JP5999053B2 - 剥離機構、画像形成ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents
剥離機構、画像形成ユニットおよび画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5999053B2 JP5999053B2 JP2013186746A JP2013186746A JP5999053B2 JP 5999053 B2 JP5999053 B2 JP 5999053B2 JP 2013186746 A JP2013186746 A JP 2013186746A JP 2013186746 A JP2013186746 A JP 2013186746A JP 5999053 B2 JP5999053 B2 JP 5999053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peeling
- image
- recording material
- image carrier
- facing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6532—Removing a copy sheet form a xerographic drum, band or plate
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
請求項2に係る発明は、前記剥離部材は、樹脂製の薄膜からなり、前記対向部材は、前記剥離部材と比較して厚さが厚い樹脂製の薄膜からなることを特徴とする請求項1記載の剥離機構である。
請求項3に係る発明は、前記剥離部材は、前記像保持体に接触する前記先端部側に向かうに従い、当該像保持体の回転軸方向に沿った幅が小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1記載の剥離機構である。
請求項4に係る発明は、回転し画像を保持する像保持体と、表面および当該表面と対向する裏面を備える板状の形状を有し、前記像保持体に当該表面の先端部が接触することで弾性変形し、当該像保持体から記録材を剥離する剥離部材と、前記剥離部材から見て前記像保持体の移動方向下流側に設けられ、当該剥離部材の前記表面における一部の領域が接着することなく対向する対向部を有し、搬送される記録材に押された当該剥離部材が当該対向部に押し付けられることで、当該像保持体に対する当該剥離部材の接触力を上昇させる押し付け部材とを備え、前記剥離部材のうち前記押し付け部材に対向せずに前記像保持体に向けて延びる前記先端部側の領域の長さは、当該押し付け部材における前記対向部の長さと比較して長く、前記像保持体と前記剥離部材とが重力方向で重なる位置において、当該像保持体が当該剥離部材の下方に位置し、前記剥離部材は、記録材が搬送されない場合に前記押し付け部材の前記対向部から離間して設けられる離間部を有し、前記剥離部材が記録材に押されることで、前記離間部の一部が前記押し付け部材に押し付けられることを特徴とする画像形成ユニットである。
請求項5に係る発明は、回転し画像を保持する像保持体と、前記像保持体に保持される画像を記録材に転写する転写手段と、前記転写手段により画像が転写された記録材を前記像保持体から剥離する剥離機構とを備え、前記剥離機構は、表面および当該表面と対向する裏面を備える板状の形状を有し、回転し画像を保持する像保持体に当該表面の先端部が接触することで弾性変形し、当該像保持体から記録材を剥離する剥離部材と、前記剥離部材から見て前記像保持体の移動方向下流側に設けられ、当該像保持体側へ延び且つ当該剥離部材の前記表面における一部の領域が接着することなく対向する対向部を有する対向部材とを備え、前記剥離部材のうち前記対向部材に対向せずに前記像保持体に向けて延びる前記先端部側の領域の長さは、当該対向部材における前記対向部の長さと比較して長く、前記像保持体と前記剥離部材とが重力方向で重なる位置において、当該像保持体が当該剥離部材の下方に位置するように取り付けられ、前記剥離部材は、記録材が搬送されない場合に前記対向部材の前記対向部から離間して設けられる離間部を有し、前記剥離部材が記録材に押されることで、前記離間部の一部が前記対向部材に押し付けられることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、記録材の剥離不良の発生を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、像保持体と剥離部材との密着性を高めることが可能になる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、記録材の剥離を良好に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、記録材の剥離を良好に行うことができる。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成の一例を示した図である。同図に示す画像形成装置1は、単色プリンタであり、画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10、ユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対するメッセージ等を表示するユーザインタフェース(UI)4、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部5、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3等といった外部装置に接続され、これらから受信された画像データに対して画像処理を施す画像処理部6を備えている。
また、画像形成装置1は、画像形成部10に対して記録材を供給する記録材供給部40、画像形成部10に対してトナーを供給するトナーカートリッジ45を備えている。
