
図10において、上側平板部171と下側平板部172とは、同一平面上にはなく、下側平板部172の方が上側平板部171よりも紙幣取扱装置14から離れた位置にある。しかしながら、これら上側平板部171と下側平板部172は同一平面上にあってもよい。これら平板部が同一平面上にない方が、目的を達成する構造の設計が容易になる。
上側平板部171と下側平板部172の第2方向の長さは、突出部173の第2方向長さよりも長い。そして、これら上側平板部171と下側平板部172は、突出部173の第2方向両隣において(複数の突起の場合、各突起の両隣において)互いに連結されている(図13,14参照)。
図10では、紙幣挿入口カバー17は、ほぼ均一な厚みを持つ板状材を折り曲げたような形状を有している。また、突出部173の頂部は、紙幣挿入口パネル24よりも紙幣挿入口22の奥側に位置している。しかしながら、紙幣挿入口カバー17の形状や突出量はこれらに限られない。例えば、平板状に形成された紙幣挿入口カバー17の一面に突出部173が形成されたものであってよい。また、その突出部173の形状は、断面が三角計や四角形(台形含む)であってよい。さらに、突出部173は、下側平板部172の一面よりも紙幣挿入口22側へ突出していればよい。
なお、突出部173は、頂部へ向かって次第にその幅(第1方向長さ)が狭くなるリッジ形状であることが望ましい。これにより、突出部173の紙幣挿入口22への進入を容易にするとともに、紙幣挿入口カバー17の開閉を容易にすることができる。
紙幣挿入口カバー17の紙幣取扱装置14側に向かう面の一部は、図の下方より紙幣挿入口カバー17と紙幣取扱装置14(紙幣挿入口パネル24)との間に挿入される図示しない紙幣を紙幣挿入口22に案内する紙幣ガイド面として機能する。具体的には、下側平板部172の紙幣挿入口パネル24に対向する面と突出部173の下面が紙幣ガイド面として機能する。下側平板部172の下縁部175は、突出部173の突出方向とは反対の方向へ傾くことで、紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー17との間への紙幣の挿入を容易にする。なお、下側平板部172の下縁部175を傾かせる代わりに、或いは傾かせるとともに、紙幣挿入口パネル24の下縁部に傾斜を設けても、紙幣の挿入を容易にすることができる。
紙幣挿入口パネル24は、紙幣挿入口22への水や埃の進入を防ぐため、紙幣挿入口カバー17の対向面に面接触していることが望ましい。本実施の形態においても紙幣挿入口パネル24と上側平板部171とは、互いに面接触するように形成されている。しかし、本実施の形態では、紙幣挿入口パネル24と下側平板部172との間に隙間を形成している。これは、図の下方からの紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー17との間への紙幣の挿入を容易にするためである。また、紙幣の先端縁がスムースに紙幣挿入口22の奥へと導かれるように、紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー17との間の隙間は、紙幣挿入口22に近づくに従い拡大している部分を含んでよい。例えば、図10の例では、破線円100で示す範囲において、紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー17との間の隙間は、下側から上側に向かって漸次拡大している。
図13は、紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー17の分解斜視図である。また、図14は、紙幣挿口カバー17の六面図である。
図13から理解されるように、紙幣挿入口パネル24は、中央部に紙幣挿入口22に対応する開口241を有する略矩形の板状に形成されている。紙幣挿入口パネル24は、紙幣挿入口カバー17よりも大きいサイズを持つ。紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー17とが組み合わされた状態で、紙幣挿入口カバー17の周縁部は、紙幣挿入口パネル24の周縁部よりも内側に位置する。
紙幣挿入口カバー17は、支持シャフト23を用いて紙幣挿入口パネル24に回動可能に取り付けられる。また、支持シャフト23には、弾性部材である紙幣挿入口カバー抑え用ばね231が設けられる。紙幣挿入口カバー抑え用ばね231は、紙幣挿入口パネル24と紙幣挿入口カバー17との間に、紙幣挿入口カバー17が閉じる方向の力を発生させる。紙幣挿入口カバー抑え用ばね231の働きにより紙幣挿入口カバー17を閉じた状態に保つことで、紙幣挿入口カバー17と紙幣挿入口パネル24との間に形成される紙幣の通路の形状を所定の形状に保つ。これにより、紙幣を安定して紙幣挿入口22へと案内することができる。もちろん、紙幣挿入口カバー17が閉じた状態では、紙幣挿入口22が外部から略遮蔽されるので、水や埃の進入をほぼ完全に防ぐことができる。
紙幣挿入口パネル24を接着剤やねじ等の固定部材を用いて紙幣取扱装置14に取り付けることで、紙幣挿入口カバー17は、紙幣取扱装置14に間接的に回動可能に取り付けられる。
