JP5999327B2 - 画像読取装置並びに画像形成装置 - Google Patents

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本願発明は、スキャナー部と自動原稿搬送部とを有する画像読取装置並びにこれを備えた画像形成装置に関するものである。画像形成装置には、複写機、プリンター、ファクシミリ及びこれらの機能を複合的に備えた複合機等の各種のものが含まれる。
原稿の画像を光学的に読み取る画像読取装置としては、載置読取面であるプラテンガラス上に載置した原稿の画像を読み取るプラテンセット方式と、搬送途中の原稿の画像を搬送読取面であるスリットガラス上で読み取るシートスルー方式とがあり、それぞれ単独で用いたり又は併用したりしている。シートスルー方式の画像読取装置は、画像読み取り用の機構ではなく原稿自体を動かしながらその画像を読み取るため、プラテンセット方式に比べて画像読取速度を高速化できる利点がある。
その反面、シートスルー方式の画像読取装置では、ローラを用いて原稿を搬送するため、スリットガラス上に到達するまでに原稿が搬送方向に対して傾斜する斜行(スキュー)の問題を避けて通れない。当該斜行量は、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部(ADF)の個体に依存する傾向にあることが知られている。そこで従来は、例えば製造ラインにおいて、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部上に自動原稿搬送部を組み付けるにあたり、自動原稿搬送部での斜行量に相当する分だけ、自動原稿搬送部をスキャナー部に対して水平方向に傾けておくことによって、斜行の影響を相殺していた。
特開2008−294559号公報
しかし、前記従来の構成では、自動原稿搬送部での斜行量に相当する分だけ、自動原稿搬送部をスキャナー部に対して水平方向に傾けるため、スリットガラス上から搬送方向下流側の下流搬送ローラ対の間を原稿が通過するにあたり、原稿にねじれが生じて、原稿のうちスリットガラス上の部分の搬送速度が部分的に変わり色ずれを発生させるという問題があった。
すなわち、スリットガラスと下流搬送ローラ対との間には、搬送途中の原稿を下流搬送ローラ対に向けて案内するすくい上げガイドを設けている。当該すくい上げガイドは自動原稿搬送部側ではなくスキャナー部側にあるから、スリットガラス上を通過した原稿の先端側は、すくい上げガイドに対して平面視で傾いて突き当たることになり、原稿における先端コーナ部のいずれか一方が先に下流搬送ローラ対に到達して、原稿にねじれが生ずる。そして、スリットガラスの搬送上流側にある上流搬送ローラ対から、前記一方の先端コーナ部の対角線上にある他方の後端コーナ部が通り抜けたときに、原稿のねじれが解放されて原稿がバタつく。その結果、原稿のうちスリットガラス上の部分の搬送速度がバタつきによって部分的に変わり、色ずれを発生させるのである。かかる現象は、自動原稿搬送部の剛性が比較的低めの場合にローラ平行度の精度確保が難しくて、顕著に見られるものと解される。
この点を解消する方策としては、特許文献1に開示されるように、原稿の画像を読み取って取得した画像データを記憶部に一時的に記憶させ、記憶された画像データに基づき、搬送途中の原稿の斜行量(斜行角度)を検出し、当該検出結果に応じて画像データの傾斜を補正し印刷処理することが挙げられる。
しかし、特許文献1の構成では、画像データの斜行量を検出する検出センサや、画像データを記憶させる大容量の記憶部などが必要になるため、製造コストを抑制するのが難しいという問題があった。また、原稿の斜行量に応じて画像データの傾斜を補正するため、処理時間の短縮化も難しいのであった。
本願発明は、上記のような現状を検討して改善を施した画像読取装置並びに画像形成装置を提供することを技術的課題としている。
請求項1の発明は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部とを備えている画像読取装置であって、前記スキャナー部は、前記自動原稿搬送部にて搬送読取面上に搬送される原稿に光を照射して前記搬送読取面上に搬送される原稿より反射された反射光の進行方向を変更する第1走査光学部と、前記第1走査光学部を経由した反射光の進行方向を変更する第2走査光学部とにより構成される走査光学系と、前記走査光学系を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材とを備えており、前記スキャナー部は、前記搬送読取面と、原稿を載置する載置読取面とを備えていると共に、前記搬送読取面と前記載置読取面とに跨って副走査方向に延びる一対の案内支持レールを備えており、前記走査光学系は、前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能に構成されており、前記搬送読取面の下方では、副走査方向に隣り合う前記案内支持レールとは別体であって、前記搬送読取面に対する高さ位置を調節可能な調節支持レールによって、前記第2走査光学部の主走査方向両端部のうち少なくとも一方を支持しており、且つ前記案内支持レールから前記走査光学系の主走査方向端部を受け継ぐように、前記調節支持レールを配置しているというものである。
