JP5999358B2 - 卓上切断機 - Google Patents

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Description

本発明は、ベース部上の被切断材を回転する切断工具で切断する卓上切断機に関するものである。
この種の卓上切断機としては、ベース部と、丸鋸等の切断工具を回転駆動する電動機を有する切断部と、切断部を揺動可能に支持する切断部支持機構とを備えていて、切断工具を回転駆動している切断部を操作者が手動で下降操作してベース部上に載置された被切断材を切断するもので、電源として商用電源(AC100V)を利用する構成が一般的である。
一方、下記特許文献1及び特許文献2には、商用電源の無いところで使用可能な電池駆動式卓上切断機が開示され、また特許文献3には商用電源と直流電源(電池電源)のどちらでも駆動可能な卓上切断機が開示されている。
特許4164417号公報 特許4021029号公報 特開2011−167830号公報
特許文献1及び特許文献2は電池駆動のみであるため、作業量が限られるきらいがあると共に、電池の容量がなくなった際に、電池を充電するための充電器が必要となるものであった。特許文献3は商用電源による駆動と電池による駆動が可能であるが、商用電源コードが電動機及び切断工具のある切断部に接続されているため、切断工具で被切断材を切断する際に切断部を揺動させると、商用電源コードが移動することになる。このため、商用電源コードの引き回しに配慮が必要となる。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、商用電源による駆動と電池による駆動が可能、あるいは充電機能を有すると共に電池による駆動が可能で、しかも商用電源コードが使用時に移動することが無く作業性が良好な卓上切断機を提供することにある。
本発明の第1の態様は卓上切断機である。この卓上切断機は、ベース部と、切断工具を回転駆動する電動機を有していて、前記ベース部に対して移動自在に支持される切断部と、前記ベース部に設けられる制御回路と、前記制御回路に接続され、前記ベース部から引き出される商用電源コードと、前記切断部に設けられていて前記電動機に電力を供給するメイン電池とを備え、前記制御回路は前記電動機を制御することを特徴とする。
本発明の第2の態様は卓上切断機である。この卓上切断機は、ベース部と、切断工具を回転駆動する電動機を有していて、前記ベース部に対して移動自在に支持される切断部と、前記ベース部に設けられる制御回路及び充電回路と、前記制御回路に接続され、前記ベース部から引き出される商用電源コードと、前記切断部に設けられていて前記電動機に電力を供給するメイン電池とを備え、前記充電回路は前記メイン電池を充電するものであり、前記制御回路は前記電動機及び前記メイン電池を制御することを特徴とする。
前記第2の態様において、前記充電回路は前記電動機が通電されていないときのみ前記メイン電池を充電可能であるとよい。この場合、前記充電回路は前記電動機の通電がオフになった時点から所定時間は前記メイン電池を充電しない構成であるとよい。
前記第2の態様において、前記充電回路は前記メイン電池の電池電圧が所定電圧以下になったときに前記メイン電池を充電する構成であるとよい。
前記第2の態様において、前記ベース部にサブ電池が設けられており、前記充電回路により充電可能であるとよい。
前記第1又は第2の態様において、前記メイン電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段及び表示部を備え、前記表示部は前記電池電圧が所定電圧以下になったときに充電を促す表示を行う構成であるとよい。
前記第2の態様において、前記メイン電池及び前記サブ電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段及び表示部を備え、前記表示部は前記電池電圧が所定電圧以下になったときに充電を促す表示を行う構成であるとよい。
前記第1又は第2の態様において、前記電池電圧検出手段及び前記表示部を備える場合、前記電池電圧検出手段及び前記表示部が前記切断部に設けられていてもよいし、あるいは前記表示部が前記ベース部に設けられていてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る卓上切断機によれば、商用電源による駆動と電池による駆動が可能であり、しかも商用電源コードが切断作業時に移動することが無いので、作業性の向上を図ることができる。
