JP5998872B2 - 圧電発振器 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電発振器に関する。
圧電振動子の温度を調整することにより特性の安定化が図られるOCXO(温度制御型水晶発振器)などの圧電発振器の構造として、ヒーター上に圧電振動子を搭載することで、ヒーターと圧電振動子とを一体化したものが知られている。
下記の特許文献1には、水晶振動子デバイスにおいて、圧電振動子を、ヒーターユニットを含む集積回路チップによって支持することが開示されている。このような構造によれば、ヒーターにより発生した熱を圧電振動子に直接伝えることができる。従って、圧電振動子を収容した真空封止部の外にヒーターを配置した構造と比べると、熱効率や、熱制御の応答感度などが向上し、結果として低消費電力化することができると考えられる。
特開2010−213280号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成において、ヒーターによって発生した熱は、圧電振動子以外にも、ヒーターの裏面から基板に伝わってしまうという課題がある。特許文献1においては、ヒーターの裏面から基板に熱が伝わってしまうことについて十分な配慮がなされていない。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の幾つかの態様は、圧電発振器において、ヒーターの裏面から基板に伝わる熱を低減し、低消費電力化することに関連している。
本発明の幾つかの態様において、圧電発振器は、断熱部材と、前記断熱部材に固定されたヒーター回路チップと、前記ヒーター回路チップに支持された圧電振動子と、を有する。
そして、前記断熱部材は、板状部と、1つ又は複数の脚部とを有し、前記板状部の第1の面側に前記ヒーター回路チップが位置し、前記板状部の前記第1の面と反対の面側に前記1つ又は複数の脚部が位置し、前記断熱部材の前記第1の面に平行な断面の面積は、前記板状部における値よりも、前記1つの脚部における値、又は、前記複数の脚部における値の合計値の方が小さい。
この態様によれば、圧電発振器が、ヒーター回路チップが断熱部材に固定されており、断熱部材が板状部と脚部とを有し、断熱部材の断面の面積は、板状部における値よりも、脚部における値の方が小さいものとしている。これにより、ヒーターの裏面から基板に伝わる熱を低減することができる。
上述の態様において、基板及び電子部品をさらに有し、前記基板に、前記1つ又は複数の脚部が固定されており、前記基板と前記板状部との間に、前記電子部品が配置されていることが望ましい。
これによれば、断熱部材が脚部を有することによって形成された空間に電子部品を配置できるので、スペース効率を向上することができる。また、電子部品がヒーター回路チップからの熱に直接さらされることを抑制することができる。
上述の態様において、前記板状部は、金属層と、前記金属層より熱伝導率が小さい断熱層とを有することが望ましい。
これによれば、断熱部材が金属層を有するので、ヒーター回路チップからの赤外線が基板に到達して熱が外部に漏れることを抑制することができる。
上述の態様において、前記ヒーター回路チップと、前記1つ又は複数の脚部とは、前記第1の面に対する平面視で互いに重ならない位置に有することが望ましい。
これによれば、ヒーター回路チップから脚部までの熱伝導経路を長くして、断熱部材による断熱効果を向上することができる。
上述の態様において、前記板状部の前記第1の面と反対の面側における第1〜第4の端部に、それぞれ前記第1〜第4の前記脚部が位置することが望ましい。
これによれば、4つの脚部によって板状部を安定的に支持することができる。
上述の態様において、前記第1〜第4の前記脚部は、それぞれが少なくとも一部に角錐又は円錐の形状を有することが望ましい。
これによれば、脚部のうち、強度の向上が必要な部分の断面を大きくし、他の部分の断面を小さくすることにより、強度の向上と熱伝導の抑制とを実現することができる。
上述の態様において、前記第1〜第4の前記脚部は、それぞれが少なくとも一部に角錐台又は円錐台の形状を有していてもよい。
これによれば、脚部のうち、強度の向上が必要な部分の断面を大きくし、他の部分の断面を小さくすることにより、強度の向上と熱伝導の抑制とを実現することができる。
