JP5999422B2 - 収納装置付ベッド - Google Patents

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Description

本発明は、引き出し体が抜差しできる収納装置を備える収納装置付ベッドに関する。
物品が収納できる引き出し体を出し入れできる収納装置が設けられたベッドがある(特許文献1など)。収納装置は引き出し体とその引き出し体を抜差し可能な引き出し体収納部とを備え、ベッドフレーム内に配設されていることが多い。
例えば、特許文献1に記載のベッドは幅方向の一側面が開口し内部を収容部(10)とするとともに上面にマットレスが載置されるベッド本体(1)と、収容部に上記ベッド本体の幅方向に沿って順次出し入れ可能に収納された第1の収納ケース(15)及び第2の収納ケース(16)と、ベッド本体の内底部に幅方向に沿ってスライド可能に設けられ先端部がベッド本体の開口した一側面側に位置し後端には収納部の奥側に位置する第2の収納ケースに係合する係合部(32)が形成されていて、上記収容部から第1の収納ケースを引き出した後で、収容部から引き出す方向にスライドさせることでそのスライドに上記第2の収納ケースを上記係合部を介して連動させる引き出し部材(28)とを具備する。
特開2005-312752号公報
ここで特許文献1のベッドでは引き出し体に相当する収納ケースを載せてスライドする引き出し部材(28)と床面との間には段差があるため、収納ケースを収納するときに引き出し部材(28)にまで持ち上げて積載する必要があり非常に収容しづらい。また、収納ケースを抜き出すときに床面に落とすおそれがあり、その場合に床面を損傷することも考えられる。
本発明は上記実情に鑑み完成したものであり、引き出し体の出し入れの操作が容易な収納装置を備えたベッドを提供することを解決すべき課題とする。
(1)上記課題を解決する本発明の収納装置付ベッドは、ベッド下部に設けられる引き出し式のベッド収納装置を備える収納装置付ベッドであって、前記ベッド収納装置は、自身の抜差し方向に略平行な外面である滑り面をもつ引き出し体と、前記引き出し体が先端から開口部を通して抜差し可能な引き出し体収納空間を区画し且つ前記開口部近傍で前記引き出し体の前記滑り面の少なくとも一部に当接して前記引き出し体の抜差しを案内する当接部をもつ引き出し体収納部とをもち、前記引き出し体の前記滑り面の一部であって前記引き出し体の抜差し方向の中途より前記先端に至る先端部分が前記先端に向けて前記当接部より漸次離れていくか、及び/又は、前記開口部の前記当接部のうち前記引き出し体が差し込まれる側からの一部が前記引き出し体の抜き方向に向かうに従い前記滑り面より漸次離れていくかの少なくとも一方であることを特徴とする。
引き出し体の抜差し方向の先端部分が、先端に行くほど相対する引き出し体収納部の当接部から漸次離れていく形態であるか、引き出し体収納部の当接部の方が引き出し体から漸次離れていく形態であるかのいずれかであれば引き出し体の抜差し方向の先端が引き出し体収納部の開口部よりも小さくなり引き出し体の引き出し体収納部の開口部への挿入が容易になる。
上述した(1)に記載の収納装置付ベッドは以下に記載する(2)、(4)、及び(5)のうちの少なくとも1つの構成を有する。(2)の構成を採用するときには(3)の構成を採用することができる。
(2)前記引き出し体は、略矩形の底板と、前記底板における前記開口部の前記水平方向両端に立設された一組の略矩形の側板と、前記底板の挿脱方向手前側に立設された略矩形の前板と、前記前板より挿脱方向奥側に立設された略矩形の後板とを組み合わせることにより上方向に開口した収納空間を区画する箱体をもち、前記滑り面は前記側板の下面を含み、前記当接部は前記側板の下面にも当接し、前記側板の先端部は前記後板よりも前記引き出し体の差し込み方向に突出する突出部であり、その下側が切り欠かれることで前記当接部より漸次離れていく。引き出し体を構成する箱体の深さを一様にでき、使い勝手が良くなる。
(3)前記前板は前記底板よりも下方向に突出し、前記前板の下端と前記中途とを結ぶ延長線よりも上側に前記突出部の先端がある。この構成を採用することにより、引き出し体を平らな床面上にて滑らせて引き出し体収納部の開口部に挿入するときに前板の下端と側板の中途とで床面に接触でき、側板の下の全面で床面に接触する場合と比較して床面との摩擦を低減することができる。
(4)前記引き出し収納部の前記開口部に至るまでは、前記引き出しは前記ベッドが配設された床面上を滑って移動し、前記床面上にある前記引き出し体の差し込み方向の先端部の最下端が前記開口部の開口の最下端よりも上にある。引き出し体の先端部と開口部との関係を上述のようにすることにより、引き出し体を床面上で滑らせていくだけで開口部内に収納することが可能になる。また、反対に引き出し体を引き出し体収納部の開口部から抜き出すときには、引き出し体が滑らかに床面まで移動していくので引き出し体が床面に勢いよく衝突することも防止できる。
(5)前記引き出し収納部の前記開口部よりも手前側に伸びるベッド天板を有する。ベッド収納装置がベッド天板により隠されるため意匠性が向上する。その場合に引き出し体収納部の開口部は外部から視認することが困難になるため、上述したような引き出し体収納部の開口部への引き出し体の収納のしやすさが発揮されることになる。
本発明の収納装置付ベッドは上記構成を有することから以下の作用効果を奏する。すなわち、引き出し体の先端部分が引き出し体収納部の開口部よりも小さくなっているため、引き出し体を引き出し体収納部の開口部に容易に収納することができる。
本実施形態の収納装置付ベッドの平面図である。 本実施形態の収納装置付ベッドの右側面図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのフット方向から見た図(引き出し体を外した状態)である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体収納部の平面図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体収納部の左側面図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体収納部のフット方向(前面)からみた図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体の平図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体のフット方向から見た図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体の左側面図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置におけるベッド収納装置とベッドフレームとの接続部分の拡大図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置におけるベッド収納装置とベッドフレームとの接続部分の拡大図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置におけるベッド収納装置とベッドフレームとの接続部分の拡大図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置におけるベッド収納装置とベッドフレームとの接続部分の拡大図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体を床面に置いたときの左側面図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体を引き出し体収納部の開口部に収納する直前の左側面図である。 本実施形態の収納装置付ベッドのベッド収納装置の引き出し体を引き出し体収納部に収納したときの左側面図である。
本発明の収納装置付ベッドについて以下図面に基づき詳細に説明を行う。以下の説明における左右とはベッドに使用者が仰向けに寝たときの左右である。
・構成
図1に示すように、収納装置付ベッド1は、ヘッドフレーム11、2つのサイドフレーム12、13、2枚のボトムボード21、25、マットレス6、及びベッド収納装置3、4などで構成されている。ヘッドフレーム11は、直立した矩形板状の部材である。2つのサイドフレーム12、13は、それぞれ横長の矩形板状の部材であり、互いに平行配置とされている。2つのサイドフレーム12、13のそれぞれの一端12a、13aは、図略の締結部材を用いてヘッドフレーム11の一方の面に固定されている。2つのサイドフレーム12、13のそれぞれの他端12b、13bには、後述するように、ベッド収納装置3、4のうちの引き出し体収納部4が取り付けられている。
図3に示すように、2つのサイドフレーム12、13の間隔は、ヘッドフレーム11の幅寸法よりも小とされている。したがって、ヘッドフレーム11の両端は、サイドフレーム12、13よりも側方に張り出している。2つのサイドフレーム12、13の高さ寸法に対して、ヘッドフレーム11は上方に突出している。
ヘッドフレーム11及び2つのサイドフレーム12、13は木製とするが、他の材質を用いて形成してもよい。各フレーム11、12、13の外観は、美観性の高い共通フレームデザインで統一されており、意匠性が向上している。共通フレームデザインには、例えば、特定色のモノトーンや木目調デザインを採用でき、これに限定されない。