図2に示すように、画像形成部10は、回転可能に設けられ静電潜像を形成してトナー像を保持する像保持体の一例としての感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を帯電する帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光装置14(図1参照)、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15、転写後の感光体ドラム12の表面を清掃するクリーナ16を備えている。なお、本実施の形態における感光体ドラム12は、不図示の回転軸を備え、その軸方向が画像形成装置1のフロント側(図中手前側)からリア側(図中奥側)に向くように配置されている。
さらに、画像形成部10は、転写ロール20によりトナー像が転写された記録材を感光体ドラム12の表面から剥離する剥離機構の一例としての剥離器50を備えている。
また、剥離器50は、画像形成モジュール100のハウジング19に対して取り外し可能に設けられており、剥離器50の劣化に応じて交換できる。また、剥離器50を有していない画像形成モジュール100や画像形成装置1に対して、剥離器50を取り付けることもできる。
ここで、感光体ドラム12を帯電するための帯電部材に電圧を印加する方式としては、一般的に、直流電圧のみを印加する直流方式と、直流電圧に交流電圧を重畳して印加する交流重畳方式とが挙げられる。本実施の形態では、帯電ロール13aに対して直流電圧のみを印加する直流方式を採用している。
ここで、重合トナーとは、例えば着色剤粒子とモノマーとを混合した後に重合反応を行って製造されるトナーや、予め重合した樹脂と着色剤粒子等とを水中で乳化後、合一するトナー等、主に液中で製造されるトナーを表し、原料を砕いて製造される粉砕トナーとは区別されている。一般に、重合トナーは、粉砕トナーと比較して、粒子の大きさが揃っており、形状が球形に近くなっている。本実施の形態の現像器15においては、例えば平均粒子径(D50)が2μm〜12μmのトナー、好ましくは3μm〜9μmのトナーを用いることができる。また、トナーの平均形状指数(ML2/A)が115〜140のものを用いることにより、高い現像、転写性を得ることができ、この結果、高画質の画像を得ることができる。なお、MLはトナー粒子の絶対最大長を示し、Aはトナー粒子の投影面積を示す。
その後、トナー像が転写された記録材は、剥離器50により感光体ドラム12の表面から剥離され、定着器30まで搬送される。定着器30に搬送された記録材上のトナー像は、定着器30によって熱および圧力による定着処理を受けて記録材上に定着される。そして定着画像が形成された記録材は、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙積載部(不図示)に搬送される。
一方、転写後に感光体ドラム12の表面に付着しているトナー(転写残トナー)は、転写の終了後に感光体ドラム12の表面からクリーナ16によって除去される。
このようにして、画像形成処理がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返して実行される。
図3(a)(b)は、本実施の形態が適用される感光体ドラム12の層構成の一例を示した図である。
図3(a)に示す本実施の形態の感光体ドラム12は、いわゆる機能分離型感光体(積層型感光体)であり、導電性基材121と、導電性基材121の上に形成される下引き層122と、下引き層122の上に形成される電荷発生層123と、電荷発生層123上に形成される含フッ素層の一例である電荷輸送層124とを備えている。なお、この例では、電荷発生層123および電荷輸送層124によって、感光層120が構成されている。
下引き層122は、例えば、結着樹脂と導電性粒子とを含んで構成される。
また、導電性粒子は、疎水化処理剤(例えばカップリング剤)等により表面処理を施して、抵抗調整して用いてもよい。
導電性粒子の含有量は、例えば、結着樹脂に対して、10質量%以上80質量%以下であることが望ましく、40質量%以上80質量%以下であることがより望ましい。
電荷発生層123は、例えば、電荷発生材料と結着樹脂とを含んで構成される。
電荷発生材料としては、例えば、無金属フタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、ジクロロスズフタロシアニン、チタニルフタロシアニン等のフタロシアニン顔料が挙げられる。また、その他、電荷発生材料としては、アゾ系顔料、キノン顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾール顔料、アントロン顔料、キナクリドン顔料等が挙げられる。これらの電荷発生材料は、それぞれを単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
電荷発生材料と結着樹脂との配合比は、例えば、10:1乃至1:10の範囲が望ましい。
電荷輸送層124は、例えば、電荷輸送材料と結着樹脂とを含んで構成される。
電荷輸送材料としては、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物等の正孔輸送性化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの電荷輸送材料は、それぞれを単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
電荷輸送材料と結着樹脂との配合比は、例えば、10:1乃至1:5の範囲が望ましい。
具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、フッ素樹脂と水酸基とを有するモノマーを共重合させた樹脂等を用いることが好ましい。また、これらのうちでも、PTFE、FEP、PFAを用いることが、電気特性上の観点からより好ましい。