本発明に係る卓上切断機の第1の実施の形態を示す側面図。 同正面図。 ベース部からサブ電池を取り除いた状態を示す図1の正面図。 第1の実施の形態における切断動作時の側面図。 第1の実施の形態において切断部を手前に引き出した状態の側面図。 第1の実施の形態の回路図。 本発明に係る卓上切断機の第2の実施の形態を示す回路図。 第2の実施の形態におけるメイン電池及びサブ電池充電のフローチャート。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本発明に係る卓上切断機としての卓上丸鋸の第1の実施の形態を図1乃至図6を用いて以下説明する。なお、以下の説明における上下方向及び前後方向を図1のように定義する。
これらの図において、卓上丸鋸は、被切断材50を載置可能なベース部1と、切断工具としての丸鋸刃20を回転駆動する電動機21を有する切断部10と、切断部10をベース部1の上下方向に揺動自在で、ベース部1に平行に摺動自在に支持するとともに、丸鋸刃20の回転面(側面)をベース部1の上面に対して傾動自在に支持する切断部支持機構30とを備えている。
ベース部1は床面、テーブル面等に載置可能な構造であり、ベース部1には、ベース部1上面とほぼ面一となる上面を有するターンテーブル2が埋設され、かつターンテーブル2はその上面に直交する回動軸を介して回動自在にベース部1と連結されている。作業時には、ベース部1及びターンテーブル2に被切断材50が載置可能となっている。
切断部支持機構30の構造は後述するが、切断部支持機構30はターンテーブル2に取り付けられており、ターンテーブル2を回動させると、これと一体となって切断部支持機構30及び切断部10も回動する(つまりベース部1に対する向きが変化する)。
ベース部1にはフェンス3が設けられており、被切断材50を切断加工する際にはフェンス3に被切断材50の一面を当接させた状態で切断作業を行うことにより、安定した切断作業を行うことができるようにしている。ターンテーブル2をベース部1に対して回動させると、ターンテーブル2と一体となって回動する切断部10のフェンス3に対する位置が変化し、これによって、フェンス3と丸鋸刃20の回転面(側面)との角度が変化することとなり、フェンス3に当接された被切断材50を様々な角度で切断加工を行うことができる。
切断部支持機構30は、ターンテーブル2の後方側(図1に示す左側)端部付近においてターンテーブル2上面とほぼ平行に支持された傾動軸4と、傾動軸4を介してターンテーブル2に対して傾動自在(ターンテーブル上面に垂直な立設状態からその上面に対して所定角度を成すように左右に傾斜した状態に姿勢を調整可能)に取り付けらけるホルダ5と、ホルダ5で前記ターンテーブル上面に平行に固定支持された少なくとも2本のガイドバー7と、ガイドバー7に対して摺動自在に設けられるスライダ8と、スライダ8に切断部10を揺動自在に連結するヒンジ9とを具備している。
ホルダ5を所定の傾斜角度に固定するために、ホルダ5の後方において、ターンテーブル2の後端からは傾動軸4を中心とする円弧状の長穴51aが形成されたブラケット51が立設され、クランプレバー52の軸部52aが長穴51aを貫通してホルダ5に螺合するようになっている。クランプレバー52の締め付け操作により、ターンテーブル上面に対してホルダ5を任意の傾斜角度に固定できる。ホルダ5の傾斜角度を固定することにより、丸鋸刃20も同様な傾斜角度に固定され、いわゆる傾斜切りが可能となる。
切断部10は、電動機21の回転を回転伝達機構を介して丸鋸刃20が固定される回転軸22に伝達するものあり、電動機21及び回転伝達機構を収納する切断部ケース11を有し、切断部ケース11と一体に丸鋸刃20の上部を覆う主カバー12が形成されている。
切断部ケース11の後端部はスライダ8にヒンジ9を介して回転自在に連結されており、ベース部1に対し近接及び遠ざかる方向に揺動自在に取り付けられる。ヒンジ9の周りに設けられたバネ(図示せず)により、切断部ケース11は上方に持ち上げる向きに付勢されている。従って、切断部ケース11の上部に設けられた操作ハンドル14に下向きの操作力を加えない限り、切断部10はヒンジ9の周囲に設けられたストッパ(具体的な説明は省略する)により上死点(図1の状態)に位置規制されている。操作ハンドル14には電動機21の回転、停止を制御するためのトリガスイッチSW1が設けられている。
切断部10は、主カバー12で覆われない丸鋸刃20の部分を覆う保護カバー16を有する。保護カバー16は主カバー12の内側に沿って回転移動するように支持されている。切断部10の回転軸22が上死点にあるとき、操作ハンドル14を下死点に向けて押し下げると、図示しないリンク機構により保護カバー16は図1の矢印Lのように左回りに回動して丸鋸刃20を露出させて図4のように被切断材50を切断可能な状態とする。
