JP5996416B2 - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

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本発明は、建設機械の3回路・3ポンプ方式の油圧回路に関する。
この種の油圧回路に関し、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の油圧回路では、両走行時に他のアクチュエータ操作が行われた場合に、合流弁によって第3ポンプ油を第1及び第2両回路に合流させる回路構成を前提として、ブーム上げ・旋回操作が行われた場合に、合流弁を第3の位置ハに切り換えて、パラレル通路を通じてブームシリンダが属する第1回路に第3ポンプ油を合流させ(ブーム合流)、アームシリンダが属する第2回路に対しては旋回用コントロールバルブによって第3ポンプ油を遮断するように回路構成している。
この構成により、ブーム上げ・旋回時に第3ポンプのポンプ圧を確保し、ブーム上げ、旋回加速の両性能を高めて作業能率を向上させることができる、と特許文献1において称されている(特許文献1の段落0027)。
特開2012−36909号公報
ここで、特許文献1に記載の油圧回路においては、合流弁が中立位置にある時、第2合流ラインおよびアームシリンダ用のコントロールバルブを通じて、第3ポンプ油をタンクに流している。この第2合流ラインは、アームシリンダ用のコントロールバルブの手前で第2ポンプのアンロード通路に接続されている。すなわち、第2ポンプのアンロード通路と第2合流ラインとは合流している。
そのため、左走行モータを除く全てのアクチュエータが非操作のとき、第3ポンプ油は、第2ポンプのアンロード通路と第2合流ラインとの合流位置で第2ポンプ油に合流して流れることになる。これは、第3ポンプの負荷になる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、合流弁が中立位置にある時の第3ポンプにかかる負荷を従来よりも減らし、かつ、ブーム合流、アーム合流もできる建設機械の油圧回路を提供することである。
本発明は、ブーム用方向切換弁が配置され第1ポンプから圧油が供給される第1回路と、アーム用方向切換弁が配置され第2ポンプから圧油が供給される第2回路と、少なくとも1つの方向切換弁が配置され第3ポンプから圧油が供給される第3回路と、前記第3ポンプから吐出される圧油を前記ブーム用方向切換弁に供給する第1合流通路と、前記第3ポンプから吐出される圧油を前記アーム用方向切換弁に供給する第2合流通路と、前記第3ポンプと前記第1合流通路との間および前記第3ポンプと前記第2合流通路との間を連通または遮断する合流弁と、を備える建設機械の油圧回路である。前記合流弁は、前記第3回路に配置された前記方向切換弁の下流側のアンロード通路をタンク通路に直接接続する中立位置と、前記第3ポンプを前記第1合流通路に接続するブーム合流位置と、前記第3ポンプを前記第2合流通路に接続するアーム合流位置とを有し、ブーム操作時に前記ブーム合流位置、アーム操作時に前記アーム合流位置、アクチュエータ非操作時に前記中立位置となることを特徴とする。
本発明では、合流弁が中立位置にある時、第3ポンプから圧油が供給される第3回路に配置された方向切換弁の下流側のアンロード通路をタンク通路に直接接続する回路構成としている。これにより、第3ポンプから吐出される圧油(第3ポンプ油)は、第3ポンプ以外のポンプから吐出される圧油と合流することなく、タンク通路へと流れる。また、合流弁は、第3ポンプを第1合流通路に接続するブーム合流位置、および第3ポンプを第2合流通路に接続するアーム合流位置をさらに有し、ブーム操作時にブーム合流位置、アーム操作時にアーム合流位置に切り換わるので、ブーム合流、アーム合流もできる。
すなわち、本発明によると、合流弁が中立位置にある時の第3ポンプにかかる負荷を従来よりも減らし、かつ、ブーム合流、アーム合流もできる。
本発明の第1実施形態に係る油圧回路を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係る油圧回路を示す回路図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、油圧ショベルの油圧回路としての実施形態を以下に示している。本実施形態に係る油圧回路は、油圧ショベル以外の建設機械にも適用することができる。