上述の態様において、前記脚部が門型であってもよい。また、前記脚部が鼎型であってもよい。
上述の態様において、前記圧電振動子は、第1の端部と、第1の端部と反対側の第2の端部と、を有し、前記ヒーター回路チップは、前記圧電振動子の前記第1の端部を支持することが望ましい。
これによれば、圧電振動子が片持ちで支持されているので、圧電振動子を支持する部材からの応力を低減することができる。
第1の実施形態に係る圧電発振器を示す図。 第2の実施形態に係る圧電発振器を示す図。 板状部に関する変形例を示す一部断面図。 脚部に関する変形例を示す側面図。 断熱部材を製造する方法の1つの例を示す斜視図。 断熱部材を製造する方法の他の例を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。また同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を示す図である。図1(A)は真空封止キャップの一部を切除した状態を示す平面図であり、図1(B)は図1(A)のIB−IB線における断面図である。
第1の実施形態に係る圧電発振器10は、圧電振動子20と、接続部材30と、ヒーター回路チップ40と、断熱部材50と、基板60と、電子部品70と、真空封止キャップ80とを有している。図1(A)において、手前側の構成要素によって隠れて見えない部分は、破線で示されている。図1(B)においては、圧電発振器10に含まれる構成要素のうち、断熱部材50、基板60及び真空封止キャップ80についてはそれらの切断面が示されている。それら以外の構成要素については図1(A)のIB−IB線よりも後方に位置するため、各構成要素の側面が図1(B)に示されている。
圧電振動子20としては、例えば、水晶振動子が用いられる。圧電振動子20は、コンデンサーや増幅器などの回路素子(図示せず)とともに発振回路を構成するが、圧電振動子20の温度に応じて、発振回路の発振周波数が変動し得る。圧電振動子20の温度と発振回路の発振周波数との関係は直線状ではなく、2次曲線又は3次曲線に近似され得る。そこで、例えば上述のOCXOにおいては、圧電振動子20の温度変化に対する発振回路の発振周波数の変化率が0付近となる温度域まで圧電振動子20が加熱されることにより、高精度の発振回路が実現される。
圧電振動子20は、接続部材30を介してヒーター回路チップ40に固定されることにより、ヒーター回路チップ40に支持されている。接続部材30は、圧電振動子20をヒーター回路チップ40に固定するとともに、圧電振動子20と、発振回路を構成する他の回路素子(図示せず)とを、電気的に接続する。接続部材30は、導電性接着剤によって構成されてもよい。
圧電振動子20は、第1の端部21、及び、第1の端部21と反対側の第2の端部22を有している。圧電振動子20は、第1の端部21がヒーター回路チップ40に支持されており、第2の端部22はヒーター回路チップ40に支持されていない。このように、圧電振動子20が片持ちで支持されているので、圧電振動子20を支持する部材からの応力を低減することができる。
ヒーター回路チップ40は、電流が流れるとジュール熱を発生する抵抗素子(図示せず)が形成されたチップである。ヒーター回路チップ40が、圧電振動子20を加熱し、所定の温度域に維持することにより、圧電振動子20の発振周波数を安定化することができる。ヒーター回路チップ40は、温度センサー(図示せず)や温度制御回路(図示せず)を含んでもよい。また、ヒーター回路チップ40は、圧電振動子20に接続されて発振回路を構成する回路素子(図示せず)を含んでもよい。ヒーター回路チップ40にはボンディングワイヤー41が接続され、ボンディングワイヤー41は、基板60に形成された配線(図示せず)などに接続される。
断熱部材50は、ガラス、あるいは熱伝導率の低いタイプのセラミック材料で構成される。断熱部材50は、板状部51と、複数の脚部52とを有している。板状部51は、第1の面53を有する。板状部51の第1の面53側に、ヒーター回路チップ40が位置している。ヒーター回路チップ40は、板状部51の第1の面53側に固定されることにより、断熱部材50に固定されている。
