JP5998853B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する液体吐出装置に関する。
用紙にインクを吐出することで用紙に画像を記録する記録ヘッド及び当該記録ヘッドにインクを供給するサブタンクが上部筐体に、用紙の搬送機構が下部筐体にそれぞれ固定されたインクジェットプリンタが知られている(特許文献1の図4、図5参照)。このインクジェットプリンタにおいては、メンテナンスを容易にするため、記録部の前面が上下2つに分かれるように、後方に配置された筐体回動軸を中心に上部筐体が下部筐体に対して回動自在となっている。また、メインタンク(インクカートリッジ)は、下部筐体内に配置されている。
特開2005−81546号公報
特許文献1に開示されたインクジェットプリンタにおいて、インク供給系を上部筐体に集約した場合、上部筐体において回動軸に平行な2つの鉛直壁面のうちで回動軸から遠い方の鉛直壁面に設けられた装着開口から上部筐体内にインクカートリッジを挿入可能とすることが、インクカートリッジの着脱作業を行う上でユーザにとって便利であることが多い。しかしながら、この場合において、インクカートリッジが水平方向(鉛直壁面と直交する方向)又は斜め上方向に上部筐体内に挿入されると、当該挿入に伴って大きな剪断力が回転軸に対して加えられて、回動軸付近の部材(例えばヒンジ)が破損する虞がある。
本発明の目的は、液体カートリッジの着脱を容易にしつつ、液体カートリッジを装着するときに回動軸付近の部材が破損するのを防止することができる液体吐出装置を提供することにある。
本発明の液体吐出装置は、記録媒体を支持する支持部と、液体を吐出するための吐出口が形成された吐出面を有していると共に、前記吐出口から液体を吐出することによって前記支持部に支持された記録媒体に画像を記録する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する液体カートリッジと、前記支持部を保持する第1筐体と、前記液体カートリッジを保持するカートリッジ保持部が設けられていると共に、前記液体吐出ヘッドが保持された第2筐体とを備えている。前記第2筐体は、前記第1筐体に対して所定の軸線を中心に回動可能であり、当該回動によって前記吐出面が前記第1筐体に近接する第1位置と、前記第1位置のときよりも前記吐出面が前記第1筐体から離隔する第2位置とを取り得るように構成されており、前記支持部と前記吐出面は、前記第2筐体が前記第1位置に位置するときに、互いに対向するように構成されており、前記第2筐体には、前記吐出面に交差する方向及び前記軸線方向に延在し、互いに対向する2つの外面が設けられており、前記2つの外面のうちで、前記軸線に直交し且つ前記吐出面に平行な方向である第1方向に関して前記軸線から離れている第1外面には、前記液体カートリッジを前記カートリッジ保持部内へ挿入するための挿入開口が設けられており、前記軸線方向から見た場合に、前記挿入開口の前記吐出面と直交する方向における中心点を通り前記第1方向と平行な仮想線と前記軸線を含み前記吐出面に直交する平面との交点であって前記吐出面と直交する方向において前記軸線よりも前記第1筐体から離れた前記交点を上基準点とし、前記軸線に対し前記上基準点と線対称の位置にある前記平面上の点を下基準点としたときに、前記中心点を原点とする前記液体カートリッジを前記カートリッジ保持部内へ挿入する挿入方向は、前記上基準点及び前記下基準点よりも前記軸線に近い前記平面上の点に向けられている。
本発明によると、液体カートリッジの挿入方向が第1筐体に向かう方向に傾けて設定されているので液体カートリッジを挿入しやすく、且つ、液体カートリッジの挿入方向が水平方向である場合よりも軸線にかかる剪断力を小さくすることができるので、回動軸付近の部材(例えばヒンジ)が破損するのを防止することができる。
本発明においては、前記平面上に沿い且つ前記軸線に直交する方向に関し、前記軸線が前記第1筐体に対して前記吐出面よりも離れる位置に配置されていることが好ましい。これによると、例えば軸線が吐出面と同じ高さにある場合と比較して、液体カートリッジの挿入方向と水平方向とのなす角度を同じにしたときに軸線にかかる剪断力を小さくすることができる。その結果、回動軸付近の部材(例えばヒンジ)の小型化及び/又は耐久性向上をより一層図ることができる。或いは、軸線にかかる剪断力を同じにしようとしたときに、液体カートリッジの挿入方向と水平方向とのなす角度を小さくすることができる。その結果、第2筐体の厚さを小さくすることができるようになって、装置全体の低背化を実現することができる。
また、本発明においては、前記軸線方向から見た場合の前記中心点を原点とする前記挿入方向は、前記軸線に向かう方向であることが好ましい。これによると、軸線にかかる剪断力を最小とすることができる。
