JP5994052B2 - 自己洗浄乾燥型下半身装身具 - Google Patents
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Description
ところで、前記排泄処理装置付きベッドによれば、吸盤である排泄処理槽を臀部に吸着させるようにしてあるが、人それぞれに臀部の形や大きさなどが異なりしかも臀部には吸着しにくい両足太ももがあることなどにより最適な吸着状態を得にくいものである。その結果、排泄後の槽内洗浄や臀部洗浄が洩れなく確実に行えない欠点がある。また、下半身受部は用を終えたあとは強制的に上半身受部側に戻されるようになっているが、その際、洗浄を受けた人はその間に挟まれたりする危険がある。
これらの図において1は装身具本体で、腰回り部分2と左右の足通し部分3とを非通水生地(ウレタンやシリコン、ゴム質など)として立体的に作製してなるものであり、腰回り部分2の上縁回り1aと足通し部分3の下縁回り1bを弾性伸縮材により形成して対応する腰部4aと太もも部4bとでなる身体部分4に対し一定の作用内圧に抗して密着状態を保持し得るようにされている。
内通路7a〜7eの詳細は、図2のように前面中央から後面中央へと側面視U字状の1つの通路として設けられた幅間中央縦路7aと、腰回り部分2の上縁部に環路状に設けられて幅間中央縦路7aに連通するようにされた上回り路7bと、足通し部分3,3の下縁部に環路状に設けられた下回り路7cと、これら7b、7c間を複数列をなして縦方向に連通させるように配列された縦連通路7dとでなっている。これら内通路7a〜7eの全てには図3の右欄に示す噴射孔c…が開けられている。
尚、図1に示すように、縦連通路7dはそれに交差する横連通路7eで連通状につないでより隅々まで洗浄水などが巡るようにしてもよい。また、図1の右下欄に示すように、斜め交差状をした斜連通路7fを上・下回り路7b、7cに連通するように組み合わせてもよい。
噴射・排除の制御は、一定時間の噴射を終えたあと排除処理をする場合と、噴射しながら同時に排除処理する場合とがある。
また、1回の噴射洗浄を終えたあとに再度噴射洗浄をする場合もあり、噴射洗浄は3回以上連続して行われる場合がある。この噴射洗浄には、微細エアーが混入されることがある。また、洗浄水は脈動波を付加して噴射することもできる。
洗浄水とは、一般水(あるいは温湯)やクラスター水などの他に洗浄機能剤を含む水をも含む。洗浄水としては、溶解性の高い高純度の水を多く含むかそれを全部として含むものが好適である。また、洗浄水としては、微細加圧エアーの飽和水を使用することが排泄物を吸着しやすくする上で好適である。
この場合の装身具は1枚(1層)式になっているが、図1ないし図3に示すような2層式のものに3Dプリントでもって仕上げたものもここに含む。
また、図4および図5に示す実施形態において前記洗浄水・乾燥気・消毒水などの供給手段は共通する単一管系統にまとめて簡素化して制御ユニットによる供給路の切換制御により洗浄水・乾燥気・消毒水などを自在に供給可能にすることがある。
さらに、図1ないし図3に示す実施形態および図4、図5に示す実施形態において、利用者(被介護者・患者など)が排便をしようとする前の段階でリモコンなどの操作により洗浄水(常温あるいは温湯、さらにエアー混じりのもの)の供給制御を開始することにより装身具本体内に洗浄水を噴射させるだけでなく同時にあるいは噴射より少し遅れたタイミングで回収物排除手段を始動させるようにすることにより内部において噴射側を基に排除側へと定常化流れとして流れる強制洗浄水流を発生・継続しておくようにし、そうした状況下で一定時間後に排便である排泄を促すようにして排泄物をその強制流に乗せて即座に強制排除するようにする洗浄処理方法並びに関連制御システムを含む装身具をここに提案する。この場合、供給量よりも排除量の方を多くして負圧吸引状態で強制洗浄水流を流すようにすれば、内部での撹拌作用が少なく抑えられて拡散なく排除させることができる。一定時間後、引く量を少なくして供給量の方を増やして洗浄してのち内部のものを排除するようにすれば内部洗浄が広範囲に確実になされるようになる。
Claims (1)
- 腰回り部分と左右の足通し部分とを備えた装身具本体がベッド上の利用者の下半身を対象に穿き得て腰回り部分の上縁回りと足通し部分の下縁回りとがそれぞれ対応する身体部分との間において一定の作用内圧に抗して密着状態を保持し得るものとして非通水生地をもって立体的に作製され、該装身具本体には、利用者の排便個所を噴射対象として含むように身体表面に向けて洗浄水あるいは乾燥気である供給流体を噴射可能な複数の噴射孔と、前記噴射孔に洗浄水あるいは乾燥気を導く第2の供給手段と、利用者の排便個所下方近くに対応して外向きに突出し内向きには凹状をなし外部の排除チューブが接続される回収凹部とが設けられているとともに、前記装身具本体には、供給制御手段と排除制御手段とが接続されて装備されるようにされ、これら供給制御手段と排除制御手段とは、給排用制御ユニットと、この給排用制御ユニットに洗浄水と乾燥気とを個別的に圧送可能である一方装身具本体内に供給されたものを排泄物とともに吸引排除可能な給排共用路とを有し、給排用制御ユニットは、前記第2の供給手段に接続される第1の供給手段と前記給排共用路との間に接続されるとともに前記排除チューブとも接続されて、利用者が排泄しようとする前の段階で利用者自身が手元操作によって少なくとも排泄個所を通って回収凹部から給排共用路へと吸引排除力が作用するもと定常化流れとなる強制洗浄水流を発生しかつ継続可能なように、前記給排共用路からの洗浄水や乾燥気の第1供給手段への各圧送と排除チューブを通じての回収物の吸引排除駆動の各動作を利用者により個別的に切換制御可能に構成され、前記排除制御手段は、給排用制御ユニットと給排共用路の他、回収凹部と排除チューブとでなる回収物排除手段とを含めて構成されている自己洗浄乾燥型下半身装身具。
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JP2014219681A JP5994052B2 (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | 自己洗浄乾燥型下半身装身具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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