保護層125は、上述した電荷輸送層124と同様な構成で形成することができ、さらに、上述した結着樹脂の他に硬化型樹脂を用いることもできる。さらに、本実施の形態においては、保護層125は、フッ素系の化合物を含んで構成されるものが好ましい。保護層125が含有するフッ素化合物は、上述した電荷輸送層124の項であげたものと同様のものを用いることができる。
図4に示すように、本実施の形態の剥離器50は、剥離部材の一例としての剥離フィルム51と、剥離フィルム51が取り付けられ剥離フィルム51による記録材の剥離を補助する補助部材52とを有している。なお、本実施の形態では、補助部材52により対向部材または押し付け部材が実現される。
そして、剥離器50は、画像形成モジュール100のハウジング19に対して取り付けられており、またハウジング19から取り外し可能になっている。
剥離フィルム51としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート(PC)、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリアリレート等を用いることができ、特にPETやPCを用いることが好ましい。
剥離フィルム51の厚さは、例えば、0.05mm〜0.5mmの範囲が好ましく、0.075mm〜0.2mmの範囲がより好ましい。剥離フィルム51の厚さをこのような範囲とすることで、感光体ドラム12に傷が付くのを抑制することができるとともに、記録材の剥離を良好に行うことが可能になる。
本実施の形態の剥離フィルム51では、両面テープや接着剤等により、取り付け部51aが補助部材52に貼り付けられる。
図5に示すように、本実施の形態の補助部材52は、剥離フィルム51の取り付け部51aが取り付けられる被取り付け部52aと、被取り付け部52aから感光体ドラム12側に向かって形成され、剥離フィルム51の剥離部51bに対向して剥離フィルム51による記録材の剥離を補助する補助部52bとが形成されている。
ここで、本実施の形態の剥離器50は、ハウジング19に取り付けられた状態では、図4に示すように、補助部材52が、剥離フィルム51よりも記録材の搬送方向下流側(剥離フィルム51から見て感光体ドラム12の移動方向下流側)に位置するようになっている。
また、本実施の形態の剥離器50は、ハウジング19に取り付けられた状態では、図4に示すように、感光体ドラム12から補助部材52における補助部52bの上端までの距離がh1となっており、感光体ドラム12から補助部材52における補助部52bの下端までの距離がh2(<h1)となっている。
さらに、本実施の形態では、感光体ドラム12の回転軸方向に沿った剥離フィルム51における取り付け部51aの幅はd4となっている。
ただし、剥離フィルム51の剥離部51bは、図5に示した例のように、取り付け部51a側から感光体ドラム12に接触する先端側に向かうに従い感光体ドラム12の軸線方向に沿った幅が小さくなる、所謂先細り形状であることが好ましい。
剥離フィルム51がこのような先細り形状を有することで、剥離部51bが先端側に向かうほど撓みやすくなり、剥離部51bが感光体ドラム12の表面に沿いやすくなって感光体ドラム12と剥離部51bとの密着性が向上する。これにより、例えば記録材が剥離フィルム51と感光体ドラム12の表面との間に入り込むことが抑制され、記録材の詰まり(ジャム)の発生を抑制することができる。
この結果、記録材が、搬送方向の下流側から順に感光体ドラム12から離れていき、感光体ドラム12の表面から記録材を剥離することができる。
まず、上述した図4を用いて、記録材が搬送されていない場合の剥離フィルム51の状態について説明する。
なお、剥離フィルム51の感光体ドラム12に対する接触力は、剥離フィルム51の厚さや長さ、剥離フィルム51の材質等によって異なるものである。また、本実施の形態において「剥離フィルム51の感光体ドラム12に対する接触力」とは、剥離フィルム51と感光体ドラム12表面とが接触する接触部において、剥離フィルム51が感光体ドラム12表面を押す力をいう。
図6は、本実施の形態が適用される剥離器50に記録材が搬送された場合の状態を示した図である。
図6に示すように、転写ロール20(図2参照)により画像が転写された記録材Pが剥離器50に搬送されると、搬送される記録材Pにより剥離フィルム51の剥離部51bが、搬送方向下流側(感光体ドラム12の回転方向下流側)に押される。
これにより、剥離フィルム51は、補助部材52から離れた位置にあった剥離部51bが補助部材52側へ移動する。そして、剥離部51bのうち上方側の部分(取り付け部51a側の部分)が補助部材52の補助部52bに接触するようになる。
そして、本実施の形態の剥離フィルム51は、図6に示したような状態となることで、予め定められた接触力a2で感光体ドラム12の表面に接触するようになっている。
これにより、図6に示した記録材が剥離器50に搬送された状態では、剥離フィルム51の感光体ドラム12に対する接触力a2が、図4に示した記録材が剥離器50に搬送されていない状態の接触力a1と異なっている。
また、図6に示した状態では、図4に示した場合と比較して、補助部材52に接触していない剥離フィルム51(剥離部51b)の長さが短くなっている。
さらに、図6に示した状態では、図4に示した場合と比較して補助部材52に近い位置において、剥離フィルム51(剥離部51b)が感光体ドラム12に接触している。
これにより、剥離器50にて記録材の剥離を行う際に、記録材が剥離フィルム51と感光体ドラム12の表面との間に入り込むことが抑制され、記録材の詰まり(ジャム)の発生を抑制することができる。
本実施の形態では、上述したように、記録材を剥離する際に一時的に剥離フィルム51の感光体ドラム12に対する接触力を大きくすることで、例えば、従来と比較して厚さが薄くまたは剛性が低い剥離フィルム51であっても、記録材の剥離を良好に行うことが可能になる。
この結果、本実施の形態では、本構成を採用しない場合と比較して、剥離フィルム51による感光体ドラム12に対する負荷が減り、感光体ドラム12の表面に傷が生じることを抑制できる。