さらに、本発明においては、前記液体カートリッジが、前記軸線方向に長尺に形成されていることが好ましい。これによると、軸線に直交する方向に関してカートリッジを傾けたとしても、第2筐体の厚さを薄くできる。
このとき、前記軸線方向から見た場合に、前記平面上に沿い且つ前記軸線に直交する方向に関して、前記液体吐出ヘッド及び前記挿入開口の少なくとも一部が重複して配置されていることがより好ましい。これによると、第2筐体の厚さを小さくすることができるようになって、装置全体の低背化を実現することができる。
本発明において、前記第2筐体には、前記2つの外面のうち前記第1外面と異なる第2外面と前記第1外面のいずれにも交差し、前記吐出面に直交する方向に関して前記吐出面から最も離れた第3外面が設けられており、前記記録部で画像が記録された複数枚の記録媒体が順次積層される排紙部が、前記第3外面に設けられていることが好ましい。これによると、液体カートリッジの装着時に第2筐体が回転しにくいものであるので、液体化カートリッジを装着するときに排紙部に積層された記録媒体が落下しにくくなる。
また、本発明においては、係止ピン及び係止部材を含み、前記第2筐体が前記第1位置にあるときに前記係止ピンと前記係止部材とが係合することによって前記第2筐体の回動および前記第1筐体に対する前記第2筐体の挿入方向における移動を規制する規制機構をさらに備えていることが好ましい。これによると、液体カートリッジが装着されるときに、第2筐体が回動するのを確実に防止することができると共に、軸が破損するのを抑制することができる。
本発明によると、液体カートリッジの挿入方向が第1筐体に向かう方向に傾けて設定されているので液体カートリッジを挿入しやすく、且つ、液体カートリッジの挿入方向が水平方向である場合よりも軸線にかかる剪断力を小さくすることができるので、回動軸付近の部材が破損するのを防止することができる。
本発明の一実施形態によるインクジェットプリンタを示す外観斜視図である。 プリンタの内部を示す概略側面図である。 図2に示す上筐体を回動させたときの状況を示す説明図である。 図2に示す支持部の概略斜視図である。 ロック機構の動作状況を示す説明図である。 ロック機構及び連動機構の動作状況を示す説明図である。 カートリッジ保持部を示す概略側面図である。 カートリッジ保持部を示す概略上面図である。 変形例に係るカートリッジ保持部を示す概略側面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図3を参照し、本発明に係る記録装置の一実施形態としてのインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。
プリンタ1は、共に直方体形状で且つサイズが略等しい上筐体1a及び下筐体1bを有する。上筐体(第2筐体)1aは下面が開口し、下筐体(第1筐体)1bは上面が開口している。上筐体1aは、骨組みとなるフレーム1a1と、フレーム1a1の外側を覆う化粧カバー1a2とを有している。下筐体1bも、骨組みとなるフレーム1b1と、フレーム1b1の外側を覆う化粧カバー1b2とを有している。上筐体1aが下筐体1b上に重なり、互いの開口面を封止することで、プリンタ1内部の空間が画定される(図2参照)。上筐体1aの天板上部(前面及び背面のいずれにも交差し、吐出面10aに直交する方向に関して吐出面10aから最も離れた面)には、排紙部31が設けられている。上及び下筐体1a,1bにより画定される空間には、後述の給紙ユニット1cから排紙部31に向けて、図2に示す太矢印に沿って、用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。
上筐体1aは、図2及び図3に示すように、上筐体1aにおける副走査方向の一端部(図中右端部)の鉛直方向略中央において、主走査方向に延在する軸1hを介して下筐体1bに連結されている。そして、上筐体1aは、当該軸1hを中心として、下筐体1bに対して回動可能となっている。上筐体1aは、回動することで、下筐体1bに近接した近接位置(図2に示す位置及び図3中実線で示す位置:第1位置)と、近接位置のときよりも下筐体1bから離隔した離隔位置(図3中二点鎖線で示す位置:第2位置)とを取り得る。上筐体1aが離隔位置にあるとき、近接位置にある上筐体1a及び下筐体1bによって形成されている用紙搬送経路の一部が外部に露出され、用紙搬送経路上にユーザの作業空間が確保される。上筐体1aが離隔位置に位置することで、作業空間が確保されると、ユーザは、用紙搬送経路においてジャムした用紙Pを除去したり、記録部9や支持部60の保守作業を行ったりすることができる。記録部9や支持部60の保守作業とは、例えば、吐出面10aや、支持面61a、対向面62aに付着した汚れを除去する作業である。軸1hには、上筐体1aを開放する方向に(近接位置から離隔位置に向けて)付勢するバネ(不図示)が設けられている。本実施形態において、上筐体1aは、水平面に対して略35度の傾斜角度まで開くことができる。
