JP5994153B2 - ブレーキ付きスケータ - Google Patents

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Description

本発明はブレーキ付きスケータに関し、特に操作者が走行面を蹴ることにより走行推進力を発生可能なキック式のスケータであって、例えば、車輪の泥除けがブレーキシューを兼ねている構造のブレーキ付きスケータに関する。
従来のブレーキ付きスケータとしては、操作者がブレーキ板を、ボード本体の後部に設けられた車輪の外周面に押圧することにより減速するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載のブレーキ付きスケータは、ブレーキ板の内周面を押圧部とし、当該押圧部が車輪の外周表面に押圧されると車輪が制動される。
特開2010−273904号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のブレーキ付きスケータには、警告音等の顕示信号を発生させる手段が設けられておらず、走行時又は減速時に顕示信号を発することができなかった。
そこで、本発明は、警告音等の顕示信号を発生させる手段を備えた新規なブレーキ付きスケータを提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、第1の発明に係るブレーキ付きスケータは、上下方向に揺動可能に支持されて車輪の上方に伸び、上方から押圧することにより前記車輪の外周面に摺接させて前記車輪を制動するブレーキ板を備えるブレーキ付きスケータであって、前記ブレーキ板に揺動自在に支持される揺動アームと、前記揺動アームに回転自在に支持され且つ前記揺動アームの揺動により前記車輪に当接されて回転する受動ローラと、前記受動ローラの回転により顕示信号を発する信号発生器と、を具備し、前記ブレーキ板の揺動により、前記受動ローラが前記車輪に当接することによる前記信号発生器からの顕示信号の発生が可能であるとともに、前記ブレーキ板が前記車輪の外周面に摺接することによる前記車輪の制動が可能であるものである。
また、第2の発明に係るブレーキ付きスケータは、第1の発明に係るブレーキ付きスケータにおいて、前記ブレーキ板が、ボード本体に設けられる車輪に対応して設けられているものである。
さらに、第3の発明に係るブレーキ付きスケータは、第1の発明に係るブレーキ付きスケータにおいて、前記ブレーキ板が、ハンドルによって操舵される車輪に対応して設けられているものである。
さらにまた、第4の発明に係るブレーキ付きスケータは、第1の発明に係るブレーキ付きスケータにおいて、前記揺動アームが、前記車輪と前記受動ローラとの間に隙間を形成する位置で前記揺動アームを規制する位置規制部材を有するものである。
さらまたに、第5の発明に係るブレーキ付きスケータは、第1の発明に係るブレーキ付きスケータにおいて、前記揺動アームが、前記ブレーキ板に対する前記揺動アームの相対位置を変更することにより、前記車輪に対する前記受動ローラの相対位置が変更可能な位置変更部材を有するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、上記ブレーキ付きスケータによると、警告音等の顕示信号を発した状態で、スケータの走行又は減速を行うことができる。
本発明の実施形態に係るブレーキ付きスケータの前方斜視図である。 (a)は、ブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面図、(b)は、ブレーキ付きスケータの車輪近傍の平面図である。 (a)は、ブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(b)は、ブレーキ板を軽く踏んだ場合におけるブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(c)は、ブレーキ板を強く踏んだ場合におけるブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図である。 (a)は、位置規制部材を有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面図、(b)は、位置規制部材を有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の平面図である。 (a)は、位置規制部材を有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(b)は、ブレーキ板を軽く踏んだ場合における位置規制部材を有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(c)は、ブレーキ板を強く踏んだ場合における位置規制部材を有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図である。 (a)は、位置規制部材を有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(b)は、ブレーキ板を強く踏んだ場合における位置規制部材を有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図である。 (a)は、調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面図、(b)は、調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の平面図である。 (a)は、調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(b)は、ブレーキ板を強く踏んだ場合における調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図である。 (a)は、調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(b)は、ブレーキ板を軽く踏んだ場合における調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(c)は、ブレーキ板を強く踏んだ場合における調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図である。 (a)は、調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図、(b)は、ブレーキ板を強く踏んだ場合における調整ネジを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面断面図である。 揺動アームを跳ね上げ可能なブレーキ付きスケータの車輪近傍の側面図である。 カバーを有するブレーキ付きスケータの車輪近傍の後方斜視図である。 (a)は、ハンドル及びブレーキレバーの斜視図、(b)は、ハンドルによって操舵される車輪(スケータの前輪)近傍の側面図である。 (a)は、ブレーキレバー操作前におけるハンドルによって操舵される車輪(スケータの前輪)近傍の側面断面図、(b)は、ブレーキレバー操作時におけるハンドルによって操舵される車輪(スケータの前輪)近傍の側面断面図である。
まず、本発明の実施形態に係るブレーキ付きスケータ1の構成について図面に基づき説明する。
図1に示すように、スケータ1のボード本体2後部には、車輪3(スケータ1の後輪)にブレーキを掛けるための制動手段であるブレーキ板4が備えられている。
図2に示すように、ブレーキ板4は、ボード本体2に設けられる支点4aを中心として上下方向に揺動自在であり、その一端部が車輪3の前方で弾性的にボード本体2に支持され、バネにより車輪3から離れた位置に押し出されている。操作者が上記バネの力に抗してブレーキ板4を上方から踏み込むことによって、このブレーキ板4が車輪3の外周面3aを押圧することで、ブレーキが掛けられる(車輪3を制動する)。また、図3(a)に示すように、ブレーキ板4は、上記バネの付勢により、操作者がブレーキ板4を踏み込まない状態においては、車輪3の外周面3aとブレーキ板4の内周面4bとが一定の隙間を持った状態で設置される。
図1及び図2に示すように、ブレーキ板4の固定端部(前端部)には揺動アーム10が揺動自在に取り付けられている。図3(a)に示すように、揺動アーム10は、自重によってこの揺動アーム10の一部分(後述する踏部10aの一部分)がブレーキ板4に接することで、上記バネの力に基づきブレーキ板4に支持される。揺動アーム10は、操作者により踏み込まれる部分である踏部10aと、踏部10aを支持するアーム部10b・10bとを有する。
図2に示すように、踏部10aは揺動アーム10の遊端部側(後側)に設けられ、その左右方向(図示上下方向)一端部に切欠き部分10cが形成される。そして、この切欠き部分10cにより、踏部10aの上面から下方に向けて空間部Rが形成される。空間部Rには、後述する位置規制部材20の操作レバー22を備えることができる。
アーム部10b・10bは、ブレーキ板4の側面に沿うように設けられ、その一端部(固定端部)が揺動アーム10の取り付け部分である揺動支点10dに回動可能に支持され、その他端部(遊端部)において踏部10aを支持する。揺動支点10dは、ブレーキ板4の側面に挿通され、ブレーキ板4の揺動の支点4aよりも後側(斜め後方)に設けられる。
図2に示すように、揺動アーム10の遊端部側(ボード本体2の後方)には、揺動アーム10の踏部10aに回動自在に支持される受動ローラ12と、受動ローラ12が回転するときにその回転力を受けることで警告音(顕示信号)を発生可能なベル13(信号発生器)とが設けられている。ベル13は、受動ローラ12から受けた回転力によって錘が遠心力を受け、その錘が碗形状の金属体に当たったり、跳ねたりすることによって音を発生することが可能な周知のものを用いることができる。