(第1実施形態)
<回路構成>
図1の回路図に示したように、この油圧回路が適用される油圧ショベルは、3つのポンプ(油圧ポンプ)51・52・53を備えている。これらの3つのポンプ51・52・53は、例えばエンジン(不図示)により駆動される。また、油圧ショベルには、2つの走行用油圧モータ54・57、ブーム用油圧シリンダ55、バケット用油圧シリンダ56、アーム用油圧シリンダ58、旋回用油圧モータ59などの油圧アクチュエータが必要箇所に取り付けられる。
ここで、左走行用油圧モータ54、ブーム用油圧シリンダ55、およびバケット用油圧シリンダ56は、それぞれ、第1回路Aに配置された左走行用方向切換弁1x、ブーム用方向切換弁1y、およびバケット用方向切換弁1zによりその作動が制御される。これらの各方向切換弁は、油圧パイロット式のスプール弁であり、コントロール弁と呼ばれることもある(後述する他の方向切換弁についても同様)。第1回路Aに配置された各方向切換弁(第1回路A)には、主として第1ポンプ51から圧油が供給される。
右走行用油圧モータ57、およびアーム用油圧シリンダ58は、それぞれ、第2回路Bに配置された右走行用方向切換弁2x、およびアーム用方向切換弁2yによりその作動が制御される。第2回路Bに配置された各方向切換弁(第2回路B)には、主として第2ポンプ52から圧油が供給される。
また、旋回用油圧モータ59は、第3回路Cに配置された旋回用方向切換弁3xによりその作動が制御される。旋回用方向切換弁3x(第3回路C)には第3ポンプ53から圧油が供給される。
なお、実機にはドーザシリンダ(ドーザ)が取り付けられ、第3回路Cにはドーザシリンダ用方向切換弁が配置されるが、ここでは図示を省略している。また、第2回路Bには、予備アクチュエータ用の方向切換弁が配置されるが、これも図示を省略している。
ここで、第1回路Aのブーム用方向切換弁1yおよびバケット用方向切換弁1zには、第3ポンプ53から吐出された圧油が第1合流通路24を経由して供給可能とされている。第1合流通路24の下流側で第1合流通路24は、ブーム用方向切換弁1y側とバケット用方向切換弁1z側とに分岐し、その後、これら各方向切換弁に接続している。ブーム用方向切換弁1y側とバケット用方向切換弁1z側とに分岐する分岐点と、バケット用方向切換弁1zとの間の第1合流通路24部分には絞り12が設けられている。
また、第2回路Bのアーム用方向切換弁2yには、第3ポンプ53から吐出された圧油が第2合流通路25を経由して供給可能とされている。
ここで、第3ポンプ53と第1合流通路24との間、および第3ポンプ53と第2合流通路25との間は、合流弁4により連通または遮断される。
合流弁4の構成について説明する。合流弁4は、4位置の油圧パイロット式スプール弁とされ、中立位置4aと、ブーム合流位置4bと、アーム合流位置4cと、走独位置4d(走行独立位置)とを有する。合流弁4の一方には、第1〜第3の3つの油圧パイロットポート8a・8b・8cが配置され、他方にはばね8dが配置されている。
なお、ブーム合流位置4bは、中立位置4aとアーム合流位置4cとの間に配置されている。そのため、中立位置4aからアーム合流位置4cへはブーム合流位置4bを経て切り換わる。
第1〜第3の各油圧パイロットポート8a・8b・8cのいずれにもパイロット圧が導入されない状態では、ばね8dの弾性力により合流弁4は中立位置4aになる。第1パイロットポート8aにパイロット圧が導入されるとブーム合流位置4bに、第2パイロットポート8bにパイロット圧が導入されるとアーム合流位置4cに、第3パイロットポート8cにパイロット圧が導入されると走独位置4dに、合流弁4はそれぞれ切り換わる。
この合流弁4は、2つの入力ポートと3つの出力ポートとを備えている。2つの入力ポートのうちの一方のポートには、第3回路Cに配置された旋回用方向切換弁3xの下流側のアンロード通路22が接続されている。他方のポートには、第3ポンプ53に接続されたポンプライン21から分岐するパラレル通路23が接続されている。