下筐体1bのカバー1b2の側面(図1の紙面右手前側の面)には、開口1b3が形成されている。そして、近接位置にある上筐体1aの回動を規制するロック機構(規制機構)70の操作部71が、開口1b3から露出している。ロック機構70の構成については後に詳述する。
上筐体1aは、2つのヘッド10(図2に太矢印で示す用紙搬送方向上流側から順に、前処理液を吐出するプレコートヘッド10及びブラックインクを吐出するインクジェットヘッド10)、これら2つのヘッド10及び送りローラ対24のうちの上側のローラを支持するフレーム3、ヘッド10にそれぞれに供給される前処理液及びブラックインク(以下、これらを「液体」と総称する。)を貯留するカートリッジ50、カートリッジ50を着脱自在に保持するカートリッジ保持部51(図7及び図8参照)、プリンタ1各部の動作を制御する制御装置1pを収容している。本実施形態においては、2つのヘッド10とフレーム3とによって、用紙Pに画像を記録する記録部9が構成されている。記録部9は、上筐体1aに保持されている。
前処理液は、インクの滲みや裏抜けを防止する機能、インクの発色性や速乾性を向上させる機能等を有する液体である。カートリッジ50は、カートリッジ保持部51を介して対応するヘッド10にチューブ(不図示)及びポンプ(不図示)を介して接続されている。なお、各ポンプは、対応するヘッド10に液体を強制的に送るとき(すなわち、パージ動作や液体の初期導入が行われるとき)だけ制御装置1pによって駆動される。また、画像記録時におけるヘッド10には、流路内に負圧が生じるため、カートリッジ内の液体が自動的にヘッド10に供給される。
さらに、上筐体1aは、送りローラ対25,26のうちの上側のローラ、これらローラ対25,26間のガイド29のうちの上側のガイド、送りローラ対27,28及び用紙搬送方向に沿って送りローラ対26,28間の2組のガイド29も収容している。つまり、上筐体1aが近接位置から離隔位置に回動することで、これらの収容部品がすべて上筐体1aとともに移動する。
下筐体1bは、支持部60、ワイパユニット(不図示)、2つの廃液トレイ65及び給紙ユニット1cを収容(保持)している。さらに下筐体1bは、用紙センサ32、送りローラ対22,23及び用紙搬送方向に沿って給紙ユニット1cと送りローラ対23との間の2組のガイド29も収容している。
各ヘッド10は、主走査方向に長尺なライン式であり、略直方体の外形形状を有する。2つのヘッド10は、副走査方向に互いに離隔してフレーム3に支持されている。各ヘッド10において、上面には、チューブが取り付けられるジョイントが設けられ、下面の吐出面10aには、多数の吐出口が開口し、内部には、カートリッジから供給された液体が吐出口に至るまでの流路が形成されている。なお、図2において、吐出面10aは水平面に平行な面となっている。
給紙ユニット1cは、給紙トレイ20及び給紙ローラ21を有する。このうち給紙トレイ20が下筐体1bに対して副走査方向に着脱可能である。給紙トレイ20は、上方に開口する箱であり、複数種類のサイズの用紙Pを収容可能である。給紙ローラ21は、制御装置1pの制御により回転し、給紙トレイ20の最も上方にある用紙Pを送り出す。給紙ローラ21によって送り出された用紙Pは、ガイド29によりガイドされ且つ送りローラ対22,23によって順次挟持されつつ支持部60へと送られる。
支持部60は、記録部9に鉛直方向に対向して配置されている。支持部60は、ヘッド10とそれぞれ対向する2つの回転体63と、回転体63の周面に固定された2つのプラテン61及び2つの対向部材62と、2つの回転体63を回転可能に支持するフレーム11とを有している。回転体63は、主走査方向の軸を有し且つ制御装置1pの制御により当該軸を中心として回転する。また、フレーム11は、下側の送りローラ24も回転可能に支持している。
プラテン61及び対向部材62は、共に主走査方向及び副走査方向に関して吐出面10aより一回り大きなサイズを有し、且つ、鉛直方向に互いに対向して配置されている。
プラテン61の表面は、吐出面10aに対向しつつ用紙Pを支持する支持面61aであり、用紙Pを保持できるように材料や加工に工夫が施されている。例えば支持面61aに、弱粘着性のシリコン層を形成したり、副走査方向に沿ったリブを多数形成したりすることで、支持面61a上に載置された用紙Pの浮き等が防止される。また、プラテン61は、樹脂により構成されている。
対向部材62は、水分を透過しない又は透過し難い材料から構成されている。対向部材62の表面は、平滑であって、吐出面10aに対向する対向面62aである。