図3(a)に示すように、操作者がブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を踏み込むと、ブレーキ板4とともに揺動アーム10及び受動ローラ12がこれに連動して揺動する。そして、図3(b)に示すように、ブレーキ板4が車輪3の外周面3aに接する前に、受動ローラ12が先に車輪3の外周面3aに接することで、ブレーキを掛けない状態でベル13が作動して警告音が発せられる。その後、さらにブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を踏み込むと、図3(c)に示すように、最終的にはブレーキ板4が車輪3の外周面3aに接してブレーキが掛けられる。このとき、ブレーキ板4を踏み込むことによって、受動ローラ12と車輪3とは、受動ローラ12が回転中の車輪3に接した状態のまま、車輪3の回転中心に対して受動ローラ12が後側に変位することになる。
このように、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を踏み込むことにより、車輪3に対する受動ローラ12の相対位置が変化し、車輪3と受動ローラ12との間隔が狭くなる。そして、最終的には受動ローラ12が車輪3に当接することで受動ローラ12が回転し、ベル13から警告音が発せられる。
また一方で、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を踏み込むことにより、車輪3に対するブレーキ板4の相対位置が変化し、車輪3とブレーキ板4との間隔が狭くなる。そして、最終的にはブレーキ板4が車輪3に当接することで車輪3が制動される。
さらに、揺動アーム10は、以下のような様々な構成をとることができる。
図4に示すように、揺動アーム10に位置規制部材20を設け、位置規制部材20をブレーキ板4に当てることによって、ブレーキ板4に対する揺動アーム10の相対位置を一定に規制することができる。この場合、ブレーキ板4の踏み込み量とベル13の鳴り始めのタイミングとが一義的に決定される簡易構造となる。
図4に示すように、位置規制部材20は、可動式であり、ブレーキ板4に当接する当接部材21と、当接部材21を回動自在に操作する操作レバー22とを備える。当接部材21は、揺動アーム10の踏部10aと、ブレーキ板4との間に設けられ、踏部10aに回動自在に支持される。操作レバー22は、揺動アーム10により形成される空間部R内に設けられる。操作レバー22が空間部Rに設けられることにより、操作レバー22の操作が空間部R内で行え、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10の踏み込み時に操作レバー22が接触して踏み込みの障害となることはない。
図5に示すように、位置規制部材20は、操作レバー22を所定方向(例えば、反時計回りの方向)に回動させて、当接部材21の先端部を揺動アーム10側(上方)に跳ね上げることにより、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10の踏み込み時に受動ローラ12が車輪3に接することが可能なセットアップ位置に揺動アーム10を保持することができる。揺動アーム10を上記セットアップ位置に保持することで、図5(b)に示すように、操作者がブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を踏み込むと、ブレーキ板4が車輪3の外周面3a(踏面)に接する前に、受動ローラ12が先に車輪3の外周面3a(踏面)に接し(ブレーキを掛けない状態でベル13が作動して警告音が発せられる)、その後、さらにブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を踏み込むと、図5(c)に示すように、ブレーキ板4が車輪3の外周面3aに接してブレーキが掛けられる。
また、図6に示すように、位置規制部材20は、操作レバー22を所定方向(例えば、時計回りの方向)に回動させて、当接部材21の先端部をブレーキ板4の外周面4cに当接させることにより、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を踏み込んでも受動ローラ12が車輪3に接触しない跳ね上げ位置、すなわち、車輪3と受動ローラ12との間に隙間を形成する位置に揺動アーム10を規制することができる。揺動アーム10を上記跳ね上げ位置にすることで、図6(b)に示すように、操作者がブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を強く踏み込んでも、受動ローラ12が車輪3の外周面3aに接することがなく、ブレーキ板4の内周面4bのみが車輪3の外周面3aに接する。すなわち、ブレーキが掛けられた状態であっても、ベル13から警告音は発せられない。
このように、位置規制部材20によって、ブレーキ板4に対する揺動アーム10の相対位置を一定に規制することで、揺動アーム10が常にブレーキ板4に対して上方で保持されるため、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10の踏み込み時においても、揺動アーム10がブレーキ板4より下方へ揺動することがない。このため、車輪3と受動ローラ12との間に隙間が形成されて、受動ローラ12が車輪3に接することがなく、ベル13から警告音は発せられない。
なお、当接部材21を回転自在に操作するための機構は、任意のものを採用することができる。例えば、図示の操作レバー22に代えて、回転つまみ構造を有するダイヤル式の機構を用いることもできる。ダイヤル式の機構を用いると、ダイヤルの外周面を揺動アーム10の踏部10aから露出させておけば、このダイヤルの外周面を擦るように操作するだけで、空間部Rの内部の操作レバー22を操作しなくても、当接部材21の姿勢を変更させることができる。