求項の発明は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部とを備えている画像読取装置であって、前記スキャナー部は、前記自動原稿搬送部にて搬送読取面上に搬送される原稿に光を照射してその反射光の進行方向を変更する走査光学系と、前記走査光学系を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材と、前記搬送読取面と、原稿を載置する載置読取面とを備えていると共に、前記搬送読取面と前記載置読取面とに跨って副走査方向に延びる一対の案内支持レールを備えており、前記走査光学系は、前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能に構成されており、前記搬送読取面の下方では、副走査方向に隣り合う前記案内支持レールとは別体であって、前記搬送読取面に対する高さ位置を調節可能な調節支持レールによって、前記走査光学系の主走査方向両端部のうち少なくとも一方を支持しており、且つ前記案内支持レールから前記走査光学系の主走査方向端部を受け継ぐように、前記調節支持レールを配置しているというものである。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記搬送読取面の下方において、副走査方向に隣り合う前記案内支持レールと前記調節支持レールとの両者間には、前記両者間の段差を小さくする弾性シートを設けているというものである。
請求項の発明は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部とを備えている画像読取装置であって、前記スキャナー部は、前記自動原稿搬送部にて搬送読取面上に搬送される原稿に光を照射して前記搬送読取面上に搬送される原稿より反射された反射光の進行方向を変更する第1走査光学部と、前記第1走査光学部を経由した反射光の進行方向を変更する第2走査光学部とにより構成される走査光学系と、前記走査光学系を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材とを備えており、前記スキャナー部は、前記搬送読取面と、原稿を載置する載置読取面とを備えていると共に、前記スキャナー部の内壁には、前記搬送読取面と前記載置読取面とに跨って副走査方向に延び、主走査方向の両端部に配置される一対の案内支持レールを備えており、前記第1走査光学系は、前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能で且つ光源を有する第1スライダーであり前記第2走査光学系は、前記第1スライダーと連動して前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能な第2スライダーであり、前記一対の案内支持レールは、前記第1スライダーの主走査方向端部を支持する上レール部と、前記第2スライダーの主走査方向端部を支持する下レール部とにより構成されており、前記搬送読取面の下方において、前記搬送読取面に対する高さ位置を調節可能な調節支持レールによって、前記第2走査光学部の主走査方向両端部のうち少なくとも一方を支持しており、前記調節支持レールは、前記一対の案内支持レールのうち、少なくとも一方の案内支持レールの前記下レール部と副走査方向に隣り合うように位置しているというものである。
請求項の発明は、請求項に記載の画像読取装置において、前記搬送読取面の下方において、前記一対の案内支持レールのうち、少なくとも一方の前記下レール部と副走査方向に隣り合う前記調節支持レールとの間を前記第2スライダーの主走査方向端部が通過するときは、前記第2スライダーの移動速度を、前記載置読取面の下方を移動するときよりも低速に設定しているというものである。
請求項の発明は画像形成装置に係り、請求項1〜のうちいずれかに記載の画像読取装置を備えているというものである。
本願の請求項に記載された発明によると、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部とを備えている画像読取装置であって、前記スキャナー部は、前記自動原稿搬送部にて搬送読取面上に搬送される原稿に光を照射してその反射光の進行方向を変更する走査光学系と、前記走査光学系を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材とを備えており、前記搬送読取面に対する高さ位置を調節可能な調節支持レールによって、前記走査光学系の主走査方向両端部のうち少なくとも一方を支持しているから、前記調節支持レールを高さ位置調節して、前記走査光学系自体を前記搬送読取面に対して傾斜させる(前記走査光学系の平行度を変化させる)ことによって、前記自動原稿搬送部での斜行の影響をなくせる(前記自動原稿搬送部の斜行調整を行える)。また、前記自動原稿搬送部での斜行量に相当する分だけ、前記自動原稿搬送部を前記スキャナー部に対して水平方向に傾けて取り付ける必要がないから、このような取り付け構造に起因した色ずれの問題も確実に回避できる。従って、前記自動原稿搬送部の斜行調整を簡単な構造で行える画像読取装置を安価に製造できるという効果を奏する。