なお、切断部ケース11には操作ハンドル14とは別に、卓上丸鋸全体を運搬するための運搬用ハンドル15が設けられている。この運搬用ハンドル15は、図4のように切断部10を下方に揺動させた状態でベース部1及びターンテーブル2の上面と略平行になるようになっている。
図6に示すように、電動機21の電源としては交流商用電源と電池電源の両方を使用可能な構成であり、電動機21を内蔵する切断部10にメイン電池40が設けられており、またベース部1にはサブ電池41が配置されるとともに、メイン電池40とサブ電池41の両者を充電可能な充電回路42、及び制御回路43が設けられる。メイン電池40の直流電力はトリガスイッチSW1を介して電動機21に供給される。充電回路42及び制御回路43に電気的に接続された商用電源コード45はベース部1から引き出されて商用電源(AC100V)に接続されるようになっている。なお、ベース部1と切断部10との間は、ケーブル48で電気的に接続されている。また、メイン電池40は切断部10に対して着脱自在であり、サブ電池41もベース部1に対して着脱自在である。メイン電池40及びメイン電池40を受ける切断部10には、図示しないレール構造が用いられており、図1に示す前方側から後方側にスライドさせ、メイン電池40の着脱ができる構造となっている。
制御回路43には商用電源コード45を介してAC100Vが印加されるとともに、メイン電池40及びサブ電池41の電池電圧が印加されている。制御回路43自体の電源供給は、メイン電池40又はサブ電池41のいずれか一方から行われる(例えば、ベース部1や切断部10に装着されている電池のうち所定電圧より高い電池電圧の電池から電力供給を受ける)。また、制御回路43は電池電圧検出手段を内蔵していて、各電池40,41の電池電圧を検出可能であり、制御回路43は、前記電池電圧が前記所定電圧以下になったときに表示部44を駆動して、表示部44に充電を促す表示を行わせる。これと同時に、電池電圧検出結果(つまり、どの電池の充電が必要かどうかの情報)を充電回路42に出力する。制御回路43に制御される表示部44は例えば切断部10に設けられる。
充電回路42は、商用電源コード45を介してAC100Vの供給を受けている状態において、メイン電池40及びサブ電池41を充電するための直流電力を各電池40,41に出力するものであり、制御回路43の電池電圧検出結果を受けて電池電圧が前記所定電圧以下となった電池を充電する。また、充電回路42の直流電力はトリガスイッチSW1を介して電動機21にも供給可能となっているため、メイン電池40及びサブ電池41が装着されていない状態では電動機21を直接駆動することも可能である。
以上の第1の実施の形態において、メイン電池40及びサブ電池41が装着されておらず、商用電源コード45が商用電源コンセントに差し込まれている状態では、トリガスイッチSW1をオン(ON)にすると充電回路42の直流電力が直接電動機21に供給され、電動機1は丸鋸刃20を回転駆動する。この結果、図4のように操作ハンドル14を下死点に向けて押し下げていくことにより、被切断材50を切断可能である。このとき、図5のように、切断部10が揺動自在に取り付けられたスライダ8をガイドバー7に沿って摺動させることで幅の広い被切断材50も切断可能である。
逆に、商用電源は使用できないが、メイン電池40及びサブ電池41の一方もしくは両方が装着されている場合、トリガスイッチSW1がオンとなったときに、制御回路43は前記所定電圧よりも高い電池電圧の電池を選択して電動機21に電力供給を行う。メイン電池40及びサブ電池41の両方が前記所定電圧よりも高い電池電圧を示す場合、メイン電池40の使用を優先する。サブ電池41からの電力供給は、サブ電池41を充電回路42内のスイッチ回路を介して電動機21に接続することで行う(但し、メイン電池40も装着されているときは、メイン電池40にサブ電池41が並列接続された状態で電力供給を行う)。また、表示部44は装着されている電池の電池電圧が所定電圧以下になったときに充電を促す表示(つまり、充電が必要な電池の表示)を行う。