ボトムボード21、25は、正方形に近い矩形のヘッド側ボトムボード21及びフット側ボトムボード25に二分割されている。ヘッド側ボトムボード21は詳細な構造は省略されているが、枠木、上板、簀子木、及び枠木の両側の端部に付設された縁部材22、23が設けられている。フット側ボトムボード25も、詳細な構造は省略されているが、枠木、上板、簀子木、及び枠木の両側及びフット側の端部に付設された縁部材26〜28が設けられている。縁部材22、23、26〜28は端面に向かうにつれて上面高さが漸減している。これらの縁部材22、23、26〜28の間などは締結部材(261ほか)にて締結されている。
ヘッド側ボトムボード21及びフット側ボトムボード25は、2つのサイドフレーム12、13上に架け渡されるように載置されて使用される。
ヘッド側ボトムボード21及びフット側ボトムボード25は、縁部材22、23、26〜28を含む幅寸法がヘッドフレーム11の幅寸法に略一致しており、サイドフレーム12、13よりも側方に張り出している。また、ヘッド側ボトムボード21とフット側ボトムボード25とを足し合わせた長さは、サイドフレーム12、13の長さよりも大とされている。ヘッド側ボトムボード21のヘッド側はヘッドフレーム11に付き当たっており、フット側ボトムボード25のフット側はサイドフレーム12、13の他端12b、13bよりも張り出している。ヘッド側ボトムボード21及びフット側ボトムボード25の上面に、縁部材22、23、26〜28にかからない程度の大きさのマットレス6が載置されて使用される。
ベッド収納装置3、4は、図1〜図3に示されるように、2つのサイドフレーム12、13の間であってフット側ボトムボード25の下方(ベッド下部)に配設されている。ベッド収納装置3、4は、引き出し体3及び引き出し体収納部4で構成されている。引き出し体3は、図1に矢印Aで示されるように、フット方向Fに引き出されるようになっており、フット方向Fに相対するように見る方向がベッド収納装置3、4の正面になる。
図4〜6に示すように、引き出し体収納部4は、底板472、2枚の側板473、474、3枚の天板471、475、476、及び2つの取付部41、42で形成されている。
詳述すると、矩形の底板472の短辺(左右の辺:図1に記載のHF方向)上にそれぞれ矩形の側板473、474が立設されている。2つの側板473、474の上面の前側同士及び後側同士を橋絡するように、それぞれ細長い矩形の天板471、475が架け渡されており、その間を天板476が配置されている。これらの部材471〜474に囲まれる部分が引き出し体を収納する引き出し体収納空間を区画する引き出し体収納部(4:471〜474)を構成する。その引き出し体収納空間に対して引き出し体3が収納される側の開口である開口部Dがある。この開口部Dにて引き出し体3が挿脱される。そして、これらの部材472〜474の内側が引き出し体3と当接する当接部472a〜474aを構成し、この当接部472a〜474aに当接した状態で引き出し体3を案内しながら引き出し体3は挿脱される。側板32、33の高さが開口部Dの高さと略同一の形態にすることも可能であり、その場合には天板471と引き出し体3とが引き出し体3を挿入するときに当接することもあり、その場合には天板471にも当接部が存在する。床板472の開口部D側の一部分は別部材である補助桟4721(当接部の一部に相当)から形成されている。補助桟4721は開口部Dの外側(図5の左側。引き出し体3が差し込まれる側)に向かうに従い、厚みが小さくなるように上面(左上)が斜めに切り欠かれている。
前側の天板471の上面には、収納装置付ベッド1の幅方向に係合溝471aが刻設されている。係合溝471aには、フット側ボトムボード25の下部に設けられた簀子木(図略)のうち一番、フット側に位置するものが係入する。また、2枚の側板473、474の前方寄りから側方外向きに突出するように、それぞれ取付部41、42が一体的に設けられている。各取付部41、42の上部寄り及び略中間高さにそれぞれ、共締孔411、412、421、422が穿設されている。共締孔411、412、421、422の内周には、雌ねじが嵌入されている。底板472の底面には床面Yに当接する脚部材4722が配設される。
次に、図7〜9に示すように、引き出し体3は、5枚の矩形板すなわち底板36、2枚の側板32、33、前板31、及び後板37で形成されており、上方に開口する浅い収納空間を区画する箱体を形成している。2枚の側板32、33の手前側の端部は前板31に接合されており、その部分に補強駒35が配設される。底板32の下部にはHF方向に向けて配設される補強桟34をもつ。前板31の下には本発明の下端に相当する保護部材312が付設されている。保護部材312はゴムなどの弾性部材や樹脂などで形成することができる。後板37は側板32、33の抜差し方向の先端にまで至らず途中にて側板32及び33の間を接続する。つまり、側板32及び33は後板37よりも突出する部分(突出部に相当)をもつ。