特に請求項1又は2の発明や請求項の発明を採用すると、シートスルー方式とプラテンセット方式とを併用する画像読取装置において、プラテンセット方式で原稿の画像を読み取る場合(前記載置読取面上に載置した原稿の画像を読み取る場合)に影響を与えることなく、前記走査光学系(又はこれを構成する前記第2スライダー)の平行度を変化させて、前記自動原稿搬送部の斜行調整のみを実行できる。更に、請求項の発明の場合は、前記光源を有する前記第1スライダーは傾斜させないので、シートスルー方式とプラテンセット方式とで、画像データの読取濃度に違いが生ずるおそれもない。
画像読取機能を有する画像形成装置の外観斜視図である。 画像読取装置の内部構造を示す概略側面断面図である。 走査光学系の支持構造を示す副走査方向視の概略説明図である。 調節支持レールを説明する拡大斜視図である。 調節支持レールを説明する拡大側面図である。 光路長変化による斜行調整原理を示す概略説明図である。 画像読取装置の機能ブロック図である。 走行ユニットの低速制御を示すフローチャートである。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で用いる特定の方向や位置を示す用語(例えば「左右」「上下」等)は、あくまで説明の便宜のためのものに過ぎず、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。第1実施形態の画像読取装置4は、画像形成装置の一例としての複合機1(以下、MFPという)に搭載されている。
図1に示すMFP1は、コピー機能、スキャナー機能、プリンター機能、ファックス機能といった多くの機能を有するものであり、例えばLANや電話回線といったネットワーク(通信網)を介してのデータ送受信が可能になっている。すなわちMFP1は、原稿から読み取った画像データをネットワーク経由で他のコンピュータに出力したり、ネットワーク経由で他のコンピュータから画像データを入力し、当該画像データに基づく印刷を実行したり、FAXデータの送受信をしたりできるものである。
MFP1における装置本体1aの上部に、スキャナー部2及び自動原稿搬送部3(以下、ADFという)からなる画像読取装置4が設けられている。画像読取装置4は、スキャナー部2とADF3とを同期して作動させ、ADF3にセットされた原稿1枚ずつから画像を光学的に読み取ることにより、画像データを取得するように構成されている。すなわち、ADF3はスキャナー部2に向けて原稿を1枚ずつ搬送し、スキャナー部2は、原稿が所定の読取位置を通過する際に画像を読み取って、画像データを取得するように構成されている。
装置本体1aの下部には、記録材を収容する給紙部6が設けられている。装置本体1aのうち画像読取装置4と給紙部6との間には、記録材上にトナー画像を印刷する画像形成部5が設けられている。給紙部6は記録材を1枚ずつ画像形成部5に供給し、画像形成部5は、画像読取装置4やネットワーク経由で取得された画像データに基づき、記録材上にトナー画像を印刷するように構成されている。装置本体1aのうち画像読取装置4と画像形成部5との間にある凹みスペースは排紙貯留部7になっている。画像形成部5によってトナー画像が印刷された記録材は排紙貯留部7に排出される。
装置本体1aの正面側(前面側)には、複数のキー(ボタン)を有する操作パネル8が設けられている。ユーザは、操作パネル8の表示画面等を見ながらキー操作をすることによって、MFP1の各種機能の中から選択した機能について設定操作をしたり、MFP1に作業実行を指示したりできる。
次に、主として図2を参照しながら画像読取装置4の構造について説明する。ADF3は、複数枚の原稿Mが積載(セット)される給紙トレイ31を備えている。給紙トレイ31に積載された原稿Mは、ピックアップローラ32及び給紙ローラ対33にて、最上層のものから1枚ずつ原稿搬送路30に送り出され、中間ローラ対34を介して斜行補正ローラとしてのレジストローラ対35に搬送される。レジストローラ対35は、搬送されてきた1枚の原稿Mを所定の姿勢にすると共に、所定のタイミングで第1搬送ローラ対36に向けて搬送するように構成されている。そして、第1搬送ローラ対36によって、原稿Mがスキャナー部2の搬送読取面であるスリットガラス21上に搬送される。スリットガラス21は、原稿搬送方向と直交する主走査方向Xに長い細幅長板状に形成され且つ透明なものである。
スリットガラス21上を原稿Mが通過するに際して、スリットガラス21の下方に位置する走査光学系としての第1原稿読取手段22が、原稿Mにおける下向きの第1面(表面)の画像を読み取る。原稿搬送路30のうちスリットガラス21上より搬送下流側には、第2搬送ローラ対37、第2原稿読取手段38、第3搬送ローラ対39及び排紙ローラ40が配置されている。スリットガラス21上を通過した原稿Mは、第2搬送ローラ対37にて第2原稿読取手段38の直下に送られ、第2原稿読取手段38が、通過中の原稿Mにおける上向きの第2面(裏面)の画像を読み取る。第2原稿読取手段38の直下を通過した原稿Mは、第3搬送ローラ対39及び排紙ローラ40にて、給紙トレイ31の下方に位置する排紙トレイ41上に排出される。
図2から明らかなように、ADF3内の原稿搬送路30は、給紙トレイ31から、ピックアップローラ32、給紙ローラ対33、中間ローラ対34、レジストローラ対35、第1搬送ローラ対36、スリットガラス21上、第2搬送ローラ対37、第2原稿読取手段38の直下、第3搬送ローラ対39及び排紙ローラ40を経て、排紙トレイ41に至る側面視略U字状(湾曲状)の経路になっている。第2原稿読取手段38は、側面視湾曲状の原稿搬送路30の内部側に配置されている。換言すると、原稿搬送路30は側面視で第2原稿読取手段38の周りを周回するように湾曲している。