複数の脚部52は、板状部51の第1の面53と反対の面側に位置している。複数の脚部52は、例えば、4本の脚部を含み、これら4本の脚部が、板状部51の4隅(第1〜第4の端部)にそれぞれ位置している。
基板60には、平面視で矩形状である窪み61が形成されている。断熱部材50の複数の脚部52は、基板60の窪み61の位置で固定されている。このようにして複数の脚部52が基板60に固定されることにより、断熱部材50が基板60に支持されている。この構成によれば、ヒーター回路チップ40から基板60までの熱伝導の経路上に断熱部材50が配置されているので、ヒーター回路チップ40から基板60に熱伝導することが抑制される。
電子部品70は、基板60と断熱部材50の板状部51との間に配置されている。ヒーター回路チップ40が、温度センサー(図示せず)や温度制御回路(図示せず)を含んでいない場合には、これらのセンサーや回路を電子部品70が含んでもよい。また、電子部品70は、圧電振動子20に接続されて発振回路を構成する回路素子(図示せず)を含んでもよい。電子部品70にはボンディングワイヤー71が接続され、ボンディングワイヤー71は、基板60に形成された配線(図示せず)などに接続される。電子部品70は、ボンディングワイヤー71を用いずに、例えばフリップチップによって、基板60に形成された配線などに接続されてもよい。
真空封止キャップ80は、圧電振動子20、接続部材30、ヒーター回路チップ40、断熱部材50及び電子部品70と、基板60の窪み61とを覆って封止する。真空封止キャップ80によって封止された空間の内部は真空に保持される。
ヒーター回路チップ40から基板60への熱伝導経路は、断熱部材50の内部を、第1の面53側から、板状部51と脚部52とを順に通る経路となる。この熱伝導経路による熱伝導を抑制するためには、断熱部材50の熱伝導方向に垂直な断面(断熱部材50の第1の面53に平行な断面)の面積が小さいことが望ましい。一方、ヒーター回路チップ40を固定してヒーター回路チップ40の荷重を支えるという強度的な観点からは、断熱部材50が、面積の広い板状部51を有することが望ましい。
そこで、本実施形態においては、断熱部材50が、板状部51を含むとともに、板状部51よりも断面の面積が小さい脚部を含むこととしている。特に、断熱部材50が複数の脚部52を含む場合には、複数の脚部52における断面の面積の合計値が、板状部51における断面の面積よりも小さくなるようにする。さらに、脚部52の高さは、板状部51の厚さより大きいのが好ましい。この構成によれば、断熱部材50は、板状部51によってヒーター回路チップ40を確実に支持するとともに、ヒーター回路チップ40から基板60への熱伝導を抑制することができる。
また、図1(A)に示されるように、ヒーター回路チップ40と、複数の脚部52とは、平面視で互いに重ならない位置に配置されている。この構成によれば、ヒーター回路チップ40から脚部52までの熱伝導経路の長さは、断熱部材50の板状部51の厚さ分だけではなく、平面視でのヒーター回路チップ40と脚部52との距離分も加えた長さとなる。従って、ヒーター回路チップ40から複数の脚部52のいずれかまでの最短の熱伝導経路の長さを、板状部51の厚さよりも大きくすることができる。これにより、ヒーター回路チップ40から基板60への熱伝導を抑制することができる。
<2.第2の実施形態>
図2は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を示す図である。図2(A)は真空封止キャップの一部を切除した状態を示す平面図であり、図2(B)は図2(A)のIIB−IIB線における断面図である。
第2の実施形態に係る圧電発振器10aにおいては、断熱部材50aの平面視での面積が、圧電振動子20の平面視での面積よりも小さい。図2(A)において、手前側の構成要素によって隠れて見えない部分は、破線で示されている。図2(B)においては、圧電発振器10aに含まれる構成要素のうち、基板60及び真空封止キャップ80についてはそれらの切断面が示されている。それら以外の構成要素については図2(A)のIIB−IIB線よりも後方に位置するため、各構成要素の側面が図2(B)に示されている。
