JP5997746B2 - 半導体装置 - Google Patents

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    • H01L29/1608Silicon carbide

Description

本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
炭化珪素(SiC)はシリコン(Si)と比較して、バンドギャップが3倍、破壊電界強度が約10倍、熱伝導率が約3倍と優れた物性を有する。この特性を活用すれば低損失かつ高温動作に優れた半導体装置を実現することができる。
このようなSiCの特性を利用した半導体装置として、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が挙げられる。それらのデバイス構造の中でも、ゲート電極をトレンチ型にしたものは、プレーナ型に比べてデバイスの微細化、高集積化に有利であり、さらなる低オン抵抗化が期待される。
ゲート絶縁膜の特性は、半導体装置の性能や信頼性を定める主要な要因の一つである。特にトレンチ型の半導体装置では、トレンチの底部の絶縁膜に高電界がかかるため、その信頼性確保は重要である。一方、トレンチ側面に形成されるゲート絶縁膜の特性は、半導体装置の電流駆動力に大きな影響を与える。
特開2012−023291号公報
本発明の実施形態は、高電界に対する信頼性を確保するとともに、さらなる高性能化を実現することができる半導体装置を提供する。
実施形態に係る半導体装置は、第1〜第4半導体領域と、制御電極と、絶縁膜と、を含む。前記第1半導体領域は、炭化珪素を含む。前記第2半導体領域は、前記第1半導体領域の上に設けられ第1導電形の炭化珪素を含む。前記第3半導体領域は、前記第2半導体領域の上に設けられ第2導電形の炭化珪素を含む。前記第4半導体領域は、前記第3半導体領域の上に設けられ第1導電形の炭化珪素を含む。前記制御電極は、前記第4半導体領域、前記第3半導体領域及び前記第2半導体領域に設けられたトレンチ内に設けられる。前記絶縁膜は、前記トレンチの側面と、前記制御電極と、のあいだ、および、前記トレンチの底面と、前記制御電極と、のあいだに設けられる。前記絶縁膜は、前記第3半導体領域と接する領域を含む。前記第3半導体領域と接する前記領域は、Al、Hf、Ti、Ta、Zr、Sc、Y、La及びランタノイドよりなる群から選択された少なくとも1つの元素を含む。前記第3半導体領域と接する前記領域のうちの前記制御電極側の領域に含まれる前記元素の濃度は、前記第3半導体領域と接する前記領域のうちの前記第3半導体領域側の領域に含まれる前記元素の濃度よりも高い。前記絶縁膜は、底部絶縁膜をさらに含む。前記底部絶縁膜は、前記トレンチの前記底面と前記制御電極との間に設けられる。前記底部絶縁膜に含まれる前記元素の濃度は、前記第3半導体領域と接する前記領域に含まれる前記元素の濃度よりも低い。
第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、以下の説明では、一例として、第1導電形をn形、第2導電形をp形とした具体例を挙げる。
また、以下の説明において、n、n、n及びp、p、pの表記は、各導電形における不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわち、nはnよりもn形の不純物濃度が相対的に高く、nはnよりもn形の不純物濃度が相対的に低いことを示す。また、pはpよりもp形の不純物濃度が相対的に高く、pはpよりもp形の不純物濃度が相対的に低いことを示す。
また、以下の説明では、(0001)面、(000−1)面、(11−20)面とは、結晶学上これらと等価な面をすべて含むものとする。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。
図1に表したように、本実施形態に係る半導体装置110は、第1半導体領域1と、第2半導体領域2と、第3半導体領域3と、第4半導体領域4と、制御電極20と、絶縁膜30と、を備える。この半導体装置110は、SiCを含むMOSFETである。