スリットガラス21の上方には回転可能な清掃ローラ42が設けられている。清掃ローラ42は、スリットガラス21上に原稿Mがない状態で回転駆動して、スリットガラス21上に付着した紙粉等の異物を取り除くように構成されている。例えばADF3において複数枚の原稿Mを連続搬送する際に、清掃ローラ42は、先の原稿Mがスリットガラス21上を通過してから次の原稿Mが到着するまでの時間間隔で回転駆動して、スリットガラス21上を清掃する。原稿搬送路30を挟んで第2原稿読取手段38の反対側には、シェーディング補正用の白色基準体の一例である読取ローラ43が回転可能に設けられている。
一方、スキャナー部2の上面には、前述したスリットガラス21と、広幅平板状で且つ透明な載置読取面であるプラテンガラス23とが設けられている。そして、スキャナー部2内に、前述した第1原稿読取手段22が設けられている。第1原稿読取手段22は、スリットガラス21上を通過する原稿Mの第1面の画像や、プラテンガラス23上に載置された原稿Mの画像を読み取るものであり、光源24a及び反射ミラー24bを有する第1スライダーとしての走査ユニット24、一対の反転ミラー25a,25bを有する第2スライダーとしての走行ユニット25、結像光学系である結像レンズ26及び光電変換部材としての第1ラインセンサ27を備えている。
スリットガラス21上を原稿Mが通過する際は、走査ユニット24及び走行ユニット25を固定した状態で、光源24aから原稿Mの第1面に向けて光を照射する。そうすると、原稿Mの第1面からの反射光が、反射ミラー24b、両反転ミラー25a,25b及び結像レンズ26を介して第1ラインセンサ27に導かれて結像される。
また、プラテンガラス23上に載置された原稿Mの画像を読み取る際は、走査ユニット24及び走行ユニット25を駆動機構(図示省略)によって副走査方向Yに移動させながら、光源24aから原稿Mの下面(対峙面)に向けて光を照射し、反射光を第1ラインセンサ27に導いて結像させる。この場合、走行ユニット25は、走査ユニット24と同じ方向で且つ操作ユニットの移動速度の半分の速度で連動して移動するように構成されている。このため、スリットガラス21上の原稿から結像レンズ26までの光路長を一定に保った状態で、原稿からの反射光が第1ラインセンサ27で結像されることになる。
第1ラインセンサ27は、主走査方向に沿って並ぶ複数の光電変換素子を有するCCD(Charge Coupled Device)にて構成されている。第1ラインセンサ27は、結像された画像光を画像信号に変換して画像処理部28に出力する。画像処理部28では、入力された画像信号を、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等して、デジタル化した画像データを生成し、これを画像形成部5に出力する。
走査ユニット24及び走行ユニット25の駆動機構としては、スリットガラス21とプラテンガラス23とに跨って副走査方向Xに延びるように、スキャナー部2内に配置された一対の案内支持レール60に、走査ユニット24及び走行ユニット25にスライド可能に支持させ、アクチュエータ84(図7参照)の動力によって走査ユニット24及び走行ユニット25を両案内支持レール60に沿ってスライド移動させる公知の形式を採用すれば足りる。なお、駆動機構については上記の機構に限る必要はない。また、スキャナー部2内のうちスリットガラス21とプラテンガラス23との間には、走行ユニット25の通過の有無を検出する検出手段としてのポジション検出センサ47を設けている。
ADF3内に移動不能に配置された第2原稿読取手段38は、読取ローラ43上を通過する原稿Mの第2面の画像を読み取るものであり、一対の光源及び第2ラインセンサを備えている(図示省略)。読取ローラ43上を原稿Mが通過する際は、両光源から原稿Mの第2面に向けて光を照射し、反射光を第2ラインセンサが受けて結像させる。第2ラインセンサは、主走査方向Xに沿って並ぶ複数の光電変換素子を有するCIS(Contact Image Sensor)にて構成されている。第2ラインセンサも第1ラインセンサ27と同様に、結像された画像光を画像信号に変換して画像処理部28に出力する。第2原稿読取手段38のうち読取ローラ43と対峙する側が読取位置(読取面)になっている。
ADF3の底面側には、第2原稿読取手段38と対峙するカバー体50が、搬送下流側の支点部51を回動中心として開閉回動可能に設けられている。カバー体50における原稿搬送路30側の内面は、当該カバー体50を閉じた状態で原稿搬送路30の搬送下流側の一部を構成するガイド面として機能している。カバー体50には、第2搬送ローラ37の一方(下方)と読取ローラ43と第3搬送ローラ39の一方(下方)とが、互いに平行状で且つ回転可能に組み付けられてユニット化されている。カバー体50における原稿搬送路30側の内面には、各ローラ37,43,39に対応して開口溝(図示省略)が形成されている。各ローラ37,43,39の外周側の一部を開口溝から露出させている。カバー体50の開閉回動によって、原稿搬送路30のうち第2搬送ローラ対37から第3搬送ローラ対39までの範囲が露出したり覆われたりする。