さらに、剥離フィルム51による感光体ドラム12に対する負荷が減ることで、本構成を採用しない場合と比較して、感光体ドラム12や感光体ドラム12を含む画像形成モジュール100の寿命を長期化することが可能になる。
(実施例1)
図4〜図6等に示した剥離器50等を有する画像形成装置1を用いて、記録材(用紙)に対して画像形成を行い、剥離した。それぞれの実施例について、用紙の剥離性について評価を行った。用紙としては、王子製紙社製A4苫更(49gsm)を図7(実施例および比較例にて使用した用紙の形状を示した図)のような形状に加工したものを用いた。
なお、それぞれの実施例における剥離フィルム51の長さd1(図5参照)、補助部材52の長さd2(図5参照)および補助部材52から突出する剥離フィルム51の長さd3(図5参照)は、表1に示す通りである。
補助部材52として厚さ1mmのPETフィルムを用いた他は、実施例1と同様に画像形成を行い、評価を行った。
ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂から構成されるハウジング19を補助部材52として用いた他は、実施例1と同様に画像形成を行い、評価を行った。なお、本実施例の剥離器50は、ハウジング19と一体となっているため、一体型と称す。
剥離フィルム51の厚さ、長さd1、補助部材52の長さd2および補助部材52から突出する剥離フィルム51の長さd3を表1に示したような剥離フィルム51および補助部材52を用いた他は、実施例1と同様に画像形成を行い、評価を行った。
補助部材52を有していない以外は、実施例1〜12と同様の構成を有する画像形成装置1を用いて、用紙に対して画像形成を行い、剥離を行った。そして、それぞれの比較例について、用紙の剥離性について、評価を行った。
(評価結果)
<用紙の剥離性>
感光体ドラム12からの用紙の剥離性について評価した。具体的には、100枚の用紙に対して画像を形成し、剥離器50において正常に剥離が行われた用紙の枚数を数えた。評価基準は以下の通りである。
評価基準は、以下の通りである。
◎:剥離が正常に行われた用紙の枚数が95枚以上
○:剥離が正常に行われた用紙の枚数が85枚以上95枚未満
△:剥離が正常に行われた用紙の枚数が75枚以上85枚未満
×:剥離が正常に行われた用紙の枚数が75枚未満
以上の評価結果を表1に示す。
これに対し、比較例1〜2では、用紙の剥離性の評価が×であり、実施例1〜12と比較して、剥離器50にてジャム等の用紙の剥離不良が発生しやすいことが確認された。
そして、実施例1〜12では、用紙の剥離にこのような薄い剥離フィルム51を使用できることで、用紙の剥離を行わない場合には、感光体ドラム12表面に対する負荷を小さくすることが可能になり、感光体ドラム12表面に傷が付くことが抑制できることが確認された。
さらに、実施例3のように、補助部材52としてハウジング19を使用した一体型の剥離器50であっても、用紙を良好に剥離できることが確認された。
Claims (5)
- 表面および当該表面と対向する裏面を備える板状の形状を有し、回転し画像を保持する像保持体に当該表面の先端部が接触することで弾性変形し、当該像保持体から記録材を剥離する剥離部材と、
前記剥離部材から見て前記像保持体の移動方向下流側に設けられ、当該像保持体側へ延び且つ当該剥離部材の前記表面における一部の領域が接着することなく対向する対向部を有する対向部材と
を備え、
前記剥離部材のうち前記対向部材に対向せずに前記像保持体に向けて延びる前記先端部側の領域の長さは、当該対向部材における前記対向部の長さと比較して長く、
前記像保持体と前記剥離部材とが重力方向で重なる位置において、当該像保持体が当該剥離部材の下方に位置するように取り付けられ、
前記剥離部材は、記録材が搬送されない場合に前記対向部材の前記対向部から離間する離間部が形成されるように取り付けられ、
前記剥離部材が記録材に押されることで、前記離間部の一部が前記対向部材に押し付けられることを特徴とする剥離機構。 - 前記剥離部材は、樹脂製の薄膜からなり、
前記対向部材は、前記剥離部材と比較して厚さが厚い樹脂製の薄膜からなることを特徴とする請求項1記載の剥離機構。 - 前記剥離部材は、前記像保持体に接触する前記先端部側に向かうに従い、当該像保持体の回転軸方向に沿った幅が小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1記載の剥離機構。
- 回転し画像を保持する像保持体と、
表面および当該表面と対向する裏面を備える板状の形状を有し、前記像保持体に当該表面の先端部が接触することで弾性変形し、当該像保持体から記録材を剥離する剥離部材と、
前記剥離部材から見て前記像保持体の移動方向下流側に設けられ、当該剥離部材の前記表面における一部の領域が接着することなく対向する対向部を有し、搬送される記録材に押された当該剥離部材が当該対向部に押し付けられることで、当該像保持体に対する当該剥離部材の接触力を上昇させる押し付け部材と
を備え、
前記剥離部材のうち前記押し付け部材に対向せずに前記像保持体に向けて延びる前記先端部側の領域の長さは、当該押し付け部材における前記対向部の長さと比較して長く、
前記像保持体と前記剥離部材とが重力方向で重なる位置において、当該像保持体が当該剥離部材の下方に位置し、
前記剥離部材は、記録材が搬送されない場合に前記押し付け部材の前記対向部から離間して設けられる離間部を有し、
前記剥離部材が記録材に押されることで、前記離間部の一部が前記押し付け部材に押し付けられることを特徴とする画像形成ユニット。 - 回転し画像を保持する像保持体と、
前記像保持体に保持される画像を記録材に転写する転写手段と、
前記転写手段により画像が転写された記録材を前記像保持体から剥離する剥離機構と
を備え、
前記剥離機構は、
表面および当該表面と対向する裏面を備える板状の形状を有し、回転し画像を保持する像保持体に当該表面の先端部が接触することで弾性変形し、当該像保持体から記録材を剥離する剥離部材と、