さらに、揺動アーム10に上述の位置規制部材20を設けることに代えて、図7に示すように、揺動アーム10からねじ出される調節ネジ30(位置変更部材)を揺動アーム10に設け、調整ネジ30をブレーキ板4に当てることによって、ブレーキ板4に対する揺動アーム10の相対位置を変化させる構成とすることもできる。この場合、ブレーキ板4に対する揺動アーム10の相対位置を任意に変更できるため、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10の踏み込み量に対するベル13の鳴り始めのタイミングを調節することができる。
図7に示すように、調整ネジ30は、揺動アーム10の踏部10aに螺合される。そして、図8(a)に示すように、調整ネジ30を揺動アーム10の踏部10aから下向きにねじ出して、その先端をブレーキ板4の外周面4cに当てることで、調整ネジ30によりブレーキ板4に対する揺動アーム10の相対位置が規制され(揺動アーム10の自重による揺動が規制され)、揺動アーム10がブレーキ板4に対して上方で保持される。このため、図8(b)に示すように、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10の踏み込み時においても、揺動アーム10がブレーキ板4より下方へ揺動することがなく、車輪3と受動ローラ12との間に隙間が形成される(ベル13から警告音は発せられない)。
一方、図9(a)に示すように、調整ネジ30を揺動アーム10の踏部10aに対して上向きにねじ出して、その先端がブレーキ板4の外周面4cから上方へ離れるようにすることで、調整ネジ30によりブレーキ板4に対する揺動アーム10の相対位置が規制されないため、揺動アーム10の自重により揺動アーム10の一部分(踏部10aの一部分)がブレーキ板4に接することで、バネの力に基づきブレーキ板4に支持される。このため、図9(b)及び(c)に示すように、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10の踏み込み時には、ブレーキ板4より先に受動ローラ12が車輪3に当接する(車輪3が制動される前に、ベル13から警報音が発せられる)。
このように、調整ネジ30のねじ込み量を調整することで、ブレーキ板4に対する揺動アーム10の相対位置を変更し、それにより、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10の踏み込み時における車輪3に対する受動ローラ12の相対位置が変更される。すなわち、図8に示すように、ブレーキを掛けるためにブレーキ板4を十分に踏みこんだときにも受動ローラ12が車輪3に接しない位置に調整ネジ30を調節すれば、ブレーキ操作の有無にかかわらず一切ベル13を鳴らさないようにすることも可能である。また、調整ネジ30の調整により、図9に示すように、ブレーキ板4及び、又は揺動アーム10を軽く踏み込んだときにベル13が鳴り始めるようにすることが可能であるし、図10に示すように、大きく踏み込んだときに初めてベル13が鳴り始めるようにすることも可能である。つまり、ブレーキが掛かり始めるタイミングとベル13が鳴り始めるタイミングとを対応させることができる。
さらに、図11に示すように、揺動アーム10の揺動支点10dを中心にして揺動アーム10を跳ね上げて揺動支点10dよりも前側に落とすことによっても、受動ローラ12を動作解除位置に退避させて、ブレーキ操作の有無にかかわらず一切ベル13を鳴らさないようにすることも可能である。
さらにまた、図12に示すように、受動ローラ12とベル13とは、安全のためにカバー15にて覆われていることが好ましい。また、カバー15を穴あき構造とすることで、ベル13の音を外部に効率よく伝えることが可能である。
さらにまた、図13及び図14に示すように、ハンドル5によって操舵される車輪6(スケータ1の前輪)にブレーキ板40を設け、このブレーキ板40の揺動と連動して受動ローラ52を車輪6に当接させて回転させることにより、車輪6(スケータ1の前輪)の制動時に、ベル51から警告音を発することが可能な構成とすることもできる。
上記構成においては、図13及び図14に示すように、ブレーキ板40は、車輪6を支持するフロントフォーク7に設けられる支点40aを中心として上下方向に揺動自在であり、その一端部(後端部)が、ハンドル5に設けられるブレーキレバー8(図13(a)参照)から延設されるワイヤ9及びバネ60により弾性的に支持される(図14(a)参照)。操作者がブレーキレバー8を操作することによって、ワイヤ9が上方に引き上げられ、このワイヤ9の引き上げによりブレーキ板40の一端部(後端部)がバネ60の力に抗して支点40aを中心に上方に回動されることで、ブレーキ板40の他端部(前端部)が支点40aを中心に下方に回動し、ブレーキ板40の下面40bが車輪6の外周面6aを押圧してブレーキが掛けられる(車輪6を制動する)。また、操作者がブレーキレバー8の操作を解除することで、バネ60の付勢によりブレーキ板40の一端部(後端部)が支点40aを中心に下方に回動され、車輪6の外周面6aとブレーキ板40の下面40bとが一定の隙間を持った状態で保持される。