ここで、図9では引き出し体3の左側についてのみ記載しているが右側も左側と対称の構成をもち同様の説明が成り立つ。以下の説明についての左右の一側のみからの説明を行うが反対の側についても同様の説明が成り立つ。図9に示すように、引き出し体3の側板32は下側が、引き出し体3の抜差し方向に平行である滑り面324を構成する。側板32の先端側(図面右方)の先端部分322は元々矩形であった部材から斜めに切り欠かれて形成された部分であり、開口部D内の当接部472aから先端方向に行くに従い漸次離れていく形状になっている。引き出し体3の抜差し方向に平行な滑り面324から先端部分322には請求項における中途に相当する床当接部323になっている。床当接部323は後板37が接合された位置よりも抜差し方向で先端方向にある。結果、前板31、側板32及び33、後板37、底板36からなる箱体にて区画される収納空間の深さは抜差し方向で一様にすることができる(仮に床当接部323を後板37よりも手前側に設けたとすると、先端部分322の存在により収納空間の形状も切り欠かれた形状になる)。更に側板32の先端側の幅方向の外側についても先端側に行くに従って板厚が薄くなるように切り欠かれた先端部分321が形成されている。
前板31の幅方向寸法は、2つのサイドフレーム12、13の間隔に概ね一致しており、底板36の幅や2枚の側板32、33の間隔よりも大きい。したがって、前板31の両端は、底板36及び側板32、33よりも側方に張り出している。前板31の下部中央は、部分的に切り欠かれており、把手311が形成されている。また、前板31の前面には、ケース共通デザインの化粧パネルが貼設されている。
次に、2つのサイドフレーム12、13のそれぞれの他端12b、13bに引き出し体収納部4を取り付ける構造について説明する。引き出し体収納部4の取付構造は両側で同じであるので、以下では一方(左側)のみ図示して説明する。
図10〜13に示すように、引き出し体収納部4の取り付けには、固定金具121、及び固定金具123、124を用いる。固定金具121は、断面が直角に屈曲したL字状で、幅がサイドフレーム12、13の高さよりも小さい金属性板状の部材である。図10及び図13に示されるように、固定金具121の直交する2つの面のうちの前面に露出する側(小さい側)の面の上部寄りに取付孔1211が穿設されている。また、小さい側の面92の下方縁には、U字状に切り欠かれた取付溝1212が形成されている。固定金具121の大きい側の面93は、予めサイドフレーム13の他端12bに固着されている。
固定金具121の前面に引き出し体収納部4の取付部42を位置合わせして、取り付けの準備をする。このとき、固定金具121の取付孔1211及び取付溝1212は、取付部42の2つの共締孔411、412、421、422にそれぞれ対向して取り付け可能な状態になる。次に、図11及び図12に示されるように、固定金具121の前側に駒部材122を位置合わせする。
駒部材122は、固定部を覆っており、矩形の板材で形成されている。駒部材122の高さ寸法は、サイドフレーム13の高さよりもわずかに大とされている。駒部材122の幅寸法は、固定金具121の小さい側の面の幅寸法にサイドフレーム13の板厚を加算した寸法に略一致している。駒部材122の厚さ寸法は、サイドフレーム13の他端12bのフット側に配設されたときに、駒部材122の前面と引き出し体収納部4の前面とが揃うように設定されている。駒部材122の表面のうち、少なくとも外部から見える前面には、引き出し体収納部4の前面と同様に、ケース共通デザインの化粧パネルが貼設されている。
また、駒部材122には、取付部42の2つの共締孔411、412、421、422の位置に対応した位置(2箇所)で、貫通孔82が厚さ方向に穿設されている。さらに、駒部材122の前面には、固定金具123、124が埋設できるように、貫通孔82の周りの一部を切欠いて下穴83が形成されている。一方、固定金具123、124は、外周面に雄ねじが刻設された軸部及び、軸部よりも大径の頭部で形成されている。貫通孔の内径は、固定金具123、124の軸部の外径よりも大きく、頭部の外径よりも小さい。下穴の内径は、固定金具123、124の頭部の外径よりも大きい。
固定金具123、124を駒部材122の前側から下穴及び貫通孔に差し込むと、固定金具123、124の頭部は下穴の底面で規制される。一方、軸部は、貫通孔を通り抜けて固定金具121の取付孔1211または取付溝1212に係合し、さらに、取付部42の共締孔411、412、421、422に係入する。固定金具123、124を回転駆動すると、軸部の雄ねじが共締孔411、412、421、422の雌ねじに対して螺進する。これにより、前側から順番に駒部材122、固定金具121、及び引き出し体収納部4の三者が共締めされる。
両側各2本、合計で4本の固定金具123、124により、引き出し体収納部4がサイドフレーム12、13の他端12b、13bに取り付けられる。このとき、固定金具121及び取付部41、42は、駒部材122に覆われて外部から見えなくなっている。また、引き出し体収納部4の前面と駒部材122の前面とは、段差や隙間がなく連続している。引き出し体収納部4に引き出し体3を収納すると、引き出し体3の前板31は、引き出し体収納部4及び駒部材122を覆う。フット方向から見える引き出し体3の前板31の前面、引き出し体収納部4の前面、及び駒部材122の前面は、ケース共通デザインに統一されており、見た目が極めて良好になる。
この後、サイドフレーム12、13にフット側ボトムボード25が載置されて図12に示される状態となる。図12は、実施形態の収納装置付ベッド1において、引き出し体3を引き出してフット方向から見た部分拡大図であり、一部断面が示されている。図示されるように、フット側ボトムボード25の簀子木のうちの一番、フット側に位置するもの251は、駒部材122の上部によって係止されており、フット方向(図12では紙面手前向き方向)の移動が規制されている。なお、簀子木は、引き出し体収納部4の天板471の係合溝471aに係入しているが、係合溝471aの深さは必ずしも係止に十分でない場合も考えられる。このため、簀子木は、駒部材122によってFH方向で確実に係止される。
・作用効果
図14〜16を用いて引き出し体3が引き出し体収納部4に収納及び抜き出される際における動作を説明する。
図14は引き出し体3を床面Y上に載置した状態を示している。引き出し体3は前板31の下端に相当する保護部材312と滑り面324の中途に相当する床当接部323とで床面Yに接しており、先端部分322はそのときの引き出し体3の傾きより大きな傾きで切り欠かれているため、床面Yに接することが無い。従って、使用者が引き出し体3を床面Y上で移動させるときには保護部材312と床当接部323とで僅かに接するようにして床面Y上を滑らせることができ、移動に大きな力が必要無くなる。引き出し体を床面Y上を滑らせて引き出し体収納部4の開口部Dにまで至ると(図15)、先端部分322の先端322aの高さ(床面Yからの高さ)が、開口部Dの最下端に相当する補助桟4721の先端4721aの高さ(床面Yからの高さ)よりも高くなっている。従って、引き出し体3の先端部分322は引き出し体収納部4の開口部Dの補助桟4721に当接し、滑らかに引き出し体3は開口部D内に向けて持ち上がっていく。そのため、使用者は引き出し体3の先端を持ち上げたりしなくても引き出し体3を床面Yに沿って滑らせるだけで開口部D内に収納することができる。側板32、33の側面にも斜めに切り欠いた先端部分321が存在するため、開口部Dの側板473、474の当接部473a、474aの幅に丁度合うように引き出し体3の幅方向の位置を調節しなくても側板32及び33の先端部分321に設けた切欠きの厚み方向の大きさの和の幅だけ余裕が生じ、引き出し体3を開口部D内に収納する際に操作が容易になる。以上のように、上面から見たボトムボード21及び25の大きさが、フレーム12及び13やベッド収納装置3、4よりも大きなものであっても、引き出し体3の先端を引き出し体収納部4の開口部Dに厳密に合わせることなく、引き出し体3を収納することができる。そして、そのまま、引き出し体3を挿入していくと、最終的に引き出し体収納部4内に収納される(図16)。
次に、図16の状態から引き出し体3を抜き出す動作について説明する。引き出し体3を抜き出すときに引き出し体3全体を抜き出そうとする場合、抜き出しが完了する直前に引き出し体3の側板32、33の先端部分322が開口部Dの補助桟4721に到達する。すると、先端部分322と補助桟4721とは互いに対応・補完する傾斜をもつため、引き出し体T3を引き出すにつれて重力により先端部分322が下に降りていき滑らかに床面Yに着地させることができる。従って、引き出し体3を抜き出すときに床面Yへの引き出し体3の衝突により、大きな音が生じたり、床面Yを傷つけたりするおそれが低くなる。
なお、引き出し体3と引き出し体収納部4とについて切り欠きを設ける組み合わせ(引き出し体3のみ、引き出し体収納部4の当接部のみ、そして双方に設ける)は特に限定しない。また、当接部のうちの少なくとも一部について切り欠きを設けることで本発明の作用効果を発揮することができる。その他、実施形態に限定されず、変形が可能である。