第1半導体領域1は、第1導電形(n形)のSiCを含む。第1半導体領域1は、例えば第1導電形(n形)のSiCを含む基板Sに形成される。第1半導体領域1は、MOSFETの例えばドレイン領域である。
第2半導体領域2は、第1半導体領域1の上に設けられる。第2半導体領域2は、第1導電形(n形)のSiCを含む。第2半導体領域2は、基板Sの上面S1上に、例えばエピタキシャル成長によって形成される。第2半導体領域2は、MOSFETのドリフト領域である。
ここで、本実施形態では、基板Sの上面S1に直交する方向をZ方向、Z方向に直交する方向のうち1つをX方向、Z方向及びX方向に直交する方向をY方向と言うことにする。また、基板Sから第2半導体領域2に向かう方向を上、第2半導体領域2から基板Sに向かう方向を下(下側)と言うことにする。
第3半導体領域3は、第2半導体領域2の上に設けられる。第3半導体領域3は、第2導電形(p形)のSiCを含む。第3半導体領域3は、MOSFETのp形ベース領域である。
第4半導体領域4は、第3半導体領域3の上に設けられる。第4半導体領域4は、第1導電形(n形)のSiCを含む。第4半導体領域4は、MOSFETの例えばソース領域である。
制御電極20は、第4半導体領域4、第3半導体領域3及び第2半導体領域2に設けられたトレンチ5の内に設けられる。トレンチ5は、第4半導体領域及び第3半導体領域3をZ方向に貫通し、第2半導体領域2の途中まで形成された溝である。制御電極20は、このトレンチ5内に埋め込まれている。制御電極20は、MOSFETのゲート電極である。制御電極20は、後述する第1制御電極部8と、第2制御電極部9と、を含む。
絶縁膜30は、トレンチ5の面(側面5a、底面5b)と、制御電極20と、のあいだに設けられる。絶縁膜30は、トレンチ5の側面5aと、制御電極20と、のあいだに設けられたゲート絶縁膜7と、トレンチ5の底面5bと、制御電極20と、のあいだに設けられた底部絶縁膜6と、を含む。ゲート絶縁膜7は、MOSFETのゲート絶縁膜である。
本実施形態に係る半導体装置110において、絶縁膜30は、絶縁膜30のうち少なくとも第3半導体領域3と接する領域であって、酸化シリコンよりも高い誘電率の高誘電率領域7aを有する。高誘電率領域7aは、ゲート絶縁膜7のうち第3半導体領域3に形成されるチャネルと対向する領域である。例えば、高誘電率領域7aは、酸化及び窒化の少なくともいずれかにより酸化シリコンよりも高い誘電率を呈する材料(本実施形態では、高誘電率材料と言う。)がゲート絶縁膜7に拡散した領域である。
高誘電率材料が、ゲート絶縁膜7に拡散することにより、ゲート絶縁膜7を酸化シリコンのみで形成する場合に比べてゲート絶縁膜7の実効的な誘電率(例えば、誘電率のY方向の平均)が増大する。これにより、ゲート絶縁膜7の電気容量が増大し、半導体装置110の電流駆動力(一定のゲート電圧を印加した際のドレイン電流)が向上する。また、底部絶縁膜6は、ゲート絶縁膜7に比べて高誘電率材料の拡散が少ない(または拡散していない)ため、欠陥の少ない良質な絶縁膜が維持される。これにより、半導体装置110の信頼性が維持される。
次に、第1の実施形態に係る半導体装置110の具体例について説明する。
第1半導体領域1が形成される基板Sは、例えば4H−SiCを含む。基板Sは、窒素(N)等のn形不純物を5×1018cm−3以上1×1019cm−3以下程度含むn形の基板である。
この基板Sの上面S1は、(0001)面または(000−1)面である。本実施形態では、上面S1が(000−1)面である場合を例とする。この(000−1)面上に形成される第2半導体領域2は、n形不純物を5×1015cm−3以上1×1017cm−3以下程度含むn形の層である。
第2半導体領域2の表面の一部には、AlやB等のp形不純物を1×1017cm−3以上5×1018cm−3以下程度含む第3半導体領域3が形成されている。第3半導体領域3の表面の一部には、n形不純物を1×1020cm−3程度含むn形の第4半導体領域4が形成されている。
そして、第4半導体領域4の表面から第3半導体領域3を貫いて第2半導体領域2の途中まで達するトレンチ5が形成されている。トレンチ5の側面5aの少なくとも1つは、基板Sの(11−20)面である。
