JP5998736B2 - 制御装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項5に係る構成において、前記画像形成手段は、未使用のトナーと、トナーの転写後に残ったトナーを回収した転写残トナーとを、当該未使用のトナー及び当該転写残トナーを用いて潜像を現像する現像装置内で保持することを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、画像の濃度に影響する情報を用いない場合に比べて、トナー画像における目標とする濃度との差異の発生を抑えることができる。
請求項3に係る発明によれば、黒色のトナー画像の画質への影響を抑えつつ、このトナー画像の形成に用いられるトナーの量を多くすることができる。
請求項4に係る発明によれば、画像形成指示に従った特定画像の形成によりトナーの排出を試みない場合に比べて、廃棄するべきトナーの量を減らすことができる。
請求項6に係る発明によれば、画像形成手段におけるトナーの転写後に残った転写残トナーを、トナー画像の形成に再使用することができる。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、本発明の画像形成装置の一例であり、装置制御部11と、UI(User Interface)部12と、通信部13と、記憶部14と、プリンタ部15とを備える。
装置制御部11は、CPU(Central Processing Unit)及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む演算装置やメモリを備え、画像形成装置10の各部を制御する。UI部12は、例えば表示面と表示面に重ねられたタッチパネルとを備え、ユーザからの操作を受け付けるとともに表示画像により情報を報知する。通信部13は、外部装置との間でデータを送受信するためのインタフェースを備え、例えば、画像データに応じてトナー画像の形成を指示する画像形成指示を受信する。記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、例えば受信した画像形成指示に関する情報を記憶する。
図2に示すように、画像形成部17は、トナーボックス171Y,171M,171C及び171Kと、画像形成エンジン172Y,172M,172C及び172Kと、中間転写ベルト173と、複数の回転ロール174と、二次転写ロール175と、バックアップロール176と、複数の搬送ロール177と、定着装置178とを備える。画像形成部17で搬送されるシートは、図2に示す破線の矢印方向に搬送され、このシートに画像が形成される。
なお、画像形成部17の各符号のうち、その末尾にアルファベット(Y,M,C又はK)が付されたものは、アルファベットに対応する色の画像形成に関わる構成である。末尾のアルファベットのみが異なる各符号は、その位置や用いるトナーが異なるが、その構成は同一である。なお、これら各構成の各々を特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略して説明する。
感光体ドラム1721は、表面に光導電膜を積層した円筒状の部材で、その表面に静電潜像を保持する像保持体である。感光体ドラム1721は、中間転写ベルト173と接触した状態にあるときに、中間転写ベルト173の移動に伴って円筒の中心を軸として回転させられる。帯電装置1722は、感光体ドラム1721の光導電膜を決められた電位に帯電させる。露光装置1723は、形成制御部16によって露光強度や露光位置が制御され、帯電された感光体ドラム1721に光を照射(露光)して露光光に応じた静電潜像を形成する。現像装置1724は、トナーボックス171から供給された未使用トナーと、感光体クリーナ1727経由で供給される転写残トナーと、磁性体等のキャリアとを含む現像剤を保持し、保持した現像剤を用いて感光体ドラム1721に形成された静電潜像を現像する。現像装置1724は、感光体ドラム1721との間に電位差を生じさせて、帯電したトナー(具体的には、未使用トナーと転写残トナーとを混合したトナー)を、この電位差によって感光体ドラム1721の表面に移動させて付着させる。
以上が、画像形成エンジン172の構成の説明である。