なお、詳細は省略するが、カバー体50における主走査方向の両側板部には、ADF3側に設けられたラッチ受け片に係脱するラッチ爪がそれぞれ設けられている。カバー体50に設けられた開閉把手の操作にて、ラッチ受け片に対してラッチ爪を係脱させることにより、カバー体50を開き回動可能な状態にしたり(開き状態に移行可能にしたり)、閉じ状態に維持したりするように構成されている。
白色基準体の一例である読取ローラ43は主走査方向Xに延びていて、カバー体50に回転可能に軸支されている。読取ローラ43の外周部は湾曲面(ローラ面)と平坦面とにより構成されている。詳細は省略するが、湾曲面側は、主走査方向に沿って帯状に延びるシェーディング補正のための白色基準面と、原稿M搬送時に原稿Mに接触してガイドする通紙面とに分けられている。平坦面側には多数のブラシ毛からなる清掃ブラシが植設されている。
読取ローラ43は通常、通紙面をカバー体50の開口溝から露出させている。例えば原稿Mが第2原稿読取手段38の直下を通過するときは、通紙面が原稿Mに接触してガイドする。また、シェーディング補正をする際は、読取ローラ43が回転駆動して、白色基準面をカバー体50の開口溝から露出させる。平坦面側の清掃ブラシは、原稿Mが第2原稿読取手段38の直下に存在しない状態で、読取ローラ43の適宜回転駆動によって第2原稿読取手段38に接触させるように構成されている。第2原稿読取手段38に付着した紙粉等の異物は、清掃ブラシにて掃き取られて除去される。
次に、図3〜図6を参照しながら、スキャナー部2内での第1原稿読取手段22の支持構造について説明する。スキャナー部2の手前側および奥側の内側面には、スリットガラス21とプラテンガラス23とに跨って副走査方向に延びる一対の案内支持レール60を配置している。これら各案内支持レール60は、走査ユニット24の主走査方向X端部を支持する上レール部61と、走行ユニット2の主走査方向X端部を支持する下レール部62とにより構成された断面コ字状の部材である。
走査ユニット24の主走査方向X両端部には、外向きに張り出した脚片63を設けている。各脚片63の下面側には摺動ブッシュ64を取り付けている。これら摺動ブッシュ64を案内支持レール60の上レール部61上に載せ、両案内支持レール60の上レール部61によって走査ユニット24を副走査方向Yに往復移動可能に支持している。
また同様に、走行ユニット25の主走査方向X両端部にも、外向きに張り出した脚片65を設けている。各脚片65の下面側に摺動ブッシュ66を取り付けている。これら摺動ブッシュ66を案内支持レール60の下レール部62上に載せ、両案内支持レール60の下レール部62によって走行ユニット25を副走査方向Yに往復移動可能に支持している。
図2、図4及び図5に示すように、両案内支持レール60のうち少なくとも一方においては、スリットガラス21の下方に位置する下レール部62の部分が切り欠かれている。そして、スキャナー部2の内側面のうち前記切り欠き部分に相当する箇所に、スリットガラス21に対する高さ位置を調節可能に構成された調節支持レール67を設けている。
この場合、スリットガラス21の下方では、副走査方向に隣り合う案内支持レール60の下レール部62とは別体で且つ案内支持レール60から走行ユニット25の主走査方向X端部を受け継ぐように、調節支持レール67を配置している。調節支持レール67は断面L字状に形成されている。スキャナー部2内におけるスリットガラス21の下方において調節支持レール67の水平板部68は、若干高さ位置が異なるものの、案内支持レール60の下レール部62と副走査方向Yに隣り合うように位置している。従って、走行ユニット25の主走査方向X端部が、案内支持レール60の下レール部62から調節支持レール67に、又は、調節支持レール67から案内支持レール60の下レール部62に乗り移ることが可能になっている。
第1実施形態では、調節支持レール67におけるねじ挿入穴70付きの鉛直板部69を、スキャナー部2の内側面のうち前記切り欠き部分に相当する箇所に、ねじ71にて着脱可能に固着している。スキャナー部2の内側面のうち前記切り欠き部分に相当する箇所にはねじ込み穴72を形成している。調節支持レール67における鉛直板部69のねじ挿入穴70は上下長手の長穴にしている。調節支持レール67における鉛直板部69のねじ挿入穴70に挿入したねじ71をスキャナー部2側のねじ込み穴72にねじ込むことによって、調節支持レール67のスリットガラス21に対する高さ位置を無段階的に調節できる。
なお、ねじ挿入穴70を上下に沿って複数個設ければ、調節支持レール67を段階的に高さ位置調節できる。また、自動原稿搬送部3での斜行量(斜行角度)を検出する斜行検出センサと、調節支持レール67を昇降動させるアクチュエータを設け、前記斜行検出センサの検出結果に基づき、調節支持レール67をアクチュエータの駆動にて昇降調節するように構成すれば、走行ユニット25の平行度を自動原稿搬送部3での斜行量に合わせて自動的に調節することが可能になる。
スリットガラス21の下方において、副走査方向Yに隣り合う案内支持レール60の下レール部62と調節支持レール67の水平板部68とには、これら両者62,68間の段差を小さくする弾性シート73を設けている。このため、弾性シート73の存在によって副走査方向Yに隣り合う案内支持レール60の下レール部62と調節支持レール67の水平板部68との間で生ずる段差を緩やかにでき、走行ユニット25の主走査方向X端部が、案内支持レール60の下レール部62から調節支持レール67に、又は、調節支持レール67から案内支持レール60の下レール部62に乗り移る際の衝撃を小さくできる。弾性シート73は例えばPETフィルム等を採用すれば足りる。
図6は、走行ユニット25の主走査方向X両端部のうち調節支持レール67に載せた方で、どのように光路長が変化するのかを説明する図である。図6のうち反射ミラー24b及び反転ミラー25a,25bが実線のものは、調節支持レール67の高さ位置が、主走査方向X反対側にある案内支持レール60の下レール部62と同じ場合(スリットガラス21と走行ユニット25とが平行な場合)を示している。反射ミラー24b及び反転ミラー25a,25bが一点鎖線のものは、調節支持レール67の高さ位置を、主走査方向X反対側にある案内支持レール60の下レール部62より高くした場合であり、反射ミラー24b及び反転ミラー25a,25bが二点鎖線のものは、調節支持レール67の高さ位置を、主走査方向X反対側にある案内支持レール60の下レール部62より低くした場合である。調節支持レール67の高さ位置を変更したものはいずれも、走行ユニット25の平行度を変化させた場合に相当する。
ミラー24b,25a,25b群を例えば±1mm上下させると、光路長変化によって、スリットガラス21上の原稿Mに対する目線位置E(読取位置)が±2mm変化する。すなわち、走行ユニット25の主走査方向X端部の高さ位置の変化に対して2倍の感度で目線位置Eが副走査方向Yに移動する。このため、第1実施形態によると、自動原稿搬送部3をスキャナー部2に対して水平方向に傾ける代わりに、走行ユニット25の主走査方向X端部の高さ位置を変化させる(走行ユニット25の平行度を変化させる)ことによって、自動原稿搬送部3での斜行の影響をなくせる(自動原稿搬送部3の斜行調整を行える)のである。なお、調節支持レール67の高さ位置の変化幅は、例えば最大でも±3mm程度あれば十分である。
上記の構成によると、原稿Mの画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部2と、画像読み取りのために原稿Mを自動的に搬送する自動原稿搬送部3とを備えている画像読取装置4であって、前記スキャナー部2は、前記自動原稿搬送部3にてスリットガラス21上に搬送される原稿Mに光を照射してその反射光の進行方向を変更する走査光学系22と、前記走査光学系22を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系26と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材27とを備えており、前記スリットガラス21に対する高さ位置を調節可能な調節支持レール67によって、前記走査光学系22の主走査方向X両端部のうち少なくとも一方を支持しているから、前記調節支持レール67を高さ位置調節して、前記走査光学系22自体を前記スリットガラスに対して傾斜させる(前記走査光学系22の平行度を変化させる)ことによって、前記自動原稿搬送部3での斜行の影響をなくせる(前記自動原稿搬送部3の斜行調整を行える)。前記自動原稿搬送部3での斜行量に相当する分だけ、前記自動原稿搬送部3を前記スキャナー部2に対して水平方向に傾けて取り付ける必要がないから、このような取り付け構造に起因した色ずれの問題も確実に回避できる。従って、前記自動原稿搬送部3の斜行調整を簡単な構造で行える画像読取装置4を安価に製造できる。
また、前記スキャナー部2は、前記スリットガラス21と、原稿Mを載置するプラテンガラス23とを備えていると共に、前記スリットガラス21と前記プラテンガラス23とに跨って副走査方向Yに延びる一対の案内支持レール60を備えており、前記走査光学系22は、前記両案内支持レール60に沿って往復移動可能に構成されており、前記スリットガラス21の下方では、副走査方向Yに隣り合う前記案内支持レール60とは別体で且つ前記案内支持レール60から前記走査光学系22の主走査方向X端部を受け継ぐように、前記調節支持レール67を配置しているから、シートスルー方式とプラテンセット方式とを併用する画像読取装置4において、プラテンセット方式で原稿Mの画像を読み取る場合(前記プラテンガラス23上に載置した原稿Mの画像を読み取る場合)に影響を与えることなく、前記走査光学系22の平行度を変化させて、前記自動原稿搬送部3の斜行調整のみを実行できる。
更に、前記スリットガラス21の下方において、副走査方向Yに隣り合う前記案内支持レール60と前記調節支持レール67とには、前記両者60,67間の段差を小さくする弾性シート73を設けているから、前記弾性シート73の存在によって副走査方向Yに隣り合う前記案内支持レール60と前記調節支持レール67との間で生ずる段差を緩やかにでき、前記走査光学系22の主走査方向X端部が、前記案内支持レール60から前記調節支持レール67に、又は、前記調節支持レール67から前記案内支持レール60に乗り移る際の衝撃を小さくできる。
しかも、前記走査光学系22は、前記両案内支持レール60に沿って往復移動可能で且つ光源24aを有する走査ユニット24と、前記走査ユニット24と連動して前記両案内支持レール60に沿って往復移動可能な走行ユニット25とを備えており、前記各案内支持レール60は、前記走査ユニット24の主走査方向X端部を支持する上レール部61と、前記走行ユニット25の主走査方向X端部を支持する下レール部62とにより構成されており、前記スリットガラス21の下方において、前記調節支持レール67は、前記案内支持レール60の前記下レール部62と副走査方向Yに隣り合うように位置しているから、前記光源24aを有する前記走査ユニット24を傾斜させない。従って、シートスルー方式とプラテンセット方式とで、画像データの読取濃度に違いが生ずるおそれをなくせる。
次に、図1〜図6に加えて図7及び図8を参照しながら、走行ユニット25の低速制御について説明する。図7に示すように、画像読取装置4は、CPU81、ROM82、RAM83、画像処理部28等を有する制御部80を備えている。ROM82は、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムやシステムプログラム、該システムプログラム上で実行される各種アプリケーションプログラム、これら各プログラムの処理に係わるデータ等を格納するメモリである。RAM83は、CPU81がプログラムを実行する際に、入出力データやパラメータといった各種データを一時的に格納するワークメモリ(記憶手段)として機能する。
CPU81は、ROM82に記憶された各種プログラムに則った演算処理や制御を実行するものである。CPU81は、ROM82に記憶された各種プログラムを読み出してRAM83の作業領域に展開し、当該展開されたプログラムに従って、画像読取装置4を構成する各部の動作を集中制御する。画像処理部28は前述の通り、入力された画像信号を、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等して、デジタル化した画像データを生成し、これを画像形成部5に出力する。
制御部80には、装置本体1aの正面側に設けた操作パネル8、走査ユニット24及び走行ユニット25を駆動させるアクチュエータ84、走行ユニット25の通過の有無を検出するポジション検出センサ47、及び第1ラインセンサ27等が電気的に接続されている。第2実施形態の制御部80は、スリットガラス21の下方において、副走査方向Yに隣り合う案内支持レール60の下レール部62と調節支持レール67との間を走行ユニット25の主走査方向X端部が通過するときに、走行ユニット25の移動速度を、プラテンガラス23の下方を移動するときよりも低速に設定する低速制御を実行するように構成されている。
この場合、図8に示すように、自動原稿搬送部3での原稿Mの読取指令を制御部80が取得すると制御を開始し、ポジション検出センサ47の検出値を読み込んで(S01)、走行ユニット25がポジション検出センサ47の箇所を通過したか否かを検出する(S02)。ポジション検出センサ47は、副走査方向Yに隣り合う案内支持レール60の下レール部62と調節支持レール67の水平板部68との間の段差よりもプラテンガラス23に近い側にあるから、ポジション検出センサ47が走行ユニット25を検出していなければ(S02:NO)、アクチュエータ84の駆動によって走行ユニット25を通常の移動速度でスリットガラス21の下方に向けて移動させる(S03)。ここで、通常の移動速度とは、走行ユニット25がプラテンガラス23の下方を移動するときの移動速度に相当する。
ポジション検出センサ47が走行ユニット25を検出すれば(S02:YES)、走行ユニット25が前記段差に近づいているので、走行ユニット25の移動速度を通常の移動速度よりも低速にして、アクチュエータ84の駆動によって走行ユニット25をスリットガラス21の下方に向けて移動させ(S04)、走査ユニット24及び走行ユニット25をスリットガラス21の下方で停止させてから、原稿Mの画像読み取りを実行する(S05)。その後、原稿Mの読み取りが全て終了したら(S06:YES)、アクチュエータ84の駆動によって走行ユニット25を前記低速の移動速度でポジション検出センサ47に向けて移動させ(S07)、ポジション検出センサ47が走行ユニット25を検出すれば(S08:YES)、前記段差を通過した後で走行ユニット25がホームポジションに戻るから、低速制御を終了する。
このように制御すると、走行ユニット25の主走査方向X端部が、副走査方向Yに隣り合う案内支持レール60と調節支持レール67との間で生ずる段差を通過する際に、その移動速度が低速になるから、走行ユニット25の主走査方向X端部が、案内支持レール60から調節支持レール67に、又は、調節支持レール67から案内支持レール60に乗り移る際の衝撃を小さくできる。
以上、本願に関するいくつかの実施形態について説明したが、本願発明は上述した内容のものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、MFP1が、コピー機能、FAX機能、プリンター機能、スキャナー機能などの複数の機能を備えた装置である場合を示したが、必ずしもそれら複数の機能を全て備えている必要はない。特に画像読取装置4は、コピー機能、FAX機能、スキャナー機能のうちの少なくとも1つの機能を備えた装置に対して適用可能である。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 MFP(複合機)
2 スキャナー部
3 ADF(自動原稿搬送部)
4 画像読取装置
60 案内支持レール
61 上レール部
62 下レール部
67 調節支持レール

Claims (6)

  1. 原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部とを備えている画像読取装置であって、