トレンチ5の内部には絶縁膜30(底部絶縁膜6及びゲート絶縁膜7)が形成されている。絶縁膜30に接する領域に、第1制御電極部8が形成され、第1制御電極部8の上に第2制御電極部9が形成されている。本実施形態では、このようなトレンチ構造(トレンチ5及びトレンチ5内の絶縁膜30並びに制御電極20)の両側に、第4半導体領域4、第3半導体領域3及び第2半導体領域2が設けられる。
さらに、半導体装置110においては、第4半導体領域4にソース電極である第1電極10と、第1半導体領域1にドレイン電極である第2電極11がそれぞれ形成されている。
次に、半導体装置110の製造方法について説明する。
図2〜図6は、半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。
先ず、図2に表したように、n形不純物としてリンまたはNを1×1019cm−3程度含み、厚さが例えば300マイクロメートル(μm)であり、六方晶系の結晶格子を有する低抵抗の4H−SiCの基板Sを準備する。基板Sには第1半導体領域1が含まれる。
そして、SiCの基板Sの上面である(000−1)面上に、例えばエピタキシャル成長法によりn形不純物として、例えばNを不純物濃度5×1015cm−3程度含み、厚さが例えば10μm程度の第2半導体領域2を成長させる。
次に、第2半導体領域2の表面に、適切なマスク材を用いてp形不純物である例えばアルミニウム(Al)をイオン注入し、第3半導体領域3を形成する。次に、第3半導体領域3の表面に、適切なマスク材を用いてn形不純物である例えばNをイオン注入し、第4半導体領域4を形成する。その後、例えば1600℃程度の温度の熱処理を施し、不純物の活性化を行う。
次に、異方性エッチングにより、第4半導体領域4の表面から第3半導体領域3を貫いて第2半導体領域2に達する深さのトレンチ5を形成する。トレンチ5の側面5aの少なくとも1つは、基板Sの(11−20)面である。エッチングの後、熱処理によりトレンチ5の内面(側面5a及び底面5b)を平坦化することが望ましい。また、エッチングにより、あるいは熱処理により、トレンチ5の底面5bの形状は曲面状になってもよい。
次に、図2に表したようにように、熱酸化、化学気相成長(CVD: Chemical Vapor Deposition)または原子層成長(ALD:Atomic Layer Deposition)法等を用いて、30ナノメートル(nm)以上100nm以下程度の膜厚のSiO膜を形成する。SiO膜は、絶縁膜30になる膜である。この際、トレンチ5の底部のSiO膜(底部絶縁膜6)の膜厚t1が、トレンチ5の側面部のSiO膜(ゲート絶縁膜7)の膜厚t2よりも厚くなることが望ましい。
このようなトレンチ5内で膜厚の異なるSiO膜は、トレンチ5内部の面方位により酸化速度が異なることを利用すること、または異方性のある成膜方法を用いて形成することにより実現される。また、SiOの代わりに、CVD、ALDまたはスパッタ等の物理気相成長(PVD:Physical Vapor Deposition)法を用いてアルミ酸化膜(Al膜)を形成してもよい。
次に、図3に表したように、トレンチ5内に第1制御電極部8として、膜厚30nm以上100nm以下程度のポリシリコンを形成する。そして、図4に表したように、斜めイオン注入法を用いて、例えばHfの高誘電率材料をドーパントとして第1制御電極部8に注入する。この際、トレンチ5の側面5aがシャドー効果をもたらし、トレンチ5の側面5aの下側及びトレンチ5の底面5b側の第1制御電極部8にはドーパントがほとんど注入されない。
その後、図5に表したように、トレンチ5内の第1制御電極部8の上に第2制御電極部9としてn形不純物を含むポリシリコンを形成し、不純物活性化のために900℃以上1100℃以下程度の温度で熱処理を行う。この熱処理により、図6に表したように、第1制御電極部8に注入された高誘電率材料の一部が、それに接する絶縁膜30へ拡散する。高誘電率材料が拡散された絶縁膜30は、高誘電率材料が拡散されていない領域よりも実効的な誘電率の高い高誘電率領域7aになる。
なお、高誘電率材料の拡散は、第2制御電極部9を形成した後の工程、例えばシリサイド形成行程において行ってもよいし、別途、拡散のための熱工程を行ってもよい。
その後は、公知の技術により、電極膜の形成及びパターニングによって図1に表したような第1電極10及び第2電極11等を形成する。これにより、半導体装置110が完成する。
本実施形態では、高誘電率材料を斜めイオン注入により添加した。この際、トレンチ5の形状を利用してシャドー効果が得られるため、トレンチ5の開口幅を考慮して、ゲート絶縁膜7及び第1制御電極部8の膜厚を選択する。そして、デバイスの電流駆動力向上に直接影響する第3半導体領域3と対向するゲート絶縁膜7に、高誘電率材料が拡散されるよう、最適な条件を適用する。
上記の製造方法においては、トレンチ5内部の絶縁膜30の、高誘電率化させたい領域に接している第1制御電極部8へ、選択的に高誘電率材料を添加することにより、例えばトレンチ5の側面5aに対向するゲート絶縁膜7の少なくとも一部が選択的に高誘電率化される。
第1制御電極部8からゲート絶縁膜7への高誘電率化材料の添加は、熱処理による拡散で行われるため、熱処理の条件を最適化することにより、ゲート絶縁膜7中に高誘電率材料の濃度分布が生じる。すなわち、高誘電率領域7aのうち制御電極20側の領域の誘電率は、第3半導体領域3側の領域の誘電率よりも高い。例えば、高誘電率領域7aの膜厚方向の誘電率は、拡散源である第1制御電極部8側から第3半導体領域3と高誘電率領域7aとの界面3aに向かって徐々に減少する。
絶縁膜30と第3半導体領域3との界面3aでの材料の結合状態等の特性は、チャネルの移動度に影響を与える。高誘電率領域7aが上記のような濃度分布を有する場合、界面3a近傍に分布する高誘電率材料の濃度が小さくなる。したがって、チャネルの移動度の劣化は比較的抑制されると考えられる。
一方、チャネルに対向するゲート絶縁膜7の実効的な誘電率は、ゲート絶縁膜7が酸化シリコンのみで構成される場合に比べて高くなり、半導体装置110の電流駆動力が向上する。
なお、本実施形態では、高誘電率材料としてHfを例に説明をしたが、その他、Al、Ti、Ta、Zr、Sc、Y、La及びランタノイドのうちの少なくとも1つを用いてもよい。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。
図7に表したように、第2の実施形態に係る半導体装置120は、第1制御電極部8の形状及び形成方法が異なる以外は、第1の実施形態に係る半導体装置110と同様である。したがって、第1の実施形態と重複する内容については記載を省略する。
半導体装置120において、第1制御電極部8は、トレンチ5の側面5aと接している。第1制御電極部8は、トレンチ5の底面5bには殆ど接していない(僅かに接する場合もある)。
第1制御電極部8には、高誘電率材料が含まれている。また、ゲート絶縁膜7の少なくとも第3半導体領域3と対向する領域には、高誘電率領域7aが設けられる。
このような半導体装置120では、ゲート絶縁膜7に高誘電率領域7aが設けられているため、ゲート絶縁膜7を酸化シリコンのみで形成する場合に比べてゲート絶縁膜7の誘電率が増大する。これにより、ゲート絶縁膜7の電気容量が増大し、半導体装置120の電流駆動力が向上する。一方、高誘電率材料を含む第1制御電極部8は、底部絶縁膜6には殆ど接していない。したがって、底部絶縁膜6には、高誘電率材料は殆ど拡散しない。このため、トレンチ5の底面5b、特に隅部5cで欠陥の少ない良質な絶縁膜が維持される。これにより、半導体装置120の信頼性が維持される。
次に、半導体装置120の製造方法について説明する。
図8〜図11は、半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。
先ず、図8に表したように、第1半導体領域1が含まれる基板Sの上面S1に、第2半導体領域2、第3半導体領域3及び第4半導体領域4を形成し、トレンチ5を形成し、絶縁膜30を形成する。これらの形成方法は、第1の実施形態と同様である。
次に、第1制御電極部8として、5nm以上20nm以下程度のHfSi膜を形成する。HfSi膜は、HfSi合金をターゲットとしてスパッタ等のPVD法で成膜したり、HfとSiとをそれぞれ成膜した後、固相反応により形成したりしてもよい。