前記剥離部材から見て前記像保持体の移動方向下流側に設けられ、当該像保持体側へ延び且つ当該剥離部材の前記表面における一部の領域が接着することなく対向する対向部を有する対向部材と
を備え、
前記剥離部材のうち前記対向部材に対向せずに前記像保持体に向けて延びる前記先端部側の領域の長さは、当該対向部材における前記対向部の長さと比較して長く、
前記像保持体と前記剥離部材とが重力方向で重なる位置において、当該像保持体が当該剥離部材の下方に位置するように取り付けられ、
前記剥離部材は、記録材が搬送されない場合に前記対向部材の前記対向部から離間して設けられる離間部を有し、
前記剥離部材が記録材に押されることで、前記離間部の一部が前記対向部材に押し付けられることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013186746A JP5999053B2 (ja) | 2013-09-09 | 2013-09-09 | 剥離機構、画像形成ユニットおよび画像形成装置 |
US14/197,319 US9091991B2 (en) | 2013-09-09 | 2014-03-05 | Stripping mechanism, image-forming unit, and image-forming apparatus |
CN201410188729.6A CN104423221B (zh) | 2013-09-09 | 2014-05-06 | 剥离机构、图像形成单元以及图像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013186746A JP5999053B2 (ja) | 2013-09-09 | 2013-09-09 | 剥離機構、画像形成ユニットおよび画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015052764A JP2015052764A (ja) | 2015-03-19 |
JP5999053B2 true JP5999053B2 (ja) | 2016-09-28 |
Family
ID=52625769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013186746A Expired - Fee Related JP5999053B2 (ja) | 2013-09-09 | 2013-09-09 | 剥離機構、画像形成ユニットおよび画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9091991B2 (ja) |
JP (1) | JP5999053B2 (ja) |
CN (1) | CN104423221B (ja) |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58163971A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-09-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真式複写機等の用紙剥離装置 |
US4511238A (en) * | 1983-07-13 | 1985-04-16 | Savin Corporation | Traversing, intermittently contacting sheet pickoff for electrophotographic copier |
US4806985A (en) * | 1986-07-11 | 1989-02-21 | Xerox Corporation | Stripper fingers |
JPH0632516A (ja) * | 1992-07-13 | 1994-02-08 | Mita Ind Co Ltd | シート剥離装置 |
KR100199475B1 (ko) * | 1996-08-13 | 1999-06-15 | 윤종용 | 감광드럼에용지말림이 방지되는 전자사진방식현상시스템 |
JP2000162879A (ja) * | 1998-11-27 | 2000-06-16 | Kyocera Corp | 画像形成装置 |
US6293545B1 (en) * | 1999-12-15 | 2001-09-25 | Xerox Corporation | Stripper blade assembly |
JP4028953B2 (ja) | 2000-07-07 | 2008-01-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2002139918A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2002351223A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | Kyocera Corp | 画像形成装置 |
JP4055387B2 (ja) | 2001-10-12 | 2008-03-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 剥離シートの製造方法 |
US6769686B1 (en) * | 2003-03-14 | 2004-08-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
JP2008203669A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8313190B2 (en) * | 2010-03-11 | 2012-11-20 | Xerox Corporation | System and method for stripping media from an offset imaging member in an inkjet printer |