メイン電池40及びサブ電池41の一方もしくは両方が装着されていて、かつ商用電源コード45が商用電源コンセントに差し込まれている状態では、装着されている電池について満充電になるまで充電を行う。このとき、前記所定電圧以下の電池電圧を示す電池の充電を優先する。トリガスイッチSW1がオンとなったときの動作は、上記電池駆動の場合と同じである。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 切断部10にメイン電池40を設け、ベース部1に充電回路42及び制御回路43を設けることで、商用電源コード45をベース部1から引き出す構成としている。ベース部1は使用時に固定であることから、商用電源コード45が切断作業時に移動することが無いので、作業性の向上を図ることができる。つまり、切断部10の揺動や摺動動作に伴って商用電源コード45が引っ張られて商用電源コンセントから抜ける等の不都合が無くなる。また、商用電源コード45が抵抗となり、切断部10の揺動や摺動動作を行いにくくしてしまうことがない。
(2) 充電回路42を設けることで、メイン電池40やサブ電池41の充電が可能である。このとき、制御回路43が電池電圧検出手段を有しているので、電池電圧が所定値以下(つまり残量が所定値以下)になった電池から優先的に充電を行うことができる。電池電圧が所定値以下(つまり残量が所定値以下)になった電池のみを充電する構成とする場合、電池の充放電サイクルを抑えて電池の長寿命化を図ることができる。
(3) 制御回路43は電池電圧検出手段による検出結果を表示部44に出力して、表示部44で表示させることが可能である。例えば、メイン電池40、サブ電池41の電池電圧を電池電圧検出手段で検出することで、表示部44は電池電圧が前記所定電圧以下の電池の充電を促す表示を行う。
なお、表示部44及び制御回路43への電力供給が、装着されたメイン電池40、サブ電池41のうち所定電圧より高い電池電圧の電池から行われるようにしていることで、例えばメイン電池40の電圧が低下している場合には、表示部44及び制御回路43への電力供給がサブ電池41によって行われ、メイン電池40が過放電状態になってしまうことを抑制することができる。
図7及び図8で本発明の第2の実施の形態を説明する。この場合、機械的な構造は第1の実施の形態と同様であるが、電気的な構成が異なる。図7において、電動機21を内蔵する切断部10にメイン電池40が設けられており、またベース部1にはサブ電池41が配置されるとともに、メイン電池40とサブ電池41の両者を充電可能な充電回路42、及び制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aが設けられる。制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aにより制御される表示部44は切断部10に設けられる。メイン電池40の直流電力はトリガスイッチSW1(図1等に図示)を含むスイッチ回路47を介して電動機21に供給される。スイッチ回路47のオン、オフ(ON/OFF)情報(電動機21に通電中か否かの情報)は充電回路42及び制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aに出力される。
この場合、充電回路42は電動機21が回転していないときのみ(非通電状態のときのみ)メイン電池40を充電する。電動機21が回転していないときのみ充電する制御は、制御回路を含むAC/DCコンバータ43A側で行っても良いし、充電回路42自体にそのような制御機構を持たせてもよい。電動機21が回転していないときのみメイン電池40を充電する理由は、電動機21の通電中は電池電圧の変動が大きくなり、満充電であるか、あるいは前記所定電圧以下であるかの判断が不正確になるからである。
また、充電回路42は電動機21の通電がオフになった時点から所定時間(例えば5分以上の時間)はメイン電池40を充電しない。この制御は、制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aが有するタイマー機能を利用して充電回路42を制御することで行うことができる。電動機21の通電がオフになった時点から所定時間は充電しない理由は、切断作業中は電動機21のオン、オフを短時間に繰り返すことが多いため、メイン電池40の充放電が短時間に繰り返されることを回避するためである。これにより、電池の充放電サイクルを抑え、電池の長寿命化を図ることができる。
図8は第2の実施の形態におけるメイン電池40及びサブ電池41の充電動作の1例を示すフローチャートである。AC電源がオンとなると、ステップS1でベース部1に対してサブ電池が装着されているかどうかを判定し、サブ電池装着済み(YES)であればステップS2でサブ電池満充電かどうかを判定し、満充電でないとき(NOのとき)、ステップS3において充電回路42によってサブ電池41の充電を行う。
ステップS1でNO又はステップS2でYESの場合、ステップS4以降のメイン電池40の充電動作に移行する。ステップS4では切断部10に対してメイン電池が装着されているかどうかを判定し、メイン電池未装着(NO)であればステップS1に戻る。ステップS4の判定がYESであればステップS5でモータ(電動機21)駆動中かどうか判定する。ステップS5の判定がモータ駆動中(YES)であればステップS1に戻る。電動機21の通電がオフであればステップS5の判定はNOとなり、ステップS6に進みモータ駆動停止から所定時間が経過したかどうかを判定する。ステップS6の判定が所定時間未経過(NO)であればステップS1に戻る。ステップS6の判定がYESの場合、ステップS7でメイン電池が満充電状態かどうか判定する。メイン電池が満充電(YES)の場合はステップS1に戻る。メイン電池40が満充電ではない場合、ステップS7の判定はNOとなり、ステップS8でメイン電池40が所定残量以下(換言すれば所定電圧以下)かどうか判定する。所定残量以下ではない場合(NOの場合)、ステップS1に戻る。ステップS8でYESの場合、ステップS9でメイン電池40の充電を行う。そして、ステップS10でメイン電池満充電かどうか判定する。メイン電池満充電(YES)の場合はステップS1に戻る。メイン電池40が満充電ではない場合、ステップS10の判定はNOとなり、ステップS11でモータ駆動操作の有無を判定する。モータ駆動操作有りの場合(YESの場合)、ステップS12のメイン電池充電停止を経てステップS1に戻る。モータ駆動操作無しの場合はステップS9に戻って充電を継続する。
第2の実施の形態の場合、充電回路42及び制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aは、スイッチ回路47から出力された電動機21の通電情報を利用することでメイン電池40の充電をよりいっそう適切に行うことが可能である。すなわち、電動機21が駆動されていないとき(回転していないとき)のみメイン電池40を充電することで、電動機通電に起因する電池電圧の変動で、満充電であるか、あるいは前記所定電圧以下であるかの判断が不正確になることを回避できる。また、電動機21の駆動停止(通電オフ)から所定時間は充電しないことで、切断作業中の電動機21のオン、オフの繰り返しに起因するメイン電池40の小刻みな充電が行われることを防止できる。
さらに、制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aを備えることで、メイン電池40及びサブ電池41の両方が装着されていない場合でも、制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aから電動機21に充分な直流電力供給が可能であり、電動機21の速度制御も可能となる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
各実施の形態では、表示部44を切断部10に設けた場合を例示したが、表示部44をベース部1に設けてもよい。この場合、制御回路43又は制御回路を含むAC/DCコンバータ43Aと表示部44とを電気的に接続するコードをベース部1から切断部10に設ける必要がなく、より切断部10の揺動及び摺動動作が行いやすくなる。また、各電池40,41に対応させて電池保護回路を設けるとよい。
各実施の形態では、商用電源が接続されている時に、商用電源から電動機21に電力が供給され、電動機21が駆動可能である構成を例示したが、電池から電動機21への電力供給のみが可能な構成で、商用電源はメイン電池40やサブ電池41の充電にのみ電力供給が可能な構成であっても良い。このような構成とした場合には、商用電源の電力で電動機21を駆動可能にするために、AC/DCコンバータを設ける必要や、電動機21自体をAC、DC電源の両方で駆動可能な構成にする必要がなく、安価な構成とすることができる。
各実施の形態では、メイン電池40に加えてサブ電池41が着脱可能な構成としたが、メイン電池41のみを有する構成や、ベース部1に装着されるサブ電池41は充電のみが可能で電動機21への電力供給ができない構成であっても良い。サブ電池41を充電するための充電機能をベース部1に設け、この充電のための電力供給を行うために商用電源とベース部1間にコードが接続された構成とした場合には、切断部10に着脱されるメイン電池40と電動機21とを電気的に接続するのみで良いため、切断部10の揺動及び摺動動作をより行いやすくなる。この場合、メイン電池40が放電したら、充電済みのサブ電池41をメイン電池40の代わりに切断部40に装着する。