回転体63の回転により、支持面61aが吐出面10aに対向し且つ対向面62aが吐出面10aに対向しない第1状態(図2参照)と、支持面61aが吐出面10aに対向せず且つ対向面62aが吐出面10aに対向する第2状態とが切り換わる。本実施形態において、制御装置1pは、用紙Pに向けて吐出口から液体を吐出して用紙Pに画像を記録するときは第1状態、パージ動作やワイピング動作が行われるとき及びキャッピング状態においては第2状態となるように、回転体63の駆動を制御する。
各廃液トレイ65は、回転体63等の下方に配置されており、廃液タンク(図示せず)に連通している。パージ動作やワイピング動作の際に上方から落下してきた液体は、廃液トレイ65に受容され、廃液タンクに排出される。
次いで、図2及び図4を参照し、フレーム11について説明する。
フレーム11は、図4に示すように、環状に形成され、鉛直方向に貫通した貫通部11aを有している。そして、フレーム11は、貫通部11a内において、2つの回転体63及び送りローラ対24のうちの下側のローラを回転可能に支持している。フレーム11には、凹部14が形成されている。凹部14の開口14aは、フレーム11の上面に形成されている。そして、凹部14は、フレーム11の主走査方向の一端部(図4中紙面右手前側の端部)において、副走査方向に沿って延在して形成されている。凹部14内には、ロック機構70の動作に伴って連動する連動機構15が設けられている。
連動機構15は、凹部14内において鉛直方向に移動可能な移動部16と、移動部16を上方に向かって付勢する2つのバネ17とを有している。2つのバネ17は、副走査方向に沿って互いに離隔して配置されている。本実施形態においては、付勢部としてコイルバネ17が採用されているが、移動部16を同方向に付勢することが可能であれば、コイルバネ以外の弾性部材から構成されていてもよい。
移動部16は、凹部14の開口14aとほぼ同じ平面サイズの直方体形状を有している。移動部16の上面には、鉛直方向上方(吐出面10aに対して垂直な方向)に沿って延出したガイドピン4,5が形成されている。これら2つのガイドピン4,5は、移動部16の副走査方向の両端部(フレーム11の角部近傍)に配置されており、後述のガイド穴12,13と鉛直方向に沿って対向する。これらガイドピン4,5は、先細りの円柱部材からなる。
フレーム11の側面(図4中手前右側の側面)には、凹部14に通じる長孔11bが形成されている。長孔11bは、鉛直方向に沿って長く形成されている。移動部16の側面には、突出部16aが形成されている。突出部16aは、長孔11bと対向する位置に配置されており、主走査方向に沿って長孔11bから突出する長さを有している。突出部16aの先端部が、ロック機構70の動作に伴って鉛直方向に移動することで、移動部16も鉛直方向に沿って移動する。これにより、ガイドピン4,5も鉛直方向に沿って移動する。より具体的には、突出部16aが長孔11bの上端と接触する位置にあるときに、移動部16は、ガイドピン4,5とガイド穴12,13とが係合する係合位置に配置され、突出部16aが長孔11bの途中部位(図6(b)に示す位置)から長孔11bの下端と接触する位置との間にあるときに、移動部16は、ガイドピン4,5とがガイド穴12,13とが係合しない非係合位置に配置される。つまり、移動部16は、ガイドピン4、5とガイド穴12、13とが係合する係合位置と、ガイドピン4、5とガイド穴12、13とが係合しない非係合位置とを取り得る。
次いで、図2、図3及び図6を参照し、フレーム3について説明する。
フレーム3は、環状に形成され、2つのヘッド10及び送りローラ対24のうちの上側のローラを支持する。さらに、フレーム3は、環状部材40が昇降可能なように環状部材40を支持している。フレーム3の下面には、ガイドピン4、5のそれぞれと係合可能な2つのガイド穴12、13が形成されている。ガイド穴12、13には、上筐体1aが近接位置にあってヘッド10(記録部9)が記録位置にあるときにガイドピン4,5が挿入される。ガイド穴12、13にガイドピン4、5が挿入されることで、ガイドピン4、5とガイド穴12、13とが係合する。これらガイドピン4,5及びガイド穴12,13によって記録部9と支持部60との水平方向の位置決め行う位置決め機構が構成されている。つまり、ガイドピン4,5は、上筐体1aが近接位置、ヘッド10が記録位置にあってロック機構70が規制位置(後述する)にあるときに、ガイド穴12,13と係合可能な長さを有している。また、ガイドピン4,5は、上筐体1aが近接位置、ヘッド10が記録位置にあってロック機構70が規制位置から解除位置(後述する)に至る途中に(図6(b)参照)、ガイド穴12,13と係合しなくなる長さとなっている。
2つのガイド穴12,13は、副走査方向に沿って並んで配置され、上筐体1aが近接位置にあってヘッド10が記録位置にあるときにガイドピン4,5と鉛直方向に沿って対向する。ガイド穴12は、平面視において円形状を有しており、その内径はガイドピン4の外径とほぼ同じ又は若干大きめに形成されている。また、ガイド穴12の開口近傍にはすり鉢状のテーパ部が形成されている。これにより、ガイドピン4がガイド穴12に挿入されやすくなる。
ガイド穴13は、ガイド穴12と同様であり、平面視において円形状を有しており、その内径はガイドピン5の外径とほぼ同じ又は若干大きめに形成されている。また、ガイド穴13の開口近傍にはすり鉢状のテーパ部が形成されている。これにより、ガイドピン5がガイド穴13に挿入されやすくなる。
このように、ガイド穴12,13とガイドピン4,5とが係合することで、フレーム3とフレーム11の主走査方向及び副走査方向の相対位置が位置決めされる。つまり、フレーム3またはフレーム11は、ガイド穴12、13とガイド穴4、5とが係合するときに、僅かに水平方向に移動することにより主走査方向及び副走査方向の相対位置が位置決めされる。また、ガイドピン4,5及びガイド穴12,13の対となる各組が2組設けられていることで、フレーム3とフレーム11の水平面に沿った相対的な回転角度が位置決めされる。
次いで、図1、図5及び図6を参照し、ロック機構70の構成について説明する。
ロック機構70は、図5に示すように、引掛部材72と、係止ピン73とを有している。引掛部材(係止部材)72は、図5に示すように、先端が曲がった鉤状を有している。また、引掛部材72は、基端部72aが主走査方向に延在する軸72bを介してフレーム1b1に連結されており、この軸72bを中心として下筐体1bに対して回動可能に支持されている。引掛部材72の一側面には、操作部71が突出して形成されている。操作部71は、カバー1b2の開口1b3から突出している。そして、この操作部71を、ユーザが図1中矢印方向に回動させることで、引掛部材72が規制位置(図5(a)に示す位置)から解除位置(図5(b)に示す位置)に回動する。また、引掛部材72は、フレーム1b1とカバー1b2との間の空間に配置されている。係止ピン73は、上筐体1aのフレーム1a1から突出し、フレーム1a1とカバー1a2との間の空間に配置されている。また、係止ピン73は、図5(a)に示すように、引掛部材72が規制位置に配置されているときに、引掛部材72の凹部72cと当接する位置(引掛部材72によって係止される位置)に配置されている。
なお、ここでいうロック機構70における解除位置は、上筐体1aが近接位置にあって、係止ピン73が引掛部材72によって係止されない位置(すなわち、上筐体1aを近接位置から離隔位置に移動させることができる位置)である。上筐体1aが近接位置にあって、係止ピン73が引掛部材72によって係止されない位置とは、図5(b)に示すように、係止ピン73が引掛部材72の凹部72cに当接しない位置である。係止ピン73が引掛部材72の凹部72cに当接しないとき、係止ピン73の鉛直方向上方には引掛部材72が存在しないため、係止ピン73が鉛直方向上方に移動可能である。そのため、係止ピン73を保持する上筐体1aを近接位置から離隔位置に移動させることができる。一方、ロック機構70における規制位置は、上筐体1aが近接位置にあって、係止ピン73が引掛部材72によって係止される位置(すなわち、近接位置にある上筐体1aの移動が規制される位置)である。上筐体1aが近接位置にあって、係止ピン73が引掛部材72によって係止される位置とは、図5(a)に示すように、係止ピン73が引掛部材72の凹部72cに当接する位置である。係止ピン73が引掛部材72の凹部72cに当接するとき、係止ピン73の鉛直方向上方には引掛部材72が存在するため、係止ピン73が鉛直方向上方に移動できない。そのため、係止ピン73を保持する上筐体1aを近接位置から離隔位置に移動させることができない。なお、図5(c)では、ロック機構70は規制位置にあるが、上筐体1aが近接位置におらず、係止ピン73が引掛部材72の凹部72cに当接していないため、上筐体1aは回動自在である。
また、引掛部材72の下側面は、突出部16aと係合(常に当接)している。これにより、引掛部材72は、連動機構15のバネ17によって、規制位置に向けて付勢される構成となる。換言すると、引掛部材72に連動して、突出部16a及び移動部16が昇降する。つまり、移動部16が引掛部材72に連動して、係合位置と非係合位置との間を移動することにより、ガイドピン4、5とガイド穴12、13とが係合状態と非係合状態との間を移動する。
この構成において、上筐体1aが近接位置、ヘッド10が記録位置にある場合に、ユーザが操作部71を操作し、図5(a)に示す規制位置から図5(b)に示す解除位置に引掛部材72を回動させると、引掛部材72と係止ピン73との係止が解除される。つまり、上筐体1aの回動規制が解除され、この状態で上筐体1aを近接位置から離隔位置に回動させることが可能となる。このときのロック機構70の動作に伴って、連動機構15が連動する。つまり、図6(a)に示すように、引掛部材72が規制位置にあるときは、移動部16が係合位置に配置されている。そして、引掛部材72が解除位置に向けて回動すると、引掛部材72に連動して、突出部16a(移動部16)が下方に移動する。引掛部材72が図6(b)に示す位置(解除位置に到達する手前の位置)まで回動すると、ガイドピン4,5がガイド穴12,13からちょうど抜ける。すなわち、移動部16が非係合位置に移動する。その後、引掛部材72が、図6(c)に示すように、解除位置に到達すると、移動部16の下方への移動も停止する。このときも、移動部16が非係合位置に配置される。
このように、ロック機構70による上筐体1aの回動規制を解除したときには、移動部16が非係合位置に配置される。したがって、この状態で上筐体1aを近接位置から離隔位置に回動させても、ガイドピン4,5とガイド穴12,13との係合が解除されているため、ガイドピン4,5とガイド穴12,13の壁部との干渉を防ぐことが可能となる。本実施形態においては、上筐体1aを近接位置から離隔位置に回動させると、図3に示すように、ガイド穴12,13はその移動軌跡が円弧状となるように、移動する。つまり、ガイド穴12の移動領域は、図中2点鎖線で示す円弧L3a,L4a間の領域であり、ガイド穴13の移動領域は図中2点鎖線で示す円弧L1a,L1a間の領域である。仮に、移動部16を非係合位置に配置せずに上筐体1aを近接位置から離隔位置に回動させようとすると、ガイド穴12、13の移動領域とガイドピン4、5とが重なることで、ガイドピン4,5とガイド穴12,13の壁部とが干渉する。しかしながら、本発明においては、上筐体1aを近接位置から離隔位置に回動させるためには、ロック機構70を解除位置に移動させる必要があり、ロック機構70が解除位置に移動すると、移動部16が非係合位置に配置される。このため、上述のようにガイドピン4,5とガイド穴12,13の壁部との干渉を防ぐことが可能となる。
また、上筐体1aが離隔位置にあって、ユーザが操作部71から手を離すと、バネ17の付勢力によって、移動部16が上昇し係合位置に復帰する。このとき、突出部16aを介して引掛部材72がバネ17によって規制位置に付勢される。つまり、引掛部材72が自動的に解除位置から規制位置に復帰する。この後、ユーザが離隔位置にある上筐体1aを近接位置に回動させるように、上筐体1aを操作すると、図5(c)に示すように、係止ピン73と引掛部材72の上側面とが当接する。そして、上筐体1aの近接位置への回動に伴って、係止ピン73が引掛部材72を押圧し、引掛部材72が図中時計回りに回動する。このとき、係止ピン73が引掛部材72の先端を乗り越える位置(解除位置)まで引掛部材72が回動するとともに、この位置(解除位置)に到達するまでに、移動部16が非係合位置に配置される。このため、上筐体1aが近接位置に配置されても、ガイドピン4,5とガイド穴12,13の壁部との干渉を防ぐことが可能となる。そして、係止ピン73が引掛部材72の先端を乗り越え、上筐体1aが近接位置に近づくに連れて、引掛部材72が規制位置に復帰する。こうして、上筐体1aが近接位置に配置されるときには、引掛部材72によって係止ピン73が係止され、ロック機構70による上筐体1aの回動規制が行われる。
次いで、図7及び図8を参照し、カートリッジ保持部51について説明する。
図7及び図8に示すように、カートリッジ50及びカートリッジ保持部51は、軸1hの延在方向に長尺に形成されている。また、カートリッジ保持部51が、上筐体1aの前面(吐出面10aに交差する方向及び軸1hに沿った方向に延在し、互いに対向する2つの外面のうちで、軸1hに直交し且つ吐出面10aに平行な方向である前後方向に関して軸1hから離れている面:第1外面)に隣接するように、且つ、ヘッド10より鉛直方向に関して上方に配置されている。また、上筐体1aの前面には、カートリッジ50をカートリッジ保持部51内へ挿入するための挿入開口51aが設けられている。

カートリッジ50を、挿入開口51aを介してカートリッジ保持部51内へ挿入する挿入方向(図7中矢印)は、挿入開口51aに係る吐出面10aと直交する方向に関する中心点Cを原点とする最短距離で軸1hに向かう方向になっている。中心点Cは、鉛直方向における挿入開口51aの上端部と下端部との中心位置である。これにより、カートリッジ50の挿入方向が、下筐体1bに向かって傾いている。中心点Cを通り前後方向に平行な線を仮想線X1とし、軸1hを含みつつ吐出面10aを含む平面に直交する平面を平面Yとし、仮想線X1と平面Yとの交点を上基準点Yhとし、軸1hに対し上基準点Yhと線対称の位置にある平面Y上の点を下基準点Ylとしたときに、この挿入方向は、中心点Cから上基準点Yh及び下基準点Ylよりも軸1hに近い平面Y上の点に向かう方向となっている。なお、鉛直方向に関して、軸1hが下筐体1bに対して吐出面10aよりも離れている。
以上に述べたように、本実施形態に係るプリンタ1によると、カートリッジ50の挿入方向が下筐体1bに向かって下方に傾いているため、カートリッジ50を挿入しやすく、且つ、カートリッジ50の挿入方向が水平方向である場合よりも軸1hにかかる剪断力を小さくすることができるので、軸1h付近の部材(例えばヒンジ)が破損するのを防止することができる。また、上筐体1aの前面に挿入開口51aが設けられているので、ユーザはカートリッジ50を容易に着脱することができる。さらに、カートリッジ50の挿入時の剪断力により発生する回転モーメントが小さくなるので、上筐体1aが回動しにくく、カートリッジ50が挿入しやすくなる。
特に、本実施形態においては、カートリッジ10の挿入方向が軸1hに向かっているため、軸1hにかかる剪断力を最小とすることができる。
また、鉛直方向に関して、軸1hが下筐体1bに対して吐出面10aよりも離れているため、例えば軸1hが吐出面10aと同じ高さにある場合と比較して、カートリッジ50の挿入方向と水平方向とのなす角度を同じにしたときに軸1hにかかる剪断力を小さくすることができる。その結果、軸1h付近の部材(例えばヒンジ)の小型化及び/又は耐久性向上をより一層図ることができる。或いは、軸1hにかかる剪断力を同じにしようとしたときに、カートリッジ10の挿入方向と水平方向とのなす角度を小さくすることができる。その結果、上筐体1aの厚さを小さくすることができるようになって、プリンタ1の低背化を実現することができる。
さらに、カートリッジ50が、軸1hに沿って長尺に形成されているため、軸1hに直交する方向に関してカートリッジ50を傾けたとしても、上筐体1aの厚さを薄くできる。
加えて、カートリッジ50の装着時に回転しにくい上筐体1aの天板上部に排紙部31が設けられているため、カートリッジ50を装着するときに排紙部31に積層された用紙が落下しにくくなる。
また、上筐体1aが近接位置に配置されるときには、引掛部材72によって係止ピン73が係止され、ロック機構70による上筐体1aの回動規制が行われるため、カートリッジ50が装着されるときに、上筐体1aが回動するのを確実に防止することができると共に、軸1hが破損するのを抑制することができる。
<変形例>
本実施形態に係る変形例について図9を参照しつつ説明する。本変形例においては、図9に示すように、軸1hに沿った方向から見た場合に、鉛直方向に関してヘッド10及び挿入開口51aの一部が重複して配置されている。これにより、上筐体201aの厚さを小さくすることができるようになって、プリンタ201全体の低背化を実現することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態においては、カートリッジ10の挿入方向が、中心点Cから軸1hに向かう方向になっているが、中心点Cから上基準点Yh及び下基準点Ylよりも軸1hに近い平面Y上の点に向かう方向となっていれば、任意の方向であってもよい。
上述の実施形態においては、鉛直方向に関して、軸1hが下筐体1bに対して吐出面10aよりも離れている構成であるが、軸1hが下筐体1bに対して吐出面10aと同じ距離又はより近い位置に配置されていてもよい。
また、上述の実施形態においては、カートリッジ50が、軸1hに沿って長尺に形成されている構成であるが、カートリッジの形状は任意のものであってよい。例えば、軸1hに直交する方向に延在していてもよい。
加えて、上述の実施形態においては、上筐体1aの天板上部に排紙部31が設けられている構成であるが、排紙部は任意の位置にあってもよい。例えば、排紙部が上筐体の前面又は背面にあってもよい。
さらに、上述の実施形態においては、プリンタ1がロック機構70を有する構成であるが、このようなロック機構70を有さない構成であってもよい。
また、上述の実施形態においては、カートリッジ50とヘッド10がチューブにより直接的に接続されている構成であるが、カートリッジ50とヘッド10間にインク又は前処理液を一時的に貯留するサブタンクを設け、カートリッジ50からサブタンクを経由してヘッド10にインク又は前処理液を供給してもよい。
本発明は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能であり、さらに、インク以外の液体を吐出させることで記録を行う記録装置にも適用可能である。本発明は、インクジェット式に限定されず、例えばレーザー式、サーマル式等の記録装置にも適用可能である。記録媒体は、用紙Pに限定されず、記録可能な様々な媒体であってよい。
プラテン44、45に代えて、ヘッド10に対向して配置される表面を有し、当該表面が用紙Pを支持しつつ周方向に移動することにより用紙Pを搬送する無端状の搬送部材を含む搬送機構を有してもよい。当該搬送機構は、例えば、ベルト搬送機構であってよい。ベルト搬送機構は、下筐体1bに取り付けられている。ベルト搬送機構において、無端状のベルトが、搬送方向において互いに離隔して配置された少なくとも2つのローラに架け渡される。ベルト搬送機構は、ベルトの上面がヘッド10と対向するように配置される。ベルトの上面は、ローラの回転に伴うベルトの走行に伴って搬送方向に移動する。ベルトは、当該上面が用紙Pを支持しつつ移動することによって、用紙Pを搬送方向に搬送する。ベルトは、搬送機構40の一部を構成しており、ヘッド10と対向して用紙を支持する支持部を構成する。
1 インクジェットプリンタ
1a 上筐体
1b 下筐体
1h 軸
4,5 ガイドピン
9 記録部
10 ヘッド
12,13 ガイド穴
50 カートリッジ
51 カートリッジ保持部
51a 挿入開口
60 支持部
70 ロック機構

Claims (7)

  1. 記録媒体を支持する支持部と、
    液体を吐出するための吐出口が形成された吐出面を有していると共に、前記吐出口から液体を吐出することによって前記支持部に支持された記録媒体に画像を記録する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する液体カートリッジと、
    前記支持部を保持する第1筐体と、
    前記液体カートリッジを保持するカートリッジ保持部が設けられていると共に、前記液体吐出ヘッドが保持された第2筐体とを備えており、
    前記第2筐体は、前記第1筐体に対して所定の軸線を中心に回動可能であり、当該回動によって前記吐出面が前記第1筐体に近接する第1位置と、前記第1位置のときよりも前記吐出面が前記第1筐体から離隔する第2位置とを取り得るように構成されており、
    前記支持部と前記吐出面は、前記第2筐体が前記第1位置に位置するときに、互いに対向するように構成されており、
    前記第2筐体には、前記吐出面に交差する方向及び前記軸線方向に延在し、互いに対向する2つの外面が設けられており、前記2つの外面のうちで、前記軸線に直交し且つ前記吐出面に平行な方向である第1方向に関して前記軸線から離れている第1外面には、前記液体カートリッジを前記カートリッジ保持部内へ挿入するための挿入開口が設けられており、
    前記軸線方向から見た場合に、
    前記挿入開口の前記吐出面と直交する方向における中心点を通り前記第1方向と平行な仮想線と前記軸線を含み前記吐出面に直交する平面との交点であって前記吐出面と直交する方向において前記軸線よりも前記第1筐体から離れた前記交点を上基準点とし、前記軸線に対し前記上基準点と線対称の位置にある前記平面上の点を下基準点としたときに、前記中心点を原点とする前記液体カートリッジを前記カートリッジ保持部内へ挿入する挿入方向は、前記上基準点及び前記下基準点よりも前記軸線に近い前記平面上の点に向けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記平面上に沿い且つ前記軸線に直交する方向に関し、前記軸線が前記第1筐体に対して前記吐出面よりも離れる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記軸線方向から見た場合の前記中心点を原点とする前記挿入方向は、前記軸線に向かう方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記液体カートリッジが、前記軸線方向に長尺に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記軸線方向から見た場合に、前記平面上に沿い且つ前記軸線に直交する方向に関して、前記液体吐出ヘッド及び前記挿入開口の少なくとも一部が重複して配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記第2筐体には、前記2つの外面のうち前記第1外面と異なる第2外面と前記第1外面のいずれにも交差し、前記吐出面に直交する方向に関して前記吐出面から最も離れた第3外面が設けられており、
    前記記録部で画像が記録された複数枚の記録媒体が順次積層される排紙部が、前記第3外面に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 係止ピン及び係止部材を含み、前記第2筐体が前記第1位置にあるときに前記係止ピンと前記係止部材とが係合することによって前記第2筐体の回動および前記第1筐体に対する前記第2筐体の挿入方向における移動を規制する規制機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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