図14(a)に示すように、揺動アーム50は、自重によってブレーキ板40の他端部(前端部)に接することで、ブレーキ板40に対して揺動自在に支持される。すなわち、揺動アーム50は、ブレーキ板40の上面に載置された状態でブレーキ板40に支持される。また、揺動アーム50は、ブレーキ板40の上方に沿うように設けられ、その一端部(固定端部)がフロントフォーク7に設けられる揺動支点50bを中心として回動可能に支持される。さらに、揺動アーム50の遊端部側には、回動自在に支持される受動ローラ52と、受動ローラ52が回転するときにその回転力を受けることで警告音(顕示信号)を発生可能なベル51(信号発生器)とが設けられている。なお、ベル51は、車輪3(スケータ1の後輪)に設けられるベル13と同様に、受動ローラ12から受けた回転力によって錘が遠心力を受け、その錘が碗形状の金属体に当たったり、跳ねたりすることによって音を発生することが可能な周知のものを用いることができる。
図14(a)に示すように、操作者がブレーキレバー8(図13(a))を操作すると、ブレーキ板40の揺動に連動して、揺動アーム50が自重により下方に揺動するとともに、受動ローラ52も下方に揺動する。そして、図14(b)に示すように、ブレーキ板40が車輪6の外周面6aに接してブレーキが掛けられるとともに、受動ローラ52が車輪6の外周面6aに接し、ベル13が作動して警告音が発せられる。
このように、ブレーキ板40が揺動することにより、車輪6に対するブレーキ板40の相対位置が変化し、車輪6とブレーキ板40との間隔が狭くなる。そして、最終的にはブレーキ板40が車輪6に当接することで車輪6が制動される。
また一方で、ブレーキ板40が揺動することにより、車輪6に対する受動ローラ52の相対位置が変化し、車輪6と受動ローラ52との間隔が狭くなる。そして、最終的には受動ローラ52が車輪6に当接することで受動ローラ52が回転し、ベル51から警告音が発せられる。
なお、揺動アーム50においても、上記揺動アーム10で設けた位置規制部材20と同様の位置規制部材(図4参照)を設けて、ブレーキ板40に対する揺動アーム50の相対位置を一定に規制する構成とすることができる。
また、図7に示す調節ネジ30(位置変更部材)と同様な揺動アーム50からねじ出される調節ネジ(位置変更部材)を揺動アーム50に設け、この調整ネジをブレーキ板40に当てることによって、ブレーキ板40に対する揺動アーム50の相対位置を変化させる構成とすることもできる。
さらに、スケータ1の後輪である車輪3側に、ブレーキ板4、揺動アーム10、受動ローラ12及びベル13を設けるとともに、スケータ1の前輪である車輪6側にも、ブレーキ板40、揺動アーム50、受動ローラ52及びベル51を設ける構成としても構わない。
なお、顕示信号はベル13及びベル51の音に限られるものではなく、ベル13以外の音、光、その他の信号を用いることも可能である。
1 スケータ
2 ボード本体
3 車輪
4 ブレーキ板
10 揺動アーム
12 受動ローラ
13 ベル(信号発生器)
20 位置規制部材
30 調整ネジ(位置変更部材)

Claims (5)

  1. 上下方向に揺動可能に支持されて車輪の上方に伸び、上方から押圧することにより前記車輪の外周面に摺接させて前記車輪を制動するブレーキ板を備えるブレーキ付きスケータであって、
    前記ブレーキ板に揺動自在に支持される揺動アームと、
    前記揺動アームに回転自在に支持され且つ前記揺動アームの揺動により前記車輪に当接されて回転する受動ローラと、
    前記受動ローラの回転により顕示信号を発する信号発生器と、
    を具備し、
    前記ブレーキ板の揺動により、前記受動ローラが前記車輪に当接することによる前記信号発生器からの顕示信号の発生が可能であるとともに、前記ブレーキ板が前記車輪の外周面に摺接することによる前記車輪の制動が可能である
    ことを特徴とするブレーキ付きスケータ。
  2. 前記ブレーキ板は、ボード本体に設けられる車輪に対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ付きスケータ。
  3. 前記ブレーキ板は、ハンドルによって操舵される車輪に対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ付きスケータ。
  4. 前記揺動アームは、前記車輪と前記受動ローラとの間に隙間を形成する位置で前記揺動アームを規制する位置規制部材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ付きスケータ。
  5. 前記揺動アームは、前記ブレーキ板に対する前記揺動アームの相対位置を変更することにより、前記車輪に対する前記受動ローラの相対位置が変更可能な位置変更部材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ付きスケータ。
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