    前記スキャナー部は、前記自動原稿搬送部にて搬送読取面上に搬送される原稿に光を照射して前記搬送読取面上に搬送される原稿より反射された反射光の進行方向を変更する第1走査光学部と、前記第1走査光学部を経由した反射光の進行方向を変更する第2走査光学部とにより構成される走査光学系と、前記走査光学系を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材とを備えており、
    前記スキャナー部は、前記搬送読取面と、原稿を載置する載置読取面とを備えていると共に、前記搬送読取面と前記載置読取面とに跨って副走査方向に延びる一対の案内支持レールを備えており、
    前記走査光学系は、前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能に構成されており、
    前記搬送読取面の下方では、副走査方向に隣り合う前記案内支持レールとは別体であって、前記搬送読取面に対する高さ位置を調節可能な調節支持レールによって、前記第2走査光学部の主走査方向両端部のうち少なくとも一方を支持しており、且つ前記案内支持レールから前記走査光学系の主走査方向端部を受け継ぐように、前記調節支持レールを配置している、
    画像読取装置。
  2. 原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部とを備えている画像読取装置であって、
    前記スキャナー部は、前記自動原稿搬送部にて搬送読取面上に搬送される原稿に光を照射してその反射光の進行方向を変更する走査光学系と、前記走査光学系を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材と、前記搬送読取面と、原稿を載置する載置読取面とを備えていると共に、前記搬送読取面と前記載置読取面とに跨って副走査方向に延びる一対の案内支持レールを備えており、
    前記走査光学系は、前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能に構成されており、
    前記搬送読取面の下方では、副走査方向に隣り合う前記案内支持レールとは別体であって、前記搬送読取面に対する高さ位置を調節可能な調節支持レールによって、前記走査光学系の主走査方向両端部のうち少なくとも一方を支持しており、且つ前記案内支持レールから前記走査光学系の主走査方向端部を受け継ぐように、前記調節支持レールを配置している、
    画像読取装置。
  3. 前記搬送読取面の下方において、副走査方向に隣り合う前記案内支持レールと前記調節支持レールとの両者間には、前記両者間の段差を小さくする弾性シートを設けている、
    請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、画像読み取りのために原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送部とを備えている画像読取装置であって、
    前記スキャナー部は、前記自動原稿搬送部にて搬送読取面上に搬送される原稿に光を照射して前記搬送読取面上に搬送される原稿より反射された反射光の進行方向を変更する第1走査光学部と、前記第1走査光学部を経由した反射光の進行方向を変更する第2走査光学部とにより構成される走査光学系と、前記走査光学系を経由した反射光を画像光として結像させる結像光学系と、前記結像された画像光を読み取る光電変換部材とを備えており、
    前記スキャナー部は、前記搬送読取面と、原稿を載置する載置読取面とを備えていると共に、前記スキャナー部の内壁には、前記搬送読取面と前記載置読取面とに跨って副走査方向に延び、主走査方向の両端部に配置される一対の案内支持レールを備えており、
    前記第1走査光学系は、前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能で且つ光源を有する第1スライダーであり
    前記第2走査光学系は、前記第1スライダーと連動して前記一対の案内支持レールに沿って往復移動可能な第2スライダーであり
    前記一対の案内支持レールは、前記第1スライダーの主走査方向端部を支持する上レール部と、前記第2スライダーの主走査方向端部を支持する下レール部とにより構成されており、
    前記搬送読取面の下方において、前記搬送読取面に対する高さ位置を調節可能な調節支持レールによって、前記第2走査光学部の主走査方向両端部のうち少なくとも一方を支持しており、
    前記調節支持レールは、前記一対の案内支持レールのうち、少なくとも一方の案内支持レールの前記下レール部と副走査方向に隣り合うように位置している、
    像読取装置。
  5. 前記搬送読取面の下方において、前記一対の案内支持レールのうち、少なくとも一方の前記下レール部と副走査方向に隣り合う前記調節支持レールとの間を前記第2スライダーの主走査方向端部が通過するときは、前記第2スライダーの移動速度を、前記載置読取面の下方を移動するときよりも低速に設定している、
    請求項に記載の画像読取装置。
  6. 請求項1〜のうちいずれかに記載の画像読取装置を備えている、
    画像形成装置。
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