次に、図9に表したように、異方性エッチング等により、トレンチ5の側面5aに形成された第1制御電極部8以外のHfSi膜を除去する。これにより、トレンチ5の底面5bに形成された第1制御電極部8が除去される。なお、このエッチングの際、エッチング条件を適宜選択して、側面5aに形成された第1制御電極部8のうち底面5bに近い部分(底面5bに接する部分)も除去するようにしてもよい。
次に、図10に表したように、トレンチ5内に第2制御電極部9としてn形不純物を含むポリシリコンを形成し、不純物活性化のために900℃以上1100℃以下程度の温度で熱処理を行う。この熱処理により、第1制御電極部8に含まれているHfの一部が、第1制御電極部8に接する絶縁膜30(ゲート絶縁膜7)へ拡散する。これにより、ゲート絶縁膜7のうち少なくとも第3半導体領域3と対向する部分が高誘電率化し、高誘電率領域7aとなる。
なお、Hfの拡散は、第2制御電極部9の不純物活性化のための熱処理よりも後で行う例えばシリサイド形成行程において行ってもよい。
また、Hfの拡散は、図11に表したように、第1制御電極部8の一部のエッチングを行った後、第2制御電極部9を形成する前に、例えば1000℃程度の熱処理によって行うようにしてもよい。このとき、HfSiを除去する際に生じた底部絶縁膜6のダメージを回復させる条件で熱処理を行うことが望ましい。
また、図10に表した第2制御電極部9を形成する前の熱処理では、酸素雰囲気中で行うことにより、Hfを拡散させるのと同時に、HfSiが除去され露出した底部絶縁膜6の酸化膜を厚膜化させるようにしてもよい。
酸素雰囲気中で熱処理を行うと、HfSiの表面が酸化されるため、フッ酸やフッ化アンモニウムを用いたウェット処理、あるいは等方性エッチングにより、酸化された表面を除去することが望ましい。ただし、この際、HfSiが除去された部分の絶縁膜にダメージを与えないようにする。その後、図10に表したように、第2制御電極部9としてn形不純物を含むポリシリコンを形成し、不純物活性化のために900℃以上1100℃以下程度の温度で熱処理を行う。
その後は、公知の技術により、電極膜の形成及びパターニングによって図7に表したような第1電極10及び第2電極11等を形成する。これにより、半導体装置120が完成する。
上記の製造方法においては、トレンチ5内部の底面5bに接している第1制御電極部8を除去しているため、絶縁膜30の高誘電率化させたい領域に的確に高誘電率材料が拡散する。これにより、第1の実施形態と同様に、高誘電率領域7aに高誘電率材料の濃度分布と、実効的な誘電率の上昇による半導体装置120の電流駆動力の向上が達成される。
一方、底部絶縁膜6に高誘電率材料が拡散することを抑制し、トレンチ5の底面5bで欠陥の少ない良質な絶縁膜が維持される。これにより、半導体装置120の信頼性が維持される。
なお、本実施形態では、高誘電率材料を含む第1制御電極部8としてHfSiを例に説明をしたが、その他、Al、Hf、Ti、Ta、Zr、Sc、Y、La及びランタノイドよりなる群から選択された1つの単体金属、前記群から選択された少なくとも2つによる合金、前記群から選択された少なくとも1つのシリサイド、または前記群から選択された少なくとも1つの窒化物を用いてもよい。
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。
図12に表したように、第3の実施形態に係る半導体装置130は、第1制御電極部8以外の形状が異なる以外は、第2の実施形態と同様である。したがって、第2の実施形態と重複する内容については記載を省略する。
半導体装置130において、第1制御電極部8は、トレンチ5の側面5a及び底面5bに接している。
第1制御電極部8には、高誘電率材料が含まれている。また、ゲート絶縁膜7の少なくとも第3半導体領域3と対向する領域には、高誘電率領域7aが設けられる。
このような半導体装置130では、ゲート絶縁膜7に高誘電率領域7aが設けられているため、ゲート絶縁膜7を酸化シリコンのみで形成する場合に比べてゲート絶縁膜7の誘電率が増大する。これにより、ゲート絶縁膜7の電気容量が増大し、半導体装置130の電流駆動力が向上する。一方、第1制御電極部8が底部絶縁膜6に接しているものの、底部絶縁膜6の膜厚t1を例えば第1の実施形態に係る半導体装置110に比べて厚くすることにより、トレンチ5の底面5bで欠陥の少ない良質な絶縁膜が維持される。これにより、半導体装置130の信頼性が維持される。
次に、半導体装置130の製造方法について説明する。
図13〜図14は、半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。
先ず、図13に表したように、第1半導体領域1が含まれる基板Sの上面S1に、第2半導体領域2、第3半導体領域3及び第4半導体領域4を形成し、トレンチ5を形成し、絶縁膜30を形成する。これらの形成方法は、第2の実施形態と同様である。
次に、第1制御電極部8として、5nm以上20nm以下程度のHfSi膜を形成する。HfSi膜は、HfSi合金をターゲットとしてスパッタ等のPVD法で成膜したり、HfとSiとをそれぞれ成膜した後、固相反応により形成したりしてもよい。
次に、図14に表したように、第2制御電極部9として、n形不純物を含むポリシリコンを形成し、不純物活性化のために900℃以上1100℃以下程度の温度で熱処理を行う。この熱処理により、第1制御電極部8に含まれるHfの一部が、第1制御電極部8に接する絶縁膜30へ拡散する。これにより、絶縁膜30が高誘電率化する。この拡散により、ゲート絶縁膜7のうち少なくとも第3半導体領域3と対向する部分が高誘電率領域7aになる。
なお、Hfの拡散は、後の工程、例えばシリサイド形成行程において行ってもよいし、別途、拡散のための熱工程を行ってもよい。
また、Hfの拡散は、第2制御電極部9を形成する前に、例えば1000℃程度の熱処理によって行うようにしてもよい。
その後は、公知の技術により、電極膜の形成及びパターニングによって図12に表したような第1電極10及び第2電極11等を形成する。これにより、半導体装置130が完成する。
半導体装置130では、トレンチ5の側面5a及び底面5bに第1制御電極部8が残留する構造である。前述の通り、トレンチ5の底面5bは電界集中が起きやすく、絶縁膜には高い信頼性が求められる。半導体装置130では、底部絶縁膜6にも高誘電率材料が拡散するため、これによる信頼性劣化を生じさせないことが重要である。そのため、例えば、底部絶縁膜6を十分に厚くすることが望ましい。
上記の製造方法においては、半導体装置110及び120と同等に半導体装置130の電流駆動力の向上及び信頼性の維持が達成される。また、第2の実施形態に係る半導体装置120の製造方法に比べて、第1制御電極部8を形成した後に一部をエッチングする必要がないことから、製造工程が簡素化される。
なお、本実施形態では、高誘電率材料を含む第1制御電極部8としてHfSiを例に説明をしたが、その他、Al、Hf、Ti、Ta、Zr、Sc、Y、La及びランタノイドよりなる群から選択された1つの単体金属、前記群から選択された少なくとも2つによる合金、前記群から選択された少なくとも1つのシリサイド、または前記群から選択された少なくとも1つの窒化物を用いてもよい。
以上説明したように、実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によれば、高電界に対する信頼性を確保するとともに、さらなる高性能化を実現することができる。
なお、上記に本実施の形態およびその変形例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施の形態またはその変形例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施の形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
例えば、前述の各実施の形態および各変形例においては、第1の導電形をn形、第2の導電形をp形として説明したが、本発明は、第1の導電形をp形、第2の導電形をn形としても実施可能である。また、前述の各実施形態においては、電子をキャリアとするn形MOSFETを想定して説明したが、p形不純物を含む基板上に上記実施形態の構造を形成することにより、n形IGBTに適用することも可能である。また、前述の各実施形態は、正孔をキャリアとするp形MOSFET及びp形IGBTにも適用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…第1半導体領域、2…第2半導体領域、3…第3半導体領域、4…第4半導体領域、5…トレンチ、5a…側面、5b…底面、5c…隅部、6…底部絶縁膜、7…ゲート絶縁膜、7a…高誘電率領域、8…第1制御電極部、9…第2制御電極部、10…第1電極、11…第2電極、20…制御電極、30…絶縁膜、110,120,130…半導体装置、S…基板、t1…膜厚、t2…膜厚

Claims (7)

  1. 炭化珪素を含む第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の上に設けられ第1導電形の炭化珪素を含む第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の上に設けられ第2導電形の炭化珪素を含む第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域の上に設けられ第1導電形の炭化珪素を含む第4半導体領域と、
    前記第4半導体領域、前記第3半導体領域及び前記第2半導体領域に設けられたトレンチ内に設けられた制御電極と、
    前記トレンチの側面と、前記制御電極と、のあいだ、および、前記トレンチの底面と、前記制御電極と、のあいだに設けられた絶縁膜と、
    を備え、
    前記絶縁膜は、前記第3半導体領域と接する領域を含み、
    前記第3半導体領域と接する前記領域は、Al、Hf、Ti、Ta、Zr、Sc、Y、La及びランタノイドよりなる群から選択された少なくとも1つの元素を含み、
    前記第3半導体領域と接する前記領域のうちの前記制御電極側の領域に含まれる前記元素の濃度は、前記第3半導体領域と接する前記領域のうちの前記第3半導体領域側の領域に含まれる前記元素の濃度よりも高く、
    前記絶縁膜は、底部絶縁膜をさらに含み、
    前記底部絶縁膜は、前記トレンチの前記底面と前記制御電極との間に設けられ、
    前記底部絶縁膜に含まれる前記元素の濃度は、前記第3半導体領域と接する前記領域に含まれる前記元素の濃度よりも低い、半導体装置。
  2. 前記第3半導体領域と接する前記領域のうちの前記制御電極側の領域の誘電率は、前記第3半導体領域と接する前記領域のうちの前記第3半導体領域側の領域の誘電率よりも高い、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第3半導体領域と接する前記領域の誘電率は、前記制御電極側から前記第3半導体領域側に向けて徐々に低下する請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記制御電極は、
    第1制御電極部と、
    第2制御電極部と、
    を含み、
    前記第1制御電極部は、前記絶縁膜と、前記第2制御電極部と、のあいだに設けられ、
    前記第1制御電極部は、Al、Hf、Ti、Ta、Zr、Sc、Y、La及びランタノイドよりなる群から選択された1つの単体金属、前記群から選択された少なくとも2つを含む合金、前記群から選択された少なくとも1つのシリサイド、または、前記群から選択された少なくとも1つの窒化物を含む請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 前記絶縁膜のうちの前記トレンチの底面と前記第2半導体領域との間の膜厚は、前記絶縁膜のうちの前記トレンチの側面と前記第3半導体領域との間の膜厚よりも厚い請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記第1半導体領域は、炭化珪素を含む基板の(0001)面または(000−1)面に設けられた請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記トレンチの側面の少なくとも1つは、前記基板の(11−20)面である請求項記載の半導体装置。
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