1:収納ケース付きベッド
11:ヘッドフレーム 12、13:サイドフレーム
21:ヘッド側ボトムボード 25:フット側ボトムボード
3、4:ベッド収納装置 3:引き出し体 4:引き出し体収納部
6:マットレス
Y:床面

Claims (6)

  1. ベッド下部に設けられる引き出し式のベッド収納装置を備える収納装置付ベッドであって、
    前記ベッド収納装置は、
    自身の抜差し方向に略平行な外面である滑り面をもつ引き出し体と、前記引き出し体が先端から開口部を通して抜差し可能な引き出し体収納空間を区画し且つ前記開口部近傍で前記引き出し体の前記滑り面の少なくとも一部に当接して前記引き出し体の抜差しを案内する当接部をもつ引き出し体収納部とをもち、
    前記引き出し体の前記滑り面の一部であって前記引き出し体の抜差し方向の中途より前記先端に至る先端部分が前記先端に向けて前記当接部より漸次離れていくか、及び/又は、前記開口部の前記当接部のうち前記引き出し体が差し込まれる側からの一部が前記引き出し体の抜き方向に向かうに従い前記滑り面より漸次離れていくかの少なくとも一方であり、
    前記引き出し体は、略矩形の底板と、前記底板における前記開口部の前記水平方向両端に立設された一組の略矩形の側板と、前記底板の挿脱方向手前側に立設された略矩形の前板と、前記前板より挿脱方向奥側に立設された略矩形の後板とを組み合わせることにより上方向に開口した収納空間を区画する箱体をもち、
    前記滑り面は前記側板の下面を含み、
    前記当接部は前記側板の下面にも当接し、
    前記側板の先端部は前記後板よりも前記引き出し体の差し込み方向に突出する突出部であり、その下側が切り欠かれることで前記当接部より漸次離れていく収納装置付ベッド。
  2. ベッド下部に設けられる引き出し式のベッド収納装置を備える収納装置付ベッドであって、
    前記ベッド収納装置は、
    自身の抜差し方向に略平行な外面である滑り面をもつ引き出し体と、前記引き出し体が先端から開口部を通して抜差し可能な引き出し体収納空間を区画し且つ前記開口部近傍で前記引き出し体の前記滑り面の少なくとも一部に当接して前記引き出し体の抜差しを案内する当接部をもつ引き出し体収納部とをもち、
    前記引き出し体の前記滑り面の一部であって前記引き出し体の抜差し方向の中途より前記先端に至る先端部分が前記先端に向けて前記当接部より漸次離れていくか、及び/又は、前記開口部の前記当接部のうち前記引き出し体が差し込まれる側からの一部が前記引き出し体の抜き方向に向かうに従い前記滑り面より漸次離れていくかの少なくとも一方であり、
    前記引き出し体収納部の前記開口部に至るまでは、前記引き出し体は前記ベッドが配設された床面Y上を滑って移動し、
    前記床面Y上にある前記引き出し体の差し込み方向の先端部の最下端が前記開口部の開口の最下端よりも上にある収納装置付ベッド。
  3. ベッド下部に設けられる引き出し式のベッド収納装置を備える収納装置付ベッドであって、
    前記ベッド収納装置は、
    自身の抜差し方向に略平行な外面である滑り面をもつ引き出し体と、前記引き出し体が先端から開口部を通して抜差し可能な引き出し体収納空間を区画し且つ前記開口部近傍で前記引き出し体の前記滑り面の少なくとも一部に当接して前記引き出し体の抜差しを案内する当接部をもつ引き出し体収納部とをもち、
    前記引き出し体の前記滑り面の一部であって前記引き出し体の抜差し方向の中途より前記先端に至る先端部分が前記先端に向けて前記当接部より漸次離れていくか、及び/又は、前記開口部の前記当接部のうち前記引き出し体が差し込まれる側からの一部が前記引き出し体の抜き方向に向かうに従い前記滑り面より漸次離れていくかの少なくとも一方であり、
    前記引き出し体収納部の前記開口部よりも手前側に伸びるベッド天板を有する収納装置付ベッド。
  4. 前記前板は前記底板よりも下方向に突出し、
    前記前板の下端と前記中途とを結ぶ延長線よりも上側に前記突出部の先端がある請求項に記載の収納装置付ベッド。
  5. 前記引き出し体収納部の前記開口部に至るまでは、前記引き出し体は前記ベッドが配設された床面Y上を滑って移動し、
    前記床面Y上にある前記引き出し体の差し込み方向の先端部の最下端が前記開口部の開口の最下端よりも上にある請求項1又は4に記載の収納装置付ベッド。
  6. 前記引き出し収納部の前記開口部よりも手前側に伸びるベッド天板を有する請求項1、2、4及び5のうちの何れか1項に記載の収納装置付ベッド。
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