また、上記した3つの出力ポートのうちの一つには第1合流通路24が、他の一つには第2合流通路25が、さらに他の一つにはタンク通路26が接続されている。タンク通路26は、タンクTに連通するタンクライン27に接続している。
なお、合流弁4の第1パイロットポート8aには、ブームを上げるブーム作動信号(パイロット圧)が導入されるブーム上げパイロットライン28が接続されている。また、合流弁4の第2パイロットポート8bには、パイロット油圧源60に連通するパイロットライン29が、第3パイロットポート8cには、パイロット油圧源60に連通するパイロットライン30が、それぞれ接続されている。
パイロットライン29・30のうちのパイロットライン29には、第1サイドバイパスライン32が接続され、パイロットライン30には、第2サイドバイパスライン33が接続されている。
第1サイドバイパスライン32は、アーム用方向切換弁2yに対して一体的に設けられたサブバルブ6yを通り、その下流側で、タンクTに連通するドレンライン34に接続されている。
第2サイドバイパスライン33は、右走行用・左走行用・ブーム用・バケット用の各方向切換弁2x・1x・1y・1zに対してそれぞれ一体的に設けられた各サブバルブ6x・5x・5y・5zをこの順に通り、その下流側で、タンクTに連通するドレンライン34に接続されている。
右走行用・左走行用の各方向切換弁2x・1xのサブバルブ6x・5xは、各方向切換弁2x・1xの位置に関係なく常に開通状態となり、アーム用・ブーム用・バケット用の各方向切換弁2y・1y・1zのサブバルブ6y・5y・5zは、各方向切換弁2y・1y・1zが中立位置で開通、作動位置で閉状態となるように構成されている。
このように回路構成されて、旋回用方向切換弁3xを除く各方向切換弁1x・1y・1z・2x・2yの位置(操作状況)に応じて、合流弁4のパイロットポート8b・8cに対してパイロット油圧源60からのパイロット圧が導入されたり、作用しないようにされたりとなっている。
<油圧回路の作用・効果>
(1)アクチュエータ非操作時
アクチュエータ操作が一切行われていない状態(アクチュエータ非操作時)では、合流弁4は中立位置4aにある。
この中立位置4aでは、第3回路Cに配置された旋回用方向切換弁3xの下流側のアンロード通路22がタンク通路26に直接接続される。これにより、第3ポンプ53から吐出される圧油(第3ポンプ油)は、第3ポンプ53以外のポンプから吐出される圧油と合流することなく、タンク通路26へと流れ、タンクライン27を経てタンクTに戻る。すなわち、中立位置4aがこのような構成とされていることで、合流弁4が中立位置4aにある時の第3ポンプ53にかかる負荷を従来よりも減らすことができる。
(2)ブーム操作時
図1の状態から、ブーム上げ操作が行われると、ブームを上げるブーム作動信号(パイロット圧)が合流弁4の第1パイロットポート8aに入力される(導入される)ため、合流弁4はブーム合流位置4bに切り換わる。
このブーム合流位置4bでは、アンロード通路22およびパラレル通路23を介して第3ポンプ53が第1合流通路24に接続される。これにより、第3ポンプ油が第1合流通路24を流れ、第1ポンプ油(第1ポンプ51から吐出される圧油)と合流してブーム用油圧シリンダ55に供給される(ブーム合流)。
このように、合流弁4によってブーム合流を行うことができる。
なお、合流弁4の第1パイロットポート8aに、ブームを下げるブーム作動信号(パイロット圧)が入力される回路構成であってもよい。
(3)アーム操作時
アーム操作が行われると、アーム用方向切換弁2yのサブバルブ6yによって第1サイドバイパスライン32がドレンライン34から遮断されるため、アーム作動信号(パイロット圧)が合流弁4の第2パイロットポート8bに入力される(導入される)。これにより、合流弁4はアーム合流位置4cに切り換わる。
このアーム合流位置4cでは、アンロード通路22を介して第3ポンプ53が第2合流通路25に接続される。これにより、第3ポンプ油が第2合流通路25を流れ、第2ポンプ油(第2ポンプ52から吐出される圧油)と合流してアーム用油圧シリンダ58に供給される(アーム合流)。
このように、合流弁4によってアーム合流も行うことができる。
