JP5997499B2 - 光半導体パッケージと光半導体パッケージの製造方法 - Google Patents

光半導体パッケージと光半導体パッケージの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、光半導体素子を搭載する光半導体パッケージおよびその製造方法に関するものである。
従来の光半導体パッケージを図18に示す。従来のLEDパッケージ100は、LED101を搭載する基板と、基板102の上面に配置されてLED101からの光を反射するリフレクター103とを備える。このようなLEDパッケージ100では、リフレクター103によりLED101からの光の反射効率を高めて、LEDパッケージ100の外部により強い光束を出光することができる。
ところで、従来のLEDパッケージは、基板とリフレクターとを別々に製造する必要があるし、また、従来のLEDパッケージの製造方法では、リフレクターを製造する工程の後に、リフレクターを基板に接着する工程を必要とする。
そこで、基板にプレス加工を行うことにより、基板と一体的にリフレクターを製造するLEDパッケージの製造方法が考えられている。このような製造方法としては、例えば特許文献1が挙げられる。
特許文献1に記載されたLEDパッケージでは、金属材料から構成された2つの基板要素と、基板要素の間に配置されて2つの基板要素を接続する絶縁部材とからなる基板にプレス加工を施すことにより、リフレクターを製造している。
特開2003−168828号公報
しかしながら、特許文献1も含め、この種の光半導体パッケージにおいては、電気接続をするために、基板が絶縁部材を介して互いに電気的に絶縁された状態で連結された複数の基板要素から構成されている。このような基板に対してプレス加工を行うと、基板にせん断応力等が生じ、絶縁部材が剥がれたり、絶縁部材にクラックが発生したりして光半導体パッケージに製品不良が起こりやすいという問題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑み、簡便かつ歩留まりよく製造でき、しかも部品点数の少ない光半導体パッケージを製造できるようにすることを目的とする。
すなわち、本発明の光半導体パッケージの製造方法は、枠体に連結されたパッケージ基板から光半導体パッケージを製造する方法であって、前記枠体と前記パッケージ基板との境界線に交差するスリットを前記パッケージ基板に設けて、前記枠体に保持された状態を保ちながら前記パッケージ基板を複数の基板要素に分割する第1工程と、前記パッケージ基板に凹部を設けて、前記凹部の底面に光半導体素子が搭載される搭載面と、前記凹部の内側面に光半導体素子からの光を反射する反射面とを形成する第2工程と、前記スリットに絶縁材を注入し、隣り合う前記基板要素を前記絶縁材により接続して光半導体パッケージを製造する第3工程と、前記境界線を切断することで、前記光半導体パッケージを前記枠体から切り離す第4工程とを有することを特徴とする。
このようなものであれば、パッケージ基板に凹部を設けることにより、リフレクターを基板と一体化して製造するため、リフレクターを基板に接着する工程を省いて、簡便に光半導体パッケージを製造工程することができる。
また、基板要素が枠体に保持された状態を保つので、絶縁材を注入する第3工程の前に、プレス加工を行い凹部を形成する第2工程を行うことができる。したがって凹部を形成する際には、基板のみにプレス加工を施すことができる。これにより、プレス加工の際に生じるせん断応力等により絶縁材が剥がれたり、絶縁材にクラックが生じたりする不具合を防いで、光半導体パッケージを歩留まりよく製造することができる。なお、パッケージ基板は金属材料で構成されることが好ましい。
また本発明では、前記第2工程において、前記パッケージ基板における前記搭載面の周囲を押し上げて前記凹部を形成することを特徴とする。
これにより、1工程で凹部を製造することができるため、光半導体パッケージを簡便に製造することができる。また、上述した工程を行うことにより、光半導体パッケージの裏側において、凹部の底面である搭載面の裏面と枠体の裏面とが面一となっている。そのため、パッケージ基板を製造ラインに載せた場合に、凹部がダイ等に引っ掛かることを防ぐことができ、大量生産が可能となる。
また本発明では、前記第2工程において、前記パッケージ基板における前記搭載面を押し下げて前記凹部を形成し、その後、前記枠体の裏面と前記搭載面の裏面とが面一となるように前記パッケージ基板全体を押し上げることを特徴とする。
これにより、搭載面の周囲を押し上げる工程において、押し上げられる幅が狭すぎて金型が作成できないような場合でも、上述した工程により凹部を形成することができる。また、第3工程においては、パッケージ基板全体を枠体から押し上げることにより、パッケージ基板の裏面では、パッケージ基板の周囲に枠体がダムのように隆起している。そのため、パッケージ基板の裏面から絶縁材を注入すると、絶縁材を漏らすことなく注入することができる。また、パッケージ基板を製造ラインに載せた場合に、凹部がダイ等に引っ掛かることを防ぐことができ、大量生産が可能となる。
本発明の光半導体パッケージは枠体と、前記枠体に連結されたパッケージ基板と、
前記パッケージ基板に設けられたスリットに注入された絶縁材とを有し、前記パッケージ基板には凹部が設けられて、前記凹部の底面が、光半導体素子が搭載される搭載面であり、前記凹部の内側面が、光半導体素子からの光を反射する反射面であることを特徴とする。
これにより、パッケージ基板に凹部を設けることでリフレクターが製造されるので、部品点数の少ない光半導体パッケージを得ることができる。
このような本発明によれば、リフレクターをパッケージ基板から製造することで、光半導体パッケージを簡便に製造することができる。また、枠体に保持された状態で基板のみにプレス加工を行ってリフレクターを製造することで、絶縁材が剥がれたり、絶縁材にクラックが生じたりする不具合を回避して、歩留まりの良い光半導体パッケージを製造することができる。また、部品点数の少ない光半導体パッケージを得ることができる。
第1実施形態における光半導体パッケージを説明するための斜視図。 第1実施形態における光半導体パッケージを説明するための平面図。 第1実施形態における光半導体パッケージを説明するためのAA断面図。 第1実施形態における光半導体パッケージを説明するためのBB断面図。 第1実施形態における光半導体パッケージを説明するための背面図。 第1実施形態における枠体を説明するための斜視図。 第1実施形態における第2工程における押圧加工を説明するための断面図。 第1実施形態における第2工程を説明するための断面図。 第2実施形態における光半導体パッケージを説明するための斜視図。 第2実施形態における枠体を説明するための斜視図。 第2実施形態における枠体を説明するための部分断面図。 第2実施形態における枠体を説明するための部分断面図。 第2実施形態における枠体を説明するための部分断面図。 第2実施形態における枠体を説明するための斜視図。 第2実施形態における第2工程の押圧加工を説明するための断面図。 第2実施形態における第2工程の押圧加工を説明するための端面図。 第2実施形態における第2工程の押圧加工を説明するための断面図。 従来の光半導体パッケージを説明するための斜視図。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図5は、第1実施形態にかかる光半導体パッケージ1を示している。この光半導体パッケージ1は概略正方形板状をなす、いわゆる表面実装型のものであり、パッケージ基板3と、パッケージ基板3に設けられたスリット4a、4bに注入される絶縁材5とから構成される。パッケージ基板3は対向する両端の一部に枠体2との境界線6a、6bが設けられている。パッケージ基板3は、枠体2との境界線6a、6bを含んだ支持部7を介して枠体2に保持されている(枠体2および支持部7については後述する)。
パッケージ基板3は、光半導体パッケージ1の基礎となるものであり、例えば銅製金属板等の金属基板から構成されている。そして、パッケージ基板3は、図2、5に示すように、平面方向から見て正方形状をなすものである。パッケージ基板3には、その長手方向が境界線6a、6bとそれぞれ垂直に交差して、2つの境界線6a、6bの中心を結んだ線に対して対称となるように、平面方向からみて矩形形状の2つのスリット4a、4bが設けられている。
また、パッケージ基板3には、2つの境界線6a、6bの端部同士を結んだパッケージ基板3の領域の内部に平面方向から見て、境界線6a、6bの長さを短手方向の長さとする略矩形形状の隆起9が設けられており、矩形形状の中央部には平面から見て外周が円形形状を有する窪みが形成されており、この窪みが後述する凹部8となる。
ここで、図2に示すように、凹部8の外周に配置する円の直径は、矩形形状の隆起9の短手方向の長さよりも長いため、凹部8の一部は境界線6a、6bの端部同士を結んだ領域の外部に配置される。そして、境界線6a、6bの端部同士を結んだ領域の外部に配置する凹部8の周囲に位置するパッケージ基板3には、平面方向から見て凹部8の外周に配置する円と一定の幅を隔てて円弧を描くように構成された略円柱形状の隆起10が設けられている。パッケージ基板に設けられた略円柱形状の隆起10と、略矩形形状の隆起9とは同じ厚みを有して連続するように設けられている。
凹部8は、図2に示すように、平面方向から見ると2重の円形形状となるように構成されて、外周に配置する円と、内周に配置する円とは同じ中心を有し、外周に配置する円の直径は、内周に配置する円の直径よりも大きくなるように構成されている。ここで、図1,3,4に示すように、内周に配置する円は凹部8の底面となり、外周に配置する円と内周に配置する円との間は、凹部8の底面から離れるにしたがって一定の割合で径が大きくなるようにテーパが設けられた凹部8の内側面となる。凹部8の底面は光半導体素子を搭載する搭載面8aとなり、凹部8の内側面は光半導体素子からの光を反射する反射面8bとなる。そして、境界線6a、6bの端部同士を結んだ領域の内部に配置する凹部8の外周は、略矩形形状の隆起9に繋がっており、境界線6a、6bの端部同士を結んだ領域の外部に配置する凹部8の外周は、略円柱形状の隆起10に繋がっている。
絶縁材5は、図5に示すように、パッケージ基板3の裏側から見て、パッケージ基板3の表面とは凹凸が逆となった略円柱形状の窪み、略矩形形状の窪みおよびスリット4a、4bの内部に注入されている。本実施形態において、絶縁材5は例えば白色樹脂で構成される。
このように形成された光半導体パッケージ1は、凹部8の底面である搭載面8aに搭載された光半導体素子が絶縁材5を介して、それぞれアノード及びカソードの電極を有するパッケージ基板3と電気的に接続されることで、光半導体素子が発光し、光半導体素子からの光が凹部8の内側面である反射面8bで反射されて、光半導体素子からの光が光半導体パッケージ1の外部に出光する。
次に、第1実施形態にかかる光半導体パッケージ1の製造方法について説明する。
まず、枠体2にスリットを形成する第1工程を行う。
枠体2は、図6に示すように、1枚の矩形状銅製金属板等の金属基板から構成されている。枠体2には、一定の幅を隔てて互いに向き合うように略コの字形状に設けられた一対の貫通孔11が、一定の距離を隔ててマトリクス形状に複数形成されている。貫通孔11に囲まれた領域には、平面から見て正方形状に形成されたアイランド部と、枠体2から延出してアイランド部の両端の一部を支持する一対の支持部7とが配置する。アイランド部が前述したパッケージ基板3となる。支持部7は、パッケージ基板3と支持部7との境界線6a、6bの幅をその長手方向とする平面方向から見て矩形形状に設けられている。
また、枠体2には境界線6a、6bと垂直に交差して、貫通孔11の長手方向と平行となる境界線6a、6bの中心を結んだ中心線に対して対称となるように、2つのスリット4a、4bが設けられる。スリット4a、4bはその長手方向が貫通孔11の長手方向と平行となる矩形形状に設けられる。スリット4a、4bによって、パッケージ基板3は3つの基板要素12a、12b、12cに分割される。ここで、それぞれの基板要素12a、12b、12cは支持部7によって、その端部を枠体2に保持されている。
そして、このような構成におけるパッケージ基板3に、金型によるプレス加工を行い、凹部8を形成する第2工程を行う。
枠体2の一方側に配置する金型aは、図7に示すように、枠体2の長手方向と平行な断面から見ると、基準面11から垂直に突出した第1押圧面13aと、第1押圧面13aから内側に向かって径が小さくなるようにテーパが設けられた第2押圧面13bと、第2押圧面13bで囲まれた略円形形状の第3押圧面13cとを有する。第3押圧面13cと基準面14とは面一となるように構成されている。枠体2の他方側に配置する金型bは、金型aと凹凸が逆となるように設けられている。
そして、パッケージ基板を金型bの表面上に配置して、金型aを押圧することによるプレス加工を行う。この金型により、プレス加工を行ったパッケージ基板3の金型bと対面する面には、図8に示すように、第3押圧面13cにより形成された略円形形状の底面と、第2押圧面13bにより形成された底面から離れるにつれて径が大きくなるような略円錐形状の側面とが形成された凹部8が形成される。ここで、凹部8の底面は、光半導体素子を搭載する搭載面8aとなり、凹部8の側面は、光半導体素子からの光を反射する反射面8bとなる。そのため、凹部8は、搭載面8aの周囲に位置するパッケージ基板3を押し上げるように形成されている。(なお、便宜上、凹部8が形成された面を以下表面と呼び、凹部8が形成されていない面を裏面と呼ぶことにする。)