本実施の形態によれば、紙幣挿入口カバー17が閉じた状態で、図15に示すように、利用者が片手で外設機10の紙幣挿入口22に紙幣26を挿入することができる。このとき、図16に示すように、下側平板部172の下縁部175は、紙幣26の先端縁を紙幣挿入口カバー17と紙幣挿入口パネル24との間に案内する。そして、紙幣26の移動に伴い、紙幣26の先端縁は、下側平板部172の一面に沿って突出部173へと向かい、突出部173の下面に突き当たる。すると、紙幣26の先端縁は、図17に示すように、突出部173の下面に沿ってその進行方向を紙幣挿入口22の方へと変える。紙幣26をより確実に安定して案内できるように、下側平板部172の一面と突出部173の下面が成す角度や、下側平板部172と紙幣挿入口パネル24との隙間距離は、適切に設定される。こうして、本実施の形態では、紙幣26を片手で紙幣挿入口22へ挿入することができる。即ち、利用者は両手を用いる必要がない。しかも、紙幣挿入口カバー17は、少なくとも紙幣挿入口22の上方及び側方において紙幣挿入口パネル24に面接触し、紙幣挿入口22への水や埃の進入を防止する機能を維持している。
なお、紙幣26の状態によっては、紙幣26を片手で紙幣挿入口22へ挿入することが困難の場合も想定される。たとえば、紙幣が濡れていたり折り癖がついていたりする場合である。そのような場合には、図18及び図19に示すように、紙幣挿入口カバー17を持ち上げて、紙幣26を紙幣挿入口22に挿入することも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、利用者は紙幣挿入口22へ紙幣26を挿入するために両手を使う必要がない。これにより、電子機器の利便性が向上する。しかも、本実施の形態に係る紙幣挿入口カバー17は、関連する紙幣挿入口カバー21と同等以上の水や埃を防ぐ機能を備える。さらに、本実施の形態に係る紙幣挿入口カバーは、必要な場合には、開いた状態にできるので、濡れたり折り癖がついていたりする紙幣の挿入を不可能にするようなこともない。
以上、本発明について実施の形態に即して詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく種々の変形・変更が可能である。たとえば、上記実施の形態では、電子機器として外設機を例示したが、これに限らず紙幣取扱装置を含む他の電子機器、例えば自動販売機等の他の電子機器にも適用可能である。
10 外設機
11 筐体
12 タッチパネル付ディスプレイ
13 インターホン
14 紙幣取扱装置
15 レシート印刷用プリンタ
16 カードリーダ装置
17 紙幣挿入口カバー
21 紙幣挿入口カバー
22 紙幣挿入口
23 支持シャフト
24 紙幣挿入口パネル
25 つまみ
26 紙幣
171 上側平板部
172 下側平板部
173 突出部
174 上縁部
175 下縁部
231 紙幣挿入口カバー抑え用ばね
241 開口

Claims (8)

  1. 紙幣取扱装置の紙幣挿入口の前面に開閉可能に取り付けられる紙幣挿入口カバーであって、
    前記紙幣挿入口カバーが閉じた状態で、前記紙幣取扱装置と前記紙幣挿入口カバーとの間に所定方向から紙幣が挿入されたときに、前記紙幣の移動に伴って前記紙幣の先端縁を前記紙幣挿入口に案内する紙幣ガイド面を有し、
    前記紙幣挿入口カバーが閉じた状態で前記紙幣挿入口に向かって突き出し、少なくともその一部が前記紙幣挿入口の内部に位置する突出部を有し、当該一部が前記紙幣ガイド面の一部を構成して、前記紙幣の先端縁を前記内部まで案内する
    ことを特徴とする紙幣挿入口カバー。
  2. 前記突出部はリッジ形状を有していることを特徴とする請求項に記載の紙幣挿入口カバー。
  3. 水平方向に平行な回動軸が構成されるように前記紙幣挿入口カバーの上縁部に回動部材が設けられたとき、前記所定方向が下方であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙幣挿入口カバー。
  4. 前記紙幣挿入口カバーの下縁部が前記突出部の突出方向とは反対の方向に傾いていることを特徴とする請求項に記載の紙幣挿入口カバー。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の紙幣挿入口カバーを備えることを特徴とする電子機器。
  6. 前記紙幣挿入口カバーを閉じるように作用する弾性部材をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 前記紙幣挿入口の周囲に前記紙幣挿入口カバーに対向する紙幣挿入口パネルを備え、前記紙幣挿入口パネルと前記紙幣挿入口カバーとの隙間が、前記所定方向から前記紙幣挿入口に近づくに従い拡大している部分を含むことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  8. 紙幣挿入口の前面に開閉可能に取り付けられた紙幣挿入口カバーを閉じた状態に維持し、それによって、前記紙幣挿入口カバーの一面に形成された突出部の少なくとも一部を紙幣挿入口内に位置させ、
    前記紙幣挿入口カバーの前記一面に沿って移動する紙幣の先端縁の進行方向を前記突出部に沿って前記紙幣挿入口へ向かう方向へ変化させ前記一部が前記先端縁を前記紙幣挿入口の内部まで案内する
    ことを特徴とする紙幣案内方法。
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