断熱部材50aは、板状部51aと、複数の脚部52aとを有している。第1の実施形態における断熱部材50と同様に、第2の実施形態においても、複数の脚部52aにおける断面の面積の合計値が、板状部51aにおける断面の面積よりも小さくなるように構成されている。図2(A)に示されるように、複数の脚部52aの各々は、平面視での厚さが薄い板状となっている。複数の脚部52a同士をつなげたような形状とすることにより、断熱部材50aに含まれる脚部が実質的に1本となる場合があってもよい。また、断熱部材50aに含まれる脚部を2本とし、脚部が門型であってもよい。また、断熱部材50aに含まれる脚部を3本とし、脚部が鼎型であってもよい。
第2の実施形態において、電子部品70は、基板60と断熱部材50aの板状部51aとの間ではなく、断熱部材50aから平面視で離れた位置に配置されていてもよい。
他の点ついては第1の実施形態と同様である。
<3.板状部に関する変形例>
図3は、本発明の実施形態に係る圧電発振器の板状部に関する変形例を示す一部断面図である。上述の圧電発振器10においては、熱伝導の他に、赤外線の放射(輻射熱)によっても、ヒーター回路チップ40の熱が圧電発振器10の外部に漏れる。そこで、断熱部材50の板状部51は、以下のように、赤外線を反射する金属層54を有していてもよい。
図3(A)に示される例では、板状部51の第1の面53側に金属層54が配置されている。図3(B)に示される例では、板状部51に含まれる断熱層55及び断熱層56の間に金属層54が配置されている。図3(C)に示される例では、板状部51の第1の面53と反対の面側に金属層54が配置されている。
これらの例によれば、ヒーター回路チップ40からの熱伝導だけでなく、ヒーター回路チップ40からの赤外線が基板60に到達することも抑制される。金属層54は、圧電振動子20に向けて赤外線を反射することができるので、ヒーター回路チップ40によって発生した熱を、圧電振動子20を加熱するために効率的に利用することができる。なお、ここでは第1の実施形態における圧電発振器10に含まれる断熱部材50の変形例について説明したが、第2の実施形態における圧電発振器10aに含まれる断熱部材50aについても同様の変形が可能である。
<4.脚部に関する変形例>
図4は、本発明の実施形態に係る圧電発振器の脚部に関する変形例を示す側面図である。本発明においては、断熱部材50に含まれる複数の脚部52の各々が角柱の形状である場合に限定されず、円柱の形状であってもよいし、以下に述べるように他の形状であってもよい。
図4(A)に示される例では、断熱部材50に含まれる複数の脚部52bの各々は、角錐又は円錐の形状を有している。このように、脚部52bのうち、強度の向上が必要な部分の断面を大きくし、他の部分の断面を小さくすることにより、強度の向上と熱伝導の抑制とを実現し得る。
図4(B)に示される例では、断熱部材50に含まれる複数の脚部52cの各々は、角錐台又は円錐台の形状を有している。これにより、図4(A)に示されたものと同様に、強度の向上と熱伝導の抑制とを実現し得る。また、角錐台又は円錐台とすることにより、脚部52cと基板60との固定を確実にし得る。
図4(C)に示される例では、断熱部材50に含まれる複数の脚部52dの各々は、角錐台又は円錐台の形状を有している。そして、脚部52dの形状は、図4(B)に示される例とは上下逆の角錐台又は円錐台になっている。
図4(D)に示される例では、断熱部材50に含まれる複数の脚部52eの各々は、複数の角錐台又は円錐台を上下に重ねた形状を有している。すなわち、砂時計のような形状を有していてもよい。これにより、図4(A)に示されたものと同様に、強度の向上と熱伝導の抑制とを実現し得る。また、脚部52eと基板60との固定を確実にし得る。
図4(A)〜図4(D)に示された例以外でも、例えば、断熱部材50に含まれる複数の脚部の各々が、少なくとも一部に、角錐、円錐、角錐台、又は円錐台の形状を含んでいてもよい。なお、ここでは第1の実施形態における断熱部材50に含まれる脚部52の変形例について説明したが、第2の実施形態における断熱部材50aに含まれる脚部52aについても同様の変形が可能である。
<5.製造方法>