JP4982597B2 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-07-25 | シャープ株式会社 | 記録材搬送装置及び画像形成装置 |
US8380118B2 (en) * | 2010-08-30 | 2013-02-19 | Xerox Corporation | Apparatus and method for stripper finger operation |
JP5573502B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2014-08-20 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成ユニット |
JP5687551B2 (ja) * | 2011-04-21 | 2015-03-18 | 株式会社セイコーアイ・インフォテック | 画像形成装置 |
-
2013
- 2013-09-09 JP JP2013186746A patent/JP5999053B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2014
- 2014-03-05 US US14/197,319 patent/US9091991B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2014-05-06 CN CN201410188729.6A patent/CN104423221B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015052764A (ja) | 2015-03-19 |
CN104423221A (zh) | 2015-03-18 |
US20150071693A1 (en) | 2015-03-12 |
CN104423221B (zh) | 2018-12-28 |
US9091991B2 (en) | 2015-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008111948A (ja) | 定着ローラ | |
US7398046B2 (en) | Process cartridge and image forming apparatus cleaning method and cleaning device with improved lubricity | |
JP2006133377A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7456254B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5999053B2 (ja) | 剥離機構、画像形成ユニットおよび画像形成装置 | |
JP5556272B2 (ja) | プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4874733B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4498395B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6119512B2 (ja) | 画像形成ユニットおよび画像形成装置 | |
JP5724440B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007047598A (ja) | 画像形成装置、画像形成ユニットおよびクリーニング部材 | |
JP2002258707A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012173405A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018163182A (ja) | 記録媒体処理装置および画像形成装置 | |
JP2011081428A (ja) | 画像形成装置、画像形成ユニットおよびクリーニング部材 | |
JP2003005599A (ja) | クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP2000181220A (ja) | 一成分トナーの現像装置 | |
JP4517658B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2759798B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2015090455A (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP5759916B2 (ja) | 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置 | |
JP2011064739A (ja) | クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JPH1115287A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001125295A (ja) | 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JPH0934156A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160623 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160815 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5999053 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |