JP5997670B2 - 油冷式空気圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、油冷式空気圧縮機に関する。
油冷式空気圧縮機では、圧縮機本体の潤滑のために、圧縮機本体で圧縮される空気中に潤滑油を混入させている。圧縮機本体から吐出された圧縮空気は油分離回収器に送られ、圧縮空気と潤滑油に分離される。油冷式空気圧縮機において、ロータ室への注油温度を45℃〜55℃とし、吐出温度を油分離回収器内でドレン水の析出する温度(露点以下の温度)まで低下させることが、吐出空気量の増加等による性能向上の手段として知られている。しかし、油分離回収器内で析出したドレン水は、潤滑油の劣化の原因となるので、油分離回収器内に蓄積されたドレン水を排出する作業(ドレン抜き作業)が必要となる。
現状の油冷式空気圧縮機では、油分離回収器内の温度を意図的に露点以上の温度(例えば80℃程度)に調節し、水分を蒸発させることで油分離回収器内のドレン水蓄積を防止している。例えば、特許文献1には、圧縮機本体のロータ室の吐出口側に油冷却器を介さない潤滑油を供給することで、吐出温度を油分離回収器内が露点以上となる温度とすることが開示されている。また、特許文献2には、油冷却器を通る潤滑油の油冷却器を介さない潤滑油に対する流量比の制御によって圧縮機本体へ供給する潤滑油の温度を調整し、それによって油分離回収器内が露点以上となるように吐出温度を調節することが開示されている。
しかし、特許文献1では油分離回収器内でドレン水が析出する程度の温度よりも吐出温度を低温とすることは考慮されていない。また、特許文献2では、油分離回収器の温度を高温に保つ必要があり、吐出温度を低下させることは困難である。さらに、特許文献2では、油冷式空気圧縮機の運転中に潤滑油を高温としているため、潤滑油の劣化につながる。以上のように、特許文献1,2に開示されたものを含め、従来の油冷式空気圧縮機には、更なる性能向上の余地がある。
特開平7−35067号公報 特開2012−112268号公報
本発明は、吐出空気量、省エネルギ性、潤滑油の劣化防止等の油冷式空気圧縮機の性能向上を課題とする。
本発明は、吸引した空気を圧縮して吐出する油冷式の圧縮機本体と、前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気から潤滑油を分離して回収する油分離回収器と、前記油分離回収器と前記圧縮機本体の吸込側とを接続する給油流路と、前記給油流路に設けられ、前記空気が空気圧縮時に前記圧縮機本体内で露点以下となる給油温度に前記潤滑油を冷却する油冷却器と、空気圧縮時に前記圧縮機本体内で凝縮させた液相の水分を前記圧縮機本体外で前記潤滑油と分離する重力式液体槽とを備える、油冷式空気圧縮機を提供する。これにより、前記圧縮機本体から吐出される圧縮空気の温度(以下、吐出温度という場合がある。)を露点以下とすることができる。
圧縮機本体の吐出温度を露点以下とすることにより、吐出空気量の増加等による性能向上を図ることができ、省エネルギ性が向上する。また、吐出温度は露点以下であって高温としないので、潤滑油の温度劣化すなわち品質劣化を防止できる。
重力式液体槽を設けることで、吐出温度を露点以下としたことにより生じる圧縮空気内の水分が潤滑油に混ざるのを確実に防止でき、潤滑油内への水分の混在による潤滑油の品質劣化を回避できる。
前記重力式液体槽は、前記給油流路に設けることができる。
この構成により、ポンプを用いることなく、潤滑油を重力式液体槽に流入させることができる。
前記油分離回収器側から前記油冷却器を迂回して前記給油流路に合流するバイパス流路を備え、前記重力式液体槽は、前記バイパス流路に設けられてもよい。
この構成により、ポンプを用いることなく、潤滑油を重力式液体槽に流入させることができる。また、いずれも潤滑油の流れに対する圧力損失である油冷却器と重力式液体槽は異なる流路に設けられて並列的に配置されるので、油分離回収器から圧縮機本体までの流路全体として潤滑油の流動抵抗を低減できる。
前記潤滑油は疎水性を有すことが好ましい。
疎水性の潤滑油を使用することで、重力式液体槽において潤滑油から水分をより容易かつ確実に分離できる。
前記潤滑油の比重が0.95以下であることが好ましい。
水より低比重の潤滑油、つまり水と比重差のある潤滑油を使用することで、重力式液体槽において潤滑油から水分をより容易かつ確実に分離できる。
前記油分離回収器の内部に、前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気により油面に対して衝撃を付与する衝撃付与部を設けてもよい。
油分離回収器の油面に対して衝撃を付与することにより油溜まり内での油水分離を促進させることができる。
圧縮機本体の吐出温度を露点以下とすることにより、吐出空気量の増加等による性能向上を図ることができ、省エネルギ性が向上する。また、吐出温度は露点以下であって高温としないので、潤滑油の温度劣化すなわち品質劣化を防止できる。
また、重力式液体槽を設けることで、吐出温度を露点以下としたことにより生じる圧縮空気内の水分が潤滑油に混ざるのを確実に防止でき、潤滑油内への水分の混在による潤滑油の品質劣化を回避できる。
本発明の第1実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 (a)及び(b)はそれぞれ重力式液体槽の一例を示す図。 本発明の第2実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第3実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第4実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第5実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第6実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第7実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第8実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第9実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第10実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第11実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第12実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第13実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 本発明の第14実施形態に係る油冷式空気圧縮機の全体構成を示す模式図。 圧縮機本体の模式的な部分断面図。 (a)及び(b)はそれぞれ衝撃付与部の一例を示す図。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷式空気圧縮機1は、油冷式のスクリュー圧縮機である圧縮機本体2、油分離回収器3、油冷却器4、及び重力式液体槽5を備える。
図16を併せて参照すると、圧縮機本体2は、ロータ室2aに収容された雌雄一対のロータ2b,2b(図示しない駆動装置により回転駆動される)を備える。また、ロータ室2aと連通する吸込口2cと吐出口2dとが設けられている。
圧縮機本体2の吐出口2dは吐出流路6を介して油分離回収器3に接続されている。
油分離回収器3の下部の油溜りは第1の給油流路7を介して圧縮機本体2の吸込口2cに接続されている。図16において符号P2で第1の給油流路7の吸込口2cの接続位置、つまり給油位置を概念的に示す。第1の給油流路7に油冷却器4が設けられている。潤滑油から水分を分離するための重力式液体槽5は、第1の給油流路7に設けられている。具体的には、重力式液体槽5は第1の給油流路7の油冷却器4よりも上流側に設けられている。図2(a)及び(b)に例示するように、重力式液体槽5は比重の違いにより潤滑油から水を分離する液体槽である。なお、第1の給油流路7の油冷却器4よりも下流側に重力式液体槽5を設けてもよい。
圧縮機本体2のロータ室2a内では、ロータ2b,2bの歯溝とロータ室2aの内壁で形成される空間がロータ2b,2bの回転に伴って移動しつつ容積が減少し、それによって吸込口2cから吸引された空気が圧縮されて吐出口2dから吐出される。吐出口2dから吐出された圧縮空気は吐出流路6を通って油分離回収器3に流入する。油分離回収器3では、圧縮空気から潤滑油が分離され下部の油溜りに一時的に溜められる。潤滑油が分離された圧縮空気は油分離回収器3の出口3aから図示しない下流側へ送られる。
油分離回収器3の油溜りに溜められた潤滑油は、油分離回収器3と圧縮機本体2(吸込口2c)との差圧により第1の給油流路7を通って圧縮機本体2(図16の給油位置P1)へ流れる。第1の給油流路7を通って圧縮機本体2へ流れる潤滑油は、油冷却器4を通過する際に冷却される。
油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出口2dから吐出される圧縮空気の温度(吐出温度)が露点(水の凝縮温度)以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となり、圧縮機本体2内で圧縮空気内の水分が凝縮することにより、吐出空気量の増加等による性能向上を図ることができ、省エネルギ性が向上する。また、吐出温度は露点以下であって高温としないので、潤滑油の温度劣化すなわち品質劣化を防止できる。油冷却器4の冷却能力は、圧縮機本体2の諸元等に応じて吐出温度が露点以下となるように設定される。
吐出温度を露点以下としたことで、圧縮機本体2の吐出口2dから吐出される圧縮空気内には凝縮した水分(液相の水分)が含まれる。潤滑油内に混在する水分は潤滑油劣化の原因となる。しかし、第1の給油流路7に重力式液体槽5が設けられているので、油分離回収器3から圧縮機本体2へ流れる潤滑油から水分が分離される。つまり、重力式液体槽5を設けることで、吐出温度を露点以下としたことにより生じる圧縮空気内の水分が潤滑油に混ざるのを確実に防止でき、潤滑油内への水分の混在による潤滑油の品質劣化を回避できる。また、第1の給油流路7に重力式液体槽5を設けることで、ポンプによる圧送を要することなく、重力式液体槽5に潤滑油を流入させることができる。
以上のように、実施形態の油冷式空気圧縮機では、圧縮機本体2の吐出温度を露点以下とすることで性能向上と潤滑油の温度劣化防止を実現しつつ、圧縮機本体2の吐出温度を露点以下としたことによる潤滑油中の水分混在とそれに起因する潤滑油劣化とを、重力式液体槽5を設けることで防止している。また、圧縮空気は、圧縮機本体2の吐出口2dから吐出された時点ですでに露点以下となっているので、圧縮空気の流れにおいて下流側となる位置に、圧縮空気冷却器ないしは圧縮空気ドライヤを設置する際には、その冷却能力をより小さいものとすることができる。
重力式液体槽5において潤滑油から水分をより容易かつ確実に分離するためには、潤滑油は疎水性を有することが好ましい。また、水より低比重の潤滑油、つまり水と比重差のある潤滑油を使用することで、重力式油水分離装置である重力式液体槽5において潤滑油から水分をより容易かつ確実に分離できる。例えば、潤滑油の比重が0.95以下であることが好ましい。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、第1の給油流路7とは別に、油分離回収器3の油溜りと圧縮機本体2の吸込み側を接続する第2の給油流路8が設けられている。本実施形態の第2の給油流路8の圧縮機本体2への給油位置は、図16の符号P1に示すように吸込口2cである。第2の給油流路8に油水分離装置として重力式液体槽5が設けられている。第2の給油流路8を設けて吸込口2cに給油することで圧縮機本体2への吸込空気を冷却でき、それによって吐出空気量の増加等による性能向上を図ることができる。
第2実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、第1の給油流路7とは別に、油分離回収器3の油溜りと圧縮機本体2の吸込み側を接続する第2の給油流路8が設けられている。本実施形態の第2の給油流路8の圧縮機本体2への給油位置は、図16の符号P3で示すようにロータ室2aの吸込口2cの直後の空間部(閉じ込み直後)に設定されている。第2の給油流路8に重力式液体槽5が設けられている。第2の給油流路8を設けて圧縮機本体2の閉じ込み直後に給油することで、圧縮開始時の空気を冷却でき、それによって吐出空気量の増加等による性能向上を図ることができる。
第3実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図5は本発明の第4実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、第1の給油流路7とは別に、油分離回収器3の油溜りと圧縮機本体2の吸込み側を接続する第2の給油流路8が設けられている。本実施形態の第2の給油流路8の圧縮機本体2への給油位置は、図16の符号P2で示すように圧縮過程にあるロータ室2aにおけるロータ2b,2bに給油するように設定されている。第2の給油流路8に重力式液体槽5が設けられている。第2の給油流路8を設けてロータ2b,2bに給油することで、圧縮により加熱された空気を冷却でき、それによって吐出空気量の増加等による性能向上を図ることができる。
第4実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
図6は本発明の第5実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、第1の給油流路7とは別に、油分離回収器3の油溜りと圧縮機本体2の吸込み側を接続する第2の給油流路8が設けられている。本実施形態の第2の給油流路8の圧縮機本体2への給油位置は、図16の符号P4で示すようにロータ室2aの吐出口2dの直前の空間部(吐出直前)に設定されている。第2の給油流路8には潤滑油を圧送するためのポンプ10が設けられている。また、第2の給油流路8にはポンプ10より下流側に重力式液体槽5が設けられている。第2の給油流路8を設けて圧縮機本体2の吐出直前に給油することで、圧縮機本体2の吐出口2dからの吐出後の圧縮空気を冷却できる。
第5実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第6実施形態)
図7は本発明の第6実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、第1の給油流路7とは別に、油分離回収器3の油溜りと圧縮機本体2の吐出口2dの直後の流路とを接続する戻し流路9が設けられている。戻し流路9の吐出口2dの直後の流路に対する合流位置を、図16において符号P5で概念的に示す。戻し流路9には油分離回収器3から合流位置P5に向けて潤滑油を圧送するポンプ11が設けられている。また、戻し流路9にはポンプ11よりも下流側に重力式液体槽5が設けられている。戻し流路9を設けて吐出口2dの直後の流路に給油することで、圧縮機本体2の吐出口2dからの吐出後の圧縮空気を冷却できる。
第6実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第7実施形態)
図8は本発明の第7実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、油分離回収器3の油溜りと油冷却器4の下流側の第1の給油流路7とを油冷却器4を迂回して接続するバイパス流路12が設けられている。バイパス流路12に重力式液体槽5が設けられている。油分離回収器3と圧縮機本体2(吸込口2c)との差圧により、潤滑油がバイパス流路12を通って油分離回収器3から第1の給油流路7との合流点へ流れる。つまり、ポンプを用いることなく、潤滑油を重力式液体槽5に流入させることができる。また、いずれも潤滑油の流れに対する圧力損失である油冷却器4と重力式液体槽5は異なる流路(前者が第1の給油流路7で後者がバイパス流路12)に設けられて並列的に配置されるので、油分離回収器3から圧縮機本体2までの流路全体として潤滑油の流動抵抗を低減できる。
第7実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第8実施形態)
図9は本発明の第8実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、第1の給油流路7の油冷却器4よりも上流側から分岐して油冷却器4よりも下流側で第1の給油流路7に合流するバイパス流路12が設けられている。油分離回収器3と圧縮機本体2との差圧により、潤滑油がバイパス流路12を通って油冷却器4を迂回して流れる。つまり、ポンプを用いることなく、潤滑油を重力式液体槽5に流入させることができる。第7実施形態と同様に、油冷却器4と重力式液体槽5を異なる流路に並列的に配置したことで、油分離回収器3から圧縮機本体2までの流路全体として潤滑油の流動抵抗を低減できる。
第8実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第9実施形態)
図10に示す本発明の第9実施形態に係る油冷式空気圧縮機1は、第8実施形態と同じく、第1の給油流路7の油冷却器4よりも上流側から分岐して油冷却器4よりも下流側で第1の給油流路7に合流するバイパス流路12を備える。バイパス流路12には重力式液体槽5の前後(重力式液体槽5の上流側直前と下流側直後)にバイパス流路12を通る潤滑油の流れを遮断できる開閉弁13A,13Bが設けられている。これらの開閉弁13A,13Bは、手動であっても電磁弁であってもよい。開閉弁13A,13Bは、通常時は開弁状態で維持されている。開閉弁13A,13Bを閉弁すると重力式液体槽5をバイパス流路12から切り離すことできる。開閉弁13A,13Bを一時的に閉弁することで、油冷式空気圧縮機1の運転中であっても重力式液体槽5のメンテナンスが可能である。
第9実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
図3から図8並びに図11から図14において二点鎖線で示すように、第2から第7実施形態並びに第10から第13実施形態についても、重力式液体槽5の前後に本実施形態と同様の開閉弁13A,13Bを設けてもよい。
(第10実施形態)
図11は本発明の第10実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。
本実施形態では、油分離回収器3の油溜りからポンプ14を介して油分離回収器3に戻る循環流路15が設けられている。循環流路15のポンプ14より下流側に重力式液体槽5が設けられている。第1の給油流路7とは別系統の循環流路15に重力式液体槽5を設けることで、重力式液体槽5を設けることよって第1の給油流路7に圧力損失が生じるのを回避できる。
第10実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第11実施形態)
図12に本発明の第11実施形態に係る油冷式空気圧縮機1は、圧縮機本体2から吐出される圧縮空気の温度である吐出温度が露点以下となるように圧縮機本体への給油温度を調節する機構(給油温度調節機構)を備えている。この点は後述する第12及び第13実施形態も同様である。
第1の給油流路7とは別に、油分離回収器3の油溜りと圧縮機本体2の吸込み側(例えば、図16の符号P3)を接続する第2の給油流路8が設けられている。この第2の給油流路8に重力式液体槽5が設けられている。
第1の給油流路7には油冷却器4より上流側に温度調節弁として機能する三方弁16が設けられている。この三方弁16でバイパス給油流路17が第1の給油流路7から分岐している。バイパス給油流路17は圧縮機本体2の吸込み側(例えば、図16の符号P3)に接続されている。
三方弁16は、油分離回収器3の油溜りを第1の給油流路7を介し、油冷却器4を通って圧縮機本体2に連通させる状態(第1の状態)と、油分離回収器3の油溜りを油冷却器4を迂回するバイパス給油流路17を介して圧縮機本体2に連通させる状態(第2の状態)とに切り換え可能である。
圧縮機本体2の吐出口2dから吐出される圧縮空気の温度である吐出温度を直接又は間接的に測定する温度センサ18が設けられている。本実施形態では、温度センサ18は油分離回収器3に設けられ、油分離回収器3の温度を測定することで、吐出温度を間接的に測定する。しかし、温度センサ18を吐出口2d又はその近傍に配置し、吐出温度を直接測定してもよい。また、油分離回収器3以外の箇所に温度センサ18を配置することで、吐出温度を間接的に測定してもよい。
コントローラ19は、圧縮機本体2の吐出口2dから吐出される圧縮空気の温度である吐出温度が露点以下なるように、温度センサ18の検出温度に応じて三方弁16を制御する。具体的には、コントローラ19は、温度センサ18により測定された温度に基づいて、吐出温度が露点以上であると判断すれば、三方弁16を第1の状態とする。この第1の状態では、油分離回収器3からの潤滑油(第2の給油流路8を通る流量は除く)は、油冷却器4を通過して第1の給油流路7を通って圧縮機本体2に供給される。一方、コントローラ19は、温度センサ18により測定された温度に基づいて、吐出温度が露点未満であると判断すれば、三方弁16を第2の状態とする。この第2の状態では、油分離回収器3からの潤滑油(第2の給油流路8を通る流量は除く)は、油冷却器4を通過することなくバイパス給油流路17を通って圧縮機本体2に供給される。
三方弁16が第1の状態になるときに圧縮機本体2に供給される潤滑油(油冷却器4で冷却される)は、三方弁16が第2の状態になるときに圧縮機本体2に供給される潤滑油(油冷却器4で冷却されない)よりも低温である。よって、コントローラ19が温度センサ18の検出温度に応じて三方弁16を切り換えることで圧縮機本体2に供給される潤滑油の温度を調整し、それによって吐出温度を露点以下に保つことができる。なお、コントローラ19は、圧縮空気の温度が露点よりもわずかに高い第1の設定温度となったときに三方弁16を第2の状態から第1の状態に切り換え、圧縮空気の温度が露点よりもわずかに低い第2の設定温度となったとき三方弁16を第1の状態から第2の状態に切り換えてもよい。
第11実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
なお、図2を除く図1から図11、及び図15において二点鎖線で示すように、第1から第10実施形態、及び第14実施形態についても本実施形態と同様の三方弁16とバイパス給油流路17を設けてもよい。この場合、圧縮機本体2の吐出口2dから吐出される圧縮空気の温度である吐出温度を直接又は間接的に測定する温度センサに応じてコントローラ(これらの図面には図示せず)が三方弁16を切り換えることで、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となるように圧縮機本体2への給油温度を調節できる。
(第12実施形態)
図13は本発明の第12実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。
第1の給油流路7とは別に、油分離回収器3の油溜りと圧縮機本体2の吸込み側(例えば、図16の符号P3)を接続する第2の給油流路8が設けられている。この第2の給油流路8に重力式液体槽5が設けられている。
第1の給油流路7には、油冷却器4より上流側に開閉を電気的に制御可能な開閉弁としての電磁弁21が設けられている。
圧縮機本体2の吐出口2dから吐出される圧縮空気の温度である吐出温度を直接又は間接的に測定する温度センサ18が油分離回収器3に設けられている。温度センサ18の配置位置と検出する温度が限定されない点は、第11実施形態において説明した通りである。
コントローラ19は、吐出温度が露点以下となるように、温度センサ18の検出温度に応じて電磁弁21を制御する。具体的には、コントローラ19は、温度センサ18により測定された温度に基づいて吐出温度が露点以上であると判断すれば、電磁弁21を開弁状態とする。電磁弁21が開弁状態であると、油分離回収器3からの潤滑油は、すべて油冷却器4を通過して第1の給油流路7を通って圧縮機本体2に供給される。一方、コントローラ19は、温度センサ18により測定された温度に基づいて吐出温度が露点未満であると判断すれば、電磁弁21を閉弁状態とする。電磁弁21が閉弁状態であると、油分離回収器3から潤滑油は、すべて油冷却器4を通過することなく第2の給油流路8を通って圧縮機本体2に供給される。
電磁弁21が開弁状態になるときに圧縮機本体2に供給される潤滑油(油冷却器4で冷却される)は、電磁弁21が閉弁状態になるときに圧縮機本体2に供給される潤滑油(油冷却器4で冷却されない)よりも低温である。よって、コントローラ19が温度センサ18の検出温度に応じて電磁弁21の開閉状態を切り換えることで圧縮機本体2に供給される潤滑油の温度を調整し、それによって吐出温度を露点以下に保つことができる。なお、コントローラ19は、圧縮空気の温度が露点よりもわずかに高い第1の設定温度となったときに電磁弁21を閉弁状態から開弁状態に切り換え、圧縮空気の温度が露点よりもわずかに低い第2の設定温度となったときに電磁弁21を開弁状態から閉弁状態に切り換えてもよい。
なお、図13において破線で示すように、第2の給油流路8に電磁弁21と同様の別の電磁弁21’を設けてもよい。この場合、コントローラ19は電磁弁21の開閉状態とは逆に電磁弁21’の開閉状態を切り換える。
また、図3から図6、並びに図8から図10に示すように、第2から第5実施形態並びに第7から第9実施形態についても本実施形態と同様の電磁弁21を第1の給油流路7の油冷却器4よりも上流側に設けてもよい。これらの構成のうち、第2から第5実施形態(図3から図6)については、電磁弁21の開閉状態に応じて、油分離回収器3からの潤滑油が第1の給油流路7(油冷却器4を通る)又は第2の給油流路8(油冷却器4を通らない)を通って圧縮機本体2に供給される。また、第7から第9実施形態(図8から図10)については、電磁弁21の開閉状態に応じて、油分離回収器3からの潤滑油が第1の給油流路7(油冷却器4を通る)又はバイパス流路12(油冷却器4を通らない)を通って圧縮機本体2に供給される。
第12実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第13実施形態)
図14は本発明の第13実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。
本実施形態では、第1の給油流路7の油冷却器4よりも上流側から分岐して油冷却器4よりも下流側で第1の給油流路7に合流するバイパス流路12が設けられている。バイパス流路12に重力式液体槽5が設けられている。
第1の給油流路7には油冷却器4よりも上流側であるバイパス流路12の分岐位置に三方弁22が設けられている。三方弁22は、油分離回収器3の油溜りを油冷却器4を通って圧縮機本体2に連通させる状態(第1の状態)と、油分離回収器3の油溜りを油冷却器4を迂回してバイパス流路12を介して圧縮機本体2に連通させる状態(第2の状態)とに切り換え可能である。
圧縮機本体2の吐出口2dから吐出される圧縮空気の温度である吐出温度を直接又は間接的に測定する温度センサ18が油分離回収器3に設けられている。温度センサ18の配置位置と検出する温度が限定されない点は、第11実施形態において説明した通りである。
コントローラ19は、吐出温度が露点以下なるように、温度センサ18の検出温度に応じて三方弁22を制御する。具体的には、コントローラ19は、温度センサ18により測定された温度に基づいて圧縮空気の温度が露点以上であると判断すれば、三方弁22を第1の状態とする。この第1の状態では、油分離回収器3からの潤滑油は、すべて油冷却器4を通過して第1の給油流路7を通って圧縮機本体2に供給される。一方、コントローラ19は、温度センサ18により測定された温度に基づいて吐出温度が露点未満であると判断すれば、三方弁22を第2の状態とする。この第2の状態では、油分離回収器3からの潤滑油は、すべて油冷却器4を通過することなくバイパス流路12を通って圧縮機本体2に供給される。
三方弁22が第1の状態になるときに圧縮機本体2に供給される潤滑油(油冷却器4で冷却される)は、三方弁22が第1の状態になるときに圧縮機本体2に供給される潤滑油(油冷却器4で冷却されない)よりも低温である。よって、コントローラ19が温度センサ18の検出温度に応じて三方弁22を切り換えることで圧縮機本体2に供給される潤滑油の温度を調整し、それによって吐出温度を露点以下に保つことができる。なお、コントローラ19は、圧縮空気の温度が露点よりもわずかに高い第1の設定温度となったとき三方弁22を第2の状態から第1の状態に切り換え、圧縮空気の温度が露点よりもわずかに低い第2の設定温度となったとき三方弁22を第1の状態から第2の状態に切り換えてもよい。
第13実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
(第14実施形態)
図15は本発明の第14実施形態に係る油冷式空気圧縮機1を示す。油冷却器4は、吸込口2cから吸引された空気が圧縮機本体2内で露点以下となる温度に潤滑油を冷却する。言い換えると、油冷却器4は、圧縮機本体2の吐出温度が露点以下となる給油温度となるように、第1の給油流路7により圧縮機本体2へ給油される潤滑油を冷却する。潤滑油から水分を分離するための重力式液体槽5は、油分離回収器3内に設けられている。具体的には、油分離回収器3内の下部にパンチングメタルやメッシュのような多孔状の仕切りで仕切られた液体槽を設けることで重力式液体槽5を構成している。油分離回収器3内に重力式液体槽5を設けることで、油分離回収器3と重力式液体槽5とをそれぞれ別個に設ける場合と比較して、油冷式空気圧縮機1の設置投影面積の増加の回避できる。
第14実施形態のその他構成及び作用は、第1実施形態と同様である。