図5は、本発明の実施形態に係る圧電発振器の断熱部材を製造する方法の1つの例を示す斜視図である。断熱部材50は、切削加工によって製造されることができる。まず、図5(A)に示されるように、断熱部材の材料59を直方体状に切り出す。次に、図5(B)に示されるように、材料59の第1の面53と反対の面側の中央部分を、回転鋸100を用いて矢印VBで示される方向に切削する。このとき、第1の面53側まで切断しないように、切り込み深さを調整する。次に、図5(C)に示されるように、第1の面53と反対の面側の中央部分を、回転鋸100を用いて矢印VCで示される方向に切削する。矢印VBの方向と、矢印VCの方向とは、ほぼ直交している。以上の工程により、複数の脚部52を有する断熱部材50を製造することができる。
図6は、本発明の実施形態に係る圧電発振器の断熱部材を製造する方法の他の例を示す斜視図である。図6(A)及び図6(B)に示されるように、断熱部材50は、板状部51となる部材に、複数の脚部52となる部材を貼り付けて固定することにより、製造されることができる。
図5及び図6に示された方法以外にも、断熱部材50は、加熱によって溶融させられた材料を型に入れた後、硬化させる方法によっても、製造することができる。
10、10a…圧電発振器、20…圧電振動子、21…第1の端部、22…第2の端部、30…接続部材、40…ヒーター回路チップ、41…ボンディングワイヤー、50、50a…断熱部材、51、51a…板状部、52、52a、52b、52c、52d、52e…脚部、53…第1の面、54…金属層、55、56…断熱層、59…材料、60…基板、61…窪み、70…電子部品、71…ボンディングワイヤー、80…真空封止キャップ、100…回転鋸。

Claims (10)

  1. 断熱部材と、
    前記断熱部材に固定されたヒーター回路チップと、
    前記ヒーター回路チップに支持された圧電振動子と、
    を有する圧電発振器であって、
    前記断熱部材は、板状部と、少なくとも一つの脚部とを有し、
    前記板状部の第1の面側に前記ヒーター回路チップが位置し、
    前記板状部の前記第1の面と反対の面側に前記少なくとも一つの脚部が位置し、
    前記少なくとも一つの脚部の前記第1の面に平行な断面積は、前記板状部の前記第1の面に平行な断面積よりも小さい、圧電発振器。
  2. 基板及び電子部品をさらに有し、
    前記基板に、前記少なくとも一つの脚部が固定されており、
    前記基板と前記板状部との間に、前記電子部品が配置されている、
    請求項1記載の圧電発振器。
  3. 前記板状部は、金属層と、前記金属層より熱伝導率が小さい断熱層とを有する、
    請求項1又は請求項2記載の圧電発振器。
  4. 前記ヒーター回路チップと、前記少なくとも一つの脚部とは、前記第1の面に対する平面視で互いに重ならない位置に有する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の圧電発振器。
  5. 前記断熱部材は、少なくとも第1〜第4の前記脚部を有し、
    前記板状部の前記第1の面と反対の面側における第1〜第4の端部に、それぞれ前記第1〜第4の前記脚部が位置する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の圧電発振器。
  6. 前記第1〜第4の前記脚部は、それぞれが少なくとも一部に角錐又は円錐の形状を有する、
    請求項5記載の圧電発振器。
  7. 前記第1〜第4の前記脚部は、それぞれが少なくとも一部に角錐台又は円錐台の形状を有する、
    請求項5記載の圧電発振器。
  8. 前記脚部が門型であることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の圧電発振器。
  9. 前記脚部が鼎型であることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の圧電発振器。
  10. 前記圧電振動子は、第1の端部と、第1の端部と反対側の第2の端部と、を有し、
    前記ヒーター回路チップは、前記圧電振動子の前記第1の端部を支持する、
    請求項1乃至請求項9のいずれか一項記載の圧電発振器。
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