図1〜図5に示す実施の形態では、メイン電池40が前方側から後方側にスライドすることで着脱する構造としたが、メイン電池40のスライド方向は、どのような方向でも良いものである。しかし、図1〜図5に示す実施の形態のように、切断部21を揺動、摺動させる際に、作業者が把持する操作ハンドル14の近辺に設けるほうが操作性が良い。また、図2、図3の実施の形態では、メイン電池40を丸鋸刃20に近接する位置に配置することで、比較的重量物であるメイン電池40の重量によって切断部10を斜めに傾けるモーメントがかかりにくく上下動し易い構成としており、このために前方側から見て操作ハンドル14とメイン電池40がオーバーラップする構成としており、このような構成とすることが望ましい。
各実施の形態において、切断工具として丸鋸刃を例示したが、切断工具として回転砥石を用いる卓上切断機にも本発明は適用できる。
1 ベース部
2 ターンテーブル
4 傾動軸
5 ホルダ
7 ガイドバー
8 スライダ
9 ヒンジ
10 切断部
11 切断部ケース
12 主カバー
14 操作ハンドル
16 保護カバー
20 丸鋸刃
21 電動機
22 回転軸
30 切断部支持機構
40 メイン電池
41 サブ電池
42 充電回路
43 制御回路
43A 制御回路を含むAC/DCコンバータ
44 表示部
45 商用電源コード
47 スイッチ回路
50 被切断材
SW1 トリガスイッチ

Claims (10)

  1. ベース部と、
    切断工具を回転駆動する電動機を有していて、前記ベース部に対して移動自在に支持される切断部と、
    前記ベース部に設けられる制御回路と、
    前記制御回路に接続され、前記ベース部から引き出される商用電源コードと、
    前記切断部に設けられていて前記電動機に電力を供給するメイン電池とを備え、
    前記制御回路は前記電動機を制御することを特徴とする卓上切断機。
  2. ベース部と、
    切断工具を回転駆動する電動機を有していて、前記ベース部に対して移動自在に支持される切断部と、
    前記ベース部に設けられる制御回路及び充電回路と、
    前記制御回路に接続され、前記ベース部から引き出される商用電源コードと、
    前記切断部に設けられていて前記電動機に電力を供給するメイン電池とを備え、
    前記充電回路は前記メイン電池を充電するものであり、
    前記制御回路は前記電動機及び前記メイン電池を制御することを特徴とする卓上切断機。
  3. 前記充電回路は前記電動機に通電されていないときのみ前記メイン電池を充電可能であることを特徴とする請求項2に記載の卓上切断機。
  4. 前記充電回路は前記電動機の通電がオフになった時点から所定時間は前記メイン電池を充電しないことを特徴とする請求項3に記載の卓上切断機。
  5. 前記充電回路は前記メイン電池の電池電圧が所定電圧以下になったときに前記メイン電池を充電することを特徴とする請求項2に記載の卓上切断機。
  6. 前記ベース部にサブ電池が設けられており、前記充電回路により充電可能であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  7. 前記メイン電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段及び表示部を備え、前記表示部は前記電池電圧が所定電圧以下になったときに充電を促す表示を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  8. 前記メイン電池及び前記サブ電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段及び表示部を備え、前記表示部は前記電池電圧が所定電圧以下になったときに充電を促す表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の卓上切断機。
  9. 前記電池電圧検出手段及び前記表示部が前記切断部に設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の卓上切断機。
  10. 前記表示部が前記ベース部に設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の卓上切断機。
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