中間転写ベルト173は、表面に照射された光を正反射する素材で形成された無端のベルト状の部材であり、感光体ドラム1721から転写されたトナーを表面に保持する媒体である。中間転写ベルト173は、回転ロール174、一次転写ロール1726及びバックアップロール176と接触しながら図中の矢印Aの方向に回転移動する。回転ロール174は、中間転写ベルト173の移動を支持する円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転する。二次転写ロール175は、中間転写ベルト173を挟んでバックアップロール176と対向する円筒状の部材であり、バックアップロール176との間に電位差を生じさせて、この転写位置にて中間転写ベルト173表面のトナーをシートに転写する。搬送ロール177は、二次転写ロール175が転写を行う位置に用紙を搬送し、トナーが転写された用紙を定着装置178が設けられた位置に搬送する円筒状の部材である。定着装置178は、トナーが転写された媒体を加熱及び加圧し、トナーをシートに定着させる。
以上の構成を有する画像形成部17は、本発明の画像形成手段の一例である。
「画像データのページ数」は、画像データに含まれる画像のページ数を示す。「画像面積率」は、画像形成処理に用いられるシート上の面積(例えば、シート全体から余白領域を除した面積)に占める、画像データに応じてトナー画像が形成される画像領域の面積の割合を示す。「シート種類」は、トナー画像が形成されるシートの種類を示し、例えばシートの厚さやシートの素材に応じて異なる種類を示す。「シートサイズ」は、トナー画像が形成されるシートのサイズを示す。「画像濃度情報」は、感光体ドラム1721の表面に形成された、予め決められた濃度のパッチ画像について、濃度検知センサ1725が検知した濃度である。「トナー濃度情報」は、現像装置1724で保持される現像剤に含まれるトナー(ここでは未使用トナーと転写残トナーとの総量)の濃度を、例えば透磁率を求めて検知した結果である。「現像剤交換時からの出力ページ数及びサイズ履歴」は、現像装置1724の現像剤を未使用のものに交換したときからの、トナー画像を形成した総ページ数とシートサイズと履歴を示す。「温度履歴」は、画像形成装置10の設置場所における温度の履歴を示す。「湿度変化」は、画像形成装置10の設置場所における湿度の履歴を示す。このうち、「画像濃度情報」、「トナー濃度情報」、「現像剤交換時からの出力ページ数及びサイズ履歴」、「温度履歴」及び「湿度履歴」は、形成制御部16の機能により普段から生成されて記憶部14に記憶されている。
装置制御部11及び形成制御部16の協働により、本発明の制御装置が実現される。以上が画像形成装置10の機能構成の説明である。
転写残トナーは、例えば、感光体ドラム1721の表面に付着した用紙の繊維や添加物を含む紙粉を含み、背景部汚れ(いわゆるかぶり)の発生の原因となることがある。前述のような繊維や添加物等からなる紙粉は、通常マイナス極性に帯電されるトナーと逆極性のプラスに帯電する傾向があり、紙粉の周囲にはトナーが静電的に付着するためである。また、トナー画像の画像領域においても、転写残トナーの使用により画像密度(単位面積当たりのトナーの被覆率)や画像濃度が、目標とする状態からずれてしまい、これが画質変化としてユーザに知覚されることもある。
なお、現像剤に含まれるトナーの品質は、例えば、未使用トナーの量と転写残トナーとの量の比率や、転写残トナーの劣化の程度(異物の混入量など)、トナーの帯電量などを原因として変化し、例えば、トナー画像の濃度変動の原因となる。
装置制御部11は、例えばPDL(Page Description Language)形式の画像データと、画像形成に関する指示を示す指示情報とを含む画像形成指示を、通信部13による外部装置との通信により受け付ける(ステップS1)。
次に、装置制御部11は、画像形成指示に含まれるPDL形式の画像データを解釈してビットマップ形式の画像データを生成するとともに、参照情報の一部を生成して、これらを取得する(ステップS2)。ここで装置制御部11が取得する参照情報は、例えば、「画像データのページ数」、「画像面積率」、「シート種類」及び「シートサイズ」である。装置制御部11は、取得した画像データ及び参照情報を、形成制御部16に出力する。
なお、装置制御部11は、参照情報以外にも、画像形成指示の送信元のユーザ情報や画像形成指示の受信日時を示す日時情報など、発生度の算出に用いられる情報以外の情報も形成制御部16に出力する。