なお、上述の実施形態の説明では説明を省略しているが、圧縮機本体2から吐出される圧縮空気の温度が露点以上であるか否かの判断に必要な露点の求め方については、特に限定されない。例えば、吐出直前あるいは直後における圧縮空気の圧力測定値及び温度測定値から求めても良く、油分離回収器内の圧縮空気の圧力測定値及び油分離回収器内の圧縮空気あるいは油の温度測定値から求めても良い。後者の場合、吐出口2dから油分離回収器までの圧損が実質的に無視できないときは、露点の算出に必要な圧力の値は油分離回収器内の圧力測定値に上記圧損を考慮して求めることができる。また、後者の場合、吐出口2dから油分離回収器までに生じる温度降下を踏まえ、露点の算出に必要な温度は、油分離回収器内の圧縮空気あるいは油の温度測定値に吐出後の放熱量(吐出流路を構成する配管類と油分離回収器からの放熱量)を考慮して求めることができる。
また、上述の実施形態の説明では説明を省略しているが、油分離回収器の底面に配管を接続する場合、油分離回収器の底部を球面状に形成して最下部に配管を接続することが望ましい。こうすることで水の混入の多い油を抜き出すことができる。
また、上述の実施形態を説明する模式図においては、ロータ2b,2bを支持する軸受や、その軸受に対して油を供給する軸受給油ラインのような周知の構造は図示を省略されている。
なお、本発明の油冷式空気圧縮機1は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
第1から第14実施形態において、図17(a)及び図17(b)に示すように、油分離回収器3の内部に、圧縮機本体2から吐出された圧縮空気により油面に対して衝撃を付与する衝撃付与部26を設けてもよい。衝撃付与部26は吐出流路6に接続されている。衝撃付与部26は、図17(a)に示すように、先端が油面の上方に位置するように配置してもよいし、図17(b)に示すように、先端が油溜まりの中に位置するように配置してもよい。この構成によれば、油分離回収器3の油面に対して衝撃を付与することにより油溜まり内での油水分離を促進させることができる。また、給油流路および油分離回収器内にそれぞれ重力式液体槽を設けてもよく、バイパス流路および油分離回収器内にそれぞれ重力式液体槽を設けてもよい。この構成によれば、油水分離能力を高めることができる。
1 油冷式空気圧縮機
2 圧縮機本体
2a ロータ室
2b ロータ
2c 吸込口
2d 吐出口
3 油分離回収器
3a 出口
4 油冷却器
5 重力式液体槽
6 吐出流路
7 第1の給油流路
8 第2の給油流路
9 戻し流路
10,11,14 ポンプ
12 バイパス流路
13A,13B 開閉弁
15 循環流路
16,22 三方弁
17 バイパス給油流路
18 温度センサ
19 コントローラ
21,21’ 電磁弁
26 衝撃付与部

Claims (6)

  1. 吸引した空気を圧縮して吐出する油冷式の圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気から潤滑油を分離して回収する油分離回収器と、
    前記油分離回収器と前記圧縮機本体の吸込側とを接続する給油流路と、
    前記給油流路に設けられ、前記空気が空気圧縮時に前記圧縮機本体内で露点以下となる給油温度に前記潤滑油を冷却する油冷却器と、
    空気圧縮時に前記圧縮機本体内で凝縮させた液相の水分を前記圧縮機本体外で前記潤滑油と分離する重力式液体槽と
    を備える、油冷式空気圧縮機。
  2. 前記重力式液体槽は、前記給油流路に設けられている、請求項1に記載の油冷式空気圧縮機。
  3. 前記油分離回収器側から前記油冷却器を迂回して前記給油流路に合流するバイパス流路を備え、
    前記重力式液体槽は、前記バイパス流路に設けられている、請求項1に記載の油冷式空気圧縮機。
  4. 前記潤滑油は疎水性を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の油冷式空気圧縮機。
  5. 前記潤滑油の比重が0.95以下である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の油冷式空気圧縮機。
  6. 前記油分離回収器の内部に、前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気により油面に対して衝撃を付与する衝撃付与部が設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の油冷式空気圧縮機。
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