ここで、バケットによる掘削後の、ブームを上げ、土砂をトラックに積み込むショベル動作では、ブーム単独、アーム・ブーム・旋回同時、という順で各アクチュエータが操作される。本実施形態では、中立位置4aとアーム合流位置4cとの間にブーム合流位置4bが配置されているので、中立位置4aからブーム合流位置4bを経てアーム合流位置4cへと合流弁4は順次切り換わる。そのため、合流弁4を構成するスプール(弁本体)の動きに無駄がなく、各アクチュエータをスムーズに動作させることができる。換言すれば各アクチュエータ動作のタイムラグを最小限に抑えることができる。
なお、ブーム作動信号が入力される第1パイロットポート8a、およびアーム作動信号が入力される第2パイロットポート8bが、合流弁4の一方にまとめて配置されているので、中立位置4aからブーム合流位置4bを経てアーム合流位置4cへと切り換えるための構成を簡単に形成することができる。
(4)両走行操作と他のアクチュエータ操作が行われたとき
左走行用油圧モータ54および右走行用油圧モータ57が操作され、他のアクチュエータが非操作であれば、サイドバイパスライン32・33がいずれもドレンライン34を介してタンクTに連通するため、パイロットポート8a・8b・8cにはパイロット圧が導入されない。そのため、合流弁4は中立位置4aにある。
この状態から、他のアクチュエータ操作が行われると、サイドバイパスライン32・33が、操作されたアクチュエータに対応する方向切換弁のサイドバルブによって、ドレンライン34から遮断されるため、合流弁4の第3パイロットポート8cにパイロット圧が導入される。これにより、合流弁4は走独位置4dに切り換わる。
この走独位置4dでは、アンロード通路22を介して第3ポンプ53が第1合流通路24および第2合流通路25に接続される。これにより、第3ポンプ油が第1合流通路24および第2合流通路25を流れるようになる。
これにより、第1ポンプ油および第2ポンプ油を、それぞれ、左走行用油圧モータ54および右走行用油圧モータ57に全量供給する操作が行われた場合でも、走行以外のアクチュエータ動作を確保することができる。
なお、他のアクチュエータ操作として例えばブーム上げ操作が行われると、ブーム用方向切換弁1yのサブバルブ5yが閉状態に切り換わる前に、ブームを上げるブーム作動信号(パイロット圧)が第1パイロットポート8aに入力される(導入される)ため、合流弁4は、中立位置4aからブーム合流位置4bを経て走独位置4dに切り換わる。
また、他のアクチュエータ操作として例えばアーム操作が行われると、パイロットライン29に設けられた絞り29aにより、合流弁4は、中立位置4aからアーム合流位置4cに切り換わった後に(アーム合流位置4cを経て)走独位置4dに切り換わる。
このように、本実施形態では合流弁4が走独位置4dを有するため、ブーム操作時(アーム操作時)に、合流弁4がブーム合流位置4b(アーム合流位置4c)で停止するということはない。すなわち、本発明において、ブーム操作時にブーム合流位置(アーム操作時にアーム合流位置)となる、というのは、合流弁がブーム合流位置(アーム合流位置)で停止することに限定されるものではなく、一旦、ブーム合流位置(アーム合流位置)になった後に、他の位置に切り換わる形態も含んでいる。
(第2実施形態)
図2を参照しつつ第2実施形態を説明する。図1に示した第1実施形態と図2に示した第2実施形態との相違点は、合流弁4の構成である。第1実施形態の合流弁4の中立位置4a、ブーム合流位置4b、およびアーム合流位置4cと、これらの位置に対応する第2実施形態の中立位置4a、ブーム合流位置4b、およびアーム合流位置4cと、が異なる。
まず、本実施形態の合流弁4の中立位置4aでは、第3ポンプ53のパラレル通路23が、合流弁4内の絞り9a付きの通路9により第1合流通路24に接続される。この回路構成によると、旋回操作が行われていれば(旋回用油圧モータ59が動作していれば)、中立位置4aにおいても、第1合流通路24に第3ポンプ油を流すことができる。
また、本実施形態の合流弁4のブーム合流位置4bでは、第3ポンプ53のアンロード通路22およびパラレル通路23が、合流弁4内の絞り10a付きの通路10により第2合流通路25にも接続される。この回路構成によると、合流弁4がブーム合流位置4bにあるとき、第3ポンプ53の余剰油をブリードオフさせてタンクTに戻すことができ、第3ポンプ53にかかる負荷を減らすことができる。なお、第2合流通路25は、第2ポンプ52のアンロード通路31に接続し、アンロード通路31は、タンクTに連通するタンクライン27に接続している。
なお、本実施形態の合流弁4のブーム合流位置4bの変形例として、第3ポンプ53のアンロード通路22およびパラレル通路23を、第2ポンプ52のアンロード通路31を経由することなく、タンクTに連通するタンクライン27に絞り10aを介して接続してもよい。
また、本実施形態の合流弁4のアーム合流位置4cでは、第3ポンプ53のアンロード通路22およびパラレル通路23が、合流弁4内の絞り11a付きの通路11により第1合流通路24に接続される。この回路構成によると、合流弁4がアーム合流位置4cにあるとき、アームの作動速度が十分に確保できるときには、第3ポンプ油の一部をブーム用油圧シリンダ55に供給することができる。
(変形例)
第1実施形態の合流弁4の中立位置4a、ブーム合流位置4b、およびアーム合流位置4cと、これらの位置に対応する第2実施形態の中立位置4a、ブーム合流位置4b、およびアーム合流位置4cと、を適宜組み合わせた合流弁としてもよい。すなわち、例えば、第2実施形態の合流弁4のブーム合流位置4bを、第1実施形態の合流弁4のブーム合流位置4bで置き換えるなどしてもよい。
前記したように、実機にはドーザシリンダ(ドーザ)が取り付けられ、第3回路Cにはドーザシリンダ用方向切換弁が配置される。このように複数の方向切換弁が第3回路Cに直列で配置される場合、合流弁の中立位置では、第3回路Cに配置された複数の方向切換弁のアンロード通路のうち、最下流側に配置された方向切換弁の下流側のアンロード通路部分をタンク通路26に直接接続する回路構成とする。
1x:左走行用方向切換弁
1y:ブーム用方向切換弁
1z:バケット用方向切換弁
2x:右走行用方向切換弁
2y:アーム用方向切換弁
3x:旋回用方向切換弁
4:合流弁
4a:中立位置
4b:ブーム合流位置
4c:アーム合流位置
4d:走独位置
22:アンロード通路
24:第1合流通路
25:第2合流通路
26:タンク通路
51:第1ポンプ
52:第2ポンプ
53:第3ポンプ
A:第1回路
B:第2回路
C:第3回路

Claims (3)

  1. ブーム用方向切換弁が配置され、第1ポンプから圧油が供給される第1回路と、
    アーム用方向切換弁が配置され、第2ポンプから圧油が供給される第2回路と、
    少なくとも1つの方向切換弁が配置され、第3ポンプから圧油が供給される第3回路と、
    前記第3ポンプから吐出される圧油を前記ブーム用方向切換弁に供給する第1合流通路と、
    前記第3ポンプから吐出される圧油を前記アーム用方向切換弁に供給する第2合流通路と、
    前記第3ポンプと前記第1合流通路との間、および前記第3ポンプと前記第2合流通路との間を連通または遮断する合流弁と、
    を備える建設機械の油圧回路において、
    前記合流弁は、
    前記第3回路に配置された前記方向切換弁の下流側のアンロード通路をタンク通路に直接接続する中立位置と、
    前記第3ポンプを前記第1合流通路に接続するブーム合流位置と、
    前記第3ポンプを前記第2合流通路に接続するアーム合流位置と、を有し、
    ブーム操作時に前記ブーム合流位置、アーム操作時に前記アーム合流位置、アクチュエータ非操作時に前記中立位置となることを特徴とする、建設機械の油圧回路。
  2. 請求項1に記載の建設機械の油圧回路において、
    前記合流弁は、
    前記中立位置と前記アーム合流位置との間に前記ブーム合流位置が配置されており、
    前記中立位置から前記アーム合流位置へ前記ブーム合流位置を経て切り換わることを特徴とする、建設機械の油圧回路。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械の油圧回路において、
    ブーム作動信号が入力される第1パイロットポート、およびアーム作動信号が入力される第2パイロットポートが、前記合流弁の一方に配置されていることを特徴とする、建設機械の油圧回路。
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