例えば、画像データのページ数が多いほど、画像面積率が大きいほど、また、トナー画像の形成に使用されるトナー量が多くなるので、発生度は大きくなる。また、シートの片面への画像形成よりも両面への画像形成の方が発生度は大きくなる。画質モードについては、高画質又は高精細に対応したモードであるほど、ユーザに画質変化が知覚されやすいので、発生度は大きくなる。また、シートサイズについてはそのサイズが大きいほど、ーザに画質変化が知覚されやすく、発生度は大きくなる。シート種類においては、シートが厚いほど紙粉の発生しやすさに関わる情報の大きさが大きくなり、また、品質が悪い素材のシートを用いた場合ほど、発生度が大きくなる。また、画像濃度情報やトナー濃度情報は濃度が高いほど、現像剤交換時からの出力ページ数及びサイズ履歴についてはページ数が多くまたシートサイズが大きいほど、発生度は大きくなる。温度履歴及び湿度履歴については、トナーの帯電状態の変化により、温度が高かったり、湿度が低かったりする場合ほど、発生度が大きくなる。
第1の特定画像は、例えば、発生度が閾値レベル以上を上回る色のトナーを多量に使用する(いわゆる、吐き出し効果が高い)画像であり、例えば、シートのほぼ全体にわたって同色となる、ソリッド画像などと呼ばれるトナー画像である。また、画像密度及び画像濃度が高いトナー画像は、それらが低い場合に比べて、画像密度や画像濃度に変化が生じても、それによる画質変化がユーザに知覚されにくい、と考えられる。
なお、形成制御部16は、ステップS1の処理で受け付けた画像形成指示に含まれる画像データの全ページを対象として、第1の特定画像の形成が指示されているか否かを判断することとする。
なお、ここでの画像密度や画像領域の大きさに関する閾値は、第1の特定画像についての画像閾値と異なっていてよい。
第2の特定画像は、例えば、K色のトナーで前述の黒色のトナー画像が形成される場合に、発生度が閾値レベル以上であるY,M又はC色のトナーを重ねて転写したトナー画像である。また、K色のトナーについて発生度が閾値レベル以上である場合、第2の特定画像は、発生度が閾値レベル以上であるトナー画像を形成しない場合に比べて、K色のトナーを転写する量を多くした黒色のトナー画像である(つまり、通常時よりもトナーを転写する量を多くする)。
なお、前述の黒色のトナー画像が、Y,M及びC色を用いて形成した黒色(プロセスブラック)のトナー画像である場合には、第2の特定画像は、発生度が閾値レベル以上であるトナー画像を形成しないときに比べて、Y,M又はC色を転写する量を多くした黒色のトナー画像である。
ただし、シートに載せられるトナーの量が多すぎると、定着装置178において定着不良の発生の原因となりうるので、形成制御部16は、シート上に載せられるトナーの量が或る決められた量以下になるようにする。
形成制御部16は、先に第2の特定画像を形成したから、第2の特定画像を形成しない場合に比べて、ステップS5で発生度が閾値レベル以上であると判断したトナー画像を含め、他のトナー画像についての画質変化の発生が抑えられる。
形成制御部16は、トナーバンドを形成したから、トナーバンドを形成しない場合に比べて、ステップS5で発生度が閾値レベル以上であると判断したトナー画像を含め、他のトナー画像についての画質変化の発生が抑えられる。
なお、形成制御部16は、ステップS5の処理で発生度が閾値レベル以下であると判断すると(ステップS5;NO)、ステップS8の処理に進んで、画像形成指示に従って順次トナー画像を形成する。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、画像形成装置10は、感光体クリーナ1727により回収された転写残トナーを再使用していたが、その他の部位で回収された転写残トナーを再使用してもよい。図6に示すように、画像形成部17が、中間転写ベルト173に残留したトナーを回収するベルトクリーナ179(清掃装置)を有する構成とし、画像形成装置10は、中間転写ベルト173に残留した転写残トナーをベルトクリーナ179により回収して再使用してもよい。図6では、転写残トナーの搬送経路の図示を省略しているが、画像形成装置10は、単色のトナー画像を形成した場合に、転写残トナーを回収してこれと同色に対応する現像装置1724に供給してもよいし、複数色が混ざった転写残トナーであれば、現像装置1724Kに供給してもよい。K色のトナーなどの暗い色のトナーであれば、他色のトナーが混入しても色の変化が目立ちにくいからである。
このように、画像形成装置10がどの部位に残ったトナーを回収して再使用するかについては、特に問わない。