また、上記金型において、第3押圧面13cと基準面14とは面一となるように構成されているので、搭載面8aの裏面と、枠体2の裏面とは面一となる。そのため、光半導体パッケージ1の製造工程において、凹部8がダイ等に引っ掛かることを防ぎ、大量生産が可能となる。
その後、スリット4a、4bにパッケージ基板3の裏面から絶縁材5を注入する第3工程を行う。
絶縁材5がスリット4a、4bに注入されることにより、スリット4aによって分割された基板要素12a、12b及びスリット4bによって分割された基板要素12b、12cがそれぞれ絶縁材5により接続されて、光半導体パッケージ1が製造される。
最後に、境界線6a、6bを切断することにより、光半導体パッケージ1を枠体2から切り離す第4工程を行う。上述した工程を全て終えることにより、本発明の第1実施形態の光半導体パッケージ1が完成する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図面を参照して説明する。
図9は、第2実施形態にかかる光半導体パッケージ21を示している。第2実施形態にかかる光半導体パッケージ21は、第1実施形態と同様にパッケージ基板23と、パッケージ基板23に設けられたスリット4a、4bに注入される絶縁材5とから構成される。しかし、パッケージ基板23の構成が第1実施形態とは異なるため、その部分について以下、説明する。
第2実施形態におけるパッケージ基板23には、凹部8と端子部25とスリット4a、4bとが設けられている。ここで、端子部25とは、パッケージ基板23の四隅に、パッケージ基板23を押し下げることにより設けられた略立方体形状の窪みのことであり、パッケージ基板23の裏面から端子部25に配線パターン等を電気的に接続することで、端子部25から光半導体素子に電力を供給することができる。そして、凹部8と端子部25を除いたパッケージ基板全体が、平面方向から見ると略正方形状に隆起するように設けられている。
ここで、パッケージ基板23は隆起した略正方形状の4辺全てが境界線6c、6d、6e、6fにおいて枠体2から切断されているが、圧縮力によってパッケージ基板23は枠体22に保持されている(パッケージ基板23が枠体22に保持されている構造については後に詳述する)。
そして、絶縁材5は、パッケージ基板23の裏側において、パッケージ基板23の表面とは凹凸が逆となった端子部25、凹部8を除いた領域およびスリット4a、4bの内部に注入される。その他の構成については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第2実施形態にかかる光半導体パッケージ21の製造方法について説明する。
第2実施形態にかかる光半導体パッケージ21の製造方法における第1工程は、枠体22に、第1実施形態のスリット4a、4bが形成された後、パッケージ基板23の基礎となる領域が、枠体22から切断される。そこで、以下に第2実施形態の第1工程について説明する。
枠体22には、パッケージ基板23の基礎となる境界線6c、6d、6e、6fで囲まれた平面方向から見て略正方形状の領域が設けられている。スリット4a、4bは、対向する境界線(本実施形態では例えば境界線6c、6e)とそれぞれ垂直に交差して、境界線6c、6eの中心を結んだ線に対して対称となるように設けられる。
スリット4a、4bによってパッケージ基板23は3つの基板要素26a、26b、26cに分割されている。ここで、基板要素26aは境界線6f及び境界線6c、6eの一部で枠体22から切断されているとはいえ、圧縮力によって枠体22に保持されている。同様に基板要素26bも境界線6c、6eの一部で枠体22から切断されているが、圧縮力によって枠体22に保持されており、基板要素26cも境界線6d及び境界線6c、6eの一部で枠体22から切断されているが、圧縮力によって枠体22に保持されている。
上述した枠体22を、図10に示すように、パッケージ基板23の略正方形状とほぼ同一の外輪郭形状をなす型穴15aを有した型枠台15に、パッケージ基板23と型穴15aとが合致した位置となるように載せる。
次に、図11に示すように、押圧面が型穴15aよりもわずかに大きい押圧部材16でパッケージ基板23を表面側(ここでは押圧部材16が押す側の面を便宜上、表面と呼ぶことにする)から押圧する。これにより、境界線6c、6d、6e、6fを中心線として、境界線6c、6d、6e、6fの周囲にそれぞれ配置する境界領域ARに力を与えてこれを変形させて、パッケージ基板23を型穴15a内に押し込む。このとき、境界領域ARには、少なくとも変形に留まって切断されない部分が残るように、押圧部材16の押し込み距離を設定している。
次に、枠体22からパッケージ基板23が突出した状態で、パッケージ基板23を型枠台15及び押圧部材16から取り出し、図12に示すように、枠体22の一面側に第1平板台17を当てがう。そして、第2平板台18を枠体22の他面側に押し当てて、第2平板台18を動かして、再度、パッケージ基板23を枠体22内に押しこむ。
このことによって、図13に示すように、境界領域ARが再変形して、パッケージ基板23は枠体22から境界線6c、6d、6e、6fで切断された状態となる。一方、パッケージ基板23は枠体22に無理矢理押し込まれて嵌め込まれるわけであるから、切断されているとはいえ、そのことによってパッケージ基板23には、枠体22からの圧縮力が作用し、枠体22に保持されることとなる。なお、このとき、パッケージ基板23の外形は厚み方向において表面側にわずかに大きく、裏面側にわずかに小さい形容となるとともに、枠体22の内形は、厚み方向において表面側がわずかに大きく、裏面側がわずかに小さい状態となる。
次に、パッケージ基板23が枠体22に保持される理由について詳述する。
押圧部材14による最初の押圧で、パッケージ基板23の裏面の境界領域ARにダレ部が形成される一方、次の押し戻し変形によって、パッケージ基板23の表面の境界領域ARにもダレ部が形成される。したがって、保持状態では、枠体22とパッケージ基板23との間には、パッケージ基板23の表裏面の境界領域ARにそれぞれ生成されているダレ部による空隙が生じていることとなる。しかして、この空隙分の体積が、パッケージ基板23の厚み方向中央部分に集まってその外形をわずかに拡げ、又は枠体22の厚み方向中央部分に集まってその内形をわずかに狭めることとなる。つまり、狭い内形の枠体22に広い外形のパッケージ基板23が無理矢理押し込まれることとなり、その力でパッケージ基板23は枠体22に保持されることとなる。
第2実施形態における第1工程を終えた枠体22を図14に示す。平面方向から見て略正方形状のパッケージ基板23の4辺に配置する境界線6c、6d、6e、6fにおいて、枠体22の切断面とパッケージ基板23の切断面とが圧縮力によって接続された状態となっている。
次に、パッケージ基板23に金型によるプレス加工を行い、凹部8を形成する工程を行う。ここで、第1実施形態の第2工程において、金型aの第1押圧面13aの幅が小さすぎるために、金型を成型することができず、第1実施形態の第2工程における押圧加工を行うことが出来ない場合がある。このような場合に凹部8を形成する工程として第2実施形態の第2工程を以下に記す。
枠体22の一方側に配置される金型cは、図15に示すように、枠体22の長手方向と平行となる断面方向から見ると、略円形形状に突出した第4押圧面13dと、第4押圧面13dから離れるにしたがって径が大きくなるようにテーパが設けられた第5押圧面13eとが形成されている。また、図示されていないが金型cには、断面方向から見ると略正方形状に突出した4つの第6押圧面が、パッケージ基板の4隅と合致するように形成されている。枠体22の他方側に配置される金型dは、図14に示すように、金型cと凹凸が逆となるように設けられている。
そして、パッケージ基板を金型dの表面上に配置して、金型cを押圧することによるプレス加工を行う。これにより、図16に示すように、パッケージ基板の金型cと対面する面には、第4押圧面13dにより形成された略円形形状の底面と、第5押圧面13eにより形成された底面から離れるにつれて径が大きくなるような略円錐形状の側面とが形成された凹部8が形成される。ここで、凹部8の底面は、光半導体素子を搭載する搭載面8aとなり、凹部8の側面は、光半導体素子からの光を反射する反射面8bとなる。凹部8は、パッケージ基板23の搭載面8aを押し下げるように形成されている。この工程により、第1実施形態の第2工程では金型を成型することが出来ないような場合でも、凹部8を形成することができる。また、第6押圧面によりパッケージ基板23に端子部25が形成される。