上述した実施形態において、画像形成装置10は、参照情報を用いて、関数による演算で発生度を算出していたが、これ以外の方法で発生度を算出してもよい。例えば、参照情報と発生度に作用させる値とを対応付けたデータテーブルを記憶しており、画像形成装置10は取得した参照情報に対応する発生度を、データテーブルを参照して算出してもよい。また、画像形成装置10は発生度を算出する構成でなくてもよく、例えば、参照情報が、画質変化が発生しやすいことを示す予め決められた条件を満たせば、画質変化の発生しやすさに関わる情報の大きさが閾値レベル以上と判断してもよい(ステップS5の「YES」の判断に相当)。
また、上述した実施形態の参照情報はあくまで一例であり、トナー画像における画質変化の発生しやすさの特定に役立つ情報であればよい。例えば、中間階調を表現する要素が、ラインスクリーンと呼ばれる線画像か、又は、ドットスクリーンと呼ばれる網点画像のどちらであるかを示す画像構造の情報などを参照情報としてもよい。
上述した実施形態において、画像形成装置10は、転写残トナーを現像装置1724に供給する量を制御することにより、現像装置1724で保持されるトナーにおける転写残トナーの量を減じるようにしてもよい。この場合、画像形成装置10は、発生度が閾値レベル以上である場合には、閾値レベル未満である場合に比べて、現像装置1724に供給する転写残トナーを減じればよい(例えば、転写残トナーを現像装置1724に供給しない)。
上述した実施形態において、画像形成装置10は、ステップS5の処理で発生度と比較する閾値レベルを、画像形成指示で指示された画質モードに応じて異ならせてもよい。例えば、画像形成装置10が、写真画像の画質を優先させる写真モードなどの特定の画質モードである場合には、通常モードなどの他の画質モードの場合に比べて、閾値レベルを低くする。これにより、画像形成装置10では、画質を優先させる特定の画質モードのトナー画像を形成する場合ほど、現像装置1724が保持するトナーを未使用トナーに入れ替える頻度が高くなり、トナー画像の画質変化の発生が抑制される。
上述した実施形態において、画像形成装置10は、発生度が閾値レベル以上であるか否かに応じて、第1又は第2の特定画像の形成を先に実行するか否かを判断していたが、発生度についてこれ以外の判断をしてもよい。例えば、画像形成装置10は、発生度が第1閾値レベル以上第2閾値レベル未満であれば、実施形態の場合と同様に先に特定画像を形成するが、第2閾値レベル以上であれば、直ちにトナーバンドを形成してもよい。
また、画像形成装置10は、ステップS6の処理で「NO」と判断した場合に、直ちにステップS12の処理に進んで、トナーバンドを形成してもよい。
(変形例6)
上述した実施形態において、画像形成装置10は、発生度が閾値レベルを超えたらすぐに第1及び第2の特定画像の形成をしていた。これに代えて、画像形成装置10は、発生度が閾値レベルを超えたら、今回の画像形成指示に従って特定画像を形成した後に画質変化が発生しやすくなるものとして、この画像形成指示に従ったトナー画像の最終ページのトナー画像の形成後に、例えば次回以降の画像形成指示に従った画像形成時に第1及び第2の特定画像を形成してもよい。
上述した実施形態において、画像形成装置10は、Y,M、C及びKという4色のトナーを用いて画像を形成するフルカラーの画像形成装置であったが、これ以外の色のトナーを用いてトナー画像を形成してもよい。また、本発明の画像形成装置は、単色のトナーを用いてトナー画像を形成する装置であってもよい。
また、画像形成装置10は、画像形成部17で回収した転写残トナーではなく、例えばリサイクルトナーなどと呼ばれる再使用のトナーを用いてもよい。この場合、画像形成部17は、この再使用のトナーを収容するトナーカートリッジから供給されるトナーを用いてトナー画像を形成すればよく、転写残トナーを回収し再使用するための構成を有していなくてもよい。
また、例えば、画像形成部17が低密度のトナー画像を長期間継続して形成した場合などには、現像装置1724内のトナーの帯電量が増して、高濃度側に画質変化を発生させる原因となることがある。そこで、画像形成装置10は、画像密度が或る密度以下であるトナー画像を決められた期間以上連続して形成した後で、発生度が閾値レベル以上となった場合には、第1又は第2の特定画像の形成によって、現像装置1724内のトナーの入れ替えが行われるようにしてもよい。このように本発明は、必ずしも再使用のトナーを利用することを前提としない。
上述した実施形態の画像形成装置10が実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを演算装置が実行することにより実現されてよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。
上述した実施形態においては、画像形成装置を例示して説明したが、例えば、装置制御部11及び形成制御部16と同等の機能を備えた制御装置としても実現されてもよい。
上述した実施形態では、形成制御部16が発生度を算出していたが、例えば装置制御部11が発生度を算出してもよく、各制御の主体となる装置は特に問わない。
Claims (7)
- 画像データに応じたトナー画像の形成を指示する画像形成指示であって、特定画像を形成する指示と、前記特定画像と異なる画像を形成する指示とを含む画像形成指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた画像形成指示に基づいて、当該画像形成指示に従って形成されるトナー画像の色毎の画質変化の発生しやすさに関わる情報の大きさを表す情報を取得する取得手段と、
保持したトナーを用いてトナー画像を形成する画像形成手段を制御して、前記受け付けた画像形成指示に従ってトナー画像を形成する制御手段であって、前記取得手段が取得した前記情報に基づいて、前記画質変化の発生しやすさに関わる情報の大きさが閾値レベル以上である場合は、前記特定画像を、前記特定画像と異なる画像よりも先に形成する制御手段と
を備え、
前記特定画像は、前記大きさが閾値レベル以上である色の画像密度及び画像領域の大きさのいずれもが閾値以上である第1の特定画像、又は黒色のトナー画像に前記大きさが閾値レベル以上である色のトナーを重ねた若しくは黒色のトナー画像を前記大きさが閾値レベル以上である色のトナーを用いて表した第2の特定画像である
ことを特徴とする制御装置。 - 前記取得手段は、前記画像形成手段により形成される画像の濃度に影響する前記情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記第2の特定画像は、前記特定画像と異なる画像が形成される場合に比べて前記大きさが閾値レベル以上である色のトナーを多く使用する黒色のトナー画像である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成指示が前記特定画像を形成する指示を含まない場合に、前記画質変化の発生しやすさに関わる情報の大きさが閾値レベル以上であるときは、前記画像形成指示に従ったトナー画像を形成しないときに前記画像形成手段が保持するトナーを排出させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置と、
前記制御装置により制御され、保持したトナーを用いてトナー画像を形成する画像形成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、未使用のトナーと、トナーの転写後に残ったトナーを回収した転写残トナーとを、当該未使用のトナー及び当該転写残トナーを用いて潜像を現像する現像装置内で保持する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - コンピュータに、
画像データに応じたトナー画像の形成を指示する画像形成指示を受け付ける受付ステップであって、特定画像を形成する指示と、前記特定画像と異なる画像を形成する指示とを含む画像形成指示を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで受け付けた画像形成指示に基づいて、当該画像形成指示に従って形成されるトナー画像の色毎の画質変化の発生しやすさに関わる情報を取得する取得ステップと、
保持したトナーを用いてトナー画像を形成する画像形成手段を制御して、前記受け付けた画像形成指示に従ってトナー画像を形成する制御ステップであって、前記取得ステップで取得した前記情報に基づいて、前記画質変化の発生しやすさに関わる情報の大きさが閾値レベル以上である場合は、前記特定画像を、前記特定画像と異なる画像よりも先に形成する制御ステップと
を実行させ、
前記特定画像は、前記大きさが閾値レベル以上である色の画像密度及び画像領域の大きさのいずれもが閾値以上である第1の特定画像、又は黒色のトナー画像に前記大きさが閾値レベル以上である色のトナーを重ねた若しくは黒色のトナー画像を前記大きさが閾値レベル以上である色のトナーを用いて表した第2の特定画像である
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