ところで、この状態では、凹部8が枠体22から突出したような形状となっているので、パッケージ基板23を光半導体パッケージ21の製造ラインに載せる際に、凹部8がダイ等に引っ掛かってしまう。そのため、図17に示すように、搭載面8aの裏面と、枠体22の裏面とが面一となるように、パッケージ基板23全体を押し上げる。このとき、上述したように、境界線6c、6d、6e、6fにおいて枠体22とパッケージ基板23とは切断された状態となっているので、容易にパッケージ基板23を押し上げることができる。なお、パッケージ基板23全体を押し上げる際には、パッケージ基板23が枠体22から抜け出てしまわないように、パッケージ基板23の押し上げ距離を設定している。
次に、第1実施形態と同様に、スリット4a、4bに絶縁材5を注入して基板要素26a、26b、26cを接続することにより、光半導体パッケージ21を製造する第3工程を行う。本実施形態においては、パッケージ基板23全体を押し上げることによって、パッケージ基板23の裏面ではパッケージ基板23の周囲では枠体22がダムのように隆起している。そのため、パッケージ基板23の裏面から絶縁材5を注入すると、絶縁材5を漏らすことなく注入することができる。
最後に、光半導体パッケージ21を枠体22から切り離す第4工程を行う。第2実施形態では、既に枠体22とパッケージ基板23とが切断されているので、容易に光半導体パッケージ21を枠体22から切り離すことができる。上述した工程を全て終えることにより、本発明の第2実施形態の光半導体パッケージ21が完成する。
このように製造された光半導体パッケージ1においては、パッケージ基板3に凹部を形成することにより、基板と一体化してリフレクターを製造するため、リフレクターを基板に接着する工程を省いて、簡便に光半導体パッケージを製造工程することができる。
また、パッケージ基板3をスリット4a、4bによって複数の基板要素12a、12b、12cに分割する第1工程を行っても、それぞれの基板要素12a、12b、12cは支持部7を介して枠体2に保持されている。そのため、基板要素12a、12b、12cを互いに絶縁材5で接続する第3工程の前に、プレス加工を行い凹部8を形成する第2工程を行うことができる。これにより、プレス加工の際に生じるせん断応力等により絶縁材5が剥がれたり、絶縁材5にクラックが生じたりする不具合を防いで、光半導体パッケージ1を歩留まりよく製造することができる。また、本発明において、パッケージ基板3は金属材料から構成されているので、加工を施しやすく、より容易にリフレクターを製造することができる。
なお、本発明は前記第1実施形態及び第2実施形態に限られるものではない。
例えば、スリット4a 、4bは2本形成される必要はなく、1本のみ形成されてパッケージ基板3を2つの基板要素に分割する構成でもかまわない。その他、本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1、21・・・光半導体パッケージ
2、22・・・枠体
3、23・・・パッケージ基板
4(4a、4b)・・・スリット
5・・・絶縁材
6(6a、6b)(6c、6d、6e、6f)・・・境界線
8・・・凹部
8a・・・搭載面
8b・・・反射面
12、26・・・基板要素

Claims (1)

  1. 枠体に連結されたパッケージ基板から光半導体パッケージを製造する方法であって、
    前記枠体と前記パッケージ基板との境界線に交差するスリットを前記パッケージ基板に設けて、前記枠体に保持された状態を保ちながら前記パッケージ基板を複数の基板要素に分割する第1工程と、
    前記パッケージ基板が前記枠体から前記境界線で切断された状態でありながら、該枠体によって保持された状態とし、
    前記パッケージ基板に凹部を設けて、前記凹部の底面に光半導体素子が搭載される搭載面と、前記凹部の内側面に光半導体素子からの光を反射する反射面とを形成する第2工程と、
    前記スリットに絶縁材を注入し、隣り合う前記基板要素を前記絶縁材により接続して光半導体パッケージを製造する第3工程とを有し、
    前記第2工程において、前記パッケージ基板における前記搭載面を押し下げて前記凹部を形成し、その後、前記枠体の裏面と前記搭載面の裏面とが面一となるように前記パッケージ基板全体を押し上げることを特徴とする光半導体パッケージの製造方法。
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